JP3429098B2 - 不正開封防止カートン - Google Patents
不正開封防止カートンInfo
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- flap
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Description
ちに識別できる不正開封防止カートンに係るもので、詳
しくはラップラウンド式カートンにおいて、その両褄面
に不正開封防止手段を施したものである。 【0002】 【従来の技術】従来、カートンの側面部をのり貼りしな
い形態のラップラウンド式カートンがある。例えば、個
装されたバターを内装して包装するカートンは図4、図
5、図6のように構成されている。図4に示す如く、展
開されたカートンのブランク板は天面板(1)に側面板
(3)を介して底面板(2)が折線を介して連設され、
天面板(1)には上重ね側面板(5)が底面板(2)に
は下重ね側面板(4)が折線を介して連設されている。
又、側面板(3)の両端にはサイドフラップ(3a)
(3b)が上重ね側面板(5)の両端にはサイドフラッ
プ(5a)(5b)がそれぞれ折線を介して連設され、
下重ね側面板(4)の一端にはサイドフラップ(4a)
が折線を介して連設されている。更に天面板(1)には
先端に差し込みフラップ(7a)を有するサック式メイ
ンフラップ(7)が、底面板(2)には上記メインフラ
ップ(7)と反対側に先端に差し込みフラップ(6a)
を有するサック式メインフラップ(6)が折線を介して
連接されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上のようなブランク
板はカートンの側面板(3)の折線から図5の如く折曲
げ、コ字状形態にして天面板(1)と側面板(3)と底
面板(2)で形成される胴部に個装を差し込む。次にフ
ラップ(3a)(3b)を側面板(3)の先端から内側
に向かって折曲げると共に底面板(2)から下重ね側面
板(4)を起立せしめる。次いで上重ね側面板(5)を
下重ね側面板(4)の上から重ね、サイドフラップ(5
b)をサイドフラップ(4a)と共にサイドフラップ
(3b)に対向して内側に折曲げ、サイドフラップ(5
a)もサイドフラップ(3a)に対向して内側に折曲げ
る。かくしてサック式メインフラップ(6)(7)の差
し込みフラップ(6a)(7a)を胴部に差し込み、フ
ラップ(5a)(3a)及びフラップ(4a)(3b)
の上から重ねて個装を内装するものである。カートンか
ら個装を取り出すにはサック式メインフラップ(6)
(7)の差し込みフラップ(6a)(7a)を胴部から
引き抜くことによりカートンは開かれて取り出すことが
できる。本発明において、「個装」とは、カートン内部
に収納する内容物もしくは、包装された内容物を意味す
る。 【0004】以上のようなラップラウンド式カートンで
は、サック式メインフラップを胴部から引き抜くことに
より、個装したバターなどをカートンから取り出すこと
ができるが、不正開封の目印がないので不正に開封され
てもわからない。そこで本発明はこのようなラップラウ
ンド式カートンにおいて、不正に開封すると容易に識別
できるとともに、使用後において、カートンを1枚状に
展開することができる不正開封防止カートンをうること
を目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するために、次のような不正開封防止カートン
を提供するものである。すなわち、本発明にあっては、
1枚状に展開できるラップラウンド式カートンにおい
て、本体を構成する両褄面をサック式メインフラップと
両側よりの長いサイドフラップとで構成するとともに、
褄面の長いサイドフラップの先端の接着重ね合わせ部を
開封線で除去できるように構成している。 【0006】 【作用】ラップラウンド式カートンにおいて褄面のメイ
ンフラップの上から重ね合わせて接着したサイドフラッ
プの接合部分を開封線から除去することにより、カート
ンを開放することができるようになっている。したがっ
て、開封線が破かれると不正開封したことが容易にわか
るとともに、使用後のカートンは1枚状に展開すること
ができる。 【0007】 【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。本
発明にかかるカートンは固形物や粉体流動物などの包装
に適用できる。固形物としては粒状チョコレート、アイ
スクリーム、キャラメル、ガム等の菓子、冷菓類、粉体
としては塩、砂糖、脂肪粉乳、全粉乳、粉末ジュース、
粉末コーヒー、インスタントクリーミングパウダーなど
のスプーンですくいとることができるようなもの。流動
物としてはバター、マーガリン、ジャム、マーマレード
などのスプレッド類、チョコレート、水飴、蜂蜜など塗
ることができるようなもの。カートンに使用できる材質
としてはマニラボール、裏白、裏ネズのコートボールな
どの紙、これらの紙とアルミ箔を組み合わせたもの、合
成紙等であり、坪量は製函可能であれば特に限定しない
が、おおむね120〜450g /m2程度である。 【0008】今、アルミ箔と耐油紙を貼り合わせた包材
を用いてバターやマーガリン等を包装した個装を耐油処
理をしたラップラウンド式カートンで内装するものにつ
いて本発明を説明する。図1は本発明カートンのブラン
ク板を示すもので、(8)はカートンの胴部を形成する
天面板で側面板(10)を間にはさんで底面板(9)
が、更に上重ね側面板(11)が折線で連設されてい
る。そして天面板(8)には側面板(10)と反対側に
折線を介して下重ね側面板(12)がある。天面板
(8)には差し込みフラップ(13a)(14a)のあ
るサック式メインフラップ(13)(14)があり、又
下重ね側面板(12)にサイドフラップ(12a)(1
2b)があり、側面板(10)に重ね合わせフラップ
(15a)(16a)のあるサイドフラップ(15)
(16)が、又上重ね側面板(11)に重ね合わせフラ
ップ(17a)(18a)のあるサイドフラップ(1
7)(18)がある。サイドフラップ(15)(16)
(17)(18)と重ね合わせフラップ(15a)(1
6a)(17a)(18a)との間に切欠(19)(2
0)(21)(22)と切取線(23)(24)(2
5)(26)がある。そして切欠(19)(20)(2
1)(22)で重ね合わせフラップ(15a)(16
a)(17a)(18a)に摘みを形成する。 【0009】そこで以上のようなラップラウンド式カー
トンによる個装の内装方法について図2に基づいて説明
すると、ブランク板(A)の側面板(10)を起立せし
め、更に天面板(8)を折曲げて図2のロの如くコの字
状を形成し、この胴部の所へ個装(a)を差し込む。次
に天面板(8)から図2の(ハ)の如く下重ね側面板
(12)とフラップ(12a)(12b)を折込む。次
いで上重ね側面板(11)を図2の(ニ)の如く下重ね
側面板(12)上に重ね合わせる。次に天面板(8)の
サック式メインフラップ(13)(14)を図2の
(ホ)の如く、その差し込みフラップ(13a)(14
a)を利用して胴部に差し込む。次に上重ね側面板(1
1)のサイドフラップ(17)(18)を図2の(ヘ)
の如くメインフラップ(13)(14)の上から折込
み、更に側面板(10)のサイドフラップ(15)(1
6)をもサイドフラップ(17)(18)の上に折込ん
で、重ね合わせフラップ(17a)(18a)の外側に
塗布した接着剤(ホットメルトなど)に図2の(ト)の
如く重ね合わせフラップ(15a)(17a)、(16
a)(18a)を接合する。かくして封緘状態となり商
品形態になる。 【0010】商品購入後、中身の個装(a)を取り出す
時にはサイドフラップの重ね合わせフラップ(15a)
(17a)、又は(16a)(18a)部分には切取線
(23)(25)(24)(26)[ミシン目又はジッ
パー]があるので切欠(19)(21)(20)(2
2)で形成された摘み部分をもって図2の(チ)の如く
重ね合わせ部分を除去すると開封状態のカートン形態と
なる。次に図2の(リ)の如く胴部に差し込んだメイン
フラップ(13)(14)を抜き取ると個装を取り出す
ことができる形態となる。個装(a)の中身を使用して
再びカートンで包む時、図2の(ヌ)の如くサイドフラ
ップ(15)(17)(16)(18)を折込む。次に
天面板(8)に形成したサック式メインフラップ(1
3)(14)を胴部に差し込むと再封する形態になる。 【0011】図3は図2と同様に褄面の両方が同じ組合
わせのサック式メインフラップと長いサイドフラップを
用いた斜視図である。長いサイドフラップ、(15)
(17)(16)(18)の重なる重ね合わせフラップ
(15a)(17a)、(16a)(18a)に前述し
た如くジッパーからなる切取線(23)(25)(2
4)(26)があり、サック式メインフラップ(13)
(14)を胴部に差し込み、一方のサイドフラップ(1
7)(18)を先に折って重なる部分に接着剤を塗布し
て重ね合わせる他のサイドフラップ(15)(16)と
接着する構造のものである。 【0012】本発明にあっては、褄面のサイドフラップ
の重ねた部分を除去することにより、ラップラウンド式
カートンであるから、1枚状に展開することができて、
中身を容易に取り出すことができる。また、カートンも
廃棄し易い。 【0013】 【発明の効果】本願の発明は、ラップラウンド式カート
ンにおいて、本体を形成する褄面のサイドフラップの重
ね合わせ部に切取線を設けたものであるから、サイドフ
ラップの重ね合わせ部分を開封線で除去することによ
り、再開封機能が得られ、開封部から収納されていた個
装を取り出すことができ、残ったサイドフラップ部分は
サック式フラップを本体に差し込んで止める補助機能と
して活用することができる。更に、他方の褄面のサイド
フラップの重ね合わせ部分を開封線で除去することによ
り、ラップラウンド式カートンであるから、1枚状に展
開することができて、廃棄時の容積を減少することがで
きて便利である。これを要するに、本願の発明は、ラッ
プラウンド式カートンにおいて、本体を形成する両褄面
にサイドフラップの重ね合わせ部に除去できる開封線を
設けることによって不正開封を防止するようにしたとこ
ろに特徴を有するものである。
の斜視図 【図4】従来のラップラウンド式カートンの展開図 【図5】同上のコの字状態に折曲げた状態を示す斜視図 【図6】一方の褄面のサック式フラップを閉じた状態を
示す斜視図 【符号の説明】 8 天面板 9 底面板 10 側面板 11 上重ね側板 12 下重ね側板 13 メインフラップ 14 メインフラップ 15 サイドフラップ 16 サイドフラップ 17 サイドフラップ 18 サイドフラップ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一枚状に展開できるラップラウンド式カ
ートンにおいて、本体を形成する両褄面をサック式メイ
ンフラップと両側よりの長いサイドフラップとで構成す
るとともに、褄面の長いサイドフラップの先端の接着重
ね合わせ部を開封線で除去できるように構成したことを
特徴とする不正開封防止カートン
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05403995A JP3429098B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 不正開封防止カートン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05403995A JP3429098B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 不正開封防止カートン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244762A JPH08244762A (ja) | 1996-09-24 |
JP3429098B2 true JP3429098B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=12959457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05403995A Expired - Lifetime JP3429098B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 不正開封防止カートン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10260727A1 (de) * | 2002-12-23 | 2004-07-15 | August Faller Kg | Faltschachtel |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50103921U (ja) * | 1974-01-28 | 1975-08-27 | ||
JPS53146641U (ja) * | 1977-04-23 | 1978-11-18 | ||
JPS5833456U (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-04 | 大日本印刷株式会社 | 液体容器 |
JP2562204Y2 (ja) * | 1993-02-26 | 1998-02-10 | 雪印乳業株式会社 | 易開封性カートン |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP05403995A patent/JP3429098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08244762A (ja) | 1996-09-24 |
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