JP3049155U - 食品容器 - Google Patents

食品容器

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JP3049155U
JP3049155U JP1997008208U JP820897U JP3049155U JP 3049155 U JP3049155 U JP 3049155U JP 1997008208 U JP1997008208 U JP 1997008208U JP 820897 U JP820897 U JP 820897U JP 3049155 U JP3049155 U JP 3049155U
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光義 山田
正敏 高橋
勝行 高井
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株式会社サンプラスト三笠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品を収容する容器において、食べ残しの量
に対応するなどのために食品容器を簡単に引き裂くこと
ができるようにする。 【解決手段】 略箱形な合成樹脂シート製の食品A収容
用容器本体11の少なくとも両側鍔部15A,16Aに、引き
裂き用の切り欠き部17,18を容器本体11の横断方向に形
成する。さらに切り欠き部17,18に連設して側面部15,
16、底面部12に切り裂き案内用のリブ19,20,21を外側
に突設して形成する。切り欠き部17の近傍に力を加えて
引き裂くと、容器本体11の横断方向に切り裂きが形成さ
れる。切り裂きはリブ19,20,21に沿って形成されるの
で、確実に容器本体11を横断することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、クッキー、煎餅等食品を収容するトレー等の上方を開口した有底な 食品容器に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、この種の食品容器として図8のような食品容器が周知である。この周知 の食品容器は、合成樹脂シートにより成型され上方を開口した細長で箱形な容器 本体1の両側面及び底面に補強用リブ2,3を外側に突設して形成している。し たがって、容器本体1に例えば複数のクッキー、煎餅等の食品Aを一列に並べて 収容した後に、容器本体1よりやや大きい包装袋4によって容器本体1と共に食 品Aを包装して商品としている。
【0003】 ところで、このように収容された食品にあっては、食べ残した食品Aを容器本 体1と共に保存する必要があるが、食品Aが少数となったにもかかわらず、容器 本体1の長さはかわらずかさばってしまうという問題がある。このため例えば、 容器本体1を所望箇所より折返して短くすることが考えられるが、このような場 合長さは短くなるものの、高さがほぼ2倍となってしまうので、包装袋4に再び 収容することはできなくなる。
【0004】 また、容器本体1を食べ残した食品A以外の容器本体1を周縁部より横断する ように鋏等刃物で切断することが考えられるが、この場合鋏を別途に準備しなけ ればならず煩わしいという問題がある。このため例えば容器本体1を手で直接引 き裂いた後に包装袋4に再び収容することが考えられる。しかしながら、周縁部 に力を加えてもその引き裂き方向は必ずしも容器本体1を横断することはできな い。すなわち、容器本体1を引き裂いてもその引き裂き方向は定まらず、この結 果食品Aが残っている容器本体1の箇所が引き裂かれたりしてしまう等の虞があ る。
【0005】 また、上記容器本体1に収容された食品Aを複数の人で食する場合においては 、食品Aと共に容器本体1を小分けする必要がある。さらに、商品を食べ終わっ た後に容器本体1を廃棄する際に、引き裂いて小さくしておく必要がある。この ような場合においても従来では容器本体1を引き裂いてもその引き裂き方向は定 まらず、この結果小分けができなかったり、また小片化することができなくなる という問題もある。
【0006】 一般的に合成樹脂原料又は合成樹脂シートを成型した容器では成型により延伸 されて、方向性すなわち配向が生じ、該方向に沿って引き裂くことが比較的容易 であるが、このような場合であっても引き裂き始めでは力が分散されて所望位置 より引き裂きにくいという問題が残る。
【0007】 そこで、本考案は収容した食品が少量になった際の容器本体における不要箇所 の除去や、食品を容器本体と共に小分けする際の容器本体の小分け等を確実に、 しかも簡単に行うことができる食品容器を提供することを目的とする。また、本 考案は比較的小さな力で引き裂くことができる食品容器を提供することを目的と する。さらに、本考案は容器本体を引き裂く際に該容器本体を確実に横断するこ とができる食品容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上方を開口した略箱形な食品収容用の容器本体の少なくと も周縁部に、引き裂き用の低強度部を該容器本体の横断方向に形成したことを特 徴とする食品容器である。したがって請求項1では、収容した食品が少量になっ て容器本体の不要箇所を除去したいときや、食品を容器本体と共に小分けすると き等には、低強度部に力を加えて該低強度部より容器本体を横断するように引き 裂くことができる。
【0009】 請求項2の考案は、前記容器本体が、合成樹脂シートにより形成されたことを 特徴とする請求項1記載の食品容器である。したがって請求項2では、容器本体 の引き裂きに必要な力は比較的小さくすみ、食品容器を容易に引き裂くことがで きる。しかも、略箱形の容器本体を合成樹脂シートにより形成した場合には、該 容器本体を方向性(配向)が生じるので、いっそう引き裂きやすくなる。
【0010】 請求項3の考案は、前記低強度部が切り欠き部により形成されたことを特徴と する請求項2記載の食品容器である。したがって請求項3では、切り欠き部に力 を加えて該切り欠き部より容器本体を横断するように引き裂くことができる。
【0011】 請求項4の考案は、前記周縁部に形成した切り欠き部に連設して前記容器本体 を横断するように引き裂き用の案内部を前記容器本体の側面部及び底面部に形成 したことを特徴とする請求項3記載の食品容器である。したがって請求項4では 、引き裂きのために加えた力により切り欠き部より案内部に沿って容器本体を横 断するように引き裂くことができる。
【0012】 請求項5の考案は、前記案内部を外側又は内側に突設したリブにより形成した ことを特徴とする請求項4記載の食品容器である。したがって請求項5では、切 り欠き部からの引き裂きがリブに沿って形成することができると共に、リブによ り食品を保持できる。
【0013】
【考案の実施形態】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図4を参照して説明する。容器本体11は 底面部12の四方に前後側面部13,14及び両側面部15,16をそれぞれ形成すると共 に上方に開口部11Aを設けた略矩形状箱形であって、前後方向に細長く形成され ている。この容器本体11は、薄い合成樹脂シートにより形成されており、その強 度は比較的容易に引き裂きができる程度のものとする。そして前後側面部13,14 及び両側面部15,16の上縁に周縁部たる前後鍔部13A,14A及び両側鍔部15A, 16Aをそれぞれ設ける。これら鍔部13A,14A及び鍔部15A,16Aは外側横向き にやや突設して容器本体11と一体に形成される。そして、一側鍔部15Aに引き裂 き用の低強度部たる切り欠き部17を形成する。この切り欠き部17は切り込み状で あり、一側鍔部15Aを3等分するように2か所に形成したものであって、その基 端17Aは一側鍔部15Aの縁に形成されると共に先端17Bは容器本体11を横断する 方向、すなわち容器本体11の長手方向に直交するように一側面部15に直交して他 側鍔部16Aに向かって形成する。同様に他側鍔部16Aに引き裂き用の低強度部た る切り込み状の切り欠き部18を形成する。この切り欠き部18も、他側鍔部16Aを 3等分するように2か所に形成したものであって、その基端18Aは他側鍔部16A の縁に形成されると共に先端18Bは容器本体11を横断する方向、すなわち切り欠 き部17と対向するように形成する。
【0014】 さらに、前記一側面部15に切り欠き部17に連設するように引き裂き用の案内部 たる一側リブ19を設ける。この一側リブ19はやや外側に突設した筋状であって、 その上端19Aを先端17Bに接続すると共に下端17Bを一側面部15の下縁に接続し ている。同様に他側面部16に切り欠き部18に連設するように引き裂き用の案内部 たる他側リブ20を設ける。この他側リブ20も筋状であって、その上端20Aを先端 18Bに接続すると共に下端20Bを他側面部16の下縁に接続している。さらに、底 面部12にも引き裂き用の案内部たる底リブ21を形成する。この底リブ21の両端21 A,21Bは下端19B,20B相互を接続するように形成したものであって、やや外 側に突設した筋状となっている。そして、これら両側リブ19,20及び底リブ21は 容器本体11を横断するように設けられる。すなわち、両側リブ19,20及び底リブ 21は切り欠き部17の先端17Bと切り欠き部18の先端18Bとを接続するように設け られる。
【0015】 尚、図中22は底面部12に形成した補強用リブであり、23,24は両側面部15,16 にそれぞれ形成した補強用リブであり、補強用リブ22は補強用リブ23,24に連設 しないようになっている。また25は底面部12のほぼ四隅及び中央両側に下向きに 形成した支持用リブ、26は食品Aを容器本体11に収容した状態で包装するための 包装袋である。尚、容器本体11の成型は加熱した後、真空、圧空して成型する方 法等種々の成型が可能であり、前記切り欠き部17,18は成型時に形成してもよく 、また成型後に形成してもよい。
【0016】 次に前記構成についてその作用を説明する。食品工場等では製造した食品Aを 容器本体11に収容する。この際食品Aが例えばクッキー、煎餅、チョコレート等 を複数個を収容する場合は、前後側面部13,14の方向に並べて収容する。食品A を収容した状態で包装袋26により包装して商品とする。
【0017】 次に包装袋26の一部、例えば切り裂きやすいように三角形を連続した縁側26A を開いて容器本体11と共に食品Aを取り出して容器本体11をトレーとして利用し て食することができる。この際に食べ残したとき、食品容器11はそのままでは嵩 が大きく例えばバッグ等に入れることが困難なので、食品Aの残っている容器本 体11の箇所を残して容器本体11を引き裂いて除去する。この際には図3に示すよ うに切り欠き部17の両側の鍔部15を両手Hで摘んで容器本体11を引き裂く。この 引き裂き力は、鍔部15Aにおける強度が低い箇所、すなわち低強度部たる切り欠 き部17の先端17Bに集中すると共に、その方向は切り欠き部17の方向、すなわち 容器本体11を横断する方向に引き裂きがなされ、容器本体11を食品Aが残ってい る側と食品Aがない側とに切断する。引き続き引き裂き力が一側リブ19に伝達さ れ、該一側リブ19が引き裂かれる。これは切り欠き部17の先端17Aが一側リブ19 の上端19Aに連設していることに起因する。一側リブ19が切り裂かれた後に引き 裂き力が底リブ21に伝達され、該底リブ21が引き裂かれる。これは一側リブ19の 下端19Bが底リブ21の一端21Aに接続していることに起因する。さらに底リブ21 が引き裂かれた後に引き裂き力が他側リブ20に伝達され、該他側リブ20が引き裂 かれると共に、該引き裂きが切り欠き部18に接続することにより容器本体11を前 後に完全に切り離すことができる。尚、他側リブ20が切り裂かれるのは底リブ21 の他端21Bが他側リブ20の下端20Bに連設していることに起因する。
【0018】 このように、容器本体11を2つに切り離した後に、図4に示すように食品Aを 残している側の一側容器本体11Aを再び包装袋26に挿入した後、該包装袋26を二 つ折りしてコンパクト化した状態で、例えばバッグ等に入れて保管するものであ る。
【0019】 尚、食品Aを小分けする場合、例えば3つに分ける場合には、一側鍔部15Aに 形成した2か所の切り欠き部17より容器本体11を引き裂くことにより、食品Aと 共に容器本体11を3つに小分けすることができる。
【0020】 以上のように、本考案の実施例では請求項1に対応して上方を開口した略箱形 な食品A収容用の容器本体11の少なくとも両側鍔部15A,16Aに、引き裂き用の 低強度部たる切り欠き部17,18を容器本体11の横断方向に形成したことにより、 例えば切り欠き部17の近傍に力を加えて引き裂くと、該引き裂き力が切り欠き部 17の先端に集中して容器本体11を引き裂くことができると共に、切り欠き部17は 容器本体11の横断方向に形成したことにより、切り裂き方向を容器本体11の横断 方向に規制でき、食べ残した食品Aを残した側(一側容器本体11A)を正確に引 き裂くことができる。この結果包装袋26に再び収容してコンパクトに収容できる 。また、食品Aを小分けするときや食品容器11を廃棄するとき等においても例え ば2か所の切り欠き部17に力を加えて引き裂くことにより、容器本体11を3つに 小分けすることができる。
【0021】 また、本考案の実施例では請求項2に対応して、前記容器本体11を合成樹脂シ ートにより形成したことにより、容器本体11の強度の方向性がでるために小さい 力でも容器本体11を引き裂くことができ、年少者や高齢者等であっても容易に引 き裂きを行うことができる。すなわち、容器本体11を合成樹脂原料により成型し て略箱形に形成する場合や合成樹脂シートを成型して略箱形に形成する場合延伸 されて横断方向に方向性(配向)が生じ、該方向性に沿って引き裂きが比較的容 易となるが、引き裂き始めは切り欠き部17がないと加えた力が分散されて困難と なってしまう。しかし、容器本体1を合成樹脂シートにより形成すると共に、両 側鍔部15A,16Aに、引き裂き用の低強度部たる切り欠き部17,18を形成したこ とにより、加えた力が例えば切り欠き部17に集中して引き裂き始めを容易に行う ことができる。しかも引き裂き始め後においては、前記方向性(配向)に沿って 容易に容器本体1を横断するように引き裂くことができる。さらに、切り欠き部 17,18は前記方向性(配向)により引き裂き易くなっている方向に設けられてい るので、いっそう容器本体11を引き裂きやすい。
【0022】 さらに、本考案の実施例では請求項3に対応して、両側鍔部15A,16Aに切り 込み状の切り欠き部17,18を形成したことにより、例えば切り欠き部17の近傍に 切り裂き力を加えた際、該力が切り欠き部17の先端17Bに集中するので切り裂き を定位置で確実に始めることができる。
【0023】 また、本考案の実施例では請求項4に対応して、両側鍔部15A,16Aに形成し た切り欠き部17,18に連設して前記容器本体11を横断するように引き裂き用の案 内部たるリブ19,20,21を前記容器本体11の両側面部15,16及び底面部12に形成 したことにより、例えば切り欠き部17から切り裂き始めた際リブ19,20,21に案 内されて容器本体11を切り裂き、したがって、引き裂きが不適な箇所に形成され るようなことはない。しかも前記リブ19,20,21は容器本体11を横断するように 形成されているので、容器本体11の不要箇所の除去や小分け等をいっそう確実に 行うことができる。
【0024】 さらに、本考案の実施例では請求項5に対応して、両側面部15,16を切り裂く ために外側に突設したリブ19,20を切り欠き部17,18に連設したことにより、リ ブ19,20,21により容器本体11が補強されると共に該容器本体11の切り裂きが横 断するように案内される他に、該リブ19,20,21の凹状となった内側により食品 Aの縁を係止でき、食品の保持をも行うことができる。
【0025】 図5乃至図7は本考案の第2実施例乃至第4実施例を示したものであり、前記 第1実施例と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。第2実施 例は容器本体11の両側鍔部15A,16Aに設けた切り欠き部17' ,18' を基端17'A を幅大に形成し、先端17'Bを尖鋭にした三角形としたものである。したがって、 第2実施例では、上記第1実施例の効果の他に切り欠き部17' ,18' を三角形に 形成したことにより、例えば切り欠き部17' の近傍に引き裂き力を加えた際に、 該力は先端17'Bに集中しやすくなり、いっそう小さい力で容器本体11を引き裂く ことができる。
【0026】 第3実施例は、容器本体11の両側鍔部15A,16Aに設けた引き裂き用の低強度 部たる切り込み状の切り欠き部17'',18''を容器本体1の横断方向に形成したも のである。この切り込み状の切り欠き部17'',18''は、両側鍔部15A,16Aの下 面より該両側鍔部15A,16Aの厚みの途中まで切り込んで、いわゆるハーフカッ ト状に形成したものである。したがって、第3実施例では、ハーフカット状の切 り欠き部17'',18''を形成したことにより、前記第1実施例と同様な効果の他に 、第1〜2実施例と異なり、両側鍔部15A,16Aが途中で切断されていないので 、該鍔部15A,16Aの強度を確保できる。
【0027】 第4実施例は、容器本体11に鍔部がないタイプであり、両側面部15,16の上端 に形成される周縁部15B,16Bにリブ19,20と一体的に切り込み状の切り欠き部 17''' ,18''' を形成したものである。したがって、第4実施例では前記第1実 施例と同様な効果の他に、鍔部がない分、材料を少なくできると共にコンパクト 化を図ることができる。
【0028】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である 。例えば実施例では周縁部の数箇所に切り欠き部を形成したものを示したが、周 縁部に沿って例えば数mm間隔で切り欠き部を形成することにより所望の箇所で 引き裂きを行うことができるようにしたり、また実施例では両側の周縁部に切り 欠き部を形成したものを示したが、いずれか一方に形成してもよく、さらに実施 例で引き裂き方向を容器本体の長手方向に対して直交するものを示したが、斜め に横断するようにしてもよい。また、実施例では切り欠き部を先端から基端に連 続的に形成したが、断続的に形成したもよく、同様に引き裂き用の案内部たるリ ブも実施例では連続的に形成したが、断続的に形成してもよい。
【0029】 さらに実施例では左右リブ9,10及び底リブ21を外側に突設したものを示した が、内側に突設してもよい。この場合にも外側に突設した場合と同様に前記リブ により容器本体が補強されると共に該容器本体の切り裂きが横断するように案内 される他に、該内側に突設したリブにより食品の縁を係止でき、食品の保持をも 行うことができる。
【0030】
【考案の効果】
請求項1の考案は、上方を開口した略箱形な食品収容用の容器本体の少なくと も周縁部に、引き裂き用の低強度部を該容器本体の横断方向に形成したことを特 徴とする食品容器であり、鋏等刃物を用いることなく低強度部に力を加えること により該低強度部より引き裂きが導かれて、収容した食品が少量になった際の容 器本体における不要箇所の除去や、食品を容器本体と共に小分けするや廃棄の際 の容器本体の小分けを行うことができる。特に力を加えやすい少なくとも周縁部 に引き裂き用の低強度部を形成したことにより、周縁部より引き裂きを確実に行 うことができ、しかも前記低強度部は前記容器本体の横断方向に形成したことに より、引き裂きが横断方向に規制されることにより、前記容器本体の不要箇所の 除去や小分けを確実に行うことができる。
【0031】 請求項2の考案は、前記容器本体が合成樹脂シートにより形成されたことを特 徴とする請求項1記載の食品容器であり、合成樹脂シートを容器本体の材質とし たため比較的小さい力で引き裂きを行うことができ、年少者や高齢者等であって も容易に引き裂きを行うことができる。しかも、略箱形の容器本体を合成樹脂シ ートにより形成したことにより、該容器本体に方向性(配向)が生じるので、該 方向性(配向)に沿っていっそう引き裂きやすくなる。
【0032】 請求項3の考案は、前記低強度部が切り欠き部により形成されたことを特徴と する請求項2記載の食品容器であり、引き裂きのために周縁部に加えた力は切り 欠き部に集中して該切り欠き部より引き裂きを始めることができるので、容器本 体の所定箇所より引き裂きを確実に行うことができる。
【0033】 請求項4の考案は、前記周縁部に形成した切り欠き部に連設して前記容器本体 を横断するように引き裂き用の案内部を前記容器本体の側面部及び底面部に形成 したことを特徴とする請求項3記載の食品容器であり、周縁部に形成した切り欠 き部からの引き裂きは、その後に案内部に沿って側面部及び底面部に形成される ので、引き裂きが不適な箇所に形成されるようなことはなく、しかも前記案内部 は前記容器本体を横断するように形成されているので、前記容器本体の不要箇所 の除去や小分けをいっそう確実に行うことができる。
【0034】 請求項5の考案は、前記案内部を外側又は内側に突設したリブにより形成した ことを特徴とする請求項4記載の食品容器であり、食品を収容している状態にお いてはリブにより容器本体の補強を行うことができ、一方引き裂きのときには引 き裂きのための力が切り欠き部に連設したリブに集中することにより、前記容器 本体の横断方向に確実に引き裂くことができる。さらにリブは外側又は内側に突 設しているので、収容した食品又は食品を収容した袋等を係止して食品の保持を も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部を拡大した斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す全体縦断面図である
【図3】本考案の第1実施例を示す切り裂き状態の斜視
図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す残した食品の収容状
態を示す縦断面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す一部を拡大した一部
切り欠き斜視図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す一部を拡大した一部
切り欠き斜視図である
【図7】本考案の第1実施例を示す一部を拡大した一部
切り欠き斜視図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
11 容器本体 11A 開口部 12 底面部 15A 16A 鍔部(周縁部) 15B 16B 周縁部 17 18 切り欠き部(低強度部) 19 20 21 リブ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開口した略箱形な食品収容用の容
    器本体の少なくとも周縁部に、引き裂き用の低強度部を
    該容器本体の横断方向に形成したことを特徴とする食品
    容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体が、合成樹脂シートにより
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の食品容器。
  3. 【請求項3】 前記低強度部が切り欠き部により形成さ
    れたことを特徴とする請求項2記載の食品容器。
  4. 【請求項4】 前記周縁部に形成した切り欠き部に連設
    して前記容器本体を横断するように引き裂き用の案内部
    を前記容器本体の側面部及び底面部に形成したことを特
    徴とする請求項3記載の食品容器。
  5. 【請求項5】 前記案内部を外側又は内側に突設したリ
    ブにより形成したことを特徴とする請求項4記載の食品
    容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013512156A (ja) * 2009-11-25 2013-04-11 プリングルズ エス.アー.エール.エル. 包装食品

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