JP2016117433A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前部の衝突時にガセットからフロントサイドメンバへの荷重の伝達を早期化することができる車両前部構造を得る。【解決手段】車両前部構造18は、車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されるフロントサイドメンバ12と、フロントサイドメンバ12の車両前後方向の前部における車両幅方向外側に設けられるガセット40と、を有する。さらに、車両前部構造18は、ガセット40の側面部42Aに車両前後方向を長手方向として設けられ、車両幅方向内側に凹んだ第1ビードとしての凹部44と、フロントサイドメンバ12の側面に設けられ、凹部44の少なくとも後端部が係合される第2ビードとしてのビード46と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、車両前後方向に延在されるフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバよりも車両幅方向外側に配置されるロアメンバとの間に、ガセットが配置される構造が開示されている。この構造では、ガセットの車両幅方向内側がフロントサイドメンバの車両幅方向外側に接合されている。なお、フロントサイドメンバの車両幅方向外側に荷重伝達部材を設けた構造や、フロントサイドメンバの前端に衝撃吸収部材を設けた構造として、特許文献2、3に記載されたものがある。
特開2013−193571号公報 特開2005−067347号公報 特開2014−144715号公報
上記特許文献1に記載の構造では、ガセットの車両幅方向内側がフロントサイドメンバの車両幅方向外側に接合されることで、ガセットに加わった衝突荷重をフロントサイドメンバに伝達させるようにしている。しかし、車両前部における衝撃吸収および荷重伝達の効率化には、更なる改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両前部の衝突時にガセットからフロントサイドメンバへの荷重の伝達を早期化することができる車両前部構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両前部構造は、車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されるフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバの車両前後方向の前部における車両幅方向外側に設けられるガセットと、前記ガセットの側面に車両前後方向を長手方向として設けられ、車両幅方向内側に凹んだ凹部、又は車両幅方向外側に突出した凸部として構成された第1ビードと、前記フロントサイドメンバの側面に設けられ、前記第1ビードの少なくとも後端部が係合される第2ビードと、を有する。
請求項1記載の本発明によれば、フロントサイドメンバの車両前後方向の前部における車両幅方向外側には、ガセットが設けられており、ガセットの側面には、車両前後方向を長手方向として車両幅方向内側に凹んだ凹部、又は車両幅方向外側に突出した凸部として構成された第1ビードが設けられている。フロントサイドメンバの側面には、第2ビードが設けられており、ガセットの第1ビードの少なくとも後端部が第2ビードに係合されている。この構成では、ガセットの側面に設けられた第1ビードによって、ガセットの剛性を向上させると共に、ガセットの第1ビードの少なくとも後端部が第2ビードに係合されていることで、ガセットとフロントサイドメンバの接続部の剛性を向上させる。これによって、車両前部の衝突時に、ガセットからフロントサイドメンバへの荷重の伝達を早期化させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記フロントサイドメンバの車両下方側に車両前後方向に沿って延在されるサイド部を備えたサブフレームが更に設けられ、車両平面視で車両前後方向に前記ガセットが設けられる領域内で、前記フロントサイドメンバと前記サイド部とが接続されている。
請求項2記載の本発明によれば、フロントサイドメンバの車両下方側には、サイド部を備えたサブフレームが設けられており、車両平面視で車両前後方向にガセットが設けられる領域内で、フロントサイドメンバとサイド部とが接続されている。これにより、車両前部の衝突時に、サブフレームからフロントサイドメンバとサイド部との接続部を介してフロントサイドメンバへ荷重が伝達される。その際、ガセットからフロントサイドメンバへの荷重の伝達が早期化されていることで、ガセットからフロントサイドメンバに加わるピーク荷重と、サブフレームのサイド部から接続部を介してフロントサイドメンバに加わるピーク荷重の発生タイミングがずれる。このため、フロントサイドメンバの後部側での荷重負担を軽減させることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の車両前部構造において、前記サイド部の車両前後方向の前端部は、前記フロントサイドメンバの車両前後方向の前端部よりも車両後方側に位置すると共に、前記フロントサイドメンバの前端部の車両前方側には、第1の衝撃吸収部材が設けられ、前記サイド部の前端部の車両前方側には、第2の衝撃吸収部材が設けられており、前記第2の衝撃吸収部材の車両前後方向の長さが前記第1の衝撃吸収部材の車両前後方向の長さよりも長い。
請求項3記載の本発明によれば、サイド部の前端部は、フロントサイドメンバの前端部よりも車両後方側に位置しており、サイド部の前端部の車両前方側に設けられた第2の衝撃吸収部材の長さが、フロントサイドメンバの前端部の車両前方側に設けられた第1の衝撃吸収部材の長さよりも長い。これにより、車両前部の衝突時に、第1の衝撃吸収部材が潰れてガセットからフロントサイドメンバに荷重が早期に入力され、第2の衝撃吸収部材が潰れてサブフレームのサイド部に荷重が遅れて入力される。このため、ガセットからフロントサイドメンバに加わるピーク荷重と、サブフレームのサイド部から接続部を介してフロントサイドメンバに加わるピーク荷重の発生タイミングがより効果的にずれ、フロントサイドメンバの後部側での荷重負担を軽減させることができる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の車両前部構造において、車両側面視で前記第1の衝撃吸収部材の車両前後方向の前端部と前記第2の衝撃吸収部材の車両前後方向の前端部が、車両前後方向に一致する構成とされている。
請求項4記載の本発明によれば、車両側面視で第1の衝撃吸収部材の前端部と第2の衝撃吸収部材の前端部が車両前後方向に一致する構成とされており、ガセットからフロントサイドメンバに加わるピーク荷重と、サブフレームのサイド部から接続部を介してフロントサイドメンバに加わるピーク荷重の発生タイミングとをさらに効果的にずらすことができる。このため、フロントサイドメンバの後部側での荷重負担を軽減させることができる。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造において、前記第1ビードは、前記凹部であり、前記第2ビードは、車両幅方向内側に凹んだ形状とされており、前記第2ビードの内部に前記凹部が配置されることで、前記第2ビードと前記凹部とが係合されている。
請求項5記載の本発明によれば、第1ビードは凹部であり、第2ビードが車両幅方向内側に凹んだ形状とされており、第2ビードの内部に凹部が配置されることで、第2ビードと凹部とが係合されている。これにより、ガセットとフロントサイドメンバの接続部の剛性を向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造において、前記第1ビードは、前記凸部であり、前記第2ビードは、車両幅方向外側に突出した形状とされており、前記第2ビードが前記凸部の内部に配置されることで、前記第2ビードと前記凸部とが係合されている。
請求項6記載の本発明によれば、第1ビードは凸部であり、第2ビードが車両幅方向外側に突出した形状とされており、第2ビードが凸部の内部に配置されることで、第2ビードと凸部とが係合されている。これにより、ガセットとフロントサイドメンバの接続部の剛性を向上させることができる。
本発明に係る車両前部構造によれば、車両前部の衝突時にガセットからフロントサイドメンバへの荷重の伝達を早期化することができる。
第1実施形態に係る車両前部構造を車両幅方向外側の斜め後方側から見た状態で示す斜視図である。 図1に示す車両前部構造を示す側面図である。 図1に示す車両前部構造に用いられるガセットの凹部とフロントサイドメンバの第2ビード付近を示す斜視図である。 図1に示す車両前部構造の車両幅方向外側の部分を示す平面図である。 図1に示す車両前部構造に設けられるフロントサイドメンバとサブフレームのサイド部とを車両前後方向の前方側で接続する接続部材を示す斜視図である。 図4に示すフロントサイドメンバとサブフレームのサイド部とを車両前後方向の前方側で接続する接続部材を示す縦断面図である。 図1に示す車両前部構造に設けられるフロントサイドメンバとサブフレームのサイド部とを車両前後方向の後方側で接続する接続部材を示す斜視図である。 図6に示すフロントサイドメンバとサブフレームのサイド部とを車両前後方向の後方側で接続する接続部材を示す縦断面図である。 図1に示す車両前部構造において、衝突から経過した時間と荷重との関係を示すグラフである。 比較例の車両前部構造において、衝突から経過した時間と荷重との関係を示すグラフである。 第2実施形態の車両前部構造に用いられるガセットの凸部とフロントサイドメンバの第2ビード付近を示す斜視図である。
以下、図1〜図8を用いて、本発明に係る車両前部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両前部構造18が車両幅方向外側の斜め後方側から見た斜視図にて示されている。図2Aには、車両前部構造18が側面図にて示されており、図3には、車両前部構造18の車両幅方向の一方の外側部分が平面図にて示されている。これらの図に示されるように、自動車の車両10の前部の幅方向外側には、略車両前後方向に沿って延在されるフロントサイドメンバ12が設けられている。フロントサイドメンバ12の前端部の車両前方側には、第1の衝撃吸収部材としてのクラッシュボックス14が設けられている。本実施形態では、クラッシュボックス14は、フロントサイドメンバ12の前部12Aの車両前方に2枚の板状の取付部32、34を介して取り付けられているが、クラッシュボックス14の取付構造は変更可能である。
図示を省略するが、フロントサイドメンバ12及びクラッシュボックス14は、車両10の幅方向両端部に左右一対で配置されている。クラッシュボックス14は、略車両前後方向に配置された筒状部を備えており、衝突荷重の入力時に軸方向に圧縮変形することによって衝突エネルギーを吸収するようになっている。車両10の幅方向両側のクラッシュボックス14の車両前方側には、略車両幅方向に沿って延在されるフロントバンパリインフォース16が取り付けられている。フロントバンパリインフォース16は、車両幅方向中央部が車両幅方向両端部よりも車両前方側に突出するように湾曲して形成されている。本実施形態の車両前部構造18は、車両幅方向両側で左右対称であるため、車両正面視にて車両幅方向右側のみを図示し、車両正面視にて車両幅方向左側は図示を省略している。
車両10の前部の下部側には、フロントサイドメンバ12の車両下方側に略車両前後方向に延在されるサイド部20Aを備えたサブフレーム20が設けられている。図3には、サブフレーム20の車両幅方向の一方の側が示されている。図3にサブフレーム20の一部が示されるように、サブフレーム20は、車両平面視にて略井桁状に形成されている。サブフレーム20は、車両平面視にて左右対称に構成されており、車両幅方向両側に略車両前後方向に延在される左右一対のサイド部20Aを備えている。サイド部20Aの車両幅方向外側の側面は、車両前後方向の中間部が車両前後方向の前端部及び後端部よりも車両幅方向内側に窪むようにやや湾曲して形成されている。車両平面視にてサブフレーム20の左右一対のサイド部20Aの前端部と後端部は、車両幅方向に沿って配置された前後一対の連結部20Bでそれぞれ繋がれている(図3参照)。
図1及び図2Aに示されるように、サイド部20Aの車両前後方向の前端部の上部には、車両上方側に突出する前側取付部20Cが設けられている。サイド部20Aの前側取付部20Cは、後述する接続部材22(図4及び図5参照)を介してフロントサイドメンバ12の前部12A側に取り付けられている。
サイド部20Aの車両前後方向の後端部の上部には、車両上方側に突出する後側取付部20Dが設けられている。また、フロントサイドメンバ12の車両前後方向の後端部には、車両後方に向かうにしたがって車両斜め下方側に延びた傾斜部12Bが設けられている(図2A参照)。サイド部20Aの後側取付部20Dは、後述する接続部材24(図6及び図7参照)を介してフロントサイドメンバ12の車両前後方向の後部側(傾斜部12Bより前側)に取り付けられている。
さらに、サイド部20Aの車両前後方向の後端部には、車両下方側に突出すると共にサスペンションアームを取り付けるための突出部20Eが設けられている。サブフレーム20の突出部20Eは、フロントサイドメンバ12の傾斜部12Bの下端部に、略車両前後方向に沿って配置されたブレース(サスメンリアフレームとも言う)26を介して取り付けられている。
サブフレーム20のサイド部20Aの前端部の車両前方側には、略車両前後方向に延在される第2の衝撃吸収部材としての第2メンバ(ロアクラッシュボックスとも言う)28が設けられている。図示を省略するが、第2メンバ28は、車両幅方向両端部に左右一対で配置されている。車両10の幅方向両側の第2メンバ28の車両前方側には、略車両幅方向に沿って延在されるロアバンパリインフォース30が取り付けられている。第2メンバ28は、略車両前後方向に配置された筒状部を備えており、衝突荷重の入力時に軸方向に圧縮変形することによって衝突エネルギーを吸収するようになっている。また、第2メンバ28の車両前後方向の中間部とクラッシュボックス14の車両前後方向の中間部とは、上下方向に配置された連結部材36により連結されている(図2A参照)。
図1及び図3に示されるように、フロントサイドメンバ12は、車両骨格部材を構成している。フロントサイドメンバ12は、車両幅方向外側に配置されるフロントサイドメンバアウタ38と、車両幅方向内側に配置されるフロントサイドメンバインナ39と、を備えている。本実施形態では、フロントサイドメンバアウタ38の車両上下方向の上端部及び下端部に、上下一対のフランジ部38Aが設けられている。上下一対のフランジ部38Aが、フロントサイドメンバインナ39の車両上下方向の上端部及び下端部に設けられた上下一対のフランジ部39A(上部側のみ図示)に溶接等により接合されていることで、筒状のフロントサイドメンバ12が形成されている。なお、フロントサイドメンバ12は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、変更が可能である。
本実施形態の車両前部構造18では、フロントサイドメンバ12の車両前後方向の前部12Aにおける車両幅方向外側にガセット40が設けられている。図1等に示されるように、ガセット40の車両前後方向の前端部40A側は、車両幅方向に沿った断面視にて車両幅方向内側に開口された略U字状に形成されている。ガセット40の車両前後方向の後端部40Bは、略車両上下方向に沿って配置されると共にフロントサイドメンバアウタ38の車両幅方向外側の側面に接触する板状部を備えている。言い換えると、ガセット40は、車両幅方向外側に略車両上下方向に沿って配置された側面としての側面部(縦壁部)42Aを備えており、側面部42Aは、ガセット40の前端部40Aから後端部40Bに向かって徐々に車両幅方向内側に配置された傾斜面とされている。
ガセット40は、前端部40Aの上面42Bがフロントサイドメンバ12(フロントサイドメンバアウタ38)の上面に接触するように配置されて溶接等により接合されている。また、ガセット40の下端部には、車両下方側に延びたフランジ部42Cが設けられており、フランジ部42Cがフロントサイドメンバアウタ38の下側のフランジ部38Aに接触するように配置されて溶接等により接合されている。また、ガセット40の後端部40B側の上端部には、車両上方側に延びたフランジ部42Dが設けられており、フランジ部42Dがフロントサイドメンバアウタ38の上側のフランジ部38Aに接触するように配置されて溶接等により接合されている。なお、ガセット40のフロントサイドメンバ12への接合構造は、本実施形態の構成に限定されるものではなく、変更が可能である。
また、ガセット40の前端部40Aの端縁には、側面部42Aから車両幅方向外側に屈曲された屈曲部42Eと、上面42Bから車両上方側に屈曲された屈曲部42Fとが設けられている(図1参照)。屈曲部42Eおよび屈曲部42Fは、板状の取付部32に接触するように配置されており、屈曲部42Eと取付部32、34とが図示しない締結具により締結固定されている。ガセット40に車両幅方向外側に屈曲された屈曲部42Eを設けることで、車両10の前部の衝突時にバンパリインフォース16等との接触面積を増加させ、バンパリインフォース16の面陥没による変形を抑制するようになっている。
図1、図2A及び図2Bに示されるように、ガセット40の側面部42Aには、略車両前後方向を長手方向として車両幅方向内側に凹んだ第1ビードとしての凹部44が設けられている。本実施形態では、凹部44は、湾曲面状に形成されており、側面部42Aの上下に間隔をおいて2本設けられている。2本の凹部44により、ガセット40単体の剛性を向上させている。
また、フロントサイドメンバ12のフロントサイドメンバアウタ38の側面には、略車両前後方向に沿って車両幅方向内側に凹んだ第2ビードとしてのビード46が設けられている。本実施形態では、ビード46は、湾曲面状に形成されており、フロントサイドメンバアウタ38の側面の上下に間隔をおいて2本設けられている。ビード46は、ガセット40の凹部44の少なくとも後端部の位置と合わせて設けられている。凹部44の車両幅方向内側の湾曲面の大きさは、ビード46の車両幅方向外側の湾曲面の大きさよりも僅かに小さく形成されており、凹部44の少なくとも後端部がビード46に係合されている。言い換えると、ガセット40の凹部44の少なくとも後端部は、フロントサイドメンバアウタ38のビード46の内部に配置(収容)されている。これにより、ガセット40とフロントサイドメンバ12の接続部の剛性を向上させるようになっている。本実施形態では、ビード46は、ガセット40の凹部44の後端部の位置と合わせて、ガセット40の凹部44の後端部よりやや車両前方側から車両後方側に向かって配置されているが、これに限定されるものではない。例えば、ビード46をガセット40の凹部44の前部と対向する位置から車両前後方向に沿って配置してもよい。
図1及び図2Aに示されるように、本実施形態の車両前部構造18では、車両平面視で(車両側面視でも同様)、車両前後方向にガセット40が設けられる領域内で、フロントサイドメンバ12とサブフレーム20のサイド部20Aに設けられた前側取付部20Cとが接続されている。図4及び図5に示されるように、フロントサイドメンバ12とサイド部20Aの前側取付部20Cとは、接続部材22により接合されている。より詳細には、フロントサイドメンバ12は、フロントサイドメンバアウタ38と、フロントサイドメンバインナ39と、フロントサイドメンバアウタ38とフロントサイドメンバインナ39との間に挟まれるリインフォース50と、を備えている(図5参照)。図5に示されるように、リインフォース50の上端部に形成された屈曲部50Aは、フロントサイドメンバアウタ38の上面とフロントサイドメンバインナ39との上面に挟まれた状態で、フロントサイドメンバアウタ38の上面とフロントサイドメンバインナ39の上面に溶接等により接合されている。リインフォース50の下端部50Bは、フロントサイドメンバアウタ38のフランジ部38Aとフロントサイドメンバインナ39のフランジ部39Aに挟まれた状態で、フランジ部38Aとフランジ部39Aとに溶接等により接合されている。
接続部材22は、内部にねじ部が形成されたカラー(ナット)52と、カラー52をフロントサイドメンバ12に取り付けるブラケット54と、前側取付部20Cとフロントサイドメンバインナ39とを固定するボルト56と、を備えている。フロントサイドメンバインナ39は、断面が車両幅方向外側に開口する略U字状に形成されており、フロントサイドメンバインナ39の内部(断面内)にブラケット54とカラー52が配置されている。
図4に示されるように、ブラケット54は、リインフォース50(図5参照)に溶接等により接合される取付部54Aと、取付部54Aから屈曲されて略車両上下方向及び略車両幅方向に沿って配置される縦壁部54Bと、縦壁部54Bの車両幅方向中間部に形成された曲面部54Cと、を備えている。曲面部54Cは、凹状に窪んだ形状とされており、略車両上下方向に沿って配置されている。曲面部54Cは、カラー52の軸部52Aの外周面の形状に合せて湾曲するように形成されている。カラー52の軸部52Aの外周面は、曲面部54Cの窪み面に接触しており、この状態でカラー52の軸部52Aが、ブラケット54の曲面部54Cに溶接(例えば、アーク溶接)等によって接合されている。
図5に示されるように、カラー52の軸部52Aの下端にはフランジ部52Bが形成されている(図4参照)。フロントサイドメンバインナ39の下面部39Bにおけるフランジ部52Bと対応する位置には、略円形状の貫通孔60が形成されている(図4参照)。フロントサイドメンバインナ39の下面部39Bの上面には、貫通孔60の周囲に略U字状の板状の補強部62が配置されており、カラー52のフランジ部52Bが補強部62の貫通孔の周縁部に係止されている。サブフレーム20の前側取付部20Cには、ボルト56の軸部56Aが貫通される孔部64が略車両上下方向に沿って設けられている。サブフレーム20のサイド部20Aには、孔部64の下端周縁に車両上方側に凹状に窪んだ下面部66が設けられている。サブフレーム20の前側取付部20Cの上面が、カラー52のフランジ部52Bの下面に接触した状態で、サイド部20Aの下面部66の側からボルト56の軸部56Aを挿入し、軸部56Aをカラー52のねじ部に螺合(締結)させる。その際、ボルト56の頭部56B側がサイド部20Aの下面部66に接触することで、サブフレーム20の前側取付部20Cがフロントサイドメンバ12に固定されている。
図6及び図7に示されるように、フロントサイドメンバ12とサイド部20Aの後側取付部20Dとは、接続部材24により接合されている。接続部材24は、内部にねじ部が形成されたカラー(ナット)52と、カラー52をフロントサイドメンバ12に取り付けるブラケット70と、後側取付部20Dとフロントサイドメンバインナ39とを固定するボルト56(図7参照)と、を備えている。フロントサイドメンバインナ39は、断面が車両幅方向外側に開口する略U字状に形成されており、フロントサイドメンバインナ39の内部(断面内)にブラケット70とカラー52が配置されている。
図6に示されるように、ブラケット70は、フロントサイドメンバ12のリインフォース50(図7参照)に溶接等により接合される取付部70Aと、取付部70Aから屈曲されて略車両上下方向及び略車両幅方向に沿って配置される縦壁部70Bと、縦壁部70Bの車両幅方向中間部に形成された曲面部70Cと、を備えている。曲面部70Cは、凹状に窪んだ形状とされており、略車両上下方向に沿って配置されている。カラー52の軸部52Aの外周面は、曲面部70Cの窪み面に接触しており、この状態でカラー52の軸部52Aが、ブラケット70の曲面部70Cに溶接(例えば、アーク溶接)等によって接合されている。
図7に示されるように、フロントサイドメンバインナ39の下面部39Bにおけるフランジ部52Bと対応する位置には、略円形状の貫通孔72が形成されている(図6参照)。フロントサイドメンバインナ39の下面部39Bの上面には、略U字状の補強部74が配置されており、カラー52のフランジ部52Bが補強部74の貫通孔の周縁部に係止されている。サブフレーム20の後側取付部20Dには、ボルト56の軸部56Aが貫通される孔部76が略車両上下方向に沿って設けられている。サブフレーム20のサイド部20Aには、孔部64の下端周縁に車両上方側に凹状に窪んだ下面部78が設けられている。サブフレーム20の後側取付部20Dの上面が、カラー52のフランジ部52Bの下面に接触した状態で、サイド部20Aの下面部78の側からボルト56の軸部56Aを挿入し、軸部56Aをカラー52のねじ部に螺合(締結)させる。これにより、サブフレーム20の後側取付部20Dがフロントサイドメンバ12に固定されている。
図1及び図2Aに示されるように、車両前部構造18では、サブフレーム20のサイド部20Aの車両前後方向の前端部が、フロントサイドメンバ12の車両前後方向の前端部(前部12Aの端縁)よりも車両後方側に位置している。さらに、サイド部20Aの前端部の車両前方側に設けられた第2メンバ(ロアクラッシュボックス)28の車両前後方向の長さは、フロントサイドメンバ12の前端部の車両前方側に設けられたクラッシュボックス14の車両前後方向の長さよりも長い。本実施形態では、車両側面視でクラッシュボックス14の前端部と第2メンバ(ロアクラッシュボックス)28の前端部が、車両前後方向にほぼ一致する構成とされている(図1参照)。
その際、クラッシュボックス14は、車両幅方向内側の面の車両前後方向の長さが、車両幅方向外側の面の車両前後方向の長さよりも長く設定されている(図3参照)。フロントバンパリインフォース16は、クラッシュボックス14の前端部に接合された状態で、車両幅方向中央部が車両幅方向両端部よりも車両前方側に突出するように湾曲している。同様に、第2メンバ28は、車両幅方向内側の面の車両前後方向の長さが、車両幅方向外側の面の車両前後方向の長さよりも長く設定されている。ロアバンパリインフォース30は、第2メンバ28の前端部に接合された状態で、車両幅方向中央部が車両幅方向両端部よりも車両前方側に突出するように湾曲している。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1等に示されるように、車両前部構造18では、車両10の前部の車両幅方向外側に略車両前後方向に沿って延在されるフロントサイドメンバ12が設けられており、フロントサイドメンバ12の前部12Aにおける車両幅方向外側にガセット40が設けられている。ガセット40の側面部42Aには、略車両前後方向を長手方向として車両幅方向内側に凹んだ凹部44が設けられている。本実施形態では、凹部44は、側面部42Aの上下に間隔をおいて2本設けられている。
また、フロントサイドメンバ12のフロントサイドメンバアウタ38の側面には、略車両前後方向に沿って、車両幅方向内側に凹んだビード46が設けられている。本実施形態では、ビード46は、フロントサイドメンバアウタ38の側面の上下に間隔をおいて2本設けられている。ビード46は、ガセット40の凹部44の少なくとも後端部の位置と合わせて設けられており、凹部44の少なくとも後端部がビード46に係合されている。言い換えると、ガセット40の凹部44は、フロントサイドメンバアウタ38のビード46の内部に配置(収容)されている。
このような車両前部構造18では、ガセット40の側面部42Aに設けられた凹部44によって、ガセット40自体の剛性を向上させることができる。さらに、ガセット40の凹部44の少なくとも後端部がフロントサイドメンバ12のビード46に係合されていることで、ガセット40とフロントサイドメンバ12の接続部の剛性を向上させることができる。これによって、車両10の前部の衝突時に、ガセット40からフロントサイドメンバ12への荷重の伝達を早期化させることができる。
すなわち、車両10の前部の衝突時に、フロントバンパリインフォース16から荷重が入力されると、クラッシュボックス14が軸方向に圧縮変形する(潰れる)ことによって衝突エネルギーが吸収される。さらに、クラッシュボックス14の変形後のフロントバンパリインフォース16の入力により、ガセット40の後端部40Bの位置で、フロントサイドメンバ12を車両幅方向内側に変形可能な入力を早期に与えることができる。例えば、微小ラップ衝突の場合、衝突荷重の一部が、フロントサイドメンバ12の車両幅方向内側への変形により、パワーユニットへ伝達される。これにより、車両10に対して横力を効率よく発生させることができる。
また、図1等に示されるように、車両前部構造18では、フロントサイドメンバ12の車両下方側に車両前後方向に沿って延在されるサイド部20Aを備えたサブフレーム20が設けられている。さらに、車両前部構造18では、車両平面視で略車両前後方向にガセット40が設けられる領域内で、フロントサイドメンバ12とサイド部20Aの前側取付部20Cとが接続部材22により接続されている。サイド部20Aの前端部の車両前方側には、第2メンバ28が設けられている。
車両10の前部の衝突時に、フロントバンパリインフォース16から荷重が入力されると、クラッシュボックス14が軸方向に圧縮変形する(潰れる)。その際、クラッシュボックス14の変形後のフロントバンパリインフォース16の荷重入力により、ガセット40からフロントサイドメンバ12への荷重の伝達が早期化されている。また、ロアバンパリインフォース30から荷重が入力されることにより、第2メンバ28の連結部材36(図2A参照)が設けられた位置の前後付近が軸方向に圧縮変形する(潰れる)。さらに、ロアバンパリインフォース30からの荷重の入力により、サブフレーム20のサイド部20Aに荷重が伝達され、サブフレーム20からサイド部20Aの前側取付部20Cとフロントサイドメンバ12との接続部(接続部材22)を介してフロントサイドメンバ12へ荷重が伝達される。
図8には、車両前部構造18において、車両前部の衝突から経過した時間とフロントサイドメンバ12等に加わる荷重との関係がグラフにて示されている。前述のように、車両前部構造18では、ガセット40からフロントサイドメンバ12への荷重の伝達が早期化されている。このため、図8に示されるように、ガセット40からフロントサイドメンバ12に加わる荷重曲線80のピーク荷重と、サブフレーム20のサイド部20Aからフロントサイドメンバ12に加わる荷重曲線82のピーク荷重の発生タイミングがずれる。フロントサイドメンバ12の後部側(前側取付部20Cと接続される接続部材22より後方)に伝達される荷重は、ガセット40からフロントサイドメンバ12に加わる変形荷重(荷重曲線80)と、サブフレーム20のサイド部20Aの変形荷重(荷重曲線82)の和となり、荷重曲線84で示されている。荷重曲線84は、なだらかな曲線となり、荷重曲線8のピークが低くなるため、フロントサイドメンバ12の後部側で必要な支持耐力(図8中の直線86)を低くすることができる。
さらに、車両前部構造18では、図1に示されるように、ガセット40の前部に車両幅方向外側に屈曲された屈曲部42Eを設けることで、車両10の前部の衝突時にバンパリインフォース16等との接触面積を増加させ、バンパリインフォース16の面陥没による変形を抑制することができる。
ここで、比較例の車両前部構造について説明する。比較例の車両前部構造は、図示を省略するが、本実施形態の車両前部構造18と比べて、ガセット40が設けられていない構成である。比較例の車両前部構造のその他の構成は、本実施形態の車両前部構造18とほぼ同じである。図9は、比較例の車両前部構造において、車両前部の衝突から経過した時間とフロントサイドメンバ等に加わる荷重との関係がグラフにて示されている。図9に示されるように、この車両前部構造では、ガセットが設けられていないため、クラッシュボックスからフロントサイドメンバに加わる荷重曲線100のピーク荷重と、サブフレームのサイド部からフロントサイドメンバに加わる荷重曲線102のピーク荷重の発生タイミングがほぼ同じになる。フロントサイドメンバの後部側に伝達される荷重は、クラッシュボックスからフロントサイドメンバに加わる変形荷重(荷重曲線100)と、サブフレームのサイド部の変形荷重(荷重曲線102)の和となり、荷重曲線104で示されている。この荷重曲線104のピークが高くなるため、フロントサイドメンバの後部側で必要な支持耐力(図9中の直線106)が高くなる。このため、補強に必要な板金の重量が増加する可能性があり、また、板金構成には限界がある。
これに対し、本実施形態の車両前部構造18では、図8に示されるように、フロントサイドメンバ12の後部側に伝達される荷重曲線84のピークが低くなるため、フロントサイドメンバ12の後部側で必要な支持耐力(図8中の直線86)を低くすることができる。このため、フロントサイドメンバ12の後部側での荷重負担を軽減させることができ、フロントサイドメンバ12の支持構造の軽量化につながる。
また、図1等に示されるように、車両前部構造18では、サイド部20Aの前端部は、フロントサイドメンバ12の前端部(前部12Aの端縁)よりも車両後方側に位置している。また、サイド部20Aの前端部の車両前方側に設けられた第2メンバ28の車両前後方向の長さは、フロントサイドメンバ12の前端部の車両前方側に設けられたクラッシュボックス14の車両前後方向の長さよりも長い。本実施形態では、車両側面視でクラッシュボックス14の前端部と第2メンバ28の前端部が車両前後方向にほぼ一致する構成とされている。これにより、車両10の前部の衝突時に、クラッシュボックス14が潰れてガセット40からフロントサイドメンバ12に荷重が早期に入力され、第2メンバ28が潰れてサブフレーム20のサイド部20Aに荷重が遅れて入力される。このため、クラッシュボックス14の側からフロントサイドメンバ12に加わるピーク荷重と、サブフレーム20のサイド部20Aから接続部を介してフロントサイドメンバ12に加わるピーク荷重の発生タイミングがより確実にずれる。このため、フロントサイドメンバ12の後部側での荷重負担をより確実に軽減させることができる。
次に、図10を用いて、本発明に係る接合構造の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図10に示されるように、本実施形態の車両前部構造90では、ガセット40の側面部42Aに、略車両前後方向を長手方向として車両幅方向外側に突出した第1ビードとしての凸部92が設けられている。本実施形態では、凸部92は、湾曲面状に形成されており、側面部42Aの上下に間隔をおいて2本設けられている。2本の凸部92により、ガセット40単体の剛性を向上させることができる。
また、フロントサイドメンバ12のフロントサイドメンバアウタ38の側面には、略車両前後方向に沿って車両幅方向外側に突出した第2ビードとしてのビード94が設けられている。本実施形態では、ビード94は、湾曲面状に形成されており、フロントサイドメンバアウタ38の側面の上下に間隔をおいて2本設けられている。ビード94は、ガセット40の凸部92の少なくとも後端部の位置と合わせて設けられている。凸部92の車両幅方向内側の湾曲面の大きさは、ビード94の車両幅方向外側の湾曲面の大きさよりも僅かに大きく形成されており、凸部92がビード94に係合されている。言い換えると、フロントサイドメンバアウタ38のビード94は、ガセット40の凸部92の内部に配置(収容)されている。
このような車両前部構造18では、ガセット40の側面部42Aに設けられた凸部92によって、ガセット40自体の剛性を向上させる。さらに、ガセット40の凸部92の少なくとも後端部がフロントサイドメンバ12のビード94に係合されていることで、ガセット40とフロントサイドメンバ12の接続部の剛性を向上させる。これによって、車両10の前部の衝突時に、ガセット40からフロントサイドメンバ12への荷重の伝達を早期化させることができる。
なお、車両前部構造において、ガセットに設けられる第1ビードの数や形状と、フロントサイドメンバ(フロントサイドメンバアウタ)に設けられる第2ビードの数や形状は、第1及び第2実施形態の構成に限定されず、変更が可能である。
また、車両前部構造において、サブフレームのサイド部をフロントサイドメンバに接続する接続部材の構成は、第1実施形態の構成に限定されず、変更が可能である。
また、第1実施形態では、車両側面視でクラッシュボックス14の前端部と第2メンバ28の前端部が車両前後方向にほぼ一致する構成とされているが、本発明は、これに限定されず、クラッシュボックス14の前端部と第2メンバ28の前端部が車両前後方向にずれた構成でもよい。
10 車両
12 フロントサイドメンバ
12A 前部
14 クラッシュボックス(第1の衝撃吸収部材)
18 車両前部構造
20 サブフレーム
20A サイド部
22 接続部材(フロントサイドメンバとサイド部を接続)
28 第2メンバ(第2の衝撃吸収部材)
38 フロントサイドメンバアウタ(フロントサイドメンバ)
40 ガセット
42A 側面部(側面)
44 凹部(第1ビード)
46 ビード(第2ビード)
90 車両前部構造
92 凸部(第1ビード)
94 ビード(第2ビード)

Claims (6)

  1. 車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されるフロントサイドメンバと、
    前記フロントサイドメンバの車両前後方向の前部における車両幅方向外側に設けられるガセットと、
    前記ガセットの側面に車両前後方向を長手方向として設けられ、車両幅方向内側に凹んだ凹部、又は車両幅方向外側に突出した凸部として構成された第1ビードと、
    前記フロントサイドメンバの側面に設けられ、前記第1ビードの少なくとも後端部が係合される第2ビードと、
    を有する車両前部構造。
  2. 前記フロントサイドメンバの車両下方側に車両前後方向に沿って延在されるサイド部を備えたサブフレームが更に設けられ、
    車両平面視で車両前後方向に前記ガセットが設けられる領域内で、前記フロントサイドメンバと前記サイド部とが接続されている請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記サイド部の車両前後方向の前端部は、前記フロントサイドメンバの車両前後方向の前端部よりも車両後方側に位置すると共に、
    前記フロントサイドメンバの前端部の車両前方側には、第1の衝撃吸収部材が設けられ、
    前記サイド部の前端部の車両前方側には、第2の衝撃吸収部材が設けられており、
    前記第2の衝撃吸収部材の車両前後方向の長さが前記第1の衝撃吸収部材の車両前後方向の長さよりも長い請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 車両側面視で前記第1の衝撃吸収部材の車両前後方向の前端部と前記第2の衝撃吸収部材の車両前後方向の前端部が、車両前後方向に一致する構成とされている請求項3に記載の車両前部構造。
  5. 前記第1ビードは、前記凹部であり、
    前記第2ビードは、車両幅方向内側に凹んだ形状とされており、
    前記第2ビードの内部に前記凹部が配置されることで、前記第2ビードと前記凹部とが係合されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造。
  6. 前記第1ビードは、前記凸部であり、
    前記第2ビードは、車両幅方向外側に突出した形状とされており、
    前記第2ビードが前記凸部の内部に配置されることで、前記第2ビードと前記凸部とが係合されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両前部構造。
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