JP2927725B2 - 不正開封防止カートン - Google Patents
不正開封防止カートンInfo
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Description
のを防止でき、かつ商品購入後は至便に開封ができる不
正開封防止カートンに関するものである。
貼り)しない形態のラップラウンド式カートンがある。
例えば、個装されたバターを内装して包装する従来のカ
ートンは図15、図16、図17のように構成されてい
る。図15に示す如く、展開されたカートンのブランク
板は、天面板(1)に折り曲げ線を介して側面板(3)
が連設され、側面板(3)に折り曲げ線を介して底面板
(2)が連設されている。そして、天面板(1)には上
重ね側面板(5)が、底面板(2)には下重ね側面板
(4)がそれぞれ折り曲げ線を介して連設されている。
また、側面板(3)の両方にはサイドフラップ(3a)
(3b)が、上重ね側面板(5)の両方にはサイドフラ
ップ(5a)(5b)がそれぞれ折り曲げ線を介して連
設され、下重ね側面板(4)の一方にはサイドフラップ
(4a)が折り曲げ線を介して連設されている。そし
て、更に天面板(1)には先端に差し込みフラップ(7
a)を有するサック式メインフラップ(7)が、底面板
(2)にはメインフラップ(7)と反対側に、先端に差
し込みフラップ(6a)を有するサック式メインフラッ
プ(6)がそれぞれ折り曲げ線を介して連設されてい
る。
法について説明すると、まず、側面板(3)の折り曲げ
線から図16の如く折り曲げ、コ字状形態にして天面板
(1)と側面板(3)と底面板(2)で形成される胴部
に個装を差し込む。次に、サイドフラップ(3a)(3
b)を側面板(3)から内側に向かって折り曲げるとと
もに、底面板(2)から下重ね側面板(4)を起立せし
める。次いで、上重ね側面板(5)を下重ね側面板
(4)の上から重ね、サイドフラップ(5b)をサイド
フラップ(4a)と共にサイドフラップ(3b)に対向
して内側に折り曲げ、サイドフラップ(5a)もサイド
フラップ(3a)に対向して内側に折り曲げる。そし
て、サック式メインフラップ(6)(7)の差し込みフ
ラップ(6a)(7a)を胴部に差し込み、サイドフラ
ップ(5a)(3a)及びサイドフラップ(5b)(4
a)(3b)の上から重ねて個装を内装する。カートン
から個装を取り出すには、サック式メインフラップ
(6)(7)の差し込みフラップ(6a)(7a)を胴
部から引き抜くことによりカートンが開かれて取り出す
ことができる。なお、本願で言う「個装」とは、カート
ン内部に収納する内容物もしくは包装された内容物を意
味する。
ラップラウンド式カートンでは、サック式メインフラッ
プを胴部から引き抜くことにより、個装したバターなど
をカートンから取り出すことができるが、不正開封の目
印がないので、不正に開封されてもわからない。そこ
で、本発明は、胴貼りしないラップラウンド式のカート
ンであるにもかかわらず、破かない限り開けることがで
きない、つまり不正に開封したかどうかを容易に識別で
きて不正に開封されるのを防止でき、加えて商品購入後
は至便に開封ができる不正開封防止カートンを得ること
を目的とするものである。
的を達成するために、次のような不正開封防止カートン
を提供するものである。すなわち、サック式メインフラ
ップと、切り込み又はミシン目あるいはジッパーを設け
たシールエンド式メインフラップと、サイドフラップを
有する胴貼りしないラップラウンド式カートンにおい
て、前記サイドフラップの長さを少なくともカートン幅
の40%以上にするとともに、前記シールエンド式メイ
ンフラップの切り込み又はミシン目あるいはジッパーに
おける開封タブ部の折り曲げ線上の初めの1区画には切
り込みを入れずに、開封タブ部下側のシールエンド式メ
インフラップを切り欠き、かつ、シールエンド式メイン
フラップに重なり合うサック式メインフラップも切り欠
いたことを特徴とする不正開封防止カートンである。そ
して、更に前記サイドフラップの折り曲げ線上あるいは
そのサイドフラップが連設されている側面板上に、切り
込み又はミシン目を設けたことを特徴とする不正開封防
止カートンである。
が、本発明にかかるカートンは固形物や個装された粉
体、流動物などの包装に適用できる。固形物としては、
チョコレート、キャラメル、ガムなどの菓子、アイスク
リームなどの冷菓類、バター、マーガリン、粉体として
は塩、砂糖、脱脂粉乳、全粉乳、粉末ジュース、粉末コ
ーヒー、インスタントクリーミングパウダー、粉末スー
プなどのスプーンですくいとることができるようなもの
であり、流動物としてはジャム、マーマレードなどのス
プレッド類、チョコレートソース、水飴、蜂蜜などの塗
ることができるようなものである。カートンに使用でき
る材質としては、マニラボール、裏白、裏ネズのコート
ボールなどの紙、又はこれらの紙とアルミ箔を組み合わ
せたもの、合成紙などであり、坪量は製函可能であれば
特に限定しないが、おおむね120〜450g/m2程
度である。
を用いてバターやマーガリンなどを包装した個装を、耐
油処理をしたラップラウンド式カートンで包装するもの
について説明する。図1は本発明にかかるカートンのブ
ランク板を示すもので、(8)はカートンの胴部を形成
する天面板であり、天面板(8)に折り曲げ線を介して
側面板(10)が連設され、側面板(10)に折り曲げ
線を介して底面板(9)が連設されている。そして、底
面板(9)に折り曲げ線を介して下重ね側面板(11)
が連設され、側面板(10)と反対側の天面板(8)に
折り曲げ線を介して上重ね側面板(12)が連設されて
いる。また、天面板(8)にはジッパー付きシールエン
ド式メインフラップ(13)(14)が連設されてお
り、(19)(20)はそのジッパーである。ジッパー
の代りにミシン目あるいは切り込みでもよく、シールエ
ンド式メインフラップ(13)(14)が切り離せるよ
うにしてあればよい。また、シールエンド式メインフラ
ップ(13)(14)のジッパー(19)(20)は何
れか一方でも不正開封防止の目的は達成できる。
(17)(18)が連設され、その先端には差し込みフ
ラップ(17a)(18a)がある。また、側面板(1
0)にはサイドフラップ(15)(16)が連設され、
上重ね側面板(12)にはカートン幅の40%以上の長
さをもつサイドフラップ(12a)(12b)が折り曲
け線を介して連設されている。そして、この折り曲げ線
上にミシン目(21)(22)が設けられている。ミシ
ン目の代りに切り込みを入れてもよく、また、上重ね側
面板(12)上にミシン目あるいは切り込みを入れても
よいが、ミシン目や切り込みは折り曲げ線上に設けるこ
とが好ましい。その他、下重ね側板(11)の一方には
サイドフラップ(11a)が連設されている。
よる個装の包装方法について、図2乃至図5に基づいて
説明すると、まず、ブランク板(A)における側面板
(10)を起立せしめ、天面板(8)を折り曲げて図2
の如くコの字状を形成し、この胴部の所へ個装(a)を
差し込む。あるいは、底面板(9)の上に個装(a)を
載置し、これを包むようにコの字状を形成させてもよ
い。次に、下重ね側面板(11)の上に上重ね側面板
(12)を重ね合わせ、サイドフラップ(11a)の上
にサイドフラップ(12b)を重ね合わせて内側に折り
込み、他のサイドフラップ(16)及び他方の褄面にお
けるサイドフラップ(12a)とサイドフラップ(1
5)を図3の如く内側に折り込む。
をサイドフラップ(12b)(16)の上に重ねるよう
に折り込むとともに、差し込みフラップ(18a)を胴
内に差し込む。同様に、他方の褄面のサック式メインフ
ラップ(17)をサイドフラップ(12a)(15)の
上に重ねるように折り込むとともに、差し込みフラップ
(17a)を胴内に差し込む。これを図4に示す。最後
に、サック式メインフラップ(17)(18)の上から
シールエンド式メインフラップ(13)(14)を重ね
て接着するが、接着に当たっては、図8の(イ)の如
く、ホットメルトをサック式メインフラップ(17)
(18)の外面上に塗布しておき、図8の(ロ)の如く
接着するものである。すなわち、少なくとも褄面の上下
に形成するメインフラップの中で、下部に形成するサッ
ク式メインフラップ(17)(18)の外側に接着剤を
塗布してからシールエンド式メインフラップ(13)
(14)を重ねて被せることにより、密封状態の製箱が
形成されるのである。かくして封緘状態(図5)とな
り、商品形態になる。
ときには、シールエンド式メインフラップ(13)(1
4)の何れかをジッパー(19)(20)を利用して図
8の(ハ)の如く剥ぐ。すると、図8の(ニ)の如くシ
ールエンド式メインフラップ(13)(14)の一部が
サック式メインフラップ(17)(18)に貼着した状
態で、サック式メインフラップ(17)(18)の何れ
かを胴部から引き出すことにより取り出すことができ
る。このように、製箱が密封状態となった少なくとも1
つの褄面におけるシールエンド式メインフラップの折り
曲げ部分にはジッパーが設けられており、これを除去す
るとサック式メインフラップが再開封性を有する形態に
なる。そして、このジッパーを除去しない限り開封する
ことができない形態であるため、ジッパー(19)(2
0)の何れかに手をかけてこれを破断すると、開封した
ことが一目でわかる。
板(12)は胴貼り接着されていない。したがって、サ
イドフラップ(12a)(12b)が短く、カートン幅
の40%未満であると、上重ね側面板(12)を引け
は、図11の如くサイドフラップ(12a)(12b)
が抜けて開封できる。そして、再び、このサイドフラッ
プ(12a)(12b)を差し込んでしまうと開封した
ことがわからない。そこで、サイドフラップ(12a)
(12b)の長さを少なくともカートン幅の40%以上
とすると、図9の如く胴貼りしていない上重ね側面板
(12)を開こうとしてもサイドフラップ(12a)
(12b)が長いので容易に開かず、無理に引っ張る
と、図10の如く折り曲げ線から破れたり、更にその折
り曲げ線上にミシン目(21)(22)を入れてある
と、容易にそのミシン目(21)(22)から切れるの
で、不正に開封したことがわかる。
(12b)が短かいと、上重ね側面板(12)を引くこ
とによって図11の如く容易に抜けるが、製箱が密封状
態となったそれぞれの褄面のサイドフラップ(12a)
(12b)の長さを少なくともカートン幅の40%以上
に長くし、更にはこのサイドフラップ(12a)(12
b)の折り曲げ線上や、サイドフラップ(12a)(1
2b)が連設されている上重ね側面板(12)上に、ミ
シン目(21)(22)や切り込みを設けることによっ
て、製箱の胴貼りしていない側面部から不正に開封した
場合に、それが容易に判別できる形態となる。換言すれ
ば、褄面のサイドフラップ(12a)(12b)の長さ
をカートン幅の40%以上に長くすることによって、製
箱の側面部が胴貼り接着されていなくても、その側面部
である上重ね側面板(12)を引き出すことができず、
更には上重ね側面板(12)に連設されているサイドフ
ラップ(12a)(12b)の折り曲げ線上や、この上
重ね側面板(12)上に、ミシン目(21)(22)や
切り込みを入れてあると、胴貼りしていない上重ね側面
板(12)を無理やり引き出すことで、ミシン目(2
1)(22)や切り込み部分が破断して開封状態となる
ので、不正に開封されたことが一目でわかるのである。
3)(14)のジッパー(19)(20)の状態を明ら
かに示したものであり、サイドフラップ(12a)の折
り曲げ線上のミシン目(21)を明らかに示したもので
ある。そして、図1や図6で示すサイドフラップ(12
a)(12b)はカートン幅の40%以上の長さとし、
他方のサイドフラップ(15)(16)を従来通り短く
している。この他に、図7の(イ)の如くサイドフラッ
プ(12a)(12b)とサイドフラップ(15)(1
6)が左右突き合わさった状態や、図7の(ロ)の如く
サイドフラップ(12a)(12b)とサイドフラップ
(15)(16)が互いに重ね合わさった状態をとるこ
ともある。したがって、図1のもので、サイドフラップ
(12a)(12b)と同様に、サイドフラップ(1
5)(16)を共に長く形成してもよい。何れにして
も、胴貼りしていない側面部のサイドフラップが少なく
ともカートン幅の40%以上に長ければよく、更には、
その長いサイドフラップの折り曲げ線上あるいはそのサ
イドフラップが連設されている側面板上に、切り込み又
はミシン目が入れられてあればよい。
明ではシールエンド式メインフラップ(13)(14)
のジッパー(19)(20)を除去しやすい形態にして
いる。すなわち、図1及び図12で示す如く、ジッパー
(19)(20)の開封タブ部(19a)(20a)の
折り曲げ線上の初めの1区画(19b)(20b)には
切り込みを入れずに、開封タブ部(19a)(20a)
の下側、つまり開封タブ部(19a)(20a)の折り
曲げ線側とは反対側のシールエンド式メインフラップ
(13)(14)の開封タブ部直下を、開封タブ部(1
9a)(20a)がつまみやすくなる程度に切り欠いて
切欠部(13a)(14a)を形成し、更にシールエン
ド式メインフラップ(13)(14)に重なり合ってい
るサック式メインフラップ(17)(18)の側部を、
シールエンド式メインフラップ(13)(14)に形成
した切欠部(13a)(14a)とほぼ同様に切り欠い
て切欠部(17b)(18b)を形成している。
3)(14)の切欠部(13a)(14a)は、ジッパ
ー(19)(20)の開封タブ部(19a)(20a)
から垂直におろされた直線状に切断される部分と、その
直線に連続して弧状(約1/4の円弧状)に切断される
部分とからなる、ほぼJ字型形状になっている。そし
て、サック式メインフラップ(17)(18)の切欠部
(17b)(18b)は、シールエンド式メインフラッ
プ(13)(14)の切欠部(13a)(14a)とほ
ぼ同様の形状のJ字型形状に切断されるが、直線状に切
断される部分から差し込みフラップ(17a)(18
a)に向かって切断される部分は、図1で示す如く、外
側に向かって傾斜状に、しかもフラップ(17a)(1
8a)に達しないように切断されている。
開封タブ部(19a)(20a)直下のシールエンド式
メインフラップ(13)(14)、及びそれと重なり合
うサック式メインフラップ(17)(18)が、共にほ
ぼ同じ形のJ字型形状に切り欠かれて切欠部(13a)
(17b)や切欠部(14a)(18b)が形成されて
いると、サック式メインフラップ(17)(18)の厚
さの分だけ、サイドフラップ(12a)と開封タブ部
(19a)の間、及びサイドフラップ(16)と開封タ
ブ部(20a)の間に隙間が生じ、これによって開封タ
ブ部(19a)(20a)を容易につまむことができる
ようになる。したがって、シールエンド式メインフラッ
プ(13)(14)のジッパー(19)(20)を除去
する作業がきわめて容易になり、開封が至便になる。
(18)に形成する切欠部の形状としては、図13、図
14で示すような形状のものもある。すなわち、図13
で示す切欠部(17c)(18c)は、前記直線状に切
断される部分から差し込みフラップ(17a)(18
a)に向かって切断される部分の傾斜角度を図1で示す
ものよりもやや緩やかにし、更にその切断部分を差し込
みフラップ(17a)(18a)に達するまで延長させ
たものである。また、図14で示す切欠部(17d)
(18d)は、前記直線状に切断される部分から差し込
みフラップ(17a)(18a)に向かって切断される
部分を、そのままその直線状に沿って差し込みフラップ
(17a)(18a)に達するまで切断し、更に差し込
みフラップ(17a)(18a)とサック式メインフラ
ップ(17)(18)の間の折り曲げ線上に形成されて
いる切り込み(17e)(18e)とつなげることによ
って、上記2つの切欠部(17b)(18b)(17
c)(18c)よりも大きく切り欠かれるものである。
(17c)(18c)(17d)(18d)は、図1で
示す切欠部(17b)(18b)より少し大きく切り欠
いているため、ジッパー(19)(20)の開封タブ部
(19a)(20a)が更に容易につまみやすくなり、
開封するときのジッパー(19)(20)を引っ張る方
向性も更によくなる。なお、ジッパー(19)(20)
の開封タブ部(19a)(20a)とは、上記シールエ
ンド式メインフラップ(13)(14)の切欠部(13
a)(14a)の直線状に切断された部分をそのまま折
り曲げ線側へ延長した線より外側の部分を指すものであ
る。
3)(14)におけるジッパー(19)(20)の切り
込みは、図12で示すように、開封タブ部(19a)
(20a)の下側に切り欠きがあるため、開封タブ部
(19a)(20a)に最も近い最初の切り込みだけが
折り曲げ線側と、その反対側とでずれている。すなわ
ち、通常は相対向して同じ位置、同じ長さに設けられる
ジッパーの切り込みが、シールエンド式メインフラップ
(13)(14)に設けた切欠部(13a)(14a)
によって、折り曲げ線側とは反対側、つまり切欠部(1
3a)(14a)側の最初の切り込みが、折り曲げ線側
の最初の切り込みよりも短く形成されている。言い換え
れば、折り曲げ線側の最初の切り込みが、切欠部(13
a)(14a)側の最初の切り込みよりも外側に向かっ
て長めに入れられているのである。
a)のすぐ下側に切り欠きがあるため、ジッパー(1
9)(20)の切欠部(13a)(14a)側の最初の
切り込みと折り曲げ線側の最初の切り込みが相対向して
同じ位置になく、ずれており、しかも違う長さで切り込
みが入れられ、更に、開封タブ部(19a)(20a)
の折り曲げ線上の初めの1区画(19b)(20b)に
は切り込みを入れず、かつ切欠部(13a)(14a)
のすぐ近くの初めの1区画(19c)(20c)にも切
り込みを入れないようにするのは、容易にジッパー(1
9)(20)を除去しやすくするとともに、商品を陳列
したりする際に、開封タブ部(19a)(20a)が何
らかの原因によって容易に剥離するのを防止するためで
あって、商品としての外観を損なわないようにするため
である。
ものでは差し込みフラップが形成されているが、これを
省略してシールエンド式メインフラップとしてもよいも
のであり、本発明では少なくとも一方の褄面がサック式
メインフラップと、そのサック式メインフラップに接着
する切り込み又はミシン目あるいはジッパーを設けたシ
ールエンド式メインフラップと、サイドフラップとを有
する胴貼りしないラップラウンド式カートンであれば足
りる。また、本発明にかかるカートンは胴貼りしないラ
ップラウンド式のカートンであり、開封後も1枚板とな
る機能を保持しているので、生産前はもちろん、消費後
においても、何の手間を要することなく1枚の平板状に
することができ、省スペース型で場所をとることがな
い。
て接着されていない、いわゆる胴貼りしていないラップ
ラウンド式カートンは、サック式メインフラップとその
サック式メインフラップに接着するシールエンド式メイ
ンフラップとからなる少なくとも1箇所の褄面の左右に
形成されているサイドフラップのうち、少なくとも2枚
に重なった胴貼りしていない側面部のサイドフラップの
長さをカートン幅の40%以上に長くする形状、更には
そのサイドフラップの折り曲げ線上やそのサイドフラッ
プが連設されている側面板上にミシン目や切り込みを入
れる形状にすることによって、不正に開封することので
きない不正開封防止カートンが得られる。そして、シー
ルエンド式メインフラップの折り曲げ線上に入れられた
開封用のジッパー等における開封タブ部の折り曲げ線上
の初めの1区画には切り込みを入れずに、開封タブ部下
側のシールエンド式メインフラップを切り欠き、かつ、
シールエンド式メインフラップに重なり合っているサッ
ク式メインフラップも切り欠くことにより、開封が至便
なカートンが得られる。
プと、切り込み又はミシン目あるいはジッパーを設けた
シールエンド式メインフラップと、サイドフラップを有
する胴貼りしないラップラウンド式カートンにおいて、
サイドフラップの長さを少なくともカートン幅の40%
以上にしたので、接着されていない側面部から不正に開
封されるのを防止することができる。そして、シールエ
ンド式メインフラップの切り込み又はミシン目あるいは
ジッパーにおける開封タブ部の折り曲げ線上の初めの1
区画には切り込みを入れないようにしたので、容易にそ
の開封タブ部が剥がれるようなことはなく、商品として
陳列しているときの外観を損なうことはないし、開封タ
ブ部下側のシールエンド式メインフラップを切り欠き、
かつ、このシールエンド式メインフラップに重なり合う
サック式メインフラップも切り欠いたので、開封タブ部
がつまみやすくなり、商品購入後の開封が至便になる。
更に、サイドフラップの折り曲げ線上やサイドフラップ
が連設されている側面板上にミシン目や切り込みを設け
ると、接着されていない側面部から不正に開封された場
合に容易に破断するので、一目で不正開封が識別でき、
よって、不正開封を防止することができる。
を示す斜視図
示す斜視図
す斜視図
図
を示す説明図
状態を示す説明図
の状態を示す説明図
す説明図
ンの展開図
ンの展開図
す説明図
た状態を示す斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 サック式メインフラップと、切り込み又
はミシン目あるいはジッパーを設けたシールエンド式メ
インフラップと、サイドフラップを有する胴貼りしない
ラップラウンド式カートンにおいて、前記サイドフラッ
プの長さを少なくともカートン幅の40%以上にすると
ともに、前記シールエンド式メインフラップの切り込み
又はミシン目あるいはジッパーにおける開封タブ部の折
り曲げ線上の初めの1区画には切り込みを入れずに、開
封タブ部下側のシールエンド式メインフラップを切り欠
き、かつ、シールエンド式メインフラップに重なり合う
サック式メインフラップも切り欠いたことを特徴とする
不正開封防止カートン。 - 【請求項2】 前記サイドフラップの折り曲げ線上ある
いはそのサイドフラップが連設されている側面板上に、
切り込み又はミシン目を設けたことを特徴とする請求項
1に記載の不正開封防止カートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8029277A JP2927725B2 (ja) | 1995-08-30 | 1996-02-16 | 不正開封防止カートン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22129295 | 1995-08-30 | ||
JP7-221292 | 1995-08-30 | ||
JP8029277A JP2927725B2 (ja) | 1995-08-30 | 1996-02-16 | 不正開封防止カートン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09124033A JPH09124033A (ja) | 1997-05-13 |
JP2927725B2 true JP2927725B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=26367453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8029277A Expired - Fee Related JP2927725B2 (ja) | 1995-08-30 | 1996-02-16 | 不正開封防止カートン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2927725B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP5431776B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2014-03-05 | 菱江産業株式会社 | 包装ケース |
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-
1996
- 1996-02-16 JP JP8029277A patent/JP2927725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09124033A (ja) | 1997-05-13 |
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