JPS61501131A - 外科用クリップを付ける装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 外科　クリップを付ける装置 衾里傅貴員 本発明は外科用クリップ、特に止血クリップを血管のような身体組織に付ける装 置に関する。より詳細には、本発明は、可動部品の数が少く、複数のクリップを 次々に付ける片手操作に通した装置に関する。

外科用クリップ付は器は、代表的には、身体の組織に付けるべきクリップを受け 入れるための横方向に間隔をへたてた一対の相対的に移動できるジョーを有して いる。クリップをジョー内に１つずつ挿入しなければならないとき、くり返し行 うのは外科医にとって疲れてしまう、従って、複数のクリップをクリップ付は器 に供給することが好ましかった。装置によってくり返し付けるためのクリップの 供給対策としては代表的には複雑なりリップ貯え機構および供給機構を必要とし 、これらの機構は、かさばり、かつクリップを身体の組織に付けるためにジョー を適所に置くとき、ジョーに対する外科医の視界を妨げてしまう。ジョーがクリ ップを受け入れた後、ジョーを互いに近づけてクリップを身体の組織に閉しる。

ジョーを互いに近づける最も厄介かつ不確実な方法は手による直接の圧力を使用 することである。外科医の手はクリップ付は箇所の視界を制限しかつ身体の限ら れた処理領域におけるクリップ付けを困難にしてしまう。他の方法では、ジョー を、通常、アクチュエータおよび複雑なリンク装置と関連してシャフトまたはス リーブとの相互作用によって共にカム作用させる。

従って、本発明の目的は外科用クリップ付は装置を改良しかつ簡単にすることで ある。

本発明のより詳細な目的は外科用クリップを前進させるとともにこれらのクリッ プを閉しるための相対的に移動できる要素の数が少ない外科用クリップ付は装置 を提供することである。

本発明のなお一層の目的は装置のクリップ閉じジョーへのクリップの次々の送り 出しを調整するための簡単な構造を提供することである。

光１１１１更 本発明のこれらの目的および他の目的は、クリップ付は器に対して長さ方向に往 復運動自在に一対の作動ハンドルと直接関連したクリップ閉じ要素を設ける本発 明により達成される。他の要素すべては長さ方向に固定されている。クリップ閉 じ要素は一対のジョーで終っており、これらのジョーはともにクリ、７プを閉じ かつクリップの供給の制御を助けるように機能する。

直線クリップ列の最も遠い方のクリップはジョー内に予め位置決めされている。

一対の作動ハンドルを握り締めることにより、複雑なリンク装置を必要としない でクリップ閉じ装置の遠い方への長さ方向運動を直接引き起す。これらのジョー は固定シャフトの一対の横方向に間隔をへだてたカム表面部分に接触する。これ らのカム表面部分は遠い方向に互いに向って傾斜している。これらのカム表面部 分は最も遠い方のクリップを身体の組織を閉じるためにジョーを互いに向けて押 す。

作動ハンドルの解放により、近い方向へのジョーの長さ方向運動を引き起す。こ の戻りストローク中、ジョーはクリップ列の平面で逃がし機構に接触する。これ らのジョーが逃がし部を付勢してクリップの平面からはずして列における次のク リップをジョーに入れる。続いて起る前方ストローク中、ジョーの遠い方への運 動により逃がし部を解放し、従ってこの逃がし部はクリップ列の平面まで戻り、 列における残りのクリップの遠方への運動を妨ぐことができる。

供給量のクリップを使い果すまで、この２段階サイクルをくり返すことができる 。この装置の簡単な設計により、装置の片手操作を容易にし、クリップ付は箇所 への接近性およびその箇所の見やすさを改良するとともに、装置を経済的に使い 捨てにすることができる。

本発明のなお一層の特徴、性質および種々の利点は添付図面および本発明の下記 詳細な説明からもっと明らかになるであろう。

型皿■旦皇呈反皿 第１図はクリップ付は器の頂部の斜視図である。

第２図はクリップ付は器の底部の斜視図である。

第３図乃至第５図はクリップ付は器の次第に分解した斜視図である。

第６図は第１図の線６−６に沿った横断面図である。

第７図は第１図の線７−７に沿った長さ方向断面図である。

第８図は第７図の線８−８に沿った長さ方向断面図である。

第９図はクリップ付は器の逃がし機構およびその周囲部分の斜視図である。

第１０図は底部トラック表面の一部を切取ったクリップ付は器の斜視図である。

第１Ｏ図の頂部分は一方の取付はジョーを備えたクリップ閉し装置の一部を示す 。第１０図の底部分は逃がし機構の一部を示す。

第１１図は逃がし機構が一対のジョーによってカム作用されてクリップ列の平面 からはずれた第８図の１ｌｌ−１１に沿った横断面である。

第１２図はジョーの遠い方への運動により逃がし機構をクリップ列の平面内−・ 移動させた以外は第１１図と同様の図である。

第１３図は第１図のクリップ付は器で使用するための外科用りリップの斜視図で ある。

第１４図は第７図に示した装置の一部の拡大図である。

第１５図は第１中間クリップ位置を示しである以外は第１４図と同様の図である 。

第１６図は第２中間クリ、プ位置を示しである以外は第１４図と同様の図である 。

第１７図は第３中間クリップ位置を示しである以外は第１４図と同様の図である 。

第１８図は先端のクリップ閉じ位置を示しである以外は第１４図と同様の図であ る。

第１９図は先端のクリップ閉し位置からクリ、プ閉しサイクルのほぼ初めの位置 までの後退を示しである以外は第１４図と同様の図である。

第２０図は第８図に示した装置の一部の拡大図である。

第２１図は第１中間クリップ位置を示しである以外は第２０図と同様の図である 。

第２２図は第２中間クリップ位置を示しである以外は第２０図と同様の図である 。

第２３図は第３中間クリップ位置を示しである以外は第２０回と同様の図である 。

第２４図は第４中間クリップ位置を示しである以外は第２０図と同様の図である 。

第２５図は先端のクリップ閉じ位置からクリップ閉じサイクルのほぼ初めの位置 までの後退を示しである以外は第２０図と同様の図である。

第２６図はクラッチ組立体を示しているクリップ付は器の分解斜視図である。

第２７図は第２６図の線２７−２７に沿った長さ方向断面図である。

第２８図は初めの位置にあるクラッチ組立体の拡大平面図である。

第２９図はクラッチ組立体を第１中間遠方位置に示しである以外は第２８図と同 様の図である。

第３０図はクラ、千組立体を第２中間遠方位置に示しである以外は第２８図と同 様の図である。

第３１図はクラッチ組立体を先端の遠方位置に接近している場合について示し、 かつ中間近方位置に仮ｍＷで示しである以久は第２８図と同様の図である。

λ皿膜詳１に一鋭月 本発明は、永久的であって、初めの供給クリップを使い果した後、さらにクリッ プを更に挿入することによって再び使用することができる外科用クリップ付は器 のような他の実施例にも通用できるが、初めの供給クリップを使い果した後、完 全に処分できるクリ、プ付は器への適用の説明から上針に理解されるであろう。

第１図及び第２図はクリップ付は器１０を示しており、このクリップ付は器は長 さ方向のシャフト２０を有し、このシャフトはう、プ部分２２を有する。ラップ 部分２２はクリップ止めずべき身体の組織を入れるためのスロット２４を有する 。身体の組織は最もしばしば血管１８０のような管状構造体である。また〜ラッ プ部分２２は一対のランプ板３６を有し、これらのランプ板はカム表面２８によ って境界決めされた通路を形成している（第１０図参照）。ラップ部分２２の端 部２６は、外科医による管状構造体１８０のスロット２４への案内を助けるよう に拡げられるのがよい。長さ方向のシャフト２０は、後述の目的で斜面３４を備 えている。

長さ方向のシャフト２０はトラック４０と作動的に関連している。第９図をも参 照すると、トラック４０は複数対の切欠き４２を備え、長さ方向のシャフト２０ は複数対のタブ３０を備え、これらのタブを曲げて複数の切欠き４２に嵌め込ん で長さ方向のシャフト２０をトランク４０に固着する。

トランク４０の遠い方の部分は後述の逃がし機構７０を受け入れかつ保持するた めに開口部５０を有している。トランク４０の近い方の部分はトラック挿入体４ ６を受け入れる。

長さ方向のシャフト２０およびトラック４０は頂部ボディ部分１６０及び底部ボ ディ部分１６２の遠い方の部分に挿入されかつそれらの中に保持されている。一 対のリングハンドル１４０はボディ部分１６０．１６２の近い方の部分に挿入さ れかつそれらの中に保持されている。

第３図に示すように、ボディ部分１６０．１６２は各々孔１６６を有するそれら の近い方の部分に設けられている。リベット１６８を孔１６６に通してボディ部 分１６０．１６２の近い方の部分を互いに保持するのを助けている。ボディ部分 １６０の突出部１６４がボディ部分１６２の孔１６５に挿入されている。接着剤 のような在来の手段を塗布してボディ部分１６０．１６２の他の当接面を互いに 保持しである。

第４図は長さ方向のシャフト２０およびトラック４００組立体の中に保持された 多数の要素を示している。トラック４０の近い方の端部は遠い方に突出している プロング５４を備えた開口部５２を有し、このプロングは圧縮可能なばねの近い 方の端部に嵌め込まれている（第７図をも参照）、ばね５６の遠い方の端部はク リップフォロア５８の近い方の端部に嵌め込まれている。ばね５６のこの違い方 の端部およびクリップフォロア５８はトラック４０の下側の長さ方向チャンネル ４７（第８図に図示）内を往復移動する。クリップフォロア５８の遠い方の表面 ６２は直線列の最も後方のクリップ９０に接触している。

直線クリップ列９０はトランクおよびクリップカバー８０の中に閉じ込められて いる。クリップカバー８０の遠い方の端部は一対の歯で終っている。トラック４ ０から下方に突出しているプロング６４はクリップカバー８０の切欠き８４に嵌 り込んでいる。

この連結によりクリップカバー８０をトラック４０に対して不動にしている。プ ロング６４は又クリップ閉じ装置１００　（第５図ニ回示）のチャンネル１１２ の前端に接触してクリップ閉じ装置１００の後方運動を止めている。クリップカ ッ＼−８０の近い方の部分の切取部８６は後述のクラッチ組立体の運動用の隙間 を作っている。

クリップ付は器の組立て中、クリンプ９０、クリップフォロア５８およびばね５ ６をトラック挿入体４６の取りはずしによって作られた開口部に挿入する。ばね ５６の一端をトラックの開口部５２のプロング５４に嵌める。次いで、トランク 挿入体４６を在来の手段（例えば、スナップ嵌め）によってトラック４０に再び 取付ける。

トラック４０は後方に突出している２つのプロング６６を有し、これらのプロン グはボディ部分１６２の下側の凹部（第４図に図示せず）内に嵌っている。

第５図は長さ方向シャフト２０およびトラック４０の組立体の中に保持された残 りの要素を示している。クリップ閉し装置１００は部材１０１、およびこの部材 １０１から延びている横方向に間隔をへだてた２つのアーム１０２を備えている 。また、クリップ１１０が部材１０１から延びかつアーム１０２間に位置決めさ れている。

クリップカバー８０はクリップ閉じ装置１００のアーム１０２とクリップ列９０ との間に位置している（第６図をも参照）、シかしながら、アーム１０２のジョ ー１０３はクリップカバー８０の歯８２の平面の下を延びて最も遠い方のクリッ プ９０ａ　（第１１図に図示）に接触している。歯８２は、クリップがジョー１ ０３の中へ入るのを助ける。

反対方向に間隔をへたてた一対の突出表面１０４はクリップ閉じ装置１００を長 さ方向シャフト２０およびトラック４０内に嵌めるのを助け、これらの突出表面 １０４により、クリップ閉し装置＋００を突出表面１０４を使用しなかった場合 よりその長さのほとんどにわたって幅狭くすることができる。クリップカバー８ ０の反対方向に間隔をへだてた突出表面８８によって同様の機能を果たす。

クリップ閉し装置１００の後方部分は開口部１１２．１１４を有する。開口部１ １２はクラッチばね１３０を収容する。開口部１１４はばね１２０を位置決めす るための対向プロング１１６．１１Ｂを有する。ばね１２０の前端１２２はトラ ック４０の後面４４と常時接触している（第３図参照）。

長さ方向シャフト２０の後方部分はボディ部分１６０への挿入用の嵌め要素３２ を有する。ボディ部分１６０は突出部１７０を有し、この突出部は間隔をへだて た突出部１７０ａ、１７０ｂと平行である。突出部１７０と一方の側の側壁１７ ６との間、および突出部１７０ａ、１７０ｂと他方の側の側壁１７６との間には 、スロット１７４が位置決めされている。嵌め要素３２はトラフ床１７２に嵌り 込み、ボディ部分１６０の後壁１７８によって閉じ込められ、そしてスロット１ ７４の後方部分の中へ延びている。

ボディ部分１６０はリングハンドル１４０を保持するための一対の突出部１６４ を有する。各リングハンドル１４０はフィンガリング１４２およびシャンク１４ ４を有する。シャンク１４４はノブ１５０で終っており、ノブ１５０は孔１５２ を有する。各リングハンドル１４０は、答礼１５２を夫々の突出部１６４に合わ すことによってボディ部分１６０に嵌められる。

各シャンク１４４は又スロット１４６を存する。リングハンドル１４０をボディ 部分１６０に嵌めると、スロット１４６は部分的に重なる。スロット１４６の異 なる部分はクリップ付はサイクル全体にわたって重なり、このクリップ付はサイ クル中、リングハンドル１４０を互いに向けて握り締め、次いでそれらの元の分 離位置に戻す。

クリップ閉し装置１００の最も後方の部分には凹部１２４が設けられている。こ の凹部１２４はリングハンドル１４０のスロット１４６間にあり、ピン１４８が これらスロットおよびこの凹部を通り、それによりリングハンドル１４０とクリ ップ閉し装置１００とを直接連結している。

全クリツブ付は器の組立てを次の如く要約し得る。第１図乃至第８図を参照して 、クリップ閉し装置１００を長さ方向シャフト２０内に設置する。クリップカバ ー８０をトランク４０に取付け、次いでトラック４０の近い方の表面４４がクリ ップ閉じ装置１００のばね１２０に接触するが、このばねを押さないようにクリ ップカバー８０をクリップ閉じ装置１００の頂部に設置する。タブ３０をスロッ ト４２に嵌め込むことによってトラック４０および長さ方向シャフト２０を互い に取り付ける。これにより、長さ方向シャフト２０、クリップ閉し装置１００、 クリップカバー８０およびトラック４０の副組立体を作るが、これらのうちクリ ップ閉し装置１００のみが長さ方向に取りはずしできる。

次いで、クリップ閉し装置１００およびリングハンドル１４０をピン１４８で連 結する。次いで、リングハンドル１４０の孔１５２および長さ方向シャフト２０ の嵌め要素３２を夫々頂部ボディ部分１６０の突出部１６４およびトラフ床１７ ２に嵌め込む。

突出部１６４を孔１６５に通しかつトラック４０のプロング６６を底部ボディ部 分１６２の凹部に装入することによって底部ボディ部分を取付ける。次いで、リ ヘノト１６８を孔１６６に通すことによって、頂部ボディ部分１６０および底部 ボディ部分１６２を連結する。トラック挿入体４６をトラック４０から取りはず すと、クリップ９０、クリップフォロア５８およびばね５６を挿入することがで きる。次いで、トランク挿入体４６を再び位置決めして組立てを終了する。

図面に示すようなりリップ付は器は実質的に平らである。しかしながら、本発明 の一実施例（図面に図示せず）では、クリップ付は中、外科医にとって手術箇所 をよく見えるようにするために、クリップ付は器の遠い方の部分は弧状形状を有 する（すなわち、第１図における装置の左端部が下方に弯曲している）。好まし い実施例では、長さ方向シャフト２０の遠い方の部分は永久的に弧形であり、ク リップ閉し装置ｉｏｏ、クリップカバー８０およびトラック４０は実質的に平ら な要素として作られているが、シャフト２０の弧状形状に一致するのに十分に可 撓性である。好ましくは、長さ方向シャフト２０、クリップ閉じ装置１００及び クリップカバ−８０はステンレス鋼で作られ、トラック４０はプラスチック（例 えばＬＥＸＡＮ”ポリカーボネート樹脂）で作られる。

本発明の他の好ましい実施例（図面に図示せず）では、クリップ付は器に残って いるクリップの数を指示する方法が設けられている。トランク４０は透明なプラ スチックであり、直線列におけるクリップ９０の位置に相当する番号付は線を存 する。クリップフォロア５８の表面には、色付きスポットが直線状列の最も近い 方のクリップの背後に設けられている。外科医は番号付き線と整合した色付きス ポットを見てクリップ付き器に残っているクリップの数を確かめる。クリップが 残っていないとき、使い捨てクリップ付は器を捨てる。

第９図はトラック４０の遠い方の部分の逃がし部７０およびこの逃がし部７０を 受け入れる開口部を示している。逃がし部７０は好ましくはステンレス鋼で作ら れ、そして３対の反対方向に間隔をへだてた突出表面を有し、これらの突出表面 は逃がし部７０の軸線から外方に、次いで下方に延びている。最も前方の対の突 出部７２の各々はフィンガ７３を有し、このフィンガは突出表面の垂直部分から 外方に突出している。最も後方の対の突出部７６は横方向および長さ方向の両方 に中間の対の突出部７４を越えて延びている。組立てられたクリップ付は器では 、リフトばね７８が３対の突出表面に隣接し、また下方に延びている。リフトば ね７８はタブ７８ａを有する。逃がし部７０およびリフトばね７８の後方部分は 夫に耳部７９ａ、７９ｂを有し、これら耳部の両方はトラック４０の凹部６８に 着座して逃がし部７０をトラック４０に位置決めするように延びている（第２０ 図をも参照）。

第８図、第１０図および第１１図はリングハンドル１４０を互いに握り締める前 の逃がし部７０、ジョー１０３およびクリップカバーの歯８２の相対位置を示す 。ジョー１０３は逃がし部７０とは異なる平面にある。後述のように、操作中、 各ジョー１０３は逃がし部７０の最も後方の対の突出表面７６のうちの一方の頂 点７７に接触しかつこの表面７６にトラック４０の方向にかつクリップ列９０の 平面からカム作用する。

第１０図は又長さ方向ンヤフ）２０の遠い方のラップ部分２２の成る特徴を示し ている。２つのラップ板３６はラップ部分２２の対向底面から内方に延びている （第４図をも参照）。ラップ板３６とラップ部分２２の残部との空間はジーｒ　 １０３の遠い方への運動用の通路を形成している。この通路の側部は横方向に間 隔をへだてた２つのカム表面２８を備え、これらの表面は遠い方向に互いに向っ て傾斜している。ラップ部分２２とラップ板３６との間のジョー１０３の遠い方 向への運動により、このラップ部分およびラップ板を表面２８に接触せしめかつ これらの表面を横切らせ、ジョー１０３を互いに向けて押してジョー１０３に保 持されたクリップ９０を閉しる。いつでも、ジョー１０３はランプ部分２２とラ ップ板３６との間に閉し込められている。かくして、ジョー１０３は形成通路内 を長さ方向にのみ走行することができる。

ラッグ部分２２の遠い方の端部はフレア表面２６で柊って管状構造体１８０を入 れるための幅広い入口領域をスロット２４に作っている（第１図参照）。それに より、クリップをどこに付けるかを良好に制御することができる。まず、外科医 はスロット２４の壁部を管状構造体１８０のまわりに置いてほぼ位置決めする。

次いで、リングハンドル１４０を握り締めることにより、ジョー１０３および最 も遠い方のクリップ９０を正確に管状構造体１８０のまわりに前方に自動的に移 動させる。かくして、外科医がこの正確な位置決めを手で行う必要がない、この 結果、クリップ付けの速度および精度が大きくなる。

第１１図はリングハンドル１４０を互いに握り締める前のクリップ付は器ｌＯの 横断面を示している。逃がし部７０は、ジョー１０３によってクリップ９０の平 面から下方に押し下げられた場合について示されている。最も遠い方のクリップ ９０はクリップカバーの歯８２によってアーム１０２から分離されている。しか しながら、ジョー１０３はアーム１０２から下方に延びてクリップ９０に接触し ている。各ジョー１０３の段部１０６は、夫々のアーム１０２とともに、クリッ プの脚部９４のうちの一方を支持する溝１０８を形成している。

第１２図では、リングハンドル１４０は握り締められた状態である。ジーａ　− １０３は遠い方に移動してクリップ９０を前方に運び、もはや突出部７６の頂点 ７７と接触していない。これにより、逃がし部７０をクリップ列９０の平面内へ 上昇させることができ、かくして遠い方への運動を最も前方のクリップの背後の クリ、ブすべてによって妨げる。

第１３閣はクリップ付は器１０で使用し得るクリップを示している。クリップ９ ０は好ましくはステンレス鋼のような金属で作られるが、プラスチックまたは他 のポリマーの使用が可能である。

クリップ９０は頂部９２および２つの脚部９４を有する。頂部９２はクリップの 脚部９４の端部から最も遠い方のクリップ９２の部分である。脚９４は、直線列 のクリップを積み重ねるを助けかつ管状構造体のまわりの安全な閉鎖を行なわせ るように曲げられている。列の各クリップは列のすぐ隣接したクリップと接触し ており、各クリップの脚部９４の端部はそのすぐ前方のクリップの脚部の中間領 域に接触している。クリップ９０の内面は、クリップの閉鎖中、クリンプが身体 の組織を把持するのを助けるために′ａ９６を有する。クリップの脚部９４の前 方内面は安全のために丸くなっている。クリップ９０用に使用するワイヤは一般 に矩形の横断面のものであるが、異なる横断面を、これらによりクリップを適切 に前進させかつ閉じることができる限り、使用し得る。

当業者に知られている種々の他のクリップの特徴を、本発明のクリップ付は器の 操作をそこなわなければ、付は足してもよい。例えば、クリップの頂部は角形の 代わりに弯曲していてもよい。

完全なりリップ閉鎖および戻りストロークサイクルを行なう際のクリップ付は器 １０の作動を第１４図乃至第２５図を参照して以下に説明する。第１４図および 第２０図はリングハンドル１４０を互いに握り締める前のクリップ付は器の遠い 方の端部の位置を示す異なる図である。管状構造体１８０が長さ方向シャツ）２ ０のラップ部分２２のスロット２４の中に入るようにクリップ付は器を位置決め する。図示の実施例では、外科医は、クリ、プ付は器を、ジョー１０３内に予め 位置決めされた最も遠い方のクリップ９０ａを管状構造体のまわりに閉じる用意 のととのった状態にする。変更例として、外科医はリングハンドル１４０を握り 締め、そして放してジョー１０３内の最も遠い方のクリップ９０を位置決めして もよい。

各ジョー１０３は逃がし部７０の夫々の最も後方の対の突出表面７６の頂点７７ と接触している。この位置では、表面７６はジョー１０３によって第２０図にお いて下方にカム作用された状態であり、従って最も前方および中間の対の突出表 面７２．７４はクリップ９０の直線列の平面からはずれている。

第２１図では、リングハンドルの握り締めが始まった。リングハンドル１４０の 握り締めによりビン１４８　（第８図参照）を前方に移動せしめる。ピン１４８ は凹部１２４でクリップ閉じ装置１００に直接連結されているため、リングハン ドル１４０の握り締めにより、またクリップ閉し装置１００を長さ方向シャフト ２０、トランク４０およびクリップカバー８０に対して前方に移動せしめる。第 ２１図では、クリップ閉し装置１００は遠い方向に十分に移動したので、ジョー １０３はもはや突出部７６の頂点７７と接触していない。その結果、逃がし部７ ０はクリップ列９０の平面内へ上昇し始めた。

第１５図では、クリップ閉じ装置１００は遠い方向に移動し続けて、最も前方お よび中間の対の突出部７２．７４がクリップ列９０の平面内へ移動した。次いで 、クリップ９０ｂの脚部９４の部分を対の突出部７２．７４間に閉じ込めかつ突 出部７２のフィンガ７３によってクリップ９０の平面内に保つ。これにより、直 線列の残りのクリップのこれ以上の遠い方への運動を妨げるとともに、１度に１ つのクリップのみがジョー１０３に入ることができるようにする。また、これに より、ばね５６およびクリップフォロア５８による遠い方への運動を防ぐ。

第２２図では、ジョーによるわずかな量の遠い方への運動が更に起った。最も遠 方のクリップ９０ａはもはやクリップ９０ｂに接触していない。

第２３図では、ジョー１０３および最も遠い方のクリップ９０ａは管状構造体１ ８０を囲み始めた。ジａ　１０３は長さ方向シャフト２０のカム表面２８とまだ 接触していない。

第１６図では、ジョー１０３はカム表面２８に接触し始めたばかりである。この とき、ジョー１０３および最も遠い方のクリップ９０ａは管状構造体１８０を囲 んでいる。

第１７図および第２４図では、ジョー１０３はカム表面２８に沿って移動するに つれて互いに向って近づいている。これにより最も遠い方のクリップ９０ａを環 状構造体１８０のまわりに閉じる。クリップの脚部の先端を共にクリップの他の 部分の前に至らせて管状構造体１８０をクリップ９０ａ内に捕捉する。ジョー１ ０３の遠い方への運動は管状構造体１８０をクリップの頂部９２に向かわせかつ クリップの脚部９４の先端から遠ざける。この動作と、クリップの脚部９４の丸 い前方内面９８の使用とにより、Ｍｉ織にクリップの脚部をしようとするように 完全に係合させる。クリップの止め部１１０はクリップ９０ａのいずれの実質的 な近い方への運動をも防ぎ、かくしてクリップ９０ａをジョー１０３内に閉じ込 めて閉じるように働く。クリップの止め部１１０は遠い方に移動するつれてクリ ップの平面に向う。トラック４０の傾斜ブロック４３　（第９図参照）がクリッ プの止め部１１０をクリップの平面内に保つ、長さ方向シャフト２０の斜面３４ は、クリップ閉し装置１００がその長さ方向の往復運動の近い方の部分にあると き、クリップの止め部１１０用の隙間を作る。

第１８図はクリップ閉じストロークの終了時、すなわち、リングハンドルを共に 最も完全に握り締めるときの装置を示している。

クリップ閉し装置１００はその最も遠い方の位置にあり、ジョー１０３は互いに 対して最も近くにある。これにより、クリップ９０ａを管状構造体のまわりに完 全に閉じる。ジョー１０３は長さ方向シャフト２０の遠い方の端部を越えてわず かに突出する。

かくして、ジョー１０３の先端がクリップ閉じストロークの終りにあるときを除 いて、ジョー１０３を常にクリップ付は器のランプ板３６内に保持する。これに より、ジョーを損傷しないように保護する。第１８図に示していないが、フレア 部分２６は、ジョー１０２がいかなる時でも長さ方向シャフト２０の遠い方の端 部を越えて突出しないように十分に延びることができない。

クリップ閉しストローク中のリングハンドル１４０の握り締め全体にわたって、 クリップ閉し装置１００はこれとともにばね１２０を運ぶ。ばね１２０の遠い方 の端部１２２はトラック４０の不動後面４４に接触して、ばね１２０が圧縮され る。クリップ閉しストロークが終了するとき、外科医はリングハンドル１４０を 握り締るのをやめる。すると、圧縮ばね１２０は伸びる傾向にあり、それにより クリップ閉じ装置１００をその元の位置に戻ってリングハンドル１４０をビン１ ４８の介して遠ざける。

第１９図および第２５図は戻りストロークがほぼ終了するときの装置の状態を示 す異なる図である。ジーＪ−１０３は近い方に移動し、かくしてカム表面２８を 近い方向に再び横切るとき、分離する。閉鎖クリップ９０ａは摺動して後退ジョ ーからはずれ、閉鎖クリップの上を近い方にカム作用するジョー１０３の前方内 面の斜面１０５によって運動を助ける。かくして、斜面１０５は閉鎖クリップが ジｒ−１０３にひっかからないようにする。

クリップ閉じ装置１００が近い方に移動し続けると、ジョー１０３は逃がし部７ ０の最も後方の突出部７６の頂点７７にもう一度接触する。ジ！！　−１０３は 逃がし部をクリップ列９０の平面から下に押し下げ、従って突出部７２．７４は もはやクリップ９０ｂを閉じ込めない。リフトばね７８はクリップ９０ｂを持上 げ、このクリップは段部１０６を越してジョー１０３の溝１０８に入る。クリッ プの止め部１１０は近い方に移動してクリップ９０ｂに接触する。リフトばねの タブ７８ａは、クリップの止め部１１０が近い方に移動し続けるにつれてクリッ プ９０ｂを通り越すとき、クリップ９０ｂの後方運動を防ぐ止め部として働く。

ばね５６は伸びてクリップフォロア５日およびクリップ列９０を、装置が第１９ 図および第２５図に示す状態に達するまで、遠い方に移動せしめる。クリップ閉 じ装置１００の連続後方運動によりクリップ９０ｂをジョー１０３内で完全に移 動させ、ジョーの溝１０８で保持する（第１４図および第２０図に示すようにク リップ９０ａの初めの位置に匹敵する）。

そのとき、クリップ付は器を最も遠い方の圧縮クリップ９０ａで閉じた管状構造 体１８０から抜き出せばよい、そうすると、クリップ付は器１０は次のクリップ ９０ｂを他の管状構造体に付けるために使用する用意が整う。供給クリップを使 い果たすまでこの手順をくり返すことができる。

本発明の好ましい実施例では、クラッチ組立体を使用してクリップ閉しおよび戻 しサイクルにおける各工程を次の工程を始める前に終了し得る。第２６図および 第２７図はクラッチ組立体の構造を示している。このクラッチは、外科用留め具 （例えば、外科用クリップ、外科用ホッチキス針）を付けるいずれの形式の外科 用装置にも使用し得る。

このクラッチ組立体はクラッチ板ばね１３０を有し、このクラッチ板ばねは一部 りリップ閉じ装置１００の開口部１１２内にある。クラッチばね１３０は実質的 に非圧縮性の弾性部材であって、ばね鋼製またはばねに適した任意の他の材料製 であってもよい。

クラッチばね１３０の遠い方の端部１３１はクリップ閉し装置１００の突出部１ ３４に取付けられている。クラ、チばね１３０の近い方の端部はスパー１３３を 備えたクラッチプロング１３２を有する。クラッチプロング１３２の一端は突出 部１３５に接触し、この突出部１３５は開口部１１３の中へ短い距離延び、次い でこの開口部から下方に延びている。スパー１３３は開口部１１２の近い方の端 部に隣接したクリップ閉じ装置１００の部分の上を延びている。それにより、ク ラッチばね１３０の近い方の端部の垂直位置を固定するのを助ける。ブロック４ ８．４９とトラック４０の反側の内面に沿って長さ方向に延びかつこれらの内面 がら突出している。

第２８図乃至第３１図を参照してクラッチ組立体の作動を以下に説明する。第２ ８図はリングハンドル１４０の握り締めの前のクラッチ組立体の状態を示す。ク ラッチプロング１３２はブロック４８または４９と接触していない。

第２９図はリングハンドルの握り締めを始めたときのクラッチ組立体の状態を示 す。クリップ閉しストロークを開始すると、クリップ閉じ装置１００は遠い方向 に移動する。クラッチプロング１３２はブロック４８の近い方の傾斜表面に接触 し、これを横切り、次いでブロック４８の平らな表面を横切り始める。この運動 により、クラッチプロング１３２の先端をブロック４９に向けて移動させてこの ブロックに接触せしめる。この位置を第２９図に示しである。

第３０図はリングハンドル１４０をさらに握り締めた後のクラッチ組立体を示す 。この図面では、クラッチ組立体は係合されている。クラッチプロング１３２は ブロック４８．４９に沿って遠い方に走行し、そしてこれら、のブロックによっ て閉し込められる。

クラッチプロング１３２の長さはブロック４８．４９間の横方向の間隔より大き い。従って、これにより、クラッチプロングの先端は、クラッチプロング１３２ がブロック４８．４９間にある期間、ブロック４９と接触したままである。クラ ッチプロング１３２とブロック４８．４９および突出部１３５との接触により、 初めは、クラッチプロング１３２の先端をばねの残部に対して近い方に移動せし める。クラッチプロング１３２がクリップ閉しストローク中、ブロック４８．４ ９を横切るとき、この先端の相対位置は維持される。外科医がリングハンドルを 握り締めるのをやめ、それによりクリップ閉じストロークを中断すれば、ばね１ ３０とブロック４日、４９との接触によりクリップ閉じ装置１００の戻り移動を 防く。詳細には、戻り移動が起り始めれば、プロング１３２の先端がブロック４ ９の中へ入ってかかる移動を止める。

かくして、クラッチ組立体はクリップの部分的閉鎖を防ぐ。

第３１図では、クラ、千組立体はもはや係合されていない。リングハンドル１４ ０の連続握り締めによりクラッチプロング１３２の遠い方への運動を更に引き起 したので、クラッチプロング１３２はもはやブロック４８．４９に接触していな い。それにより、ハンドルを握り締めることによって伝えられた力すべてを利用 してクリップの閉鎖を終了し得る。クリップカバー８０の近い方の部分８６の切 取り部はクラッチばね１３０の遠い方への運動用の隙間を作っている。

また、第３１図は、クラッチ組立体を再び係合させるときの戻りストローク中の クラッチプロング１３２の位置を仮想線で示している。そのストローク中、クラ ッチプロング１３２とブロック４８．４９および突出部１３５との接触によりク ラッチプロング＋３２の先端をばねの残部に対して遠い方に移動せしめる。外科 医が戻りストローク中、リングハンドル１４０を握り締めようとすれば、クラッ チプロング１３２とブロック４８．４９との接触により、クリップ閉し装置１０ ０による遠い方への移動を防ぐ。

詳細には、かかる遠方への移動によりプロング１３２の先端をブロック４９の中 に入れてかかる移動を止める。かくして、クラッチ組立体は、初めの戻りストロ ークを終了する前に２番目のクリップ閉しストロークの開始を防ぎ、それによっ てクリップの押し込みを防ぐ。

以上のことは本発明の原理の例示にすぎず、本発明の範囲および精神から逸脱す ることなしに当業者によって種々の変形例を行うことができることは理解される であろう。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．各々が頂部で互いに接合された２つの脚部を有する外科用クリップを身体の 組織に一度に１つずつ付ける装置において、（ａ）近い方の部分と、 （ｂ）不動のカム表面を有する遠い方の部分と、（ｃ）一列の外科用クリップを 保持する装置とを備え、この列は遠い方の端部および近い方の端部を有し、（ｄ ）遠い方の端部にジョー部分を有し、（ｉ）列中の最も遠い方のクリップを受け 入れ、（ｉｉ）次いでこれを装置の遠い方の部分に向けて移動させて、ジョー部 分がカム表面に接触してこのクリップを身体の組織のまわりに閉じるための、遠 い方の位置と近い方の位置との間を移動するクリップ閉じ装置と、 （ｅ）クリップ閉じ装置が装置の近い方の部分に向けて近い方の位置まで移動し たとき、列の最も遠い方のクリップをジョー部分に装入し、（ｉｉ）列中の他の クリップのいずれをもジョー部分に同時に装入されないようにするための逃がし 装置とを備えていることを特徴とする装置。
2. ２．逃がし装置は３対の対向突出表面を備え、これらの対の突出表面はクリップ 閉じ装置の運動平面の方に向きかつ装置に沿って長さ方向に互いから間隔をへだ てており、最も近い方の対の突出表面は横方向および長さ方向の両方に中間の対 の突出表面を越えて延びており、逃がし装置はその近い方の端部が不動に保持さ れ、逃がし装置の残部はクリップ閉じ装置の運動平面に対して近づいたり遠ざか ったり移動することができかっこの平方に向けて付勢されており、最も近い方の 対の突出表面は、クリップ閉じ装置が近い方の位置にあって、中間および最も遠 い方の対の突出表面がクリップ閉じ装置の運動平面からはずれているとき、クリ ッブ閉じ装置に当接していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．クリッブ閉じ装置が装置の遠い方の部分に向けて移動すると、最も近い方の 対の突出表面はもはやクリップ閉じ装置上に位置することができず、それによわ 逃がし装置の可動部分をクリップ閉じ装置の運動平面に向けて移動させて、中間 および最も遠い方の突出表面は、最も遠い方のクリップを装置の遠い方の部分の カム表面に向けて移動させるとき、最も遠い方の次のクリップの運動を制限しか つ防ぐことを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。
4. ４．最も遠い方のクリップを閉じているとき、このクリップの近い方向へのいず れの移動をも止める止め部をさらに備えていることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の装置。
5. ５．止め部は、クリップ閉じ装置に取り付けられ、そして最も速い方のクリップ を装置の遠い方の端部に向けて移動させるとき、上記クリップの頂部と本質的に 同じ線に沿って移動することを特徴とする請求の範囲第４項に記載の装置。
6. ６．一列のクリップを、クリップ閉じ装置がその近い方の位置にあるときにジョ ーがとっている位置に向けて前進させるクリップ前進装置をさらに備え、それに よりジョー部分への一度に１つずつのクリップの自動供給を容易にすることを特 徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
7. ７．クリップ前進装置は、（ａ）近い方の端部および遠い方の端部を有するばね を備え、該ばねが圧縮されていないときには通常伸びており、ばねの近い方の端 部が装置に不動に保持されており、そして（ｂ）列中の最後のクリップに当接し かつばねの遠い方の端部に取付けられた可動のクリップフォロアを備え、ばねの 伸びによりクリップフォロアを押し、それにより全クリッブ列を押すことを特徴 とする請求の範囲第６項に記載の装置。
8. ８．長さ方向以外いずれの方向にもジョー部分の実質的な移動を防ぐための装置 をさらに備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
9. ９．クラッチをさらに備え、該クラッチは、遠い方又は近い方のいずれかの方向 へのクリップ閉じ装置の移動によって係合されると、クラッチを係合せしめる移 動方向へのクリップ閉じ装置の十分な移動によって解除されるまで、かかる移動 方向を逆にしないことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
10. １０．クラッチは、（ａ）長さ方向に配置された横方向に間隔をへだてた第１お よび第２プラスチック部分と、（ｂ）第１端がクリップ閉じ装置に留められてい る弾性金属部片とよりなり、該金属部片は、クラッチを係合させると、その第２ 端部が金属部片の一部と第１プラスチック部分との接触によって第２プラスチッ ク部分に鋭角で押しつけられるように形成されており、金属部片の第２端部は、 （ａ）クリップ閉じ装置がクラッチを係合せしめる方向に移動するとき、第２プ ラスチック部分に沿って摺動するが、（ｂ）クリッブ閉じ装置が他の方向に移動 しようとするとき、第２プラスチック部分にしっかり係合することを特徴とする 請求の範囲第９項に記載の装置。