JP2016112368A

JP2016112368A - 横型ロールペーパーホルダー

Info

Publication number: JP2016112368A
Application number: JP2014267169A
Authority: JP
Inventors: 茂磯部; Shigeru Isobe
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-12-15
Filing date: 2014-12-15
Publication date: 2016-06-23

Abstract

【課題】使用時にロールを回して掴み手を作る必要がなく、ペーパーのカットも片手でできる横型ロールペーパーホルダーを提供する。【解決手段】両側面板と背面板のある、ロールペーパーを横方向に使用するロール収納容器下部に、ペーパーを通す隙間を空けて両側または片側にペーパーの取り出し方向に向けて次第に勾配のきつくなるロール受けを設け、手前側ロール受け下端を、ペーパーにブレーキの掛かる鋭角的突角形状またはゴム等の摩擦力の大きい材質等とした。【選択図】図１

Description

本発明は、トイレットペーパーやキッチンペーパー等のロール状のペーパーを横方向に使用する横型のロールペーパーホルダーに関するものである。

従来、ロールペーパーホルダーとして使用されている製品は、トイレットペーパーホルダーなら、中心軸にロールペーパーを嵌め、先端に切り刃（鋸刃とは限らない）を付けた回動式カバーを上に被せるのが一般的である。

キッチンペーパーホルダーは、各種売られているが、ケースにロールを投げ入れる形式と、棒にロールの芯穴を使って嵌め込むだけの単純な製品が一般的だ。いずれも、ミシン目からのカットになる。

従来のロールペーパーホルダーは、使用時にロールを回して掴み代を作る必要があり、ペーパーをカットする時は、ロールが新しい時は片手でもカットできる製品もあるが、使用によってロールが軽くなってくると両手を使う必要があるから面倒だし、片手の不自由な人は困るし、ペーパー以外の部分を触るから不衛生だし、カバー先端の切り刃でカットする場合は、構造上防水性を持たすことができず、カバー上には物も置けない。

トイレットペーパーホルダーでは、中心軸とカット用カバーがあるので、使用によってロールが軽くなってくるとロールが空回りしたり、カバーが振動して音も発した。

両側面板２と背面板３のある、ロールペーパー６を横方向に使用するロール収納容器１下部に、ペーパーを通す隙間を空けて両側または片側にペーパーの取り出し方向に向けて次第に勾配のきつくなる逆八の字状のロール受け４を設け、手前側ロール受け下端５を、ペーパーにブレーキの掛かる鋭角的突角形状またはゴム等の摩擦力の大きい材質等とした。

また、トイレットペーパー等で、ミシン目にかかわらない位置でペーパーをカットしたい場合は、本体手前下隅に切り刃７を設ける。

また、ロール受け４下部に、本体手前方向に下り勾配を付けたペーパー返し８を設けると、ペーパーの端を掴み易くなる。とくにキッチンペーパー等で、ペーパーが厚く巻きクセがある場合はペーパー端が巻き込まれてしまうので、必須となる。

使用でペーパーをロール受けの隙間方向へ引張ると、ペーパーにはロール受けまたはロール受けと背面板との摩擦で第一段のブレーキが掛かるが、使用によって次第にロールが軽くなっても、細くなっていくので、その分だけ次第に勾配のきつくなるロール受け間またはロール受けと背面板間に食い込む形となり安定したブレーキが掛かる。次に手前側ロール受け下端で第二段のブレーキが掛かるので、しっかりとペーパーをカットできる。

ロールペーパーの装着は、ペーパーの先端をロール受け間またはロール受けと背面板間の隙間に通してからロールを容器に投げ込めばよいだけで簡単だ。

ペーパーのカットは、ペーパーをロール受けの隙間方向へ引き出し、ミシン目からカットする時は、ミシン目が見えたら隙間方向の直角方向へ引張ればよい。ミシン目の突出分が次回使用の掴み代となる。ミシン目以外の任意位置でカットしたい場合は、請求項２の本体手前下隅に切り刃を設けたホルダーを使用し、カット位置が切り刃位置を過ぎた段階で手前上方に引張ってカットする。カット後に手前側ロール受け下端と切り刃間のペーパーは重力で下に垂れ下がり、次回使用時の掴み代となる。

片手だけで操作できるから、片手の不自由な人でも使い易く、ペーパーだけしか触らないので完全衛生的である。また、切り刃を使ってミシン目以外の任意位置でカットする場合は、カット後の切り端は本体の下部になるので、いびつなカットになったとしても目立ちぬくい。

簡単構造だから安価で提供でき、カバーを付ければ水が掛かっても大丈夫だし、カバーの上部を平坦にすれば上に物を置くこともできる。ミシン目からカットする時はアームを付ければ天井にも取り付けでき、スタンドを付けて傾ければ床面に置く（図３）こともできる。床面に置く場合は根元に浮き上がり防止の重石をつける。

任意位置でカットするトイレットペーパー用ホルダーでは、従来製品で使用されるカット用カバーや中心軸が不要だからロールの空回りも無く、振動音も小さく、軸が無いので全体サイズを小さくでき、片手での上下だけの動きになるので、片手が届けば何処へでも取り付けでき、取り付け位置を問わない。

また、縦長構造だから、マグネットや粘着剤を使用すれば壁面にはビス無しで簡単に取り付けできる。従来品のトイレットペーパーホルダーの構造なら強度上難しい。

ロール受けを両側に設けた断面図ロール受けを片側に設けた断面図床面に置いた場合のロール受けを片側に設けた断面図

単純断面で支持軸が無く、ロールペーパーを横方向に使用するから、トイレットペーパーホルダーならロール幅が狭いので、横方向に予備ロールのスペースを設ければ、横にスライドして使用できる。

１ロール収納容器
２側面板
３背面板
４ロール受け
５手前側ロール受け下端
６ロールペーパー
７切り刃
８ペーパー返し
９壁面
１０床面
１１カバー
１２スタンド
１３重石

Claims

両側面板と背面板のある、ロールペーパーを横方向に使用するロール収納容器下部に、ペーパーを通す隙間を空けて両側または片側にペーパーの取り出し方向に向けて次第に勾配のきつくなる逆八の字状のロール受けを設け、手前側ロール受け下端を、ペーパーにブレーキの掛かる鋭角的突角形状またはゴム等の摩擦力の大きい材質等とした横型ロールペーパーホルダー。
本体手前下隅に切り刃を設けた請求項１記載の横型ロールペーパーホルダー。
後方のロール受け下端または背面板下端に、本体手前方向に下り勾配を付けたペーパー返しを設けた請求項１または請求項２記載の横型ロールペーパーホルダー。