JP4578630B2 - 易開封カートン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を封入したケースを包装するカートンに関し、更に詳しくは、カートンを開封すると同時に、ケースを封止しているフィルム状の蓋材も一緒に剥離されるようにした易開封カートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内容物を封入したトレイ状のケース等をカートンで包装したものは、よく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなものは、まず、カートンを開封し、その後、トレイ状のケース等を封止しているフィルム状の蓋材を剥離しなければならないため、内容物を取り出すまでの作業が非常に面倒である。
そこで、本発明は、カートンを開封すると、ケースを封止しているフィルム状の蓋材も一緒に剥離される易開封カートンを得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような目的を達成するために、次のような易開封カートンを提供するものである。すなわち、フィルム状の蓋材によって封止した、少なくとも2の収容部を有するケースを包装するカートンであって、該カートンは、天面板の一方の長辺側に開封タブ部を形成した上重ね前面板および他方の長辺側に後面板がそれぞれ折線を介して連設され、前記後面板には折線を介して底面板を連設するとともに、該底面板には折線を介して下重ね前面板を連設し、該下重ね前面板には折曲線を介して折返板を連設し、前記天面板の両方の短辺側には上重ね側面板および前記底面板の両方の短辺側には下重ね側面板がそれぞれ折線を介して連設されるとともに、前記後面板および前記下重ね前面板にはそれぞれ折線を介してサイドフラップが連設され、かつ前記天面板と前記上重ね前面板には各収容部に沿ってジッパーが連続して設けられ、前記開封タブ部に重なるように、前記蓋材の一部を延設し、前記開封タブ部と前記蓋材の延設した一部とを接着して、前記開封タブ部からカートンを開封したときに、前記蓋材も一緒に剥離され、前記収容部ごとに開封可能とするように構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
図1は本発明にかかる易開封カートンのブランク板を示す展開図であり、図2はそのカートンの成形途中を示す斜視図とケースの斜視図である。そして、図3はケースを収容したカートンを示す斜視図であり、図4は成形後のカートンを示す斜視図、図5はカートンの開封に伴ってケースの蓋材が剥離される様子を示す斜視図である。また、図6は本発明にかかる別実施例の易開封カートンのブランク板を示す展開図であり、図7はそのカートンの成形途中を示す斜視図とケースの斜視図、図8は成形後のカートンを示す斜視図である。
【0006】
本発明にかかる易開封カートンは、フィルム状の蓋材によって封止したトレイ状のケース等を包装するカートンであって、ケースに収容された内容物を取り出す際には、カートンを開封する操作だけで、ケースを封止しているフィルム状の蓋材もそのケースから同時に剥離されるようにしたものである。しかして、開封操作がスムーズに行われるようにするため、ケースはカートンに接着したり、係止したりして固定する構成とした方が好ましい。
また、本実施例において、カートンで包装するトレイ状のケースは2つの収容部を有し、カートンはそれぞれの収容部ごとに開封できるようになっているが、収容部の数等は特に限定されるものではない。また、カートンに使用する紙の材質は、斤量が200〜350g/m2のコートボールや板紙などの古紙率が高い厚紙類でよく、カートンやケースの形状等も図示のものに限定されるものではない。
【0007】
そこで、まず、カートンについて説明すると、図1で示すように、天面板(1)の一方の長辺側には折線(a)を介して上重ね前面板(2)が連設され、他方の長辺側には折線(b)を介して後面板(3)が連設されている。そして、その後面板(3)には折線(c)を介して底面板(4)が連設され、底面板(4)には折線(d)を介して下重ね前面板(5)が連設されるとともに、その下重ね前面板(5)には折曲線(k)を介して折返板(10)が連設されている。なお、この折返板(10)は必ずしも設ける必要がないものである。また、天面板(1)の両方の短辺側にはそれぞれ折線(e)(f)を介して上重ね側面板(6)(7)が連設され、底面板(4)の両方の短辺側にはそれぞれ折線(g)(h)を介して下重ね側面板(8)(9)が連設されている。そして、後面板(3)にはそれぞれ折線(m)(n)を介してサイドフラップ(11)(12)が連設され、下重ね前面板(5)にはそれぞれ折線(p)(r)を介してサイドフラップ(13)(14)が連設されている。また、天面板(1)と上重ね前面板(2)には開封手段としてのジッパー(J)が連続して設けられ、各収容部ごとに開封できるようになっている。
【0008】
カートンを成形するには、まず、折線(c)(d)(g)(h)(m)(n)(p)(r)及び折曲線(k)に沿ってカートンのブランク板を折り曲げ、図2で示すように、サイドフラップ(11)(13)を下重ね側面板(8)に貼着し、サイドフラップ(12)(14)を下重ね側面板(9)に貼着する。そして、内容物が封入されたケース(20)をその中に入れる。このケース(20)は、図2で示すように、収容部が2つ設けられたトレイ状に成形され、その各収容部に内容物を入れた後、ケース(20)の上面周縁部(20a)に、フィルム状の蓋材(21)を貼着して、ケース(20)のそれぞれの収容部を封止するようになっている。しかして、フィルム状の蓋材(21)は中央で2つに分離可能なように、ミシン目のような切断手段及び切り裂くきっかけとなるノッチが設けられるか、もしくは図示のように予め切り離されている。
【0009】
また、このフィルム状の蓋材(21)のカートン前面板(2)(5)側は、図2乃至図5で示すように、成形後のカートンからはみ出ないような所定長さ分延設されており、折線(a)(b)(e)(f)に沿ってカートンを折り曲げて、下重ね側面板(8)(9)にそれぞれ上重ね側面板(6)(7)を貼着するとともに、下重ね前面板(5)に上重ね前面板(2)を貼着した際、カートンの上重ね前面板(2)とその延設したフィルム状の蓋材(21)の一部とが重なり合うように、好ましくはその重なり合った蓋材(21)の一部と上重ね前面板(2)に形成される開封タブ部(2a)とをホットメルト等の接着剤(19)で接着するようにして、カートンを成形する。
【0010】
このようにしてカートンを成形すれば、カートンをジッパー(J)によって開封したときに、トレイ状ケース(20)の蓋材(21)をも同時に剥離することができるようになる。すなわち、延設された蓋材(21)の一部と上重ね前面板(2)の開封タブ部(2a)とが重なり合っていると、開封タブ部(2a)を摘んで開封したときに、その延設された蓋材(21)の一部も同時に摘むことができるので、カートンの開封操作だけで、ケース(20)の蓋材(21)を開封することができる。その上、上重ね前面板(2)の開封タブ部(2a)と蓋材(21)の一部とが接着されていると、図5で示すように、その開封タブ部(2a)だけを摘んで開封するだけで、自動的に蓋材(21)もケース(20)から剥離されることになり、より簡単に開封することができるようになる。
【0011】
なお、蓋材(21)の一部に上重ね前面板(2)を接着する際には、折返板(10)によって、その蓋材(21)の一部が外方側に向けて持ち上げられるようになるので、蓋材(21)と上重ね前面板(2)との接着は確実に行われる。また、接着剤(19)を塗布する面はカートンの上重ね前面板(2)側又は天面板(1)側のどちら側であってもよいが、上重ね前面板(2)側に接着剤を塗布した方が加圧によりしっかりと接着させることができる。
その他、蓋材(21)がカートンの開封方向、即ちジッパー(J)の切り裂き方向と同方向に延伸したフィルム状であると、開封操作が更にスムーズに行えて好ましい。
【0012】
また、図6乃至図8では別実施例のカートンが示されている。
この図で示すものは、カートン及びケースの前面板(2)(5)側が略先細り形状になるように成形したものであって、開封タブ部(2a)自体も略先細り形状になるように、ジッパー(J)を構成したものである。すなわち、天面板(1)の上重ね前面板(2)と上重ね側面板(6)(7)の間に折線(s)(t)を介して上重ね側面板(15)(16)を斜めに連設し、底面板(4)の下重ね前面板(5)と下重ね側面板(8)(9)の間にも折線(u)(v)を介して下重ね側面板(17)(18)を斜めに連設して、カートンの前面板(2)(5)側が略先細り形状となるようにするとともに、開封タブ部(2a)の幅が先端に行くに従って小さくなる略先細り形状となるようにジッパー(J)を設けている。
【0013】
このように、カートンとケース(20)の形状、及びカートンの上重ね前面板(2)に形成される開封タブ部(2a)の形状が略先細り形状になっていると、カートンを開封する際に加える力が少なくて済むとともに、力を加える方向も天面板(1)に設けたジッパー(J)に沿ってほぼ直線状でよく、図1乃至図5で示すカートンのように外側に向かう斜め方向に力を加えなくて済むので、より楽に開封することができる。なお、下重ね後面板(5)には切込部(5a)が穿設され、開封後の開封タブ部(2a)をその切込部(5a)に差し込むことによって、カートンを再封できるようになっている。
【0014】
【発明の効果】
以上、何れにしても本発明によれば、フィルム状の蓋材によって封止したケースを包装するカートンの開封タブ部に重なるように、その蓋材の一部を延設し、その開封タブ部からカートンを開封したときに、その蓋材も一緒に剥離されるように構成したので、開封作業がきわめて容易に行えるようになる。特に開封タブ部と蓋材の延設した一部とを接着すると、カートンを開封する操作だけで、自動的にケースの蓋材も剥離されることになるので、開封作業が簡単かつ至便になる。そして、更に、その開封タブ部側を略先細り形状にすれば、開封作業がより楽に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる易開封カートンのブランク板を示す展開図
【図2】同上のカートンの成形途中を示す斜視図とケースの斜視図
【図3】ケースを収容したカートンを示す斜視図
【図4】成形後のカートンを示す斜視図
【図5】カートンの開封に伴ってケースの蓋材が剥離される様子を示す斜視図
【図6】本発明にかかる別実施例の易開封カートンのブランク板を示す展開図
【図7】同上のカートンの成形途中を示す斜視図とケースの斜視図
【図8】成形後のカートンを示す斜視図
【符号の説明】
1 天面板
2 上重ね前面板
2a 開封タブ部
3 後面板
4 底面板
5 下重ね前面板
6 上重ね側面板
7 上重ね側面板
8 下重ね側面板
9 下重ね側面板
10 折返板
11 サイドフラップ
12 サイドフラップ
13 サイドフラップ
14 サイドフラップ
20 ケース
21 蓋材
J ジッパー

Claims (2)

  1. フィルム状の蓋材によって封止した、少なくとも2の収容部を有するケースを包装するカートンであって、該カートンは、天面板の一方の長辺側に開封タブ部を形成した上重ね前面板および他方の長辺側に後面板がそれぞれ折線を介して連設され、前記後面板には折線を介して底面板を連設するとともに、該底面板には折線を介して下重ね前面板を連設し、該下重ね前面板には折曲線を介して折返板を連設し、前記天面板の両方の短辺側には上重ね側面板および前記底面板の両方の短辺側には下重ね側面板がそれぞれ折線を介して連設されるとともに、前記後面板および前記下重ね前面板にはそれぞれ折線を介してサイドフラップが連設され、かつ前記天面板と前記上重ね前面板には各収容部に沿ってジッパーが連続して設けられ、前記開封タブ部に重なるように、前記蓋材の一部を延設し、前記開封タブ部と前記蓋材の延設した一部とを接着して、前記開封タブ部からカートンを開封したときに、前記蓋材も一緒に剥離され、前記収容部ごとに開封可能とするように構成したことを特徴とする易開封カートン。
  2. 前記開封タブ部側を略先細り形状としたことを特徴とする、請求項1に記載の易開封カートン。
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