JP3000826U - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペーパーの引き出し口にペーパーの端部が常
に表示され、なおかつ、芯なしトイレットペーパーの使
用に適した便利なトイレットペーパーホールダーを提供
する。 【構成】 従来のロールペーパー支持用心棒及び心棒受
部を有しないため、構造が簡単になりペーパー取り替
え、切断が容易になった。蓋（２）の裏面先端より若干
上の位置に止め面部（３）を有し該蓋（２）の上部裏面
と本体（１）の内部との間には適宜なバネ（４）を位置
せしめ且つペーパー引き出し口（７）近くには押さえ軸
（５）を有せしめ常にペーパーの端部を表示せしめるこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、常にペーパーの一部を表示できるように、止め面部を有した、ト イレットペーパーホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ロールペーパーを支持軸で保持して、押さえ板を上げてロールを回転せ しめ、ペーパーの端部を探し出して切断するトイレットペーパーホルダーがあっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）ロールペーパーが小さくなるに従って押さえ板を上げてロールを何回も回 転せしめペーパーの端部を探し出すのに手間を要し大変不便であった。 （ロ）ロールペーパーの取り替えは、紙芯筒に支持用軸を挿入して、ホルダー両 側面に設けた軸受け部に取着する操作に面倒な手間を要し不便であるとともに高 齢者には難しかった。 本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

蓋２の裏面先端より若干上の位置に止め面部３を有し、蓋２の上部裏面と本体 １の内部との間には適宜なバネ４を位置せしめ且つペーパー引き出し口７の近く には押え軸５を設ける。 本考案は、以上のような構成よりなるトイレットペーパーホルダーである。

【０００５】

【作用】

ペーパー引き出し口７より、ペーパーを引き出し片方の手で蓋２を押さえて切 断を行う。そして、ペーパーの取り替えは、ロールペーパーをそのままホルダー の中に収納するだけである。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ）蓋２の裏面先端より若干上の位置に長方形状の止め面部３を設ける。 （ロ）蓋２の上部裏面と本体１の内部との間に板状のバネ４を装置する。 （ハ）ペーパー引き出し口７の近くに、取り外し可能な押え軸５を設ける。 本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、ペーパー１１の端部を つまみ持って図３に示すように、やや上手前に引き出す。なお、片方の手で蓋２ の前面中心部を押して、該ペーパー１１を図４に示すように引き上げるようにし て切り取る。そして、押さえている手を放すと、バネ４の作用により蓋２は常態 に戻る。しかも図５に示すように、ペーパーの端部が常に表示されているからす ぐに使用できる。

【０００７】

【考案の効果】

使用の際ペーパーの端部がペーパー引き出し口７に常に表示されているため、 すぐに使用できるから便利である。そして、ペーパーの取り替えはロールペーパ ーをそのまま本体１の中に収納するだけであるから誰でも容易に行うことができ る。 なお、従来のトイレットペーパーに使用されている、紙芯筒は年間３６憶円も 家庭ゴミとして焼却されているといわれており、本考案は、大切な紙資源節約に 役立ち経済的効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体斜視図である。

【図２】本考案の図１のＡ−Ａ線断面。

【図３】本考案の実施例を示すペーパーを引き出してい
る主要部を示した略図である。

【図４】本考案の実施例を示す引き出したペーパーを切
断するときを示した略図である

【図５】本考案の実施例を示すペーパー切断後の状態を
示した略図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 蓋 ３ 止め面部 ４ バネ ５ 押え軸 ６ 軸受 ７ ペーパー引き出し口 ８ 心棒 ９ 心棒受 １０ ロールペーパー １１ ペーパー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 蓋（２）の裏面先端より若干上の位置に
   止め面部（５）を有し、該蓋（２）の上部裏面と本体
   （１）の内部との間には適宜なバネ（４）を位置せしめ
   且つペーパー引きだし口（７）の近くには押え軸（５）
   を有せしめ、常にペーパーの一部を表示せしめることを
   特徴としたトイレットペーパーホルダー。