JP4389077B2 - リムーバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙の綴じ込みや紙袋の開口の閉じ込みのために打込まれたステープルを取り外すことができるリムーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ステ−プルの打ち込みにより、綴用紙の一括綴じ込みや封書類の開口の閉じ込み等がなされるが、誤ったステープルの打ち込みや綴用紙の組み替え等の事態を招くことがあり、このような場合には、一旦、打ち込んだステープルを取り外した後に、ステープルの新たな打ち込みが行われる。この打込まれたステープルの除去方法は、手先によりなされてきており、指先、用紙等の損傷やステープルの飛散等が生じ易く、注意力を必要とする困難な作業がつきまとうことから、除去作業性を考慮した簡易な構造のリムーバ(ステープルを取り外すための器具である)が、種々提案されてきた。
【0003】
このような種々のリムーバについて、例示しながら説明する。
初めに、側面図である図5により、ステープルの除去作業性とその飛散防止を課題としたリムーバについて述べる。
図示のリムーバは、くさび状先端21を有する支持部2が傾斜した形状の下側ケース11と該下側ケース11に固定される上側ケ−ス12とからなるリムーバ本体1、および前記支持部2におけるくさび状先端21の下面と面一になる面を有する屈曲状先端部31と傾斜した後端部32とが備えられた厚みの薄い金属製の刃先プレート3、ならびに下面に段状凹部41を備えたステープル係止部片4とを構成部材としており、該刃先プレート3は、その後端部32が下側ケ−ス11の前方上面111に固着されている。
前記構造からなるリムーバの使用に際しては、ステープル係止部片4に指を宛てがってリムーバ本体1を把持し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間に刃先プレート3を差し込みながら進行させるもので、この進行により、ステープルの冠部が、ステープル係止部片4の段状凹部41と刃先プレート3上面により形成される空隙に嵌入しながら下側ケ−ス11における支持部2の傾斜部によって紙から引き上げられ、前記段状凹部41の終端によってステープルが押し抜かれることとなる。ここで採用されたステープル係止部片4は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの両脚を引き抜くのに有効となる、
次に、側面図である図6により、ステープルの除去作業性とその飛散防止に加え、ステープルの廃棄機能を課題としたリムーバ(例えば、実開平1ー155185号公報を参照。)について述べる。
図示のリムーバは、空洞部14を備えたリムーバ本体1と、くさび状先端21を備えた支持部材2と、先端部31を備えた厚みの薄い金属製の刃先プレート3と、下面に段状凹部41を備えた板状のステープル係止部片4と、磁性体51を備えた蓋体5等とが構成部材となっており、前記リムーバ本体1の一方の開口端12には支持部材2や刃先プレート3やステープル係止部片4が積層状態に固設されるとともに、前記リムーバ本体1の他方の開口端13には磁性体51が嵌入するように蓋体5が装着されている。
前記構造のリムーバの使用に際しては、ステープル係止部片4に指を宛てがってリムーバ本体1を把持し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間に刃先プレート3を差し込みながら進行させるもので、ステープルの冠部が、ステープル係止部片4の段状凹部41と刃先プレート3上面により形成される空隙に嵌入しながら支持部材2におけるくさび状先端21の傾斜部によって紙から持ち上げられ、ステープルが押し抜かれることとなる。ここで採用されたステープル係止部片4は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの両脚を引き抜くのに有効となる。
この除去されたステープルは、その冠部を介して段状凹部41に遊嵌されており、リムーバ本体1の一方の開口端12からその空洞部14内に案内され、リムーバ本体1における他方の開口端13に嵌入してある蓋体5の磁性体51に吸着されて集中する。リムーバ本体1の開口端13に集中した前記ステープルは、リムーバ本体1から蓋体5を取り外すことにより廃棄されるものである。
【0004】
さらに、縦断面図である図7に基づいて、ステープルの除去作業性とその飛散防止の課題に加えて、リムーバ本体へのステープルの取り込みをも課題としたリムーバ(例えば、実開平5ー88881号公報を参照。)について述べる。
図示のリムーバは、先端部に支持部2を、中間部に除去ステープル収容空所18を、後部に戻しスプリング15を収容した後部溝16を、夫々有するリムーバ本体1と、屈曲状先端部31を備えたステープル除去用刃先プレート3と、先端が肉厚段部10であり、かつ開閉蓋13が枢着されたスライドレバ9とを備えているものであって、前記ステープル除去用刃先プレート3は支持部2の上面に止めビス7で固着され、該ステープル除去用刃先プレート3の上面にはスライドレバ9が戻しスプリング15に抗して後退可能に付設されている。
前記構造からなるリムーバの使用に際しては、開閉蓋13の刻み目17に指を宛てがってリムーバ本体1を把持し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間にステープル除去用刃先プレート3の屈曲状先端部31を差し込みながら進行させて、ステープルの除去を行うもので、ここで採用されたスライドレバ9は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの両脚を引き抜くのに有効となる。
この除去されたステープルは、その冠部を介してスライドレバ9の肉厚段部10に嵌入しており、戻しスプリング15に抗してスライドレバ9を後退させることにより、リムーバ本体1端の開口から除去ステープル収容空所18内に引きずり込まれる。そして、リムーバ本体1の前記除去ステープル収容空所18内に収容された除去済のステープルは、ケ−ス本体1の開閉蓋13を開放することにより廃棄可能となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図5に例示したリムーバにおいては、その使用に際して、刃先プレート3の先端部31に強い押圧力が加わるため、該刃先プレート3の先端部がそり返る(図5中の点線部イに示した状態図を参照のこと。)ことから、くさび状先端部21の先端が突出状態となって、書類等に突き刺さり、書類等を損傷してしまう危険があった。また、先端部31の下面とくさび状先端部21の上面との間に、抜き取られるべきステープルの冠部が先端部31によっても拾えなかった場合、ステープル冠部が入り、書類を損傷してしまう危険があった。
また、前記図6に例示したリムーバにおいても、前記と同様に、書類等を損傷してしまう危険があるほか、蓋体5の磁性体51に吸引されて集中した除去済ステープルの廃棄時には、除去済ステープルを磁性体51からいちいち取り払う煩わしい作業を必要としていた。
さらに、前記図7に例示したリムーバにおいても、前記と同様な書類等の損傷の危険があるほか、除去ステープル収容空所18の容積が小さく、長期間に亘る連続使用には対応できなかった。
【0006】
本発明は、このような従来の各種リムーバの有する問題点に鑑みてなされたものであって、刃先プレートの先端に強い押圧力が加わっても刃先プレート支持部の先端が容易に突出することがないようにして、書類等の損傷を防止するようにしたリムーバを提供し、また、書類等の損傷の防止を可能するとともに、除去済ステープルの廃棄時には、磁性体から取り払う煩わしさを排除し得る除去済ステープル収容部を備えたリムーバを提供する他、書類等の損傷の防止や除去済ステープルの容易な廃棄を図るとともに、ステープルの煩わしい廃棄回数を低減して長期間の使用に耐え得るリムーバを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる目的を達成するために、請求項1に記載したリムーバでは、刃先部から外れた他の部分を二股状に形成した刃先プレートが採用されたことを特徴とし、また、請求項2に記載したリムーバでは、刃先部から外れた他の部分を二股状に形成した刃先プレートが採用されたリムーバの本体には、その全長に渡って除去済のステープルを収容する空洞部が備えられ、かつその後部側の空洞部内には、展開可能に枢支された蓋体の磁性部材を収納する隔壁空間部が形成されたことを特徴とし、さらに、請求項3に記載したリムーバでは、刃先部から外れた他の部分を二股状に形成した刃先プレートが採用されたリムーバにおいて、リムーバ本体の空洞部を中仕切りにより上・下空洞部となし、上側空洞部にはスライダと該スライダに作用する戻しスプリングと蓋体を展開可能にする枢支部とが備えられ、下側空洞部には除去済のステープルが収容されることを特徴としている。
上記の請求項1ないし3のいずれか記載の本発明は、二股状に形成した刃先プレート脚部片が前方部における傾斜部の先端を挾持するように装着されるため、刃先プレートが押圧されてそり返った場合には刃先プレート脚部片も追従しながら書面等の表面に摺接し、前方部における傾斜部の先端が書面等の表面に摺接することを防止するものである。また、上記の請求項2記載の本発明は、リムーバ本体の後部側に隔壁で仕切って形成した空間部に蓋体の磁性部材が変位自在に収納可能となるため、隔壁を介して収集されている空洞部内の除去済ステープルが蓋体の開放によって磁性部材から離散し、除去済ステープルの一括廃棄がなされる。さらに、上記の請求項3記載の本発明は、リムーバ本体の空洞部を仕切ることにより上・下空洞部となし、上側空洞部に諸部材を位置させることから、下側空洞部全域をより多くの除去済ステープルの収容に利用可能にした。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1は、リムーバの一実施例に係る側面図である。
図示のリムーバは、図5に示したリムーバの刃先プレート構造を改善したものであって、リムーバ本体1は、先端21がくさび状であり、かつその下面に溝22を備えている支持部2が傾斜して形成された下側ケ−ス11と該下側ケ−ス11上に固定される上側ケ−ス12で構成されており、また、厚みの薄い金属製の刃先プレート(図中、一点鎖線部で示した拡大図を参照のこと)3は、前記支持部2におけるくさび状先端21の下面と面一になる面を有する屈曲状先端部31と前記下側ケ−ス11の支持部2と同様に傾斜した後端部32とが備えられるとともに、打ち抜かれた舌状片33によって形成された二股状部34を備えており、さらに、ステープル係止部片4は、下面に段状凹部41を備えているもので、前記刃先プレート3は、舌状片33が支持部2の先端21下面の溝22に挿入されるように、二股状部34が支持部2の先端21を挟み込んだ上で、その後端部32が下側ケ−ス11の前方上面111に固着されるもので、舌状片33と支持部2の先端21の両下面は面一状態になる。
前記構造からなるリムーバの使用に際しては、ステープル係止部片4に指を宛てがってリムーバ本体1を把持し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間に刃先プレート3を差し込みながら進行させるもので、この進行により、ステープルの冠部が、ステープル係止部片4の段状凹部41と刃先プレート3上面により形成される空隙に嵌入しながら下方ケ−ス11における支持部2の傾斜部によって紙から引き上げられ、前記段状凹部41の終端によってステープルが押し抜かれることとなる。ここで採用されたステープル係止部片4は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの両脚を引き抜くのに有効となる。
【0010】
図2は、リムーバの他の実施例に係る側面図である。
図示のリムーバは、図6に示したリムーバの刃先プレート構造等を改善したものであって、前後が開口12、13され、内部が空洞部14となっている筒体であり、該空洞部14の後方開口13端上部が一部切り欠れて収納部19が形成されたリムーバ本体1と、磁性材51を保持した蓋体5と、くさび状先端21を備えた支持部2と、前記支持部2におけるくさび状先端21の下面と面一になる舌状片33が形成された二股状部34を備えた厚みの薄い金属製の刃先プレート3と、下面に段状凹部41を備えたステープル係止部片4等からなり、前記リムーバ本体1の前方開口12には、二股状部34を介して一体にした刃先プレート3と支持部2、および前記刃先プレート3上面に位置するステープル係止部片4が付設され、他方、収納部19近傍の上部には蓋体5が回動可能(矢印を参照)に枢支20される。
前記構造のリムーバの使用に際しては、適宜の係止手段により蓋体5が閉鎖状態に維持されたリムーバ本体1を把持し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間に刃先プレート3を差し込みながら進行させるもので、ステープルの冠部が、ステープル係止部片4の段状凹部41と刃先プレート3上面により形成される空隙に嵌入しながら支持部2におけるくさび状先端21の傾斜部によって紙から持ち上げられ、ステープルが押し抜かれ、これらの除去済のステープルはリムーバ本体1の前方開口12から空洞部14内に送り込まれて、磁性材51の収納部19近傍に集積されることとなる。ここで採用されたステープル係止部片4は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの両脚を引き抜くのに有効となる。
この集積された除去済ステープルは、磁性材51の収納部19が硬質樹脂(例えば、ABS樹脂)や硬質ゴム等の材料で形成された隔壁板で作製されているため、蓋体5の開放と同時に磁性材51の吸引力から開放されて空洞部14内で自由状態となるもので、一括廃棄が可能となる。
【0011】
図3は、リムーバの更なる他の実施例に係る縦断面図であって、図7に示したリムーバの刃先プレート構造等を改善したものであり、断面図である図3に基づいて説明する。
図示のリムーバにおいて、リムーバ本体1は、くさび状先端21Aが形成された支持部2Aおよび除去ステープル収容用空間部18Aを共に備えた下ケ−ス11Aと、前後が開口12A、13Aされ、内部が空洞部14Aである屈曲状の除去ステープル収容用ケ−ス19Aとが連結された構造を有しており、前記リムーバ本体1の上部には、該上部に固着される上ケース12Aと、該上ケース12Aの前部における凹所17Aに形成してある切り欠き孔の縁部17B内の、戻しスプリング15Aを介して連接されるスライダ9Aと、該上ケース12Aの後部に枢支ピン20Aを介して連接される磁性材51付き蓋体5Aとが備えられる。
前記スライダ9Aは、二股状の金属製の刃先プレート3がくさび状先端21Aに固設された支持部(図1の状態図を参照)2A上に、板状押えバネ50を介して配置されており、しかも上ケース12Aの前部内面に備えた空隙61に装備されて、該上ケース12Aとスライダ9Aの後部とを結合している戻しスプリング15Aにより、常に、リムーバ本体1の前方・上部に位置される。
また、前記磁性材51を保持した付き蓋体5Aは、上ケース12Aの後部内面に形成した空隙61に嵌挿された枢支ピン20Aによって該上ケース12Aに連結されており、該蓋体5Aの頭部52に備えた係止孔53が除去ステープル収容用ケ−ス19Aを構成する上部板23Aの後端に備えた係止突出片24Aに挿入・係止されて、後部開口13Aを閉鎖している。
さらに、前記板状押えバネ50は、上ケース12Aの下面に固定され、ステープルの冠部全体を刃先プレート3に押圧するとともに、スライダ9Aの歯をステープルの冠部に掛止して該ステープルを移動する機能がある。
【0012】
図4は、図3に示したリムーバにおける先端部に位置する各部材の組立状態を表す斜視図であって、屈曲した先端部31を有する刃先プレート3は、舌状片33が打ち抜かれて形成された二股形状であり、また、板状押えバネ50は、先端が屈曲50Bされ、2本の長孔50A、50Aが施されており、さらに、スライダ9Aは、屈曲した先端下面に掛止用歯91、91を備えるとともに、かつ上面に指宛て部93が突設されている。
これらの部材が組み立てられると、刃先プレート3に当接して取り付けられた板状押えバネ50には、2本の長孔50A、50Aに掛止用歯91、91が嵌入して刃先プレート3に当接する。
前記の図3と図4に示した構造からなるリムーバの使用に際しては、手に馴染むように屈曲状に形成されたリムーバ本体を把持するとともに、スライダ9Aの指宛て部93に指を当接し、打込まれたステープルの冠部と紙表面間にステープル除去用刃先プレート3の屈曲状先端部31を差し込みながら進行させて、ステープルの除去を行うもので、ここで採用された板状押えバネ50は扁平なため、ステープルの冠部全体を押さえることができ、ステープルの冠部の下面は刃先プレート3の上面により支持されるため、ステープル除去時においてステープルの冠部はガタつくことがないことから、ステープルの両脚を同時に引き抜くのに有効となる。このステープルは、リムーバが進行するに連れて、ステープルの冠部がスライダ9Aの掛止用歯91、91の下面を通過して留まり、該ステープルの冠部に前記掛止用歯91、91が係止可能となるため、スライダ9Aを戻しスプリング15Aに抗して摺動すると、除去ステープル収容用空間部18Aに引き込まれて除去される。前記の除去されたステープルは、リムーバの取り扱い中に、除去ステープル収容用ケ−ス19Aの空洞部14Aに移動され、隔壁で隔てられた部位に位置する磁性材51に吸引されて収集される。この後、スライダ9Aは戻しスプリング15Aにより元位置に復帰される。
前記収集され除去ステープルは、一旦蓋体5Aを後方に引いて、蓋体5Aの頭部52に備えた係止孔53と除去ステープル収容用ケ−ス19Aの上部板23Aの後端に備えた係止突出片24Aとの係止を解除(蓋体5Aおよび枢支ピン20Aの点線部を参照)した後、上方に回動して後方開口13Aを開放すれば、磁性材51に付着することもなく、一括廃棄がなされる。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明の請求項1に記載したリムーバは、二股状に形成した刃先プレートが傾斜支持部に装着されており、使用時に、大きな押圧力が加えられても、刃先プレートにおける二股状の一片が、常時、書類等の綴じ込み対象表面に摺接して、傾斜支持部の先端が綴じ込み対象表面に摺接することを防止するものであり、綴じ込み対象は損傷することがなく、何人にでも気軽に使用することができ、ステープル除去作業の効率化が達成されるものである。更に、ステープル冠部が綴用紙に沈み込んだ状態において、たとえ刃先プレートがステープル冠部と綴用紙の間に挿入されずにステープル冠部上面を辷ってしまうことがあっても、刃先プレートの舌状片がリムーバの支持部のくさび状先端を保護しているため、従来のようにくさび状先端をステープルとの衝突により破損してしまうことがない。また、本発明の請求項2に記載したリムーバは、請求項1に記載したリムーバの本体に、その全長に渡って除去済のステープルを収容する空洞部が備えられ、かつその後部側の空洞部内には、展開可能に枢支された蓋体の磁性部材を収納する隔壁空間部が形成されてあり、ステープルを廃棄する頻度を低減するとともに、廃棄時に生ずる磁性部材へのステープルの付着を無くして、一括廃棄処理が容易に達成された。さらに、本発明の請求項3に記載したリムーバは、請求項1または2に記載したリムーバの関して、スライダを付設して取り外したステープルを収集部に積極的に送り込んで、ステープル詰まりをなくし、常時、リムーバを使用可能な態勢に準備しておけるものであり、迅速な作業が達成でき、かつ、空洞部を上・下空洞部に二分し、下側空洞部全域を除去済ステープルの取集に使用できるようにするとともに、上側空洞部をスライダの戻しスプリングと蓋体の枢支部の内装に使用するもので、装置全体がコンパクト化されて取り扱いが至便となり、しかも、外力から保護されてリムーバの破損や故障がなくなり、長期間の使用が図られるものであって、ステープルの抜き取り時にステープル冠部が板状押えバネと刃先プレート間に挾持されるため、ステープルの両脚が常に均等に抜け出るので、両脚のいずれかが綴用紙に残るといった抜き取り不良を防止できる。、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリムーバの一実施例に係る側面図である。
【図2】本発明のリムーバの他の実施例に係る側面図である。
【図3】本発明のリムーバの更なる他の実施例に係る縦断面図である。
【図4】図3に示したリムーバにおける先端部に位置する各部材の組立状態を表す斜視図である。
【図5】従来のリムーバの一実施例に係る側面図である。
【図6】従来のリムーバの一実施例に係る側面図である。
【図7】従来のリムーバの一実施例に係る縦断面図である。
【符号の説明】
1 リムーバ本体
14A 空洞部
19A 除去ステープル収容用ケ−ス
3 刃先プレート
5A 蓋体
51 磁性材
15A 戻しスプシング
9A スライダ
Claims (3)
- 刃先プレートに形成された二股状部がリムーバ本体の一端に備えられた傾斜部の先端を挾持するように装着されたことを特徴とするリムーバ。
- リムーバ本体は、その全長に渡って除去済のステープルを収容する空洞部を備えており、かつその後部側の空洞部内には、展開可能に枢支された蓋体の磁性材を収納する隔壁空間部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のリムーバ。
- リムーバ本体の空洞部を上・下空洞部に仕切り、上側空洞部にはスライダと該スライダに作用する戻しスプリングと蓋体を展開可能にする枢支部とが備えられ、下側空洞部には除去済のステープルが収容されることを特徴とする請求項1または2記載のリムーバ。
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