JP2006263404A - 巻き紙の切り端が掴み易い巻き紙ホルダー - Google Patents

Abstract

【課題】巻き紙用ホルダーの巻き紙表層部の端口を、切り取り後に一定の長さを常に剥離して送り出し、紙端口の掴み取りが容易にできる巻紙用ホルダーを提供する。
【解決手段】巻き紙分離板は、本体に設けた巻き紙分離板定位置止めにより、巻き紙受け軸から一定の間隔を保つ位置に、巻き紙分離板取り付け回動軸を支点として可動可能に取り付けられ、本体から引き出された巻き紙の表層部を受けて、常に巻き紙本体から剥離するように構成される。上蓋が押し下げられたとき、巻き紙分離板の掴み代取り込み凹み部分に、上蓋裏の紙押し込み突起部が沿って入り込み、同時に上蓋先端のカット部が、巻き紙分離板を押圧し、上蓋を押し下げた手を離すことにより、これらを設けた上蓋を元の定位置に戻す揚力として、上蓋により圧迫された上蓋ささえ部と紙端掴み代取り込み凹みとを備えた巻き紙分離板を、弾力の付勢部材として形成する。
【選択図】図１

Description

本発明は巻紙用ホルダーから必要長さの紙を切り取った後の、巻紙本体側の切り端を容易に掴むことが出来る巻紙用ホルダーに関するものである。

従来、便所などにある排便後の拭き取り用として、必要な長さの紙を引き出し、蓋を押さえて切り取り使用する巻き紙用ホルダーがある。

巻き紙用ホルダーから必要長さの紙を引き出して上蓋を押さえて切り取り、再び紙を引き出そうとするとき、切り端が巻き本体に押し付けられて切られているため、巻紙の端口を掴み取ることに難しさがあった。
本発明は以上の問題点を解決し、従来と殆ど変わらぬ紙の切り取り操作と、楽に確実な掴み取りが出来るようになされたものである。

本発明は掴み取りの問題点を解決するため、次のような手段をこうじた。
（Ａ）巻き端と巻紙本体との間に分離用の板が入るようにした。
（Ｂ）必要長さの紙を引き出した後、上蓋を押さえて紙を切り取り、上蓋を押さえた手を離すと元の位置に上蓋が上がるようにした。
（Ｃ）分離用の板の途中に凹みを付けて紙を凹みに沿って押し込むような突起部分を上蓋裏につくり、上蓋を押さえて必要長さ分の切り取り後、紙の切り端が押し込まれた長さ分だけ多く取り込まれ、また突起部の手前側に蹴り出し用の当りを付け、押し込んだ紙の凹み部の手前側との隙間を無くすことにより、押さえた手を離すと押し込んだ紙が蹴り出され、切り取り位置より紙端が長く垂れ下がるようにした。
（Ｄ）巻き紙の分離用の板および凹みに押し込むための突起を巻紙の脱着が容易に出来るよう可動式にした。
本発明は以上よりなる巻き紙用ホルダーである。

本発明を使用するときに容易な掴み取りが出来るため、巻紙の切り口の掴み取りに不自由を感じていた人への抵抗感の払拭が出来る。また卓上用、料理用などのロールペーパーホルダーとしての普及拡大ができる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
紙ロール（２）の巻き紙端を引き出して、巻紙分離板（５）の上に掛けるよう本体に装着し、使用時は巻紙端を必要長さに引き出して上蓋（４）を押さえると上蓋裏にある紙押し込み突起部（１０）で紙が巻紙分離板（５）の途中にある凹み部に押し込まれ、その状態で上蓋先端のカット部（１１）と巻紙分離板（５）との間に挟まれて引き出されている紙を切り取る。
その後、上蓋（４）を押さえている手を離すと上蓋上げバネ（８）の力で紙押し込み突起部（１０）が凹みから離れ、同時に押し込まれた長さ分の紙が、突起部の蹴り出し（１２）により送り出され、その長さ分がカット位置から多く垂れ下がる。あるいは紙質などにより垂れ下がりにくい場合においても切り端口が巻紙分離板（５）で剥離されており、凹み部分に押し込まれた長さ分の紙の引き抵抗が軽減されているため、確実に容易な掴み取りの実施が出来る。
本発明は以上の構成よりなる。

本発明の要部の側面断面図 本発明の腰部の切り取り時の拡大の側面断面図

符号の説明

（１）本体、（２）紙ロール、（３）紙ロール受け軸、（４）上蓋、（５）巻き紙分離板、（６）巻紙分離板取り付け軸、（７）巻紙分離板定位置止め、（８）上蓋上げバネ、（９）上蓋取り付け軸、（１０）紙押し込み突起部、（１１）カット部、（１２）蹴り出し

Claims (4)

1. 便所用などの紙ロールの巻き端と巻き本体との間に巻き紙の分離板を入れ、常に巻き端が巻き本体から離されている巻紙ホルダー。
2. 紙ロールの巻き端と巻き本体との間に入れた分離板の途中に凹みを付け、その凹みの上を引き出されている紙を凹み部分に沿ってはまる突起で押し込み、その先にある切り取り位置で必要長さの紙を切り取る請求項１の巻紙ホルダー。
3. 紙ロールの巻き端と巻き本体との間に入れた分離板の途中に凹みを付け、その凹みの上に引き出されている紙を、凹み部分に沿うようにはまる押さえ裏に付く突起で押し込まれ、その先にある切り取り位置で紙が切り取られた後、紙を押し込んだ突起がバネなどを利用した力で凹み部分から外れ、上蓋裏の突起部に付く蹴り出しによって凹みに入り込んだ分量の紙が凹み部分から繰り出て紙の切り取り位置より長く端が出る請求項１の巻紙ホルダー。
4. 巻紙を取り付け、または取り外すときに、巻き端と巻き本体との間に入れる分離板と凹み部分に押し込む突起のある押さえ板が、紙ロールの脱着が容易に出来るような位置に可動出来る請求項１の巻紙ホルダー。

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