JP2016111310A - 光電変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減し、光電変換装置の光電変換効率を向上させることにある。【解決手段】 光電変換装置11は、下部電極層2と、下部電極層2の上面を部分的に覆うように設けられた絶縁層6と、下部電極層2および絶縁層6上に設けられた光吸収層3と、光吸収層3上に設けられたバッファ層4と、バッファ層4の上面に設けられた上部電極層5とを具備する。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の半導体層が積層されて成る光電変換装置に関する。
太陽光発電等に使用される光電変換装置として、複数の半導体層を積層されたものがある(例えば特許文献1参照)。このような光電変換装置は、複数の光電変換セルが平面的に並設された構成を有する。各光電変換セルは、ガラス等の基板の上に、金属電極等の下部電極と、CIGSなどの金属カルコゲナイドを含む光吸収層と、この光吸収層にヘテロ接合した、硫化インジウムを含むバッファ層と、透明電極や金属電極等の上部電極とが、この順に積層されて構成されている。また、複数の光電変換セルは、隣り合う一方の光電変換セルの上部電極と他方の光電変換セルの下部電極とが接続導体によって電気的に接続されることで、電気的に直列に接続されている。
特開2003−282909号公報
光電変換装置には、光電変換効率の向上が常に要求される。光電変換装置の光電変換効率を高めるためには、光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減することが有効である。本発明の一つの目的は、光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減し、光電変換装置の光電変換効率を向上させることにある。
本発明の一態様に係る光電変換装置は、下部電極層と、該下部電極層の上面を部分的に覆うように設けられた絶縁層と、前記下部電極層および前記絶縁層上に設けられた光吸収層と、該光吸収層上に設けられたバッファ層と、該バッファ層の上面に設けられた上部電極層とを具備する。
本発明によれば、光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減し、光電変換装置の光電変換効率を向上させることができる。
第1実施形態の光電変換装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1の光電変換装置の断面図である。 図1の光電変換装置の絶縁層よりも上側の部分を除いた平面図である。 第2実施形態の光電変換装置の絶縁層よりも上側の部分を除いた平面図である。 第3実施形態の光電変換装置の絶縁層よりも上側の部分を除いた平面図である。 第4実施形態の光電変換装置の絶縁層よりも上側の部分を除いた平面図である。
以下に本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態の光電変換装置>
図1は、本発明の第1実施形態に係る光電変換装置を示す斜視図であり、図2はその断面図である。また、図3は下部電極層および絶縁層の構成を見やすくするため、光電変換装置の絶縁層よりも上側の部分を除いた平面図である。光電変換装置11は、基板1上に複数の光電変換セル10が間隔P3をあけて並べられて互いに電気的に接続されている。なお、図1においては図示の都合上、2つの光電変換セル10のみを示しているが、実際の光電変換装置11においては、図面左右方向、あるいはさらにこれに垂直な方向に、多数の光電変換セル10が平面的に(二次元的に)配設されていてもよい。
図1、図2において、基板1上に複数の下部電極層2が平面配置されている。図1、図2において、複数の下部電極層2は、一方向に間隔P1をあけて並べられた下部電極層2a〜2cを具備している。この下部電極層2a上から基板1上を経て下部電極層2b上にかけて、光吸収層3、絶縁層6、バッファ層4および上部電極層5が順に積層されている。さらに、下部電極層2b上において、接続導体7が、光吸収層3およびバッファ層4側面に沿って、またはこれらを貫通して設けられている。この接続導体7は、上部電極層5と下部電極層2bとを電気的に接続している。これら下部電極層2、光吸収層3、絶縁層6、バッファ層4および上部電極層5によって、1つの光電変換セル10が構成され、隣接する光電変換セル10同士が接続導体7を介して直列接続されることによって、高出力の光電変換装置11となる。なお、本実施形態における光電変換装置11は、上部電極層5側から光吸収層3へ光が入射されるものを想定しているが、これに限定されず、下部電極層2側から光吸収層3へ光が入射されるものであってもよい。
基板1は、光電変換セル10を支持するためのものである。基板1に用いられる材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂および金属等が挙げられる。基板1としては、例えば、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)を用いることができる。
下部電極層2(下部電極層2a、2b、2c)は、基板1上に設けられた、Mo、Al、TiまたはAu等の導電体である。下部電極層2は、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成手法を用いて、0.2μm〜1μm程度の厚みに形成される。
絶縁層6は、図3に示すように、下部電極層2の上に設けられており、下部電極層2の上面を部分的に覆っている。図3の例では、絶縁層6が下部電極層2の上に点在している。このような構成によって、絶縁層6がパッシベーション膜として機能し、バンドベンディングによる電界効果を生じさせることによって、界面での少数キャリア追い返しの効果でキャリアの再結合を低減できる。もしくは、下部電極層2を絶縁層6で覆った部分は光吸収層3と下部電極層2とが接合していないため、下部電極層2を移動する一方のキャリアと、光吸収層3の表面に存在する少数キャリアとの再結合を低減できる。下部電極層2の絶縁層6に覆われていない部位では下部電極層2と光吸収層3とが電気的に接合することによって、光電変換によって生じたキャリアを良好に取り出すことが可能となる。以上の結果、光電変換装置11の光電変換効率を向上させることができる。
絶縁層6は電気抵抗率が1Ω・m以上のものが用いられ得る。このような絶縁層6としては、Al、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの等の金属酸化物またはポリイミド樹脂等の耐熱性樹脂が挙げられる。
絶縁層6がAl、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの少なくとも一種を含む場合、下部電極層2と光吸収層3との密着性を高めることができる。この場合、絶縁層6におけるAl、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの含有量は、A
、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの質量合計が絶縁層6の全質量の50%以上となるようにするのが好ましい。下部電極層2と光吸収層3との密着性および絶縁層6の耐熱性をより高めるという観点からは、Al、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの質量合計が絶縁層6の全質量の70%以上となるようにするのが好ましい。
また、絶縁層6がポリイミド樹脂を含む場合、絶縁層6の柔軟性が向上し、絶縁層6のクラックなどによる絶縁不良(パッシベーション機能の低下)を低減させることが可能となる。更に、絶縁層6が光吸収層3と下部電極2との間の応力緩和層として作用し、光吸収層3のクラックや剥離を軽減する役割もする。また、パターン形状の絶縁層6を形成する際、インクジェット塗布法等で容易に行なうことができ、生産性も向上する。なお、絶縁層6がポリイミド樹脂を含む場合、ポリイミド樹脂の質量合計が絶縁層6の全質量の50%以上となるようにするのが好ましい。絶縁層6の柔軟性および耐熱性をより高めるという観点からは、ポリイミド樹脂の質量合計が絶縁層6の全質量の70%以上となるようにするのが好ましい。
また、絶縁層6の非形成部において光吸収層3を良好に形成し、下部電極層2と光吸収層3との電気的な接続を良好にするという観点からは、絶縁層6の厚みは15〜200nm程度であればよい。
また、下部電極層2の上面における単位面積あたりの絶縁層6の被覆面積率は10%以上95%以下であればよい。このような範囲であれば、絶縁層6によるパッシベーション機能とキャリアの取り出しとを良好に行なうことができる。
絶縁層6は、蒸着法、スパッタリング法、ゾルゲル法、スクリーン印刷法、塗布法、めっき法、スプレー塗布法、インクジェット塗布法等の成膜方法を用いて作製することができる。また、必要に応じて、フォトリソグラフィー法、リフトオフ法、ディスペンサーを用いた塗布法、レーザスクライブ等のパターン形成法を組み合わせることによって、絶縁層6を所望のパターン形状にすることができる。また、絶縁層6を形成後にアニールなどの結晶化促進や異物除去の工程を加えることもできる。
絶縁層6は、数量やサイズなどを場所によって変更しても良い。このようにすることで、光吸収層3の組成や膜厚ムラなどに対応して再結合抑制の効果をさらに高めたり、抵抗成分を極力小さくすることで光電変換装置21の変換効率を高めることができる。
光吸収層3は、光を吸収してキャリア(電子および正孔)を発生させる機能をする半導体層である。光吸収層3は、例えば1μm〜3μm程度の厚みであり、第1の導電型(ここではp型の例を示す)を有している。第1の半導体層3としては、II−VI族化合物、I−III−VI族化合物およびI−II−IV−VI族化合物等の化合物半導体等が挙げられる。
II−VI族化合物とは、12族元素(II−B族元素ともいう)と16族元素(VI−B族元素ともいう)との化合物半導体である。II−VI族化合物としては、例えば、CdTe等が挙げられる。
I−III−VI族化合物とは、11族元素(I−B族元素ともいう)と13族元素(III−B族元素ともいう)と16族元素との化合物である。I−III−VI族化合物としては、例
えば、CuInSe(二セレン化銅インジウム、CISともいう)、Cu(In,Ga)Se(二セレン化銅インジウム・ガリウム、CIGSともいう)、Cu(In,Ga)(Se,S)(二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム、CIGSSともいう)が挙げられる。あるいは、光吸収層3は、薄膜の二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリ
ウム層を表面層として有する二セレン化銅インジウム・ガリウム等の多元化合物半導体薄膜にて構成されていてもよい。
I−II−IV−VI族化合物とは、11族元素と12族元素と14族元素(IV−B族元素ともいう)と16族元素との化合物である。I−II−IV−VI族化合物としては、例えば、CuZnSnS(CZTSともいう)、CuZnSn(S,Se)(CZTSSeともいう)、およびCuZnSnSe(CZTSeともいう)が挙げられる。
光吸収層3は、スパッタリング法、蒸着法などのいわゆる真空プロセスによって形成可能であるほか、いわゆる塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスによって形成することもできる。塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスは、光吸収層3の構成元素の錯体溶液を下部電極層2の上に塗布し、その後、乾燥・熱処理を行うプロセスである。
バッファ層4は、光吸収層3にヘテロ接合された、第1の導電型とは異なる第2の導電型(ここではn型の例を示す)を有する半導体層であり、5〜200nmの厚みを有している。バッファ層4としては、例えば、CdS、ZnS、In等の金属硫化物が用いられる。なお、バッファ層4は、このような金属硫化物に加えて、金属酸化物および金属水酸化物の少なくとも一方を含む混晶であってもよい。バッファ層4は、例えば溶液析出法(CBD法)、ALD法、MOCVD法などで形成される。
上部電極層5は、バッファ層4と同じ第2の導電型を有する半導体層であり、0.05〜3.0μm程度の厚みの導電膜である。上部電極層5は、光吸収層3で生じた電荷を良好に取り出すためのものであり、例えば、上部電極層5の電気抵抗率は1Ω・cm以下であり、シート抵抗は50Ω/□以下であってもよい。
上部電極層5は、ZnOやIn、SnO等の金属酸化物を含み、電気抵抗率を低くするために、Al、B、Ga、In、SnおよびF等のうちの何れかの元素が含まれても良い。このような元素が含まれた金属酸化物半導体の具体例としては、例えば、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、BZO(Boron Zinc Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、FTO(Fluorine tin Oxide)等がある。上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法またはCVD法等で形成される。
また、上部電極層5は、ZnOやIn、SnO等の金属酸化物を含む、電気抵抗率が異なる2層以上の層で形成されても良い。このようにすることで、上部電極層5のバッファ層4側で抵抗を大きくし、リークを抑制する機能を付与することもできる。
また、図1、図2に示すように、上部電極層5上にさらに集電電極8が形成されていてもよい。集電電極8は、光吸収層3で生じた電荷をさらに良好に取り出すためのものである。集電電極8は、例えば、図1に示すように、光電変換セル10の一端から接続導体7にかけて線状に形成されている。これにより、光吸収層3で生じた電流が上部電極層5を介して集電電極8に集電され、接続導体7を介して隣接する光電変換セル10に良好に通電される。
集電電極8は、光吸収層3への光透過率を高めるとともに良好な導電性を有するという観点から、50〜400μmの幅を有していてもよい。また、集電電極8は、枝分かれした複数の分岐部を有していてもよい。
集電電極8は、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散させた金属ペーストがパターン状に印刷され、これが硬化されることによって形成される。
図1、図2において、接続導体7は、光吸収層3、バッファ層4および上部電極層5を分断する溝P2内に設けられた導体である。接続導体7は、金属や導電ペースト等が用いられ得る。図1、図2においては、集電電極8を延伸して接続導体7が形成されているが、これに限定されない。例えば、上部電極層5が延伸したものであってもよい。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良などが可能である。以下に種々の変形例を示す。
<第2実施形態の光電変換装置>
図4は、第2実施形態の光電変換装置21の絶縁層26よりも上側の部分(光吸収層、バッファ層、上部電極層および集電電極)を除いた平面図である。図4において、図1〜3と同じ構成のものには同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
第2実施形態の光電変換装置21は、図4に示すように、絶縁層26が、下部電極層2の上面を露出させる複数の貫通孔を有している形状である点で第1実施形態の光電変換装置11と異なっている。
このような構成であっても、第1実施形態の光電変換装置11と同様に光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減して光電変換効率を向上させることができる。さらに、第2実施形態の光電変換装置21の構成であれば、同一の間隔でパターン形成した場合に絶縁層26の面積をより大きくすることができるので、より高いパッシベーション効果が得られる。
また、図4に図示した、絶縁層26に形成された下部電極層2の上面を露出させる複数の貫通孔は、数量や貫通孔サイズなどを場所によって変更しても良い。このようにすることで、光吸収層3の組成や膜厚ムラなどに対応して再結合抑制の効果をさらに高めたり、抵抗成分を極力小さくすることで光電変換装置21の変換効率を高めることができる。
<第3実施形態の光電変換装置>
図5は、第3実施形態の光電変換装置31の絶縁層36よりも上側の部分(光吸収層、バッファ層、上部電極層および集電電極)を除いた平面図である。図5において、図1〜3と同じ構成のものには同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
第3実施形態の光電変換装置31は、図5に示すように、絶縁層36が、互いに間隔をあけてX軸方向に延びる複数の帯状体から成る点で第1実施形態の光電変換装置11と異なっている。
このような構成であっても、第1実施形態の光電変換装置11と同様に光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減して光電変換効率を向上させることができる。さらに、第3実施形態の光電変換装置31の構成であれば、絶縁層36を介さずに下部電極層2と光吸収層3とが接続している部位が電流の流れる方向となるため、電気抵抗を比較的小さくして電流損失を小さくすることができる。
<第4実施形態の光電変換装置>
図6は、第4実施形態の光電変換装置41の絶縁層46よりも上側の部分(光吸収層、バッファ層、上部電極層および集電電極)を除いた平面図である。図6において、図1〜3と同じ構成のものには同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
第4実施形態の光電変換装置41は、図6に示すように、絶縁層46が、互いに間隔を
あけてY軸方向に延びる複数の帯状体から成る点で第1実施形態の光電変換装置11と異なっている。
このような構成であっても、第1実施形態の光電変換装置11と同様に光電変換によって生じたキャリアの再結合を低減して光電変換効率を向上させることができる。特に集電電極8を用いる場合、第3実施形態の光電変換装置31の構成であれば、絶縁層46と集電電極8とが直行する方向となることから、各集電電極8で均一に集電することが可能になり、不均一性に起因する発電効率低下を抑制することができる。
2、2a、2b、2c:下部電極層
3:光吸収層
4:バッファ層
5:上部電極層
6、26、36、46:絶縁層
11、21、31、41:光電変換装置

Claims (8)

  1. 下部電極層と、
    該下部電極層の上面を部分的に覆うように設けられた絶縁層と、
    前記下部電極層および前記絶縁層上に設けられた光吸収層と、
    該光吸収層上に設けられたバッファ層と、
    該バッファ層の上面に設けられた上部電極層と
    を具備する光電変換装置。
  2. 前記絶縁層の電気抵抗率が1Ω・m以上である、請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記下部電極層の上面における単位面積あたりの前記絶縁層の被覆面積率は10%以上95%以下である、請求項1または2に記載の光電変換装置。
  4. 前記絶縁層はAl、SiO、ZrO、MgOおよびTiOの少なくとも一種を含む、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換装置。
  5. 前記絶縁層はポリイミド樹脂を含む、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換装置。
  6. 前記絶縁層は、前記下部電極層上に点在している、請求項1乃至5のいずれかに記載の光電変換装置。
  7. 前記絶縁層は、前記下部電極層上に複数の帯状体が互いに間隔をあけて設けられている、請求項1乃至5のいずれかに記載の光電変換装置。
  8. 前記絶縁層は、前記下部電極層の上面を露出させる複数の貫通孔を有している、請求項1乃至5のいずれかに記載の光電変換装置。
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