JP3309602B2 - 自動テープ巻き装置 - Google Patents

自動テープ巻き装置

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JP3309602B2
JP3309602B2 JP29119394A JP29119394A JP3309602B2 JP 3309602 B2 JP3309602 B2 JP 3309602B2 JP 29119394 A JP29119394 A JP 29119394A JP 29119394 A JP29119394 A JP 29119394A JP 3309602 B2 JP3309602 B2 JP 3309602B2
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慶晃 西名
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
    • F16L58/16Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings the coating being in the form of a bandage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管ライニング工程中
に鋼管内部にライニングコートが侵入するのを防ぐため
に、鋼管ライニング前工程で回転せずに連続的に突き合
わせ状態で直列搬送される鋼管相互の突き合わせ部に粘
着テープを巻き付ける自動テープ巻き装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は、鋼管ライニング工程中に鋼管内
部にライニングコートが侵入するのを防ぐために、鋼管
ライニング前工程で回転せずに連続的に突き合わせ状態
で直列搬送される鋼管相互の突き合わせ部にテープを巻
き付ける実願平5−7052号公報に示されている従来
の自動テープ巻き装置を示す側面図、図7はその正面図
である。各図において、鋼管21aおよび21bは、鋼
管搬送ローラ(コンベヤ)20上に支持され、回転せず
に突き合わせ状態で直列搬送される。鋼管搬送コンベヤ
と平行に延設されたレール24上に自走可能な台車25
が設置され、台車上にテープ巻き装置本体が設置されて
いる。
【0003】テープ巻き装置本体は、台車上に立設され
たフレーム30と、フレーム30に取り付けられて垂直
平面上を回転可能な回転リング31と、回転リング31
上に設けられたテープ供給装置36とから構成されてい
る。テープ供給装置36は、テープリール38と、テー
プの引出し機構41、43、44、45、46、47
と、テープの鋼管外周面への貼付け機構48、49と、
テープ巻付け余長部の切断機構50から構成されてい
る。
【0004】テープ巻き作業は、鋼管21aおよび21
bの突き合わせ部を突き合わせ部検出手段23により検
出して、この検出結果に基づき、台車25をコンベヤ2
0と同期走行させ、同期走行時に台車20上の回転リン
グ31を回転させつつ、テープ供給装置36より鋼管突
き合わせ部外周面にテープ40を供給して貼り付け、さ
らに所定の貼り付けが完了するとテープ巻付け余長部を
切断することからなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動テープ巻き装置においては、テープ巻き装置本体が、
台車上に立設されたフレームと、フレームに取り付けら
れて垂直平面内を回転可能な回転リングと、回転リング
上に設けられたテープ供給装置とから構成され、さらに
テープ供給装置の駆動機構が回転リング上に設けられて
いる。回転リングはフレーム上を回転するだけであるか
ら、鋼管の外径が変わると鋼管の中心と回転リングの中
心との距離が変わり、テープ巻き作業中にテープの引出
し長さが伸縮し、テープ巻き作業中にテープのテープ張
力が変化し、巻付けが不均一になることがあった。さら
に回転リング上に多くの機構が搭載されているため、回
転リングが複雑になりまたその重量が増大した。
【0006】また、巻き始めのテープ先端の処理手段と
巻き終わり後の切断されたテープの先後端の処理手段が
なく、またテープ切断時にテープ張力が不足して切断作
業に支障がでることがあった。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、回転リング上に
設けた機構が簡素で、一連のテープ巻き作業を確実に行
なうことができる自動テープ巻き装置、さらには、これ
らに加えて、鋼管の外径が変わっても鋼管の中心と回転
リングの中心の距離が変わらず安定してテープ巻き作業
を行なうことのできるテープ巻き装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明に係わる同期走
行式自動テープ巻き装置は、 回転せずに直列搬送され
鋼管の突き合わせ部に粘着テープを巻付ける自動テー
プ巻き装置であって、(a)基台上に設けられ上下可能
フレームと(b)鋼管が通過可能な中心孔を有し、前
記フレーム上に垂直平面内で回転自在に支持された回転
リングと、(c)回転リング上に設けられ、鋼管外周面
へのテープ巻付け時にテープ張力を調整するための回転
抵抗力が調整可能である取付け軸を有するテープリール
と、(d)鋼管に臨ませて前記基台上に設けられ、鋼管
外周面へのテープ巻付け終了後に巻付け余長部を支持
し、さらに切断された該テープの端末を支持し、さらに
次のテープ巻付け時に、支持状態のテープの端末を鋼管
外周面へ押し付けるテープ吸着パット装置と、(e)鋼
管に臨ませて前記基台上に設けられ、鋼管外周面へのテ
ープ巻付け終了後に巻付け余長部を切断するテープ切断
装置と、(f)前記回転リング上で該回転リングの略半
径方向に移動可能に設けられ、テープ切断時に該テープ
に張力をあたえるアキユームローラと、(g)前記基台
上に設けられ、テープ巻付け終了時の回転リングの位置
においてアキュームローラを移動させるアキュームロー
ラ駆動手段とを有してなるものである。
【0009】 更に、上記構成に加え、巻付け余長部が
切断された時のテープの鋼管への未接着部を鋼管外面へ
押し付けるテープ端末押し付け機構を具備したことを特
徴とする自動テープ巻き装置である。
【0010】
【作用】請求項1にかかる発明においては、以下の一連
の動作によりテープの貼り付けが行なわれる。
【0011】(1)テープ貼り付け指令に基づき、テー
プ吸着パット装置は、テープ吸着パットを鋼管側に前進
させて、吸着しているテープ端末を鋼管突き合わせ部に
押しつけ、鋼管外面に貼り付ける。
【0012】(2)この状態で、回転リングを回転する
と同時に、テープ吸着パット装置がテープ吸着パットを
鋼管外面から離し、所定の退避位置に退避させる。
【0013】(3)回転リングの回転に伴い、テープは
テープリールより引き出され、鋼管突き合わせ部外面へ
のテープの巻付けが始まる。なお、テープ貼り付け力
は、テープリール取付け用軸心の回転抵抗力をあらかじ
め設定しておくことにより調整される。
【0014】(4)指定回数の回転後に、回転リングは
所定位置に停止する。回転リングの回転停止後、テープ
吸着パット装置は、テープ吸着パットを退避位置から鋼
管外面側に前進させ、テープの巻取り余長部を吸着す
る。
【0015】(5)つぎに、回転リング上のアキュムロ
ーラを移動させてテープのたるみをとると同時にテープ
の張力を大きくする。
【0016】(6)テープ切断装置は、テープ切断刃部
を鋼管外面側に前進し、テープの張力が大きくなった状
態でテープ切断刃部を作動させ、テープ巻付け余長部の
鋼管外面とテープ吸着パットの間を切断する。
【0017】(7)テープ切断後、テープを吸着したま
まのテープ吸着パットおよびテープ切刃部は、それぞれ
退避位置に退避する。
【0018】請求項2に記載の発明においては、さらに
この後、テープ端末押し付け機構が、切断されたテープ
端末の鋼管側を鋼管外周面へ押しつけ、その後鋼管外面
から離れ、待機位置まで後退する。
【0019】請求項3に記載の発明においては、上記の
一連の動作の開始前に、上下可動フレームを上下させて
鋼管の中心と回転リングの中心とを一致させる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わる同期走行式
自動テープ巻き装置の全体構成を示す側面図、図2は図
1の平面図、図3はその回転リング部分を拡大して示す
正面図、図4(a)〜(f)はそれぞれテープの巻き取
り作業が終了した時の各装置の動きを示す説明図,図5
はその制御部の構成を示すブロック図である。
【0021】各図において、20は鋼管を回転させずに
連続的に突き合わせ状態で直列搬送するローラ(コンベ
ア)、21a,21b,21cは鋼管、22は前記コン
ベア20の搬送速度を検出する例えばエンコーダからな
るコンベア速度検出器、23は前記コンベア20により
搬送される鋼管21a,21b,21c相互の突き合わ
せ部を所定位置にて検出する突き合わせ部検出手段であ
る。本実施例においては突き合わせ部検出手段23が、
鋼管に臨ませて所定位置に固定設置された透過型センサ
の投光ヘッド23aと受光ヘッド23b,およびセンサ
アンプから構成される。24は前記コンベア20の搬送
方向に沿って敷設されたレール、25はレール24上を
自走可能な走行台車、26は走行台車25を駆動する台
車駆動モータ、27は走行台車25の走行速度を検出す
る台車速度検出器である。本実施例においては台車速度
検出器27が台車駆動モータ26の出力軸に取り付けら
れたエンコーダ等から構成される。
【0022】28は走行台車25上に立設されたリニア
スライド機構を有する固定架台、40は鋼管に巻付けら
れるテープ、51はテープリール71に近接して設けら
れるテープ残量検出器、52は走行台車25が待機位置
にあることを検出するリミットスイッチ、53は走行台
車25が走行範囲を越えてオーバランしたことを検出す
るリミットスイッチ、54は走行台車25上に設置され
た制御装置である。
【0023】70は前記固定架台28上に設けられたリ
ニアスライド機構により支持され、後記回転リングの中
心孔よりも大きな中心孔を有する上下可動フレーム、7
1は前記コンベアにて搬送される鋼管21a,21bが
通過可能な中心孔を有し、上下可動フレーム70上に垂
直面内で回転自在に支持された回転リング、72a,7
2b,72c,72d,72e,72fは上下可動フレ
ーム70上に設けられ、回転リング71を回転自在に支
持するアイドルプーリ、73は前記上下可動フレーム上
に設けられ、後記のリング駆動歯車を駆動するリング駆
動モータ、74はリング駆動モータ73の出力軸に取り
付けられ、回転リング70を駆動するリング駆動歯車、
75は回転リングの回転量を検出するリング回転検出器
であり、本実施例ではエンコーダである。
【0024】76は走行台車24上に設けられたテープ
供給ユニット、77はテープを吸着するテープ吸着パッ
ト、78はテープ吸着パット77を鋼管搬送方向に対し
て前後、上下、および左右に駆動する吸着パット駆動シ
リンダ、79は該鋼管外周面へのテープ巻付け終了後に
巻付け余長部を切断するテープカッタ、80はテープカ
ッタ79をテープに垂直方向に駆動するカッタ駆動シリ
ンダ、91はテープ巻付け終了後に、巻付け余長部が切
断された時のテープの該鋼管への未接着端末部を鋼管外
周面へ貼り付けるテープ端末押さえ板、92はテープ端
末押さえ板91を駆動するテープ端末押さえ板駆動シリ
ンダである。
【0025】即ち、テープ供給ユニット76はテープ吸
着パット77と、吸着パット駆動シリンダ78と、テー
プカッタ79と、カッタ駆動シリンダ80と、テープ端
末押さえ板91と、テープ端末押さえ板駆動シリンダ9
2から構成される。
【0026】81は回転リング上に設けられ、前記鋼管
外周面へのテープ巻付け時にテープ張力を調整するため
の回転抵抗力が調整可能である後記の取付け軸を有する
テープリール、82は回転抵抗力が調整可能である取付
け軸、83は前記回転リング上で該回転リングの略半径
方向に移動可能に設けられ、テープ切断時に該テープに
張力をあたえるアキュムローラ、84は上下可動フレー
ム上に設けられ、回転リング上のアキュムローラ83を
駆動するアキュムローラ駆動シリンダ、85は走行台車
25上に設けられ、上下可動フレーム70を駆動するフ
レーム駆動モータである。
【0027】ここで本実施例の各部の動作を図4(a)
〜(f)について説明し、つぎに制御装置の働きについ
て説明する。
【0028】まず、回転リング71の中心が鋼管21
a,21b,21cの中心に一致するよう上下可動フレ
ーム昇降させる。鋼管は回転さずにコンベヤ20上を連
続的に突き合わせ状態で直列搬送される。このときコン
ベアの搬送速度はコンベア速度検出器22にて検出さ
れ、制御装置54に送られる。突き合わせ検出手段23
は所定位置に到達した鋼管の突き合わせ部を、管端の数
(2本)により判定し、鋼管相互の突き合わせ部が所定
位置に到達したことを制御装置54に知らせる。その後
制御装置54は本装置の各部に以下の動きを指令する。
【0029】1)制御装置54はコンベア速度検出器2
2からのコンベア速度と鋼管突き合わせ部検出手段23
の鋼管突き合わせ部検出結果から、鋼管突き合わせ部が
回転リング71が待機している基準位置に到達するまで
の時間を算出し、算出した時間経過後に走行台車25を
コンベヤ20と同期走行させる。(図4(a)に示す初
期状態)
【0030】2)走行台車がコンベヤと同期走行になる
と、吸着パットシリンダ78は、制御装置54からの鋼
管へのテープ貼り付け指令に基づき、テープ吸着パット
77を鋼管側に前進させて、吸着しているテープ端末を
鋼管突き合わせ部に押しつける。(図4(b)に示す貼
り付け状態)
【0031】3)回転リング71は、制御装置54から
の回転指令に基づいて始動したリング駆動モータ73の
回転により回転される。
【0032】4)同時に、吸着パット駆動シリンダ78
は、制御装置54からのテープ吸着パット退避指令に基
づいて、テープ吸着パット77を鋼管外面から離し、所
定の退避位置に退避させる。(図4(c)に示す巻き付
け状態)
【0033】5)ここで、回転リング71の回転に伴
い、テープリール81よりテープが引き出されるから、
鋼管突き合わせ部外面へのテープの巻付けが始まる。な
お、テープ貼り付け力は、テープリール取付け用軸心8
2の回転抵抗力をあらかじめ設定しておくことにより調
整される。(図4(c)に示す巻き付け状態)
【0034】6)リング回転数検出装置75の検出回転
数が指定回数に達すると、回転リング71は制御装置5
4からの回転停止指令に基づいて、所定位置に停止す
る。この時走行台車25は同期走行を継続している。
【0035】7)回転リング71の回転停止後、吸着パ
ット駆動シリンダ78は、制御装置54からのテープ吸
着指令に基づいて、テープ吸着パット77を退避位置か
ら鋼管外面側に前進させ、テープの巻き取り余長部を吸
着する。(図4(d)に示すテープ吸着状態)
【0036】8)つぎに、上下可動フレーム70上のア
キュムローラ駆動シリンダ74は、制御装置54からの
作動指令に基づいて作動し、回転リング71上のアキュ
ムローラ83を移動させてテープの張力を大きくする。
【0037】9)カッタ駆動シリンダ80は、制御装置
54からのテープ切断指令に基づいて、テープカッタ7
9を鋼管外面側に前進し、テープの張力が大きくなった
状態でテープカッタを作動させ、テープ巻付け余長部の
鋼管外面とテープ吸着パットの間を切断する。(図4
(e)に示すテープ切断状態)
【0038】10)テープ切断後、テープを吸着したま
まのテープ吸着パット77およびテープカッタ79は、
制御装置54からの退避指令に基づいて、それぞれ退避
位置に退避する。
【0039】11)さらに、走行台車25上のテープ端
末押し付け板91は、制御装置54のテープ端末押し付
け指令に基づき、切断されたテープの鋼管側未接着端末
を鋼管外周面へ貼り付け、所定の時間該テープ端末を鋼
管外面に押しつけ(図4(f)に示すテープ未接着端末
の鋼管外周面へ貼り付け状態)その後鋼管外面から離
れ、待機位置まで後退する。(図4(a)に示す初期状
態)
【0040】12)制御装置54は、テープ端末の鋼管
への押しつけが終了したところで、はじめて走行台車に
停止待機命令を発する。
【0041】13)そして走行台車25は、制御装置5
4からの停止待機指令に基づいて、停止し、さらに所定
の待機位置にまで後退し、次の走行指令が入力されるま
で待機する。
【0042】以上の工程により突き合わせ部のテープの
巻付けが完了する。そして次の突き合わせ部が検出され
ると、上記1)工程から再開される。
【0043】制御装置54は、図5に示すように、同期
信号出力部55、走行台車コントローラ56、テープ巻
付けコントローラ57の3つの制御部から構成される。
ここで各制御部の働きについて説明する。
【0044】同期信号出力部55は、 a)前記コンベア速度検出器22が検出したコンベア速
度と前突き合わせ部検出段23が検出した結果に基づい
て、同期信号を出力する。
【0045】走行台車コントローラ56は、 b)同期信号出力部55から同期信号が出力されると、
コンベア速度検出器からのコンベア速度と鋼管突き合わ
せ部検出手段の鋼管突き合わせ部検出結果から、鋼管突
き合わせ部が回転リング71の待機している待機位置に
到達するまでの時間を算出し、 c)算出した時間経過後に台車駆動モータ26を駆動さ
せ、走行台車25の待機位置からの走行を開始させコン
ベヤと同期走行させる。 d)走行開始時における鋼管突き合わせ部と回転リング
との位置ずれは、あらかじめ設定してある速度テーブル
に基づく加減速制御により補正する。
【0046】e)コンベヤと同じ速度の走行に入ると、
同期走行に入ったことをテープ巻付けコントローラ57
に知らせる。 f)さらに、テープ巻付け完了の信号が入力(後記工程
mよりつながる)されると、台車駆動モータ26を 停
止させ、次に逆回転させて走行台車25を待機位置方向
へ走行させる。 g)走行台車25が待機位置にあることを検出するリミ
ットスイッチ52から信号が入力すると、走行台車を停
止させる。また、オーバランしたことを検出するリミッ
トスイッチ53から信号が入力すると、走行台車25を
停止させ、図示しない報知手段に警報を発するよう指令
する。
【0047】テープ巻付けコントローラ57は、 h)同期信号出力部55から同期信号が入力され、その
後走行台車コントローラ56から同期走行に入ったこと
を知らせる信号が入力されると、テープ吸着パット77
を鋼管の真下に移動させ、さらに上下に駆動するシリン
ダを駆動しテープ吸着パットを鋼管側に上昇させ、テー
プを鋼管に貼り付ける。(図4(b)に示す貼り付け状
態) i)つぎに、リング駆動モータを駆動させて回転リング
71を回転させると共に、テープ吸着パット77を鋼管
から遠ざける。このときテープ吸着パットは下降し、鋼
管の搬送方向に対し逆方向に後退し、さらに水平面内で
後退し、鋼管へのテープ巻き作業に支障のない待機位置
にて停止する。(図4(c)に示す巻付け状態)
【0048】j)そして、リング回転検出器75により
検出されるリング回転量に基づいて鋼管外周へのテープ
巻き数を判定し、指定巻き数に達すると回転リング71
は所定の原点位置にて停止させられる。 k)そして、吸着パット77を前進させ、上昇させテー
プを吸着させると共に(図4(d)に示すテープ吸着状
態))、アキュムローラ73を移動させてテープの張力
を大きくし、テープの張力が大きくなった状態でテープ
カッタ79を作動させテープ巻付け余長部を切断する。
(図4(e)に示すテープ切断状態))、 l)切断終了後、アキュムローラ73を元の位置に戻
し、吸着パット77をテープを吸着した状態で下降さ
せ、テープカッタ79を後退させ、それぞれ待機位置に
退避させ。
【0049】m)さらに、テープ端末押さえ板91を前
進させ、テープの未接着端末を鋼管外面に所定時間押し
つけた後(図4(f)に示すテープ未接着端末の鋼管外
周面への貼り付け状態)、待機位置まで後退させる。そ
して、前記走行台車コントローラ56にテープ巻き完了
信号を出力して(前記工程fにつながる)、次回のテー
プ巻き開始信号の入力待ち状態とする。(図4(a)に
示す初期状態)
【0050】
【発明の効果】請求項1にかかる発明においては、回転
リング上にはテープリールとアキュムローラのみを搭載
し、切断機構、張り付け機構、テープ保持機構、アキュ
ームローラ駆動機構等は、すべて基台上に設けたので、
回転リングは簡素で軽量になり、さらに回転リングの支
持機構が簡素で軽量になり、さらに回転リングへの電力
や油圧、空気圧等の動力および信号の伝達が不要になる
という効果がある。また、アキュムローラを回転リング
上に設け、アキュムローラを作動させて テープの張力
が大きくなった状態でテープ切断装置を作動させるか
ら、テープ切断作業が確実になる。更に、テープ吸着パ
ット装置を有するので、テープの端末処理が確実にな
る。
【0051】請求項2にかかる発明においては、上記に
加え、基台上に設けられたテープ端末押し付け機構が、
切断されたテープ端末の鋼管側を鋼管外周面へ押しつけ
て張り付けるので、鋼管外周面上にテープの未接着端末
が突き出すことがなく、テープ未接着端末押しつけ作業
が不要になるという効果がある。
【0052】請求項3にかかる発明においては、これら
に加え、上下可動フレーム上に回転リングを設けたの
で、鋼管の外径が変わっても鋼管の中心と回転リングの
中心を合わせることができ、テープ巻き作業中のテープ
のテープ張力が一定となって、巻付けが均一になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる同期走行式自動テー
プ巻き装置の全体構成を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の回転リング部分を拡大して示す正面図で
ある。
【図4】図3のテープ供給ユニットの各部の動きを示す
説明図であり、(a)は初期状態、(b)は貼り付け状
態、(c)は巻付け状態、(d)はテープ吸着状態、
(e)はテープ切断状態、(f)はテープ未接着端末の
鋼管外面への貼り付け状態である。
【図5】本発明の一実施例に係わる同期走行式自動テー
プ巻き装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の同期走行式自動テープ巻き装置の全体構
成を示す側面図である。
【図7】図6の正面図である。
【符号の説明】
20 鋼管搬送ローラ(コンベア) 21a,21b,21c 鋼管 25 走行台車 28 固定架台 54 制御装置 70 上下可動フレーム 71 回転リング 73 リング駆動モータ 76 テープ供給ユニット 77 テープ吸着パット 79 テープカッタ 81 テープリール 83 アキュムローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−182435(JP,A) 特開 昭56−106822(JP,A) 特開 平8−119232(JP,A) 実開 平6−64853(JP,U) 実公 平5−21857(JP,Y2) 実公 昭59−35352(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 B65H 81/06 - 81/08 F16L 58/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転せずに直列搬送される鋼管の突き合
    わせ部に粘着テープを巻付ける自動テープ巻き装置であ
    って、(a)基台上に設けられ上下可能なフレームと
    (b)鋼管が通過可能な中心孔を有し、前記フレーム上
    に垂直平面内で回転自在に支持された回転リングと、
    (c)回転リング上に設けられ、鋼管外周面へのテープ
    巻付け時にテープ張力を調整するための回転抵抗力が調
    整可能である取付け軸を有するテープリールと、(d)
    鋼管に臨ませて前記基台上に設けられ、鋼管外周面への
    テープ巻付け終了後に巻付け余長部を支持し、さらに切
    断された該テープの端末を支持し、さらに次のテープ巻
    付け時に、支持状態のテープの端末を鋼管外周面へ押し
    付けるテープ吸着パット装置と、(e)鋼管に臨ませて
    前記基台上に設けられ、鋼管外周面へのテープ巻付け終
    了後に巻付け余長部を切断するテープ切断装置と、
    (f)前記回転リング上で該回転リングの略半径方向に
    移動可能に設けられ、テープ切断時に該テープに張力を
    あたえるアキユームローラと、(g)前記基台上に設け
    られ、テープ巻付け終了時の回転リングの位置において
    アキュームローラを移動させるアキュームローラ駆動手
    段とを有してなる自動テープ巻き装置。
  2. 【請求項2】 巻付け余長部が切断された時のテープの
    鋼管への未接着部を鋼管外面へ押し付けるテープ端末押
    し付け機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の
    自動テープ巻き装置。
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