JPH11292067A - ミシン目入りプラスチックシート - Google Patents
ミシン目入りプラスチックシートInfo
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- JPH11292067A JPH11292067A JP9905598A JP9905598A JPH11292067A JP H11292067 A JPH11292067 A JP H11292067A JP 9905598 A JP9905598 A JP 9905598A JP 9905598 A JP9905598 A JP 9905598A JP H11292067 A JPH11292067 A JP H11292067A
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- Japan
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- plastic sheet
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Abstract
シン目を設けたプラスチックシートを提供することを目
的とするものである。 【解決手段】 プラスチックシート10において、前記
プラスチックシートを切断するためのミシン目12が前
記プラスチックシート10の切断方向に沿って形成さ
れ、前記ミシン目12は、非切欠部12bの長さが0.
15mm〜0.5mm、切欠部12aの長さが0.15
mm〜0.75mmであることを特徴とする、ミシン目
入りプラスチックシート。
Description
ラスチックシートに関し、詳しくは商品を内包したプラ
スチック製のパッケージ等に用いられるプラスチックシ
ートにおいて、開封を容易にするために設けられたミシ
ン目に関するものである。
リプロピレンシート、A−PETシート等のプラスチッ
クシートが多用されている。このプラスチックシート
に、商品を取り出すために直線状のミシン目12(図1
参照)または、切断方向に対して後端が内側に向いたミ
シン目112(図6参照)が形成されている。この時、
切欠部の長さ(L1)は0.9mm〜5mm、非切欠部
の長さ(L2)は、0.9mm〜4mmぐらいが一般的
であった。
合、プラスチックシートをミシン目に沿って切断しよう
としても、合成樹脂の持つ粘弾性のために強い力が必要
で、開封時の引き裂き方向がミシン目からずれてしまう
場合もあった。引き裂き方向がミシン目からずれること
を防ぐために、ミシン目の形態を図6のようにしても、
切断には強い力が必要な上、非切欠部が突起状になって
残り、切断口がギザギザになり、切断口に触れた時に手
を傷つける危険性があった。また、切断しやすくするた
めに、単に非切欠部を短くすると、開封前の強度が落ち
てしまい、パッケージの強度も低下するおそれがあっ
た。
されたもので、簡単な操作で確実に所望の位置で切断す
ることができ、切断口も安全なプラスチックシート用の
ミシン目を提供することを目的とする。
クシートにおいて、前記プラスチックシートを切断する
ためのミシン目が前記プラスチックシートの切断方向に
沿って形成され、前記ミシン目は、非切欠部の長さが
0.15mm〜0.5mm、切欠部の長さが0.15m
m〜0.75mmであるミシン目入りプラスチックシー
トである。
ジを形成するプラスチックシートの少なくとも一面にミ
シン目が形成され、前記ミシン目は、非切欠部の長さが
0.15mm〜0.5mm、切欠部の長さが、0.15
mm〜0.75mmであることを特徴とするミシン目入
りプラスチックシートである。
包装材料を開封する際に引き裂きに要する力が少なくて
済むことと、ミシン目に沿って正確に開封できることの
両方の意義を有するものである。
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発
明の第一実施形態を示すもので、図2は、本発明のミシ
ン目入りプラスチックシートの第一実施形態のパッケー
ジ20の斜視図である。図3は、図2に示したパッケー
ジ20を組み立てる前の展開図である。図2に示すパッ
ケージ20は、プラスチックシート10を打ち抜いた
後、糊付けされたものである。プラスチックシート10
の材質としては、PVC(塩化ビニル)、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)等
が挙げられる。このパッケージ20の側面24、26、
28にかけてミシン目12が、平行に2本形成されてい
る。そして、側面24から糊付片22にかけて、ミシン
目12の端から2本のミシン目12をつなぐ、切込線3
6が形成されている。このミシン目12は、プラスチッ
クシート10を貫通するものはもちろん、プラスチック
シート10の途中までしか切り込まれていないものも含
み、展開シートの打ち抜きと同時に行われるものであ
る。
に、ミシン目12の非切欠部12bの長さ(L2)が
0.15mm〜0.5mm、より好ましくは0.15m
m〜0.3mmである。切欠部12aの長さ(L1)は
0.15mm〜0.75mm、より好ましくは、0.1
5mm〜0.45mmが最適である。この時好適なプラ
スチックシートの厚さは0.25mm〜0.40mmで
ある。非切欠部12aの長さが0.5mm以上の場合に
は、引き裂き時にかなりの力が必要であり、引き裂き方
向がミシン目からずれやすくなる。また、現在のミシン
刃の製造技術の問題上、非切欠部12aの長さは0.1
5mm以上となる。この時、パッケージのミシン目12
部分の強度を確保しつつ、軽い力でミシン目12を切断
するためには、切欠部12aの長さを、ミシン目12全
体の長さの50〜60%にするのが適切である。したが
って切欠部12aの長さは0.15mm〜0.75mm
となる。そして、パッケージ20内には、図示しない商
品が内包され、プラスチックシート10の透孔32によ
り、このパッケージ20が商品陳列棚等に吊り下げられ
て販売されるものである。
には、切込線36から2本のミシン目12の間を摘み、
ミシン目12に沿って引き裂くことで、パッケージ20
がミシン目12に沿って切断され、パッケージ20は、
上下に2分割する。そして、折罫線34を裏面が凸にな
るように折り曲げる。これにより、パッケージ20が開
口され、商品を容易に取り出すことが出来るようにな
る。この実施の形態のミシン目12によれば、容易かつ
確実にミシン目12に沿ってパッケージ20を切断する
ことが出来る。また、切断した後の切断口の突起が細か
いため、手が触れても手を傷つける危険性が少ない。
図4に基づいて説明する。このパッケージ50は、第一
実施形態のパッケージ20と同様に、プラスチックシー
ト10を打ち抜いた後、糊付けされたものである。この
パッケージ50の側面52と上面54にかけて連続し
て、ミシン目12が形成されている。ミシン目12に囲
まれて、開口蓋部54Aが形成され、開口蓋部54Aの
側面52上には、切込線58に囲まれた舌片56が形成
されている。そして、パッケージ50内には、図示しな
い商品が内包されて販売されている。
には、まず、切込線58に囲まれた舌片56を摘んで開
口蓋部54Aを引き上げ、ミシン目12を切断しなが
ら、開口する。この形態でミシン目12を入れることに
より、開口部が大きく開かれ、商品を即座に取り出すこ
とが出来る。この実施の形態のミシン目12によっても
第1実施形態と同様に、容易にかつ確実にミシン目12
に沿ってパッケージ50を開口することが出来る。ま
た、開口した切断口も第1実施形態と同様に手を傷つけ
る危険性が少ない。この、第2実施形態において、プラ
スチックシート10の材質、ミシン目12の形状につい
ては、第一実施形態と同様である。
図5に基づいて説明する。このパッケージ70は、プラ
スチックシート10を成形して箱状にした収納部74を
有し、収納部74の周縁部がプラスチックシート10の
周縁部に貼り付けられている。そして、収納部74内に
は、図示しない商品が内包され、プラスチックシート1
0の透孔76により、このパッケージ70が商品陳列棚
等に吊り下げられて販売されている。
には、まず、舌片78を摘んで開口蓋部10Aを引き上
げ、ミシン目12を切断しながら、ミシン目12に沿っ
て、プラスチックシート10を開口する。これにより、
開口蓋部10Aがプラスチックシート10から分離さ
れ、開口部が形成され、商品を容易に取り出すことが出
来るようになるものである。
さらに具体的に説明する。ここでは、図1に示すミシン
目12のL1、L2の長さを変えた8種類と、図6の形
態の1種類のミシン目112を、それぞれ入れたポリプ
ロピレンシートでミシン目の切断状況及び、引張強度に
よるミシン目の強度を測定した。従来例1及び2は、図
1のミシン目12のL1、L2の長さを従来の長さの範
囲に設定したもの、従来例3は、図6に示したミシン目
112の形態で、L1、L2が従来のミシン目の長さの
範囲のもの、実施例1〜6は、本発明の実施の形態の範
囲で図1に示すミシン目12のL1、L2の長さを変え
たものである。なお、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
さ、40mm×50mm角のポリプロピレン(PP)シ
ートの縦方向と平行に、ミシン目を入れ、このミシン目
の一方の端から10mmの切り込みを入れる。そして、
この切り込みを中心とした左片を、テンシロンRTM−
100((株)東洋ボールドウィン製)の下側のグリッ
プ114で挟み、右片を持ち上げて上側のグリップ11
4に挟む。そして、上側のグリップ114を100mm
/minのスピードで引き上げてミシン目を切断しい
き、ミシン目が切断していく平均の強度(開封強度)を
測定した。
の0.3mmの厚さのポリプロピレン(PP)シートの
120mmの長さ方向の中心を結ぶ、幅と平行な20m
mのミシン目を1本設ける。そして、ポリプロピレンシ
ートを縦長に位置して、その両端を前記テンシロンの上
側と下側のグリップ114にとめ、上側のグリップ11
4を50mm/minのスピードで引き上げ、ミシン目
と垂直方向にこのポリプロピレンシートを引っ張り、ミ
シン目が破断した時の強度(引張強度)を測定した。こ
れらの結果を表1に示す。
沿って開封する際に引き裂きに要する力、つまりパッケ
ージのミシン目の開け易さを、引張強度は、荷重が加わ
った時のパッケージのミシン目部分の強度を表してい
る。
2)が0.15〜0.5mmで、切欠部の長さ(L1)
が0.15mm〜0.75mmならば、100g前後の
軽い力で、この発明の実施形態のミシン目を切断するこ
とが出来、なおかつ、引張強度(パッケージの強度)
も、従来のミシン目のパッケージと比べて大きく落ち込
むことはない。
いて、ミシン目の非切欠部の長さを0.15mm〜0.
5mm、切欠部の長さを0.15mm〜0.75mmに
することで、正確で軽い開封性と、十分な内容物保護性
を持つ箱の強度を同時に達成することが出来る。また、
切断した後の切断口の突起も細かいため、手が触れて
も、手を傷つける危険性が少ない。
実施形態のミシン目を拡大して示す平面図である。
チックシートを用いたパッケージの斜視図である。
チックシートを用いたパッケージの展開図である。
チックシートを用いたパッケージの斜視図である。
チックシートを用いたパッケージの斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】プラスチックシートにおいて、前記プラス
チックシートを切断するためのミシン目が前記プラスチ
ックシートの切断方向に沿って形成され、前記ミシン目
は、非切欠部の長さが0.15mm〜0.5mm、切欠
部の長さが0.15mm〜0.75mmであることを特
徴とするミシン目入りプラスチックシート。 - 【請求項2】商品を内包するパッケージを形成するプラ
スチックシートの少なくとも一面にミシン目が形成さ
れ、前記ミシン目は、非切欠部の長さが0.15mm〜
0.5mm、切欠部の長さが0.15mm〜0.75m
mであることを特徴とするミシン目入りプラスチックシ
ート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9905598A JPH11292067A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ミシン目入りプラスチックシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9905598A JPH11292067A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ミシン目入りプラスチックシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292067A true JPH11292067A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14236973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9905598A Pending JPH11292067A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | ミシン目入りプラスチックシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292067A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151464A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Toppan Printing Co Ltd | トップオープン型紙箱 |
WO2018123302A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社ユポ・コーポレーション | シート状物及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9905598A patent/JPH11292067A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151464A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Toppan Printing Co Ltd | トップオープン型紙箱 |
WO2018123302A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社ユポ・コーポレーション | シート状物及びその製造方法 |
JPWO2018123302A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2019-11-21 | 株式会社ユポ・コーポレーション | シート状物及びその製造方法 |
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