JP2016072256A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板処理のスループットを低下させることなく、基板及び基板ホルダを処理液に浸漬したときに処理液の温度が低下することを抑制する。【解決手段】本発明に係る基板処理装置は、基板ホルダ80を保管するためのホルダストッカ41と、ホルダストッカ41に設けられ、ホルダストッカ41に保管される基板ホルダ80を加熱するように構成される加熱装置44と、を有する。【選択図】図7
Description
本発明は、半導体ウェハ等の基板を処理する基板処理装置及び基板処理方法に関する。
従来、半導体ウェハ等の表面に設けられた微細な配線用溝、ホール、又はレジスト開口部に配線を形成したり、半導体ウェハ等の表面にパッケージの電極等と電気的に接続するバンプ(突起状電極)を形成したりすることが行われている。この配線及びバンプを形成する方法として、例えば、電解めっき法、無電解めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法等が知られているが、半導体チップのI/O数の増加、細ピッチ化に伴い、微細化が可能で性能が比較的安定している電解めっき法が多く用いられるようになってきている。
電界めっき法によりレジスト開口部に配線あるいはバンプが形成された後、基板上に形成されているレジストの剥離及びシード層(又はバリアメタル)のエッチングが行われる。
基板上に形成されているレジストは、処理槽内の有機溶剤等の処理液に基板を浸漬することにより剥離される。ここで、所望のレジスト剥離効果を発揮するためには、処理液の温度が約80℃以上の高温に維持される必要がある。しかしながら、通常、基板及びこの基板を保持する基板ホルダは室温程度に維持されているので、基板及びこの基板を保持する基板ホルダを処理液に浸漬すると、処理液の温度が低下する。処理液の温度が80℃未満になると、処理液に溶解したレジスト成分が基板に再付着する恐れがある。
また、シード層又はバリアメタルを除去する処理槽に収容された処理液(エッチング液)に関しても、所望のエッチング効果を発揮するためには、処理液の温度が約30℃程度に維持される必要がある。しかしながら、同様に、室温程度に維持されている基板及びこの基板を保持する基板ホルダを処理液に浸漬すると、処理液の温度が低下し、エッチング速度が低下する恐れがある。
一方で、無電解めっき法においては、処理槽内のめっき液に基板を浸漬することにより基板にめっき膜が形成される。ここで、所望の成膜速度及び膜厚の面内均一性を達成するためには、めっき液の温度は約80℃以上の高温に維持される必要がある。しかしながら、レジストの剥離プロセスの場合と同様に、室温程度に維持されている基板及びこの基板を保持する基板ホルダをめっき液に浸漬すると、めっき液の温度が低下し、成膜速度の低下及び膜厚の面内均一性の悪化の恐れがある。
無電解めっき方法において、基板温度が低いことによるめっき反応のバラつきを抑制するために、めっき処理の直前に基板を温水に浸漬させることで、基板の温度を昇温させ、基板の温度がめっき浴温以上になった後にめっき処理を行うことが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の技術では、基板温度を昇温させるために、基板を温水に浸漬
させるプロセスを追加しているので、めっき装置全体としてのスループットを低下させる。
させるプロセスを追加しているので、めっき装置全体としてのスループットを低下させる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板処理のスループットを低下させることなく、基板及び基板ホルダを処理液に浸漬したときに処理液の温度が低下することを抑制することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1形態に係る基板処理装置は、基板を保持した基板ホルダを収納し、前記基板を処理するための処理槽と、前記基板ホルダを保管するためのホルダストッカと、前記ホルダストッカに設けられ、前記ホルダストッカに保管される前記基板ホルダを加熱するように構成される第1加熱装置と、を有する。
上記目的を達成するため、本発明の第2形態に係る基板処理装置は、第1形態の基板処理装置において、前記基板ホルダは、前記基板ホルダに保持された前記基板及び前記基板ホルダを加熱するように構成される第2加熱装置と、前記第2加熱装置に通電するためのホルダ端子を有する。
上記目的を達成するため、本発明の第3形態に係る基板処理装置は、第2形態の基板処理装置において、前記第2加熱装置に電力を供給するための第1電源を有し、前記ホルダストッカは、前記第1電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成されるストッカ端子を有し、前記ストッカ端子は、前記基板ホルダが前記ホルダストッカに保管されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第1電源から電力が供給される。
上記目的を達成するため、本発明の第4形態に係る基板処理装置は、第2形態又は第3形態の基板処理装置において、前記基板を保持した前記基板ホルダを搬送する搬送機と、前記2加熱装置に電力を供給するための第2電源と、を有し、前記搬送機は、前記第2電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成される搬送機端子を有し、前記搬送機端子は、前記基板ホルダが前記搬送機に搬送されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第2電源から電力が供給される。
上記目的を達成するため、本発明の第5形態に係る基板処理装置は、第2形態ないし第4形態いずれかの基板処理装置において、前記基板を保持した前記基板ホルダを支持して、前記基板ホルダを前記処理槽に収納し、又は前記処理槽から取り出すように構成されたリフタと、前記第2加熱装置に電力を供給するための第3電源を有し、前記リフタは、前記第3電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成されるリフタ端子を有し、前記リフタ端子は、前記基板ホルダが前記リフタに支持されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第3電源から電力が供給される。
上記目的を達成するため、本発明の第6形態に係る基板処理装置は、第2形態ないし第5形態いずれかの基板処理装置において、前記第2加熱装置に電力を供給するための第4電源を有し、前記処理槽は、前記第4電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成される処理槽端子を有し、前記処理槽端子は、前記基板ホルダが前記処理槽に収納されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第4電源から電力が供給される。
上記目的を達成するため、本発明の第7形態に係る基板処理装置は、第1形態ないし第
6形態いずれかの基板処理装置において、前記処理槽に出し入れされる基板ホルダの周囲を覆うように構成されたカバーを有し、前記カバーは、前記基板ホルダが前記処理槽に収納される前に前記基板及び前記基板ホルダを加熱するように構成される第3加熱装置を有する。
6形態いずれかの基板処理装置において、前記処理槽に出し入れされる基板ホルダの周囲を覆うように構成されたカバーを有し、前記カバーは、前記基板ホルダが前記処理槽に収納される前に前記基板及び前記基板ホルダを加熱するように構成される第3加熱装置を有する。
上記目的を達成するため、本発明の第8形態に係る基板処理方法は、基板ホルダで保持された基板を処理する基板処理方法であって、前記基板ホルダをホルダストッカに保管するステップと、前記ホルダストッカにおいて前記基板ホルダを加熱するステップと、前記基板ホルダで前記基板を保持するステップと、前記基板を保持した前記基板ホルダを搬送するステップと、前記基板ホルダを処理槽に収納するステップと、前記処理槽において前記基板ホルダに保持された基板を処理するステップと、を有する。
上記目的を達成するため、本発明の第9形態に係る基板処理方法は、第8形態の基板処理方法において、前記基板ホルダが搬送されている間、前記基板ホルダを加熱するステップを有する。
上記目的を達成するため、本発明の第10形態に係る基板処理方法は、第8形態又は第9形態の基板処理方法において、搬送された前記基板ホルダをリフタで支持するステップと、前記リフタに支持された前記基板ホルダを加熱するステップと、前記リフタにより前記基板ホルダを処理槽に収納するステップと、有する。
上記目的を達成するため、本発明の第11形態に係る基板処理方法は、第8形態ないし第0形態のいずれかの基板処理方法において、前記基板ホルダが前記処理槽に収納されている間、前記基板ホルダを加熱するステップを有する。
本発明によれば、基板処理のスループットを低下させることなく、基板及び基板ホルダを処理液に浸漬したときに処理液の温度が下がることを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一のまたは相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る基板処理装置の概略平面図である。図1に示すように
、この基板処理装置250には、半導体ウェハ等の基板を収納した4台のカセット30a,30b,30c,30dと、処理後の基板を乾燥させる2台の基板乾燥機31a,31bと、基板ホルダを収容するホルダストッカを備え、基板ホルダに対して基板の着脱を行うフィキシングユニット40a,40bと、これらのユニット間で基板を搬送する2台の基板搬送ロボット32a,32bが配置されている。なお、基板乾燥機31a、31bが配置される位置に、それぞれ2台の基板乾燥機を上下方向に配置して、基板処理装置250に4台の基板乾燥機を配置するようにしてもよい。
、この基板処理装置250には、半導体ウェハ等の基板を収納した4台のカセット30a,30b,30c,30dと、処理後の基板を乾燥させる2台の基板乾燥機31a,31bと、基板ホルダを収容するホルダストッカを備え、基板ホルダに対して基板の着脱を行うフィキシングユニット40a,40bと、これらのユニット間で基板を搬送する2台の基板搬送ロボット32a,32bが配置されている。なお、基板乾燥機31a、31bが配置される位置に、それぞれ2台の基板乾燥機を上下方向に配置して、基板処理装置250に4台の基板乾燥機を配置するようにしてもよい。
後述するレジスト剥離ユニット140で処理される基板は、カセット30a又はカセット30bから基板搬送ロボット32aにより取り出され、フィキシングユニット40aに搬送される。フィキシングユニット40aにて基板ホルダに装着された基板は、その後レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離される。レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離された基板は、フィキシングユニット40aにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、基板搬送ロボット32aによりフィキシングユニット40aから基板乾燥機31aに搬送される。基板は、基板乾燥機31aにより、IPA(Iso−Propyl Alcohol)およびDIW(De−Ionized
Water)を用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、基板搬送ロボット32aによりカセット30a又はカセット30bに戻される。
Water)を用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、基板搬送ロボット32aによりカセット30a又はカセット30bに戻される。
同様に、後述するエッチングユニット110でエッチング処理される基板は、カセット30c又はカセット30dから基板搬送ロボット32bにより取り出され、フィキシングユニット40bに搬送される。フィキシングユニット40bにて基板ホルダに装着された基板は、その後エッチングユニット110でエッチング処理される。エッチングユニット110でエッチング処理がされた基板は、フィキシングユニット40bにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、基板搬送ロボット32bによりフィキシングユニット40bから基板乾燥機31bに搬送される。基板は、基板乾燥機31bにより、IPAおよびDIWを用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、基板搬送ロボット32bによりカセット30c又はカセット30dに戻される。
また、基板処理装置250には、基板に形成されたレジストを剥離する処理を行うレジスト剥離ユニット140が設けられている。レジスト剥離ユニット140は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽145a,145bと、基板に形成されたレジストを剥離するための3つのレジスト剥離モジュール150とを備えている。レジスト剥離モジュール150は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽145a,145bは、プリウェット槽145a,145bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、レジスト剥離モジュール150は、レジスト剥離モジュール150を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、レジスト剥離ユニット140は、フィキシングユニット40a、プリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70、及びレジスト剥離モジュール150が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50a(搬送機)を備えている。
基板のレジストを剥離するときは、基板を保持した基板ホルダが、フィキシングユニット40aから基板搬送装置50aに受け渡され、基板搬送装置50aによりプリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽145a及びプリウェット槽145bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽145a又はプリウェット槽145bにおいてDIW及びIPAを吹き付けられる。プリウェット槽145a又はプリウェット槽145bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽145a又はプリウェット槽145bから取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホル
ダは、基板搬送装置50aによりいずれかのレジスト剥離モジュール150が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりレジスト剥離モジュール150の処理槽に収納される。基板がレジスト剥離モジュール150で処理された後、基板ホルダは、レジスト剥離モジュール150が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aにより、フィキシングユニット40aに戻される。
ダは、基板搬送装置50aによりいずれかのレジスト剥離モジュール150が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりレジスト剥離モジュール150の処理槽に収納される。基板がレジスト剥離モジュール150で処理された後、基板ホルダは、レジスト剥離モジュール150が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aにより、フィキシングユニット40aに戻される。
また、基板処理装置250には、基板に形成されたシード層のエッチングを行うエッチングユニット110が設けられている。エッチングユニット110は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽115a,115bと、基板に形成されたシード層をエッチングするための3つのエッチングモジュール120とを備えている。エッチングモジュール120は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽115a,115bは、プリウェット槽115a,115bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、エッチングモジュール120は、エッチングモジュール120を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、エッチングユニット110は、フィキシングユニット40b、プリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70、及びエッチングモジュール120が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50b(搬送機)を備えている。
基板のシード層をエッチングするときは、基板を保持した基板ホルダが、フィキシングユニット40bから基板搬送装置50bに受け渡され、基板搬送装置50bによりプリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽115a及びプリウェット槽115bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bにおいてDIW又はIPAを吹き付けられる。プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽115a又はプリウェット槽115bから取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bによりいずれかのエッチングモジュール120が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりエッチングモジュール120の処理槽に収納される。基板がエッチングモジュール120で処理された後、基板ホルダは、エッチングモジュール120が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bにより、フィキシングユニット40bに戻される。
図示のように、基板処理装置250では、カセット30a,30b、基板乾燥機31a、基板搬送ロボット32a、フィキシングユニット40a、及びレジスト剥離ユニット140に対して、カセット30c,30d、基板乾燥機31b、基板搬送ロボット32b、フィキシングユニット40b、及びエッチングユニット110が略対称の位置関係となるように構成されている。
次に、図1に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110の位置関係について説明する。図2は、図1に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110を示す概略斜視図である。なお、図2においては、便宜上、プリウェット槽115a,115b及び2つのエッチングモジュール120は図示省略されている。
図示のように、フィキシングユニット40b及びエッチングユニット110は、直線状に整列して配置される。プリウェット槽115a,115b(図示省略)及び3つのエッチングモジュール120(図中1つのみ示される)は、槽の側方に、整列方向に沿って配置されたリフタ70を夫々備える。各リフタ70は、各処理槽の一端から他端まで、水平
方向に移動可能に構成される。即ち、各リフタ70は、図中破線で示すリフタ70の位置まで移動することができる。
方向に移動可能に構成される。即ち、各リフタ70は、図中破線で示すリフタ70の位置まで移動することができる。
基板搬送装置50bは、基板ホルダ80がフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110上を通過するように、基板ホルダ80を搬送する。リフタ70は、それぞれ、リフタ70に支持された基板ホルダ80の周囲を覆うように構成されたカバー90を備える。なお、図中エッチングモジュール120が有するリフタ70においては、カバー90が省略されている。
図1に示したフィキシングユニット40a及びレジスト剥離ユニット140についても、基板搬送装置50aの位置が異なる以外は、図2に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110と同様の位置関係を有する。したがって、フィキシングユニット40a及びレジスト剥離ユニット140についての位置関係の説明は省略する。
次に、図2に示した基板ホルダ80、フィキシングユニット40b、基板搬送装置50b、リフタ70、及びカバー90の詳細について、順に説明する。
<基板ホルダ>
図3は基板ホルダの斜視図である。図示のように、基板ホルダ80は、細長く形成された板状部材である基部81と、基部81の両端から延在して形成される板状部材である2つのアーム部82−1,82−2と、基板を保持するための2つのホルダ部83−1,83−2とを有する。基部81とアーム部82−1,82−2とホルダ部83−1,83−2が交わる箇所が基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2であり、被把持部85−1,85−2が基板搬送装置50a,50bに把持される。
図3は基板ホルダの斜視図である。図示のように、基板ホルダ80は、細長く形成された板状部材である基部81と、基部81の両端から延在して形成される板状部材である2つのアーム部82−1,82−2と、基板を保持するための2つのホルダ部83−1,83−2とを有する。基部81とアーム部82−1,82−2とホルダ部83−1,83−2が交わる箇所が基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2であり、被把持部85−1,85−2が基板搬送装置50a,50bに把持される。
基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2には、基板ホルダ80の内部に設けられた後述するシーズヒータ(図5参照)に通電するための一対のホルダ端子86a,86bが、それぞれの表面に設けられる。また、アーム部82−1,82−2には、基板ホルダ80の内部に設けられた後述するシーズヒータ(図5参照)に通電するための一対のホルダ端子87a,87bが、下面(リフタ70に支持される面)に設けられる。
アーム部82−1,82−2は、基板ホルダ80を処理槽に浸漬した際に処理槽の側壁に懸架される部分であり、また、リフタ70により支持される部分である。ホルダ部83−1,83−2は、基部81の両端から、基部81の長手方向に対して略直角方向に形成された、略L字状の板状部材である。基板ホルダ80は、ホルダ部83−1とホルダ部83−2との間の空間84に、半導体ウェハなどの基板を収容し、保持することができる。
図4は図3に示すホルダ部83−1の拡大斜視図である。図4においては、基板ホルダ80が基板を保持している状態が示されている。ホルダ部83−1は、ホルダ部83−2と対向する面、即ち図3に示した空間84に対向する面に沿って複数のスリット84a,84b,84cを有する。また、図示していないが、ホルダ部83−2も、ホルダ部83−1と対向する面に沿ってホルダ部83−1と同様の複数のスリットを有している。基板Wは、その外周部がホルダ部83−1のスリット84a,84b,84cとホルダ部83−2のスリットに挿入されることで、基板ホルダ80に保持される。これにより、基板Wが基板ホルダ80から落下することを抑制することができる。
図5は、図3に示すアーム部82−1、ホルダ部83−1、及び被把持部85−1を示す部分正面図である。図5では、基板ホルダ80の内部に設けられたシーズヒータ等を説明するために部分的に断面が示される。
基板ホルダ80は、その厚さ方向に半割り構造を形成している。図5に示すように、アーム部82−1、被把持部85−1、及びホルダ部83−1の内部には、空洞が形成される。ホルダ部83−1の空洞には、基板ホルダ80及び基板ホルダ80に保持される基板Wを加熱するためのニクロム線等から成るシーズヒータ89(第2加熱装置)が設けられる。また、アーム部82−1、被把持部85−1、及びホルダ部83−1の空洞には、ホルダ端子87a及びホルダ端子86a(図3参照)とシーズヒータ89とを接続する配線88aと、ホルダ端子87b及びホルダ端子86b(図3参照)とシーズヒータ89とを接続する配線88bとが設けられる。したがって、ホルダ端子86a,86b(図3参照)又はホルダ端子87a,87bに電力を供給することにより、シーズヒータ89が発熱し、基板ホルダ80及び基板Wを加熱することができる。図示省略しているが、アーム部82−2、被把持部85−2、及びホルダ部83−2にも、同様に、配線88a,88b、シーズヒータ89が設けられる。
<フィキシングユニット>
次に、フィキシングユニット40bについて説明する。ここで、2つのフィキシングユニット40a,40bは基本的に同一であるので、フィキシングユニット40bについてのみ説明する。フィキシングユニット40bは、図3等に示した基板ホルダ80を保管するホルダストッカと、このホルダストッカから取り出した基板ホルダ80に基板を着脱する基板着脱装置とを備える。ここでは、ホルダストッカについて詳細に説明する。
次に、フィキシングユニット40bについて説明する。ここで、2つのフィキシングユニット40a,40bは基本的に同一であるので、フィキシングユニット40bについてのみ説明する。フィキシングユニット40bは、図3等に示した基板ホルダ80を保管するホルダストッカと、このホルダストッカから取り出した基板ホルダ80に基板を着脱する基板着脱装置とを備える。ここでは、ホルダストッカについて詳細に説明する。
図6は、フィキシングユニット40bのホルダストッカの正面図であり、図7はフィキシングユニット40bのホルダストッカの斜視図である。ホルダストッカ41は、基板Wを保持していない複数の基板ホルダ80を収容する(但し、図6においては1つの基板ホルダ80が収容され、図7においては3つの基板ホルダ80が収容されている)。ホルダストッカ41は、水平姿勢にされた基板ホルダ80を受け入れると共に、複数の基板ホルダ80が鉛直方向に整列されるように構成される。
ホルダストッカ41は、4本の柱状部材42a,42b,42c,42dを備えている。各柱状部材42a,42b,42c,42dには、水平方向に開口する複数のスリット状のホルダ受入部43が形成されている。それぞれの柱状部材42a,42b,42c,42dにおいて、対応する4つのホルダ受入部43の高さが相互に等しくなっている。これら4つのホルダ受入部43によって1つのホルダ収容部が形成され、1つの基板ホルダ80を収容する。
基板ホルダ80がホルダストッカ41に収容されている状態では、2つのアーム部82−1,82−2の端部と、ホルダ部83−1,83−2の先端部がホルダ受入部43に受け入れられる。相互に対応する4つのホルダ受入部43は高さが等しいので、基板ホルダ80は4点で略水平姿勢で保持される。但し、基板ホルダ80は最低3点で支持すれば水平を維持することが可能である。このため、ホルダ収容部は3つのホルダ受入部43の組み合わせであってもよい。
ホルダストッカ41の柱状部材42a,42bには、その長さ方向に沿って加熱装置44(第1加熱装置)が設けられる。加熱装置44は、電源48(第1電源)から電力が供給されることで発熱し、柱状部材42a,42bを介して、ホルダストッカ41に保管された基板ホルダ80を加熱する。
また、ホルダストッカ41は、柱状部材42a,42bの各ホルダ受入部43のスリットの内部に、基板ホルダ80のホルダ端子87a,87b(図3及び図5参照)と接触可
能に構成されるストッカ端子47を有する。ストッカ端子47は、電源48に接続されており、ホルダ端子87a,87bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。基板ホルダ80がホルダ受入部43に収容されると、アーム部82−1,82−2に形成されたホルダ端子87a,87bがストッカ端子47と接触する。これにより、ホルダ端子87a,87bに電力が供給され、シーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80を加熱することができる。
能に構成されるストッカ端子47を有する。ストッカ端子47は、電源48に接続されており、ホルダ端子87a,87bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。基板ホルダ80がホルダ受入部43に収容されると、アーム部82−1,82−2に形成されたホルダ端子87a,87bがストッカ端子47と接触する。これにより、ホルダ端子87a,87bに電力が供給され、シーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80を加熱することができる。
ホルダストッカ41の下部には、基板ホルダ搬送機構45が設けられている。この基板ホルダ搬送機構45は、ホルダ受入部43に対して基板ホルダ80を出し入れし、取り出した基板ホルダ80を上下に移動させるためのものである。また、基板ホルダ搬送機構45は昇降機構に取り付けられており、鉛直方向に昇降できるようになっている。図6において、昇降機構は、鉛直方向に直線状に延びるリニアガイド46aと、このリニアガイド46aと平行に延びるネジ軸46bと、このネジ軸46bに螺合するボールネジ46cと、タイミングベルトを介してネジ軸46bを回転させる駆動モータ46dとを備えている。
基板ホルダ搬送機構45は、ホルダ受入部43から取り出された基板ホルダ80を、フィキシングユニット40bが備える図示しない基板着脱部に搬送する。基板着脱部は、基板ホルダ搬送機構45から受け取った基板ホルダ80に基板Wを装着する。また、基板着脱部は、処理がなされた基板Wを基板ホルダ80から取り出し、基板ホルダ搬送機構45は空になった基板ホルダ80を基板着脱部から受け取る。基板ホルダ搬送機構45は、受け取った基板ホルダをホルダ受入部43に収容する。
<基板搬送装置>
続いて、図2に示した基板搬送装置50bについて説明する。なお、基板搬送装置50aは基板搬送装置50bと同様の構成を有するので説明を省略する。図8は図2に示した基板搬送装置50bの斜視図である。図8においては、処理槽と基板搬送装置50bとの位置関係を説明するために、便宜上、処理槽66が示されている。処理槽66は、図1に示したプリウェット槽115a,115b又はエッチングモジュール120等を簡易的に示したものであり、その槽数は図1に示したものとは異なる。また、図8においては、図1に示したフィキシングユニット40bと基板搬送装置50bとの位置関係を説明するために、便宜上、フィキシングユニット40bが示されている。
続いて、図2に示した基板搬送装置50bについて説明する。なお、基板搬送装置50aは基板搬送装置50bと同様の構成を有するので説明を省略する。図8は図2に示した基板搬送装置50bの斜視図である。図8においては、処理槽と基板搬送装置50bとの位置関係を説明するために、便宜上、処理槽66が示されている。処理槽66は、図1に示したプリウェット槽115a,115b又はエッチングモジュール120等を簡易的に示したものであり、その槽数は図1に示したものとは異なる。また、図8においては、図1に示したフィキシングユニット40bと基板搬送装置50bとの位置関係を説明するために、便宜上、フィキシングユニット40bが示されている。
図8に示すように、基板搬送装置50bは、基板ホルダ80を把持するための把持機構54(把持部)と、把持機構54に把持された基板ホルダ80を搬送するための搬送機構51(搬送部)と、を有する。
搬送機構51は、把持機構54が取り付けられる走行台座56と、走行台座56をガイドするためのガイドレール53と、走行台座56をガイドレール53上に走行させるための走行モータ52とを有する。図中破線で示されるように、基板ホルダ80を把持した把持機構54は、搬送機構51によって、ガイドレール53の一端から他端まで、ガイドレール53に沿って走行することができる。把持機構54は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を把持する。この状態で走行モータ52が駆動することで、走行台座56がガイドレール53に沿って走行する。これにより、搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80が処理槽66の上方を通過するように、基板ホルダ80を搬送する。
また、基板搬送装置50bは、把持機構54を回転させる回転モータ55(駆動部)を有する。回転モータ55は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で基板ホルダ80を把持する把持機構54を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向くように(基板Wの法線方向が水平方向を向くように)、約90度回転させる。基板ホルダ80は、基板ホルダ80
に保持された基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で、把持機構54から図2に示したリフタ70に受け渡される。リフタ70に受け渡された基板ホルダ80は、リフタ70により処理槽66に収納される。
に保持された基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で、把持機構54から図2に示したリフタ70に受け渡される。リフタ70に受け渡された基板ホルダ80は、リフタ70により処理槽66に収納される。
また、回転モータ55は、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で基板ホルダ80を把持する把持機構54を、基板Wの面内方向が水平方向を向くように、約90度回転させることができる。基板ホルダ80は、基板ホルダが鉛直方向を向いた状態で、図2に示したリフタ70から把持機構54に受け渡される。把持機構54に受け渡された基板ホルダ80は、回転モータ55が把持機構54を回転させることで、基板Wが水平方向を向くように回転される。
図9は把持機構54の部分拡大図であり、図10は搬送機構51及び把持機構54の拡大側面図である。図9及び図10に示すように、把持機構54は、回転モータ55により回転可能に構成される回転軸58を有する。把持機構54は、回転軸58が回転モータ55によりその周方向に回転することで、把持した基板ホルダ80の方向を鉛直方向と水平方向との間で変化させることができる。
さらに、図9に示すように、把持機構54は、回転軸58に設けられた一対のホルダクランプ60と、基板Wを基板ホルダ80に押さえつける基板押え61と、基板ホルダ80の有無を検知するホルダ検知センサ59とを有する。ホルダクランプ60は、基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2(図3参照)を把持する。ホルダ検知センサ59は、ホルダクランプ60が基板ホルダ80を把持するときに基板ホルダ80の有無を検知するための例えば光学センサや磁気センサである。
基板押え61は、軸部62と、軸部62を軸方向に摺動させ且つ周方向に回転させるように構成されるエアシリンダ65と、基板Wに接触して基板Wを基板ホルダ80に押さえつける押え部63と、基板Wの有無を検知する基板検知センサ64とを有する。軸部62は一端がエアシリンダ65に連結され、他端が押え部63と連結している。押え部63は、一端が軸部62の上記他端に連結され、他端が軸部62の軸方向に対して略直角方向に延在する棒状の部材である。基板検知センサ64は、押え部63の他端に固定手段を介して固定された、例えば光学センサや磁気センサである。
一対のホルダクランプ60は、基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2(図3参照)を把持する。ホルダクランプ60は、基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2を把持したときに基板ホルダ80のホルダ端子86a,86b(図10参照)と接触する搬送機端子67を備える。基板搬送装置50bは、回転モータ55を構成する筐体の内部に電源55a(第2電源)を有する。搬送機端子67は、この電源55aに接続され、ホルダ端子86a,86bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。したがって、基板ホルダ80が基板搬送装置50bに搬送されている間(基板ホルダ80が把持されている間)、搬送機端子67はホルダ端子86a,86bと接触する。これにより、電源55aによりホルダ端子86a,86bに電力が供給され、基板ホルダ80内のシーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板Wを加熱することができる。なお、本実施形態では電源55aは回転モータ55を構成する筐体の内部に設けられているが、これに限らず、搬送機端子67に電力を供給可能であれば、電源55aはどこに設けられていてもよい。
次に、基板搬送装置50bが基板Wを搬送するプロセスについて説明する。基板搬送装置50bの把持機構54は、フィキシングユニット40bから基板Wを保持した基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で受け取る。把持機構54が基板ホルダ80を把持すると、搬送機端子67がホルダ端子86a,86bと接触して、シーズ
ヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板Wを加熱する。
ヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板Wを加熱する。
搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を処理槽66の上方を通過させて搬送する。搬送機構51は、所定の処理槽66の直上に把持機構54を停止させる。把持機構54は、基板Wの面内方向が鉛直方向を向くように基板ホルダ80を旋回させる。図2に示したリフタ70は、把持機構54から、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いたまま基板ホルダ80を受け取る。リフタ70は、受け取った基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で、処理槽66に収納する。なお、把持機構54がフィキシングユニット40bから基板ホルダ80を受け取ってから、把持機構54がリフタ70に基板ホルダ80を受け渡すまでの間、ホルダ端子86a,86bに電源55aにより電力が供給され、基板ホルダ80及び基板Wが加熱される。
続いて、処理槽66から基板ホルダ80を搬送するときは、図2に示したリフタ70が処理槽66から基板ホルダ80を取り出す。基板搬送装置50bの把持機構54は、リフタ70から基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で受け取る。把持機構54は、基板Wの面内方向が水平方向を向くように基板ホルダ80を旋回させる。搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を処理槽66の上方を通過させて、後続するプロセスを行う処理槽66又はフィキシングユニット40bに搬送する。なお、把持機構54がリフタ70から基板ホルダ80を受け取ってから、把持機構54が後続するプロセスを行う処理槽66に搬送して基板ホルダ80の把持を解除するまでの間、ホルダ端子86a,86bに電源55aから電力が供給され、基板ホルダ80及び基板Wが加熱される。一方で、把持機構54がリフタ70から基板ホルダ80を受け取ってから、フィキシングユニット40bに基板ホルダ80を戻すまでの間は基板ホルダ80を加熱する必要はないので、電源55aからの電力の供給を一時的に停止させてもよい。
<リフタ>
次に、図1に示したプリウェット槽115a,115b、プリウェット槽145a,145b、エッチングモジュール120、及びレジスト剥離モジュール150にそれぞれ設けられるリフタ70について詳細を説明する。図11は、リフタ70を示す斜視図である。なお、リフタ70と処理槽との位置関係を説明するため、図4には処理槽の例としてのエッチングモジュール120も示されている。
次に、図1に示したプリウェット槽115a,115b、プリウェット槽145a,145b、エッチングモジュール120、及びレジスト剥離モジュール150にそれぞれ設けられるリフタ70について詳細を説明する。図11は、リフタ70を示す斜視図である。なお、リフタ70と処理槽との位置関係を説明するため、図4には処理槽の例としてのエッチングモジュール120も示されている。
図11に示すように、リフタ70は、エッチングモジュール120の両側に配置された一対のレール部71と、レール部71に摺動可能に設けられたスライド部75と、スライド部75に設けられた支持部74と、レール部71を水平方向に移動可能な水平移動機構72と、を備えている。
水平移動機構72は、エッチングモジュール120の両側に、水平方向に沿って設けられる。一対のレール部71は、水平移動機構72から鉛直方向に延びるように設けられ、一対のレール部71が対向する側に、スライド部75が摺動するためのレールを備えている。スライド部75は、レール部71のレールに沿って、上下方向に摺動可能に構成される。なお、スライド部75は、図示しない駆動装置により上下方向に摺動される。
支持部74は、一対のレール部71の対向する側に突出するように形成された部材であり、基板ホルダ80のアーム部82−1,82−2を下方から支持する(後述する図12参照)。即ち、基板ホルダ80は、一対のレール部71の間に位置するように支持部74により支持される。支持部74の上面(基板ホルダ80のアーム部82−1,82−2と接触する面)には、ホルダ端子87a,87b(図3、図5参照)と接触可能に構成されるリフタ端子76がそれぞれ設けられる。リフタ端子は、電源77(第3電源)に接続さ
れており、ホルダ端子87a,87bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。基板ホルダ80がリフタ70に支持されると、アーム部82−1,82−2に形成されたホルダ端子87a,87bがリフタ端子76と接触する。即ち、リフタ端子76は、基板ホルダ80がリフタ70に支持されている間、ホルダ端子87a,87bに接触するように構成される。これにより、ホルダ端子87a,87bに電力が供給され、シーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板ホルダ80に保持された基板Wを加熱することができる。
れており、ホルダ端子87a,87bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。基板ホルダ80がリフタ70に支持されると、アーム部82−1,82−2に形成されたホルダ端子87a,87bがリフタ端子76と接触する。即ち、リフタ端子76は、基板ホルダ80がリフタ70に支持されている間、ホルダ端子87a,87bに接触するように構成される。これにより、ホルダ端子87a,87bに電力が供給され、シーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板ホルダ80に保持された基板Wを加熱することができる。
エッチングモジュール120は、その槽の側壁の上部に、基板ホルダ80のホルダ端子87a,87bと接触可能に構成される複数の処理槽端子79を有する。処理槽端子79は、電源78(第4電源)と接続されており、ホルダ端子87a,87bのそれぞれに正電圧又は負電圧を印加可能に構成される。基板ホルダ80がエッチングモジュール120の処理槽に収納されると、アーム部82−1,82−2に形成されたホルダ端子87a,87bが処理槽端子79と接触する。即ち、処理槽端子79は、基板ホルダ80が処理槽に収納されている間、ホルダ端子87a,87bに接触するように構成される。これにより、基板ホルダ80が処理槽に収納されている間、ホルダ端子87a,87bに電力が供給され、シーズヒータ89(図5参照)が発熱し、基板ホルダ80及び基板ホルダ80に保持された基板Wを加熱することができる。なお、レジスト剥離モジュール150も同様に複数の処理槽端子79を備える(図12及び図13参照)。
リフタ70が図1に示した基板搬送装置50a,50bから基板ホルダ80を受け取るときは、まず、基板搬送装置50a,50bの把持機構54(図8ないし図10参照)が、基板Wの基板面の法線方向が水平方向を向くように基板ホルダ80を把持する。リフタ70の支持部74は、スライド部75と共に上方向に摺動し、基板ホルダ80を下方から支持する。これにより、リフタ端子76がホルダ端子87a,87bと接触し、電源77からの電力による基板ホルダ80及び基板Wの加熱が開始される。
支持部74が基板ホルダ80を支持した状態で把持機構54が基板ホルダ80の把持を解除することで、基板ホルダ80が支持部74に受け渡される。その後、リフタ70は、リフタ70が把持機構54に干渉しない高さまで下降し、さらに必要に応じて水平移動機構72によりレール部71を水平方向に移動させ、レール部71をエッチングモジュール120の所定の処理槽の側方に位置させる。これにより、基板ホルダ80が所定の処理槽の直上に配置される。この状態で、支持部74がレール部71に沿って下方向に摺動することで、基板ホルダ80を処理槽内に収納することができる。
リフタ70が、図1に示した基板搬送装置50a,50bに基板ホルダ80を受け渡すときは、まず、支持部74は、エッチングモジュール120の処理槽に収納された基板ホルダ80のアーム部82−1,82−2を下方から支持する。これにより、リフタ端子76がホルダ端子87a,87bと接触し、電源77からの電力による基板ホルダ80及び基板Wの加熱が開始される。
続いて、支持部74がレール部71に沿って上昇することで、基板ホルダ80が処理槽から取り出される。支持部74が基板ホルダ80を支持した状態で、必要に応じて、水平移動機構72によりレール部71が所定の基板搬送装置50a,50bの受け渡し位置に移動される。基板搬送装置50a,50bの把持機構54が、基板ホルダ80を把持した後、リフタ70の支持部74がレール部71に沿って下降することで、基板ホルダ80が基板搬送装置50a,50bに受け渡される。これにより、リフタ端子76とホルダ端子87a,87bとの接触が解消され、電源77からの電力による基板ホルダ80及び基板Wの加熱が終了する。
<カバー>
次に、図2に示した、リフタ70に支持された基板ホルダ80の周囲を覆うように構成されたカバー90について詳細を説明する。図12及び図13は、カバー90を備えたリフタ70の斜視図であり、図12はカバー90が開いた状態を示し、図13はカバー90が閉じた状態を示す。なお、カバー90と処理槽との位置関係を説明するため、図12及び図13にはレジスト剥離モジュール150も示されている。以下の説明において「前面」とは、カバー90が開く側の面をいい、「背面」とはその逆側の面をいう。
次に、図2に示した、リフタ70に支持された基板ホルダ80の周囲を覆うように構成されたカバー90について詳細を説明する。図12及び図13は、カバー90を備えたリフタ70の斜視図であり、図12はカバー90が開いた状態を示し、図13はカバー90が閉じた状態を示す。なお、カバー90と処理槽との位置関係を説明するため、図12及び図13にはレジスト剥離モジュール150も示されている。以下の説明において「前面」とは、カバー90が開く側の面をいい、「背面」とはその逆側の面をいう。
図12及び図13に示すように、カバー90は、リフタ70の一対のレール部71の間に亘って形成された略板状の固定背面部91と、一対のレール部71の前面側に形成された固定前面部92と、固定前面部92の前面にヒンジ96を介して回動可能に取り付けられたカバー可動部93と、を備えている。固定背面部91と固定前面部92とは、その間にリフタ70の支持部74及び基板ホルダ80が通過することができるように互いに離間して、リフタ70のレール部71に取り付けられる。固定前面部92はその中央に開口92aを有する、略板状の部材である。
固定背面部91は、固定前面部92に対向する側の表面に、リフタ70によって支持される基板ホルダ80及び基板Wを加熱するための加熱装置98(第3加熱装置)を備える。加熱装置98は、基板ホルダ80が処理槽に収納される前、及び/又は基板ホルダ80が処理槽から取り出された後に、基板W及び基板ホルダ80を加熱するように構成される。
カバー可動部93は、固定前面部92の前面側から開口92aを覆うための可動側面部93aと、可動側面部93aが閉じられたときに固定背面部91と固定前面部92との隙間を覆うための可動上部93bとを有する。可動側面部93aの下端が、ヒンジ96を介して固定前面部92に取り付けられる。カバー可動部93がヒンジ96を中心に回動することで、カバー90の開閉が行われる。また、カバー90は、カバー可動部93を開閉するためのピストンシリンダ機構97を有する。カバー可動部93は、カバー可動部93が閉じたときにピストンシリンダ機構97を覆うシリンダカバー95を備えている。ピストンシリンダ機構97の一端は固定前面部92に取り付けられ、他端はシリンダカバー95に取り付けられる。
カバー90は、カバー90内部を排気する排気機構101(排気部)を有する。排気機構101は、固定背面部91に設けられた排気口99を介してカバー90内部を排気する。固定背面部91と固定前面部92との間の底部には、固定背面部91と固定前面部92とによって開口部100が形成される。リフタ70に支持された基板ホルダ80は、この開口部100を介して、カバー90の下方に位置するレジスト剥離モジュール150等の処理槽に対して出し入れされる。
図13に示すように、カバー可動部93が閉じられることで、カバー90は、リフタ70に支持された基板ホルダ80の周囲を覆うことができる。これにより、加熱装置98が発する熱をカバー90内に閉じ込めることができ、効率よく基板ホルダ80及び基板Wが加熱される。
次に、本実施形態に係る基板処理装置250における基板処理プロセスを説明する。まず、基板ホルダ80は、ホルダストッカ41に保管される。基板ホルダ80は、ホルダストッカ41において加熱装置44により加熱される。また、基板ホルダ80が備えるシーズヒータ89は、ホルダストッカ41において電源48から電力が供給され、基板ホルダ80を加熱する。
続いて、基板ホルダ80は、フィキシングユニット40a,40bの基板着脱部から基板Wを受け取り、保持する。基板ホルダ80は、フィキシングユニット40a,40bから基板搬送装置50a,50bに受け渡され、各処理槽に搬送される。基板ホルダ80が基板搬送装置50a,50bにより搬送されている間、基板ホルダ80が備えるシーズヒータ89は、把持機構54の回転モータ55を構成する筐体の内部に設けられた電源55aから電力が供給され、基板ホルダ80及び基板Wを加熱する。
基板ホルダ80は、基板搬送装置50a,50bにより、各処理槽に設けられたリフタ70に受け渡され、リフタ70により支持される。基板ホルダ80がリフタ70により支持されている間、基板ホルダ80が備えるシーズヒータ89は、リフタ70において電源77から電力が供給され、基板ホルダ80及び基板Wを加熱する。また、基板ホルダ80及び基板Wは、リフタ70に支持される間、カバー90に設けられた加熱装置98により加熱される。
続いて、基板ホルダは、リフタ70によりエッチングモジュール120又はレジスト剥離モジュール150の処理槽に収納され、基板Wに所定の処理が行われる。基板ホルダ80が処理槽に収納されている間、基板ホルダ80が備えるシーズヒータ89は、処理槽の電源78から電力が供給され、基板ホルダ80及び基板Wを加熱する。このようにして、基板ホルダ80及び基板Wは、ホルダストッカ41に保管されているときから、基板Wが処理槽で処理されるまでの間加熱され、各処理槽の処理に適切な温度まで昇温される。
以上で説明したように、本実施形態に係る基板処理装置250では、ホルダストッカ41に加熱装置44を設け、ホルダストッカ41に保管される基板ホルダ80を加熱するように構成される。一般的な基板処理プロセスにおいては、基板ホルダ80はホルダストッカ41に比較的長時間保管され、その後各プロセスのために搬送される。したがって、本基板処理装置250は、基板ホルダ80をホルダストッカ41の加熱装置44で比較的長時間加熱することができるので、基板ホルダ80を所望の温度まで加熱させることができる。このため、その後のプロセスで基板W及び基板ホルダ80を処理液に浸漬しても、処理液の温度が低下することを抑制することができる。また、基板ホルダ80を保管しておくためのホルダストッカ41で基板ホルダ80を加熱するので、別途加熱用のプロセスを設ける必要がない。このため、基板処理プロセスのスループットを低下させることがない。
また、本実施形態に係る基板処理装置250で用いられる基板ホルダ80は、基板ホルダ80に保持された基板W及び基板ホルダ80を加熱するように構成されるシーズヒータ89と、このシーズヒータ89に通電するためのホルダ端子86a,86b及びホルダ端子87a,87bを有する。これにより、ホルダストッカ41の加熱装置44による加熱に加えて、基板ホルダ80をさらに加熱することができる。また、基板ホルダ80がホルダストッカ41に保管されている間だけでなく、ホルダ端子86a,86b及びホルダ端子87a,87bから電力を供給することで、他のプロセス中でも基板ホルダ80及び基板Wを加熱することができる。
これに加えて、本実施形態に係る基板処理装置250のホルダストッカ41は、電源48と接続され、基板ホルダ80のホルダ端子87a,87bと接触可能に構成されるストッカ端子47を有する。ストッカ端子47は、基板ホルダ80がホルダストッカ41に保管されている間、ホルダ端子87a,87bに接触して、電源48からの電力がシーズヒータ89に供給される。これにより、基板ホルダ80は、ホルダストッカ41に保管されている間、加熱装置44による加熱に加えて、シーズヒータ89によっても加熱される。したがって、本実施形態によれば、確実に基板ホルダ80を所望の温度に昇温し、維持することができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置250の基板搬送装置50a,50bは、例えば回転モータ55の筐体内部に設けられる電源55aと接続され、基板ホルダ80のホルダ端子86a,86bと接触可能に構成される搬送機端子67を有する。搬送機端子67は、基板ホルダ80が基板搬送装置50a,50bに搬送されている間、ホルダ端子86a,86bに接触して、電源55aからの電力がシーズヒータ89に供給される。これにより、基板ホルダ80は、基板搬送装置50a,50bに搬送されている間も、シーズヒータ89によって加熱される。したがって、本実施形態によれば、基板ホルダ80がホルダストッカ41から処理槽まで搬送されている間、基板ホルダ80を加熱して、温度を維持することができる。また、シーズヒータ89により、基板ホルダ80により保持される基板Wを間接的に加熱することができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置250のリフタ70は、電源77と接続され、基板ホルダ80のホルダ端子87a,87bと接触可能に構成されるリフタ端子76を有する。リフタ端子76は、基板ホルダ80がリフタ70に支持されている間、ホルダ端子87a,87bに接触して、電源77からの電力がシーズヒータ89に供給される。これにより、基板ホルダ80は、リフタ70に支持されている間も、シーズヒータ89によって加熱される。したがって、本実施形態によれば、基板ホルダ80が処理槽に収納される直前も基板ホルダ80を加熱して、温度を維持することができる。また、シーズヒータ89により、基板ホルダ80により保持される基板Wを間接的に加熱することができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置250のエッチングモジュール120及びレジスト剥離モジュール150の処理槽は、電源78と接続され、基板ホルダ80のホルダ端子87a,87bと接触可能に構成される処理槽端子79を有する。処理槽端子79は、基板ホルダ80が処理槽に収納されている間、ホルダ端子87a,87bに接触して、電源78からの電力がシーズヒータ89に供給される。これにより、基板ホルダ80は、処理槽で基板Wが処理されている間も、シーズヒータ89によって加熱される。したがって、本実施形態によれば、基板ホルダ80が処理槽に収納されている間も、基板ホルダ80を加熱して、温度を維持することができる。また、シーズヒータ89により、基板ホルダ80により保持される基板Wを間接的に加熱することができる。
また、本実施形態に係る基板処理装置250のカバー90は、基板ホルダ80が処理槽に収納される前に基板W及び基板ホルダ80を加熱するように構成される加熱装置98を有する。これにより、処理槽に収納される直前まで、基板W及び基板ホルダ80を加熱し、温度を維持することができるので、処理液の温度の低下を最小限に抑制することができる。また、基板W及び基板ホルダ80の周囲をカバー90が覆うので、加熱装置98が発する熱、並びに基板W及び基板ホルダ80の熱をカバー90内に閉じ込めることができる。したがって、効率よく基板ホルダ80及び基板Wを加熱することができるとともに、加熱された基板W及び基板ホルダ80を保温することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲及び明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、又は省略が可能である。
例えば、以上で説明した実施形態では、レジスト剥離プロセス及びシード層エッチングプロセスを行うものとして説明したが、無電解めっきプロセス等の他のプロセスを行ってもよい。また、本実施形態では、レジスト剥離プロセス及びシード層エッチングプロセス
のために基板ホルダ80及び基板Wを加熱するものとして説明したが、異なるプロセスにおいて基板ホルダ80及び基板Wを冷却する必要がある場合は、加熱装置に変えて冷却装置を設けてもよい。
のために基板ホルダ80及び基板Wを加熱するものとして説明したが、異なるプロセスにおいて基板ホルダ80及び基板Wを冷却する必要がある場合は、加熱装置に変えて冷却装置を設けてもよい。
また、基板ホルダ80は、ホルダ端子86a,86b及びホルダ端子87a,87bを有するものとして説明したが、ホルダ端子はいずれか一方のみであってもよい。また、ホルダ端子の位置は、本実施形態に示された位置には限られない。基板ホルダ80に設けられる加熱装置として、シーズヒータ89以外の任意の加熱装置を採用することができる。
41…ホルダストッカ
44…加熱装置
47…ストッカ端子
48…電源
50a,50b…搬送機
55a…電源
66…処理槽
67…搬送機端子
70…リフタ
76…リフタ端子
77…電源
78…電源
79…処理槽端子
80…基板ホルダ
86a,86b,87a,87b…ホルダ端子
89…シーズヒータ
90…カバー
98…加熱装置
44…加熱装置
47…ストッカ端子
48…電源
50a,50b…搬送機
55a…電源
66…処理槽
67…搬送機端子
70…リフタ
76…リフタ端子
77…電源
78…電源
79…処理槽端子
80…基板ホルダ
86a,86b,87a,87b…ホルダ端子
89…シーズヒータ
90…カバー
98…加熱装置
Claims (11)
- 基板を保持した基板ホルダを収納し、前記基板を処理するための処理槽と、
前記基板ホルダを保管するためのホルダストッカと、
前記ホルダストッカに設けられ、前記ホルダストッカに保管される前記基板ホルダを加熱するように構成される第1加熱装置と、を有する基板処理装置。 - 請求項1に記載された基板処理装置において、
前記基板ホルダは、前記基板ホルダに保持された前記基板及び前記基板ホルダを加熱するように構成される第2加熱装置と、前記第2加熱装置に通電するためのホルダ端子を有する、基板処理装置。 - 請求項2に記載された基板処理装置において、
前記第2加熱装置に電力を供給するための第1電源を有し、
前記ホルダストッカは、前記第1電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成されるストッカ端子を有し、
前記ストッカ端子は、前記基板ホルダが前記ホルダストッカに保管されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第1電源から電力が供給される、基板処理装置。 - 請求項2又は3に記載された基板処理装置において、
前記基板を保持した前記基板ホルダを搬送する搬送機と、
前記2加熱装置に電力を供給するための第2電源と、を有し、
前記搬送機は、前記第2電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成される搬送機端子を有し、
前記搬送機端子は、前記基板ホルダが前記搬送機に搬送されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第2電源から電力が供給される、基板処理装置。 - 請求項2ないし4のいずれか一項に記載された基板処理装置において、
前記基板を保持した前記基板ホルダを支持して、前記基板ホルダを前記処理槽に収納し、又は前記処理槽から取り出すように構成されたリフタと、
前記第2加熱装置に電力を供給するための第3電源を有し、
前記リフタは、前記第3電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成されるリフタ端子を有し、
前記リフタ端子は、前記基板ホルダが前記リフタに支持されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第3電源から電力が供給される、基板処理装置。 - 請求項2ないし5のいずれか一項に記載された基板処理装置において、
前記第2加熱装置に電力を供給するための第4電源を有し、
前記処理槽は、前記第4電源と接続され、前記基板ホルダの前記ホルダ端子と接触可能に構成される処理槽端子を有し、
前記処理槽端子は、前記基板ホルダが前記処理槽に収納されている間、前記ホルダ端子に接触するように構成され、それにより、前記第2加熱装置に前記第4電源から電力が供給される、基板処理装置。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載された基板処理装置において、
前記処理槽に出し入れされる基板ホルダの周囲を覆うように構成されたカバーを有し、
前記カバーは、前記基板ホルダが前記処理槽に収納される前に前記基板及び前記基板ホ
ルダを加熱するように構成される第3加熱装置を有する、基板処理装置。 - 基板ホルダで保持された基板を処理する基板処理方法であって、
前記基板ホルダをホルダストッカに保管するステップと、
前記ホルダストッカにおいて前記基板ホルダを加熱するステップと、
前記基板ホルダで前記基板を保持するステップと、
前記基板を保持した前記基板ホルダを搬送するステップと、
前記基板ホルダを処理槽に収納するステップと、
前記処理槽において前記基板ホルダに保持された基板を処理するステップと、を有する基板処理方法。 - 請求項8に記載された基板処理方法において、
前記基板ホルダが搬送されている間、前記基板ホルダを加熱するステップを有する、基板処理方法。 - 請求項8又は9に記載された基板処理方法において、
搬送された前記基板ホルダをリフタで支持するステップと、
前記リフタに支持された前記基板ホルダを加熱するステップと、
前記リフタにより前記基板ホルダを処理槽に収納するステップと、有する基板処理方法。 - 請求項8ないし10のいずれか一項に記載された基板処理方法において、
前記基板ホルダが前記処理槽に収納されている間、前記基板ホルダを加熱するステップを有する、基板処理方法。
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