JP2020185362A - トイレットペーパーロール保持器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トイレットペーパーロールから適当な使用量を切り出す際、切り出し後にロールに残留したペーパー端がロールに巻き付き、新たに引き出す際に衛生上の問題があり、またペーパー表裏面の使用などに制限があった。【解決手段】トイレットペーパーロール保持器1にペーパー支持部2とペーパーガイド部3を追加した。保持器に開閉可能に構成したペーパー切り取りエッジ部12とペーパー支持部2の挟み込み係合でペーパーを切り取り、ロール側に残ったペーパーをペーパー支持部2に残留させてペーパーロール面22への巻き付きを防ぎ、衛生上の問題を無くした。ペーパーガイド部2がトイレットペーパーロールの保持器装着の自由度を高め、ペーパー表裏の選択使用の便宜を提供した。ロール径依存のない確実な挟み込みペーパー切り取りを実現している。【選択図】図1

Description

本発明は、トイレットペーパーロール保持器に関するものである。
これまでは、トイレットペーパーロールからペーパーを引き出し、切り取るさいに、トイレットペーパーロール保持器の上面蓋の切り取りエッジ部とロールが密着して、ロール面に非接触でペーパーを引き出すことは難しく、また滑らかなペーパー表面の使用には制限があった。
特許第5950352号 特開2003−24241号公報 実開平5−21795号
トイレットペーパーロールからペーパーを引き出し、切り取るさいにロール面に手が触れ水分の染み込みや病原菌の媒介など、衛生的といえない状況にあり、またペーパーの滑らかな表面使用という観点ではペーパーの切り取り方で制限される不自由な側面があった。本発明は、以上のような課題をなくすためになされたものである。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器は、壁面取り付け部と、前記壁面取り付け部に取り付けられた第1保持器側板と、前記第1保持器側板に取り付けられ、トイレットペーパーロールから引き出されたトイレットペーパーをガイドすると共に、前記第1保持器側板に交差する方向に延伸している棒状のペーパーガイド部と、前記ペーパーガイド部に近接又は一体化して設けられると共に、前記第1保持器側板に取り付けられたペーパー支持部と、先端部にペーパー切り取りエッジ部を有する上面蓋と、を備える。前記ペーパー支持部は、前記ペーパーガイド部を介してガイドされた前記トイレットペーパーを支持している。前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記ペーパー支持部に対向して配置されており、前記ペーパー切り取りエッジ部と前記ペーパー支持部とで前記トイレットペーパーを挟んで切り取るように構成したことを特徴とする。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、相互に近接または一体化されて形成されたペーパーガイド部とペーパー支持部を備えている。これにより、ペーパーロール面から引き出されたペーパーがペーパーガイド部からペーパー支持部に引き出され、ペーパー支持部の上に支持されるので、ペーパーがペーパーロール面から空間的に分離されることができる。また、ペーパーガイド部とペーパー支持部とが相互に近接または一体化されて形成されているので、ペーパーの円滑なガイドが実現される。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構を更に備えていてもよい。また、前記ロール芯保持機構の片端は、前記ペーパー支持部、又は前記第1保持器側板のいずれかに取り付けられていることを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構を、ペーパー支持部の片側か第1保持器側板に片持ちで取り付けた構造を有する。これにより、トイレットペーパーロールの支持位置とペーパー支持部との距離を一定に保持することができるので、ペーパーを引き出す応力を一定にすることができる。また、第1保持器側板を大幅に小型化することができ、トイレットペーパーロール保持器をコンパクトな形状に小型化することができる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記第1保持器側板に対向して設けられた第2保持器側板と、前記トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構と、を更に備えてもよい。前記ロール芯保持機構の一端は、前記第1保持器側板に取り付けられ、前記ロール芯保持機構の他端は、前記第2保持器側板に取り付けられていてもよい。また、前記上面蓋の端部に、弾性を有する折曲部を有していてもよい。さらに、前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記上面蓋の前記折曲部に接続されており、前記ペーパー支持部は、前記上面蓋が延伸する方向と交差する方向に延伸して前記第1保持器側板及び第2保持器側板に取り付けられていることを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、ロール芯保持機構とペーパー支持部が、保持器側板に両持ちで取り付けられている。上面蓋が延伸する方向と交差する方向に延伸したペーパー支持部は、ペーパー切り取りエッジ部と対向して配置されている。このため、ペーパー支持部の上に支持されたペーパーを、ペーパーロール面から空間的に分離することができる。さらに、トイレットペーパーロール保持器の下方からトイレットペーパーロールを簡単に装着でき、またトイレットペーパーロールをトイレットペーパーロール保持器から上方へ簡単に取り出すことができる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記上面蓋は、前記壁面取り付け部に開閉可能に取り付けられていることを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、上面蓋は壁面取り付け部の上方端部にある上面蓋接続部材に開閉可能に取り付けられており、上面蓋の先端部にペーパー切り取りエッジ部を備えるように構成されているので、ペーパー支持部とペーパー切り取りエッジ部とでトイレットペーパーを挟んで切り取ることができる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記上面蓋は、前記第1保持器側板または前記第2保持器側板に開閉可能に取り付けられていることを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、上面蓋は、保持器側板に開閉可能に取り付けられているので、左右の方向に上面蓋を開閉できる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記上面蓋は、上面固定部と、上面回転部と、前記上面固定部と前記上面回転部とを接続する上面回転部接続部材とを含むことを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、上面蓋は、上面固定部と、上面回転部とを備えているので、上面回転部の開閉により、上面回転部に取り付けられたペーパー切り取りエッジ部とペーパー支持部とでトイレットペーパーを挟んで切り取ることができる。また、上面蓋の端部にある上面回転部を開き、そこからペーパー支持部に支持されたペーパーをつまんで引き出すことができる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、前記ペーパー支持部の前記トイレットペーパーの支持面に前記ペーパー切り取りエッジ部を嵌合する嵌合溝を有することを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、ペーパー支持部のトイレットペーパーの支持面にペーパー切り取りエッジ部を嵌合する嵌合溝を備えているため、トイレットペーパーを嵌合溝で両面から挟んで容易に切り取ることができる。
また、本発明に係るトイレットペーパーロール保持器は、第1保持器側板と、前記第1保持器側板に対向して配置された第2保持器側板と、前記第1及び第2保持器側板に取り付けられ、トイレットペーパーロールから引き出されたトイレットペーパーをガイドすると共に、前記第1保持器側板と前記第2保持器側板に交差する方向に延伸している棒状のペーパーガイド部と、前記ペーパーガイド部に近接又は一体化して設けられると共に、前記第1保持器側板と前記第2保持器側板とに取り付けられたペーパー支持部と、前記第1保持器側板または前記第2保持器側板に開閉可能に取り付けたペーパー切り取りエッジ部と、を備えることができる。また、前記ペーパー支持部は、前記ペーパーガイド部を介してガイドされた前記トイレットペーパーを支持している。さらに、前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記ペーパー支持部に対向して取り付けられ、前記ペーパー切り取りエッジ部と前記ペーパー支持部とで前記トイレットペーパーを挟んで切り取るように構成したことを特徴としてもよい。
本発明に係るトイレットペーパーロール保持器では、トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構は保持器側板に両持ちで取り付けられ、ペーパー支持部は、上面蓋が延伸する方向と交差する方向に延伸して保持器側板の側板端面に取り付けられている。このため、ペーパー支持部の上に支持されたペーパーを、ペーパーロール面から空間的に分離することができる。さらに、上面蓋が自在開閉しトイレットペーパーロール保持器の下方からトイレットペーパーロールをトイレットペーパーロール保持器に簡単に装着できる。さらに、トイレットペーパーロールをトイレットペーパーロール保持器から上方へ簡単に取り出すことができる。
ペーパーロール面から空間的に離れ、ペーパー支持部の上面に残留したペーパーロール引き出し部をつかみ、ペーパーロール面に手を触れることなくペーパーの引き出し切り取りができる。この結果、衛生面上の問題点を解決できる。また、ペーパーガイド部とペーパー支持部の導入で、トイレットペーパーロールのトイレットペーパーロール保持器への装着に自由度ができる。このため、ペーパー支持部に置かれたペーパーの表裏の選択が可能となる。
図1は、実施例1のトイレットペーパーロール保持器の側面図を示す図である。 図2は、実施例1のトイレットペーパーロール保持器のペーパー切り取りを説明するための図である。 図3は、実施例1のトイレットペーパーロール保持器の斜視図Aを示す図である。 図4は、実施例1のトイレットペーパーロール保持器の斜視図Bを示す図である。 図5は、実施例3のトイレットペーパーロール保持器の側面図を示す図である。 図6は、実施例3のトイレットペーパーロール保持器のペーパー切り取り後の状態を示す図である。 図7は、実施例3のトイレットペーパーロール保持器の斜視図Aを示す図である。 図8は、実施例3のトイレットペーパーロール保持器の斜視図Bを示す図である。 図9は、実施例3のトイレットペーパーロール保持器の上面蓋を引き上げた状態を説明する図である。 図10は、実施例4のトイレットペーパーロール保持器の側面図を示す図である。 図11は、実施例4のトイレットペーパーロール保持器のモールド一体化保持器の斜視図Aを示す図である。 図12は、実施例4のトイレットペーパーロール保持器のモールド一体化保持器の斜視図Bを示す図である。 図13は、開閉型ペーパー支持構造体を有するトイレットペーパーロール保持器Aを説明するための図である。 図14は、開閉型ペーパー支持構造体を有するトイレットペーパーロール保持器Bを説明するための図である。 図15は、尺取りループ切り取り方法の説明図である。 図16は、実施例2のステンレス製トイレットペーパーロール保持器の斜視図を示す図である。 図17は、ペーパー切り取り係合部を説明するための詳細図である。
図1、2,5,6,9,10、13、及び図14では、直交座標系Sが示されている。直交座標系Sにおいては、X軸、Y軸及びZ軸が示されている。図3、4,7,8,11,12、及び図16は、各実施形態における斜視図を示している。図において、Ax1軸は上面蓋接続部材6の回転軸である。Ax2軸は、上面回転部接続部材9の回転軸である。Ax3軸は、切り取り板接続部材15の回転軸である。また、保持器側板接続部材18において、Ax4軸は第1保持器側板接続部材18aの回転軸であり、Ax5軸は第1保持器側板接続部材18bの回転軸であり、さらにAx6はペーパー支持部接続部材29の回転軸である。
図1は、実施例1に係るトイレットペーパーロール保持器の側面図を示す図である。図1に示すように、トイレットペーパーロール保持器1にペーパーガイド部3とペーパー支持部2を追加し、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2はペーパーの円滑なガイドを実現するため相互に近接または接続し一体に形成されている。ペーパーロール面22から引き出されたペーパーは、ペーパーガイド部3からペーパー支持部2に引き出され、ペーパー支持部2の上に支持されて、ペーパーロール面22から空間的に分離されている。
トイレットペーパーロール25はトイレットペーパーロール保持器1へ装着される。このトイレットペーパーロール25のトイレットペーパーロール保持器1への装着では、通常の装着をすることができる。或いは、トイレットペーパーロール25の装着方向は水平180度回転して装着することができる。この装着方向を変えることで、トイレットペーパーロール25のペーパーロール面22から引き出されるペーパーは、トイレットペーパーロール保持器1に対して、引き出し可能な方向が180度の変化をする。しかしながら、ペーパーガイド部3を追加することにより、180度反転したペーパーをさらに180度反転させることができる。従って、トイレットペーパーロール25の装着方法によらず、いずれの装着方向でもペーパー支持部2の上面にペーパーを支持することができる。さらに、水平180度回転して装着された状態では、トイレットペーパーロール25のペーパーロール面22の反対の面がペーパー支持部2の上面で支持された状態になる。
ペーパーロール面22からペーパー支持部2に引き出されたペーパーは、ペーパー支持部2と対向するペーパー切り取りエッジ部12に挟まれて膠着状態で切り取られる。ペーパー切り取りエッジ部12は、トイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19または左右のいずれかの保持器側板16(16a、16b)に開閉可能に取り付けられた上面蓋5の先端部に設けられる場合、或いはペーパー切り取りエッジ部12は、第1保持器側板16aか第2保持器側板16bの左右のいずれかの側板端面17に開閉可能に取り付けられた切り取り板回転部14に設けられる場合がある。
切り取り後に、トイレットペーパーロール25の端部であるペーパーロール引き出し部13は、ペーパー支持部2に残留する。次にペーパーを引き出すときは、トイレットペーパーロール25の端部であるペーパーロール引き出し部13を手で引き出すことでペーパーロール面22に触れることなく新たな引き出しができる。
図1に示すように、トイレットペーパーロール保持器1は、トイレットペーパーロール保持器1を壁面に固定するための壁面取り付け部19と、第1保持器側板16aと、上面蓋5と、ペーパーガイド部3と、ペーパー支持部2と、ロール芯保持機構26と、を備える。また、通常市販の保持器に比べ新たな機能を追加するためのペーパーガイド部3と、ペーパー支持部2を有する。
ペーパーガイド部3は、ペーパー支持部2にペーパーを円滑にガイドし、ペーパー支持部2はペーパーを支持する。ペーパーガイド部3とペーパー支持部2の相互の位置関係は、ペーパーガイド部3からペーパー支持部2へ円滑なペーパーのガイドができるように設定する。ペーパー支持部2に支持されたペーパーがロール側に巻き戻されずに安定してペーパー支持部2に残留するように、ペーパー支持部2が水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角を持たせ第1保持器側板16aに取り付けられている。ペーパー支持部2は、5cmから8cmほどの長さを有する板状の形状とすることができる。ペーパーガイド部3の反対に位置するペーパー支持部2の端部は、板状の形状をした端部である。このペーパーガイド部3の反対に位置する端部には、ペーパーの巻き戻り防止と、さらに挟み切り取り係合の強化のため、滑り易い板状のペーパー支持部2に、2から3cm幅程度の滑り難い摩擦係数の大きな表面加工を施してもよい。また、ペーパー支持部2の端部に2から3cm幅程度の粗面テープのテーピングをしてもよい。
ペーパーガイド部3とペーパー支持部2の保持器側板16への取り付けにおいて、第1保持器側板16aの上方とは、トイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aを基準に、第1保持器側板16aの上方端部に向かう方向である。また、第1保持器側板16aの前方とは、第1保持器側板16aの前方端部に向かう方向であり、第1保持器側板16aの前方は、壁面取り付け部19と反対に位置している。また、第1保持器側板16aの下方は、第1保持器側板16aの下方端部に向かう方向である。
ペーパー支持部2の保持器側板16への取り付けは、第1保持器側板16aの上方、又は、第1保持器側板16aの前方、のいずれかの個所に行うことができる。図1は、ペーパー支持部2とペーパーガイド部3の第1保持器側板16aの上方である上方側板B端面33への取り付けを示す。図5は、同様にペーパー支持部2とペーパーガイド部3の第1保持器側板16aと第2保持器側板16bの前方の側板端面17への取り付けを示す。
図1は、本実施形態に係るトイレットペーパーロール保持器の側面図を示す図である。図1において、ペーパー支持部2は第1保持器側板16aの上方側板B端面33へ第1保持器側板16aに対して交差する方向に片持ちの状態で取り付けられている。本実施形態において、第1保持器側板16aは、トイレットペーパーロール保持器1の左側側板である。また、ペーパー支持部2の上方に配置された上面蓋5は、上面固定部7と上面回転部8から構成されており、上面固定部7と上面回転部8とは、上面回転部接続部材9により接続されている。上面固定部7は、第1保持器側板接続部材18aの回転機構の一方でAx4軸に対し開閉可能に取り付けられている。第1保持器側板接続部材18aの回転機構の他方は、第1保持器側板16aの上方側板のA端面32に取り付けられている。上面固定部7と対向するペーパー支持部2の空間的な位置関係は、ペーパーロール面22から引き出されたペーパーのペーパー支持部2への支持に必要な、例えば1cmから2cm程の空間的な段差(空隙)を持たせる。
トイレットペーパーロール25から引き出されたペーパーは、ペーパーガイド部3を介してガイドされ、ペーパー支持部2に装着されて支持される。このため、ペーパーガイド部3は、ペーパーの装着に必要な空間を確保するために、トイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19から例えば3cmから5cmほど離して第1保持器側板16aに取り付けられる。また、第1保持器側板16aに交差する方向に取り付けたロール芯保持機構26に対し、ペーパー支持部2を取り付けた第1保持器側板16aの上方側板B端面33は、上方側板B端面33とトイレットペーパーロール25の最大径の上部が、相互に2cmから3cmほどの離隔した空間(空隙)を有するようにする。
図5は、第1保持器側板16a及び第2保持器側板16bの前方の側板端面17にペーパーガイド部3とペーパー支持部2を取り付けた別の実施形態に係るトイレットペーパーロール保持器を示す図である。前方の側面端面17はペーパー切り取り人力操作のアクセス機能性を高めるため鉛直方向から10度から30度ほどの傾き角度を確保し、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2は第1保持器側板16aと第2保持器側板16bに両端部が両持で取り付けられる。
図5に示したトイレットペーパーロール保持器では、第1保持器側板16a及び第2保持器側板16bの前方の側板端面17に、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2とが両持で取り付けられている。保持器側板16(16a、16b)の下方から、ロール芯保持機構26へトイレットペーパーロール25を装着する。トイレットペーパーロール25からペーパーガイド部3を経てペーパー支持部2へペーパーを引き出すため、トイレットペーパーロール25の最大径でトイレットペーパーロール25と側板端面17の間に、例えば1cmから2cmほどの空間を設ける。トイレットペーパーロール保持器1の大きさとの兼ね合いで、トイレットペーパーロール25の着脱に必要な空間を確保する。
ペーパー切り取りエッジ部12は、上面蓋5の先端部にある場合と、上面蓋5の先端部の剛性蓋部11に折曲部10を設け、折曲部10の端部にある場合と、上面蓋5に上面固定部7と上面回転部8を設け上面回転部接続部材9でAx2軸に対して開閉可能とした上面回転部8にある場合、がある。さらに、上面蓋5と別途に第1保持器側板16aまたは第2保持器側板16bに切り取り板回転部14を設け、切り取り板接続部材15にAx3軸に対して開閉可能に取り付けられる場合がある
トイレットペーパーロール25からペーパーを引き出して切り取る際に、従来のトイレットペーパーの保持器では、ペーパーロール面22に手が触れてしまう。また市販のシングルトイレットペーパーの滑らかなペーパー表面20の使用という観点では、従来のトイレットペーパーの保持器はペーパー表裏の選択使用の便宜においては、柔軟性に欠けている側面があった。図1はトイレットペーパーロール保持器1にペーパーガイド部3とペーパー支持部2を追加し、180度回転したトイレットペーパーロール25からペーパーロール面22が引き出されている。引き出されたペーパーはペーパーガイド部3を経てペーパー支持部2の上に支持されている。
ペーパー支持部2は第1保持器側板16aの上方側板B端面33に水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角を持たせる構成、或いは保持器側板16(16a、16b)の前方の側板端面17に鉛直方向から10度から30度ほどの傾き角度で設置する構成がある。ペーパーガイド部3はペーパー支持部2の近傍または一体化されている。ペーパーガイド部3からペーパー支持部2に沿って引き出されたペーパーを介して、ペーパー支持部2とペーパー支持部2に対向するペーパー切り取りエッジ部12は手動の押圧で相互に挟み込み係合し、挟まれたペーパーは膠着状態で押し切られる。
切り取り後に、トイレットペーパーロール25の側に残留したペーパーロール引き出し部13は、ペーパー支持部2の上面に残留した状態であり、ペーパーロール面22から空間的に隔離された状態で次の使用時に引き出すことができる。
引き出されるペーパーは、トイレットペーパーロール保持器1への装着で、通常装着か図1に示すように水平180度回転の逆装着でペーパー引き出し方向が変わるが、ペーパーガイド9の追加で水平180度回転或いは非回転いずれのペーパー引き出し方向でもペーパー支持板2に装着できる。
図15(a)はペーパーループ23による尺取り方法の説明である。トイレットペーパーロール25からペーパーを切り取る場合に、ペーパー切り取りエッジ部12でペーパーの上面がペーパー裏面21なら、ペーパーループ23や図15(e)の多重重ねペーパーループ24は使用面がイレットペーパーロール25のペーパー上面になる。通常、市販のシングルトイレットペーパーのペーパー上面はペーパー表面20である。ペーパー切り取りエッジ部12でペーパーの上面がペーパー裏面21にするには、トイレットペーパーロール保持器1へのトイレットペーパーロール25の装着は通常装着ではなく水平180度回転の逆装着にしてペーパーガイド部3でペーパーの引き出し方向を変えペーパー切り取りエッジ部12でペーパーの上面がペーパー裏面21となるように反転させる。
ペーパーガイド部3とペーパー支持部2の追加でペーパーロール引き出し部13をトイレットペーパーロール25のペーパーロール面22から空間的に隔離し、また同時にペーパーの引き出し方向の反転もできる。
図13と図14は、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2からなるペーパー支持構造体4を備えたトイレットペーパーロール保持器を説明するための図である。ペーパー支持構造体4がトイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19の上方端面にある上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉する。このため、上面蓋5と共にペーパー支持構造体4はペーパーロール面22の径の減少に追従する。一方で、図1、図5及び図10などで説明した実施形態では、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2をトイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aと第2保持器側板16bのいずれか一方または両方に板面に交差する方向に固定的に取り付け、従ってペーパーロール面22のロール径の減少変化に無関係にできる。
上面蓋5と共に上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉する図13や図14のペーパー支持構造体4の構成では、ペーパーロール面22に突起部28を介して接触状態で開閉する。従って、ペーパー支持構造体4を構成するペーパーガイド部3とペーパー支持部2が上面板30を介して上面蓋5と一緒に開閉する。図13ではペーパー支持部2と係合ペーパーストッパー31を介したペーパー切り取りエッジ部12との相互離間により、ペーパー切り取りエッジ部12で切り取られたペーパーロール引き出し部13は、2から3cm程度垂れ下がる。図14では、ペーパー支持構造体4のうちでペーパー支持部2のみが上面蓋5に対しペーパー支持部接続部材29でAx6軸に対し開閉する。従って、上面蓋5と独立してペーパーロール面22に突起部28を介して接触した状態で追従変化する。この図14では、ペーパーロール引き出し部13はペーパー支持部2の上面にあり、ペーパーロール面22から離れ、更に引き出しのための開口を大きく確保できることが示されている。
トイレットペーパーロール保持器1の保持器側板16(16a、16b)の一方または両方の板面に交差してペーパーガイド部3とペーパー支持部2は取り付けられる。図1ではトイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aの上方の上方側板B端面33に水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角をもって設置され、また図5ではトイレットペーパーロール保持器1の保持器側板16(16a、16b)の前方の側板端面17に鉛直方向から10度から30度ほどの傾き角度で設置される。
図1は、トイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aの上方の上方側板B端面33に水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角をもってペーパー支持部2を設置し、ペーパー支持部2が第1保持器側板16aに片持ちとなる場合を示す。トイレットペーパーロール25はトイレットペーパーロール保持器1の右から装着され、引き出されたペーパーはペーパー支持部2に近接又は一体化したペーパーガイド部3に導かれる構成である。
図5,図6,図7,図8,図9,及び図10では、トイレットペーパーロール保持器1の保持器側板16(16a、16b)の前方の側板端面17に鉛直方向から10度から30度ほどの傾き角度でペーパー支持部2を取り付ける。側板端面17に取り付けたペーパー支持部2の取り付けは、トイレットペーパーロール25が最大径で、ペーパー支持部2とトイレットペーパーロール25が接触しないように、ペーパー支持部2とトイレットペーパーロール25の傾斜角と離間する距離を相互に確保する。
ペーパーの切り取りは、ペーパー支持部2へのペーパー切り取りエッジ部12の人力による挟み込み係合で行う。ペーパーを引き出す際は、ペーパー切り取りエッジ部12は人力で上方に持ち上げられる。人力による押圧、ないしは人力による上方持ち上げを行わない状態では、これを静止位置としてペーパー切り取りエッジ部12をペーパー支持部2から若干上方に浮かせることで、ペーパーの効率的な引き出しができる。
図13、図14、及び図16はペーパー切り取りエッジ部12を上面蓋5の端部に設定する場合である。図1は上面蓋5に上面回転部接続部材9でAx2軸に対し開閉可能に上面回転部8を設けペーパー切り取りエッジ部12を設置する場合である。図5、図6、図9は柔軟性のある折曲部10でペーパー切り取りエッジ部12を上面蓋5が延伸する方向と交差する方向に延伸して移動可能に設置する場合である。ここでは、折曲部10に代えて上面回転部接続部材9でAx2軸に対し開閉する上面回転部8による構成にすることもできる。さらに図10、図12は上面蓋5と独立して、別途に切り取り板接続部材15でAx3軸に対して開閉可能にした切り取り板回転部14に、ペーパー切り取りエッジ部12を設置する場合である。この上面蓋5に独立に設置する場合は、上面蓋5はトイレットペーパーロール25の装着と取り出し時に自動で自然に回転する開閉状態となる。
上面蓋5はトイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19の上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉可能に設置する場合と、第1保持器側板16aか第2保持器側板16bに保持器側板接続部材18(18a、18b)でAx4軸、Ax5軸に開閉可能に設置する場合があり、トイレットペーパーロール25のトイレットペーパーロール保持器1への装着において、状況に合わせより良い開閉方式が選択される。
ペーパー切り取りエッジ部12とペーパー支持部2は相互の係合でペーパーを両側から挟み切り取ることができる。そのため十分な強度で滑り無くペーパー支持部2の上面にペーパーを固定し切り取ることができる。さらに、強度の係合に資するよう嵌合溝27を設けることもできる。図17はペーパー切り取りエッジ部12とペーパー支持部2の先端に設けた各種の強度な挟み込み係合構造である。
図1及び図2に、実施例1に係るトイレットペーパーロール保持器を示す。図1及び図2において、ペーパー支持部2を第1保持器側板16aの上方の上方側板B端面33に水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角を持たせ設置した実施例である。ペーパーガイド部3をペーパー支持部2にペーパーをガイドし易い近傍に第1保持器側板16aに交差して取り付け、さらにトイレットペーパーロール保持器1の上面蓋5を上面固定部7と上面回転部8で構成し、上面回転部接続部材9でAx2軸に対して上面回転部8を上面固定部7から開閉可能とした。上面固定部7を上方側板A端面32に、回転機構を有する第1保持器側板接続部材18aでAx4軸に対し開閉可能に取り付けた。こうして、ペーパーロール面22から引き出されたペーパーの端部をペーパーガイド部3からペーパー支持部2に沿って引き出し、ペーパーの通過とペーパー支持部2に於ける支持をする構成である。
ペーパーロール面22のペーパーの端部は、ペーパーガイド部3に沿ってペーパー支持部2の上面でペーパー引き出しの上流部から下流部を経てペーパー支持部2に引き出される。ペーパー支持部2の上面に支持されたペーパーは、上面回転部接続部材9でAx2軸に対し人力による押圧で開閉する上面回転部8に設けられたペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2に挟み込まれて、切り取られる。
図1は上面回転部接続部材9でAx2軸に対し上面回転部8を人力で上方に持ち上げて、ペーパー支持部2に残留したペーパーロール引き出し部13へのアクセスを容易にした図であり、図2は切り取りでペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2が挟み込み係合した状態を示している。
上面固定部7は水平方向に対して5度から20度ほど傾斜角を持たせ第1保持器側板16aの上方側板A端面32に第1保持器側板接続部材18aでAx4軸に対し開閉可能に取り付けられる。従って、上面蓋5を構成する、上面固定部7と上面回転部8はともに図1の斜視図である図4のように開閉し、ペーパー支持部2へのペーパー装着を容易とする。
こうした効果により、次にペーパーを引き出すときは、上面回転部接続部材9でAx2軸に対し上面回転部8を人力により上方に引き上げることで、ペーパーロール面22に手を触れさせることなく、ペーパー支持部2の上面に残留するペーパーロール引き出し部13を手でつまむことでペーパーの引き出しができる。
上面回転部8のペーパー切り取りエッジ部12は通常はペーパー支持部2にペーパーを介して接触することのないように若干上方の静止位置に設定される。このため、ペーパー切り取りエッジ部12とペーパー支持部2は挟み込みから解放されていて、ペーパーの引き出しに支障をきたすことはない。
図1及び図2は、ペーパーに接触してペーパーをガイドするペーパーガイド部3を曲面で構成し、ペーパーとの接触摩擦を小さくするように配慮した実施例であり、ペーパーに接触するペーパーガイド部3はペーパーの流れに直交して設けられた回転軸に取り付けられたローラーにより、さらに摩擦抵抗の軽減を図ることもできる。
図2は、上面回転部接続部材9でAx2軸に対し上面回転部8に人力が付勢され、上面回転部8に取り付けたペーパー切り取りエッジ部12がペーパー支持部2と係合しペーパーの切り取りを可能とする状態を示す。押圧による係合では図17の各種の挟み込み係合方法が利用できる。
図1,及び図2は、上面回転部8と上面固定部7はトイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aの上方側板A端面32に第1保持器側板接続部材18aでAx4軸に対し開閉可能に取り付けられていて、ペーパーの取り込みをトイレットペーパーロール保持器1の右側から可能とする実施例である。
図3及び図4は、通常の使用状況に準じたトイレットペーパーロール25の装着である。図1及び図2は、トイレットペーパーロール25を水平に180度回転した場合の装着例である。
図1及び図2は、ペーパーロール面22がペーパー切り取りエッジ部12で切り取とられる場合で、トイレットペーパーロール25のペーパー裏面21が上面である。従って、尺取り状にペーパーを引き出すと尺取りのペーパーループ23の表面は、トイレットペーパーロール25のペーパーロール面22となる。通常市販のシングルのトイレットペーパーロール25のペーパーロール面22はペーパー表面20であり、尺取りのペーパーループ23の表面を使い勝手のよいペーパー表面20とすることができる。
図16に、実施例2に係るトイレットペーパーロール保持器を示す。実施例1と同様の構成である。片持ち構成のステンレス製実施例である。トイレットペーパーのロール芯保持機構26を略L字型の形状とすることもできる。トイレットペーパーロール25を水平に保つための略L字型の垂直方向部分の端部を、ペーパー支持部2の第1保持器側板16aに交差する方向でその両側の端部のいずれかに取り付ける。或いは、取り付け位置がペーパー支持部2の取り付け位置と同様な高さまで短縮化が可能な第1保持器側板16aの下方端面か、または、第1保持器側板16aのペーパー支持部2の取り付け位置と対向する外部側面に取り付ける。
上面蓋5は、トイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19の上方端面において、上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉可能にした。上面蓋5の先端であり、上面蓋5の上面蓋接続部材6に対向し第1保持器側板16aの前方に位置する端部に、ペーパー切り取りエッジ部12を設けた。ペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2は、人力による押圧で相互に挟み込み、ペーパーを切り取りとる。トイレットペーパーロール25の側に残されたペーパーはペーパー支持部2に残留し、ペーパーロール引き出し部13として、ペーパーロール面22から分離される、従って、次に引き出す際にペーパーロール面22に非接触で引き出しが可能となる。
図5及び図6に、実施例3に係るトイレットペーパーロール保持器を示す。図5及び図6に示すように、トイレットペーパーロール保持器は、トイレットペーパーロール保持器1の上面蓋5と、上面蓋5の端部に一体化された剛性蓋部11と剛性蓋部11に接続する人力で移動可能な折曲部10と、折曲部10の先端部分に設けたペーパー切り取りエッジ部12を備える。さらに、トイレットペーパーロール保持器1の保持器側板16(16a、16b)の前方にある側板端面17にペーパー支持部2とペーパーガイド部3を備える。ペーパーをペーパー支持部2と折曲部10の先端部分でペーパー支持部2と対向する位置に移動したペーパー切り取りエッジ部12が、係合しペーパーを挟み込み切り取る際に、このペーパー切り取りにおいて、人力操作のアクセス機能性を高めるため、ペーパー支持部2とペーパーガイド部3を鉛直方向から10度から30度ほどの傾き角度を確保して側板端面17に取り付けるように構成する。
ペーパーロール面22から引き出されたペーパーはペーパーガイド部3に沿ってさらに引き出され、ペーパーロール引き出し部13としてペーパー支持部2に支持される。人力の付勢により折曲部10の先端部分に設けたペーパー切り取りエッジ部12が移動し、ペーパー支持部2の上面に支持されたペーパーロール引き出し部13は、ペーパー支持部2の上面で押圧によるペーパー支持部2との挟み込み状態で切り取られる。
図5は切り取りでペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2が人力の付勢により係合した状態を示し、図8はその斜視図である。
図6は、切り取り後に折曲部10の先端部分に設けたペーパー切り取りエッジ部12は折曲部10で人力が取り去られ、従って、係合から解放された状態を示す。図7はこの解放状態から、さらにトイレットペーパーロール保持器1の上面蓋接続部材6でAx1軸に対し開閉可能に取り付けされた上面蓋5が、人力で上方に持ち上げられて、さらに開いた状態を示す斜視図である。ペーパー支持部2に残留したペーパーロール引き出し部13へのアクセスが容易になる。
さらに、図7は、トイレットペーパーロール保持器1の上面蓋接続部材6でAx1軸に対し開閉可能に取り付けされた上面蓋5が人力で上方に開き、ペーパーガイド部3からペーパー支持部2へのペーパー装着を容易とし、また、トイレットペーパーロール保持器1の下方からトイレットペーパーロール25を装着する際に大いに便宜を与える状況を示す図である。
こうした効果により、次にペーパーを引き出すときは、折曲部10を人力により上方に引き上げることで、ペーパーロール面22に手を触れさせることなく、ペーパー支持部2に残留するペーパーロール引き出し部13を手でつまむことでペーパーの引き出しができる。
折曲部10とペーパー切り取りエッジ部12は、通常はペーパー支持部2に接触することのないように上方の静止位置に設定できる。従って、ペーパーの引き出しに支障をきたすことはない。
図5及び図6では、ペーパーに接触するペーパーガイド部3を曲面とし、ペーパーとの接触摩擦を小さくするように配慮された実施をしめした。ペーパーに接触するペーパーガイド部3はペーパーの流れに直交して設けた回転軸に取付けられたローラーによりさらに摩擦抵抗の軽減を図ることもできる。
図5は、折曲部10に人力が付勢され、ペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2が押圧で挟み込み係合しペーパーの切り取りを可能とする状態である。
この実施例では、上面蓋5はトイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19の上方端面に上面蓋接続部材6でAx1軸に対し開閉可能に取り付けて、トイレットペーパーロール25のトイレットペーパーロール保持器1の下方からの装着を可能とする。
トイレットペーパーロール25はトイレットペーパーロール保持器1の下方から装着し、トイレットペーパーロール保持器1の第1保持器側板16aと第2保持器側板16bにそれぞれ設けられたロール芯固定機構26によりロール芯を保持する機構である。この構成によりペーパー支持部2へのペーパーの装着を容易とし、さらにトイレットペーパーロール25の上方への取り出しも可能となっている
図5、図6及び図10では、トイレットペーパーロール25は通常の使用状況に準じた装着であり、図9では、トイレットペーパーロール25はロールを横方向に180度回転した装着例である。
図9では、市販のシングルトイレットペーパーのロールはペーパーロール面22がペーパー切り取りエッジ部12でトイレットペーパーロール25の裏面を上面とすることができる。図15に示すように尺取り状にペーパーを引き出すと、尺取りのペーパーループ23の表面は使用に快適なペーパーの表面とすることができる。
図12は、実施例4に係るトイレットペーパーロール保持器を示す図である。図12において、トイレットペーパーロール保持器1にある上面蓋5は、壁面取り付け部19の上方端面にある上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉可能に取り付けられている。従って、トイレットペーパーロール25のトイレットペーパーロール保持器1の下方からの装着とからの上方への取り出しを可能としている。トイレットペーパーロール保持器1として一体化モールド形成された第1保持器側板16a、第2保持器側板16bの前方に切り取り板接続部材15を設け、切り取り板接続部材15でAx3軸に対して切り取り板回転部14を回転可能に設置した。切り取り板回転部14に取り付けたペーパー切り取りエッジ部12は人力で開閉する。切り取り板回転部14に取り付けられたペーパー切り取りエッジ部12と対向するペーパー支持部2は人力による押圧で挟み込み係合によりペーパーを切り取る。
トイレットペーパーロール保持器1の下方からトイレットペーパーロール25を装着する場合は上面蓋5のみが上方に開き装着と取り出しを可能とする。ペーパー支持部2にペーパーを装着する場合には切り取り板接続部材15でAx3軸に対して開閉可能に取り付けた切り取り板回転部14と切り取り板回転部14に取り付けられたペーパー切り取りエッジ部12を、前方斜め方向に人力で持ち上げることでペーパー装着を容易にした。
図11は、ペーパーガイド部3とペーパー支持部2を含めてモールド一体化形成したトイレットペーパーロール保持器1である。図12は、モールド一体化したトイレットペーパーロール保持器1の壁面取り付け部19の上方端面に取り付けた上面蓋接続部材6でAx1軸に対して開閉可能に取り付けた上面蓋5、並びに切り取り板接続部材15でAx3軸に対して開閉可能に取り付けた切り取り板回転部14と切り取り板回転部14に取り付けたペーパー切り取りエッジ部12が開いた状態を示している。
トイレットペーパーの適量を切り取った後に、トイレットペーパーロールの側に残留したトイレットペーパーの端部はロール面に張り付き、トイレットペーパーを新たに引き出す際に衛生的に問題があった。公共の施設、特に病院などでは感染予防の観点で問題が指摘されてきた。この発明により、再度の取り出しに必要な紙片をトイレットペーパーロールから空間的に離して残すことができ、再度の引き出しで感染症など衛生上の問題が回避され、さらに市販のいかなるロールでもより使い勝手のよいペーパー表面の使用を促進できる。
1 トイレットペーパーロール保持器
2 ペーパー支持部
3 ペーパーガイド部
4 ペーパー支持構造体
5 上面蓋
6 上面蓋接続部材
7 上面固定部
8 上面回転部
9 上面回転部接続部材
10 折曲部
11 剛性蓋部
12 ペーパー切り取りエッジ部
13 ペーパーロール引き出し部
14 切り取り板回転部
15 切り取り板接続部材
16 保持器側板
16a 第1保持器側板
16b 第2保持器側板
17 側板端面
18 保持器側板接続部材
18a 第1保持器側板接続部材
18b 第2保持器側板接続部材
19 壁面取り付け部
20 ペーパー表面
21 ペーパー裏面
22 ペーパーロール面
23 ペーパーループ
24 多重重ねペーパーループ
25 トイレットペーパーロール
26 ロール芯保持機構
27 嵌合溝
28 突起部
29 ペーパー支持部接続部材
30 上面板
31 ペーパー支持部係合ペーパーストッパー
32 上方側板A端面
33 上方側板B端面

Claims (8)

  1. 壁面取り付け部と、
    前記壁面取り付け部に取り付けられた第1保持器側板と、
    前記第1保持器側板に取り付けられ、トイレットペーパーロールから引き出されたトイレットペーパーをガイドすると共に、前記第1保持器側板に交差する方向に延伸している棒状のペーパーガイド部と、
    前記ペーパーガイド部に近接又は一体化して設けられると共に、前記第1保持器側板に取り付けられたペーパー支持部と、
    先端部にペーパー切り取りエッジ部を有する上面蓋と、を備え、
    前記ペーパー支持部は、前記ペーパーガイド部を介してガイドされた前記トイレットペーパーを支持し、
    前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記ペーパー支持部に対向して配置されており、前記ペーパー切り取りエッジ部と前記ペーパー支持部とで前記トイレットペーパーを挟んで切り取るように構成したことを特徴とするトイレットペーパーロール保持器。
  2. 前記トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構を更に備え、
    前記ロール芯保持機構の片端は、前記ペーパー支持部、又は前記第1保持器側板のいずれかに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  3. 前記第1保持器側板に対向して設けられた第2保持器側板と、
    前記トイレットペーパーロールを保持するためのロール芯保持機構と、を更に備え、
    前記ロール芯保持機構の一端は、前記第1保持器側板に取り付けられ、前記ロール芯保持機構の他端は、前記第2保持器側板に取り付けられており、
    前記上面蓋の端部に、弾性を有する折曲部を有し、
    前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記上面蓋の前記折曲部に接続されており、
    前記ペーパー支持部は、前記上面蓋が延伸する方向と交差する方向に延伸して前記第1保持器側板及び第2保持器側板に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  4. 前記上面蓋は、前記壁面取り付け部に開閉可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  5. 前記上面蓋は、前記第1保持器側板または前記第2保持器側板に開閉可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  6. 前記上面蓋は、上面固定部と、上面回転部と、前記上面固定部と前記上面回転部とを接続する上面回転部接続部材とを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  7. 前記ペーパー支持部の前記トイレットペーパーの支持面に前記ペーパー切り取りエッジ部を嵌合する嵌合溝を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のトイレットペーパーロール保持器。
  8. 第1保持器側板と、
    前記第1保持器側板に対向して配置された第2保持器側板と、
    前記第1及び第2保持器側板に取り付けられ、トイレットペーパーロールから引き出されたトイレットペーパーをガイドすると共に、前記第1保持器側板と前記第2保持器側板に交差する方向に延伸している棒状のペーパーガイド部と、
    前記ペーパーガイド部に近接又は一体化して設けられると共に、前記第1保持器側板と前記第2保持器側板とに取り付けられたペーパー支持部と、
    前記第1保持器側板または前記第2保持器側板に開閉可能に取り付けたペーパー切り取りエッジ部と、を備え、
    前記ペーパー支持部は、前記ペーパーガイド部を介してガイドされた前記トイレットペーパーを支持し、
    前記ペーパー切り取りエッジ部は、前記ペーパー支持部に対向して取り付けられ、前記ペーパー切り取りエッジ部と前記ペーパー支持部とで前記トイレットペーパーを挟んで切り取るように構成したことを特徴とするトイレットペーパーロール保持器。
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