JP7423575B2 - ティッシュペーパー切断具 - Google Patents

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本発明は、ティッシュペーパーに分断裂傷をもたらす突端を備えたティッシュペーパー切断具に関する。
ティッシュペーパーは、通常、直方体の紙箱の中に1枚ずつ積層して収納されており、使用者は、紙箱の天井壁に設けたスリットからティッシュペーパーを一枚ずつ引き出して用いる。一般的なティッシュペーパーは通常20cm四方であるところ、ティッシュペーパーの使用目的等次第で、20cm四方の大きさは必要がなく半分又は一部で足りる場合がある。しかし、そのような場合であっても、ティッシュペーパーは一枚出てきてしまう。そこで、ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構があれば、省資源の観点で望ましい。そのような機構にあってはティッシュを容易に引き出すことができることが望ましい。また、引き出す量を好み通りに加減できるのが望ましい。また、ある時はティッシュペーパーを一部のみ引き出すように用い、ある時は通常通り一枚全体を引き出すように用いる、といったように、自在かつ簡易に切り替えることができるのが望ましい。
特許文献1には、図8に示す通り、ティッシュ110を収納した箱100の天井壁の一部が形成する突出片101による機構が記載されている。突出片101は、天井壁の一部を折り曲げ立ち上げて構成されている。この機構では、一方の手でティッシュ110を箱100から一枚引き出し、半分くらい引き出したところで、他方の手でティッシュ110に突出片101を押し付ける。次にティッシュ110を引く方向を約90度変更し、突出片101の方向に引く。そうすることにより、突出片101の先端が、ティッシュ110に分断裂傷をもたらす。ティッシュ110をさらに引くと、分断裂傷が生じた位置からティッシュの繊維の向く方向(ティッシュの引き出し口と平行な方向)に沿って裂けが広がり、ティッシュ110は切断される。切断により、一方は箱100から引き出され、残った他方は引き出されずに箱100の中に残る(図8の右側に示す)。特許文献1の機構にあっては、ティッシュ110を切断するにあたり、一方の手はティッシュ110を引くのに用い、他方の手は突出片101をティッシュ110に押し付けるのに用いるため、両手が必要である。また、ティッシュ110に突出片101を押し付ける際、箱の厚さ方向に強い力がはたらく。箱100はほとんどの場合紙製であるところ、強い力が繰り返しはたらく結果、箱内のティッシュの減少と並行して箱100がつぶれていく、という問題があった。
特許文献2には、ティッシュペーパーの紙箱に、紙箱の上部をほぼ覆うように載置した蓋であって、蓋の一辺を用いてティッシュペーパーを小さくちぎる機構が記載されている。特許文献2にあっては、蓋の一辺がティッシュペーパーをちぎるカッターとして機能するため、ティッシュをちぎるために、特に、ちぎり初めにはある程度の力が必要となり、ちぎりにくさが否めない。
特許文献3には、シートを所定の長さで切断する切断具であって、刃が、シートの引き出し方向に離隔した位置に配置される機構が記載されている。特許文献3の切断具は、シートを切断するカッター部材の切断部位の形状は線状である。
特開2013-216337号公報 実開平7-17196号公報 実用新案登録第3218771号公報
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構を提供することを課題とする。そのような機構であって、ティッシュを引き出すことが容易な機構、引き出す量を好み通りに加減できる機構、を提供することを課題とする。
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構に関し、ある時はそのような機構を用い、ある時は通常通り一枚全体を引き出す機構に戻す、といった切り替えを、自在かつ簡易に行うことができる機構を提供することを課題とする。
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構に関し、使用者がケガすることなく安全に使用できる機構を提供することを課題とする。
(1)容器に積層して収納されたティッシュペーパーが前記容器の天井壁に備えた取出し用スリットから順に引き出されるようにされており、前記取出し用スリットからティッシュペーパーが引き出される方向に離れた位置に、前記ティッシュペーパーに分断裂傷をもたらす突端を備え、前記容器に付け外しできるように取付けられたティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
ティッシュペーパーに分断裂傷をもたらす突端は、ティッシュを当てて引くことによりティッシュに分断のための裂傷を生ぜしめることができれば素材や形状を問わない。突端が分断裂傷をもたらす理由は次の通りと考えられる。ティッシュに、ティッシュを引く方向の力が加わり、かつ、ティッシュの表面に突端が触れると、ティッシュの表面と突端の先端の小さな面との接触面に摩擦力が生じ、ティッシュの表面に突端が触れている箇所よりも後方は、引かれることなく停止状態となる。これにより、分断裂傷が生じる。従って、突端は、ティッシュの表面に触れたときに、後方のティッシュが、引かれる前方のティッシュに追従しない程度の摩擦力を付与するものであれば何でもよい。
例えば数ミリの厚さのアクリルや木材等の板を三角形状にカットした場合の三角形の頂点が突端に相当する。頂点の角度は鈍角でも鋭角でもかまわないが、使用者が突端に触れてけがをすることを避けるためには、鈍角が好ましい。また、ゴム素材を用いた場合には先端が丸型であっても分断裂傷を生ぜしめる突端として機能する。先端が丸い突端とすることによって、使用者のけがを防止することができる。
ティッシュペーパーは生活に身近な場所に置いておくものであるため、使用者が目にして心地良いよう、動植物や抽象的なデザインの一部を突端として利用することも好ましい。
分断裂傷をもたらす突端が、ティッシュの取出し用スリットから離れた位置に備わることによって、ティッシュを分断する位置を、好みの位置に決めることがやり易くなる。
また、スリットから引き出したティッシュを、突端のある側に向けて引くことにより、ティッシュに分断裂傷を生ぜしめティシュを切断して一部だけ用いることができる一方、スリットから引き出したティッシュを、突端のない側に向けて引くことにより、通常通り、一枚全体を引き出すことができる。これにより、切断具を取り付けたままで、ティッシュを一枚引き出すことと、一部を切断して引き出すことを選択利用できる。
切断具を、ティッシュペーパーの容器等に付け外し可能とすることにより、このような切断具の取り付けていない通常のティッシュペーパーに戻すことができる。
(2)前記容器に直接取り付けられたことを特徴とする(1)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
容器とは、その中に積層されたティッシュペーパーが納められている容器であり、一般的には紙製の直方体の容器である。切断具を容器に直接取り付けることにより、切断具を簡易に利用できる。
(3)前記容器の外側に設けた外箱に取り付けられたことを特徴とする(1)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
切断具を容器の外側に設けた外箱に取り付けることにより、外箱と切断具に、全体として一貫したデザインを施す等、装飾を活かすことができる。
(4)前記突端を備えた立ち上がり部と前記外箱の天井壁の裏面に挿入される挿入部とを備えたカッター部材を備え、前記カッター部材は、前記挿入部に設けた接合部材と前記外箱の天井壁に設けた接合部材の接合により前記外容器に取り付けられることを特徴とする(3)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
ティッシュ容器の外側に設けた外箱の形状は、通常、ティッシュ容器に倣って直方体であり、上壁(天井壁)にティッシュの出口となる空所を長軸方向に備える。この空所は、通常、容器のスリットと平行に延び、スリットのすぐ隣に位置する。このため、カッター部材は、ティッシュペーパーの出口に近い、この天井壁に取り付ける。カッター部材は、例えば、立ち上がり部と外箱がL字形を呈してなる。L字型の縦の1の文字に相当する部分が立ち上がり、L字型の横に向いた1の文字に相当する部分が、天井壁が形成する空所から天井壁の裏側にはまり込む。
接合部材は、例えばマグネットや面ファスナー等、容易に接合できるものであれば何でもよい。
(5)前記容器の外側を帯状に囲む枠体で成ることを特徴とする(1)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
容器の外側に外容器を設けないことを想定している。容器の外側を帯状に囲む枠体とは、例えば、容器の左右二つの側面と底面と上面を囲む帯である。上面においては、その帯がつながっておらず、ティッシュの出入り口ように空所が設けてある。そしてその空所に、帯びの一端が刃となって立ち上がり、スリットから引き抜いたティッシュが届く箇所に、その刃が接するようになっている。その刃によって、ティッシュを吐くための分断裂傷を生ぜしめる。
(6)前記ティッシュペーパー切断具は、前記容器又は前記容器の外側に設けた外箱に磁石で取り付けられており、前記磁石の磁力は、前記ティッシュペーパー切断具に作業者の身体の一部が衝突する程度の軽い衝撃を与えた際には外れる程度の磁力であることを特徴とする(1)から(4)のいずれか一項に記載の前記ティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
ティッシュに切断裂傷を生ぜしめる突端が、ティッシュの出てくるスリットから離れた位置に設けてあるため、使用者がこの突端に触れた際に、ケガをすることが考えられる。このため、そのような事故を防止するために、切断具は、作業者の身体の一部が衝突する程度の軽い衝撃を与えた際には、容器や外箱から外れる構造としている。切断具と容器や外箱との取り付けが、磁力によるようにすることにより、そのような構造を容易に得ることができる。
(7)前記突端は、前記ティッシュペーパーがティッシュペーパーの目の向きに沿って裂けるよう案内する案内端を備え、前記案内端は前記突端と連続しており、前記ティッシュペーパーの目の方向と同じ方向に延びることを特徴とする(1)から(6)のいずれか一項に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
ティッシュペーパーは、ティッシュペーパーを構成する繊維の向き(すなわちティッシュペーパーの目)に沿って裂ける。従って、容易に裂けるよう、突端と連続した案内端を設ける。ティッシュペーパーは、案内端に案内されて、繊維に沿って容易に裂ける。
社会に出回るティッシュペーパーには、ティッシュペーパーを積層する際の折り曲げる向きと、ティッシュペーパーの目すなわちティッシュペーパーの繊維の向きに関し、スリットから引き出した際にスリットと平行する方向に繊維が向くものと、スリットから引き出した際にスリットと直行する方向に繊維が向くものと、二通りある。案内端を、前記突端と連続して設け、ティッシュペーパーの目の方向と同じ方向に延びるよう位置させることにより、ティッシュペーパーは、繊維に沿って、小さな力で裂ける。
(8)前記ティッシュペーパーが、前記スリットと平行する方向に切断されることを特徴とする(7)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
繊維がスリットと平行する方向に向いて並ぶように積層したティッシュペーパーに適した切断具である。案内端はスリットと平行する方向に延びる。
(9)前記ティッシュペーパーが、前記スリットと直行する方向に切断されることを特徴とする(7)に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
繊維がスリットと直行する方向に向いて並ぶように積層したティッシュペーパーに適した切断具である。案内端はスリットと直行する方向に延びる。
(10)前記容器の底壁が鉛直方向軸と平行な方向に延び、前記ティッシュペーパーは水平方向に向けて引き出されることを特徴とする(1)から(9)のいずれか一項に記載のティッシュペーパー切断具によって課題を解決する。
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構を提供できる。そのような機構であって、ティッシュを引き出すことが容易な機構、引き出す量を好み通りに加減できる機構を提供できる。
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構に関し、ある時はそのような機構を用い、ある時は通常通り一枚全体を引き出す機構に戻す、といった切り替えが、自在かつ簡易に切り替えることができる機構を提供できる。
ティッシュペーパーを一部だけ引き出して切断し、一部だけ用いることができる機構に関し、使用者がケガすることなく安全に使用できる機構を提供できる。
実施例1に係るティッシュペーパー切断機構を示す。 実施例1に係るティッシュペーパー切断機構の使用状態を示す。 実施例2に係るティッシュペーパー切断機構を示す。 実施例2に係るティッシュペーパー切断機構の使用状態を示す。 実施例3に係るティッシュペーパー切断機構を示す。 実施例1から実施例3に共通する事故防止機構を示す。 実施例4に係るティッシュペーパー切断機構を示す。 従来例に係るティッシュペーパー切断機構を示す。
実施例1から実施例5の概要を説明する。実施例1と実施例2は、ティッシュペーパーの箱に外容器を設けて用いる切断機構の例である。実施例1はティッシュペーパーをティッシュペーパーの取出し口と平行する方向に切断する例であり、実施例2はティッシュペーパーをティッシュペーパーの取出し口と直交する方向に切断する例である。このようにティッシュペーパーを切断する方向が二種類必要な理由は、市場に出回るティッシュペーパーは、繊維の方向が、ティッシュペーパーの取出し口と平行する方向のものと、ティッシュペーパーの取出し口と直交する方向のものの、二種類があり、それぞれ繊維の方向と同じ方向に切断することが必要なためである。実施例3は、実施例1及び実施例2と同様のカッターを、外容器ではなくティッシュペーパーの箱に直接取り付ける例である。実施例4は、外容器を設けない例であり、かつカッターの機構が実施例1から3とは異なる。実施例5(図示しない)は、ティッシュペーパーの箱の底面を例えば部屋の壁に取り付け、ティッシュペーパーが、箱内で重力の向く方向と平行な方向に重ねられた場合の例である。この場合、ティッシュペーパーを引き抜く方向は、実施例1から実施例4に記載したものと直交する方向となる。
以下に、実施例に分けて順に説明する。
図1に及び図2に実施例1を示す。
図1(a)にカッター20を示す。カッター20は、立ち上がり部22と挿入部23とがL字を構成して成り、挿入部23にはマグネット24が設けてある。立ち上がり部22は挿入部23と連なる箇所を底辺とする三角形を呈している。該三角形の頂点がカッター先端25aを構成し、頂点でつながる二つの辺が案内端25bを構成する。
図1(b)に、ティッシュペーパーが箱ごと外容器1の中に納まり、カッター20を取り付けた状態を示す。ティッシュペーパーは、箱10の中に、順次一枚ずつ引き出すことができるように折りたたまれ、収納されている(図示せず)。箱10は折りたたまれたティッシュペーパーよりも一回り大きい直方体である。箱の天井壁には、ティッシュペーパーを引き出すための取出口スリット16が取出口フィルム15を介して設けてある。外容器1が箱10を収納している。外容器10は上壁3、左右一対の側壁2、底壁(図示せず)、後壁5及び前壁6を備える。上壁3は、長軸方向に、ティッシュペーパーの引き出し口としての空所を備える。箱10内のティッシュを使い終わった際に箱10を外容器1から取り出し新たな箱10と交換できるよう、外容器1の後壁5と前壁6はいずれも外容器1に対して開閉自在に取付けてある。図1では、前壁6が箱10の出し入れのために開き、後壁5は閉じている。外容器1の上壁3の裏面にはマグネット4が取り付けてある。カッター20の挿入部23を、外容器1の上方から上壁3の下側に差し入れ、上壁3の裏面のマグネット4とカッター20の挿入部23の表面のマグネットとを接合させる。これにより、外容器1へのカッター20の取り付けが完了する。
図2により、実施例1におけるティッシュペーパー30の切断のしかたを説明する。
(a)箱10の取出し口スリット16からティッシュペーパー30を引き出す。(b)ティッシュペーパー30を引く方向をほぼ90度変更してカッター先端25aにティッシュ30を当て、ティッシュペーパー30をさらに引くことにより、ティッシュペーパー30に分断裂傷が生じる。ティッシュペーパー30をさらに引くと、ティッシュペーパー30は、案内端25Bに案内されて、繊維に沿って裂けが広がる。
(c)ティッシュペーパー30をさらに引くことにより、ティッシュペーパー30は二つに切断される。
カッター20は、例えば厚さ2mm程度のアクリル樹脂、木、シリコン、等でなる。ティッシュに分断裂傷を生ぜしめるカッター先端は、例えば三角形の頂点のように、点に近い形態となっていれば足りる。例えばカッターの先端を研いでとがらせたりして、鋭利にする必要はない。
図3及び図4に実施例2を示す。実施例2は、箱10の外側に外箱1を設ける点、及び上壁3のマグネット4とカッター20のマグネットを接合させてカッターと外箱を取り付ける点は、実施例1と同じである。
実施例2では、カッター20が、カッターの立ち上がり部22と直交する方向に延びる追加カッター21を備える。追加カッター28の先端がカッター先端25cを構成し、追加カッター28の構成する縁が案内端25dを構成する。
図4により、実施例2におけるティッシュペーパー30の切断のしかたを説明する。
(a)箱10の取出し口スリット16からティッシュ30を引き出す。
(b)ティッシュペーパー30を引く方向をほぼ90度変更してカッター先端25cにティッシュ30を当て、ティッシュペーパー30をさらに引く。この結果、ティッシュペーパー30に分断裂傷が生じる。
(c)引続きティッシュペーパー30を上方に引くと、ティッシュペーパー30は案内端25dに案内されて繊維に沿って裂けが広がり、一方のティッシュペーパー30aが引き抜かれ他方のティッシュペーパー30bは引き抜かれずに箱10に残る。
(d)残った半分の大きさティッシュペーパー30bを使うときに、ティッシュペーパー30bを引き抜く。
図5に、実施例3を示す。実施例3では外容器1を設けない。実施例3では、実施例1と同じ構成のカッター20を用いる。また、カッター20をティッシュペーパーの箱10に留めつけるカッター留め具26を用いる。
図5の(a)に示す通り、カッター20は、立ち上がり部22と挿入部23とがL字を構成して成り、挿入部23にはマグネット24が設けてある。立ち上がり部22は挿入部23と連なる箇所を底辺とする三角形を呈しており、該三角形の頂点がカッター先端25aを構成している。カッター留め具26は、カッター20の挿入部23と同様の形状を成し、裏面はマグネット27が取り付けてある。
図5の(b)に示す通り、カッター20の挿入部23を、箱10の上方からティッシュペーパーの取出口スリット16に差し入れる。箱10の上方から、カッター留め具26をあてがい、カッターのマグネット24とカッター留め具のマグネット27が接合するよう、カッター留め具26の位置を、カッターの位置に合わせる。この結果、カッターは、ティッシュペーパーの箱10に直接取り付けられる。
[事故防止のための機構]
図6に事故防止のための機構を示す。カッター先端はティッシュに分断裂傷を与えることができるよう点に近い形状を先端に備える。このため、カッター先端が使用者等の身体に衝突した際、衝突の向きや衝突の力次第で、使用者等がケガをする事故が起き得る。図6はそのような事故を防止するための機構である。この事故防止機構は実施例1から実施例3に共通する機構であるが、図6では実施例1と実施例2に設けた場合を示した。
(a)に示す通り、カッター20は、カッター20に設けたマグネット24と外容器1に設けたマグネット4の接合により、外容器1に取り付けてある。(b)に示す通り、カッターの立ち上がり部22が何かに触れてカッター20に力が加わると、マグネット(4,24)による接合が外れて、カッターは外容器から外れ落ちる。すなわち、マグネット(4,24)は、磁力がその程度のマグネットを用いる。カッターが外容器から容易に外れ落ちることによって、使用者等のケガの事故を防ぐことができる。
図7に、実施例4を示す。実施例7では、帯状の外枠体40が、ティッシュペーパーの箱10を囲む。外枠体40の先端にカッター先端45aが設けてある。実施例4によるティッシュペーパーの切断のやり方は図示しないが、実施例1と同様である。すなわち、箱10の取出し口スリット16からティッシュ30を引き出す。カッター先端45aにティッシュ30を当て、ティッシュを引く方向をカッター先端45aの方向に変更して、ティッシュペーパー30に分断裂傷を生ぜしめ、ティッシュペーパー30をさらに引く。そうすると、ティッシュペーパーは二つに切断される。
実施例5は図示しないが、ティッシュペーパーが、箱内で重力の向く方向と平行な方向に重ねられた場合の例である。例えば、ティッシュペーパーの箱の底面を例えば部屋の壁に取り付けた場合にそのような状態になる。この場合、ティッシュペーパーを引き抜く方向は、実施例1から実施例4に記載したものと直交する方向に向く。このように、ティッシュペーパーを引き抜く方向が重力と直交する方向の場合であって、実施例1から実施例4に示したティッシュペーパー切断機構を用いるのが、実施例5である。
1 外容器
2 側壁
3 上壁
4 マグネット
5 後壁
6 前壁
10 箱
15 取出口フィルム
16 取出口スリット
20 カッター
22 立ち上がり部
23 挿入部
24 マグネット
25a カッター先端
25b 案内端
25c カッター先端
25d 案内端
26 カッター留め具
27 マグネット
28 追加カッター
30、30a、30b ティッシュ
40 外枠体
45a カッター先端
100 箱
101 突出片
110 ティッシュ

Claims (10)

  1. 中にティッシュペーパーが積層して収納されたティッシュペーパーの容器に
    付け外しできるように取付けられたティッシュペーパー切断具であって、
    前記容器が備える天井壁に設けられたスリットから前記天井壁と直行する方向に向けて引きだされたティッシュペーパーが接する位置であって前記天井壁から離れた固定位置に配置された突端であって
    前記ティッシュペーパーに分断裂傷をもたらす突端を備え、
    前記スリットから引き出されたティッシュペーパーの任意の位置に前記突端をあてがい、前記ティッシュペーパーを前記突端のある側に向けて引くことにより、ティッシュペーパーの前記任意の位置に分断裂傷を生ぜしめティッシュペーパーを切断して一部のみ得ることができる一方、
    前記スリットから引き出されたティッシュペーパーを前記突端のない側に向けて引くことにより、ティッシュペーパーの全体を引き出すことができるようにされている、
    ティッシュペーパー切断具。
  2. 前記容器に直接取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のティッシュペーパー切断具。
  3. 前記容器の外側に設けた外箱に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載のティッシュペーパー切断具。
  4. 前記突端を備えた立ち上がり部と前記外箱の天井壁の裏面に挿入される挿入部とを備えたカッター部材を備え、
    前記カッター部材は、前記挿入部に設けた接合部材と前記外箱の天井壁に設けた接合部材の接合により前記外箱に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載のティッシュペーパー切断具。
  5. 前記容器の外側を帯状に囲む枠体で成ることを特徴とする請求項1に記載のティッシュペーパー切断具。
  6. 前記ティッシュペーパー切断具は、前記容器又は前記容器の外側に設けた外箱に磁石で取り付けられており、
    前記磁石の磁力は、前記ティッシュペーパー切断具に作業者の身体の一部が衝突する程度の軽い衝撃を与えた際には外れる程度の磁力であることを特徴とする請求項1に記載のティッシュペーパー切断具。
  7. 前記突端は、前記ティッシュペーパーがティッシュペーパーの目の向きに沿って裂けるよう案内する案内端を備え、
    前記案内端は前記突端と連続しており、前記ティッシュペーパーの目の方向と同じ方向に延びることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のティッシュペーパー切断具。
  8. 前記ティッシュペーパーが、前記スリットと平行する方向に切断されることを特徴とする請求項7に記載のティッシュペーパー切断具。
  9. 前記ティッシュペーパーが、前記スリットと直交する方向に切断されることを特徴とする請求項7に記載のティッシュペーパー切断具。
  10. 前記容器の底壁が鉛直方向軸と平行な方向に延び、前記ティッシュペーパーは水平方向に向けて引き出されることを特徴とする請求項1に記載のティッシュペーパー切断具。
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