JP2016134393A - 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。 - Google Patents

液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134393A
JP2016134393A JP2015006032A JP2015006032A JP2016134393A JP 2016134393 A JP2016134393 A JP 2016134393A JP 2015006032 A JP2015006032 A JP 2015006032A JP 2015006032 A JP2015006032 A JP 2015006032A JP 2016134393 A JP2016134393 A JP 2016134393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
substrate
processing liquid
wafer
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015006032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5931230B1 (ja
Inventor
崇史 橋本
Takashi Hashimoto
崇史 橋本
真一 畠山
Shinichi Hatakeyama
真一 畠山
柴田 直樹
Naoki Shibata
直樹 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2015006032A priority Critical patent/JP5931230B1/ja
Priority to TW104141227A priority patent/TWI624308B/zh
Priority to US14/963,831 priority patent/US9791778B2/en
Priority to SG10201510145YA priority patent/SG10201510145YA/en
Priority to KR1020150176978A priority patent/KR102436781B1/ko
Priority to CN201510919402.6A priority patent/CN105810558B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP5931230B1 publication Critical patent/JP5931230B1/ja
Publication of JP2016134393A publication Critical patent/JP2016134393A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • G03F7/162Coating on a rotating support, e.g. using a whirler or a spinner
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/6715Apparatus for applying a liquid, a resin, an ink or the like
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

【課題】基板に対する処理液の塗布状態の均一性を高めることができる液処理方法、液処理装置、及び液処理用記録媒体を提供する。
【解決手段】塗布ユニットU1は、ウエハWを回転させる回転保持部20と、ウエハWの表面Wa上に処理液Rを供給するノズル32と、ウエハWに対するノズル32の位置を制御する制御部60と、を備える。液処理方法は、ウエハWを第一回転数ω1にて回転させつつ、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にてウエハWの表面Waに処理液Rの供給を開始し、処理液Rの供給位置を回転中心CL1側に移動させること、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に到達した後、第一回転数ω1よりも大きい第二回転数ω2にてウエハWを回転させることにより、処理液RをウエハWの外周側に塗り広げること、を含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、液処理方法、液処理装置、及び記録媒体に関する。
半導体製造工程においては、基板に対する様々な液処理が施される。液処理において、基板に塗布する処理液中に気泡が混入している場合がある。処理液中に混入した気泡を除去するための装置として、例えば特許文献1には、処理液を供給する供給配管に泡抜き用配管が設けられた液処理装置が開示されている。
特開平2−119929号公報
しかしながら、特許文献1に記載される液処理装置により、処理液中の気泡を除去したとしても、処理液が基板に到達する際に処理液中に気泡が混入する場合がある。この気泡が基板上に残留すると、基板上における処理液の塗布状態が不均一になるおそれがある。
本開示は、基板に対する処理液の塗布状態の均一性を高めることができる液処理方法、液処理装置、及び液処理用記録媒体を提供することを目的とする。
本開示に係る液処理方法は、基板を第一回転数にて回転させつつ、基板の回転中心から偏心した位置にて基板の表面に処理液の供給を開始し、処理液の供給位置を回転中心側に移動させること、処理液の供給位置が回転中心に到達した後、第一回転数よりも大きい第二回転数にて基板を回転させることにより、処理液を基板の外周側に塗り広げること、を含む。
処理液中への気泡の混入は、処理液が基板に到達する際に生じやすい傾向がある。これに対し本開示においては、回転中心から偏心した位置にて基板の表面に処理液の供給が開始されることにより、供給開始時の気泡の混入は回転中心から偏心した位置に生じることとなる。第二回転数にて処理液が塗り広げられる際に、回転中心から偏心した位置に生じる遠心力は、回転中心付近に生じる遠心力に比べ大きい。また、回転中心から偏心した位置から基板の周縁までの距離は、回転中心から基板の周縁までの距離に比べ短い。したがって、供給開始時に混入する気泡は、基板の周縁に到達しやすくなるので、基板の表面に残留しにくくなる。
また、処理液の供給開始後には、基板が回転した状態で供給位置が回転中心側に移動するので、基板の表面には、処理液が螺旋状に塗布される。また、処理液の供給位置が回転中心に到達するまでの基板の回転数は、処理液を塗り広げる際の第二回転数よりも小さい第一回転数である。このため、螺旋状に塗布されている際における処理液の広がりが抑制される。これらのことから、第二回転数にて処理液を塗り広げるのに先立って、略円形の処理液の液だまりが形成される。これにより、基板を第二回転数にて回転させる際に、処理液が基板全周に均等に広がりやすくなる。以上のように、基板上における気泡の残留が抑制されると共に、処理液が基板全周に広がりやすくなるので、処理液の塗布状態の均一性を高めることができる。
基板の表面において、処理液の供給開始位置よりも外周側の領域に、外周側への処理液の広がりを促進する液体を塗布することを更に含んでもよい。処理液の広がりを促進する液体が塗布された領域では、基板の表面上を処理液が広がりやすくなる。このため、上記気泡が基板の周縁に更に到達しやすくなる。したがって、基板上における気泡の残留を更に抑制することができる。
回転中心までの距離が、基板の半径に対して0%を超え40%以下である位置にて処理液の供給を開始してもよい。上述したように、回転中心から偏心した位置にて処理液の供給を開始することで、供給開始時に混入する気泡は、基板の周縁に到達しやすくなる。一方、供給位置を回転中心から遠ざけすぎると、第一回転数にて液だまりを形成するのに長時間を要することとなり、塗布を完了するまでの処理時間が長くなる。これに対し、処理液の供給開始位置を基板の半径に対して0%を超え40%以下である位置とすることで、処理時間を許容範囲に保ちつつ、気泡の残留を抑制できる。
第一回転数にて基板を回転させているときには、第二回転数にて基板を回転させているときに比べ、基板の表面へ単位時間あたりに供給される処理液の供給量を少なくしてもよい。この場合、液だまりの形成中における気泡の混入が抑制される。このため、基板上における気泡の残留を更に抑制することができる。
処理液の供給を開始するときには、回転中心側に移動しているときに供給される処理液の供給量に比べ、基板の表面へ単位時間あたりに供給される処理液の供給量を少なくしてもよい。この場合、供給開始時における気泡の混入が更に抑制される。このため、気泡の残留を更に抑制することができる。
処理液の供給を開始した後、処理液の供給位置を回転中心側に移動させる前に基板を少なくとも一周回転させてもよい。この場合、基板の表面に処理液が環状に塗布された後に、その内側に螺旋状に処理液が塗布される。このため、液だまりの形状が、より円形に近いものとなる。これにより、処理液の液だまりが周方向に不均一になることが抑制されるので、基板を第二回転数にて回転させる際に、処理液が基板全周に対して更に均等に広がりやすくなる。
処理液の供給位置が回転中心に近づくのに応じて、処理液の供給位置の移動速度を高くしてもよい。この場合、上記液だまりにおける液体の厚さの均一性が向上するので、基板を第二回転数にて回転させる際に、処理液が更に広がりやすくなる。
処理液の供給位置が回転中心に近づくのに応じて、基板の回転数を大きくしてもよい。この場合、上記液だまりにおける液体の厚さの均一性が向上するので、基板を第二回転数にて回転させる際に、処理液が更に広がりやすくなる。
第二回転数にて基板を回転させているときには、第一回転数にて基板を回転させているときに比べ、基板への処理液の吐出口と基板の表面との距離を短くしてもよい。基板の回転数を第一回転数から第二回転数に上げると、吐出口から基板に至る処理液の液柱が基板の回転に引きずられて傾くことにより、基板の表面における処理液の塗布状態が不均一になる場合がある。これに対し、第二回転数にて基板を回転させるときに、処理液の吐出口と基板の表面との距離を短くすることにより、上記液柱が傾きにくくなるため、基板上における処理液の塗布状態の均一性を更に向上させることができる。
本開示に係る液処理装置は、基板を保持して回転させる回転保持部と、基板の上方に配置されるノズルと、ノズルを移動するノズル移動部と、ノズルに処理液を供給する処理液供給部と、基板を第一回転数にて回転させるように回転保持部を制御し、基板の回転中心から偏心した位置にノズルを移動させるようにノズル移動部を制御し、基板の回転中心から偏心した位置にて基板の表面に処理液の供給を開始するように処理液供給部を制御し、処理液の供給位置を回転中心側に移動させるようにノズル移動部を制御すること、処理液の供給位置が回転中心に到達した後、第一回転数よりも大きい第二回転数にて基板を回転させることにより、処理液を塗り広げるように回転保持部を制御すること、を実行する制御部と、を備える。
本開示に係る記録媒体は、上記液処理方法を装置に実行させるためのプログラムを記録したものである。
本開示によれば、基板に対する処理液の塗布状態の均一性を高めることができる。
実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 塗布ユニットの概略構成を示す模式図である。 液処理方法の実行手順を示すフローチャートである。 基板の表面に処理液が塗布されている様子を模式的に示す側面図である。 基板の表面に処理液が塗布されている様子を模式的に示す側面図である。 基板の表面に処理液が塗布されている様子を模式的に示す平面図である。 基板の表面に処理液が塗布されている様子を模式的に示す平面図である。 基板の表面に処理液が塗布されている様子を模式的に示す平面図である。 基板の回転数と処理液の供給レートとの関係を示すグラフである。 ノズルと基板とを模式的に示す側面図である。 参考形態に係る液処理方法の実行手順を示すフローチャートである。 ノズルと基板とを模式的に示す側面図である。
[基板処理システム]
まず、図1、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る基板処理システム1の概要を説明する。図1に示されるように、基板処理システム1は、塗布・現像装置2と露光装置3とを備える。露光装置3は、レジスト膜(感光性被膜)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によってレジスト膜の露光対象部分にエネルギー線を照射する。
塗布・現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ウエハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。
塗布・現像装置2は、図2及び図3に更に示されるように、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入・搬出部13とを有する。搬入・搬出部13はキャリアステーション12と処理ブロック5との間に介在する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、例えば円形の複数枚のウエハWを密封状態で収容する。キャリア11は、一つの側面11a側に、ウエハWを出し入れするための開閉扉を有している。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している(図2及び図3参照)。受け渡しアームA1は、キャリア11からウエハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウエハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック5は、複数の処理モジュール14,15,16,17を有する。処理モジュール14,15,16,17は、複数の塗布ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している(図3参照)。処理モジュール17は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2を経ずにウエハWを搬送する直接搬送アームA6を更に内蔵している(図2参照)。塗布ユニットU1は、レジスト液をウエハWの表面に塗布する。
処理モジュール14は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2によりウエハWの表面上に下層膜を形成するBCTモジュールである。処理モジュール14の塗布ユニットU1は、下層膜形成用の液体をウエハW上に塗布する。処理モジュール14の熱処理ユニットU2は、下層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール15は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2により下層膜上にレジスト膜を形成するCOTモジュールである。処理モジュール15の塗布ユニットU1は、レジスト膜形成用の液体を下層膜の上に塗布する。処理モジュール15の熱処理ユニットU2は、レジスト膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール16は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2により、レジスト膜上に上層膜を形成するTCTモジュールである。処理モジュール16の塗布ユニットU1は、上層膜形成用の液体をレジスト膜の上に塗布する。処理モジュール16の熱処理ユニットU2は、上層膜の形成に伴う各種熱処理を行う。
処理モジュール17は、塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2により、露光後のレジスト膜の現像処理を行うDEVモジュールである。現像ユニットは、露光済みのウエハWの表面上に現像液を塗布した後、これをリンス液によって洗い流すことで、レジスト膜の現像処理を行う。熱処理ユニットは、現像処理に伴う各種熱処理を行う。熱処理は、例えば、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、または、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等である。
処理ブロック5内において、キャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられており、インターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU10は、床面から処理モジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウエハWを昇降させる。棚ユニットU11は床面から処理モジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11に配置されたウエハWを露光装置3に渡し、露光装置3からウエハWを受け取って棚ユニットU11に戻す。
基板処理システム1は、次に示す手順で塗布・現像処理を実行する。まず、受け渡しアームA1がキャリア11内のウエハWを棚ユニットU10に搬送する。このウエハWを、昇降アームA7が処理モジュール14用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール14内の各ユニットに搬送する。処理モジュール14の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウエハWの表面上に下層膜を形成する。下層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウエハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウエハWを、昇降アームA7が処理モジュール15用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール15内の各ユニットに搬送する。処理モジュール15の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウエハWの下層膜上にレジスト膜を形成する。レジスト膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウエハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウエハWを、昇降アームA7が処理モジュール16用のセルに配置し、搬送アームA3が処理モジュール16内の各ユニットに搬送する。処理モジュール16の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウエハWのレジスト膜上に上層膜を形成する。上層膜の形成が完了すると、搬送アームA3がウエハWを棚ユニットU10に戻す。
次に、棚ユニットU10に戻されたウエハWを、昇降アームA7が処理モジュール17用のセルに配置し、直接搬送アームA6が棚ユニットU11に搬送する。このウエハWを受け渡しアームA8が露光装置3に送り出す。露光装置3における露光処理が完了すると、受け渡しアームA8がウエハWを露光装置3から受け入れ、棚ユニットU11に戻す。
次に、棚ユニットU11に戻されたウエハWを、処理モジュール17の搬送アームA3が処理モジュール17内の各ユニットに搬送する。処理モジュール17の塗布ユニットU1及び熱処理ユニットU2は、搬送アームA3によって搬送されたウエハWのレジスト膜の現像処理及びこれに伴う熱処理を行う。レジスト膜の現像が完了すると、搬送アームA3はウエハWを棚ユニットU10に搬送する。
次に、棚ユニットU10に搬送されたウエハWを、昇降アームA7が受け渡し用のセルに配置し、受け渡しアームA1がキャリア11内に戻す。以上で、塗布・現像処理が完了する。
[液処理装置]
続いて、液処理装置の一例として、塗布ユニットU1の構成について詳細に説明する。図4に示されるように、塗布ユニットU1は、回転保持部20と、処理液供給部30と、プリウエット液供給部40と、ノズル移動部50と、制御部60とを備えている。
回転保持部20は、保持部22と、回転部24と、昇降部26とを有し、ウエハWを保持して回転させる。保持部22は、例えば水平に保持されたウエハWの中心部を下方から吸着保持する。回転部24は、例えばモータ等の動力源によって、保持部22を鉛直な軸線まわりに回転させる。昇降部26は保持部22を昇降させる。
保持部22はカップ28内に収容されている。カップ28は上方に向けて開口している。カップ28はウエハW上から振り切られた処理液を収容する。カップ28の底部28aには排液口28bが設けられており、排液口28bには排液ダクト(不図示)が接続されている。
処理液供給部30は、処理液供給源31と、ノズル32と、バルブ33とを有している。処理液供給源31は、管路34を介してノズル32に接続されている。処理液供給源31はポンプ(不図示)によって処理液をノズル32に圧送する。処理液は、例えば、ウエハWの表面Waにレジスト膜を形成するためのレジスト液である。レジスト液の粘度は、例えば、20〜220cpである。
ノズル32は保持部22の上方に配置される。ノズル32は下方に開口する吐出口32aを有しており、処理液供給源31から供給された処理液を下方に吐出する。バルブ33は管路34に設けられている。バルブ33は管路34の開度を調節する。
以上の構成において、処理液供給源31からノズル32に処理液が圧送されると、処理液がノズル32から下方に吐出され、保持部22に保持されたウエハWの表面Wa上に供給される。
プリウエット液供給部40は、プリウエット液供給源41と、ノズル42と、バルブ43とを有している。プリウエット液供給源41は、管路44を介してノズル42に接続されている。プリウエット液供給源41は、ポンプ(不図示)によって、プリウエット液をノズル42に圧送する。プリウエット液は、処理液の広がりを促進する液体である。プリウエット液として、例えば、処理液に比べてウエハWの表面Waに対する濡れ性に優れる液体を用いることが望ましい。このような液体として、例えばシンナーが挙げられる。
ノズル42は保持部22の上方に配置される。ノズル42は下方に開口しており、プリウエット液供給源41から供給されたプリウエット液を下方に吐出する。バルブ43は管路44に設けられている。バルブ43は管路44の開度を調節する。
以上の構成において、プリウエット液供給源41からノズル42にプリウエット液が圧送されると、プリウエット液がノズル42から下方に吐出され、保持部22に保持されたウエハWの表面Wa上に供給される。
ノズル移動部50は、ガイドレール51と、移動体52,53と、駆動部54〜56とを有している。
ガイドレール51はカップ28の周囲において、水平方向に沿うように配置されている。移動体52はガイドレール51に取り付けられている。移動体52はノズル32を保持するアーム52aを有する。移動体53はガイドレール51に取り付けられている。移動体53はノズル42を保持するアーム53aを有する。
駆動部54はガイドレール51に沿って移動体52を移動させることにより、ノズル32を移動させる。駆動部55はアーム52aを昇降させることにより、ノズル32を昇降させる。駆動部56はガイドレール51に沿って移動体53を移動させることにより、ノズル42を移動させる。駆動部54〜56は、例えば、電動モータ等を動力源として構成されている。
制御部60は、搬送制御部61と、回転制御部62と、第一供給位置制御部63と、第二供給位置制御部64と、第一供給量制御部65と、第二供給量制御部66とを有する。
搬送制御部61は、塗布ユニットU1内へのウエハWの搬入及び搬出を行うように、保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。回転制御部62は、ウエハWを回転させるように、回転部24を制御する。第一供給位置制御部63は、ノズル32を移動させるように駆動部54を制御し、ノズル32を昇降させるように、駆動部55を制御する。第二供給位置制御部64は、ノズル42を移動させるように駆動部56を制御する。第一供給量制御部65は、ノズル32から供給される処理液の供給量を調整するように、処理液供給源31とバルブ33を制御する。第二供給量制御部66は、ノズル42から供給されるプリウエット液の供給量を調整するように、プリウエット液供給源41及びバルブ43を制御する。
制御部60は、例えば、一つまたは複数の制御用コンピュータにより構成される。この場合、制御部60の各要素は、制御用コンピュータのプロセッサ、メモリ及びモニタ等の協働により構成される。なお、制御部60の各要素を構成するハードウェアは、必ずしもプロセッサ、メモリ及びモニタに限られない。例えば、制御部60の各要素は、その機能に特化した電気回路により構成されていてもよいし、当該電気回路を集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
制御用コンピュータを制御部60として機能させるためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。すなわち、記録媒体には、液処理装置に用いられ、後述の液処理方法を装置に実行させるためのソフトウェアが記録されている。コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えばハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、及びメモリーカード等である。
[液処理方法]
次に、液処理方法の一例として、塗布ユニットU1による処理液の塗布手順について説明する。
図5に示されるように、まず、制御部60はステップS01を実行する。ステップS01では、搬送制御部61が、ウエハWを塗布ユニットU1に搬入するように、保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。具体的に、搬送制御部61は、保持部22をカップ28外まで上昇させるように昇降部26を制御し、ウエハWを保持部22上に載置するように搬送アームA3を制御し、載置されたウエハWを吸着するように保持部22を制御し、ウエハWをカップ28内まで下降させるように昇降部26を制御する。
次に、制御部60はステップS02を実行する。ステップS02では、回転制御部62が、処理対象のウエハWを第一回転数ω1にて回転させるように、回転部24を制御する。第一回転数ω1は、例えば、0rpmを超え120rpm以下である。
次に、制御部60はステップS03を実行する。ステップS03では、第二供給位置制御部64が、処理液Rの供給開始位置(後述)よりもウエハWの外周側の位置にノズル42を移動させるように駆動部56を制御する。その後、第二供給量制御部66が、ノズル42からプリウエット液Sが吐出されるようにプリウエット液供給源41及びバルブ43を制御する(図6の(a))。これにより、ウエハWの表面Waにおいて、処理液Rの供給開始位置よりも外周側の領域にプリウエット液が塗布される(図8参照)。プリウエット液Sの単位時間当たりの供給量は、例えば、25〜125ml/secである。
次に、制御部60はステップS04を実行する。ステップS04では、第一供給位置制御部63が、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にノズル32を移動させるように、駆動部54を制御する。例えば、第一供給位置制御部63は、ウエハWの回転中心CL1までの距離がウエハWの半径に対して0%を超え40%以下である位置までノズル32を移動させるように、駆動部54を制御する。
次に、制御部60はステップS05,S06を実行する。ステップS05では、第一供給量制御部65が、ノズル32から処理液Rを吐出させるように、処理液供給源31及びバルブ33を制御する。これにより、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にて、ウエハWの表面Waに処理液Rの供給が開始される(図6の(a)参照)。
ステップS05において、単位時間あたりにノズル32からウエハWに供給される処理液Rの量(以下、「供給レート」という)は、以後の処理において必要とされる供給レートに比べ小さく設定されている。そこでステップS06では、第一供給量制御部65が、処理液Rの供給レートを上げるように、処理液供給源31及びバルブ33の少なくとも一方を制御する。図11の(a)は、供給レートの経時変化を例示するグラフである。このグラフにおいては、時刻t1がステップS06の実行時を示している。なお、第一供給量制御部65は、バルブ33を徐々に開くことにより、供給レートを緩やかに上昇させてもよい。以上の供給レートは、例えば処理液Rの粘度等に基づき適宜設定される。
次に、制御部60はステップS07を実行する。ステップS07では、制御部60が、ウエハWが少なくとも一周回転するのを待機する。これにより、ウエハWの表面Waには処理液Rが環状に塗布される(図8参照)。
次に、制御部60は、ステップS08を実行する。ステップS08では、第一供給位置制御部63は、ノズル32を回転中心CL1側に移動させるように、駆動部54を制御する(図6の(b)参照)。これにより、処理液Rの供給位置が回転中心CL1側に移動するので、ウエハWの表面Waには処理液Rが螺旋状に塗布される(図9参照)。ノズル32が回転中心CL1まで移動する際の移動速度は、本例では、例えば、4mm/secである。
ステップS08において、回転制御部62は、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じて、ウエハWの回転数を大きくするように、回転部24を制御してもよい。このとき、回転制御部62は、ノズル32の直下におけるウエハWの移動速度(線速度)が一定になるように、回転部24を制御してもよい。また、ステップS08において、第一供給位置制御部63は、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じて、当該供給位置の移動速度を高くするように、駆動部54を制御してもよい。処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じてウエハWの回転数を大きくする制御と、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じて当該供給位置の移動速度を高くする制御とを組み合わせて実行してもよい。
次に、制御部60はステップS09を実行する。ステップS09では、制御部60は、ノズル32がウエハWの回転中心CL1に到達するのを待機する。
次に、制御部60はステップS10を実行する(図10参照)。ステップS10では、第一供給位置制御部63は、ノズル32の吐出口32aとウエハWの表面Waとの距離を短くするように、駆動部55を制御する(図6の(c)参照)。例えば、吐出口32aと表面Waとの距離は、ステップS10の実行前において4〜6mmであり、ステップS10の実行後において2〜4mmである。
次に、制御部60はステップS11を実行する。ステップS11では、回転制御部62が、ウエハWの回転数を第二回転数ω2に変更するように回転部24を制御する。図11の(b)は、ウエハWの回転数の経時変化を例示するグラフである。このグラフにおいては、時刻t2がステップS11の実行時を示している。このグラフに示すように、第二回転数ω2は第一回転数ω1よりも大きい。このため、処理液RがウエハWの外周側に塗り広げられる(図6の(d)参照)。第二回転数ω2は、例えば、1500〜4000rpmである。なお、上述したように、ステップS10において、ノズル32の吐出口32aがウエハWの表面Waに近付けられている。このため、第二回転数ω2にてウエハWを回転させているときには、第一回転数ω1にてウエハWを回転させているときに比べ、吐出口32aと表面Waとの距離が短い。
次に、制御部60はステップS12を実行する。ステップS12では、第一供給量制御部65が、処理液Rの供給レートを上げるように、処理液供給源31を制御する。図11の(a)に示すグラフにおいては、時刻t3がステップS12の実行時を示している。
次に、制御部60はステップS13を実行する。ステップS13では、制御部60は、予め設定された基準時間T1の経過を待機する。基準時間T1は、例えば処理液RをウエハWの表面Wa上に十分に広がるように設定されている。基準時間T1は、本例では、例えば1秒である。
次に、制御部60はステップS14,S15を実行する。ステップS14では、回転制御部62が、ウエハWの回転数を第三回転数ω3に変更するように回転部24を制御する(図7の(a)参照)。図11の(b)においては、時刻t4がステップS14の実行時を示している。図11の(b)に示すように、第三回転数ω3は第二回転数ω2よりも小さい。一例として、第三回転数ω3は、ステップS11における第一回転数ω1と同等に設定されている。
ステップS15では、第一供給量制御部65が、処理液Rの供給を停止するように処理液供給源31及びバルブ33を制御する(図7の(b)参照)。図11の(a)においては、時刻t5がステップS15の実行時を示している。
なお、ステップS15の実行時または実行後に、第一供給位置制御部63は、ノズル32の吐出口32aとウエハWの表面Waとの距離をステップS10の実行前に戻すように駆動部55を制御してもよい。
次に、制御部60はステップS16を実行する。ステップS16では、回転制御部62が、ウエハWを第四回転数ω4にて回転させるように、回転部24を制御する(図7の(c)参照)。図11の(b)においては、時刻t6がステップS16の実行時を示している。図11の(b)に示すように、第四回転数ω4は第三回転数ω3よりも大きく、第二回転数ω2より小さい。
次に、制御部60はステップS17を実行する。ステップS17では、制御部60は、予め設定された基準時間T2の経過を待機する(図7の(c)参照)。基準時間T2は、ウエハWの表面Wa上の液膜を乾燥させられるように設定されている。基準時間T2は、例えば、20〜60秒である。これにより、ウエハWの表面Waに塗布膜が形成される。
次に、制御部60はステップS18を実行する。ステップS18では、搬送制御部61が、ウエハWを塗布ユニットU1から搬出するように保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。具体的には、搬送制御部61は、保持部22をカップ28外まで上昇させるように昇降部26を制御し、ウエハWの吸着を解除するように保持部22を制御し、ウエハWを保持部22上から受け取って搬出するように搬送アームA3を制御し、保持部22をカップ28内まで下降させるように昇降部26を制御する。
以上、塗布ユニットU1による処理液の塗布手順について説明したが、上述した各ステップは、適宜順序を入れ替えて実施してもよい。
以上説明したように、本開示に係る液処理方法は、ウエハWを第一回転数ω1にて回転させつつ、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にてウエハWの表面Waに処理液Rの供給を開始し、処理液Rの供給位置を回転中心CL1側に移動させること、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に到達した後、第一回転数ω1よりも大きい第二回転数ω2にてウエハWを回転させることにより、処理液RをウエハWの外周側に塗り広げることを含む。
処理液R中への気泡の混入は、処理液RがウエハWに到達する際に生じやすい傾向がある。これに対し、上述したように、回転中心CL1から偏心した位置にてウエハWの表面Waに処理液Rの供給が開始されることにより、供給開始時の気泡の混入は回転中心CL1から偏心した位置に生じることとなる。第二回転数ω2にて処理液が塗り広げられる際に、回転中心CL1から偏心した位置に生じる遠心力は、回転中心CL1付近に生じる遠心力に比べ大きい。また、回転中心CL1から偏心した位置からウエハWの周縁までの距離は、回転中心CL1からウエハWの周縁までの距離に比べ短い。したがって、供給開始時に混入する気泡は、ウエハWの周縁に到達しやすくなるので、ウエハWの表面Waに残留しにくくなる。
処理液Rの供給開始後には、ウエハWが回転した状態で供給位置が回転中心CL1側に移動するので、ウエハWの表面Waには、処理液Rが螺旋状に塗布される。また、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に到達するまでのウエハWの回転数は、処理液Rを塗り広げる際の第二回転数ω2よりも小さい第一回転数ω1である。このため、螺旋状に塗布されている際における処理液Rの広がりが抑制される。これらのことから、第二回転数ω2にて処理液Rを塗り広げるのに先立って、略円形の処理液Rの液だまりが形成される。これにより、ウエハWを第二回転数ω2にて回転させる際に、処理液RがウエハW全周に均等に広がりやすくなる。以上のように、ウエハW上における気泡の残留が抑制されると共に、処理液RがウエハW全周に広がりやすくなるので、処理液Rの塗布状態の均一性を高めることができる。
ウエハWの表面Waにおいて、処理液Rの供給開始位置よりも外周側の領域に、外周側への処理液Rの広がりを促進する液体を塗布することを更に含んでもよい。処理液Rの広がりを促進する液体が塗布された領域では、ウエハWの表面Wa上を処理液Rが広がりやすくなる。このため、上記気泡がウエハWの周縁に更に到達しやすくなる。したがって、ウエハW上における気泡の残留を更に抑制することができる。
回転中心CL1までの距離が、ウエハWの半径に対して0%を超え40%以下である位置にて処理液Rの供給を開始してもよい。上述したように、回転中心CL1から偏心した位置にて処理液Rの供給を開始することで、供給開始時に混入する気泡は、ウエハWの周縁に到達しやすくなる。一方、供給位置を回転中心CL1から遠ざけすぎると、第一回転数ω1にて液だまりを形成するのに長時間を要することとなり、塗布を完了するまでの処理時間が長くなる。これに対し、処理液Rの供給開始位置をウエハWの半径に対して0%を超え40%以下である位置とすることで、処理時間を許容範囲に保ちつつ、気泡の残留を抑制できる。
第一回転数ω1にてウエハWを回転させているときには、第二回転数ω2にてウエハWを回転させているときに比べ、ウエハWの表面Waへ単位時間あたりに供給される処理液Rの供給量を少なくしてもよい。この場合、液だまりの形成中における気泡の混入が抑制される。このため、ウエハW上における気泡の残留を更に抑制することができる。
処理液Rの供給を開始するときには、回転中心CL1側に移動しているときに供給される処理液Rの供給量に比べ、ウエハWの表面Waへ単位時間あたりに供給される処理液Rの供給量を少なくしてもよい。この場合、供給開始時における気泡の混入が更に抑制される。このため、気泡の残留を更に抑制することができる。
また、上述した実施形態において、第一供給量制御部65が、バルブ33の開栓速度を制御し、処理液Rの供給レートを緩やかに上昇させてもよい。これにより、供給レートの変化が緩やかになるので、供給開始時における気泡の混入が更に抑制される。このため、気泡の残留を更に抑制することができる。
処理液Rの供給を開始した後、処理液Rの供給位置を回転中心CL1側に移動させる前にウエハWを少なくとも一周回転させてもよい。この場合、ウエハWの表面Waに処理液Rが環状に塗布された後に、その内側に螺旋状に処理液Rが塗布される。このため、液だまりの形状が、より円形に近いものとなる。これにより、処理液Rの液だまりが周方向に不均一になることが抑制されるので、ウエハWを第二回転数ω2にて回転させる際に、処理液RがウエハW全周に対して更に均等に広がりやすくなる。
処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じて、処理液Rの供給位置の移動速度を高くしてもよい。この場合、上記液だまりにおける液体の厚さの均一性が向上するので、ウエハWを第二回転数ω2にて回転させる際に、処理液Rが更に広がりやすくなる。
処理液Rの供給位置が回転中心CL1に近づくのに応じて、ウエハWの回転数を大きくしてもよい。この場合、上記液だまりにおける液体の厚さの均一性が向上するので、ウエハWを第二回転数ω2にて回転させる際に、処理液Rが更に広がりやすくなる。
第二回転数ω2にてウエハWを回転させているときには、第一回転数ω1にてウエハWを回転させているときに比べ、ウエハWへの処理液Rの吐出口32aとウエハWの表面Waとの距離を短くしてもよい。図12の吐出口32aからウエハWに至る処理液Rの液柱を例示する模式図である。図12の(a)は、第一回転数ω1にてウエハWを回転させている状態を示しており、図12の(b)は、第二回転数ω2にてウエハWを回転させている状態を示している。図12に示されるように、ウエハWの回転数を第一回転数ω1から第二回転数ω2に上げると、吐出口32aからウエハWに至る処理液Rの液柱がウエハWの回転に引きずられて傾くことにより、ウエハWの表面Waにおける処理液Rの塗布状態が不均一になる場合がある。これに対し、第二回転数ω2にてウエハWを回転させるときに、処理液Rの吐出口32aとウエハWの表面Waとの距離を短くすることにより、上記液柱が傾きにくくなるため、ウエハW上における処理液Rの塗布状態の均一性を更に向上させることができる。
なお、ウエハWへの処理液Rの供給量が不足しない範囲で、ノズル32の内径を細くすることも、処理液Rへの気泡の混入を抑制するのに有効である。ノズル32の内径を細くすると、ノズル32内面とレジスト液との接触面積が少なくなる。このため、ノズル32の内における流の乱れが生じ難くなるので、気泡の混入が抑制される。
また、ノズル32の内周面を平滑化することも、ノズル32の内径を細くするのと同様の観点で、処理液Rへの気泡の混入を抑制するのに有効である。更に、処理液Rの位置を極力ノズル32の端面近傍に保った状態から、処理液Rの供給を開始することも、処理液Rへの気泡の混入を抑制するのに有効である。
本開示に係る塗布ユニットU1は、ウエハWを保持して回転させる回転保持部20と、ウエハWの上方に配置されるノズル32と、ノズル32を移動するノズル移動部50と、ノズル32に処理液Rを供給する処理液供給部30と、ウエハWを第一回転数ω1にて回転させるように回転保持部20を制御し、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にノズル32を移動させるようにノズル移動部50を制御し、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にてウエハWの表面Waに処理液Rの供給を開始するように処理液供給部30を制御し、処理液Rの供給位置を回転中心CL1側に移動させるようにノズル移動部50を制御すること、処理液Rの供給位置が回転中心CL1に到達した後、第一回転数ω1よりも大きい第二回転数ω2にてウエハWを回転させることにより、処理液Rを塗り広げるように回転保持部20を制御すること、を実行する制御部60と、を備える。
本開示に係る記録媒体は、上記の液処理方法を装置に実行させるためのプログラムを記録したものである。
[参考例]
以下、参考形態について説明する。この参考形態は、上述した実施形態とは別の手法にて、ウエハW上への気泡の残留を抑制するものである。本参考形態は、上記実施形態と同様の塗布ユニットU1にて実現可能である。このため、本参考形態に係る塗布ユニットの構成は、上記実施形態と同様であるものとし、処理液Rの塗布手順のみについて説明する。
本参考形態における制御部60は、図13に示されるように、まずステップS21を実行する。ステップS21では、上述したステップS01と同様に、搬送制御部61が、ウエハWを塗布ユニットU1に搬入するように保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。
次に、制御部60はステップS22を実行する。ステップS22では、回転制御部62が、ウエハWを第一回転数ω21にて回転させるように、回転部24を制御する。第一回転数ω21は、例えば、0rpmを超え120rpm以下である。
次に、制御部60はステップS23を実行する。ステップS23では、第二供給位置制御部64が、ウエハWの回転中心CL1から偏心した位置にノズル42を移動させるように駆動部56を制御する。その後、第二供給量制御部66が、ノズル42からプリウエット液Sが吐出されるように、プリウエット液供給源41及びバルブ43を制御する。これにより、ウエハの回転中心CL1を囲む領域にプリウエット液が塗布される。プリウエット液Sの単位時間当たりの供給量は、例えば、25〜125ml/secである。
次に、制御部60はステップS24を実行する。ステップS24では、第一供給位置制御部63が、ウエハWの回転中心CL1の上方にノズル32を移動させるように、駆動部54を制御する。
次に、制御部60はステップS25を実行する。ステップS25では、第一供給量制御部65が、ノズル32から処理液Rを吐出させるように、処理液供給源31及びバルブ33を制御する。これにより、ウエハWの表面Waにおいて回転中心CL1上の位置に処理液Rの供給が開始される。ステップS25において、処理液Rの供給レートは、本例では、例えば1ml/secである。
次に、制御部60はステップS26を実行する。ステップS26では、第一供給量制御部65が、処理液Rの供給レートを下げるように、処理液供給源31及びバルブ33の少なくとも一方を制御する。図14の(a)は、供給レートの経時変化を示すグラフである。このグラフにおいては、時刻t21がステップS26の実行時を示している。ステップS26の実行後における処理液Rの供給レートは、本例では、例えば0.5ml/secである。
次に、制御部60はステップS27を実行する。ステップS27では、回転制御部62が、ウエハWの回転数を第二回転数ω22に変更するように回転部24を制御する。図14の(b)は、ウエハWの回転数の経時変化を示すグラフである。このグラフにおいては、時刻t22がステップS27の実行時を示している。このグラフに示すように、第二回転数ω22は第一回転数ω21よりも大きい。第二回転数ω22は、例えば1500〜4000rpmである。また、時刻t22は例えば時刻t21と同等に設定されていてもよい。
次に、制御部60はステップS28を実行する。ステップS28では、制御部60は、予め設定された基準時間T3の経過を待機する。基準時間T3は、例えば処理液RをウエハWの表面Wa上に十分に広がるように設定されている。基準時間T3は、本例では、例えば2秒である。ステップS28は、上述したステップS13に相当する。
次に、制御部60はステップS29を実行する。ステップS29では、回転制御部62が、ウエハWの回転数を第三回転数ω23に変更するように回転部24を制御する。図14の(b)においては、時刻t23がステップS29の実行時を示している。図14の(b)に示すように、第三回転数ω23は第二回転数ω22よりも小さい。一例として、第三回転数ω23は、ステップS22における第一回転数ω21と同等に設定されている。ステップS29は、上述したステップS14に相当する。
ステップS30では、第一供給量制御部65が、処理液Rの供給を停止するように処理液供給源31及びバルブ33を制御する。図14の(a)においては、時刻t24がステップS30の実行時を示している。
次に、制御部60はステップS31を実行する。ステップS31では、回転制御部62が、ウエハWを第四回転数ω24にて回転させるように、回転部24を制御する。図14の(b)においては、時刻t25がステップS31の実行時を示している。図14の(b)に示すように、第四回転数ω24は第三回転数ω23よりも大きく、第二回転数ω22より小さい。ステップS30は、上述したステップS16に相当する。
次に、制御部60はステップS32を実行する。ステップS32では、制御部60は、予め設定された基準時間T4の経過を待機する。基準時間T4は、ウエハWの表面Wa上の液膜を乾燥させられるように設定されている。基準時間T4は、例えば20〜60秒である。これにより、ウエハWの表面Waに塗布膜が形成される。ステップS32は、上述したステップS17に相当する。
次に、制御部60はステップS33を実行する。ステップS33では、搬送制御部61が、上述したステップS18と同様に、ウエハWを塗布ユニットU1から搬出するように保持部22、昇降部26及び搬送アームA3を制御する。
以上説明したように、液処理方法の参考例は、ウエハWを第一回転数ω21にて回転させつつ、ウエハWの回転中心CL1上の位置にてウエハWの表面Waに処理液Rの供給を開始すること、第一回転数ω21よりも大きい第二回転数ω22にてウエハWを回転させることにより、処理液RをウエハWの外周側に塗り広げることを含む。第二回転数ω22にて処理液Rを塗り広げる際には、第一回転数ω21にて処理液Rを供給する際に比べて、処理液Rの供給レートを下げている。このため、処理液Rの消費量を抑制しつつ、第二回転数ω22にて処理液を塗り広げる時間を長くすることができる。これにより、基板上における気泡の残留を抑制できる。
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
20…回転保持部、22…保持部、24…回転部、26…昇降部、28…カップ、30…処理液供給部、31…処理液供給源、32…ノズル、33…バルブ、40…プリウエット液供給部、41…プリウエット液供給源、42…ノズル、43…バルブ、50…ノズル移動部、60…制御部、U1…塗布ユニット、W…ウエハ。

Claims (11)

  1. 基板を第一回転数にて回転させつつ、前記基板の回転中心から偏心した位置にて前記基板の表面に処理液の供給を開始し、前記処理液の供給位置を前記回転中心側に移動させること、
    前記処理液の供給位置が前記回転中心に到達した後、前記第一回転数よりも大きい第二回転数にて前記基板を回転させることにより、前記処理液を前記基板の外周側に塗り広げること、
    を含む液処理方法。
  2. 前記基板の表面において、前記処理液の供給開始位置よりも前記基板の外周側の領域に、前記処理液の広がりを促進する液体を塗布することを更に含む、請求項1に記載の液処理方法。
  3. 前記回転中心までの距離が、前記基板の半径に対して0%を超え40%以下である位置にて前記処理液の供給を開始する、請求項1または2に記載の液処理方法。
  4. 前記第一回転数にて前記基板を回転させているときには、前記第二回転数にて前記基板を回転させているときに比べ、前記基板の表面へ単位時間あたりに供給される前記処理液の供給量を少なくする、請求項1〜3の何れか一項に記載の液処理方法。
  5. 前記処理液の供給を開始するときには、前記回転中心側に移動しているときに比べ、前記基板の表面へ単位時間あたりに供給される前記処理液の供給量を少なくする、請求項1〜4の何れか一項に記載の液処理方法。
  6. 前記処理液の供給を開始した後、前記処理液の供給位置を前記回転中心側に移動させる前に前記基板を少なくとも一周回転させる、請求項1〜5の何れか一項に記載の液処理方法。
  7. 前記処理液の供給位置が前記回転中心に近づくのに応じて、前記処理液の供給位置の移動速度を高くする、請求項1〜6の何れか一項に記載の液処理方法。
  8. 前記処理液の供給位置が前記回転中心に近づくのに応じて、前記基板の回転数を大きくする、請求項1〜7の何れか一項に記載の液処理方法。
  9. 前記第二回転数にて前記基板を回転させているときには、前記第一回転数にて前記基板を回転させているときに比べ、前記基板への前記処理液の吐出口と前記基板の前記表面との距離を短くする、請求項1〜8の何れか一項に記載の液処理方法。
  10. 基板を保持して回転させる回転保持部と、
    前記基板の上方に配置されるノズルと、
    前記ノズルを移動するノズル移動部と、
    前記ノズルに処理液を供給する処理液供給部と、
    前記基板を第一回転数にて回転させるように前記回転保持部を制御し、前記基板の回転中心から偏心した位置に前記ノズルを移動させるように前記ノズル移動部を制御し、前記基板の回転中心から偏心した位置にて前記基板の表面に前記処理液の供給を開始するように前記処理液供給部を制御し、前記処理液の供給位置を前記回転中心側に移動させるように前記ノズル移動部を制御すること、前記処理液の供給位置が前記回転中心に到達した後、前記第一回転数よりも大きい第二回転数にて前記基板を回転させることにより、前記処理液を塗り広げるように前記回転保持部を制御すること、を実行する制御部と、を備える液処理装置。
  11. 請求項1〜9の何れか一項記載の液処理方法を装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2015006032A 2015-01-15 2015-01-15 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。 Active JP5931230B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006032A JP5931230B1 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。
TW104141227A TWI624308B (zh) 2015-01-15 2015-12-09 液體處理方法、液體處理裝置及記錄媒體
US14/963,831 US9791778B2 (en) 2015-01-15 2015-12-09 Liquid processing method, liquid processing apparatus and recording medium
SG10201510145YA SG10201510145YA (en) 2015-01-15 2015-12-10 Liquid processing method, liquid processing apparatus and recording medium
KR1020150176978A KR102436781B1 (ko) 2015-01-15 2015-12-11 액 처리 방법, 액 처리 장치 및 기록 매체
CN201510919402.6A CN105810558B (zh) 2015-01-15 2015-12-11 液体处理方法和液体处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015006032A JP5931230B1 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5931230B1 JP5931230B1 (ja) 2016-06-08
JP2016134393A true JP2016134393A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56102974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015006032A Active JP5931230B1 (ja) 2015-01-15 2015-01-15 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9791778B2 (ja)
JP (1) JP5931230B1 (ja)
KR (1) KR102436781B1 (ja)
CN (1) CN105810558B (ja)
SG (1) SG10201510145YA (ja)
TW (1) TWI624308B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180119132A (ko) * 2017-04-24 2018-11-01 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
JP2018186259A (ja) * 2016-12-02 2018-11-22 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP2019126795A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
WO2023210485A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および基板処理方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6764713B2 (ja) * 2016-07-05 2020-10-07 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
JP6865008B2 (ja) * 2016-09-30 2021-04-28 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置及び基板処理方法
KR102414893B1 (ko) * 2016-12-02 2022-06-30 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체
JP6899265B2 (ja) * 2017-06-27 2021-07-07 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、塗布処理装置及び記憶媒体
JP6980457B2 (ja) * 2017-08-23 2021-12-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体
KR102204885B1 (ko) * 2017-09-14 2021-01-19 세메스 주식회사 기판 처리 방법
JP6994346B2 (ja) * 2017-10-11 2022-01-14 東京エレクトロン株式会社 現像処理装置、現像処理方法及び記憶媒体
CN110052366B (zh) * 2019-05-13 2024-04-30 成都金士力科技有限公司 一种用于高低温真空步进电机旋转灌胶设备及灌胶方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135006A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 発光素子
JP2011023479A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Sanyo Electric Co Ltd 発光ダイオード装置
JP2011222542A (ja) * 2008-08-21 2011-11-04 Masayoshi Hoshino 発光素子およびその発光色制御システム
US20120187856A1 (en) * 2010-07-23 2012-07-26 Hsien-Jung Huang Package structure of full-color led integrated with driving mechanism and current limiting elements

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2759152B2 (ja) 1988-10-28 1998-05-28 東京エレクトロン株式会社 液体処理装置及び液体処理方法及びレジスト塗布装置
JP2715775B2 (ja) * 1992-01-10 1998-02-18 三菱電機株式会社 半導体製造装置
JP3276449B2 (ja) * 1993-05-13 2002-04-22 富士通株式会社 回転塗布方法
JPH06333807A (ja) * 1993-05-25 1994-12-02 Sony Corp レジスト塗布装置とレジスト塗布方法
JPH0778741A (ja) * 1993-09-06 1995-03-20 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 処理液塗布装置及び方法
JPH07235479A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Fuji Electric Co Ltd 半導体素子の製造方法
JPH0897118A (ja) * 1994-09-22 1996-04-12 Sanyo Electric Co Ltd レジストの塗布方法
JPH0899057A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板へのレジスト液塗布方法および基板用レジスト液塗布装置
KR100271759B1 (ko) * 1997-07-25 2000-12-01 윤종용 포토레지스트코팅장치및방법
JPH11207250A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Tokyo Electron Ltd 膜形成方法
JP4399881B2 (ja) * 1998-12-02 2010-01-20 パナソニック株式会社 非水電解質二次電池
JP2000150352A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Nippon Inter Electronics Corp 半導体装置の製造方法
JP2000288450A (ja) * 1999-04-07 2000-10-17 Tokyo Electron Ltd 塗布膜形成方法および塗布装置
KR100359249B1 (ko) * 1999-12-30 2002-11-04 아남반도체 주식회사 반사방지막의 기포 제거 방법
JP2001307991A (ja) * 2000-04-25 2001-11-02 Tokyo Electron Ltd 膜形成方法
JP4353626B2 (ja) * 2000-11-21 2009-10-28 東京エレクトロン株式会社 塗布方法および塗布装置
JP3958717B2 (ja) * 2003-06-24 2007-08-15 株式会社テックインテック 塗布装置
JP2005211767A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Seiko Epson Corp スリットコート式塗布装置及びスリットコート式塗布方法
JP4220423B2 (ja) * 2004-03-24 2009-02-04 株式会社東芝 レジストパターン形成方法
JP2006108433A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JP2007058200A (ja) * 2005-07-28 2007-03-08 Hoya Corp マスクブランクの製造方法及び露光用マスクの製造方法
JP4868404B2 (ja) * 2007-01-19 2012-02-01 次世代半導体材料技術研究組合 処理方法および処理装置
JP2008221124A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Nec Electronics Corp 回転塗布方法
JP5309907B2 (ja) * 2008-11-07 2013-10-09 ミツミ電機株式会社 レジスト塗布方法
KR101447759B1 (ko) * 2008-12-16 2014-10-06 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 도포 처리 방법 및 도포 처리 장치

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135006A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 発光素子
JP2011222542A (ja) * 2008-08-21 2011-11-04 Masayoshi Hoshino 発光素子およびその発光色制御システム
JP2011023479A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Sanyo Electric Co Ltd 発光ダイオード装置
US20120187856A1 (en) * 2010-07-23 2012-07-26 Hsien-Jung Huang Package structure of full-color led integrated with driving mechanism and current limiting elements

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018186259A (ja) * 2016-12-02 2018-11-22 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP7025872B2 (ja) 2016-12-02 2022-02-25 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
KR20180119132A (ko) * 2017-04-24 2018-11-01 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
US10593548B2 (en) 2017-04-24 2020-03-17 SCREEN Holdings Co., Ltd. Coating method
US10923351B2 (en) 2017-04-24 2021-02-16 SCREEN Holdings Co., Ltd. Coating method
KR102239954B1 (ko) * 2017-04-24 2021-04-13 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
KR20210040352A (ko) * 2017-04-24 2021-04-13 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
KR102312639B1 (ko) * 2017-04-24 2021-10-14 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도포 방법
JP2019126795A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
JP7092508B2 (ja) 2018-01-26 2022-06-28 株式会社Screenホールディングス 塗布方法
WO2023210485A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置および基板処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20160209748A1 (en) 2016-07-21
US9791778B2 (en) 2017-10-17
TWI624308B (zh) 2018-05-21
KR102436781B1 (ko) 2022-08-26
CN105810558A (zh) 2016-07-27
KR20160088225A (ko) 2016-07-25
SG10201510145YA (en) 2016-08-30
TW201639635A (zh) 2016-11-16
CN105810558B (zh) 2020-03-27
JP5931230B1 (ja) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931230B1 (ja) 液処理方法、液処理装置、及び記録媒体。
JP6352230B2 (ja) 基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体
KR102278355B1 (ko) 도포 장치, 도포 방법 및 기록 매체
TWI772526B (zh) 顯影處理裝置、顯影處理方法及記錄媒體
KR102414893B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체
JP6362575B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記録媒体
CN109127299B (zh) 涂布处理方法、涂布处理装置以及存储介质
JP7202968B2 (ja) 塗布処理方法、塗布処理装置及び記憶媒体
JP7025872B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP6402215B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP6402216B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
WO2018207672A1 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
US11480881B2 (en) Substrate processing method, storage medium, and substrate processing apparatus
JP2018174332A (ja) 基板処理方法、基板処理装置及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5931230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250