JP2004075121A - 包装容器 - Google Patents

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JP2004075121A
JP2004075121A JP2002238053A JP2002238053A JP2004075121A JP 2004075121 A JP2004075121 A JP 2004075121A JP 2002238053 A JP2002238053 A JP 2002238053A JP 2002238053 A JP2002238053 A JP 2002238053A JP 2004075121 A JP2004075121 A JP 2004075121A
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Yoshiharu Aoki
青木 好春
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Sigma Shigyo KK
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Sigma Shigyo KK
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Abstract

【課題】菓子などを収容した包装容器において、意図することなく切れ目に沿って切り裂かれて開封されることを防止する一方、開封を必要とするときには、簡単に切れ目に沿って切り裂いて開封する。
【解決手段】一側面板、上面板、他側面板4、底面板5の順に連設されるとともに、底面板5の背面側端縁に連設された背面板に、上面板の背面側端縁に連設された背面蓋板が貼着され、また、上面板の正面側端縁に連設された正面蓋板8に、その幅方向の二等分線に関して略対称に開封用の切れ目j,jが形成され、さらに、底面板5の正面側端縁に連設された正面板に、正面蓋板8における切れ目j,jによって区画された下隅部が貼着されている。そして、底面板5と正面板との折り目hが、その略中間部において、底面板5と正面板とが交差する辺から二股状に分岐して底面板5および正面板の端縁近傍を迂回する分岐折り目h2を有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、菓子などの包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すように、菓子などの包装容器100が知られている。
【0003】
この包装容器100は、図4に展開図を示すように、右側面板101の下端縁に、上面板102、左側面板103、底面板104および糊代105が順に折り目a,b,c,dを介して連設され、また、左右の側面板101,103の左右端縁にそれぞれフラップ106が折り目eを介して連設され、さらに、上面板102の左右端縁にそれぞれ正面蓋板107および背面蓋板108が折り目f,gを介して連設されるとともに、底面板104の左右端縁にそれぞれ正面板109および背面板110が折り目h,iを介して連設されて構成されている。そして、正面蓋板107には、図3(a)において、その左右各端縁の上端近傍をそれぞれ始点とし、その下端縁の中間部近傍を終点とする開封用の切れ目jが正面蓋板107の左右幅方向の二等分線に関して略左右対称に形成されている。また、正面板109には、前述した切れ目jに沿って切り離された正面蓋板107の中間部下端縁を差し込むことのできる切り込みk(図4参照)が形成されている。
【0004】
このような包装容器100を組み立てるには、図4に示す展開図にしたがってコートボールを打ち抜いた後、糊代105を底面板104に対して折り目dに沿って谷折りするとともに、糊代105の裏面に接着剤を塗布し、次いで、上面板102を右側面板101とともに左側面板103に対して折り目bに沿って谷折りし、右側面板101を糊代105に貼着する。次いで、底面板104に対して左側面板103を折り目cに沿って、上面板102に対して右側面板101を折り目aに沿ってそれぞれ谷折りするように起こした後、右側面板101および左側面板103に対して背面側の各フラップ106をそれぞれ折り目eに沿って谷折りする。さらに、底面板104に対して背面板110を折り目iに沿って谷折りした後、背面板110の裏面に接着剤を塗布し、上面板102に対して背面蓋板108を折り目gに沿って山折りし、背面蓋板108を背面板110に貼着する。
【0005】
そして、正面側開口を通して菓子などを収容した後、右側面板101および左側面板103に対して正面側のフラップ106をそれぞれ折り目eに沿って谷折りするとともに、底面板104に対して正面板109を折り目hに沿って谷折りし、次いで、正面蓋板107における切れ目j,jによってそれぞれ区画された下隅部の裏面に接着剤を塗布した後、上面板102に対して正面蓋板107を折り目fに沿って山折りし、正面蓋板107を正面板109に貼着すれば、菓子などを収容した包装容器1を形成することができる。その後、包装容器1は、コンビニエンスストアなどに出荷される。
【0006】
一方、消費者は、正面蓋板107における一対の切れ目j,j間の下端縁部を指先で摘んで引き上げることにより、切れ目jに沿って切り裂くことができる。この後、正面板109および左右のフラップ106を押し広げて菓子などを引き出せばよい。また、残った商品を保管するには、再び菓子などを収容した後、切れ目j,jに沿って切り裂かれた正面蓋板107の下端縁を正面板109の切り込みkに差し込めばよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような包装容器100においては、図3に示すように、正面蓋板107の下端縁が底面板104の表面の延長面上に位置するように設定されている。したがって、菓子などを取り出すために切れ目j,jに沿って切り裂こうとした場合、正面蓋板107の下端縁に指先が掛からず、開封しにくいという欠点があった。
【0008】
なお、図5に示すように、正面蓋板107の下端縁のうち、一対の切れ目j,jの終点間部分をわずかに外方に突出させて、指先に引っ掛かり易くした包装容器100も提案されているが、正面蓋板107の下端縁の一部を外方に突出させた分、台紙を余分に必要とする他、輸送時や陳列時において、正面蓋板107の下端縁に何らかの部材が引っ掛かり易く、その際、切れ目j,jに沿って一部切り裂かれてしまうことがある。このように、一部とはいえ切れ目j,jに沿って切り裂かれると、商品価値が滅失されるという欠点がある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、意図しない開封を確実に防止する一方、容易に開封することのできる包装容器を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右側端縁にそれぞれフラップが折り目を介して連設された一側面板の下端縁に、上面板、他側面板、底面板および糊代が順に折り目を介して連設されるとともに、上面板の左右側端縁にそれぞれ正面蓋板および背面蓋板が折り目を介して連設される一方、これらの正面蓋板および背面蓋板に対応して底面板の左右側端縁にそれぞれ正面板および背面板が折り目を介して連設され、また、他側面板の左右側端縁にそれぞれフラップが折り目を介して連設され、さらに、正面蓋板に、その幅方向の二等分線に関して略対称に開封用の切れ目が形成された包装容器において、底面板と正面板との折り目が、略中間部において、底面板と正面板とが交差する辺から二股状に分岐して底面板および正面板の端縁近傍を迂回する分岐折り目を有することを特徴とするものである。
【0011】
本発明によれば、展開図にしたがって台紙を打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、所定部分を貼着して組み立てられる。そして、組み立てられた包装容器に菓子などを収納した後、出荷される。
【0012】
ここで、包装容器における底面板および正面板の端縁部の略中間部において、分岐折り目によって区画された部分が底面板および正面板に対してそれぞれ傾斜する傾斜面として底面板と正面板とが交差する辺の近傍にわたって形成される。また、正面蓋板の下端縁は、底面板の表面の延長面上に位置している。
【0013】
この結果、正面蓋板における開封用の切れ目間の裏面側に、分岐折り目からなる傾斜面によって小空間が形成されるため、包装容器を開封する場合、正面蓋板の裏面側に形成された小空間に指先を挿入し、正面蓋板における一対の切れ目間の端縁部を摘んで切れ目に沿って容易に切り裂くことができる。
【0014】
一方、輸送時や陳列時において、正面蓋板の下端縁に何らかの部材が引っ掛かることはないことから、正面蓋板が、意図することなく切れ目に沿って切り裂かれることを確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1および図2には、本発明の包装容器1の一実施形態が示されている。
【0017】
この包装容器1は、菓子などを収容して包装するものであり、コートボールを図2に示す展開図にしたがって打ち抜いた後、折り目に沿って折り込むとともに、所定部分を貼着して組み立てられる。そして、包装容器1に菓子などを収容した後、出荷される。
【0018】
この包装容器1は、右側面板2の下端縁に、上面板3、左側面板4、底面板5および糊代6が順に折り目a,b,c,dを介して連設され、また、左右の側面板2,4の各左右端縁にそれぞれフラップ7が折り目eを介して連設され、さらに、上面板3の左右端縁にそれぞれ正面蓋板8および背面蓋板9が折り目f,gを介して連設されるとともに、底面板5の左右端縁にそれぞれ正面板10および背面板11が折り目h,iを介して連設されて構成されている。そして、正面蓋板8には、図1(a)に示すように、その左右各端縁の上端近傍をそれぞれ始点とし、その下端縁の中間部近傍を終点とする開封用の切れ目j,jが正面蓋板8の左右幅方向の二等分線に関して略左右対称に形成されている。また、正面板10には、切れ目j,jに沿って切り離された正面蓋板8の中間部下端縁を差し込むことのできる切り込みkが形成されている。
【0019】
ここで、底面板5と正面板10との折り目hは、底面板5と正面板10とが交差する辺に沿って左右各端縁から中間部近傍までにわたる折り目h1,h1と、これらの折り目h1の各終端から二股状に分岐し、底面板5と正面板10とが交差する辺の近傍を迂回する分岐折り目h2と、から形成され、分岐折り目h2は、正面蓋板8の下端縁における開封用の切れ目j,j間に対応して形成されている。
【0020】
なお、正面蓋板8の高さ(折り目fと正面蓋板8の外側端縁間の間隔)は、左右の側面板2,4の高さに設定されている。
【0021】
このような包装容器1を組み立てるには、図2に示す展開図にしたがってコートボールを打ち抜いた後、糊代6を底面板5に対して折り目dに沿って谷折りするとともに、糊代6の裏面に接着剤を塗布し、次いで、上面板3を右側面板2とともに左側面板4に対して折り目bに沿って谷折りし、右側面板2を糊代6に貼着する。次いで、底面板5に対して左側面板4を折り目cに沿って、上面板3に対して右側面板2を折り目aに沿ってそれぞれ谷折りするように起こした後、右側面板2および左側面板4に対して背面側の各フラップ7をそれぞれ折り目eに沿って谷折りする。さらに、底面板5に対して背面板11を折り目iに沿って谷折りした後、背面板11の裏面に接着剤を塗布し、上面板3に対して背面蓋板9を折り目gに沿って山折りし、背面蓋板9を背面板11に貼着する。
【0022】
そして、正面側開口を通して菓子などを収容した後、右側面板2および左側面板4に対して正面側のフラップ7をそれぞれ折り目eに沿って谷折りし、次いで、底面板5に対して正面板10を折り目hに沿って谷折りし、正面蓋板8における切れ目j,jによって区画された裏面側の下隅部に接着剤を塗布した後、上面板3に対して正面蓋板8を折り目fに沿って山折りし、正面蓋板8を正面板10に貼着すれば、菓子などを収容した包装容器1を形成することができる。その後、包装容器1は、コンビニエンスストアなどに出荷される。
【0023】
ここで、正面板10を底面板5との折り目hに沿って折り込むと、その略中間部は、分岐折り目h2に沿って折り込まれる。すなわち、図1に詳細に示すように、底面板5および正面板10の略中間部において、分岐折り目h2によって区画された部分が底面板5および正面板10に対してそれぞれ傾斜する傾斜面として折り目h1に連続し、かつ、底面板5と正面板10とが交差する辺の近傍にわたって形成される。また、正面蓋板8の下端縁は、底面板5の表面の延長面上に位置している。
【0024】
菓子などを購入した消費者が包装容器1を開封する場合は、正面蓋板8における一対の切れ目j,j間の下端縁部分を指先で摘んで引き上げればよい。この際、底面板5と正面板10との交差する辺の略中間部には、分岐折り目h2によって傾斜面が形成されるため、正面蓋板8における一対の切れ目j,j間の裏面側に小空間が形成されている。したがって、消費者は、正面蓋板8における一対の切れ目j,j間の裏面側に形成された小空間に指先を挿入することができ、正面蓋板8における一対の切れ目j,j間の下端縁を摘んで、切れ目j,jに沿って容易に切り裂くことができる。この後、正面板10および左右のフラップ7を押し広げて菓子などを引き出せばよい。また、残った菓子などを保管するには、再び菓子などを収容した後、切れ目j,jに沿って切り裂かれた正面蓋板8の下端縁を正面板10の切り込みkに差し込めばよい。
【0025】
一方、前述したように、正面蓋板8の下端縁は、底面板5の表面の延長面上に位置しているため、輸送時や陳列時において、正面蓋板8の下端縁に何らかの部材が引っ掛かることはない。したがって、正面蓋板8が、意図することなく切れ目jに沿って切り裂かれることを確実に防止することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、菓子などの包装容器を開封する場合、容易に開封することができるとともに、意図しない開封を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装容器の一実施形態を一部省略して示す斜視図およびその縦端面図である。
【図2】図1の包装容器の展開図である。
【図3】従来の包装容器を一部省略して示す斜視図およびその縦端面図である。
【図4】図3の包装容器の展開図である。
【図5】従来の他の包装容器を一部省略して示す斜視図およびその縦端面図である。
【符号の説明】
1 包装容器
2,4 側面板
3 上面板
5 底面板
6 糊代
7 フラップ
8 正面蓋板
9 背面蓋板
10 正面板
11 背面板
a,b,c,d,e,f,g,h,i 折り目
h2 分岐折り目
j 切れ目
k 切り込み

Claims (1)

  1. 左右側端縁にそれぞれフラップが折り目を介して連設された一側面板の下端縁に、上面板、他側面板、底面板および糊代が順に折り目を介して連設されるとともに、上面板の左右側端縁にそれぞれ正面蓋板および背面蓋板が折り目を介して連設される一方、これらの正面蓋板および背面蓋板に対応して底面板の左右側端縁にそれぞれ正面板および背面板が折り目を介して連設され、また、他側面板の左右側端縁にそれぞれフラップが折り目を介して連設され、さらに、正面蓋板に、その幅方向の二等分線に関して略対称に開封用の切れ目が形成された包装容器において、底面板と正面板との折り目が、略中間部において、底面板と正面板とが交差する辺から二股状に分岐して底面板および正面板の端縁近傍を迂回する分岐折り目を有することを特徴とする包装容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206167A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Dainippon Printing Co Ltd シールエンドカートン
KR200450117Y1 (ko) * 2009-12-17 2010-09-06 주식회사 신안포장 포장용 박스
JP2012140172A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Sigma Shigyo Kk 包装容器

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