JPH0684994U

JPH0684994U - ロールペーパーホルダーのカツター

Info

Publication number: JPH0684994U
Application number: JP3417893U
Authority: JP
Inventors: 平八三ッ元
Original assignee: 三ツ元平八
Priority date: 1993-05-19
Filing date: 1993-05-19
Publication date: 1994-12-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】片手でロールペーパーが容易に切断出来るの
で、隻手の人でも使用出来るロールペーパーホルダーの
カッターを提供する。【構成】ロールペーパー１を回動自在に保持するホルダ
ー２に、ロールペーパー１を覆い、後部を支軸として開
閉自在に設けた押え板３の前端（カツター部）で、引出
したペーパーを切断するロールペーパーホルダーに於い
て、押え板３の前端に少なくとも２個以上数個の山形の
舌片４を設けてなるロールペーパーホルダーのカツタ
ー。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００Ｉ】

【産業上の利用分野】

この考案はロールペーパーホルダーのカツターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のロールペーパーホルダーのカツターには次の様なものがある。イ、押え板の前端が図３の様に真直ぐなものである。ロ、公開実用新案公報平３−１２７５９４や、昭６１−１４８７４、また実用新案公報平２−１１９１４等、押え板の前端が鋸の刃の様なものである。ハ、公開特許公報平４−２１００２２の様に押え板の前端が図４の様に１個の山形の舌片に形成され、その先端に突起部を設けたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次の様な欠点がある。イ、図３の様に押え板の真直ぐな前端でペーパーを切断するものは、ロールペーパーの使い始めはロールが太いので、押え板３の前端でロールを押えるのでペーパーを切り易いが、切断するのに引張る力が大きいので、ペーパーに切断用のミシン目が付いているものでは、ミシン目はよく見えないし、日常ミシン目を気にしながら切断することは殆どないので、途中にミシン目があると所要のところで切れなくてミシン目のところで切れてしまう。ロールペーパー１を２分の１位使用すると、ロールの太さが小さくなり、押え板の前端がロールより出張つてくると、ペーパーの切れが悪くなり、切口が真直ぐに切れず種々な形に切れて不経済で不都合である。切口が真直ぐだと切口がロールにまつわり着くことがあり、切口を探すのにひと苦労することがある。ロ、押え板の前端を鋸の刃の様にしたものは、前記例イのものより切れ味はよいが狭いトイレの中では、衣類に引掛かり易く、衣類を損傷したり、人体に傷を付ける恐れが多分にある。ハ、押え板の前端が図４の様に１個の山形の舌片４になつていて、その山形の先端に突起を設けたものは切れ具合はよいが、図５の様にペーパー５の切口６が大きなＶ形の凸部と凹部になり、無駄な部分が多く出来る。そして突起が衣類に引掛かり易い。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

ロールペーパー１を回動自在に支持するホルダー２に、ロールペーパー１の上部を覆い、後部を支軸として開閉自在に設けた押え板３の前端で、引出したペーパーを切断するロールペーパーホルダーに於いて、押え板３の前端に少なくとも２個以上数個の山形の舌片４を設けたロールペーパーホルダーである。図２の様に本案で切断されたペーパー５の切口６は真直ぐではないが、図４の様な押え板３の前端が１個の山形の舌片４になつているもので切断した図５の様なペーパー５の切口６よりは、無駄な部分が半分以下になる。実際、図２のペーパー５を使用するのには、切口６まで使用することはないので、切口６が多少の凹凸になつていても、使用に不都合はない。

【０００５】

【作用】

従来の押え板の前端が真直ぐなものでは、ペーパーを切るのにホルダーから引出したペーパーをねじる様に引張つて、押え板の前端で切断していたが、ダブルのペーパーでは真直ぐ後方（壁側）に引張ると切れ具合が悪かつた。本案では、ダブルのペーパーを真直ぐ後方に引張つても切れるし、又上方に引張つても、従来の様にねじる様に引張つても容易に切断することが出来し、ロールペーパー１の使い始めから後りまで切れ具合が変わらずよく切れる。ペーパーの切断部分の近くを片手で持ち、その手で押え板３の上側を押えながら後方（壁方向）に手を滑らして引張れば、片手で楽に切断出来る。ミシン目のあるロールペーパー１で、引出したペーパーのミシン目がカツターの近くにあつても、ミシン目から切れずカツターの刃のところから切れるので、ミシン目を気にすることなく所要のところを切ることが出来る。ペーパーの切口がロールペーパー１にまつわり付くことがないので、引出し口を探すのに苦労しない。図２の様に本案で切断したペーパー５の切口６が小さな凹凸になつているが、ペーパー５の末端まで使うわけではないので使用には差支えない。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例を図１、図２に基づいて説明する。ロールペーパー１を回動自在に支持するホルダー２に、ロールペーパー１の上部を覆い、後部を支軸として開閉自在に設けた押え板３の前端で、引出したペーパーを切断するロールペーパーホルダーに於いて、押え板３の前端に少なくと２個以上数個の山形の舌片４を設けたロールペーパーホルダーである。山形の舌片４の頂角は鈍角がよく、頂点に少し丸みをもたせれば衣類が引掛かることなく、人体を傷付けることながない。舌片４の大きさや形は皆同じでなくともよく、位置は等分でなくてもよい。ロールペーパー１の使い始めと、終わり近くとの切れ味は変わらない。前記の如く片手で切断することが出来るので、隻手の人でも使用出来る。ミシン目を気にすることなく所要のところで切断出来る。切れ味がよいので、上方、後方、ねじる様に引張つても同様によく切れる。図２の様に切断されたペーパー５の切口６に小さい凹凸が出来るが、末端まで使うわけではないので、ペーパー５の使用に支障はない。

【０００７】

【効果】

切れ具合がよく、引張る力が少なくてすむので、途中のミシン目で切れずにカツターのところで切断出来る。片手で容易に切断出来るので、隻手の人でも使用出来る。ペーパーの切断は、従来の様にねじる様に引張つても切れるのは勿論、真直ぐ後方（壁方向）に引張つても、真直ぐ上方に引張つても同じ様によく切れる。図２の様に切断したペーパー５の切口６に小さい凹凸が出来るが、末端まで使うわけではないので使用には差支えない。押え板３に舌片４があつても、衣類や人体を損傷することはない。ロールペーパー１にペーパーの切口がまつわり付くことがない。種々なロールペーパーホルダーのカツターに応用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の実施例で切断したペーパー５の切口６を
示す平面図である。

【図３】従来のロールペーパーホルダーの押え板３の真
直ぐな前端（カツター）を示す斜視図である。

【図４】従来のロールペーパーホルダーの前端（カツタ
ー）が１個の山形の舌片になつているものを示す正面図
である。

【図５】図４のカツターで切断したペーパー５の切口６
を示す平面図である。

【符号の説明】

１…ロールペーパー２…ホルダー３…押え
板４…舌片５…ペーパー６…切口

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ロールペーパー１を回動自在に保持する
ホルダー２に、ロールペーパー１を覆い、後部を支軸と
して開閉自在に設けた押え板３の前端で、引出したペー
パーを切断するロールペーパーホルダーに於いて、押え
板３の前端に少なくとも２個以上数個の山形の舌片４を
設けてなるロールペーパーホルダーのカツター。