JP2002313769A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JP2002313769A
JP2002313769A JP2001119425A JP2001119425A JP2002313769A JP 2002313769 A JP2002313769 A JP 2002313769A JP 2001119425 A JP2001119425 A JP 2001119425A JP 2001119425 A JP2001119425 A JP 2001119425A JP 2002313769 A JP2002313769 A JP 2002313769A
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arm
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JP2001119425A
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Takeya Morinishi
健也 森西
Joichi Nishimura
讓一 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板への汚染物質の転写を防止し、かつ高い
スループットを得ることができる基板洗浄装置を提供す
る。 【解決手段】 カセットC1、洗浄ユニット3A、ベー
クユニット3C、カセットC2の順による搬送経路に沿
って基板Wを搬送する。当該搬送経路のうちの洗浄処理
前の経路では第1アーム群AG1(搬送アーム45a)
によって基板Wを搬送し、洗浄処理後の経路では第2ア
ーム群AG2(搬送アーム45b,45c)によって基
板Wを搬送している。汚染される第1アーム群は洗浄処
理後の基板に接触せず、清浄な第2アーム群のみが洗浄
処理後の基板に接触することとなり、基板Wへの汚染物
質の転写が防止される。また、第2アーム群AG2が2
本の搬送アーム45b,45cを有しているため、ベー
クユニット3Cにおいてスムースに基板交換を行うこと
ができ、高いスループットを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、「基板」と称する)に洗浄処
理を行う洗浄処理手段と、その洗浄処理手段に対して基
板の搬出入を行う搬送手段とを備えた基板洗浄装置、特
に基板を1枚ずつ洗浄する枚葉式の基板洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体や液晶ディスプレ
イなどの製品は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗
布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処
理、ダイシングなどの一連の諸処理を施すことにより製
造されている。これらの諸処理のうち洗浄処理を行う基
板洗浄装置には、基板の洗浄処理を行うための洗浄ユニ
ットと、加熱処理を行うためのベークユニットとを備え
たものがある。ベークユニットは、基板に付着した有機
物を加熱によって除去するために設けられている。この
ような基板洗浄装置では、未処理基板を収納したカセッ
トと、処理済基板を収納するためのカセットを載置する
とともに、基板搬送を行う搬送ロボットを備えている。
搬送ロボットが洗浄ユニット、ベークユニットおよびカ
セットの間で基板を搬送することにより一連の基板洗浄
処理が達成される。
【0003】通常、上記のような搬送ロボットは搬送ア
ームを備え、その搬送アームに基板を保持して洗浄ユニ
ット等に搬送する。そして、従来よりスループット向上
のために、搬送ロボットに2本の搬送アームを備えてい
ることが多い(いわゆるダブルアーム)。
【0004】図12は、2本の搬送アームを備えた搬送
ロボットによる基板搬送例を模式的に示す図である。こ
の例では、基板洗浄装置に洗浄ユニット120と、ベー
クユニット130と、搬送ロボット140とを備えてい
る。搬送ロボット140は、2本の搬送アーム141,
142を備えている。また、基板洗浄装置には洗浄処理
前の未処理基板を複数収納したカセット110および洗
浄処理後の処理済基板を収納するためのカセット115
が載置されている。搬送ロボット140は、2本の搬送
アーム141,142のそれぞれをカセット110、洗
浄ユニット120、ベークユニット130およびカセッ
ト115のいずれに対してもアクセスさせることができ
る。
【0005】基板洗浄処理の手順としては、まず、カセ
ット110から未処理基板を取り出して洗浄ユニット1
20に搬送し、該基板に洗浄処理を行う。洗浄処理終了
後、洗浄ユニット120からベークユニット130に基
板を搬送し、加熱処理を行って基板に付着している有機
物を除去する。加熱処理終了後、ベークユニット130
から処理済基板を取り出してカセット115に搬送し、
その内部に収納する。これらの搬送は全て搬送ロボット
140によって行われる。ここで、搬送ロボット140
は2本の搬送アーム141,142を備えているため、
以下のようにしてスループット向上を実現している。
【0006】まず、カセット110から洗浄ユニット1
20に未処理の基板101を搬送するときには、搬送ア
ーム141を使用する。そして、洗浄ユニット120に
おいては、既に洗浄処理済の基板102を搬送アーム1
42によって取り出すとともに、未処理の基板101を
搬送アーム141によって搬入する。すなわち、2本の
搬送アーム141,142を使用することによって、洗
浄ユニット120内の洗浄処理済の基板102を未処理
の基板101に交換するのである。搬送アーム142に
よって取り出された洗浄処理済の基板102はベークユ
ニット130に搬送される。
【0007】ベークユニット130においては、既に熱
処理済の基板103を搬送アーム141によって取り出
すとともに、洗浄処理済の基板102を搬送アーム14
2によって搬入する。すなわち、上記と同様に、2本の
搬送アーム141,142を使用することによって、ベ
ークユニット130内の熱処理済の基板103を洗浄処
理済の基板102に交換するのである。搬送アーム14
1によって取り出された熱処理済の基板103はカセッ
ト115に搬送され、その内部に収納される。以降、同
様の手順が繰り返され、やがて最初の未処理基板101
に対する一連の処理も完了する。
【0008】このように、基板を連続的に処理する(1
枚の基板に対する一連の処理が完了する前に次の基板を
投入する)とともに、2本の搬送アーム141,142
を使用することによって基板の入れ換えを行うことによ
り、全体としての処理時間が短縮され、高いスループッ
トが得られることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カセット1
10に収納されている洗浄前の未処理基板にはパーティ
クル等の汚染物質が付着している。このような汚染物質
は、洗浄ユニット120での洗浄処理によって取り除か
れるため、洗浄ユニット120から取り出された基板に
は付着していない。
【0010】図12に示したように搬送すると、まず、
搬送アーム141が未処理の基板101を保持する段階
にて、該基板101から搬送アーム141に汚染物質が
転写される。一方、搬送アーム142は洗浄処理済の基
板102を保持するため、汚染の転写を受けることはな
い。そして、汚染された搬送アーム141が熱処理済の
基板103を保持することにより、搬送アーム141か
ら熱処理済の基板103に汚染物質が再転写されること
となる。従って、カセット115には、洗浄処理が行わ
れた後に搬送アーム141から汚染物質を再転写された
基板が収納されるという問題が生じる。
【0011】この問題を解決するためには、汚染の転写
を受けることのない搬送アーム142によってベークユ
ニット130からカセット115に熱処理済の基板10
3を搬送するようにすれば良い。しかしながら、この場
合は、ベークユニット130において基板の交換を行う
ことができない。従って、例えば、搬送アーム142が
熱処理済の基板103を一旦カセット115に搬送して
ベークユニット130を空けた後に、洗浄ユニット12
0から洗浄処理済の基板102をベークユニット130
に搬送するようにしなければならない。その結果、搬送
に要する時間が長くなり、スループットが低下すること
となる。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、基板への汚染物質の転写を防止し、かつ高いス
ループットを得ることができる基板洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板に洗浄処理を行う洗浄処理
手段と、前記洗浄処理手段に洗浄処理前の基板を搬入す
るとともに前記洗浄処理手段から洗浄処理後の基板を搬
出する搬送手段とを備えた基板洗浄装置において、前記
搬送手段に、前記洗浄処理前の基板を保持するための第
1アーム群と、前記洗浄処理後の基板を保持するための
第2アーム群とを備え、前記第1アーム群または前記第
2アーム群のうちの一方に基板を保持する1本の搬送ア
ームを有させるとともに、他方に基板を保持する2本の
搬送アームを有させている。
【0014】また、請求項2の発明は、基板に洗浄処理
を行う洗浄処理手段と、前記洗浄処理手段に洗浄処理前
の基板を搬入するとともに前記洗浄処理手段から洗浄処
理後の基板を搬出する搬送手段とを備えた基板洗浄装置
において、前記搬送手段に、前記洗浄処理前の基板を保
持するための第1アーム群と、前記洗浄処理後の基板を
保持するための第2アーム群とを備え、前記第1アーム
群および前記第2アーム群の双方に基板を保持する2本
の搬送アームを有させている。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る基板洗浄装置において、基板に洗
浄処理以外の処理を行う非洗浄処理手段と、洗浄処理前
の未処理基板を収納する未処理基板収納部と、洗浄処理
後の処理済基板を収納する処理済基板収納部と、をさら
に備え、前記搬送手段に、前記洗浄処理手段、前記非洗
浄処理手段、前記未処理基板収納部および前記処理済基
板収納部の間にて所定の搬送経路に沿って基板を搬送さ
せるとともに、当該搬送経路のうちの洗浄処理前の経路
では前記第1アーム群によって基板を搬送させ、洗浄処
理後の経路では前記第2アーム群によって基板を搬送さ
せている。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る基板洗浄装置において、基板に洗
浄処理以外の処理を行う非洗浄処理手段と、洗浄処理前
の未処理基板を収納する未処理基板収納部と、洗浄処理
後の処理済基板を収納する処理済基板収納部とを有し、
前記未処理基板収納部から未処理基板を前記搬送手段に
渡すとともに、処理済基板を前記搬送手段から受け取っ
て前記処理済基板収納部に収納する基板搬入搬出部と、
をさらに備え、前記搬送手段に、前記洗浄処理手段、前
記非洗浄処理手段および前記基板搬入搬出部の間にて所
定の搬送経路に沿って基板を搬送させるとともに、当該
搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では前記第1アーム
群によって基板を搬送させ、洗浄処理後の経路では前記
第2アーム群によって基板を搬送させている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0018】<1.第1実施形態>図1は、本発明に係
る基板洗浄装置の全体構成を示す平面図である。また、
図2は、図1の基板洗浄装置の側面図である。なお、図
1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にする
ため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を
水平面とするXYZ直交座標系を付している。
【0019】この基板洗浄装置1は、基板Wに洗浄処理
および加熱処理を行ってパーティクルや有機物を除去す
る装置であり、主として載置ステージ2と、処理部群3
と、搬送ロボット4とを備えている。搬送ロボット4は
搬送路5に配置されており、この搬送路5を挟んで載置
ステージ2と処理部群3とが対向配置されている。
【0020】載置ステージ2は、搬送路5に沿って設け
られており、その上面の所定位置には2つのカセットC
1,C2を載置することができる。各カセットC1,C
2には、多段の収納溝が刻設されており、そえぞれの溝
には1枚の基板Wを水平姿勢にて(主面を水平面に沿わ
せて)収容することができる。従って、各カセットC
1,C2には、複数の基板Wを水平姿勢かつ多段に所定
の間隔を隔てて積層した状態にて収納することができ
る。また、各カセットC1,C2の少なくとも正面側
((−X)側)は基板Wの出し入れが可能なように開放
されている。
【0021】本実施形態では、カセットC1に洗浄処理
前の未処理基板を収納し、カセットC2に洗浄処理後の
処理済基板を収納するものとする。なお、カセットC
1,C2の載置ステージ2への載置および載置ステージ
2からの搬出は、作業者が手作業にて行っても良いし、
AGV(Automatic Guided Vehicle)等によって自動的に
行うようにしても良い。
【0022】処理部群3は、搬送路5に沿って載置ステ
ージ2とは反対側に設けられており、4つの処理ユニッ
トによって構成されている。図3は、処理部群3を搬送
路5の側から見た正面図である。処理部群3は、2つの
洗浄ユニット3A,3Bおよび2つのベークユニット3
C,3Dを備えている(以下、洗浄ユニットおよびベー
クユニットを総称して処理ユニットとする)。本実施形
態の洗浄ユニット3A,3Bは、基板Wを回転させつつ
その主面(表面または裏面)に純水を供給し、ブラシに
よって基板Wに付着したパーティクルを除去するスピン
スクラバである。なお、洗浄ユニット3A,3Bには、
基板Wの表面と裏面とを反転させる周知の反転機構を付
設するようにしても良い。また、洗浄ユニット3A,3
Bは、スピンスクラバに限定されるものではなく、基板
Wに付着した汚染物質を除去するユニットであれば種々
のものを採用することができる。一方、ベークユニット
3C,3Dはヒータを内蔵しており、基板Wを約300
℃程度に加熱することによって付着した有機物を酸化し
て除去する処理ユニットである。
【0023】図3に示すように、2つの洗浄ユニット3
A,3Bは搬送路5に沿ってY方向に並べられている。
そして、洗浄ユニット3Aの上にベークユニット3C
を、洗浄ユニット3Bの上にベークユニット3Dをそれ
ぞれ積層配置している。洗浄ユニット3A,3Bおよび
ベークユニット3C,3Dのそれぞれには、基板Wを搬
入搬出するための開口9が搬送路5に向けて形成されて
いる。なお、各処理ユニットには、開口9を開閉するた
めのシャッター等も設けられている。
【0024】処理部群3の下方には、キャビネット部6
が配置されている。キャビネット部6の内部には、基板
洗浄装置1に電力を供給するための電源や純水のタンク
および供給配管等が設置されている。
【0025】搬送ロボット4は、搬送路5に設けられ、
載置ステージ2に載置されたカセットC1,C2および
処理部群3の間にて基板Wを搬送する手段である。搬送
ロボット4は、水平移動部41、昇降部42、アーム基
台43および搬送アーム45を備えており、これらによ
って例えば洗浄ユニット3A(3B)に洗浄処理前の基
板Wを搬入するとともに洗浄ユニット3A(3B)から
洗浄処理後の基板Wを搬出することができる。
【0026】水平移動部41は、搬送ロボット4の最下
部を構成して搬送ロボット4全体を支持する部分であ
り、搬送路5の長手方向(Y方向)に沿って水平移動可
能とされている。水平移動部41が搬送路5に沿って移
動する機構としては、例えばボールネジを用いた送りね
じ機構やプーリとベルトを用いた機構等の周知の駆動機
構を採用することができる。これにより、図1中矢印A
R1にて示すように、搬送アーム45を含む搬送ロボッ
ト4の全体が搬送路5に沿ってY方向に水平移動を行う
ことができる。
【0027】水平移動部41の上部には昇降部42が設
置されている。昇降部42は、例えば特開2000−1
35475号公報に示されているようないわゆるテレス
コピック型の昇降機構を具備している。このテレスコピ
ック型の昇降機構は多段の入れ子構造をなす複数の昇降
部材を順次に収納したり引き出したりすることにより鉛
直方向に沿って昇降を行う機構である。これにより、図
2中矢印AR2にて示すように、アーム基台43および
搬送アーム45が同時に鉛直方向(Z方向)に沿って昇
降移動を行う。なお、昇降部42に組み込む昇降機構と
してはテレスコピック型の機構に限定されるものではな
く、アーム基台43および搬送アーム45を鉛直方向に
沿って昇降させることができる機構であれば、パンタグ
ラフ機構であっても良いし、ボールネジやベルトを用い
た機構、シリンダを用いた機構等周知の駆動機構を採用
することが可能である。もっとも、テレスコピック型の
昇降機構は、コンパクトかつストロークを大きくするこ
とができるという点において搬送ロボット4の昇降機構
として好適である。
【0028】水平移動部41および昇降部42によっ
て、搬送アーム45は搬送路5内をYZ平面に沿って自
在に移動することができ、カセットC1,C2、洗浄ユ
ニット3A,3Bおよびベークユニット3C,3Dのそ
れぞれの正面に位置することができる。
【0029】アーム基台43は、鉛直方向に沿った回転
軸Q周りで昇降部42に対して回転することができる。
この回転動作は、アーム基台43に内蔵したステッピン
グモータ等によって行われる。これにより、図1中矢印
AR3にて示すように、搬送アーム45は回転軸Qを中
心として水平面内(XY平面内)にて回転自在となり、
カセットC1,C2、洗浄ユニット3A,3Bおよびベ
ークユニット3C,3Dのそれぞれに対向することがで
きる。
【0030】アーム基台43の上部には、基板Wを保持
する3本の搬送アーム45a,45b,45cが設けら
れている(3本の搬送アームの個々を問題とするときに
は搬送アーム45a,45b,45cとし、特に区別す
る必要のないときは単に搬送アーム45と記載する)。
各搬送アーム45a,45b,45cは、基板Wを保持
して水平面内(XY平面内)にて進退移動を行うことが
できる。
【0031】図4は、搬送アーム45aが進退移動を行
う様子を示す図である。搬送アーム45aは、U字型形
状を有しており、その先端側の2股に分かれた保持部分
11にて基板Wを保持する。保持部分11は、基板Wを
下面から点接触にて載置支持する突起部11aと、基板
Wの外周縁部をガイドして水平方向への移動を規制する
ガイド部11bとを備えており、基板Wの脱落を防止し
つつ基板Wを搬送することができるように構成されてい
る。
【0032】搬送アーム45aは、特開2000−12
645号公報に示されているのと同様の屈伸機構13に
よって水平方向への進退移動が可能とされている。本実
施形態の屈伸機構13は、多関節型の水平動作機構であ
り、搬送アーム45a、第1アームセグメント13aお
よび第2アームセグメント13bの連結体によって構成
されている。
【0033】第2アームセグメント13bは、アーム基
台43に支持されており、アーム基台43に設けられた
電動モータによって水平面内で回動軸S3を中心として
回動自在とされている。第1アームセグメント13a
は、第2アームセグメント13bによって回動軸S2を
中心として回動自在に支持されている。さらに、搬送ア
ーム45aは、第1アームセグメント13aによって回
動軸S1を中心として回動自在に支持されている。
【0034】回動軸S1,S3のそれぞれには1つのプ
ーリが連結されており、回動軸S2には2つのプーリが
連結されている。そして、回動軸S1のプーリと回動軸
S2のプーリとの間にベルトが掛け渡されるとともに、
回動軸S2のプーリと回動軸S3のプーリとの間にもベ
ルトが掛け渡されている。また、回動軸S1から回動軸
S2までの距離と回動軸S2から回動軸S3までの距離
とは等しくされている。さらに、回動軸S1のプーリの
径と回動軸S2のプーリの径とは2対1にされるととも
に、回動軸S2のプーリの径と回動軸S3のプーリの径
とは1対2にされている。
【0035】この状態にて、アーム基台43に設けられ
た電動モータが第2アームセグメント13bを回動させ
ると、図4中矢印AR4にて示すように、搬送アーム4
5aが同一の姿勢を維持したまま水平方向に直線状に進
退移動を行う。なお、搬送アーム45aの進退移動機構
としては、上記の屈伸機構13に限定されるものではな
く、例えばボールネジを用いた送りねじ機構等の周知の
機構を採用することができる。また、搬送アーム45
b,45cの進退移動動作についても搬送アーム45a
と全く同様であり、搬送アーム45a,45b,45c
のそれぞれは相互に独立に進退移動を行うことができ
る。
【0036】以上のような、水平移動部41の水平移動
動作、昇降部42の昇降動作、アーム基台43の回転動
作および屈伸機構13を用いた進退移動動作により、搬
送アーム45a,45b,45cのそれぞれはカセット
C1,C2、洗浄ユニット3A,3Bおよびベークユニ
ット3C,3Dのいずれに対しても基板Wを搬入するこ
とができ、またいずれからも基板Wを搬出することがで
きる。
【0037】なお、第1実施形態においては、洗浄ユニ
ット3A,3Bが洗浄処理手段に、搬送ロボット4が搬
送手段に、ベークユニット3C,3Dが非洗浄処理手段
に、カセットC1が未処理基板収納部に、カセットC2
が処理済基板収納部にそれぞれ相当する。
【0038】次に、上記の構成を有する基板洗浄装置1
における基板搬送手順について説明する。図5は、第1
実施形態における基板搬送を模式的に示した概念図であ
る。
【0039】第1実施形態の搬送手順は、カセットC1
から取り出した未処理の基板Wを洗浄ユニット3Aに搬
送し、洗浄処理が終了した基板Wを洗浄ユニット3Aか
らベークユニット3Cに搬送し、加熱処理の終了した基
板Wをベークユニット3CからカセットC2に搬送する
というものである。すなわち、搬送ロボット4は、カセ
ットC1、洗浄ユニット3A、ベークユニット3C、カ
セットC2の順による搬送経路に沿って基板Wを搬送す
る。なお、洗浄ユニット3Aに代えて洗浄ユニット3B
に搬送するようにしても良いし、ベークユニット3Cに
代えてベークユニット3Dに搬送するようにしても良
く、いずれも空いている方の処理ユニットに適宜基板W
を搬送すれば良い。また、既述したように、洗浄ユニッ
ト3Aにおいては基板Wに付着したパーティクルが除去
され、ベークユニット3Cにおいては有機物が除去され
る。
【0040】第1実施形態においては、搬送ロボット4
の3本の搬送アーム45a,45b,45cを2群に分
割し、搬送アーム45aを洗浄処理前の基板Wを保持す
るための第1アーム群AG1とし、搬送アーム45b,
45cを洗浄処理後の基板Wを保持するための第2アー
ム群AG2としている。以下、これについてより具体的
に説明する。
【0041】まず、搬送アーム45aによってカセット
C1から未処理の基板W11を取り出して洗浄ユニット
3Aに搬送する。そして、洗浄ユニット3Aにおいて
は、既に洗浄処理済の基板W12を搬送アーム45bに
よって取り出すとともに、未処理の基板W11を搬送ア
ーム45aによって搬入する。すなわち、搬送アーム4
5a,45bによって、洗浄ユニット3A内の洗浄処理
済の基板W12を未処理の基板W11に交換するのであ
る。洗浄処理済の基板W12は、搬送アーム45bによ
って洗浄ユニット3Aからベークユニット3Cに搬送さ
れる。
【0042】ベークユニット3Cにおいては、既に熱処
理済の基板W13を搬送アーム45cによって取り出す
とともに、洗浄処理済の基板W12を搬送アーム45b
によって搬入する。すなわち、上記と同様に、2本の搬
送アーム45b,45cによって、ベークユニット3C
内の熱処理済の基板W13を洗浄処理済の基板W12に
交換するのである。熱処理済の基板W13は、搬送アー
ム45cによってベークユニット3CからカセットC2
に搬送され、カセットC2内に収納される。以降、同様
の手順が繰り返され、最初の未処理の基板W11にも洗
浄処理、加熱処理が順次に行われてやがてカセットC2
に収容される。
【0043】以上のように、第1実施形態では、基板W
の搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第1アーム群
AG1(搬送アーム45a)によって基板Wを搬送し、
洗浄処理後の経路では第2アーム群AG2(搬送アーム
45b,45c)によって基板Wを搬送している。従っ
て、第1アーム群AG1の搬送アーム45aは、洗浄処
理前の基板Wを保持することによって汚染物質の転写を
受けるものの、洗浄処理後の基板Wを保持することはな
いため洗浄処理後の基板Wに汚染を転写させることはな
い。
【0044】一方、第2アーム群AG2の搬送アーム4
5b,45cが洗浄処理前の基板Wを保持することはな
いため、第2アーム群AG2への汚染物質の転写が防止
される。よって、第2アーム群AG2は清浄な状態に維
持され続けることとなり、そのような第2アーム群AG
2が洗浄処理後の基板Wを保持しても、洗浄処理後の基
板Wに汚染物質が転写されるおそれはない。すなわち、
洗浄処理の前後において、使用するアーム群を異なるも
のとし、汚染される第1アーム群は洗浄処理後の基板に
接触せず、清浄な第2アーム群のみが洗浄処理後の基板
に接触することとなるため、洗浄処理後の基板Wへの汚
染物質の転写が防止されるのである。なお、熱処理によ
って除去される有機物は基板Wに固着しているものであ
るため、搬送アームが接触した程度では転写されるもの
ではない。
【0045】また、第1実施形態では、第2アーム群A
G2が2本の搬送アーム45b,45cを有しているた
め、ベークユニット3Cにおいてスムースに基板交換を
行うことができる。その結果、搬送に要する全体として
の処理時間を短くすることができ、高いスループットを
得ることができる。なお、第1アーム群AG1は1本の
搬送アーム45aしか有していないが、第1アーム群A
G1はカセットC1から洗浄ユニット3Aへの基板搬送
を担当するのみであるため、1本の搬送アーム45aだ
けであってもスループットが低下することはない。
【0046】<2.第2実施形態>次に、本発明の第2
実施形態について説明する。第2実施形態の基板洗浄装
置1の構成については第1実施形態と全く同じである。
第2実施形態が第1実施形態と異なるのは、基板搬送手
順である。図6は、第2実施形態における基板搬送を模
式的に示した概念図である。
【0047】第2実施形態の搬送手順は、カセットC1
から取り出した未処理の基板Wをベークユニット3Cに
搬送し、加熱処理が終了した基板Wをベークユニット3
Cから洗浄ユニット3Aに搬送し、洗浄処理の終了した
基板Wを洗浄ユニット3AからカセットC2に搬送する
というものである。すなわち、第1実施形態では洗浄処
理の後に加熱処理を行っていたのに対し、第2実施形態
では加熱処理の後に洗浄処理を行うようにしており、搬
送ロボット4は、カセットC1、ベークユニット3C、
洗浄ユニット3A、カセットC2の順による搬送経路に
沿って基板Wを搬送する。なお、第1実施形態と同様
に、洗浄ユニット3Aに代えて洗浄ユニット3Bに搬送
するようにしても良いし、ベークユニット3Cに代えて
ベークユニット3Dに搬送するようにしても良く、いず
れも空いている方の処理ユニットに適宜基板Wを搬送す
れば良い。また、洗浄ユニット3Aおよびベークユニッ
ト3Cにおける処理内容も第1実施形態と同じである。
【0048】第2実施形態においても、搬送ロボット4
の3本の搬送アーム45a,45b,45cを2群に分
割しているが、その分割の形態が第1実施形態と異な
る。すなわち、搬送アーム45a,45bを洗浄処理前
の基板Wを保持するための第1アーム群AG1とし、搬
送アーム45cを洗浄処理後の基板Wを保持するための
第2アーム群AG2としている。
【0049】具体的な搬送形態としては、まず、搬送ア
ーム45aによってカセットC1から未処理の基板W2
1を取り出してベークユニット3Cに搬送する。そし
て、ベークユニット3Cにおいては、既に熱処理済の基
板W22を搬送アーム45bによって取り出すととも
に、未処理の基板W21を搬送アーム45aによって搬
入する。すなわち、2本の搬送アーム45a,45bに
よって、ベークユニット3C内の熱処理済の基板W22
を未処理の基板W21に交換するのである。熱処理済の
基板W22は、搬送アーム45bによってベークユニッ
ト3Cから洗浄ユニット3Aに搬送される。
【0050】洗浄ユニット3Aにおいては、既に洗浄処
理済の基板W23を搬送アーム45cによって取り出す
とともに、熱処理済の基板W22を搬送アーム45bに
よって搬入する。すなわち、上記と同様に、搬送アーム
45b,45cによって、洗浄ユニット3A内の洗浄処
理済の基板W23を熱処理済の基板W22に交換するの
である。洗浄処理済の基板W23は、搬送アーム45c
によって洗浄ユニット3AからカセットC2に搬送さ
れ、カセットC2内に収納される。以降、同様の手順が
繰り返され、最初の未処理の基板W21にも加熱処理、
洗浄処理が順次に行われてやがてカセットC2に収容さ
れる。
【0051】以上のように、第2実施形態では、基板W
の搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第1アーム群
AG1(搬送アーム45a,45b)によって基板Wを
搬送し、洗浄処理後の経路では第2アーム群AG2(搬
送アーム45c)によって基板Wを搬送している。従っ
て、第1アーム群AG1の搬送アーム45a,45b
は、洗浄処理前の基板Wを保持することによって汚染物
質の転写を受けるものの、洗浄処理後の基板Wを保持す
ることはないため洗浄処理後の基板Wに汚染を転写させ
るおそれはない。
【0052】一方、第2アーム群AG2の搬送アーム4
5cが洗浄処理前の基板Wを保持することはないため、
第2アーム群AG2への汚染物質の転写が防止される。
よって、第2アーム群AG2は清浄な状態に維持され続
けることとなり、そのような第2アーム群AG2が洗浄
処理後の基板Wを保持しても、洗浄処理後の基板Wに汚
染物質が転写されるおそれはない。すなわち、第1実施
形態と同様に、洗浄処理の前後において、使用するアー
ム群を異なるものとし、汚染される第1アーム群は洗浄
処理後の基板に接触せず、清浄な第2アーム群のみが洗
浄処理後の基板に接触することとなるため、洗浄処理後
の基板Wへの汚染物質の転写が防止されるのである。
【0053】また、第2実施形態では、第1アーム群A
G1が2本の搬送アーム45a,45bを有しているた
め、ベークユニット3Cにおいてスムースに基板交換を
行うことができる。その結果、搬送に要する全体として
の処理時間を短くすることができ、高いスループットを
得ることができる。なお、第2アーム群AG2は1本の
搬送アーム45cしか有していないが、第2アーム群A
G2は洗浄ユニット3AからカセットC2への基板搬送
を担当するのみであるため、1本の搬送アーム45cだ
けであってもスループットが低下することはない。
【0054】<3.第3実施形態>次に、本発明の第3
実施形態について説明する。図7は、第3実施形態の基
板洗浄装置1aの側面図である。この基板洗浄装置1a
が第1実施形態の基板洗浄装置1と異なるのは、搬送ロ
ボット4が基板Wを保持する4本の搬送アーム45a,
45b,45c,45dを備えている点である。搬送ア
ーム45dの構造および動作については他の搬送アーム
45a,45b,45cと全く同じである。すなわち、
水平移動部41の水平移動動作、昇降部42の昇降動
作、アーム基台43の回転動作および屈伸機構13を用
いた進退移動動作により、搬送アーム45dはカセット
C1,C2、洗浄ユニット3A,3Bおよびベークユニ
ット3C,3Dのいずれに対しても基板Wを搬入するこ
とができ、いずれからも基板Wを搬出することができ
る。
【0055】図8は、第3実施形態における基板搬送を
模式的に示した概念図である。第3実施形態の搬送手順
は、カセットC1から取り出した未処理の基板Wをベー
クユニット3Cに搬送し、加熱処理が終了した基板Wを
ベークユニット3Cから洗浄ユニット3Aに搬送し、洗
浄処理が終了した基板Wを洗浄ユニット3Aからベーク
ユニット3Dに搬送し、2回目の加熱処理の終了した基
板Wをベークユニット3DからカセットC2に搬送する
というものである。すなわち、搬送ロボット4は、カセ
ットC1、ベークユニット3C、洗浄ユニット3A、ベ
ークユニット3D、カセットC2の順による搬送経路に
沿って基板Wを搬送する。なお、洗浄ユニット3Aに代
えて洗浄ユニット3Bに搬送するようにしても良い。ま
た、ベークユニット3Cまたはベークユニット3Dのい
ずれに搬送するかは任意である。洗浄ユニット3Aおよ
びベークユニット3C,3Dにおける処理内容は第1実
施形態と同じである。
【0056】第3実施形態においては、搬送ロボット4
の4本の搬送アーム45a,45b,45c,45dを
2群に分割し、搬送アーム45a,45bを洗浄処理前
の基板Wを保持するための第1アーム群AG1とし、搬
送アーム45c,45dを洗浄処理後の基板Wを保持す
るための第2アーム群AG2としている。
【0057】具体的な搬送形態としては、まず、搬送ア
ーム45aによってカセットC1から未処理の基板W3
1を取り出してベークユニット3Cに搬送する。そし
て、ベークユニット3Cにおいては、既に熱処理済の基
板W32を搬送アーム45bによって取り出すととも
に、未処理の基板W31を搬送アーム45aによって搬
入する。すなわち、2本の搬送アーム45a,45bに
よって、ベークユニット3C内の熱処理済の基板W32
を未処理の基板W31に交換するのである。熱処理済の
基板W32は、搬送アーム45bによってベークユニッ
ト3Cから洗浄ユニット3Aに搬送される。
【0058】洗浄ユニット3Aにおいては、既に洗浄処
理済の基板W33を搬送アーム45cによって取り出す
とともに、熱処理済の基板W32を搬送アーム45bに
よって搬入する。すなわち、上記と同様に、搬送アーム
45b,45cによって、洗浄ユニット3A内の洗浄処
理済の基板W33を熱処理済の基板W32に交換するの
である。洗浄処理済の基板W33は、搬送アーム45c
によって洗浄ユニット3Aからベークユニット3Dに搬
送される。
【0059】ベークユニット3Dにおいては、既に熱処
理済の基板W34を搬送アーム45dによって取り出す
とともに、洗浄処理済の基板W33を搬送アーム45c
によって搬入する。すなわち、2本の搬送アーム45
c,45dによって、ベークユニット3D内の熱処理済
の基板W34を洗浄処理済の基板W33に交換するので
ある。熱処理済の基板W34は、搬送アーム45dによ
ってベークユニット3DからカセットC2に搬送され、
カセットC2内に収納される。以降、同様の手順が繰り
返され、最初の未処理の基板W31にも加熱処理、洗浄
処理、加熱処理が順次に行われてやがてカセットC2に
収容される。
【0060】以上のように、第3実施形態では、基板W
の搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第1アーム群
AG1(搬送アーム45a,45b)によって基板Wを
搬送し、洗浄処理後の経路では第2アーム群AG2(搬
送アーム45c,45d)によって基板Wを搬送してい
る。従って、第1アーム群AG1の搬送アーム45a,
45bは、洗浄処理前の基板Wを保持することによって
汚染物質の転写を受けるものの、洗浄処理後の基板Wを
保持することはないため洗浄処理後の基板Wに汚染を転
写させるおそれはない。
【0061】一方、第2アーム群AG2の搬送アーム4
5c,45dが洗浄処理前の基板Wを保持することはな
いため、第2アーム群AG2への汚染物質の転写が防止
される。よって、第2アーム群AG2は清浄な状態に維
持され続けることとなり、そのような第2アーム群AG
2が洗浄処理後の基板Wを保持しても、洗浄処理後の基
板Wに汚染物質が転写されるおそれはない。すなわち、
第1実施形態と同様に洗浄処理の前後において、使用す
るアーム群を異なるものとし、汚染される第1アーム群
は洗浄処理後の基板Wに接触せず、清浄な第2アーム群
のみが洗浄処理後の基板Wに接触することとなるため、
洗浄処理後の基板Wへの汚染物質の転写が防止されるの
である。
【0062】また、第3実施形態では、第1アーム群A
G1が2本の搬送アーム45a,45bを有しているた
め、ベークユニット3Cにおいてスムースに基板交換を
行うことができる。同様に、第2アーム群AG2が2本
の搬送アーム45c,45dを有しているため、ベーク
ユニット3Dにおいてもスムースに基板交換を行うこと
ができる。その結果、搬送に要する全体としての処理時
間を短くすることができ、高いスループットを得ること
ができる。
【0063】<4.第4実施形態>次に、本発明の第4
実施形態について説明する。図9は、第4実施形態の基
板洗浄装置1bの平面図である。第4実施形態の基板洗
浄装置1bにおいては、搬送路5を挟んで洗浄ユニット
3A,3Bとベークユニット3C,3Dとを対向配置し
ている。洗浄ユニット3A,3Bは、搬送路5に沿って
X方向に並べて平面的に配置されている。同様に、ベー
クユニット3C,3Dは、搬送路5に沿ってX方向に並
べて平面的に配置されている。洗浄ユニット3A,3B
およびベークユニット3C,3Dの機能および処理内容
は第1実施形態と同じである。
【0064】搬送ロボット4の構成および動作は、第1
実施形態と全く同じである。搬送ロボット4は、搬送路
5に沿って移動することができ、3本の搬送アーム45
a,45b,45cのそれぞれは洗浄ユニット3A,3
Bおよびベークユニット3C,3Dのいずれに対しても
基板Wを搬入することができ、いずれからも基板Wを搬
出することができる。但し、搬送アーム45a,45
b,45cは、カセットC1〜C4に直接アクセスする
ことはできない。
【0065】第4実施形態の基板洗浄装置1bにおいて
は、搬送路5の長手方向端部にインデクサIDが設置さ
れている。インデクサIDには、4つのカセットC1,
C2,C3,C4を載置することができる。カセット自
体の構成は第1実施形態と同じであるが、第4実施形態
では、カセットC1,C2に洗浄処理前の未処理基板を
収納し、カセットC3,C4に洗浄処理後の処理済基板
を収納するものとする。
【0066】また、インデクサIDには、移載ロボット
7が設けられている。移載ロボット7は、図9中矢印A
R9にて示すように、Y方向に沿って水平移動可能に構
成されている。また、移載ロボット7は回転動作および
昇降動作を行うことができるとともに、移載アーム71
を進退移動させることができる。これにより、移載ロボ
ット7は、移載アーム71をカセットC1〜C4のいず
れに対してもアクセスさせることができるとともに、搬
送ロボット4の搬送アーム45a,45b,45cとの
間で基板Wの受け渡しを行わせることができる。これら
の動作を行う駆動機構としては、搬送ロボット4と同様
に公知の種々の機構を採用することができる。
【0067】移載ロボット7には、2つの移載アーム7
1a,71bが設けられている。図10は、2つの移載
アーム71a,71bを示す図である。2つの移載アー
ム71a,71bは互いに独立に駆動されるものであ
る。そして、移載アーム71aは未処理の基板Wをカセ
ットC1,C2から取り出して搬送ロボット4に渡す一
方、移載アーム71bは処理済の基板Wを搬送ロボット
4から受け取ってカセットC3,C4に収納する。すな
わち、移載アーム71aおよび移載アーム71bの役割
を異なるものとし、移載アーム71aは未処理の基板W
のみを保持して汚染されるものの、移載アーム71bは
処理済の基板Wのみを保持して汚染されないようにして
いる。
【0068】なお、第4実施形態においては、洗浄ユニ
ット3A,3Bが洗浄処理手段に、搬送ロボット4が搬
送手段に、ベークユニット3C,3Dが非洗浄処理手段
に、カセットC1,C2が未処理基板収納部に、カセッ
トC3,C4が処理済基板収納部に、インデクサIDが
基板搬入搬出部にそれぞれ相当する。
【0069】図11は、第4実施形態における基板搬送
を模式的に示した概念図である。第4実施形態の搬送手
順は、カセットC1から取り出した未処理の基板Wを洗
浄ユニット3Aに搬送し、洗浄処理が終了した基板Wを
洗浄ユニット3Aからベークユニット3Cに搬送し、加
熱処理が終了した基板Wをベークユニット3Cからベー
クユニット3Dに搬送し、2回目の加熱処理の終了した
基板Wをベークユニット3DからカセットC3に搬送す
るというものである。但し、第4実施形態では、洗浄処
理前の未処理基板を収納したカセットC1および洗浄処
理後の処理済基板を収納するカセットC3がインデクサ
IDに載置されており、インデクサIDがカセットC1
から未処理基板を搬送ロボット4に渡すとともに、処理
済基板を搬送ロボット4から受け取ってカセットC3に
収納する。
【0070】従って、搬送ロボット4は、インデクサI
D、洗浄ユニット3A、ベークユニット3C、ベークユ
ニット3D、インデクサIDの順による搬送経路に沿っ
て基板Wを搬送する。なお、カセットC1に代えてカセ
ットC2から未処理の基板Wを取り出すようにしても良
く、カセットC3に代えてカセットC4に処理済の基板
Wを収納するようにしても良い。また、洗浄ユニット3
Aに代えて洗浄ユニット3Bに搬送するようにしても良
い。さらに、ベークユニット3Cまたはベークユニット
3Dのいずれに搬送するかは任意である。洗浄ユニット
3Aおよびベークユニット3C,3Dにおける処理内容
は第1実施形態と同じである。
【0071】第4実施形態においては、搬送ロボット4
の3本の搬送アーム45a,45b,45cを2群に分
割し、搬送アーム45aを洗浄処理前の基板Wを保持す
るための第1アーム群AG1とし、搬送アーム45b,
45cを洗浄処理後の基板Wを保持するための第2アー
ム群AG2としている。
【0072】具体的な搬送形態としては、まず、インデ
クサIDの移載アーム71aによってカセットC1から
未処理の基板W41を取り出し、搬送ロボット4の搬送
アーム45aに渡す。搬送アーム45aは、その未処理
の基板W41を洗浄ユニット3Aに搬送する。そして、
洗浄ユニット3Aにおいては、既に洗浄処理済の基板W
42を搬送アーム45bによって取り出すとともに、未
処理の基板W41を搬送アーム45aによって搬入す
る。すなわち、搬送アーム45a,45bによって、洗
浄ユニット3A内の洗浄処理済の基板W42を未処理の
基板W41に交換するのである。洗浄処理済の基板W4
2は、搬送アーム45bによって洗浄ユニット3Aから
ベークユニット3Cに搬送される。
【0073】ベークユニット3Cにおいては、既に熱処
理済の基板W43を搬送アーム45cによって取り出す
とともに、洗浄処理済の基板W42を搬送アーム45b
によって搬入する。すなわち、上記と同様に、2本の搬
送アーム45b,45cによって、ベークユニット3C
内の熱処理済の基板W43を洗浄処理済の基板W42に
交換するのである。熱処理済の基板W43は、搬送アー
ム45cによってベークユニット3Cからベークユニッ
ト3Dに搬送される。
【0074】ベークユニット3Dにおいては、既に2回
目の熱処理済の基板W44を搬送アーム45bによって
取り出すとともに、1回目の熱処理済の基板W43を搬
送アーム45cによって搬入する。すなわち、2本の搬
送アーム45c,45bによって、ベークユニット3D
内の2回目の熱処理済の基板W44を1回目の熱処理済
の基板W43に交換するのである。熱処理済の基板W4
4は、搬送アーム45bによってベークユニット3Dか
らインデクサIDの移載アーム71bに渡される。そし
て、移載アーム71bが受け取った処理済の基板W44
をカセットC3内に収納する。以降、同様の手順が繰り
返され、最初の未処理の基板W41にも洗浄処理および
2回の加熱処理が順次に行われてやがてカセットC3に
収容される。
【0075】以上のように、第4実施形態では、基板W
の搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第1アーム群
AG1(搬送アーム45a)によって基板Wを搬送し、
洗浄処理後の経路では第2アーム群AG2(搬送アーム
45b,45c)によって基板Wを搬送している。従っ
て、第1アーム群AG1の搬送アーム45aは、洗浄処
理前の基板Wを保持することによって汚染物質の転写を
受けるものの、洗浄処理後の基板Wを保持することはな
いため洗浄処理後の基板Wに汚染を転写させるおそれも
ない。同様に、洗浄処理前の基板Wを保持する移載アー
ム71aが洗浄処理後の基板Wを保持することもないた
め、洗浄処理後の基板Wへの汚染転写を防止することが
できる。
【0076】一方、第2アーム群AG2の搬送アーム4
5b,45cが洗浄処理前の基板Wを保持することはな
いため、第2アーム群AG2への汚染物質の転写が防止
される。よって、第2アーム群AG2は清浄な状態に維
持され続けることとなり、そのような第2アーム群AG
2が洗浄処理後の基板Wを保持しても、洗浄処理後の基
板Wに汚染物質が転写されるおそれはない。同様に、洗
浄処理後の基板Wを保持する移載アーム71bが洗浄処
理前の基板Wを保持することもないため、洗浄処理後の
基板Wへの汚染転写を防止することができる。
【0077】すなわち、第1実施形態と同様に洗浄処理
の前後において、使用するアーム群を異なるものとして
いるため、洗浄処理後の基板Wへの汚染物質の転写が防
止されるのである。そして、これに対応させて、洗浄処
理の前後において使用する移載アームも異なるものとし
ているので、移載アームによって基板Wが汚染されるお
それもない。
【0078】また、第4実施形態では、第2アーム群A
G2が2本の搬送アーム45b,45cを有しているた
め、ベークユニット3Cおよびベークユニット3Dにお
いてスムースに基板交換を行うことができる。なお、第
1アーム群AG1は1本の搬送アーム45aしか有して
いないが、第1アーム群AG1はカセットC1(厳密に
はインデクサID)から洗浄ユニット3Aへの基板搬送
を担当するのみであるため、1本の搬送アーム45aだ
けであってもスループットが低下することはない。その
結果、搬送に要する全体としての処理時間を短くするこ
とができ、高いスループットを得ることができる。
【0079】<5.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、基板Wの搬送手順は上記各実施
形態に限定されず、種々のパターンを採用することが可
能である。例えば、図11に示した第4実施形態の搬送
手順を第1実施形態の基板洗浄装置1において実行する
ようにしても良い。
【0080】換言すれば、3本または4本の搬送アーム
を第1アーム群AG1と第2アーム群AG2とに分割
し、基板Wの搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第
1アーム群AG1によって基板Wを搬送し、洗浄処理後
の経路では第2アーム群AG2によって基板Wを搬送す
るような形態であれば、基板Wへの汚染物質の転写を防
止することができるのである。搬送アームを3本とする
か4本とするかは、洗浄処理前後の搬送工程数に応じて
決定すれば良い。カセットまたはインデクサIDから直
接洗浄ユニットに未処理の基板Wを搬送するとき、すな
わち搬送経路のうちの洗浄処理前の経路に非洗浄処理ユ
ニット(上記各実施形態ではベークユニット)が含まれ
ないときには、洗浄処理前の搬送工程が1工程であるた
め、第1アーム群AG1の搬送アームを1本にすること
ができる。同様に、洗浄ユニットから直接カセットまた
はインデクサIDに処理済の基板Wを搬送するとき、す
なわち搬送経路のうちの洗浄処理後の経路に非洗浄処理
ユニット(上記各実施形態ではベークユニット)が含ま
れないときには、洗浄処理後の搬送工程が1工程である
ため、第1アーム群AG1の搬送アームを1本にするこ
とができる。これらの場合には搬送アームを3本にする
ことができる。
【0081】一方、洗浄ユニットの前に洗浄処理以外の
処理を行う非洗浄処理ユニットに基板Wを搬送すると
き、すなわち搬送経路のうちの洗浄処理前の経路に非洗
浄処理ユニットが含まれるときには、高いスループット
を得るべく当該非洗浄処理ユニットにおいて基板交換を
行う必要があるため、第1アーム群AG1の搬送アーム
を2本にする。また、洗浄ユニットの後に洗浄処理以外
の処理を行う非洗浄処理ユニットに基板Wを搬送すると
き、すなわち搬送経路のうちの洗浄処理後の経路に非洗
浄処理ユニットが含まれるときにも、高いスループット
を得るべく当該非洗浄処理ユニットにおいて基板交換を
行う必要があるため、第2アーム群AG2の搬送アーム
を2本にする。そして、洗浄処理の前後の双方において
非洗浄処理ユニットに基板Wを搬送するときには、第1
アーム群AG1および第2アーム群AG2ともに搬送ア
ームを2本にする。その結果、全体としての搬送アーム
の数が4本になるのである。
【0082】なお、洗浄ユニットの前に複数の非洗浄処
理ユニットに基板Wを搬送する場合であっても、基板交
換には2本の搬送アームがあれば十分であるため、第1
アーム群AG1の搬送アームを3本以上にする必要はな
い。同様に、洗浄ユニットの後に複数の非洗浄処理ユニ
ットに基板Wを搬送する場合であっても、第2アーム群
AG2の搬送アームを3本以上にする必要はない。
【0083】また、上記実施形態においては、非洗浄処
理ユニットをベークユニットとしていたが、これに限定
されるものではなく、基板Wに洗浄処理以外の処理を行
うものであれば良く、例えば基板Wの表裏を反転させる
ユニットであっても良い。
【0084】また上記実施形態においては、未処理基板
収納部と処理済基板収納部とをそれぞれ別のカセットを
設けて構成していたが、洗浄処理ユニット等で処理され
た処理済基板Wを未処理状態の時に収納されていたカセ
ットの元の位置に収納する場合等、未処理基板収納部と
処理済基板収納部とを1つのカセットで兼用するように
してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、洗浄処理前の基板を保持するための第1アー
ム群または洗浄処理後の基板を保持するための第2アー
ム群のうちの一方が基板を保持する1本の搬送アームを
有するとともに、他方が基板を保持する2本の搬送アー
ムを有するため、汚染される第1アーム群は洗浄処理後
の基板に接触せず、清浄な第2アーム群のみが洗浄処理
後の基板に接触することとなり、基板への汚染物質の転
写が防止される。また、2本の搬送アームを有するアー
ム群によって基板交換を行うことにより、高いスループ
ットを得ることができる。
【0086】また、請求項2の発明によれば、洗浄処理
前の基板を保持するための第1アーム群および洗浄処理
後の基板を保持するための第2アーム群の双方が基板を
保持する2本の搬送アームを有するため、汚染される第
1アーム群は洗浄処理後の基板に接触せず、清浄な第2
アーム群のみが洗浄処理後の基板に接触することとな
り、基板への汚染物質の転写が防止される。また、第1
アーム群および第2アーム群の双方が基板交換を行うこ
とができ、高いスループットを得ることができる。
【0087】また、請求項3の発明によれば、搬送手段
が、洗浄処理手段、非洗浄処理手段、未処理基板収納部
および処理済基板収納部の間にて所定の搬送経路に沿っ
て基板を搬送するとともに、当該搬送経路のうちの洗浄
処理前の経路では第1アーム群によって基板を搬送し、
洗浄処理後の経路では第2アーム群によって基板を搬送
するため、汚染される第1アーム群は洗浄処理後の基板
に接触せず、清浄な第2アーム群のみが洗浄処理後の基
板に接触することとなり、基板への汚染物質の転写が防
止される。また、2本の搬送アームを有するアーム群に
よって基板交換を行うことにより、高いスループットを
得ることができる。
【0088】また、請求項4の発明によれば、搬送手段
が、洗浄処理手段、非洗浄処理手段および基板搬入搬出
部の間にて所定の搬送経路に沿って基板を搬送するとと
もに、当該搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では第1
アーム群によって基板を搬送し、洗浄処理後の経路では
第2アーム群によって基板を搬送するため、汚染される
第1アーム群は洗浄処理後の基板に接触せず、清浄な第
2アーム群のみが洗浄処理後の基板に接触することとな
り、基板への汚染物質の転写が防止される。また、2本
の搬送アームを有するアーム群によって基板交換を行う
ことにより、高いスループットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板洗浄装置の全体構成を示す平
面図である。
【図2】図1の基板洗浄装置の側面図である。
【図3】図1の基板洗浄装置の処理部群を搬送路の側か
ら見た正面図である。
【図4】搬送アームが進退移動を行う様子を示す図であ
る。
【図5】第1実施形態における基板搬送を模式的に示し
た概念図である。
【図6】第2実施形態における基板搬送を模式的に示し
た概念図である。
【図7】第3実施形態の基板洗浄装置の側面図である。
【図8】第3実施形態における基板搬送を模式的に示し
た概念図である。
【図9】第4実施形態の基板洗浄装置の平面図である。
【図10】移載ロボットの2つの移載アームを示す図で
ある。
【図11】第4実施形態における基板搬送を模式的に示
した概念図である。
【図12】2本の搬送アームを備えた搬送ロボットによ
る基板搬送例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 基板洗浄装置 3 処理部群 3A,3B 洗浄ユニット 3C,3D ベークユニット 4 搬送ロボット 5 搬送路 7 移載ロボット 45a,45b,45c,45d 搬送アーム AG1 第1アーム群 AG2 第2アーム群 C1,C2,C3,C4 カセット ID インデクサ W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 H01L 21/68 H01L 21/68 A (72)発明者 西村 讓一 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA25 FA30 HA01 MA20 2H090 JB02 JC19 3B116 AA02 AA03 AB01 AB08 AB23 AB43 BA03 BB21 BB82 CC00 CC03 5F031 CA02 CA05 CA07 FA01 FA02 FA04 FA07 FA11 FA12 FA15 GA06 GA43 GA47 GA48 GA49 GA50 JA49 LA07 LA13 MA23 MA26 MA27 PA03 PA26 PA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に洗浄処理を行う洗浄処理手段と、
    前記洗浄処理手段に洗浄処理前の基板を搬入するととも
    に前記洗浄処理手段から洗浄処理後の基板を搬出する搬
    送手段とを備えた基板洗浄装置であって、 前記搬送手段は、前記洗浄処理前の基板を保持するため
    の第1アーム群と、前記洗浄処理後の基板を保持するた
    めの第2アーム群とを備え、 前記第1アーム群または前記第2アーム群のうちの一方
    が基板を保持する1本の搬送アームを有するとともに、
    他方が基板を保持する2本の搬送アームを有することを
    特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 基板に洗浄処理を行う洗浄処理手段と、
    前記洗浄処理手段に洗浄処理前の基板を搬入するととも
    に前記洗浄処理手段から洗浄処理後の基板を搬出する搬
    送手段とを備えた基板洗浄装置であって、 前記搬送手段は、前記洗浄処理前の基板を保持するため
    の第1アーム群と、前記洗浄処理後の基板を保持するた
    めの第2アーム群とを備え、 前記第1アーム群および前記第2アーム群の双方が基板
    を保持する2本の搬送アームを有することを特徴とする
    基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板洗
    浄装置において、 基板に洗浄処理以外の処理を行う非洗浄処理手段と、 洗浄処理前の未処理基板を収納する未処理基板収納部
    と、 洗浄処理後の処理済基板を収納する処理済基板収納部
    と、をさらに備え、 前記搬送手段は、前記洗浄処理手段、前記非洗浄処理手
    段、前記未処理基板収納部および前記処理済基板収納部
    の間にて所定の搬送経路に沿って基板を搬送するととも
    に、当該搬送経路のうちの洗浄処理前の経路では前記第
    1アーム群によって基板を搬送し、洗浄処理後の経路で
    は前記第2アーム群によって基板を搬送することを特徴
    とする基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の基板洗
    浄装置において、 基板に洗浄処理以外の処理を行う非洗浄処理手段と、 洗浄処理前の未処理基板を収納する未処理基板収納部
    と、洗浄処理後の処理済基板を収納する処理済基板収納
    部とを有し、前記未処理基板収納部から未処理基板を前
    記搬送手段に渡すとともに、処理済基板を前記搬送手段
    から受け取って前記処理済基板収納部に収納する基板搬
    入搬出部と、をさらに備え、 前記搬送手段は、前記洗浄処理手段、前記非洗浄処理手
    段および前記基板搬入搬出部の間にて所定の搬送経路に
    沿って基板を搬送するとともに、当該搬送経路のうちの
    洗浄処理前の経路では前記第1アーム群によって基板を
    搬送し、洗浄処理後の経路では前記第2アーム群によっ
    て基板を搬送することを特徴とする基板洗浄装置。
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