JP6251124B2 - 基板ホルダ用の基板着脱部及びこれを備えた湿式基板処理装置 - Google Patents

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本発明は、基板ホルダ用の基板着脱部に係り、特に、半導体ウェハ等の基板を保持するための複数の基板ホルダを収容する基板着脱部、及びこれを備えた湿式基板処理装置に関する。
半導体ウエハなどの基板に対して洗浄処理、エッチング処理などの処理を行う湿式基板処理装置には、1つのキャリアに複数の基板を保持して一挙に処理槽に浸漬するバッチ式装置と、1つの基板保持部に1枚の基板を保持し、1枚ずつ処理を行う枚葉式装置に大別される。さらに、枚葉式装置も、ロボットが基板を処理槽まで搬送して各処理槽に固有の基板保持部で保持する方式と、まず基板を基板ホルダと称する基板保持部に保持させ、基板ホルダごと処理槽に搬送して浸漬処理を行う方式に分かれる。基板を保持した基板ホルダを搬送するタイプの湿式基板処理装置として、基板を基板ホルダに着脱する作業を自動的に行う基板着脱部を有する、例えばエッチング処理装置やめっき装置が知られている。
湿式基板処理装置が待機している状態では、基板ホルダはストッカに垂直姿勢で吊下げ保管されている。一方、湿式基板処理装置の運転が開始されると、基板ホルダ搬送装置がストッカから基板ホルダを取り出し、基板着脱部に載置する。基板着脱部では、搬送ロボットが基板ホルダに基板を受け渡す。基板を保持した基板ホルダは、基板ホルダ搬送装置により例えばプリウェット槽に運ばれ、最初の処理がなされるようになっている。このとき、従来の湿式基板処理装置では、ストッカと基板着脱部が別個に配置されていた(特許文献1参照)。
国際公開第01/68952号公報
しかしながら、上記従来技術に係る発明では、以下のような問題点があった。すなわち、ストッカは多数の基板ホルダを収容しており、装置内で広い場所を占有するため、湿式基板処理装置が全体として大型化してしまう。また、基板を保持した基板ホルダが基板着脱部から運ばれた後、次の基板ホルダがストッカから運ばれてくるまで、基板着脱部は何もせず待機している。すなわち、湿式基板処理装置の処理ユニットへの基板の投入速度が遅くなってしまう。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、フットプリントを増大させること無く、多数の基板ホルダを湿式基板処理装置内に収容することができ、また迅速に基板ホルダの受け渡しをすることができる基板着脱部を提供することを目的とする。
本発明の第1手段は、複数の基板ホルダを収容し、各基板ホルダが各々水平姿勢で互いに鉛直方向に整列されるように構成されたストッカと、ストッカとの間で基板ホルダの出し入れを行う第1基板ホルダ搬送機構と、この第1基板ホルダ搬送機構を鉛直方向に昇降させる昇降機構と、第1基板ホルダ搬送機構との間で基板ホルダの受け渡しを行う第2基板ホルダ搬送機構と、この第2基板ホルダ搬送機構に保持された基板ホルダに対して基板の着脱を行う基板着脱機構と、を備える基板着脱部、という構成を採っている。
以上のような構成を採ることで、第2基板ホルダ搬送機構や基板着脱機構の下方にストッカが配置されることとなる。このため、湿式基板処理装置を上から見た場合のフットプリントを増大させることなく、多数の基板ホルダを収容できる。また、第2基板ホルダ搬送機構や基板着脱機構が基板ホルダを把持している場合でも、第1基板ホルダ搬送機構が次の基板ホルダを把持して待機することができるので、第2基板ホルダ搬送機構や基板着脱機構の待ち時間を短縮することができる。
第2手段は、第1手段の構成に加え、複数の基板ホルダを収容する複数の基板ホルダ収容部を有し、この基板ホルダ収容部は高さが相互に等しい少なくとも3箇所のホルダ受入部を備えている、という構成を採っている。
第3手段は、第1手段又は第2手段の構成に加え、基板ホルダは、直線状の第1部分と、この第1部分に対して略直角に延びると共に先端がフック形状に曲折した2本の第2部分からなり、この2本の第2部分の間に基板を保持するものであり、ホルダ受入部は第1部分の両端部及び第2部分の先端部を受け入れる、という構成を採っている。
第4手段は、第1手段から第3手段の何れかの構成に加え、第1基板ホルダ搬送機構は、基板ホルダを第1部分及び第2部分の内側から3箇所で保持すると共に、昇降機構によって鉛直方向に沿って移動可能である、という構成を採っている。
第5手段は、第1手段から第4手段の何れかの構成に加え、基板着脱機構は、ベース部材と、このベース部材を直線方向に移動自在に支持するリニアガイドと、このリニアガイドに沿ってベースを移動させるアクチュエータと、ベース上に配置されて基板を水平姿勢で保持する基板ガイドを備える、という構成を採っている。
第6手段は、第3手段から第5手段の何れかの構成に加え、第2基板ホルダ搬送機構は、2本の第2部分を外側から保持するクランパと、基板を第2部分の先端方向へ押すためのロータリーアクチュエータを備える、という構成を採っている。
第7手段は、第1手段から第6手段の何れかの構成に加え、第2基板ホルダ搬送機構は、基板ホルダを保持するチャックを2組備える、という構成を採っている。
第8手段は、第1手段から第7手段の何れかの構成に加え、昇降機構は、鉛直方向に延びるリニアガイドと、第1基板ホルダ搬送機構に結合されたボールネジと、このボールネジに螺合して鉛直方向に延びるネジ軸と、このネジ軸をタイミングベルトを介して回転させる電動モータとを備えた、という構成を採っている。
第9手段は、第1手段から第8手段の何れかの構成に加え、基板着脱機構及び第2基板ホルダ搬送機構の下方に、ストッカを備える、という構成を採っている。
第10手段は、基板を保持する基板ホルダと、基板ホルダを収容して処理を行う処理槽と、基板ホルダを処理槽に搬送する搬送機と、第1手段から第9手段の何れかの構成の基板着脱部と、を備える湿式基板処理装置、という構成を採っている。
第11手段は、第10手段の構成に加え、第2基板ホルダ搬送機構を鉛直方向に昇降させる第2昇降機構をさらに備え、第2昇降機構は基板を保持した基板ホルダを搬送機に受け渡すように構成された、という構成を採っている。
第12手段は、第10手段又は第11手段の構成に加え、第2基板ホルダ搬送機構は、基板ホルダを保持するチャックを2組備えることを特徴とする、という構成を採っている
第14手段は、第12手段の構成の湿式基板処理装置を用いた基板ホルダ搬送方法であって、第2基板ホルダ搬送機構は、一方のチャックで処理前の基板を把持する一方の基板ホルダを受け取ると共に、他方のチャックで処理後の基板を把持する他方の基板ホルダを受け取り、一方の基板ホルダを搬送機に受け渡すと共に、第2の基板ホルダから基板を取り外し、この第2の基板ホルダを第1基板ホルダ搬送機構に受け渡す、という構成を採っている。
本発明の一実施形態に係るストッカを備えた湿式基板処理装置の概略平面図である。 図1に開示した湿式基板処理装置に装備される基板搬送装置と基板着脱部の斜視図である。 図1に開示した湿式基板処理装置に装備される基板着脱部の正面図である。 図1に開示した湿式基板処理装置に装備される基板着脱部の斜視図である。 基板ホルダを示す図であり、図5(A)は平面図であり、図5(B)は斜視図である。 図5に開示した基板ホルダのホルダ部の拡大斜視図である。 図3に開示した第1基板ホルダ搬送機構を示し、図7(A)は背面側から見た斜視図であり、図7(B)は正面側からみた斜視図であり、図7(C)は側面図である。 図3に開示した基板着脱機構を示し、図8(A)は斜視図であり、図8(B)は基板を把持した状態の斜視図であり、図8(C)は側面図である。 図3に開示した第2基板ホルダ搬送機構を示し、図9(A)は斜視図であり、図9(B)は側面図である。 図3に開示したストッカを示し、特に、基板ホルダが上方に移動した状態を示す斜視図である。 ストッカの動作を説明する図であり、図11(A−1)から(D−1)は斜視図であり、図11(A−2)から(D−2)は一部を省略した平面図である。 図11に続くストッカの動作を説明する図であり、図12(A−1)から(D−1)は斜視図であり、図12(A−2)から(D−2)は一部を省略した平面図と斜視図である。 第2基板ホルダ搬送機構に備えられたロータリーアクチュエータを示し、図13(A)は基板を押す前の状態を示し、図13(B)は基板を押している状態を示す。 垂直姿勢で基板ホルダを保持するストッカを備えた、第2の実施形態に係る基板着脱部の側方断面図である。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下に説明する個別の構成要素を任意に組み合わせた発明についても、本発明が対象とする技術思想に含まれるものである。
[全体概要]
図1は、本実施形態に係る湿式基板処理装置250を示す概略平面図である。また、図3及び図4は湿式基板処理装置250に装備される基板着脱部40a,40bを示す図であり、更に図5は基板ホルダ80を示す図であり、図6は図5のホルダ部83−1の拡大図である。
図1に示すように、この湿式基板処理装置250には、半導体ウェハ等の基板を収納した4台のカセット30a,30b,30c,30dと、処理後の基板を乾燥させる2台の
基板乾燥機31a,31bと、基板ホルダに対して基板の着脱を行う基板着脱部40a,40bと、これらのユニット間で基板を搬送する2台のロボットハンド32a,32bが配置されている。なお、基板乾燥機31a、31bが配置される位置に、それぞれ2台の基板乾燥機を上下方向に配置して、湿式基板処理装置250に4台の基板乾燥機を配置するようにしてもよい。
後述するレジスト剥離ユニット140で処理される基板は、カセット30a又はカセット30bからロボットハンド32aにより取り出され、基板着脱部40aに搬送される。基板着脱部40aにて基板ホルダに装着された基板は、その後レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離される。レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離された基板は、基板着脱部40aにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、ロボットハンド32aにより基板着脱部40aから基板乾燥機31aに搬送される。基板は、基板乾燥機31aにより、IPAおよびDIW(De−Ionized Water)を用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、ロボットハンド32aによりカセット30a又はカセット30bに戻される。
同様に、後述するエッチングユニット110でエッチング処理される基板は、カセット30c又はカセット30dからロボットハンド32bにより取り出され、基板着脱部40bに搬送される。基板着脱部40bにて基板ホルダに装着された基板は、その後エッチングユニット110でエッチング処理される。エッチングユニット110でエッチング処理がされた基板は、基板着脱部40bにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、ロボットハンド32bにより基板着脱部40bから基板乾燥機31bに搬送される。基板は、基板乾燥機31bにより、IPAおよびDIWを用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、ロボットハンド32bによりカセット30c又はカセット30dに戻される。
また、湿式基板処理装置250には、基板に形成されたレジストを剥離する処理を行うレジスト剥離ユニット140が設けられている。レジスト剥離ユニット140は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽145a,145bと、基板に形成されたレジストを剥離するための3つのレジスト剥離モジュール150とを備えている。レジスト剥離モジュール150は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽145a,145bは、プリウェット槽145a,145bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、レジスト剥離モジュール150は、レジスト剥離モジュール150を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、レジスト剥離ユニット140は、基板着脱部40a、プリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70、及びレジスト剥離モジュール150が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50a(搬送機)を備えている。
基板のレジストを剥離するときは、基板を保持した基板ホルダが、基板着脱部40aから基板搬送装置50aに受け渡され、基板搬送装置50aによりプリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽145a及びプリウェット槽145bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽145a又はプリウェット槽145bにおいてDIW及びIPAを吹き付けられる。プリウェット槽145a又はプリウェット槽145bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽145a又はプリウェット槽145bから取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aによりいずれかのレジスト剥離モジュール150が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりレジスト剥離モジュール150の処理槽に収納される。基板がレジスト剥離モジュール150で処理された後、基板ホルダは、レジスト剥離モジュー
ル150が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aにより、基板着脱部40aに戻される。
また、湿式基板処理装置250には、基板に形成されたシード層のエッチングを行うエッチングユニット110が設けられている。エッチングユニット110は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽115a,115bと、基板に形成されたシード層をエッチングするための3つのエッチングモジュール120とを備えている。エッチングモジュール120は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽115a,115bは、プリウェット槽115a,115bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、エッチングモジュール120は、エッチングモジュール120を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、エッチングユニット110は、基板着脱部40b、プリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70、及びエッチングモジュール120が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50b(搬送機)を備えている。
基板のシード層をエッチングするときは、基板を保持した基板ホルダが、基板着脱部40bから基板搬送装置50bに受け渡され、基板搬送装置50bによりプリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽115a及びプリウェット槽115bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bにおいてDIW又はIPAを吹き付けられる。プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽115a又はプリウェット槽115bから取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bによりいずれかのエッチングモジュール120が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりエッチングモジュール120の処理槽に収納される。基板がエッチングモジュール120で処理された後、基板ホルダは、エッチングモジュール120が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bにより、基板着脱部40bに戻される。
図2は、基板搬送装置50aと処理槽66を示す。基板搬送装置50bについても同様な構成であるので、説明を省略する。処理槽66は、プリウェット槽およびレジスト剥離ユニットを簡易的に示している。基板搬送装置50aは、基板ホルダ80を把持するための把持機構54(把持部)と、把持機構54に把持された基板ホルダ80を搬送するための搬送機構51(搬送部)とを有する。
把持機構54は、上下方向に開閉するチャック54Aを有し、基板ホルダ80を把持することができる。さらに、基板Wが基板ホルダ80から外れることを防止するため、把持機構54は基板押え57を備える。基板搬送装置50aが基板着脱部40aにおいて、基板を保持した基板ホルダを受け取る際には、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で基板ホルダ80を把持する。基板ホルダ80を把持した把持機構54は、搬送機構51によって、ガイドレール53の一端から他端まで、ガイドレール53に沿って走行することができる。搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80が処理槽66の上方を通過するように、基板ホルダ80を搬送する。
図1に示すように、湿式基板処理装置250では、カセット30a,30b、基板乾燥機31a、ロボットハンド32a、基板着脱部40a、及びレジスト剥離ユニット140に対して、カセット30c,30d、基板乾燥機31b、ロボットハンド32b、基板着脱部40b、及びエッチングユニット110が略対称の位置関係となるように構成されている。なお、本発明は、一枚の基板を保持する基板ホルダを用いて処理する湿式基板処理
装置に適用でき、例えば、電界めっき装置や無電解めっき装置に適用可能である。
[基板着脱部]
次に、本実施形態の特徴点の1つである基板着脱部40a,40bについて詳細に説明する。ここで、2つの基板着脱部40a,40bの機能は基本的に同一であるので、基板着脱部40aについてのみ説明する。図3は、基板着脱部40aの正面図であり、図4は基板着脱部40aの斜視図である。基板着脱部40aは複数の基板ホルダ80を保持するものであり(但し、図3、図4においては1つの基板ホルダ80のみ収容されている)、水平姿勢にされた基板ホルダ80を受け入れると共に、複数の基板ホルダ80が鉛直方向に整列されるように構成されたストッカ61を備えている。
ストッカ61は、4本の柱状部材65a、65b、65c、65dを備えている。そして、各柱状部材65a、65b、65c、65dには、水平方向に開口する複数のスリット状のホルダ受入部67が形成されている。ホルダ受入部67は、各柱状部材毎に41個設けられており、それぞれの柱状部材65a、65b、65c、65dにおいて、対応する4つのホルダ受入部67の高さ相互に等しくなっている。これら4つのホルダ受入部67によって1つのホルダ収容部が形成され、1つの基板ホルダ80を収容する。
[基板ホルダ]
図5は、本実施形態のストッカ61に収容される基板ホルダ80を示す図である。図示のように、基板ホルダ80は、細長く形成された板状部材である基部81と2つのアーム部82−1,82−2(第1部分)と、基板を保持するための2つのホルダ部83−1,83−2(第2部分)とを有する。基部81とアーム部82−1,82−2とホルダ部83−1,83−2が交わる箇所が基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2であり、被把持部85−1,85−2が基板搬送装置50a(または50b)に把持される。
アーム部82−1,82−2は、基部81の両端から延在して形成される板状部材である。アーム部82−1,82−2は後述するように基板ホルダ80を処理槽に浸漬した際に処理槽の側壁に懸架される部分である。ホルダ部83−1,83−2は、基部81の両端から、基部81の長手方向に対して略直角方向に形成された、略L字状の板状部材である。基板ホルダ80は、ホルダ部83−1とホルダ部83−2との間の空間84に、半導体ウェハなどの基板を収容し、保持することができる。
図6は、図5に示すホルダ部83−1の拡大斜視図である。図6においては、基板ホルダ80が基板Wを保持している状態が示されている。ホルダ部83−1は、ホルダ部83−2と対向する面、即ち図5に示した空間84に対向する面に沿って複数のスリット84a,84b,84cを有している。また、図示していないが、ホルダ部83−2も、ホルダ部83−1と対向する面に沿ってホルダ部83−1と同様の複数のスリットを有している。基板Wは、その外周部がホルダ部83−1のスリット84a,84b,84cとホルダ部83−2のスリットに挿入されることで、基板ホルダ80に保持される。
再度、図3及び図4に戻り、ストッカ61について説明する。これらの図に示すように、基板ホルダ80がストッカ61に収容されている状態では、2つのアーム部82−1,82−2の端部と、ホルダ部83−1,83−2の先端部がホルダ受入部67に受け入れられている。相互に対応する4つのホルダ受入部67は高さが等しいので、基板ホルダ80は4点で略水平姿勢で保持される。但し、基板ホルダ80は最低3点で支持すれば水平を維持することが可能である。このため、ホルダ収容部は3つのホルダ受入部67の組み合わせであってもよい。
[第1基板ホルダ搬送機構]
図3及び図4において、基板ホルダ80の近傍には、第1基板ホルダ搬送機構71が設けられている。この第1基板ホルダ搬送機構71は、ホルダ受入部67から基板ホルダ80を引き出したり、逆にホルダ受入部67に基板ホルダ80を挿入するためのものである。また、第1基板ホルダ搬送機構71は昇降機構に取り付けられており、鉛直方向に昇降できるようになっている。図3において、昇降機構は、鉛直方向に直線状に延びるリニアガイド75aと、このリニアガイド75aと平行に延びるネジ軸75bと、このネジ軸75bに螺合するボールネジ75cと、タイミングベルトを介してネジ軸75cを回転させる駆動モータ75dとを備えている。そして、ボールネジ75cが、後述する昇降ベースに固定されている。
図7は、第1基板ホルダ搬送機構71の詳細図である。この図に示すように、第1基板ホルダ搬送機構71は、板状の昇降ベース71aと、この昇降ベース71aに設置されるシリンダベース駆動用シリンダ71bと、シリンダベース駆動用シリンダ71bに連結されて水平移動するシリンダベース71cと、このシリンダベース71c上に配置される3つのホルダクランプシリンダ71dを備えている。昇降ベース71aは、上述したリニアガイド75aとネジ軸75bとボールネジ75cを備える昇降機構に連結されており、ネジ軸75bの回転によってリニアガイド75aに沿って鉛直方向に昇降するようになっている。
昇降ベース71a上に配置されているシリンダベース駆動シリンダ71bは、昇降ベース71aに対してシリンダベース71cを一方向に往復移動させるものである。具体的な方向は、基板ホルダ80をホルダ受入部67に対して挿入し、またにホルダ受入部67から引き抜く方向である。このシリンダベース駆動シリンダ71bは、空気圧や油圧によって作動するアクチュエータである。但し、電動モータなどを駆動源としたアクチュエータにしてもよい。
シリンダベース71cは概ねT字型の板状部材であり、昇降ベース71a及びシリンダベース駆動シリンダ71bの上方に配置されている。シリンダベース71c上には、3つのホルダクランプシリンダ71dが設けられ、クランプ部材71e1、71e2を3方向に移動させることができるようになっている。3つのホルダクランプシリンダ71dは、2つが同一直線上で逆方向にクランプ部材71e1を移動させるように配置され、もう1つのホルダクランプシリンダ71dは、同一直線に対して直角な方向にクランプ部材71e2を移動させるようになっている。クランプ部材71e1,71e2はL字状の形状を有しており、垂直面で基板ホルダ80をクランプすると共に、水平面で基板ホルダ80を持ち上げるようになっている。なお、1つのホルダクランプシリンダ71dのクランプ部材71e2には、水平面に爪部が形成されている。これは、クランプ部材71e2で基板ホルダ80の基部81をクランプした時に、基板ホルダ80の基部80がクランプ部材71e2の水平面から意図せず外れてしまうのを防止するためである。
[基板着脱機構]
昇降機構の上端部には、図8に示すような基板着脱機構91が設けられている。この基板着脱機構91は、基板ホルダ80に基板Wを装着したり、逆に基板ホルダ80から基板Wを取り外すためのものである。基板着脱機構91は、水平方向に平行に延びる2本のリニアガイド91aと、このリニアガイド91aの間に配置されるアクチュエータ91bと、アクチュエータ91bの作動力によってリニアガイド91aに沿って直線移動する略正方形のベース91cを備えている。ベース91cの4つの角には略L字状の基板ガイド91dが設置されている。。また、ベース91cの中心にはセンターピン91eが設けられている。このセンターピン91eは、基板ガイド91dが基板Wを把持した場合と同じ高さを有しており、基板Wを把持した時に基板Wが撓むのを防止する。
基板Wを基板ホルダ80に装着するときは、図7に示す第1基板ホルダ搬送機構71のクランプ部材71e1,71e2により把持された基板ホルダ80が、基板着脱機構91の上方に配置される。そして、この基板ホルダ80は後述する第2基板ホルダ搬送機構93に受け渡される。一方、基板着脱機構91は、ロボットハンド32a,32bから受け取った基板Wを基板ガイド91d上に載置させている。この状態で、基板着脱機構91が基板Wを、基板ホルダ80の空間84(図5参照)に位置決めする。続いて基板着脱機構91は、ベース91cを水平方向に移動させて図5に示したスリット84,84b,84cに基板Wの外周部を挿入する。基板Wが装着された基板ホルダ80は、後段の処理部(図示略)に搬送される。
一方、処理された後の基板Wを基板ホルダ80から取り外すときは、まず、処理部(図示略)から戻された基板ホルダ80が、第2基板ホルダ搬送機構93に受け渡される。その後、第2基板ホルダ搬送機構93に基板着脱機構91が接近し、基板Wの外周に基板ガイド91dを位置させる。この状態で、基板着脱機構91は、基板ホルダ80から基板Wを取り外す方向にベース91cを水平移動させる。基板ホルダ80から基板Wが取り外されると、基板ホルダ80は第2基板ホルダ搬送機構93から第1基板ホルダ搬送機構71に受け渡される。その後、基板ホルダ80は、第1基板ホルダ搬送機構71によって、ストッカ61に戻される。
上記の実施形態では、第1基板ホルダ搬送機構71のクランプ部材71e1、71e2が基板ホルダ80を内側から外側方向へ押すようにして支持するので、第1基板ホルダ搬送機構71が基板ホルダ80を支持したまま基板着脱機構91が基板Wを基板ホルダ80に装着することはできない。しかし、第1基板ホルダ搬送機構71が基板ホルダ80との間に隙間を有して基板ホルダ80を下から支持し、基板着脱機構91が第1基板ホルダ搬送機構71と基板ホルダ80の隙間から基板Wを受け渡すようにすることもできる。この場合、第2基板ホルダ搬送機構93で基板ホルダ80を支持した状態で、基板ホルダ80に基板Wを受け渡す必要はない。
[第2基板ホルダ搬送機構]
次に、図9に基づいて、第2基板ホルダ搬送機構93について説明する。第2基板ホルダ搬送機構93は、基板着脱機構91の近傍に設けられている(図4又は図10参照)。この第2基板ホルダ搬送機構93は、第1基板ホルダ搬送機構71から基板ホルダ80を受け取って、他の処理ユニット(図示略)に受け渡したり、逆に他の処理ユニットから基板ホルダ80を受け取ったりするものである。第2基板ホルダ搬送機構93は、板状で略C字状のベース93aと、このベース93aの両端部の上下両面に配置される4つのクランパ93b、93cと、各クランパ93b、93cを移動させるためのクランパ駆動シリンダ93dを備えている。クランパ93b、93cの断面は、略くの字状となっており、これらのクランパの間に基板ホルダ80を把持する。
上側及び下側の2つのクランパ93b、93cは、クランパ駆動シリンダ93dの作動力によって、相互に近寄ったり離間するように動作して、基板ホルダ80を把持したり解放したりできるようになっている。図9(B)は、下側のクランパ93cが相互に近寄って、基板ホルダ80を把持している状態を示している。上側及び下側のクランパ駆動シリンダ93dは相互に独立に制御が可能であり、上側のクランパ93bにのみ基板ホルダ80を保持する場合や、下側のクランパ93cにのみ基板ホルダ80を保持する場合や、更には上側及び下側の両方のクランパ93b、93cに基板ホルダ80を保持することも可能である。
図10は、基板ホルダ80に基板Wが保持されており、この基板ホルダ80を第2基板ホルダ搬送機構93が把持している状態を示している。この図に示すように、第2基板ホ
ルダ搬送機構93は、鉛直方向に延びる昇降レール95aとアクチュエータ95bによって、鉛直方向に昇降することが可能である。なお、図10は、第2基板ホルダ搬送機構93が最上方に位置し、第1基板ホルダ搬送機構71が最下方の位置にある状態を示している。上述したように、基板着脱機構や第2基板ホルダ搬送機構の下方にホルダ収容部が設けられているため、フットプリントを増大させることなく、多機能なストッカを実現することができる。
[動作]
次に、本実施形態の基板着脱部40a動作について、図11及び図12に基づいて説明する。図11(A−1),(A−2)はストッカ61のホルダ収容部67の最下部に1つの基板ホルダ80が収容されており、その下方に第1基板ホルダ搬送機構71が位置している状態を示している。そして、第1基板ホルダ搬送機構71のホルダクランプシリンダ71dは、クランプ部材71e1,71e2が基板ホルダ80に当接しない位置となるように退避させている。次に、図11(B−1),(B−2)に示すように、ホルダクランプシリンダ71dがクランプ部材71e1,71e2を押し出し、基板ホルダ80の内側に当接させる。これにより、基板ホルダ80は第1基板ホルダ搬送機構71によって保持される。
次に、図11(C−1),(C−2)に示すように、シリンダベース駆動用シリンダ(図示略)が作動して、シリンダベース71cを移動させる。シリンダベース71cの移動方向は、基板ホルダ80がホルダ受入部67から離脱する方向(図では上方)である。これにより、基板ホルダ80は上下方向に移動できるようになる。移動距離は、例えば50mm程度である。そして、図11(D−1),(D−2)に示すように、第1基板ホルダ搬送機構71は、ネジ軸75bの回転とボールネジ75cの作用によって、リニアガイド75aに沿って鉛直上方に向かって移動する。そして、基板着脱機構91(図3参照)の近傍で停止する。それと共に、基板ホルダ80は第2基板ホルダ搬送機構93のクランパ93b、93cによって左右の両側から把持される。すなわち、第1基板ホルダ搬送機構71及び第2基板ホルダ搬送機構93の両方によって把持されている状態である。
次に、その後、図12(A−1),(A−2)に示すように、第1基板ホルダ搬送機構71のホルダクランプシリンダ71dが作動して、クランプ部材71e1,71e2を退避させる。その後、第1基板ホルダ搬送機構71が僅かに下方に降下する。これにより、クランプ部材71e1,71e2は基板ホルダ80から離間する。次に、基板着脱機構91が上昇して、基板Wが基板ホルダ80と同じ高さになる。その状態で、基板ホルダ80は図12(B−1),(B−2)に示すように、基板Wが基板ホルダ80のホルダ部83−1、83−2の先端に向かって水平移動する。この基板Wの移動は、基板着脱機構91のアクチュエータ91bの作用によって行われる(図8参照)。なお、第1基板ホルダ搬送機構71は、第2基板ホルダ搬送機構93に基板ホルダを受け渡した後、ホルダ収容部67に収容された次の基板ホルダを支持して次の基板の脱着の準備を行う。
次に、図12(C−1),(C−2)及び図13に示すように、第2基板ホルダ搬送機構93に搭載されたロータリーアクチュエータ93eによって、基板Wが基板ホルダ80のホルダ部の先端に向かって押される(図12(C−2)の点線円部)。これは、図13に拡大図が示されている。図13(A)に示すように、ロータリーアクチュエータ93eは、サーボモータ93fと、このサーボモータ93fの回転軸に取り付けられた回転体93gと、この回転体93gの先端部近傍に突設されたピン93hとを備えている。基板ホルダ80に基板Wをセットする際には、ピン93hは水平方向を向いており、基板ホルダ80や基板Wに干渉しないようになっている。そして、基板Wが基板ホルダ80にセットされると、図13(B)に示すように、サーボモータ93fが作動して回転体93gを回転させる。これにより、ピン93hが回転して、基板Wの外周部に接触する。そして、ピ
ン93hが基板Wを押すようにして、基板Wが基板ホルダ80に確実に保持される。
その後、図12(D−1),(D−2)に示すように、第2基板ホルダ搬送機構93が上昇して、基板ホルダ80の受け渡し位置まで移動する。そして、基板搬送装置50a(50b)が基板ホルダ80の被把持部85−1、85−2を把持する。この状態で、図13に示したロータリーアクチュエータ93eのサーボモータ93fが逆回転して、基板ホルダ80からピン93hが退避する。それと同時に第2基板ホルダ搬送機構93のクランパ93b、93cも退避する。これにより、基板ホルダ80は基板搬送装置50a(50b)のみによって把持されることになる。基板搬送装置50a(50b)は、上述したように基板ホルダ80を処理槽66へ搬送する。以上のステップにより、基板ホルダ80が基板ホルダ受入部67から引き出され、最終的に処理ユニットまで搬送される一連のプロセスが終了する。
以上の説明は、1つの基板ホルダ80に着目したものである。しかしながら、本実施形態では、第2基板ホルダ搬送機構93が2組のクランパ93b、93cを備えている。すなわち、上側のクランパ93bと下側のクランパ93cを備えている。このため、例えば、下側のクランパ93cに処理前の基板を保持した基板ホルダ80を把持すると共に、上側のクランパ93bに処理後の基板を保持した基板ホルダ80を把持するような動作が可能となる。こうすることで、処理前の基板を保持した基板ホルダ80を基板搬送装置50a(50b)へ受け渡す動作と、処理済みの基板を保持した基板ホルダ80を基板搬送装置50a(50b)から受け取る動作を、短時間で行うことができる。例えば、1時間当たり150枚程度の処理能力があるメッキ装置に対して本実施形態のストッカ61を適用すると、1時間当たり200枚程度までスループットを向上させることが可能である。
次に、図14を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。当該実施形態に係る基板着脱部40cでは、ストッカ61cが基板ホルダ80cを垂直姿勢で収容している点が、第1の実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態のストッカ61cは、それぞれ垂直姿勢にされた基板ホルダ80cを、水平方向に沿って多数並べて収容できるようになっている。図14では、説明の便宜上9個の基板ホルダ80cを収容できるストッカ61cを示している。本ストッカ61cは、水平方向(図中のX方向)に移動できるように構成されている。これは、利用する基板ホルダ80cを選択したい場合に、ストッカ61cを水平移動させて、目的の基板ホルダ80cが昇降機構71Pの上方に位置決めできるようにするためである。
そして、昇降機構71Pは、基板ホルダ80cを上方に持ち上げるために上昇したり(図のZ方向)、使用後の基板ホルダ80cをストッカ61cに戻すために降下するようになっている。図14では、左から5番目に位置する基板ホルダ80cが持ち上げられた状態を示している。また、本実施形態で用いられている基板ホルダ80cは、開閉式のものである。すなわち、回動ヒンジ81c3を介して連結されるホルダ本体81c1と開閉部81c2とからなる基板ホルダ81cである。もちろん、第1の実施形態で説明したような、スリット式の基板ホルダ80を用いてもよい。
ストッカ61cの上方は、基板受渡部となっている。この基板受渡部は、ロボットハンド91Pによって把持されている基板Wを、基板ホルダ81cに装着するためのものである。基板ホルダ81cは、“開”状態、すなわち基板を受け入れるための状態で基板を受け入れ、“閉”状態、すなわち基板を保持するための状態で基板を保持する。基板ホルダの開閉機構は、公知(任意)の機構を用いることができる。また、処理が終わった後の基板Wを、基板ホルダ81cから取り外す場合にも、ロボットハンド91Pが用いられる。以上のように、当該実施形態に係る基板着脱部40cでは、基板受渡部の下方にストッカ61cが配置されているため、基板着脱部全体のフットプリントを小さく抑えることがで
きる。
本発明は、半導体基板などの基板を処理する湿式基板処理装置において、基板ホルダを収容すると共に基板ホルダに基板を装着する基板着脱部に利用することが可能である。
1 湿式基板処理装置
40a,40b,40c 基板処理部
61,61c ストッカ
65a,65b,65c,65d 柱状部材
67 ホルダ受入部
71 第1基板ホルダ搬送機構
71a 昇降ベース
71b ベース駆動シリンダ
71c シリンダベース
71d ホルダクランプシリンダ
71e1,71e2 クランプ部材
71P 昇降機構
75a リニアガイド
75b ネジ軸
80,80c 基板ホルダ
91 基板着脱機構
91a リニアガイド
91b アクチュエータ
91c ベース
91d 基板ガイド
91e センターピン
93 第2基板ホルダ搬送機構
93a ベース
93b,93c クランパ
93d クランパ駆動シリンダ
93e ロータリーアクチュエータ
W 基板

Claims (13)

  1. 複数の基板ホルダを収容し、各基板ホルダが各々水平姿勢で互いに鉛直方向に整列されるように構成されたストッカと、
    前記ストッカとの間で前記基板ホルダの出し入れを行う第1基板ホルダ搬送機構と、
    この第1基板ホルダ搬送機構を鉛直方向に昇降させる昇降機構と、
    前記第1基板ホルダ搬送機構との間で前記基板ホルダの受け渡しを行う第2基板ホルダ搬送機構と、
    この第2基板ホルダ搬送機構に保持された基板ホルダに対して前記基板の着脱を行う基板着脱機構とを備える、基板着脱部。
  2. 前記複数の基板ホルダを収容する複数の基板ホルダ収容部を有し、この基板ホルダ収容部は高さが相互に等しい少なくとも3箇所のホルダ受入部を備えている、請求項1に記載の基板着脱部。
  3. 前記基板ホルダは、直線状の第1部分と、この第1部分に対して略直角に延びると共に先端がフック形状に曲折した2本の第2部分からなり、この2本の第2部分の間に前記基板を保持するものであり、前記ホルダ受入部は前記第1部分の両端部及び前記第2部分の先端部を受け入れる、請求項1又は2に記載の基板着脱部。
  4. 前記第1基板ホルダ搬送機構は、前記基板ホルダを前記第1部分及び第2部分の内側から3箇所で保持すると共に、前記昇降機構によって鉛直方向に沿って移動可能である、請求項1から3の何れか一項に記載の基板着脱部。
  5. 前記基板着脱機構は、ベース部材と、このベース部材を直線方向に移動自在に支持するリニアガイドと、このリニアガイドに沿って前記ベースを移動させるアクチュエータと、前記ベース上に配置されて基板を水平姿勢で保持する基板ガイドを備える、請求項1から4の何れか一項に記載の基板着脱部。
  6. 前記第2基板ホルダ搬送機構は、前記2本の第2部分を外側から保持するクランパと、基板を前記第2部分の先端方向へ押すためのロータリーアクチュエータを備える、請求項3から5の何れか一項に記載の基板着脱部。
  7. 前記第2基板ホルダ搬送機構は、前記基板ホルダを保持するチャックを2組備えることを特徴とする、請求項1から6の何れか一項に記載の基板着脱部
  8. 前記昇降機構は、鉛直方向に延びるリニアガイドと、前記第1基板ホルダ搬送機構に結合されたボールネジと、このボールネジに螺合して鉛直方向に延びるネジ軸と、このネジ軸をタイミングベルトを介して回転させる電動モータとを備えた、請求項1から7の何れか一項に記載の基板着脱部。
  9. 前記前記基板着脱機構及び第2基板ホルダ搬送機構の下方に、前記ストッカを備える、請求項1から8の何れか一項に記載の基板着脱部。
  10. 基板を保持する基板ホルダと、
    前記基板ホルダを収容して処理を行う処理槽と、
    前記基板ホルダを前記処理槽に搬送する搬送機と、
    請求項1から9の何れか一項に記載の基板着脱部とを備える、湿式基板処理装置。
  11. 前記第2基板ホルダ搬送機構を鉛直方向に昇降させる第2昇降機構をさらに備え、
    前記第2昇降機構は前記基板を保持した前記基板ホルダを前記搬送機に受け渡すように構成されたことを特徴とする、請求項10に記載の湿式基板処理装置。
  12. 前記第2基板ホルダ搬送機構は、前記基板ホルダを保持するチャックを2組備えることを特徴とする、請求項10又は11に記載の湿式基板処理装置。
  13. 請求項12に記載の湿式基板処理装置を用いた基板ホルダ搬送方法であって、
    前記第2基板ホルダ搬送機構は、一方のチャックで処理前の基板を把持する一方の基板ホルダを受け取ると共に、他方のチャックで処理後の基板を把持する他方の基板ホルダを受け取り、
    前記一方の基板ホルダを前記搬送機に受け渡すと共に、前記第2の基板ホルダから前記基板を取り外し、この第2の基板ホルダを前記第1基板ホルダ搬送機構に受け渡す、基板ホルダ搬送方法。
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