JP2016079032A - 光学フィルムの接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続テープの両方面の接続を同時に行い、切断された接続用光学フィルムを確実に回収する。【解決手段】フィルム走行部分直上に設けられた第1貼付手段ZT1と、第1貼付手段を挟みフィルム供給方向の上流・下流に設けられた押え手段AY及び第1吸着固定手段XG1と、走行部分下方で押え手段及び第1吸着固定手段に対応する第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3と、走行部分直下の切断手段QD及び切断手段に隣接する第2貼付手段ZT2を装着した台座50を備え、第1貼付手段は下部に第1接続テープがセットされ幅方向に第1駆動源により移動可能であり、且つ上下に移動可能であり、台座は移動手段のそれぞれを供給方向に往復移動可能に、且つ幅方向に幅距離で往復移動可能であり、切断手段は昇降され、第2貼付手段は第2接続テープが設けられるとともに昇降され、第1駆動源と同時に作動する第2駆動源により移動可能である。【選択図】図13

Description

本発明は、光学フィルムの製造技術に関し、特に、使用中の光学フィルムと接続用の光学フィルムを接続テープで接続することにより、光学フィルムを連続して供給できるようにする光学フィルムの接続装置に関する。
従来、光学フィルムの接続装置として、図1から図4に示すような特許文献1に開示されたものが提案されている。該光学フィルムの接続装置は、図1に示すように、通常、ガイドローラG1、G2間の、主として水平の光学フィルム走行部分を経て各種の処理工程に連続して供給され、使用中のロールR1における光学フィルムW1が所定長さだけ残る状態になると、ある時間、繰出運転を停止し、使用中の光学フィルムW1と接続用の光学フィルムW2の接続が行われる。その接続動作は、次の通りである。
先ず、使用中のロールR1からの繰出運転を停止すると同時に、図2に示すように、光学フィルム保持手段1がガイドローラG3とともに光学フィルム走行部分WRに対し接近するように移動する。他方、該光学フィルム走行部分WRの上側に配置された光学フィルム押さえ手段4,4が光学フィルム走行部分WRの側に接近するように移動して使用中の光学フィルムW1に対する押さえ動作を行い、該使用中の光学フィルムW1を接続用の光学フィルムW2と共に光学フィルム保持手段1のサクションボックス11,11との間に挟持する。
この状態において、切断手段2のカッター刃21が光学フィルム幅方向に走行して先使用中の光学フィルムW1と接続用の光学フィルムW2とを所定の接続用位置P1で切断する。
切断手段2による光学フィルム切断が完了すると、図3のように、先ず、巻き出し側の光学フィルム押さえ手段4が光学フィルム走行部分WRから離隔して押さえ動作を解除するとともに、ロールR1の逆転により終端側残存光学フィルムW1bが巻き戻され取り除かれる。この状態において、光学フィルム走行部分WRとの対向側に接続テープT1を吸引保持した上側のテープ貼着手段5が該光学フィルム走行部分WRの側に接近するように移動し、切断により生じた光学フィルムW1の末端W1aと接続用の光学フィルムW2の先端W2aとを突き合わせ部6の表面に前記接続テープT1を押圧して貼着し、両光学フィルムW1,W2を表面側で仮接続する。
この後で、図4のように、テープ貼着手段5が、光学フィルム走行部分WRから離隔するように移動し接続テープT1の貼着部から離脱するとともに、下側の光学フィルム保持手段1が光学フィルム走行部分WRから離隔移動し、さらに他方の光学フィルム押さえ手段4が光学フィルムから離脱し、光学フィルムの供給を再開する。この再開運転により、接続用の光学フィルムW2の切断端片W2bが除去され、該接続部分が後続のサクションロール7の部分に至る。また、光学フィルムW1,W2の走行により、走行停止中に該光学フィルムに当接していた接続テープ貼着用のサクションロール7が、光学フィルムW1,W2の走行に同伴して回転することにより、該サクションロール7の外周面の所定の個所に吸引保持されている接続テープT2が、表面側の接続テープT1の貼着により接続されている光学フィルムW1の末端W1aと接続用の光学フィルムW2の先端W2aの突き合わせ部6の裏面に貼着される。これにより、前記先行光学フィルムW1の末端W1aと、接続用の光学フィルムW2の先端W2aとが、表裏両面での接続テープT1,T2の貼着により完全に接続され、次の工程に供給される。
特開2010−23986号公報
特許文献1には、使用中の光学フィルムと接続用光学フィルムとの接続において、切断された使用中の光学フィルムがロールR1の逆転により回収されることに関して記載があるが、切断された接続用の光学フィルムについては、巻き出し走行につれて除去されることしか記載されていない。言い換えると、特許文献1には、切断された接続用の光学フィルムの回収排除機構に関して何らの記載がない。なお、通常、切断されて排除される光学フィルムの場合、幅が1ないし2mほど、長さが1ないし3mほどもあるため、人の力で搬送するのは困難である。
また、特許文献1には、使用中の光学フィルムと接続用光学フィルムとの接続において、接続テープによる接続が、両面について同時に行われるものではなく、先に片面のみに対して接続して所定距離移動した後、裏面に対して接続を行うので、この所定距離だけ移動する間、光学フィルムの引っ張りにより接続テープT1が離脱される恐れがある。
本発明は上記の課題に鑑み、接続テープによる接続を、両面同時に行うとともに、切断された接続用の光学フィルムを確実に回収排除できる光学フィルムの接続装置を提供する。
本発明の第1の態様は、使用中の光学フィルム及び接続用の光学フィルムを、光学フィルム供給方向に沿う水平光学フィルム走行部分において切断し、該光学フィルム供給方向の下流側に位置する使用中の光学フィルムの切断端部と光学フィルム供給方向の上流側に位置する接続用の光学フィルムの切断端部とを第1及び第2接続テープにより貼り付けて連続供給できるように構成された光学フィルムの接続装置であって、
該水平光学フィルム走行部分における所定位置の真上に設けられた第1貼付手段と、該水平光学フィルム走行部分の上方で第1貼付手段を挟んで光学フィルム供給方向の上流側及び下流側に所定距離だけ離れて設けられた押え手段及び第1吸着固定手段と、該水平光学フィルム走行部分の下方で、該押え手段及び第1吸着固定手段にそれぞれ対応するように設けられる第2吸着固定手段及び第3吸着固定手段と、所定位置の真下に配置する切断手段及び該切断手段に対し所定距離だけ離れて隣接して配置する第2貼付手段を装着した台座と、を備える光学フィルム自動切替えユニットを有し、
該押え手段及び第1ないし第3吸着固定手段は、光学フィルム幅方向に沿って水平に設けられ、それぞれの該光学フィルム幅方向に沿う長さが光学フィルム幅より短くないように構成され、それぞれの対応する第1、第5、第2、第6アクチュエータにより上下に沿って水平状態で移動可能に構成され、該水平光学フィルム走行部分に向かうそれぞれの面が平坦面であり、該第1ないし第3吸着固定手段の光学フィルム走行部分に向かうそれぞれの面に吸着部が設けられ、
該第1貼付手段は、該所定位置に向かう下端部に第1接続テープがセットされ、該光学フィルムの幅方向に沿って水平に設けられるとともに、該所定位置に対して所定高さを有する第1ガイドレールを第1駆動源により移動可能であり、且つ、第3アクチュエータにより上下に沿って移動可能に構成され、
該台座は、「工」字形状に配置された第2ないし第4移動手段のそれぞれを、第2駆動源により、光学フィルム供給方向に沿って所定距離にわたり往復移動可能に、且つ、光学フィルムの幅方向に沿って幅距離だけ往復移動可能に構成され、
切断手段は、その水平光学フィルム走行部分へ向かう端部に光学フィルムを切断するカッターが設けられるとともに、第7アクチュエータにより上下に沿って昇降され、
第2貼付手段は、その水平光学フィルム走行部分へ向かう端部に第2接続テープが設けられるとともに、第3アクチュエータと同時に作動する第4アクチュエータにより上下に沿って昇降され、該第2ないし第4移動手段中の第2ガイドレールを第1駆動源と同時に作動する第2駆動源により移動可能である光学フィルムの接続装置。
該第1ないし第7アクチュエータのそれぞれは、エアシリンダー、油圧シリンダ、またはボールねじ機構であることが好ましい。
該移動手段は、コンベアベルト及びガイドレール機構、ボールねじ機構、ランクアンドピニオン機構のいずれかとモータとの組み合わせであることが好ましい。
該第2吸着固定手段の光学フィルム供給方向の上流側及び第3吸着固定手段の光学フィルム供給方向の下流側のそれぞれに、ガイドローラが設けられることが好ましい。
第2吸着固定手段の光学フィルム供給方向上流側における上方辺、及び第3吸着固定手段の光学フィルム供給方向下流側における上方辺に対してR加工されていることが好ましい。
光学フィルムの接続装置は、床面に立設したフレームと、フレームの床面から所定高さを有する位置に光学フィルムの幅方向に沿って片持ちばりの状態で水平に突出して配置された回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動モータと、を備える接続用光学フィルム先端巻取ユニットをさらに有することが好ましい。
この構成においては、該接続用光学フィルム先端巻取ユニットは、回転軸としてエアシャフトが使用され、エアシャフトの外周面にスプリングを介してさらにボールベアリングが装着され、該ボールベアリングを介してエアシャフトに着脱自由に設けられる巻き芯を備えることが好ましい。
また、該接続用光学フィルム先端巻取ユニットは、回転軸の外周面に複数の真空吸着穴が設けられ、回転軸の一端にエア吸引口が設けられ、切断された接続用の光学フィルムの先端を真空吸着して巻き取るための真空吸引ポンプをさらに備えることが好ましい。
該台座と該接続用光学フィルム先端巻取ユニットとの間には、切断された接続用の光学フィルムの回収排除方向に沿って複数のガイドローラが設けられることが好ましい。
本発明によれば、接続テープによる接続を、両面同時に行うとともに、切断された接続用の光学フィルムを確実に回収排除できる光学フィルムの接続装置を得ることができる。
従来の光学フィルムの接続装置の一例であって、運転停止の直後の状態を示す概略図である。 従来の光学フィルムの接続装置の一例であって、使用中の光学フィルム及び接続用の光学フィルムを切断する状態を示す概略図である。 従来の光学フィルムの接続装置の一例であって、切断された使用中の光学フィルムの巻取回収の状態、及び使用中の光学フィルムと接続用の光学フィルムとの接続状態を示す概略図である。 従来の光学フィルムの接続装置の一例であって、使用中の光学フィルム及び接続用の光学フィルムが接続されて走行運転再開の状態、及び切断された接続用光学フィルムの排除状態を示す概略図である。 本発明に係る光学フィルムの接続装置の構成を示す概略図である。 図5のA−Aから見た待機状態での2軸ターレットの構成を示す概略図である。 図5のB−Bから見た第1貼付手段を含む光学フィルムの接続装置の構成の一部を示す概略図である。 図5のC−Cから見た切断手段を含む光学フィルムの接続装置の構成の一部を示す概略図である。 図5のD−Dから見た接続用光学フィルム先端巻取ユニットの構成を示す概略図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作1を説明する図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作2を説明する図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作3を説明する図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作4を説明する図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作5を説明する図である。 本発明の光学フィルムの接続装置の動作6を説明する図である。 本発明の接続用光学フィルム先端巻取ユニットの構成を示す構成図である。 本発明の接続用光学フィルム先端巻取ユニットの他の構成を示す構成図である。 本発明の変形例の光学フィルムの接続装置の構成を示す概略図である。
以下、図5ないし図18を参照しながら本発明に係る光学フィルムの接続装置200に関して詳しく説明する。図面において、一点鎖線Lは切断及び接続の作業を行う基準水平線を示す仮想線である。なお、図面は、本発明の構成を説明するためのものであり、本発明の保護範囲を限定するものではない。例えば、符号はアルファベット及び数値を組み合わせて構成する場合もあるが、数値が順番や数量を限定することはない。また、同じアルファベットに異なる数値を組み合わせる場合、異なる要素を意味することではなく、同じ要素を意味する。
本発明の光学フィルムの接続装置200は、光学フィルム供給装置100における使用中の光学フィルムロールR1(以下、ロールR1と略称する)からの使用中の光学フィルムW1(以下、光学フィルムW1と略称する)の切断された端部と、光学フィルム供給装置100における接続用光学フィルムロールR2(以下、ロールR2と略称する)からの接続用の光学フィルムW2(以下、光学フィルムW2と略称する)の切断された端部とを第1及び第2接続テープT1,T2で接続する装置であり、図5に示すように、光学フィルム自動切換えユニット210及び接続用光学フィルム先端巻取ユニット220により構成される。
通常、図5に示すように、ロールR1からの光学フィルムW1は、ガイドローラG5と、一点鎖線Lで表示される光学フィルム供給方向に沿って所定距離離隔して配置されたガイドローラG1及びガイドローラG2とに案内されて次の工程、例えば延伸工程に搬送される。ここで、ロールR1からの光学フィルムW1は、ガイドローラG1及びガイドローラG2により、水平な光学フィルム走行部分を形成し、ガイドローラG1及びガイドローラG2それぞれのローラ軸(軸心)がガイドローラG5のローラ軸(軸心)と平行に、即ち、光学フィルム供給方向(図面において、左方から右方への水平方向)に対し垂直方向に設けられる。
光学フィルム供給装置100として、巻取軸が2軸である公知の2軸ターレット110を例に説明する。また、2軸ターレット110ではなく、特許文献1に公開の構成のように、ロールR1及びロールR2が別々に設けられた構成でもよい。
2軸ターレット110は、図5及び図6に示すように、中央軸線Oの回りに回転可能な円板111と、円板111の中央軸線Oを中心にする点対称位置の一方に、駆動モータM1の駆動により軸線O1回りに正逆回転可能に、かつ円板111から光学フィルム供給方向に垂直に突出して設けられた繰出軸OR1と、点対称位置の他方に、駆動モータM2の駆動により軸線O2回りに正逆回転可能に、かつ円板111から光学フィルム供給方向に垂直方向に突出して設けられた繰出軸OR2と、繰出軸OR1から時計回り方向に沿って所定間隔離隔し隣接して設けられるガイドローラG5と、繰出軸OR2から時計回り方向に沿って所定間隔離隔し隣接して設けられるガイドローラG4とを備える。ここで、駆動モータM1,M2は、正逆回転可能であればその種類を限定しない。また、ガイドローラG4,G5は、光学フィルムの搬送経路を形成するために用いられるものであり、必ず備えなければならない要素ではなく、省略してもよい。ここで、ガイドローラG4,G5は、それぞれのローラ軸が前記繰出軸OR1,OR2と平行に設けられる。即ち、ガイドローラG4,G5のローラ軸が、水平方向に沿って光学フィルム供給方向に垂直になる。
また、2軸ターレット110は、図示しないフレームに正逆回転可能に装着され、後述の光学フィルム自動切換え動作が終わると、人為的に回転されるか、又は自動的に回転されるように構成される。自動的な回転は駆動モータなどの手段によって行ってもよい。そして、ロールR1及びロールR2は、それぞれの中空状の巻き芯を対応する繰出軸OR1,OR2に装着することで、2軸ターレット110に予めセットされ、光学フィルムの供給を待機する。
なお、最初に、ロールR1及びロールR2が同時に、2軸ターレット110にセットされ、第1回目の光学フィルム自動切換え動作が終わった後に、後述のように、ロールR1における光学フィルムW1が所定長さ残ったことが判断された場合、ロールR2がセットされる。この判断は、作業者の目視によって行ってもよいし、センサーによって行ってもよい。
また、2軸ターレット110は、光学フィルムの供給中に、自由に回転することを防止するために、回転防止手段(図示せず)をさらに備えることが好ましい。
以下、図5−9を参照しながら光学フィルムの接続装置200の構成について詳しく説明する。
[光学フィルムの接続装置の構成]
<光学フィルム自動切換えユニット>
光学フィルム自動切換えユニット210は、ガイドローラG1及びガイドローラG2の間であって一点鎖線Lの上方に、即ち光学フィルム走行部分の上方に、切断接続用線P(所定位置)の真上に位置する光学フィルム貼付手段ZT1(以下、第1貼付手段ZT1と略称する)と、該第1貼付手段ZT1を挟むように光学フィルム供給方向の上流側及び下流側にそれぞれ配置される光学フィルム押え手段AY(以下、押さえ手段AYと略称する)及び光学フィルム吸着固定手段XG1(以下、第1吸着固定手段XG1と略称する)とが設けられ、さらに、ガイドローラG1及びガイドローラG2の間であって一点鎖線Lの下方に、即ち光学フィルム走行部分の下方に、供給する光学フィルムW1を挟むように、押さえ手段AY及び第1吸着固定手段XG1にそれぞれ対応する光学フィルム吸着固定手段XG2(以下、第2吸着固定手段XG2と略称する)及び光学フィルム吸着固定手段XG3(以下、第3吸着固定手段XG3と略称する)が設けられ、さらに、第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3の下方に、切断接続用線Pに対応する光学フィルム切断手段QD(以下、切断手段QDと略称する)及び光学フィルム貼付手段ZT2(以下、第2貼付手段ZT2と略称する)を装着した台座50が設けられ、第2貼付手段ZT2が切断手段QDに隣接して、光学フィルム供給方向の上流側又は下流側に配置されるように構成される。
なお、光学フィルム自動切換えユニット210は、第1貼付手段ZT1と、切断手段QD及び第2貼付手段ZT2装着する台座50との上下位置を交換した構成とされてもよい。即ち、第1貼付手段ZT1が一点鎖線Lの下方に、台座50が一点鎖線Lの上方に設けられてもよい。
・押え手段AY
押さえ手段AYは、後述のように、光学フィルムW1,W2の両方を切断する時、上昇させられた第2吸着固定手段XG2に当接して前記光学フィルムW1,W2の両方を動かないように固定する部材であり、光学フィルム走行部分の上方において、図7に示すように、光学フィルムW1の幅方向に沿って水平に設けられ、第1アクチュエータQG1により上下に沿って水平状態で移動可能に構成される。また、押さえ手段AYの光学フィルムの幅方向に沿う長さは、光学フィルムの幅より短くないほうが好ましい。そして、光学フィルムの順調な切断や接続の動作を考え、図5に示すように、押さえ手段AYの光学フィルムへの当接面が平坦面であることが好ましい。
なお、押さえ手段AYの材質、光学フィルムの幅方向における長さ以外のサイズ、或いは、断面図における形状などに対して特に制限はない。例えば、図5の断面図において、押さえ手段AYの形状が矩形状であるが、半円状や台形状であってもよい。
・第1吸着固定手段XG1
第1吸着固定手段XG1は、後述のように、光学フィルムW1,W2の両方を切断する時、及び切断された光学フィルムW1,W2の両方を接続する時、光学フィルムW1を吸着固定する部材であり、光学フィルム走行部分の上方において、図8に示すように、光学フィルムの幅方向に沿って水平に設けられ、第5アクチュエータQG5により上下に沿って水平状態で移動可能に構成される。また、第1吸着固定手段XG1の光学フィルムの幅方向に沿う長さは、光学フィルムの幅より短くないほうが好ましい。そして、光学フィルムW1を吸着固定するため、第1吸着固定手段XG1の光学フィルムW1を吸着固定する面が平坦面であり、また、当該面に複数の吸着孔(吸着部)又は複数の吸着ノズル(吸着部)が設けられる。なお、吸着固定形態として、ポンプによる真空吸着などの公知手段を採用することができる。また、第1吸着固定手段XG1の材質や、光学フィルムの幅方向における長さ以外のサイズや、断面図における形状などに対して特に限定しない。例えば、図5の断面図において、第1吸着固定手段XG1の形状が矩形状ですが、半円状や台形状であってもよい。
・第1貼付手段ZT1
第1貼付手段ZT1は、切断された光学フィルムW1の切断端部(第1吸着固定手段XG1側の端部)と、切断された光学フィルムW2の切断端部(第2吸着固定手段XG2側の端部)とを接続するように、切断接続用線Pに向かう下端部に第1接続テープT1がセットされている装置であり、図5に示すように、押さえ手段AY及び第1吸着固定手段XG1の間であって、切断接続用線Pの真上に配置される。また、第1貼付手段ZT1は、図7及び図8に示すように、光学フィルムW1の幅方向を跨って水平に設けられるとともに、切断接続用線Pに対して所定高度を有して設けられた第1移動手段GDY1を、光学フィルムW1の幅方向に沿って図面の左右方向に沿って移動可能に構成されるとともに、第3アクチュエータQG4により切断接続用線Pに対して上下移動可能に構成される。ここで、所定高度とは、待機状態で第1移動手段GDY1に吊り下げた第1貼付手段ZT1の下端部にセットされた第1接続テープT1が光学フィルムW1と接触しない程度の高さである。
また、第1貼付手段ZT1は、通常は、光学フィルムW1の幅方向の一方側(例えば、図7などの左方、即ち第4移動手段GDX2側)で待機し、接続動作を終わると復帰するように構成される。
そして、図5に示すように、待機状態での押さえ手段AY及び第1吸着固定手段XG1の下面が同一水平に位置するように配置されることが好ましいが、それぞれの高さに若干の差異があってもよい。
また、第1貼付手段ZT1は、その下端が、1点鎖線Lに対して押さえ手段AY及び第1吸着固定手段XG1の下面より、さらに離れるように図示されているがこれに限定しなく、同じ高さに位置してよい。言い換えると、待機状態での押さえ手段AY、第1吸着固定手段XG1及び第1貼付手段が、ロールR1から次工程への光学フィルム供給に邪魔しないように配置されればよい。
また、第1接続テープT1の第1貼付手段ZT1へのセット手段は、第1貼付手段ZT1が第1移動手段GDY1を移動しながら貼付動作ができる構成であれば特に限定しない。第1接続テープT1の種類も特に限定しなく、本分野で公知のものを採用すればよい。また、第1貼付手段ZT1を第1移動手段GDY1に沿って移動させる駆動源(第1駆動源)として、公知の機構を採用すればよいので、特に限定しない。
・第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3
第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3のそれぞれの構成は、前記第1吸着固定手段XG1と同じであることが好ましいが、ロールR2からの光学フィルムW2を後述の接続用光学フィルム先端巻取ユニット220に巻きかける時、光学フィルムW2への損傷を避けるため、第2吸着固定手段XG2の前記供給方向の上流側にガイドローラG6を、第3吸着固定手段XG3の前記供給方向の下流側にガイドローラG7をさらに設けることが好ましい。
そして、図面において、符号G3は、ロールR2からの光学フィルムW2を案内するガイドローラであり、省略してもよい。また、図18に示すように、光学フィルムW2への損傷を考え、第2吸着固定手段XG2の前記供給方向の上流側の上辺、及び第3吸着固定手段XG3の前記供給方向の下流側の上辺に対してR加工して、G6,G7を省略してもよい。
ここで、第2吸着固定手段XG2は第2アクチュエータQG2により、第3吸着固定手段XG3は第6アクチュエータQG6により上下に沿って水平状態で移動可能である。
・第2貼付手段ZT2及び切断手段QD
第2貼付手段ZT2及び切断手段QDは、前述のように、台車50に光学フィルム供給方向に沿って隣接して取り付けられ、台車50は上面図で床面に「工」字形状に配置された第2−4移動手段GDY2,GDX1,GDX2を、光学フィルム供給方向及び光学フィルムの幅方向に沿って移動可能に構成される。なお、台座50の第2−4移動手段GDY2,GDX1,GDX2に沿って移動する駆動源(第2駆動源)として、公知の機構を採用すればよいので、特に限定しない。
詳しくは、第3及び第4移動手段GDX1,GDX2は光学フィルム供給方向に沿って、光学フィルムの幅より大きい所定距離を挟んで平行に配置され、第2移動手段GDY2切断接続用線Pの真下に光学フィルムの幅方向に沿って第3及び第4移動手段GDX1,GDX2のそれぞれに接続される。
ここで、第2貼付手段ZT2は前述の第1貼付手段ZT1と同じに構成することが好ましいが、第4アクチュエータQG3により上下移動可能であり、光学フィルムW2に向ける先端部に第2接続テープT2を装着して構成される。また、切断手段QDは、第7アクチュエータQG7により上下移動可能に構成され、光学フィルムW2に向ける先端部にカッターNを装着して構成される。
そして、切断及び接続するときの台座50の移動を説明すると、前述のように、第1貼付手段ZT1が光学フィルムW1の幅方向の一方側(第4移動手段GDX2の側)に待機している場合、台座50が光学フィルムW1の幅方向の他方側(第3移動手段GDX1側)に待機していることが好ましい。この場合、前記光学フィルムW1,W2の両方が押さえ手段AY及び第1から第3吸着固定手段XG1−XG3に挟持されると、光学フィルムW1の幅方向の他方側に待機している台座50が第2移動手段GDY2に沿って前記一方側へ移動することで、第7アクチュエータQG7により前記光学フィルムW1,W2の両方に向けて上昇された切断手段QDにより前記光学フィルムW1,W2の両方を切断し、そして、切断手段QDが降下して復帰する同時に、押さえ手段AY及び第3吸着固定手段XG3も同時に復帰して、切断された光学フィルムW1及び光学フィルムW2を同時に開放するとともに、前記一方側に移動した台座50が第4移動手段GDX2を前記供給方向に沿って所定距離移動して、第2貼付手段ZT2を前記切断接続用線Pに位置合わせ、第2移動手段GDY2に沿って同じ側に待機している上方の第1貼付手段ZT1と同時に前記光学フィルムW1,W2の両方に向けて移動した後、第1吸着固定手段XG1及び第2吸着固定手段XG2にそれぞれ吸着固定されている、切断された光学フィルムW1の切断端部及び切断された光学フィルムW2の切断端部の表面及び裏面に対して第1及び第2接続テープT1,T2を同時に貼り付ける。
なお、第2貼付手段ZT2及び切断手段QDが同一の台座50に装着されなく、別々の台座50に装着してもよい。この場合、第2貼付手段ZT2及び第1貼付手段ZT1を光学フィルムの幅方向のある一方側に待機させるようにすればよい。
以上、上下移動用の第1−第7アクチュエータQG1−QG7として、エアシリンダや油圧シリンダや、ボールねじ機構などの、対象部材を上下移動可能にする公知機構を採用してもよい。また、図面において、第3、第4及び第7アクチュエータQG4,QG3,QG7はそれぞれ2つ設けられることが図示されるが、これに限定されなく、1つ又は2つ以上であってもよいし、また、第1、第2、第5及び第6アクチュエータQG1,QG2,QG5,QG6は両側に分けて設けられるがこれに限定されなく、中央部のみに設けられてもよい。そして、第1−第7アクチュエータQG1−QG7は、状況によって、それぞれの数量が異なってもよい。
また、第1−第4移動手段GDY1,GDY2,GDX1,GDX2として、公知のコンベアベルト及びガイドレール機構、ボールねじ機構、ランクアンドピニオン機構などとモータなどの駆動源を組み合わせたものを採用してもよい。
<接続用光学フィルム先端巻取ユニット>
図9に、図5のD−Dから見た接続用フィルム先端巻取ユニットの構成を示す。接続用光学フィルム先端巻取ユニット220は、光学フィルムW1が所定長さ残ると、ロールR2から光学フィルムW2を一点鎖線Lに沿って繰り出すとともに、押さえ手段AY及び第2吸着固定手段XG2との間、第1吸着固定手段XG1及び第3吸着固定手段XG3の間を通過して、その先端を巻取って置き、切断手段QDによる切断が終わると、続いて切断された光学フィルムW2を巻き取って回収する機構である。
接続用光学フィルム先端巻取ユニット220は、台座50を挟んで、光学フィルム供給装置100の反対側、即ち光学フィルム供給方向の下流側に配置され、床面に立設して固定されたフレームKJと、フレームKJの床面から所定高度を有する位置に、光学フィルムの幅方向に沿って片持ちばりの状態で水平に突出して配置された軸線O3回りに回転自在な回転軸OR3と、回転軸OR3を回転させるモータM3とを備えて構成される。ここで、回転軸OR3は、光学フィルムの幅方向に沿って水平に設けられる。
なお、フレームKJは、光学フィルムの幅方向におけるある一方側に立設してもよい。
以下、図16及び図17を参照して、接続用光学フィルム先端巻取ユニット220の詳しい構成を説明する。図16は、接続用光学フィルム先端巻取ユニット220の構成を示す構成図であり、図17は接続用光学フィルム先端巻取ユニット220の他の構成を示す構成図である。
本発明の場合、回転軸OR3には公知のエアーシャフトが用いられるが、図16に示すように、エアーシャフトには巻き芯JXが抜き取りやすくなるようさらにボールベアリングがスプリングを介して設置されている。
エアーシャフトの動作を簡単に説明すると、エアー注入口ZKからのエアー注入によりピストン(図示せず)を作動させて、ラグTQを回転軸OR3の外側へ押し出す。これによって、巻き芯JXの内側は、外側へ押し出されたラグTQによって押されることで回転軸OR3に固定される。エアーシャフト自体はフレームKJに固定された軸受けZCに装着され、エアーシャフと一体に形成されたプーリーDL1に、ベルトPDを介して駆動モータM3の回転力が伝送されて回転する。
なお、接続用光学フィルム先端巻取ユニット220の構成は図16に示された構成に限定されなく、駆動モータM3がその回転軸に設けられたプーリーDL2及びベルトPDを介さず、その回転力を直接回転軸OR3に伝送するように構成されてもよい。この場合、エアー注入口ZKを回転軸OR3の図面における左端に設けられればよい。また、プーリー及びベルトの代わりに、スプロケット及びチェーンを使ってもよい。そして、駆動モータM3も必ずフレームKJに対して回転軸OR3と同方側ではなく、反対側に配置してもよい。
他の変形例の構成として、図17に示すように、回転軸OR3の外周面に複数の真空吸着孔FKを設け、個別に配置された真空ポンプによりエアー吸引口XKからエアー吸引することで、光学フィルムW2の先端を巻き取ることができるように構成されてもよい。
そして、切断された光学フィルムW2の接続用光学フィルム先端巻取ユニット220への順調な巻取りを図るため、接続用光学フィルム先端巻取ユニット220と第3吸着固定手段XG3との間に、巻取速度を緩める複数のガイドローラを設けることが好ましい。なお、ガイドローラは図面における3つに限定しなく、2つ又は3つ以上であってもよく、配置形状も図面の三角形状に限定しない。
[光学フィルムの接続装置の動作]
以下、図10ないし 図15を参照しながら、光学フィルムの接続装置の動作を説明する。
まず、図10に示すように、ロールR1に所定長さの光学フィルムが残ると、光学フィルムW1の供給動作を一旦停止し、ロールR2を光学フィルム供給装置100の繰出軸OR2にセットし、ロールR2から繰り出される光学フィルムW2が、一点鎖線Lに沿って、ガイドローラG3、第2吸着固定手段XG2のガイドローラG6、及び第3吸着固定手段XG3のガイドローラG7に案内され、接続用光学フィルム先端巻取ユニット220に巻きかける。ロールR2から接続用光学フィルム先端巻取ユニット220への光学フィルムの巻取作動は、人が行っても良いし、光学フィルムのロール供給部に設置したセンサによって行っても良い。
次に、図11に示すように、第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3が光学フィルムW2を吸着しながら上昇し、一点鎖線Lまで上昇すると上昇移動を停止し、光学フィルムW2の吸着固定状態を維持する。そして、押さえ手段AY及び第1吸着固定手段XG1が一点鎖線Lまで降下する。この場合、押さえ手段AYが光学フィルムW1を第2吸着固定手段XG2に押し付けて固定し、また、第1吸着固定手段XG1が光学フィルムW1を吸着固定した状態で、光学フィルムW2を吸着固定した第3吸着固定手段XG3に当接する。よって、光学フィルムW1,W2が、押さえ手段AY及び第1から第3吸着固定手段XG1−XG3によって挟持固定され、切断及び接続準備が整える。
そして、図12に示すように、切断接続用線Pの真下に待機している、台車50の切断手段QDが第7アクチュエータによって光学フィルムW1,W2に向けて上昇されるとともに、カッターNが第2吸着固定手段XG2及び第3吸着固定手段XG3の間を移動することで、光学フィルムW1及び光学フィルムW2の両方を切断する。
次に、図13に示すように、第7アクチュエータQG7により切断手段QDが降下して復帰し、押さえ手段AYが上昇されるとともに、第3吸着固定手段XG3が降下されることで、切断された光学フィルムW1の固定が開放され、駆動モータM1の逆転による巻取りによってロールR1に巻き取られて回収され、また、第3吸着固定手段XG3も吸着固定を開放し、駆動モータM3の回転によって、切断された光学フィルムW2が接続用光学フィルム先端巻取ユニット220に巻き取られて回収される。この場合、第2吸着固定手段XG2によるロールR2側の切断された光学フィルムW2への吸着固定状態、及び第1吸着固定手段XG1による切断された光学フィルムW1への吸着固定状態が維持される。このように、予めロールR2からの光学フィルムW2の先端を接続用光学フィルム先端巻取ユニット220に巻きかけて置き、切断動作が終わると、駆動モータM3の回転によって切断された光学フィルムW2が確実に回収できる。
そして、図14に示すように、台車50が第4移動手段GDX2に沿って第2貼付手段ZT2が切断接続用線Pの真下に位置するように光学フィルム供給方向の下流側へ所定距離移動した後、一点鎖線Lの上方の第1貼付手段ZT1及び一点鎖線Lの下方の該第2貼付手段ZT2が同時に光学フィルムW1の切断部及び光学フィルムW2の切断部に向けて移動し、それぞれが同時に光学フィルムの幅方向に沿って移動しながら上方及び下方から第1及び第2接続テープT1,T2を貼りつける。
そして、図15に示すように、第1貼付手段ZT1が第3アクチュエータQG4によって上昇すると同時に、第2貼付手段ZT2も第4アクチュエータQG3によって降下され、そして、台車50が光学フィルム供給方向の上流側へ所定距離移動し、第2移動手段GDY2に沿って光学フィルムの他方側へ移動して次の切断工程を待機する。同時に、第1及び第2吸着固定手段XG1,XG2が吸着固定を開放し、接続された光学フィルムの挟持を開放し、2軸ターレット110が180°回転し、図5に示す状態になり、光学フィルムの供給を続ける。
本発明の光学フィルムの接続装置は、光学フィルムへの適用に限定しなく、光学フィルムのように薄い他のフィルムや紙などの連続供給にも適用できる。
1・・・光学フィルム保持手段
2・・・切断手段
4,4・・・押さえ手段
21・・・カッター刃
100・・・光学フィルム供給装置
110・・・2軸ターレット
200・・・光学フィルムの接続装置
220・・・先端巻取ユニット
G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7・・・ガイドローラ
R1・・・使用中のロール
R2・・・接続用光学フィルムロール
W1、W2・・・光学フィルム

Claims (9)

  1. 使用中の光学フィルム及び接続用の光学フィルムを、光学フィルム供給方向に沿う水平光学フィルム走行部分において切断し、前記光学フィルム供給方向の下流側の使用中の光学フィルムの切断端部と前記光学フィルム供給方向の上流側の接続用の光学フィルムの切断端部とを第1及び第2接続テープにより貼り付けて連続供給できるように構成された光学フィルムの接続装置であって、
    前記水平光学フィルム走行部分における所定位置の真上に設けられた第1貼付手段と、前記水平光学フィルム走行部分の上方で第1貼付手段を挟んで前記光学フィルム供給方向の上流側及び下流側に所定距離だけ離れて設けられた押え手段及び第1吸着固定手段と、前記水平光学フィルム走行部分の下方で、該押え手段及び該第1吸着固定手段にそれぞれ対応するように設けられた第2吸着固定手段及び第3吸着固定手段と、所定位置の真下に配置された切断手段及び該切断手段から所定距離だけ離れて隣接配置された第2貼付手段を装着した台座と、を備える光学フィルム自動切替えユニットを有し、
    前記押え手段及び前記第1ないし第3吸着固定手段は、光学フィルム幅方向に沿って水平に設けられ、それぞれの前記光学フィルム幅方向に沿う長さが光学フィルム幅より短くないように構成され、それぞれの対応する第1、第5、第2、第6アクチュエータにより上下に沿って水平状態で移動可能に構成され、前記水平光学フィルム走行部分に向かうそれぞれの面が平坦面であり、また、第1から第3吸着固定手段の光学フィルム走行部分に向かうそれぞれの面に吸着部が設けられ、
    前記第1貼付手段は、前記所定位置に向かう下端部に第1接続テープがセットされ、前記光学フィルム幅方向に沿って水平に設けられるとともに、前記所定位置に対して所定高さを有する第1移動手段を第1駆動源により移動可能であり、且つ、第3アクチュエータにより上下に沿って移動可能に構成され、
    前記台座は、「工」字形状に配置された第2ないし第4移動手段のそれぞれを、第2駆動源により、前記光学フィルム供給方向に沿って前記所定距離にわたり往復移動可能に、且つ、前記光学フィルム幅方向に沿って幅距離だけ往復移動可能に構成され、
    前記切断手段は、その前記水平光学フィルム走行部分へ向かう端部に光学フィルムを切断するカッターが設けられるとともに、第7アクチュエータにより上下に沿って昇降され、
    前記第2貼付手段は、その前記水平光学フィルム走行部分へ向かう端部に第2接続テープが設けられるとともに、第3アクチュエータと同時に作動する第4アクチュエータにより上下に沿って昇降され、前記第2ないし第4移動手段中の第2移動手段は、第1駆動源と同時に作動する第2駆動源により移動可能であることを特徴とする光学フィルムの接続装置。
  2. 前記第1ないし第7アクチュエータのそれぞれは、エアシリンダー、油圧シリンダ、またはボールねじ機構であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルムの接続装置。
  3. 前記移動手段は、コンベアベルト及びガイドレール機構、ボールねじ機構、ランクアンドピニオン機構のいずれかとモータとの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルムの接続装置。
  4. 前記第2吸着固定手段の前記光学フィルム供給方向の上流側に、及び前記第3吸着固定手段前の記光学フィルム供給方向の下流側にそれぞれガイドローラが設けられている請求項1に記載の光学フィルムの接続装置。
  5. 前記第2吸着固定手段の前記光学フィルム供給方向の上流側の上方辺、及び前記第3吸着固定手段の前記光学フィルム供給方向の下流側の上方辺に対してR加工されている請求項1に記載の光学フィルムの接続装置。
  6. 床面に立設したフレームと、フレームの床面から所定高さを有する位置に光学フィルムの幅方向に沿って片持ちばりの状態で水平に突出して配置された回転軸と、回転軸を回転する駆動モータと、を備えて構成される接続用光学フィルム先端巻取ユニットをさらに有する、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学フィルムの接続装置。
  7. 前記接続用光学フィルム先端巻取ユニットは、前記回転軸としてエアシャフトが使用され、エアシャフトの外周面にスプリングを介いてさらにボールベアリングが装着され、該ボールベアリングを介して前記エアシャフトに着脱自由に設けられる巻き芯を備えることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルムの接続装置。
  8. 前記接続用光学フィルム先端巻取ユニットは、前記回転軸の外周面に複数の真空吸着穴が設けられ、前記回転軸の一端にエア吸引口が設けられ、切断された前記接続用の光学フィルムの先端を真空吸着することで巻き取るための真空吸引ポンプをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルムの接続装置。
  9. 前記台座と前記接続用光学フィルム先端巻取ユニットとの間であって、切断された前記接続用の光学フィルムの回収排除方向に沿って複数のガイドローラが設けられている請求項7または8に記載の光学フィルムの接続装置。
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