JP2016078516A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鞍乗型車両に搭載された工具箱の使い勝手を改善する。
【解決手段】 工具箱20が、工具を収納する収納空間31を有するケース30、ケース30の開口32を開閉するカバー50、及びカバーをケース30に角変位に連結して角変位によりカバー50に開閉動作を行わせるヒンジ機構60、を有する。ケース30は、収納空間31の深さ方向がケース30の長手方向と異なる方向となり且つ開口32が長手方向に沿って延びるように形成される。ヒンジ機構60の軸線が車幅方向に向けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、工具箱を備える鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両が、工具を収納するケースと、ケースに枢結されてケースの開口を通常閉鎖するカバーとを有する工具箱を装備することがある。特許文献1では、ケースが車長方向に長尺であり、開口が後方に向けられている。
実公昭62−44871号公報
上記構成によれば、開口が狭くケースの内部空間が深いので、工具の取出し及び収納が煩わしくなる。
本発明は、鞍乗型車両に装備される工具箱の使い勝手を改善することを目的とする。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、工具を収納する収納空間を有するケース、前記ケースの開口を開閉するカバー、及び前記カバーを前記ケースに角変位可能に連結して角変位により前記カバーに開閉動作を行わせるヒンジ機構を有する工具箱を備え、前記ケースは、前記収納空間の深さ方向が前記ケースの長手方向と異なる方向となり且つ前記開口が前記長手方向に沿って延びるように形成され、前記ヒンジ機構の軸線が車幅方向に向けられている。
前記構成によれば、深さ方向が長手方向と異なり、開口がその長手方向に沿って延びるので、収納空間の容積に対する開口の面積が大きい。よって、工具の取出し及び収納を行いやすい。開口が広がれば、それを開閉するカバーも大きくなる。しかし、ヒンジ機構の軸線が車幅方向に向けられるので、カバーの角変位により開口を解放した時にカバーが車幅方向に突出してくることはない。よって、取り出した工具を用いて整備を行いやすい。
本発明によれば、鞍乗型車両に装備される工具箱の使い勝手を改善できる。
実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 図3Aは車体フレーム及びステーの分解斜視図、図3Bは工具箱の分解斜視図である。 図4Aは工具箱の側断面図、図4Bは図4AのB−B線に沿った断面図、図4Cは図4AのC−C線に沿った断面図である。 図5Aは拘束具の側面図、図5Bは拘束具の平面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。同一の又は対応する要素には全図を通じて同一の符号を付して重複する詳細な説明を省略する。車長方向は運転者から見る前後方向と対応し、車幅方向は運転者から見る左右方向と対応する。車幅内方は車幅方向において鞍乗型車両の車幅中心線に近い方向であり、車幅外方は車幅方向においてこの車幅中心線から遠い方向である。
図1に示す自動二輪車は、鞍乗型車両(以下、単に「車両」という場合もある)100の好適な一例である。車両100は、車体フレーム1及び工具箱20を備える。車体フレーム1は、ヘッドパイプ2、左右のメインフレーム3、左右のピボットブラケット4、左右のシートフレーム5、及び左右のロアシートフレーム6を含む。
ヘッドパイプ2は、車体フレーム1の前端部に設けられ、車幅中心線上に配置される。左右のメインフレーム3は、ヘッドパイプ2から左右に分かれて下傾しつつ後方へ延びる。左ピボットブラケット4は、左メインフレーム3の後端部から下方へ延びる。左シートフレーム5は、左メインフレーム3の車長方向中間部から上傾しつつ後方へ延びる。左ロアシートフレーム6は、左ピボットブラケット4から後傾しつつ上方へ延び、左シートフレーム5の車長方向中間部に接続される。詳細図示を省略するが、右ピボットブラケット、右シートフレーム、及び右ロアシートフレームも同様に構成される。
前輪11が、ヘッドパイプ2に支持されたステアリング軸(図示せず)と連結されたフロントフォーク12に支持される。後輪13が、その前端部がピボットブラケット4に揺動可能に支持されたスイングアーム14の後端部に支持される。エンジン15が、メインフレーム3の下方且つピボットブラケット4の前方に配置される。燃料タンク16が、メインフレーム3上に支持される。シート17が、シートフレーム5上に支持される。
排気マフラ18、キャニスタ19及び工具箱20は、シート17の下方且つ後輪13の上方に配置される。排気マフラ18は、エンジン15の排気系を構成し、排気音を緩和する。キャニスタ19は、エンジン15の燃料系を構成し、燃料タンク16からの蒸散ガス(燃料)を吸着材(例えば、活性炭)で吸着し、蒸散ガスが大気に放出されるのを防止する。工具箱20は、車幅方向において車幅中心線を基準にして排気マフラ18とは反対側に配置され、キャニスタ19とは同じ側に配置される(例えば、排気マフラ18が車幅中心線よりも右側、キャニスタ19及び工具箱20が車幅中心線よりも左側)。
工具箱20は、工具(例えば、ねじ回し、レンチ及び六角棒レンチ)を収納する。工具は、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンのような樹脂製の袋21に入れられた状態で、工具箱20に纏まって収納される。車両100の利用者は、工具を用いて車両100のいくつかの部品を分解し、車両100を例えば応急的に整備し、分解された部品を再組立できる。工具箱20の容量が許せば、利用者は、自身が準備した他の部品を工具と共に工具箱20に収納できる。
図2及び3Aに示すように、工具箱20は、ステー80を介して車体フレーム1に連結される。車体フレーム1は、左右の補強部材7を含む。左補強部材7は、側面視逆V状に形成され、左シートフレーム5と左ロアシートフレーム6との接続部位に設けられる。左補強部材7は、下方から左シートフレーム5に当たって後方から左ロアシートフレーム6に当たった状態で左シートフレーム5及び左ロアシートフレーム6に固定される。詳細図示を省略するが、右補強部材も同様に構成される。
ステー80は、例えば鋼板及び鋼管を溶接することで製作される。ステー80は、第1フランジ81及び第2フランジ82を有する。第1フランジ81は、対応するロアシートフレーム6(例えば、左ロアシートフレーム)に溶接されたブラケット6aに車幅外方から当てられ、第2フランジ82は、左右の補強部材7の一方(例えば、左補強部材)のうち、対応するシートフレーム5(例えば、左シートフレーム)に下から当接する部位に下から当てられる。ステー80は、車幅外方から第1フランジ81及びブラケット6aに挿入されるボルト91、及び下から第2フランジ82及び補強部材7に挿入されるボルト92で、車体フレーム1に連結される(図3Aを参照)。
ステー80は、工具箱20とは異なる装置の一例としてキャニスタ19が取り付けられるデバイスマウント83と、工具箱20が取り付けられる取付壁84を有する。ステー80が車体フレーム1に連結された状態で、取付壁84は、左シートフレーム5よりも下方且つ左ロアシートフレーム6よりも後方に配置される(図2を参照)。取付壁84は、ケース30が重ねられる平坦な取付面85を形成する。取付壁84には固定具係合穴86が形成されており、固定具係合穴86は取付面85で開口している(図3Aを参照)。
図3B、4A−C及び5A−Bを参照して工具箱20について説明する。工具箱20は、ケース30、カバー50、ヒンジ機構60(特に、図3B、4A及び4Bを参照)、ロック機構65(特に、図3B及び4Aを参照)、及び拘束機構70(特に、図3B、4A、4C、5A及び5Bを参照)を備えている。
ケース30は、工具(袋21)を収納する収納空間31を有する。カバー50は、ケース30の開口32を開閉する。ヒンジ機構60は、カバー50をケース30に角変位可能に連結する。カバー50は、角変位することで開閉動作を行える。ロック機構65は、開口32を閉鎖している状態にカバー50を保持する。通常、開口32はロック機構65の作用で閉鎖される。拘束機構70は、収納空間31に収納された工具(袋21)をケース30に拘束する。
ケース30は、一例としてポリプロピレンのような合成樹脂の一体成形により製作されるが、材質及び製法はこれに限定されない。ケース30は、底壁33、左右の側壁34,35、第1ロック壁36、及び第1ヒンジ壁37を有する。収納空間31は、壁33−37に囲まれて形成され、開口32は、壁34−37の端縁により規定される。壁33−37は、収納空間31に臨む内面、及びその反対側の外面を有する。底壁33は,収納空間31の深さ方向において開口32とは反対側で収納空間31を規定する。壁34−37は底壁33から概略垂直、すなわち深さ方向に延びる。側壁34,35は概略平行である。壁36,37は概略平行であって側壁34,35と概略垂直である。
ケース30は、壁36,37が向き合う方向に長尺で、収納空間31の深さ方向(開口32から底壁33に向かう方向)は、ケース30の長手方向と異なる方向である。開口32は、ケース30の長手方向に沿って延びている。開口32は、概略長方形状に形成され、開口32の長辺縁がケース30の長手方向に向けられる。開口32の短辺縁の長さ(左右の側壁34,35の対向間隔)は、収納空間31の深さと略同じである。
ケース30は、底壁33を貫通する固定具挿通穴38を有する。底壁33は、外面から突出する円筒部39を有し、固定具挿通穴38は円筒部39を貫通している。円筒部39の外底面は、深さ方向において底壁33の外面を基準にして開口32と反対側に位置し、円筒部39の内底面は、深さ方向において底壁33の内面を基準にして開口32と反対側に位置する。円筒部39が設けられることで、底壁33は、内面を部分的に凹ませた凹部40を有する。
ケース30は、底壁33の外面を取付面85に重ねた状態で、収納空間31の内側から円筒部39に挿通される固定具89でステー80に固定される。なお、固定具挿通穴38にはフランジ付きのカラー88が挿し込まれ、カラー88のフランジが円筒部39の内底面に着座する。固定具89は、例えば頭部89aを有する金属製ボルトである。固定具89の軸部は、固定具挿通穴38に挿し込まれたカラー88に挿通され、固定具係合穴86と螺合する。頭部89aは、カラー88のフランジ上に締め付けられ、凹部40に収容される。凹部40の深さ(底壁33の内面から円筒部39の内底面までの距離)は、カラー88のフランジの高さ及び頭部89aの高さの和よりも大きい。
側壁34,35には、車幅方向外側(例えば、左側)で収納空間31を規定する外側壁34と、車幅方向内側(例えば、右側)で収納空間31を規定する内側壁35とが含まれる。側壁34,35は、底壁33の外面よりも深さ方向において開口32とは反対側に突出する突出部41,42を有し、底壁33及び側壁34,35が、H状の断面を形成する(図4Cを参照)。取付壁84は、左右の突出部41,42の間に収まる。このため、鞍乗型車両100を車幅外方から見たとき、取付壁84は外側壁34の突出部41で覆われる(図2及び4Cを参照)。
カバー50は、一例としてポリプロピレンのような合成樹脂の一体成形により製作されるが、材質及び製法はこれに限定されない。カバー50は、蓋壁51、左右の側壁52,53、第2ロック壁54、及び第2ヒンジ壁55を有する。カバー50は、壁51−55で囲まれて形成される拡張空間56を有し、壁51−55は、拡張空間56に臨む内面、及びその反対側の外面を有する。壁52−55は蓋壁51から拡張空間56の深さ方向に延びる。側壁52,53は概略平行であり、第2ロック壁54は側壁52,53と概略垂直である。側壁52,53には、車幅方向外側に位置する外側壁52と、車幅方向内側に位置する内側壁53とが含まれる。
ヒンジ機構60は、ケース30に設けられた左右一対のフランジ61a,61b、カバー50に設けられた左右一対のフランジ62a,62b、フランジ61a,61b,62a,62bに挿通されるピン63、及びピン63に取り付けられるサークリップ64を有する。フランジ61a,61bは、第1ヒンジ壁37の外面から突出するように設けられている。フランジ62a,62bは、第2ヒンジ壁55の内面から突出するように設けられ、拡張空間56から飛び出している。
一例として、フランジ61a,61bの内面間隔は、フランジ62a,62bの外面間隔と概略等しく、フランジ62a,62bはフランジ61a,61bの間に配置される(図4Bを参照)。左フランジ62aは左フランジ61aに車幅内方から当接し、右フランジ62bは右フランジ61bに車幅外方から当接する。ピン63が、左フランジ61a、左フランジ62a、右フランジ62b、及び右フランジ61bに順次挿通される。ピン63の一端部が左フランジ61aの外面に突き当てられ、ピン63の他端部が右フランジ61bから右方に突出する。サークリップ64がピン63の他端部に装着される。これにより、ピン63の脱落を防止でき、カバー50が、車幅方向に向けられたピン63の中心軸線の周りに角変位可能にケース30に連結される。ただし、ケース30に設けられた一対のフランジが、カバー50に設けられた一対のフランジの間に配置されてもよい。
カバー50が閉鎖位置にあるとき、ケース30の開口32が閉鎖される(図2を参照)。側壁52,53の端縁が側壁34,35の端縁と当接する(図4Cを参照)。第1ヒンジ壁37が、第2ヒンジ壁55及びフランジ62a,62bに内側から覆い被さる(図4Aを参照)。第2ヒンジ壁55の外面がケース30の第1ヒンジ壁37の内面と重なるように、ヒンジ壁37,55が重なり合う(図4Aを参照)。これにより、収納空間31が、拡張空間56と合わさった状態で密閉される(図2、4A及び4Cを参照)。
ロック機構65は、ロック壁36,54に挿し込まれる挿込み具66を備える。どちらのロック壁36,54も貫通穴67,68を有する。カバー50が閉鎖位置にあるときに、貫通穴67,68同士がロック壁36,54の壁重合方向に連通する。挿込み具66は、例えば樹脂製プッシュリベットで構成される。挿込み具66は、第1ロック壁36及び第2ロック壁54に順次挿通され、その頭部が押圧操作される。これにより、2つのロック壁36,54が取外し可能に結合され、カバー50が閉鎖位置に保持される。挿込み具66の頭部を再度押圧操作することで、鋲結状態が解除される。これにより、挿込み具66を抜き取ってロック機構65による保持を解除できる。
拘束機構70は、ケース30の外側壁34に設けられた外側係止部71、ケース30の内側壁35に設けられた内側係止部72、及び外側係止部71及び内側係止部72に係止される拘束具73を備える(図3B及び4Cを参照)。外側係止部71は、外側壁34の内面に設けられている。内側係止部72は、内側壁35の外面に設けられている。外側係止部71は、鉤爪状に形成され、外側壁34の内面から車幅方向内方に突出し、深さ方向において底壁33が配置されている側に折れ曲げられている。内側係止部72も同様である。
拘束具73は、バンド73a、バンド73aの一端部に取り付けられた第1フック73b、及びバンド73aの他端部に取り付けられた第2フック73cを有する(図4C、5A及び5Bを参照)。バンド73aは、例えばクロロプレンゴムなどのエラストマー製で、伸縮可能である。バンド73aは、第2フック73cよりも先端側に摘み73dを形成している(図3B、5A及び5Bを参照)。
利用者は、ロック機構65による保持が解除されてカバー50が開口32を開放している状態で、拘束機構70で収納空間31に収納された袋21をケース30に拘束する作業、及び拘束機構70による拘束を解く作業を行える。拘束する際、先ず、袋21を収納空間31に収納する。袋21は開口32を通して収納空間31から部分的に溢れた状態となる(ただし、カバー50を閉鎖すれば収納空間31と連通した拡張空間56内に収納される)。バンド73aの一端部を収納空間31に挿し入れ、第1フック73bを外側係止部71に係止する。次に、摘み73dを摘まみ、バンド73aが袋21の外側を通って他端部が内側壁35よりも車幅内方に達するようにバンド73aを伸長させ、第2フック73cを内側係止部72に係止させる。袋21はバンド73aの弾発力で底壁33に押し付けられるようにしてケース30に拘束される。拘束を解く際には、摘み73dを摘まんで第2フック73cを内側係止部72から解放すればよい。これにより、袋21を収納空間31から容易に抜き取ることができる。
カバー50を閉鎖位置に移動させるとき、カバー50の内側壁53の端縁はケース30の内側壁35の端縁と当接する一方、拘束具73は、ケース30の開口32を通って収納空間31の内から外に出て内側係止部72に係止される。そこで、カバー50の内側壁53は、端縁から部分的に切り欠かれた切欠き部53aを有している(図4Cを参照)。拘束具73は切欠き部53aを通過して収納空間31の外へ出ることを許容される。
以上に説明した鞍乗型車両100においては、ケース30は、収納空間31の深さ方向がケース30の長手方向と異なる方向となり且つ開口32がこの長手方向に沿って延びるように形成されている。ヒンジ機構60の軸線(例えば、ピン63の中心軸線)は、車幅方向に向けられている。
この構成を採用したことにより、収納空間31の容積に対する開口32の面積が大きくなり、工具の取出し及び収納を行いやすい。開口32が広がると、それを開閉するカバー50も大きくなる傾向にある。しかし、ヒンジ機構60の軸線が車幅方向に向けられているので、カバー50の角変位により開口32を開放したときにカバー50が車幅方向に突出してくることはない。したがって、取り出された工具を用いて整備を行いやすい。
車両100が、工具箱20が取り付けられる取付面85を有するステー80を備える。ケース30が、深さ方向において開口32と反対側で収納空間31を規定する底壁33を有する。ケース30が、底壁33の外面を取付面85に重ねた状態で収納空間31の中から底壁33に挿通される固定具89でステー80に固定される。これにより、固定具89が収納空間31に隠されるので、固定具89を隠す部材を別途設けなくても、車両100の美観を保てる。また、固定具を通すためのフランジを外面に設けたケースと比べて、ケース30の外形状が平滑になる。そのため、収納空間31の容積に対する工具箱20の外寸が小さくなるし、工具箱20の配置箇所について選択自由度が高くなる。
ステー80は、取付面85を形成する取付壁84を有する。ケース30は、車幅方向外側で収納空間31を規定する外側壁34を有する。外側壁34は、底壁33の外面よりも深さ方向において開口32と反対側に突出する突出部41を有する。取付壁84は、車幅外方から見て突出部41で覆われる。これにより、取付壁84の露出を抑制でき、ステー80を用いて工具箱20の配置自由度を保ちつつ工具箱20を車体フレーム1に強固に連結することと、車両の美観を保つこととを両立できる。なお、ステー80のうち突出部41で覆いきれない部分(例えば、第2フランジ82、デバイスマウント83、キャニスタ19など)については、工具箱20と隣接して配置される車両100のサイドカバー93(図2及び4Cを参照)で隠される。
底壁33は、底壁33の内面を部分的に凹ませた凹部40を有し、固定具89は頭部89aを有するボルトであり、頭部89aが凹部40に収容される。これにより、工具を袋21に入れた状態で収納空間31に収納する場合に、袋21は凹部40周囲の底壁33の内面と当接するにしても、凹部40に収容されたボルトとは干渉しにくくなる。固定具89を収納空間31で隠しつつ、袋21の損傷を抑制できる。袋21が低強度でも寿命を保てるので、袋21の材料及び寸法について選択自由度が高くなる。
2つの固定具挿通穴38及び2つの円筒部39がケース30の長手方向に離れて形成されている。このため、ケース30を長手方向に離れた2点でステー80に当てることができ、ケース30を長手方向に離れた2点でステー80に固定できる。このため、工具箱20をステー80に安定的に取り付けることができる。取付壁84及び取付面85は、ケース30の長手方向においてフランジ81,82の間に配置される。このため、ステー80に取り付けられた工具箱20を車体フレーム1に安定的に連結できる。
ステー80には、工具箱20とは異なる装置の一例としてキャニスタ19が取り付けられている。キャニスタ19が工具箱20と共に同じステー80に取り付けられるので、部品点数を削減できる。
工具箱20が、開口32が閉鎖されている状態にカバー50を保持するロック機構65を備える。ケース30は、深さ方向に延びる第1ロック壁36を有し、カバー50は、開口32を閉鎖する状態で、第1ロック壁36に車幅方向とは異なる壁重合方向に重ねられる第2ロック壁54を有する。ロック機構65は、工具箱20の外から第1ロック壁36及び第2ロック壁54に壁重合方向に挿し込まれる挿込み具66で構成される。これにより、挿込み具66はロック機構65による保持がなされている状態において、第1又は第2ロック壁36,54の外面に僅かに露出するだけである。挿込み具66は壁重合方向に挿し込まれるが、壁重合方向は車幅方向とは異なる方向である。このため、当該外面は車幅方向には向けられていない。このため、車両100の美観を保てる。
特に、挿込み具66に樹脂製プッシュリベットを採用することで、ロック機構65による保持がなされている状態において、挿込み具66の頭部はその軸部に没入する。このため、挿込み具66の露出量を小さくすることができ、美観を保ちやすい。
工具箱20が、ケース30に取外し可能に設けられ、収納空間31に収納された工具をケース30に拘束具73を備える。これにより、工具が車両100の走行中に振動するのを抑えることができるので、騒音並びに工具箱20及び袋21の損傷を抑制できる。
ケース30は、車幅方向外側で収納空間31を規定する外側壁34と、車幅方向内側で収納空間31を規定する内側壁35とを有する。外側壁34及び内側壁35にそれぞれ、拘束具73を係止する外側係止部71及び内側係止部72が設けられる。外側係止部71が外側壁34の内面に設けられる。これにより、拘束具73及び外側係止部71が車幅外方に露出せず、車両100の美観を保てる。
内側係止部72は内側壁35の外面に設けられる。こうすると、拘束具73で工具を拘束する際に、利用者は、収納空間31内に手を差し入れて拘束具73を外側係止部71に係止した後は、収納空間31の外で拘束具73を操作して内側係止部72に係止すればよい。拘束を解く際にも、収納空間31の外で拘束具73を操作して拘束具73を内側係止部72から解放すればよい。拘束具73の係止及び解除を行いやすく、工具箱20の使い勝手がよい。なお、内側係止部72は、外面に設けられていても、車両100の外から目立ちにくく車両100の美観にさほど影響を及ぼさない。使い勝手の改善と美観の保持とを両立できる。
本実施形態では、図2に示すように、ステー80の取付面85が後方に向けられる。開口32が後方に向けられ、深さ方向が概略車長方向に向けられ、長手方向が概略上下方向に向けられる。
この場合、ロック壁36,54は工具箱20の上部を構成し、ヒンジ壁37,55は工具箱20の下部を構成し、底壁33は工具箱20の前部を構成し、蓋壁51は工具箱20の後部を構成する。固定具89は、底壁33の後から概略前向きに挿入される。ヒンジ機構60は工具箱20の下部に設けられ、ロック機構65は工具箱20の上部に設けられる。ロック壁36,54の壁重合方向は概略上下方向に一致し、挿込み具66は第1ロック壁36の上から下向きに挿し込まれる。挿込み具66の端部は第1ロック壁36の外面(工具箱20の全体としての上面)上に配置される。カバー50は、ケース30に対して後方へ退避するように角変位することで、開口32を開放する。
ステー80の取付面85は、上に向かうほど後に倒れるように鉛直に対して傾斜している。工具箱20の側面に現れるケース30とカバー50との分割線(すなわち、外側壁34,52の端縁、内側壁35,53の端縁)も、これに倣うようにして上に向かうほど後に倒れるようにして鉛直に対して傾斜している。
このため、ロック機構65による保持を解除すると、カバー50が自重で角変位する。ロック機構65による保持を解除すれば開口32が自動的に開放されるので、工具箱20の使い勝手が改善される。工具は拘束機構70によりケース30に拘束されているので、開口32が自動的に開放されたときに工具が開口32を通して収納空間31から落下するのを防止できる。
工具箱20は、シート17の下方の領域で排気マフラ18と車幅方向において反対側に配置される。工具箱20の後方が広く開放される。リア灯火器(例えば、方向指示器及び制動灯)及びその取付のためシートフレーム6の後端に連結されたランプ取付板が工具箱20から後に離れて配置されるに過ぎない。カバー50がケース30から後方に退避して開口32が開放されるようにしたことで、ロック機構65の操作、工具の取出し及び収納を簡便に行うことができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更可能である。例えば、ステー80の取付面85は、上方、下方又は前方に向けられていてもよく、ステー80の取付面85及び工具箱20の車幅方向の軸線周りの姿勢はどのようなものでもよい。ステー80には、キャニスタ19に替えて又はキャニスタ19に加えて、車両100を構成する他の装置が取り付けられてもよい。
本発明は、自動二輪車のほか、自動三輪車や全地形対応車(ATV)のような鞍乗型車両に利用可能である。
19 キャニスタ
20 工具箱
21 袋
30 ケース
31 収納空間
32 開口
33 底壁
34 外側壁
35 内側壁
36 第1ロック壁
40 凹部
41,42 突出部
50 カバー
54 第2ロック壁
60 ヒンジ機構
65 ロック機構
66 挿込み具
71 外側係止部
72 内側係止部
73 拘束具
80 ステー
84 取付壁
85 取付面
89 固定具
89a 頭部
100 鞍乗型車両

Claims (10)

  1. 工具を収納する収納空間を有するケース、前記ケースの開口を開閉するカバー、及び前記カバーを前記ケースに角変位可能に連結して角変位により前記カバーに開閉動作を行わせるヒンジ機構を有する工具箱を備え、
    前記ケースは、前記収納空間の深さ方向が前記ケースの長手方向と異なる方向となり且つ前記開口が前記長手方向に沿って延びるように形成され、前記ヒンジ機構の軸線が車幅方向に向けられている、鞍乗型車両。
  2. 前記工具箱が取り付けられる取付面を有するステーを備え、
    前記ケースは、前記深さ方向において前記開口と反対側で前記収納空間を規定する底壁を有し、前記底壁の外面が前記取付面に重ねられた状態で前記収納空間の中から前記底壁に挿通される固定具で前記ステーに固定される、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ステーは、前記取付面を形成する取付壁を有し、前記ケースは、車幅方向外側で前記収納空間を規定する外側壁を有し、
    前記外側壁は、前記底壁の前記外面よりも前記深さ方向において前記開口と反対側に突出する突出部を有し、車幅外方から見て前記取付壁が前記突出部で覆われる、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記底壁は前記底壁の内面を部分的に凹ませた凹部を有し、前記固定具は頭部を有するボルトであり、前記頭部が前記凹部に収容される、請求項2又は3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ステーに、前記工具箱とは異なる装置が取り付けられる、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記開口を閉鎖している状態で前記カバーを保持するロック機構を備え、
    前記ロック機構による保持を解除すると、前記カバーが自重で角変位する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ケースは、前記深さ方向に延びる第1ロック壁を有し、前記カバーは、前記開口を閉鎖する状態で、前記第1ロック壁に前記車幅方向とは異なる壁重合方向に重ねられる第2ロック壁を有し、
    前記ロック機構は、前記工具箱の外から前記第1ロック壁及び前記第2ロック壁に前記壁重合方向に挿し込まれる挿込み具で構成される、請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ケースに取外し可能に設けられ、前記収納空間に収納された工具を前記ケースに拘束する拘束具を備える、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ケースは、車幅方向外側で前記収納空間を規定する外側壁と、車幅方向内側で前記収納空間を規定する内側壁とを有し、
    前記外側壁及び前記内側壁に、前記拘束具を係止する外側係止部及び内側係止部が設けられ、
    前記外側係止部が前記外側壁の内面に設けられている、請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記内側係止部は前記内側壁の外面に設けられている、請求項9に記載の鞍乗型車両。
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