JP3126588B2 - 合成樹脂製袋体 - Google Patents

合成樹脂製袋体

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JP3126588B2
JP3126588B2 JP06076355A JP7635594A JP3126588B2 JP 3126588 B2 JP3126588 B2 JP 3126588B2 JP 06076355 A JP06076355 A JP 06076355A JP 7635594 A JP7635594 A JP 7635594A JP 3126588 B2 JP3126588 B2 JP 3126588B2
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bag
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folding
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充 谷野
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Seisan Nipponsha KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起倒自在な折り重ね部
を形成した合成樹脂製の袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、起倒自在な折り重ね部を形成した
合成樹脂製の袋体は実公昭63−8603号、特開昭6
3−317465号で周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の合成
樹脂製の袋体において、折り重ね部は袋体が扁平状態で
あれば、折り重ね部を比較的容易に起立させることがで
きるが、袋体に物品が包入されて膨らみがあるときに
は、折り重ね部の両端に加わる引張力によって折り重ね
部の全長に渡って、その長手方向にテンションが作用
し、益々倒れ方向に力が付与されて起立させ難い問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
した起倒自在な折り重ね部を有する合成樹脂製の袋体を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、請求項1に記載の通り、起倒自在の折り
重ね部を有する合成樹脂よりなる袋体において、前記折
り重ね部に物品包入時該折り重ね部の長手方向に作用す
るテンションをカットする複数の欠除部を間隔を置いて
設け、この間隔を置いた欠除部間に開口部を設け、前記
複数の欠除部はその内奥が彎曲状に欠除されていること
を特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に記載の通り、筒状フィル
ムの長手方向に沿って起倒自在の折り重ね部を有し、こ
の長手方向と直交する両側にV字状に折り込んだガゼッ
トを有する合成樹脂よりなる袋体において、前記折り重
ね部に前記ガゼットの折り込み幅Bより長い全長Lの横
接着線を保持して対となった欠除部を間隔を置いて設
け、この間隔を置いた欠除部間にチャックを備えた開口
部を設けてなり、前記横接着線と前記開口部のチャック
の軸線と直交する縦接着線とにより直角の切欠接着部を
形成し、前記対となった欠除部はその内奥が彎曲状に欠
除されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、袋体の面に向けて倒れてい
る折り重ね部は内奥が彎曲状の欠除部で、折り重ね部の
両端に加わる引張力による折り重ね部の全長に渡って長
手方向に作用するテンションをカットし、欠除部間の折
り重ね部にはテンションがかからず、欠除部間の折り重
ね部(開口部)は円滑な操作が可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は第1実施例であり、10はサイドシール11
した合成樹脂製の袋体である。13は折り重ね部であ
り、起倒自在で、物品包入時にはその内側面の全面を接
着されて、若しくは内側面の所要部を接着されて封緘状
態におかれる。
【0009】前記折り重ね部13に、物品包入時該折り
重ね部13の長手方向に作用するテンションをカットす
る内奥が彎曲状に欠除された複数の欠除部14を間隔を
置いて設け、この間隔を置いた欠除部14間を開口部1
2としたものである。前記欠除部14によるテンション
のカット作用は、折り重ね部13の長手方向にテンショ
ンが作用した場合、欠除部14の彎曲状部によって引っ
張り応力を分散し欠除部14の反内奥側を拡開すること
によりテンションを吸収して前記開口部12となる欠除
部14間の折り重ね部13に対し、この折り重ね部13
が引き裂かれることなくテンションをカットするもので
ある。
【0010】前記開口部12は、図2に示すように、欠
除部14間の折り重ね部13に設けた引き裂き部15を
引き裂くことによって開口するようにしてもよい。
【0011】前記開口部12は、図3及び図4に示すよ
うに、欠除部14間の折り重ね部13に設けた接着層1
6により開閉可能としてもよい。
【0012】前記開口部12は、図5に示すように、欠
除部14間の折り重ね部13に設けたチャック4により
開閉可能としてもよい。
【0013】図6及び図7は第2実施例である。この第
2実施例の構成は次の通りである。図6において、1は
合成樹脂よりなる筒状フィルムである。この筒状フィル
ム1の長手方向に沿って起倒自在の折り重ね部13を有
し、この長手方向と直交する両側にガゼット2がV字状
に折り込まれてガゼット付の袋体を形成している。
【0014】このガゼット付の袋体は、前記折り重ね部
13に前記ガゼット2の折り込み幅Bより長い全長Lの
横接着線5を保持して対となった欠除部14を間隔を置
いて設け、この間隔を置いた欠除部14間に、チャック
4を備えた開口部3を設けたものである。前記対となっ
た欠除部14も第1実施例と同様に内奥が彎曲状に欠除
されているものである。
【0015】そして、前記開口部3はその両側に、チャ
ック4の軸線と直交する縦接着線8と、前記ガゼット2
の折り込み幅Bより長い全長Lの横接着線5とにより、
直角の切欠接着部6を形成している。従って、第2実施
例によるガゼット付の袋体に内容物を収納したときに、
全長Lの横接着線5の折り込み幅B相当分のL1を差し
引いたL2幅の横接着線5と開口部3との折り重ね部1
3部分は、袋体の上面に位置することとなり、開口部3
と隣接する欠除部14により、第1実施例と同様に折り
重ね部13の長手方向に作用するテンションをカットし
て、開口操作を容易化する等の効果を奏するものであ
る。9は開口部3の上端に施したトップシールである。
【0016】図6は袋体内に内容物を充填する前の状態
であり、この状態ではガゼット2を折り込んだ筒状フィ
ルム1の長手方向の一端を筒状フィルム1の長手方向と
直交する方向に接着7し、他端は接着代7aを有してい
る。そして、内容物を充填した後に、接着代7aは図7
に示すように接着7される。尚、開口部3の上端のトッ
プシール9を事前には施さないで、この開口部3から内
容物を充填するようにしてもよい。この場合には筒状フ
ィルム1の長手方向の両端は事前に接着7される。
【0017】本発明は上記の通りの構造であるから、第
1実施例において、袋体10の面に向けて倒れている折
り重ね部13は欠除部14で、折り重ね部13の両端に
加わる引張力による折り重ね部13の全長に渡って長手
方向に作用するテンションをカットし、欠除部14間の
折り重ね部13にはテンションがかからず、開口部12
としての折り重ね部13を円滑に操作することができ
る。
【0018】そして、欠除部14間の折り重ね部13に
引き裂き部15を設けた場合は、円滑に起立させた折り
重ね部13を引き裂き部15によって容易に開口するこ
とができ、また、この折り重ね部13は通常状態では倒
れた状態にあるため、袋体10の落下等による過度の衝
撃が加わっても、引き裂き部15は破れとなって現れる
ことがない。
【0019】さらにまた、開口部12を欠除部14間の
折り重ね部13に設けた接着層16やチャック4により
開閉可能とした場合には、容易に起立させた折り重ね部
13によりこの開閉操作を円滑に行なうことができ、加
えて袋体10の落下等による過度の衝撃が加わっても、
接着層16の剥離やチャック4の開放となって現れない
ことは、前記と同様である。
【0020】第2実施例は、ガゼット部分を有する袋体
に適用される場合に、欠除部14を設定する位置をさら
に特定することによって、前述の円滑な開口操作及び収
納や陳列の便を図ったものである。
【0021】すなわち、物品の包入による袋体の膨らみ
や嵩張りから派生するテンションの影響を回避するため
には、欠除部14は、袋体収納部の同一平面上であっ
て、しかも可及的に扁平状態に置かれる部分に設けられ
ることが好ましいが、第2実施例においては、ガゼット
2の折り込み幅Bより長い全長Lの横接着線5を保持し
て対となった欠除部14を間隔を置いて設けたことによ
り、開口部3を構成する折り重ね部13は袋体1の上面
の範囲内で、袋体1の上面に倒して折り重ねることがで
き、欠除部14によって折り重ね部13の長手方向に作
用するテンションをカットし、開口部3を円滑に操作す
ることができる。
【0022】前記袋体の上面の範囲内で起倒自在な開口
部3を袋体の上面に倒して折り重ねることにより、箱型
の袋体を段ボール箱詰めして出荷するときには開口部3
が邪魔にならず、コンパクトに収納され、店頭において
陳列販売する場合には、安定 した陳列が得られると共
に、従来の扁平状の袋体に比較して外観を向上する。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によると、請求項1
においては、起倒自在な折り重ね部を形成した合成樹脂
製の袋体において、折り重ね部の両端に加わる引張力に
よる折り重ね部の全長に渡って長手方向に作用するテン
ションを欠除部でカットし、袋体の面に向けて倒れてい
る折り重ね部を円滑に起立させることができ、実公昭6
3−8603号公報の考案における内部確認や開口部の
開口操作を容易にする。
【0024】また、請求項2による袋体は、上記の効果
に加えて、開口部を袋体の上面の範囲内に存在させて包
入容積を極力拡大した箱型の袋体に形成され、物品を包
入した袋体を段ボール箱詰めして出荷するときには隙間
の発生を減少し、また店頭においては安定した陳列状態
と外観を向上する利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の正面図
【図2】第1実施例の袋体の変形例を示す正面図
【図3】第1実施例の袋体の他の変形例を示す正面図
【図4】図3のA−A線拡大断面図
【図5】第1実施例の袋体の他の変形例を示す正面図
【図6】本発明の第実施例の斜視図
【図7】本発明の第実施例の袋体に物品を包入した状
態の斜視図
【符号の説明】
1 筒状フィルム 2 ガゼット 3 開口部 4 チャック 5 横接着線 6 切欠接着部 7 接着 8 縦接着線 9 トップシール 10 袋体 11 サイドシール 12 開口部 13 折り重ね部 14 欠除部 15 引き裂き部 16 接着線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 30/00 - 33/38 B65D 75/62 B65D 77/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起倒自在の折り重ね部を有する合成樹脂よ
    りなる袋体において、前記折り重ね部に物品包入時該折
    り重ね部の長手方向に作用するテンションをカットする
    複数の欠除部を間隔を置いて設け、この間隔を置いた
    除部間に開口部を設け、前記複数の欠除部はその内奥が
    彎曲状に欠除されていることを特徴とする合成樹脂製袋
    体。
  2. 【請求項2】筒状フィルムの長手方向に沿って起倒自在
    の折り重ね部を有し、この長手方向と直交する両側にV
    字状に折り込んだガゼットを有する合成樹脂よりなる袋
    体において、前記折り重ね部に前記ガゼットの折り込み
    幅Bより長い全長Lの横接着線を保持して対となった欠
    除部を間隔を置いて設け、この間隔を置いた欠除部間に
    チャックを備えた開口部を設けてなり、前記横接着線と
    前記開口部のチャックの軸線と直交する縦接着線とによ
    り直角の切欠接着部を形成し、前記対となった欠除部は
    その内奥が彎曲状に欠除されていることを特徴とする合
    成樹脂製袋体。
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