JPH11251398A - 基板搬送装置およびこれを用いた基板洗浄装置ならびに基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置およびこれを用いた基板洗浄装置ならびに基板搬送方法

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JPH11251398A
JPH11251398A JP4597298A JP4597298A JPH11251398A JP H11251398 A JPH11251398 A JP H11251398A JP 4597298 A JP4597298 A JP 4597298A JP 4597298 A JP4597298 A JP 4597298A JP H11251398 A JPH11251398 A JP H11251398A
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JP
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substrate
wafer
hands
substrate holding
hand
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Application number
JP4597298A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Shimomura
辰美 下村
Takaaki Yanagida
隆明 柳田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のウエハ保持ハンドを、簡素化または小型
化された構成によって進退駆動すること。 【解決手段】ウエハ保持ハンドH1,H2はブラケット
B1に共通に固定されており、ウエハ保持ハンドH3,
H4はブラケットB2に共通に固定されている。ブラケ
ットB1,B2は、昇降・回転台23に収容された一対
の進退駆動機構によって、X方向に沿って、独立に進退
させられる。ブラケットB1の進退により、ウエハ保持
ハンドH1,H2が一体的に進退し、ブラケットB2の
進退によりウエハ保持ハンドH3,H4が一体的に進退
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマ・ディ
スプレイ・パネル)用ガラス基板などの各種の被処理基
板を、これらの基板に対して各種の処理を施すための処
理部または単に基板を保持する基板保持部などの搬送対
象に対して搬送するための基板搬送装置および基板搬送
方法、ならびにそのような基板搬送装置を有する基板洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(大規模集積回路)の製造工程に
おいては、半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」とい
う。)に対して一連の基板処理工程を施すための基板処
理装置が用いられる。このような基板処理装置は、ウエ
ハに対して複数種類の処理を施すための複数の処理部
と、この複数の処理部に対してウエハを搬入/搬出する
ための搬出入機構とを備えている。基板を1枚ずつ処理
するための枚葉式基板処理装置における一般的な搬出入
機構は、基板を保持するための一対のハンドを備えてお
り、この一対のハンドが処理部に対して独立して進退可
能に構成されている。このような搬出入機構は、或る処
理部において処理が終了したウエハを一方のハンドで搬
出し、その後すみやかに、他方のハンドによって未処理
のウエハを当該処理部に搬入するように動作させられ、
無駄な時間(ウエハ処理を行っていない時間)を排除す
るようにしている。
【0003】図6は、一対のハンドを独立して進退駆動
するための構成を示す図解図である。一対のハンド20
1,202は、上下方向に積層されて設けられており、
ハウジング203に対して一定方向に往復変位できるよ
うになっている。ハンド201,202は、ハウジング
203内の進退駆動機構204,205にそれぞれ結合
されており、これらの進退駆動機構204,205から
駆動力を得ている。進退駆動機構204,205は、ハ
ウジング203内において、ハンド201,202の進
退方向(図6の紙面と直交する方向)に対して左右に振
り分けられて配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば基板を洗浄処
理するための基板洗浄装置においては、処理液(薬液ま
たは純水)を用いた処理が基板に対して施される。その
ため、洗浄前の基板、洗浄後の基板、処理液で塗れた状
態の基板をそれぞれ別のハンドで保持することができれ
ば、基板の汚染を最小限にとどめることができると考え
られる。
【0005】しかし、上述の構成では、ハンドごとに進
退駆動機構が必要であるので、ハンドを増やすには、進
退駆動機構も増設しなければならない。ところが、多数
の進退駆動機構を配置するスペースを確保するのは困難
であり、駆動部の複雑化および大型化が必至であるう
え、進退駆動機構の増設に伴う大幅なコスト増加の問題
もある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、複数の基板保持ハンドを、簡素化または小
型化された構成によって進退駆動することができる基板
搬送装置およびそれを用いた基板洗浄装置を提供するこ
とである。また、本発明の他の目的は、複数の基板保持
ハンドを簡素化または小型化された構成によって進退さ
せて基板の搬送を行える基板搬送方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板をそ
れぞれ保持することができる複数の基板保持ハンドが互
いに固定されて設けられた基板保持ハンド部と、上記基
板保持ハンド部を基板搬送対象に対して水平方向に進退
させる進退駆動部とを含むことを特徴とする基板搬送装
置ものである。
【0008】この構成によれば、基板保持ハンド部を進
退駆動部で進退させると、複数の基板保持ハンドが一体
的に進退させられる。したがって、複数の基板保持ハン
ドを1つの進退駆動部で進退させることができる。これ
により、複数の基板保持ハンドを進退させるための構成
を簡素化および小型化でき、これに伴って、基板搬送装
置のコストを低減できる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記複数の基板保
持ハンドは、上下方向に積層されて互いに固定された少
なくとも2つの基板保持ハンドを含み、上記基板保持ハ
ンド部を昇降させる昇降駆動部をさらに含むことを特徴
とする請求項1記載の基板搬送装置である。この構成で
は、基板保持ハンドを上下方向に積層することによっ
て、少ないスペースに多くの基板保持ハンドを配置でき
る。そして、上下方向に積層された基板保持ハンドは、
昇降駆動部によって基板保持ハンド部を昇降させること
によって、選択して用いることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、上記複数の基板保
持ハンドは、水平方向に並列されて互いに固定された少
なくとも2つの基板保持ハンドを含み、上記基板保持ハ
ンド部を、上記進退駆動部が上記基板保持ハンド部を進
退させる方向と直交する水平方向に移動させる水平移動
駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項1または2
記載の基板搬送装置である。
【0011】この構成によれば、基板保持ハンドを水平
方向に並列に配置することによって、たとえばクリーン
ルーム内に形成されているダウンフローを、基板保持ハ
ンドに保持された基板に対して効果的に供給できる。こ
れにより、基板の上面へのパーティクルの付着を効果的
に防止できる。水平方向に並列に配置された基板保持ハ
ンドは、水平移動駆動部によって基板保持ハンド部を水
平移動させることによって、選択して用いることができ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、上記複数の基板保
持ハンドは、平面視において一定の角度をなして互いに
固定された少なくとも2つの基板保持ハンドを含み、上
記基板保持ハンド部を、鉛直軸まわりに回動させる回動
駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の基板搬送装置である。上記一定の角
度をなして固定された2つの基板保持ハンドは、互いに
正反対の方向に向けられて固定されていてもよい。
【0013】この構成では、回動駆動部によって基板保
持ハンド部を鉛直軸まわりに回動させることにより、一
定の角度をなして固定された複数の基板保持ハンドを選
択的に用いることができる。請求項5記載の発明は、上
記基板保持ハンド部を複数個有し、これら複数の基板保
持ハンド部のそれぞれに進退駆動部を設けたことを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の基板搬送装
置である。
【0014】この構成によれば、基板保持ハンド部が複
数個設けられているので、基板保持ハンド部を切り換え
て用いることができる。これにより、基板の受け渡しを
円滑に行うことができる。請求項6記載の発明は、基板
を洗浄する基板洗浄処理部と、この基板洗浄処理部を基
板搬送対象とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
基板搬送装置とを含むことを特徴とする基板洗浄装置で
ある。
【0015】この構成によれば、たとえば、基板保持ハ
ンドを未洗浄基板と洗浄済み基板とで使い分けることに
よって、洗浄後の基板の再汚染を防止できる。請求項7
記載の発明は、基板をそれぞれ保持することができる基
板保持ハンドを互いに固定して設けた基板保持ハンド部
を基板搬送対象に対して1つの進退駆動部で進退させる
ことによって、この基板搬送対象に対して基板を搬送す
ることを特徴とする基板搬送方法である。
【0016】この構成によれば、請求項1の発明と同様
な効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の実施形態が適用される基板処理装置のレイアウト
を示す簡略化した平面図である。この基板処理装置は、
基板としてのウエハWをカセットCから1枚ずつ取り出
し、このウエハWに対して薬液処理、水洗処理および乾
燥処理を順に施すことにより、薬液によるエッチング効
果を利用してウエハWの洗浄を行う枚葉式基板洗浄装置
である。薬液処理は、たとえば、フッ酸やアンモニア水
などの薬液を用いてウエハWの表面を洗浄するための処
理である。また、水洗処理は、薬液処理後のウエハWを
純水によりリンスする処理である。さらに、乾燥処理
は、純水で洗浄された後のウエハWを高速に回転させて
水切り乾燥を行うための処理である。
【0018】上記の処理を実行するために、この基板処
理装置は、インデクサ部INDと、このインデクサ部I
NDに隣接して設けられた処理部100とを有してい
る。インデクサ部INDは、複数枚のウエハWを収容す
ることができるカセットCを複数個一列状に整列して載
置することができるカセット載置部1と、このカセット
載置部1に載置されているカセットCから未処理のウエ
ハWを1枚ずつ取り出したり、処理済みのウエハを1枚
ずつ収容したりするためのインデクサロボット2とを有
している。インデクサロボット2は、カセット載置部1
におけるカセットCの配列方向に沿う直線搬送路3に沿
って走行することができるように構成されており、未処
理のウエハWのカセットCからの取り出しのために専ら
用いられるウエハ取り出しハンドと、処理済みのウエハ
WのカセットCへの収容のために専ら用いられるウエハ
収容ハンドとを有している。
【0019】処理部Pは、インデクサ部INDの直線搬
送路3の中間付近において、この直線搬送路3と直交す
る方向に沿って配置された直線搬送路13と、この直線
搬送路13に沿って走行する主搬送ロボットMTR(基
板搬送装置)とを備えている。直線搬送路13の両側に
は、第1処理トラック101と第2処理トラック102
とが振り分けられている。第1処理トラック101およ
び第2処理トラック102は、それぞれ、上記薬液処理
を行う薬液処理部MTCと、上記水洗処理を行う水洗処
理部105と、上記乾燥処理を行う乾燥処理部106と
を有しており、これらの複数の基板洗浄処理部は、イン
デクサ部INDから遠い側から上記の順序で直線搬送路
13に沿って配列されている。
【0020】第1処理トラック101および第2処理ト
ラック102の薬液処理部MTC、水洗処理部105お
よび乾燥処理部106に対するウエハWの搬入および搬
出は、主搬送ロボットMTRによって行われる。主搬送
ロボットMTRは、未処理のウエハWをインデクサロボ
ット2から受け取って薬液処理部MTCに搬入し、薬液
処理部MTCでの処理が終了した後のウエハWを搬出し
て水洗処理部105に搬入し、この水洗処理部105で
の処理が終了した後のウエハWを搬出して乾燥処理部1
06に搬入し、この乾燥処理部106での処理が完了し
たウエハWを搬出して、インデクサロボット2に受け渡
す。
【0021】図2は、主搬送ロボットMTRの構成例を
示す簡略化した斜視図である。主搬送ロボットMTR
は、直線搬送路13に配置されたレール21上に沿って
移動自在に設けられた基台22と、この基台22に対し
て昇降および鉛直軸まわりの回動が自在に設けられた昇
降・回転台23と、この昇降・回転台23に、進退自在
に設けられた4本のウエハ保持ハンドH1,H2,H
3,H4とを備えている。基台22には、レール21に
沿って配置されたねじ軸25に螺合するボールナットが
設けられており、ねじ軸25には、正逆回転が可能なモ
ータMYからの回転力が与えられるようになっている。
このように、ねじ軸25およびモータ26などにより、
基台22をレール21に沿ってY方向に往復直線移動さ
せるためのボールねじ機構28(水平移動駆動部)が構
成されている。
【0022】また、基台22に対する昇降・回転台23
のZ方向に沿う昇降は、図外の昇降用ボールねじ機構
(昇降駆動部)によって行われるようになっており、こ
の昇降用ボールねじ機構には、正逆回転可能なモータM
Zからの回転力が与えられるようになっている。また、
基台22に対して昇降回転台23を回動させるための回
動駆動機構(回動駆動部)は、昇降・回転台23に設け
られており、この回動駆動機構には、正逆回転可能なモ
ータMθからの回転力が与えられるようになっている。
【0023】ウエハ保持ハンドH1〜H4は、互いに平
行な姿勢(水平姿勢)で上下方向に積層されて配置され
ており、ウエハWの下面を保持するためのフォーク状の
保持部31と、この保持部31と一体的に形成された基
部32とを有している。一対のウエハ保持ハンドH1,
H2の基部32の各一側部は、昇降・回転台23の内部
から立ち上がったブラケットB1に固定されている。同
様に、他の一対のウエハ保持ハンドH3,H4の基部3
2のブラケットB1とは反対側の側部は、回転昇降台2
3の内部から立ち上がったブラケットB2に固定されて
いる。
【0024】図3は、ウエハ保持ハンドH1〜H4を駆
動するための構成を説明するための斜視図である。ブラ
ケットB1,B2の下端には、昇降・回転台23の内部
に水平方向に沿って平行に設けられた一対のレール4
1,42にスライド自在にそれぞれ係合する摺動部4
3,44が固定されている。そして、ブラケットB1,
B2に関連して、これらをレール41,42に沿って独
立に進退させるための進退駆動機構45,46(進退駆
動部)が設けられており、これらの進退駆動機構45,
46は、正逆転可能なモータMX1,MX2を駆動源と
して有している。
【0025】進退駆動機構45,46は、たとえば、レ
ール41,42の前端および下端付近にそれぞれ配置さ
れた一対のプーリーと、この一対のプーリーに巻き付け
ることによりレール41,42に沿って配置され、その
途中部がブラケットB1,B2に固定されたワイヤと、
上記一対のプーリーのいずれかにモータMX1,MX2
からの回転を伝達する回転伝達機構とを含む構成であっ
てもよい。
【0026】このような構成により、一対のウエハ保持
ハンドH1,H2は一体的に進退し、他の一対の保持ハ
ンドH3,H4も同様に一体的に進退する。そして、保
持ハンドH1,H2の進退駆動と、ウエハ保持ハンドH
3,H4の進退駆動とは独立して行うことができる。こ
のように、ウエハ保持ハンドH1,H2およびブラケッ
トB1などにより、1つの基板保持ハンド部が構成され
ており、ウエハ保持ハンドH3,H4およびブラケット
B2などにより、別の基板保持ハンド部が構成されてい
る。
【0027】たとえば、上方の一対の保持ハンドH1,
H2は、洗浄処理済みのウエハWを搬入/搬出するため
の洗浄済みウエハ搬出入ハンドとして専ら用いられ、下
方の2本のハンドH3,H4が洗浄済みのウエハWを保
持することはない。処理フローの一例を以下に示す。ま
ず、インデクサロボット2は、カセット載置部1に載置
されているいずれかのカセットCから未処理のウエハW
を一枚取り出し、主搬送ロボットMTRに受け渡す。主
搬送ロボットMTRは、このとき、未処理のウエハWを
ハンドH3,H4のいずれかにより受け取る。たとえ
ば、ハンドH4で未処理のウエハWを受け取ったとする
と、次に、主搬送ロボットMTRは、そのウエハWをハ
ンドH3に保持した状態で薬液処理部MTCまで走行す
る。そして、ハンドH3,H4を薬液処理部MTCに向
けてX方向(図2参照。Y方向に直交する水平方向。)
に沿って一体的に前進させ、ハンドH4により薬液処理
部MTCでの処理が完了したウエハWを保持した後に、
ハンドH3,H4を一体的に後退させることにより、そ
のウエハWを薬液処理部MTCから搬出する。その後、
主搬送ロボットMTRは、昇降・回転台23を下げてハ
ンドH3の高さを調整した後に、ハンドH3,H4を一
体的に前進させ、ハンドH3によって、未処理のウエハ
Wを薬液処理部MTCに搬入し、その後、ハンドH3,
H4を一体的に後退させて薬液処理部MTC外に退避さ
せる。
【0028】薬液処理後のウエハWをハンドH4に保持
した主搬送ロボットMTRは、水洗処理部105の前ま
で移動し、洗浄済みウエハ用ハンドH1,H2のうち下
側のハンドH2によって、水洗処理済みのウエハWを搬
出する。次いで、主搬送ロボットMTRは、昇降・回転
台23を昇降させてハンドH4の高さを調整した後、ハ
ンドH4に保持しているウエハWを新たに水洗処理部1
05に搬入する。この場合、ハンドH1,H2は一体的
に進退し、ハンドH3,H4は一体的に進退する。
【0029】水洗処理済みのウエハWをハンドH2に保
持した主搬送ロボットMTRは、乾燥処理部106まで
移動し、最上方のハンドH1によって、乾燥処理が完了
したウエハWを搬出し、その後、ハンドH2の高さを調
節した後に、ハンドH2に保持されている水洗処理済み
のウエハWを乾燥処理部106に搬入する。その後、主
搬送ロボットMTRは、一連の処理が完了したウエハW
をハンドH1からインデクサロボット2に受け渡す。
【0030】そして、インデクサロボット2は、主搬送
ロボットMTRから受け取った洗浄済みのウエハを、カ
セット載置部1に載置されているいずれかのカセットC
に収納する。以上のようにこの実施形態によれば、4本
のウエハ保持ハンドH1〜H4を、一対の進退駆動機構
45,46により進退駆動することができる。つまり、
ウエハ保持ハンドH1〜H4よりも少ない数の駆動機構
で各ハンドH1〜H4を進退駆動できる。これにより、
多数本のウエハ保持ハンドを備えていながら装置コスト
がさほど高くつくことがなく、また、進退駆動機構の配
置が困難になったり、進退駆動装置が収容される昇降・
回転台23が大型化したりすることがない。
【0031】なお、この実施形態においては、上方の基
板保持ハンド部の2本の保持ハンドH1,H2を洗浄済
みウエハ搬出入ハンドとし、下方の基板保持ハンド部の
2本のハンドH3,H4を未洗浄ウエハ搬出入ハンドと
しているが、たとえば、基板保持ハンド部それぞれの上
方側の保持ハンドH1,H3を洗浄済みウエハ搬出入ハ
ンドとし、それぞれの下方側のハンドH2,H4を未洗
浄ウエハ搬出入ハンドとしてもよい。要するに、基板保
持ハンドに保持されるウエハWが再汚染されないよう
に、これらハンドH1,H2,H3,H4によるウエハ
搬送工程を定めるのが好ましい。
【0032】図4は、この発明の第2の実施形態におけ
るウエハ保持ハンドの進退駆動に関連する構成を示す斜
視図である。この図4において、上述の図3に示された
各部と同様な働きを有する部分には、図3の場合と同じ
参照符号を付すこととする。この実施形態においては、
ブラケットB1の頂部に、一対のウエハ保持ハンドH
1,H2が同じ高さで水平に固定されている。同様に、
ブラケットB2の頂部には、一対のウエハ保持ハンドH
3,H4が同じ高さで水平に固定されている。すなわ
ち、ウエハ保持ハンドH1,H2は、水平方向に並列に
固定されており、ウエハ保持ハンドH3,H4も同様に
水平方向に並列に固定されている。4本のウエハ保持ハ
ンドH1〜H4は、すべて互いに平行な方向に向けて取
り付けられている。ブラケットB1は、ブラケットB2
よりも長く形成されており、これにより、ウエハ保持ハ
ンドH1,H2は、ウエハ保持ハンドH3,H4よりも
高い位置に位置している。ウエハ保持ハンドH2とウエ
ハ保持ハンドH3とが、上下方向に積層された位置関係
となっている。
【0033】たとえば、ウエハ保持ハンドH2で未処理
のウエハWを処理部に搬入し、この処理部からウエハ保
持ハンドH1によって処理済みのウエハを搬出する場合
には、ハンドH2によるウエハWの搬出後、モータMY
(図2参照)を駆動することによって、基台22をY方
向に移動させて、ハンドH1をその処理部に対向させれ
ばよい。
【0034】このようにこの実施形態においても、4本
のウエハ保持ハンドH1〜H4を、2つの進退駆動機構
45,45(図3参照)によって進退させることができ
るので、上述の第1の実施形態と同様な効果を達成でき
る。しかも、この実施形態では、ウエハ保持ハンドH
1,H2;H3,H4が水平方向に並列に配置されてい
るので、この種の基板処理装置が配置されるクリーンル
ーム内において形成されているダウンフローを各ハンド
に保持されているウエハWに効率的に供給できる。これ
により、ウエハWの上面へのパーティクルの付着を効果
的に防止できる。
【0035】図5は、この発明の第3の実施形態におけ
るウエハ保持ハンドの進退駆動のための構成を示す斜視
図である。この図5において、上述の図3に示された各
部に対応する部分には、図3の場合と同じ参照符号を付
してある。この実施形態においては、ブラケットB1,
B2は、レール41,42に沿う方向(すなわち進退方
向)に幅広に形成されており、一対のハンドH1,H2
はブラケットB1に、正反対の方向に向けて同じ高さに
取り付けられており、他の一対のハンドH3,H4も同
様に、ブラケットB2に、正反対の方向に向けて同じ高
さに取り付けられている。そして、ハンドH1,H2と
ハンドH3,H4とは上下方向に積層された位置関係に
配置されている。
【0036】たとえば、ウエハ保持ハンドH2で未処理
のウエハWを処理部に搬入し、この処理部からウエハ保
持ハンドH1によって処理済みのウエハを搬出する場合
には、ハンドH2によるウエハWの搬出後、モータMθ
(図2参照)を駆動することによって、昇降・回転台2
3を180度回動させ、ハンドH1をその処理部に対向
させればよい。
【0037】このようにこの実施形態においても、4本
のウエハ保持ハンドH1〜H4を、2つの進退駆動機構
45,46(図3参照)によって進退させることができ
るので、上述の第1の実施形態と同様な効果を達成でき
る。以上、この発明の3つの実施形態について説明した
が、この発明は他の形態で実施することも可能である。
たとえば、上述の実施形態では基板保持ハンドが4本設
けられた構成について説明したが、この発明は、2本以
上の基板保持ハンドを有する基板搬送装置に広く適用す
ることができ、その場合に複数本の基板保持ハンドを共
通のブラケットに固定することによって、1つの進退駆
動装置によって進退駆動することができる。たとえば、
図3の構成において、ブラケットB1に4本のウエハ保
持ハンドH1〜H4のすべてを固定すれば、1つの進退
駆動装置で4本のウエハ保持ハンドH1〜H4を進退さ
せることができる。
【0038】また、第1の実施形態と第2の実施形態と
を組み合わせ、たとえば、図3の構成において、ウエハ
保持ハンドH1と並列に別のウエハ保持ハンドを設けて
もよい。また、第1の実施形態と第3の実施形態とを組
み合わせ、たとえば、図3の構成において、ウエハ保持
ハンドH1とは反対方向を向いた別のウエハ保持ハンド
をブラケットB1に取り付けてもよい。同様に、第2の
実施形態と第3の実施形態との組み合わせや、第1、第
2および第3の実施形態の組み合わせが可能である。
【0039】また、上述の実施形態では、ウエハWを処
理する基板処理装置を例にとったが、この発明は、液晶
表示装置用ガラス基板などの他の種類の基板を処理する
ための装置にも容易に応用することができる。その他、
特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲で種々の
設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態が適用される基板処理装置
のレイアウトを示す簡略化した平面図である。
【図2】主搬送ロボット構成例を示す簡略化した斜視図
である。
【図3】ウエハ保持ハンドを駆動するための構成を説明
するための斜視図である。
【図4】この発明の第2の実施形態におけるウエハ保持
ハンドの進退駆動に関連する構成を示す斜視図である。
【図5】この発明の第3の実施形態におけるウエハ保持
ハンドの進退駆動に関連する構成を示す斜視図である。
【図6】一対のハンドを独立して進退駆動するための従
来の構成を示す図解図である。
【符号の説明】
45,46 進退駆動機構 MTC 薬液処理部 105 水洗処理部 106 乾燥処理部 MTR 主搬送ロボット H1〜H4 ウエハ保持ハンド B1,B2 ブラケット 28 ボールねじ機構 MX1,MX2 モータ(進退駆動用) MY モータ(水平移動用) MZ モータ(昇降用) Mθ モータ(回動用)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板をそれぞれ保持することができる複数
    の基板保持ハンドが互いに固定されて設けられた基板保
    持ハンド部と、 上記基板保持ハンド部を基板搬送対象に対して水平方向
    に進退させる進退駆動部とを含むことを特徴とする基板
    搬送装置。
  2. 【請求項2】上記複数の基板保持ハンドは、上下方向に
    積層されて互いに固定された少なくとも2つの基板保持
    ハンドを含み、 上記基板保持ハンド部を昇降させる昇降駆動部をさらに
    含むことを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】上記複数の基板保持ハンドは、水平方向に
    並列されて互いに固定された少なくとも2つの基板保持
    ハンドを含み、 上記基板保持ハンド部を、上記進退駆動部が上記基板保
    持ハンド部を進退させる方向と直交する水平方向に移動
    させる水平移動駆動部をさらに含むことを特徴とする請
    求項1または2記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】上記複数の基板保持ハンドは、平面視にお
    いて一定の角度をなして互いに固定された少なくとも2
    つの基板保持ハンドを含み、 上記基板保持ハンド部を、鉛直軸まわりに回動させる回
    動駆動部をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の基板搬送装置。
  5. 【請求項5】上記基板保持ハンド部を複数個有し、 これら複数の基板保持ハンド部のそれぞれに進退駆動部
    を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の基板搬送装置。
  6. 【請求項6】基板を洗浄する基板洗浄処理部と、 この基板洗浄処理部を基板搬送対象とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の基板搬送装置とを含むことを特
    徴とする基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】基板をそれぞれ保持することができる基板
    保持ハンドを互いに固定して設けた基板保持ハンド部を
    基板搬送対象に対して1つの進退駆動部で進退させるこ
    とによって、この基板搬送対象に対して基板を搬送する
    ことを特徴とする基板搬送方法。
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