JP3002865U - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペーバーの引き出しを容易に行え且つ奇麗に
切り離しができ、一巻のトイレットペーパーを無駄なく
最後まで使用することができる。 【構成】 ペーパーカバー２の先端部にはその略中央に
パイプ状の連結部２ａを設ける。ペーパーカッター３の
後端部の両端にパイプ状の連結部３ａが設ける。連結部
２ａと連結部３ａを嵌合させ、両者を貫通して芯軸６を
挿入させる。ペーパーカッター３の先端の略中央部に円
弧状に突出した凸片３ｂを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、トイレットペーパーを軸棒を介して保持するトイレットペーパーホ ルダー、特にペーパーカバーを装備したものに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のトイレットペーパーホルダーは単に軸棒を介してトイレットペーパーを 保持する単純な構造をしており、特にペーパーカバーはトイレットペーパーホル ダーの上部に支軸を介して設けられ、装填されたトイレットペーパーに覆い被さ るように取付けられペーパーをカットする役割を兼ねたものが多く、その形状は 先端部が湾曲した板状に作られており、この先端部にてトイレットペーパーを押 圧した状態でカットするようにされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、このようなトイレットペーパーホルダーにおいてはトイレットペー パーの巻厚が減ってくるとペーパーカバー先端部との間に隙間が生じてしまい、 押圧することができなくなりカットが困難になるという問題があった。また、、 カット後のペーパーの先端がペーパーカバーの背後に隠れてしまい次に使用する 際に取り出しにくくなってしまうという問題があった。 そこで、上記問題を解決するため、本出願人は先に特願平５−２１７８５８号 を以てこの種のトイレットペーパーホルダーの出願を行った。 このトイレットペーパーホルダーは、トイレットペーパーを軸棒を介して保持 し、その上部に設けられたペーパーカバーとから成るトイレットペーパーホルダ ーにおいて、ペーパーカバーの先端部に上下動可能なペーパーカッターを設けた ことより構成したものである。 そして、このように構成することにより、以下のような効果をもたらし、一巻 のトイレットペーパーを無駄なく最後まで使用することができる。 すなわち、 （ａ）ペーパーを引き出しカットする際に、ペーパーカッターの押圧角度が鋭角 となりペーパーをしっかり固定することができ、ペーパーカッターとペーパーと の間に隙間が生じることはなく密着できるので、ペーパーはずれることなくしっ かり固定され奇麗かつ容易にカットすることができる。 （ｂ）ペーパーカッターとペーパーカバーの連結部によりペーパーの切断部より 若干上方の表面が押圧され、次に使用する際にペーパーの端部が捲れ上がり容易 に掴める状態になっているためペーパーのスムーズな引き出しが可能になる。 そして、本考案では、先の出願に更なる改良を加え、上記（ｂ）の効果にみら れるペーパーの引き出しをより容易に行うことができるトイレットペーパーホル ダーを提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため本考案では、トイレットペーパーを軸棒を介して保持し、その上部に 設けられたペーパーカバーとから成るトイレットペーパーホルダーにおいて、ペ ーパーカバーの先端部に上下動可能なペーパーカッターを設けると共に、該ペー パーカッターの先端に凸片を設けたものである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は本考案に係るトイレットペーパーホルダーの斜視図、図２はペーパーカ ッターの使用状態を示す側面図、図３は本考案に係るトイレットペーパーホルダ ーの使用状態を示す斜視図である。

【０００６】 図１に示すように、樹脂または金属でつくられたペーパーカバー２は、ペーパ ーホルダー本体１の左右の側板４の上部に支軸５を介して取り付けられている。 ペーパーカバー２は、全体が湾曲した板状をしており、その先端部にはペーパー カッター３が上下可動に連結されている。ここでその連結構造について述べると 、ペーパーカバー２の先端部にはその略中央にパイプ状の連結部２ａが設けられ 、ペーパーカッター３の後端部にはその両端にバイプ状の連結部３ａが設けられ ており、連結部２ａと連結部３ａを嵌合させ、両者を貫通して芯軸６を挿入させ ることにより連結されている。

【０００７】 ペーパーカッター３は円弧状に湾曲した板状をしており、その先端の略中央部 には略円弧状に突出した凸片３ｂが設けられている。また、ペーパーカッター３ の上動角度はペーパーカバー２に対して略４５度まで動くようにされている。

【０００８】 次に本実施例の使用方法と作用について説明する。 図１及び図２に示すように、トイレットペーパーの芯筒に軸棒を貫通させてホ ルダー内に装填する。そして通常の（トイレットペーパーの巻が大きい）状態で ペーパーを引き出しカットする際には、従来の如くペーパーカッター３を指で押 圧しペーパーを固定して行う。このときペーパーカッター３にかかる押圧力が直 接伝えられるためペーパーをしっかり固定でき奇麗にカットすることができる。 それと同時にペーパーカッター３の凸片３ｂ部分に倣ってカットされるため、 カットされたペーパーの切り口端部は略凸状となる。これにより次にペーパーを 使用する際には、図３に示すように、この凸状部分を掴むことができるためペー パーを容易に引き出すことができる。 トイレットペーパーの巻が小さくなってしまった状態においては、ペーパーカ ッター３を内側に動かし、その先端にて押圧した状態でカットする、これにより ペーパーカッター３とペーパーとの間に隙間が生じることはなく密着させること ができるので、ペーパーはずれることなくしっかり固定され容易にカットするこ とができる。その際のペーパーカッター３の凸片３ｂの作用については上述した とおりである。

【０００９】

【考案の効果】

以上のように、本考案では、トイレットペーパーを軸棒を介して保持し、その 上部に設けられたペーパーカバーとから成るトイレットペーパーホルダーにおい て、ペーパーカバーの先端部に上下動可能なペーパーカッターを設けると共に、 該ペーパーカッターの先端に凸片を設けたので、上記（ａ）及び（ｂ）の効果に 加えペーパーの引き出しをより容易に行えるという優れた効果を有する。

【００１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るトイレットペーパーホルダーの斜
視図である。

【図２】ペーパーカッターの使用状態を示す側面図であ
る。

【図３】本考案に係るトイレットペーパーホルダーの使
用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ホルダー本体 ２ ペーパーカバー ２ａ 連結部 ３ ペーパーカッター ３ａ 連結部 ３ｂ 凸片 ４ 側板 ５ 支軸 ６ 芯軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】トイレットペーパーを軸棒を介して保持
   し、その上部に設けられたペーパーカバーとから成るト
   イレットペーパーホルダーにおいて、ペーパーカバーの
   先端部に上下動可能なペーパーカッターを設けると共
   に、該ペーパーカッターの先端に凸片を設けたことを特
   徴とするトイレットペーパーホルダー。