JPS601261B2 - カツタ−付き粘着テ−プホルダ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、新規なカッター付き粘着テープホルダーに
関するもので、その目的は、使用の際に器体内部にテー
プを軸支したま）器体と共に手で把持しながら縦、横、
斜めいずれの方向へも自由自在に粘着し得るだけでなく
、至極簡単な取扱い操作でテープの装着及び交換は勿論
、引き出しと切断を適確に行なうことの出来る便利な新
機能を兼備したカッター付き粘着テープホルダーを安価
に提供することにある。

本発明は、前記の目的を達成するために開発されたもの
であって、以下にその構造及び使用燥作を実施例の図面
について具体的に説明する。

図面中１は上端面を開放した箱形の器体で、金庭板又は
プラスチックなどの材料によって形成され、器体１の両
側壁ｌａ，ｌｂ前部に左右同形の切欠部２ａ，２ｂと、
同じく両側壁ｌａ，ｌｂ後部に左右大きさの異なった円
形の透孔３ａ，３ｂが対向して設けられている。また４
は器体１の内部にロール状の粘着テープＴを回転可能に
支持するための支持で、本発明の場合、支持４は左右直
径の異なった一対の鍔付筒体４ａ，４ｂにより構成され
、この両筒体４ａ，４ｂを器体１の外部から円形透孔３
ａ，３ｂにに挿入し、直径の大きな方の筒体４ｂ外周面
に粘着テープＴを俵挿した状態で両筒体４ａ，４ｂの軸
部５ａ，５ｂを相互に競合させて一体に結合してある。
次に図面中６はテープＴを切断する鍔製のカッターで、
固定刃体６ａと可動刃６ｂから成り、固定刃体６ａは器
体１の前壁ｌｃ上端部にピス７と座金８，８及びナット
９で不動に固定され、可動刃体６ｂは両側壁ｌａ，ｌｂ
後端の上部に蟻巻バネ１０で斜め上方に起立するように
附勢してピン１１により揺動可能に枢支してある。

このほか、器体１には、両側壁ｌａ，ｌｂ上部にテープ
案内ローラー１２を回転可能に架設すると共に、両側壁
ｌａ，ｌｂのいずれか一方ｌａの上端部に前記の円形透
孔３ａに蓮らなる切込溝１３を穿設し、且つ、器体１の
底壁ｌｄ前端部には孤状の凹部１４が設けてある。本発
明のカッター付き粘着テープホルダーは上記構造を有す
るので、これに粘着テープＴを装着する場合には、直径
の大きな藤部５ｂを持つ鍔付筒体４ｂを器体亀内に残し
て、直径の小さな藤部５ａを持つ鍔付筒体４ａを外側に
引き抜いた後、テープ巻着部先端の一部を引き出して突
出させた状態の粘着テープＴを「器体１の−側壁ｌａに
設けた円形の透孔３ａとこれに蓮らなる切込溝１３を通
じて外側から器体１の内部に挿入し、これを器体’内に
ある鍔付筒体４ｂの飴部５ｂ外周面に飲込み、その後、
最初に引き抜いた鍔付筒体４ａを外側から円形透孔３ａ
を通じて器体１内の鍔付筒体４ｂの軸部５ｂ内周面に挿
入し、両筒体４ａ，４ｂの顔部を相互に鉄合させれば、
支麹４により至極簡単な煤作で粘着テープＴを器体１の
内部で回転可能に支持することができる。

また、ホルダーを使用して粘着テープＴを壁面などの対
象物に粘着する際には、粘着テープＴの先端部を案内ロ
ーラー１２の上面を通って器体１の前方に引き出し、器
体１の底壁ｌｄに設けた孤状の凹部１４に中指を掛け、
可動刃体６ｂの上面に親指を掛けるようにして器体１を
片手で把持し、粘着テープＴの先端を壁面の要所に粘着
して仮固定した後、器体１のテープの粘着報向に移動し
ながら粘着テープＴを粘着して行き、所望の長さ１こ達
した時、親指で可動刃体６ｂを固定刃体６ａに向って押
し下げれば、粘着テープＴを正確に粘着しつ〉然かも所
望の長さで無駄なく切断することができる。

更に、前記の切断動作を完了した後、残部の粘着テープ
Ｔの先端部は、案内ローフー１２と固定刃体６ａとの間
に跨って水平に張柴された状態で残留するため、器体両
側壁ｌａ，ｌｂ前端の切欠部２ａ，２ｂに指を挿込んで
粘着テープＴの張架部分を杷持しながら斜め上方に引き
上げれば、次位の粘着テープＴを極めて容易に引き出す
ことができる。以上のように、本発明のカッター付きテ
ープホルダーは比較的簡単な構造であるにも拘らず、器
体の底部に重りを附設した従来の大型テープホルダーと
違って、使用の際に器体内部にテープを鞠支したま）器
体と共に手で把持しながら縦、横、斜めいずれの方向へ
も自由自在に粘着し得るだけでなく、至極簡単な取扱い
操作でテープの装着及び交換は勿論、引出しと切断を極
めて正確且つ容易に行なうことが出来、その製作費が安
価な事とも相挨つて、頗る顕著な使用効果を発揮するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカッター付きテープホルダーの具
体的な実施構造の一例を示す斜視図、第２図は器体の内
部構造とその使用状態を示す縦断面図、第３図は同じく
分解斜視図である。 １・・。 器体、ｌａ，ｌｂ…側壁、ｌｃ・・・前壁、ｌｄ・・・
底壁、２ａ，２ｂ・・・切欠部、３ａ，３ｂ・・・透孔
、４…支軸、４ａ，４ｂ・・・鍔付筒体、５ａ，５ｂ・
・・鍔付筒体の藤部、Ｔ・・・粘着テープ、６…カッタ
ー、６ａ・・・固定刃体、６ｂ・・・可動刃体、７…ビ
ス、８・・・座金、９・・・ナット、１０・・。葛巻バ
ネ、１１・・・ピン、１２・・・テープ案内ローフー、
１３一切込溝、１４・・・凹部。第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上端面を開放した箱形をなす器体の両側壁前部に左
   右同形の切欠部と、同じく両側壁後部に左右大きさの異
   なった円形の透孔を対向して設け、この透孔内に左右直
   径の異なった鍔付筒体を支軸として各々外側から挿入し
   、その軸部を相互に嵌合させて両筒体を一体に結合せし
   め、器体の前壁上端部にはカツターの固定刃体を設け、
   両側壁後端部にカツターの可動刃体を蔓巻をバネで斜め
   上方に起立するように附勢して揺動可能に枢支し、器体
   両側壁の中間上部にはテープ案内ローラーを架設すると
   共に、両側壁のいずれか一方の上端部には前記透孔に連
   らなる切込溝を刻設したことを特徴とするカツター付き
   粘着テープホルダー。