JP3087647U - ホッチキス針抜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴じたホッチキスの針を抜く場合、従来の器
具では綴じ針の片方が抜け残ってはずれないことが多
い。この場合強力に挟むことができる道具があれば、簡
単に抜くことができる。そのためホッチキスの後部に針
抜歯１．２を取り付けてホッチキスの握りを利用して強
力に挟むことができるのであるがこの握りは本来ホッチ
キスの綴じ針を押し出すための構造となっているため、
このままで強く握ると無駄針が出てしまう。 【解決手段】 針押し出し金具Ｄと中板Ｂの先端に装着
されている綴じ針図４．Ｆの上端との間に止め板を差し
込むと押下げ板Ａを強く握っても綴じ針が押し出される
のを防ぐことができる。中板先端側面の指先で操作しや
すい位置に前後に移動できる止め板移動溝４を設けて止
め板３を取り付ける。中板Ｂと受け板Ｃの後部に針抜歯
１．２を取り付ける。この２つの装置により上記の課題
を解決したホッチキス針抜装置である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ホッチキスによっていったん綴じられている針をホッチキスの後部 に取り付けた２枚の歯により、ホッチキスの開閉部分を利用して、てこの応用に より綴じ針を強力に挟んで引き抜く装置である。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、ホッチキスの後部についた簡単な針抜き金具の先で裏側の針の折り込 み部分をこね上げたり、はね上げて抜く装置であった。これで抜け切れなっかっ た針は、針抜き金具の先端にある小穴に入れて捻じったり、切れ目に食い込ませ たりして抜き取るようにしていたが、機能が不十分であり、かつ、抜けない場合 が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

綴じられている針を強力に挟むことができれば、折れ込み部分を伸ばしたりこ ね上げたりする手間を省いてそのまま引き抜くことができるが、ホッチキスの構 造上強く握るとその都度、装着している針が無駄に出てしまう問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

装着されている綴じ針の上端に止め板を差し込むと、上から降ろしてきた針押 出し金具Ｄを止めることとなり、最上部の押下げ板Ａを強く握っても無駄針が押 し出される事がなくなる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

上記止板３を図４のようにうに内部に装着して、指先で外部から移動が操作出 来るようにし、ホッチキスを針抜に使用する場合には、図４．３のように止板３ をホッチキスの先端部分に移動させて使用する。ホッチキス本来の紙等を綴じる 目的に使用する場合には、止板３を後部に移動すれば、ホッチキスの働きが可能 となり、１個のホッチキスで２つの機能を有するホッチキス針抜装置となる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案のホッチキス針抜装置では、抜けにくい針や抜け残った針を抜く場合に 特に他の道具を使用しなくても簡単に針を抜くことが出来る。実施においては、 抜けにくい針、抜け易い針にかかわらず、針を強力に挟んで抜くことが出来るた め、

【０００７】に記載の従来技術の改良が出来、紙等を綴じる作業が便利にな る。また、抜いた針が散乱したり、飛び散ったりしないため、人体に刺さる危険 性もなくなり安全で、散乱針を除去する掃除も不要となる。

【０００８】 本考案のホッチキス針抜装置は、針抜歯の先端が反っているので、綴じ針の下 部への差込が容易である。また、押しピン抜きやとげ抜きその他小さな物を引き 抜く場合に使用出来ることを特徴とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のホッチキスに考案部分に１．２．３．４
を加えた側面図である。

【図２】止板装置３の状態をを示す前方からの断面図で
ある。

【図３】後部からの断面図である。

【図４】上下の針抜歯が接触する位置で針押出し金具Ｄ
が止め板によってそれ以上下がるのを止めた状態を示す
部分の断面図である。

【符号の説明】

Ａ．押下げ板 Ｂ．中板 Ｃ．受け板 Ｄ．針押し出し金具 Ｅ．回転軸 Ｆ．装着されている綴じ針 １．針抜上針 ２．針抜下針 ３．止め板 ４．止め板移動講

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホッチキキスによって綴じられている綴
   じ針を抜く場合、ホッチキス中板Ｂと受け板Ｃの後部に
   針抜き歯１．２を取り付けホッチキスの握り部分である
   押下げ板Ａと中板Ｂ及び受け板Ｃの間隔の遊びを利用し
   て、てこの応用により逆方向の針抜き歯１．２より綴じ
   針を強力に引き抜くホッチキス針抜き装置。
2. 【請求項２】 針抜き歯１．２に強い力を加えるため、
   ホッチキスの握り部分の押下げ板Ａと受け板Ｃを強く握
   るとホッチキスの構造上装着されている綴じ針Ｆが押し
   出されるが、これを防止するため針押し出し金具Ｄと装
   着されている綴じ針Ｆの上端の中板側面に止め板移動溝
   ４を設け移動できる止め板３を取り付けて、通常は止め
   板を後部に寄せ、ホッチキス本来の作用が妨げられない
   位置に置き綴じ針を引き抜く場合は先端に移動させるこ
   とにより強力に挟むことが出来るようにして無駄針を出
   さないホッチキス針抜き装置。