JP2016064805A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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大祐 小柳
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Abstract

【課題】本発明の課題は、鞍乗型車両において、ヘッドランプ又は左右のランプの大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプと左右のランプとの識別性を向上させることにある。【解決手段】左ランプカバーの内側部と右ランプカバーの内側部とは、フロントフォークが回動するための空間に露出している。ヘッドランプカバーの下縁部は、ヘッドランプ開口部の下縁部の前縁より後方に配置される。車幅方向における車両中心より左側方においてヘッドランプ及び右ランプより前方かつ上方に位置する視点を第1の視点と定義する。第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。【選択図】図9

Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両には、例えば特許文献1の車両のように、ヘッドランプがフロントカバーに配置され、ヘッドランプの車幅方向における外側方に左右のランプが配置されるものがある。このような鞍乗型車両では、ヘッドランプと左ランプとの間、及び、ヘッドランプと右ランプとの間にフロントカバーの一部が位置することで、ヘッドランプと左右のランプとの識別性が向上している。また、特許文献2にも特許文献1と同様の位置に配置されたヘッドランプと左右のランプとが開示されている。
欧州特許出願公開第2644484号 中国特許出願公開第103963880号
上述の鞍乗型車両では、車幅方向において、ヘッドランプと左右のランプとが並んで配置されている。そのため、ヘッドランプ又は左右のランプを大型化しようとすると、車両が、車幅方向に大型化してしまう。特にヘッドランプと左右のランプとの識別性を向上させるため、ヘッドランプと左ランプとの間、及び、ヘッドランプと右ランプとの間にフロントカバーの一部を設けているため、車両が更に大型化してしまう。
また、本発明者は、左右のランプのそれぞれを左右反対の位置から見た時、より大きな角度から見える様にしたいと考えた。即ち、本発明者は、左ランプを車両の左側方からだけではなく、右側方から見た時に、より大きな角度から見え易い様にしたいと考えた。また、本発明者は、右ランプを車両の右側方からだけではなく、左側方から見た時、より大きな角度から見え易い様にしたいと考えた。
図19に示すように、特許文献1と特許文献2とにおいては、左右のランプ101,102は、フロントカバーの前端部に配置されている。そのため、左右のランプ101,102をそれぞれ左右反対の位置から見た時に、左右のランプが見える角度は大きいと考えられる。すなわち、右ランプ101は、車両の右側方からだけでなく、左側方のより大きな角度(例えばθa参照)からも見え易いと考えられる。右ランプ101と同様に、左ランプ102は、車両の左側方からだけでなく、右側方のより大きな角度からも見え易いと考えられる。
しかし、ヘッドランプ103が前方へ突出しているため、左右のランプ101,102をそれぞれ反対から見た場合、ヘッドランプ103と左右のランプ101,102とが重なることで、ヘッドランプ103と左右のランプとの識別性が低下する虞がある。例えば、図20に示すように、車両の左前の位置から見ると、右ランプ101とヘッドランプ103とが重なって見える。このため、右ランプ101とヘッドランプ103との境界が視認し難くなり、右ランプ101とヘッドランプ103との識別性が低下してしまう虞がある。同様に、車両の右前の位置から見ると、左ランプ102とヘッドランプ103とが重なって見えることで、左ランプ102とヘッドランプ103との識別性が低下してしまう虞がある。
図21に示すように、ヘッドランプ103より後方に左右のランプ101,102を配置し、車両前後方向においてヘッドランプ103と左右のランプ101,102とをずらせば、車幅方向への車両のコンパクト化を図りつつ、ヘッドランプ103の大型化を図ることができる。しかし、この場合、左右のランプ101,102が後方に配置されることになる。そのため、左右のランプ101,102をそれぞれ左右の反対から見るときに、左右のランプ101,102の見える角度(例えばθb参照)が小さくなる虞がある。
また、図22に示すように、左右のランプ101,102を車幅方向において更に外側方に配置すれば、左右のランプ101,102の見える角度(例えばθc参照)が大きくなる。これにより、左右のランプ101,102の左右の反対からの視認性を向上させることができる。また、左右のランプ101,102とヘッドランプ103とが車幅方向において、より離れることになり、左右のランプ101,102とヘッドランプ103との間に配置されるフロントカバーが大きくなる。そのため、左右の反対から見た時のヘッドランプ103と左右のランプ101,102との間にフロントカバーが見える角度が大きくなると考えられる。これにより、左右の反対から見た時のヘッドランプ103と左右のランプ101,102との識別性を向上できるかもしれない。例えば、図20の角度から見た時も左ランプ101とヘッドランプ103との間にフロントカバーが視認可能となり、ヘッドランプ103と左ランプ101との識別性を向上できるかもしれない。しかし、この場合、例えば、図20及び図21の幅W及び図22の幅W’で示すように、車両が車幅方向に大型化してしまうという問題がある。
本発明の課題は、鞍乗型車両において、ヘッドランプ又は左右のランプの大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプと左右のランプとの識別性を向上させることにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、フロントフォーク装置と、フロントカバーと、左サイドカバーと、右サイドカバーと、ヘッドランプと、左ランプと、右ランプと、を備える。フロントフォーク装置は、フロントフォーク部と前輪とを有する。フロントフォーク部は、ヘッドパイプに回転可能に支持される。前輪は、フロントフォーク部に支持される。
フロントカバーは、ヘッドパイプの前方に配置され、前輪の上方に配置される。左サイドカバーは、フロントカバーから下方に延び、車両正面視において、前輪の左側方に配置される。右サイドカバーは、フロントカバーから下方に延び、車両正面視において、前輪の右側方に配置される。
ヘッドランプは、フロントカバーに配置される。左ランプは、車両正面視において、ヘッドランプの少なくとも一部より左側方に配置される。左ランプの少なくとも一部は、ヘッドランプの下端より下方に配置される。右ランプは、車両正面視において、ヘッドランプの少なくとも一部より右側方に配置される。右ランプの少なくとも一部は、ヘッドランプの下端より下方に配置される。
ヘッドランプは、ヘッドランプ光源と、ヘッドランプ光源の光を透過するヘッドランプカバーと、を有する。左ランプは、左ランプ光源と、左ランプ光源の光を透過する左ランプカバーと、を有する。右ランプは、右ランプ光源と、右ランプ光源の光を透過する右ランプカバーと、を有する。フロントカバーは、ヘッドランプ開口部を有する。ヘッドランプカバーは、ヘッドランプ開口部を介して露出している。
フロントカバーと左サイドカバーと右サイドカバーとによって、フロントフォーク装置が回動するための空間が形成される。左ランプカバーの内側部と右ランプカバーの内側部とは、フロントフォーク装置が回動するための空間に露出している。ヘッドランプカバーの下縁部は、ヘッドランプ開口部の下縁部の前縁より後方に配置される。
車幅方向における車両中心より左側方においてヘッドランプ及び右ランプより前方かつ上方に位置する視点を第1の視点と定義する。第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。車幅方向における車両中心より右側方においてヘッドランプ及び左ランプより前方かつ上方に位置する視点を第2の視点と定義する。第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。
本態様に係る鞍乗型車両では、左ランプの少なくとも一部と、右ランプの少なくとも一部とが、ヘッドランプの下端よりも下方に配置される。すなわち、ヘッドランプと左右のランプとが上下方向にずらして配置される。このため、ヘッドランプ又は左右のランプを大型化しても、車両が幅方向に大型化することを抑えることができる。
また、左ランプカバーの内側部と右ランプカバーの内側部とは、フロントフォークが回動するための空間に露出している。これにより、左右のランプカバーの内側部が、反対のより大きな角度から視認し易くなる。このように、左ランプの少なくとも一部と、右ランプの少なくとも一部とをヘッドランプの下端よりも下方に配置することにより、フロントフォークが回動する空間を左右のランプの反対からの視認のために利用することができる。これにより、左右のランプをそれぞれ反対の大きな角度から視認し易くすることができると共に、車両の車幅方向への大型化を抑えることができる。
ここで、鞍乗型車両のヘッドランプと左右のランプは、周囲の通行人等から見ると低い位置に配置される場合が多い。従って、本発明者は、左右のランプを、それぞれの反対の前方かつ上方に位置する視点から見たときに、見え易くしたいと考えた。しかし、左ランプの少なくとも一部と、右ランプの少なくとも一部とが、ヘッドランプの下端よりも下方に配置されると、上記の視点から見て、ヘッドランプのレンズが、左右のランプと重なり易くなる。このため、ヘッドランプと左右のランプとの識別性が低下することが懸念される。
また、左右のランプの内側部は、フロントフォークが回動するための空間に露出しているため、左右のランプが、車幅方向において、ヘッドランプに、より近づくことになる。そのため、上記の視点から見て、ヘッドランプのレンズが左右のランプと重なり易くなる。従って、ヘッドランプと左右のランプとの識別性が低下することが懸念される。言い換えると、フロントフォークが回動する空間を左右のランプの反対からの視認のために利用すると共に車両の車幅方向への大型化を抑制しようとすると、上記の視点から見て、ヘッドランプのレンズが左右ランプと重なり易くなる。そのため、ヘッドランプと左右のランプとの識別性が低下することが懸念される。
しかし、本態様に係る鞍乗型車両では、ヘッドランプカバーの下縁部は、ヘッドランプ開口部の下縁部の前縁より後方に配置される。このため、第1の視点あるいは第2の視点から見て、ヘッドランプカバーが左右のランプカバーと重なり難くなる。また、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。さらに、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。このため、ヘッドランプ開口部の下縁部が、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に見えることで、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの識別性を向上させることができる。また、ヘッドランプ開口部の下縁部が、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に見えることで、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの識別性を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る鞍乗型車両では、ヘッドランプ又は左右ランプの大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプと左右ランプとの識別性を向上することができる。
好ましくは、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部によって、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間が仕切られている。好ましくは、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部によって、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの間が仕切られている。この場合、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの識別性を向上させることができる。また、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの識別性を向上させることができる。
好ましくは、車両正面視において、左ランプカバーの車両上下方向における寸法は、左ランプカバーの車幅方向における寸法より大きい。好ましくは、車両正面視において、右ランプカバーの車両上下方向における寸法は、右ランプカバーの車幅方向における寸法より大きい。この場合、左ランプカバーと右ランプカバーとは、縦長の形状である。これにより、車両の車幅方向寸法をコンパクト化できる。
好ましくは、ヘッドランプ開口部の下縁部は、左下縁部と右下縁部とを有する。左下縁部は、車両正面視において上方かつ左側方に向かって延びる。右下縁部は、車両正面視において上方かつ右側方に向かって延びる。好ましくは、第1の視点から見て、右下縁部は、右ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。好ましくは、第2の視点から見て、左下縁部は、左ランプカバーとヘッドランプカバーとの間に視認可能である。この場合、左右の下縁部の長さを長くできることで、左右のランプカバーの識別性を向上させることができる。
好ましくは、フロントカバーは、左凹部と右凹部とを有する。左凹部は、左下縁部の下方に位置する。右凹部は、右下縁部の下方に位置する。この場合、車両前部をコンパクト化しつつ左右のランプカバーの識別性を向上させることができる。
好ましくは、左ランプカバーは、左ランプカバー上部と左ランプカバー下部とを有する。左ランプカバー下部は、左ランプカバー上部から下方に延びる。右ランプカバーは、右ランプカバー上部と右ランプカバー下部とを有する。右ランプカバー下部は、左ランプカバー上部から下方に延びる。好ましくは、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、右ランプカバー下部の一部と重なる。好ましくは、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、左ランプカバー下部の一部と重なる。この場合、左右のランプカバーの下方に延びる部分と下縁部とが重なることによって、左右のランプカバーの識別性を向上させることができる。
好ましくは、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、右ランプカバーの内側部の少なくとも一部と重なる。好ましくは、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部の下縁部は、左ランプカバーの内側部の少なくとも一部と重なる。この場合、左右のランプをそれぞれ反対の大きな角度から視認し易くすることができると共に、左右のランプカバーの識別性を向上させることができる。
好ましくは、ヘッドランプカバーは、ヘッドランプカバー上部とヘッドランプカバー下部とを有する。ヘッドランプカバー下部は、車両正面視においてヘッドランプカバー上部よりも小さな幅を有する。この場合、ヘッドランプカバー下部の幅が小さいので、ヘッドランプカバー下部と左右のランプカバーとの間に位置するフロントカバーの部分を大きくできる。これにより、左右のランプカバーの識別性をさらに向上することができる。或いは、ヘッドランプカバー下部の幅が小さいので、左右のランプカバーをより内側方に配置することができる。これにより、左右のランプカバーを幅方向にコンパクトに配置することができる。
好ましくは、車両正面視において、左ランプカバーの上端部と右ランプカバーの上端部とは、ヘッドランプカバー下部の下端部よりも上方に配置される。この場合、左右のランプカバーを高さ方向にヘッドランプカバー下部と重ねて配置することで、左右のランプカバーを幅方向にコンパクトに配置することができる。
好ましくは、ヘッドランプ光源は、第1光源と第2光源と第3光源とを有する。第1光源と第2光源とは、ヘッドランプカバー上部の後方の第1の空間に臨んで配置される。第3光源は、ヘッドランプカバー下部の後方の第2の空間に臨んで配置される。この場合、ヘッドランプカバー下部が、車両正面視においてヘッドランプカバー上部よりも小さな幅を有するようなヘッドランプカバーの形状を容易に実現できると共に、十分な光量を確保することができる。
好ましくは、ヘッドランプは、第1の空間と第2の空間との間を仕切る基板をさらに有する。好ましくは、第1光源と第2光源とは、基板の上面に取り付けられる。好ましくは、第3光源は、基板の下面に取り付けられる。この場合、第1〜第3光源が同じ基板に取り付けられていることで、生産性の向上およびコストダウンを図ることができる。また、第1光源と第2光源とが基板の上面に取り付けられ、第3光源が基盤の下面に取り付けられることで、第1〜第3光源が同一面上に車幅方向に並んで配置される場合と比べて、ヘッドランプの内部の構成を車幅方向に小型化することができる。
本発明によれば、鞍乗型車両において、ヘッドランプ又は左右のランプの大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプと左右のランプとの識別性を向上させることができる。
鞍乗型車両の側面図である。 鞍乗型車両の正面図である。 鞍乗型車両の拡大正面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3におけるV−V断面図である。 図3におけるVI−VI断面図である。 鞍乗型車両の前部を斜め下方から見た図である。 第1の視点の位置を示す平面図。 第1の視点の位置を示す側面図。 第1の視点の角度が20度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第1の視点の角度が35度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第1の視点の角度が40度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第1の視点の角度が45度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第2の視点の位置を示す平面図。 第2の視点の角度が20度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第2の視点の角度が35度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第2の視点の角度が40度である場合の鞍乗型車両を示す図。 第2の視点の角度が45度である場合の鞍乗型車両を示す図。 従来技術の課題を説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。
以下、実施形態に係る鞍乗型車両1について図面を参照して説明する。図1は、鞍乗型車両1の側面図である。図2は、鞍乗型車両1の正面図である。本実施形態に係る鞍乗型車両1は、スクータ型車両である。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、フロントフォーク装置3と、車体カバー4と、シート6と、後輪7と、パワーユニット8と、を含む。
なお、本明細書において、鞍乗型車両1の前後方向、左右方向、上下方向は、鞍乗型車両1のライダーから見た前後、左右、上下の方向である。前後方向は、鞍乗型車両1の前後方向と平行な方向だけを示すものでなく、鞍乗型車両1の前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、左右方向および上下方向よりも前後方向に近い方向は、前後方向に含まれる。
同様に、上下方向とは、鞍乗型車両1の上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると前後方向および左右方向よりも上下方向に近い方向は、上下方向に含まれる。さらに、左右方向とは、鞍乗型車両1の左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している方向を含むものとする。言い換えると、前後方向および上下方向よりも左右方向に近い方向は、左右方向に含まれる。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、ロアフレーム13と、リヤフレーム14とを含む。ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から下方に延びている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部に接続されている。ロアフレーム13は、ダウンフレーム12の下部から後方に延びている。リヤフレーム14は、ロアフレーム13に接続されている。リヤフレーム14は、ダウンフレーム12の後部から、後方且つ上方に延びている。
フロントフォーク装置3は、前輪5とフロントフォーク部9とを有する。フロントフォーク部9は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持される。前輪5は、フロントフォーク部9に回転可能に支持される。詳細には、フロントフォーク部9は、ステアリングシャフト15と、ブラケット16と、左右のサスペンション17,18とを有する。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に挿入されている。ステアリングシャフト15は、ヘッドパイプ11に左右に回動可能に支持される。ステアリングシャフト15の下部は、ブラケット16を介して左右のサスペンション17,18に接続されている。サスペンション17,18は、前輪5を回転可能に支持している。
ステアリングシャフト15の上部は、ハンドル21に接続されている。ハンドル21は、ステアリングシャフト15の上端部に支持されている。ハンドル21は、左把持部22と、右把持部23と、ハンドルバー29とを有する。左把持部22と右把持部23とは、ハンドルバー29によって連結されている。
車体カバー4は、ハンドルカバー31と、フロントカバー32と、レッグシールド35と、左サイドカバー38と、右サイドカバー39と、リアカバー33と、ロアカバー34とを有する。ハンドルカバー31は、ハンドル21の一部を覆う。
フロントカバー32は、ハンドルカバー31の下方に配置される。フロントカバー32は、ヘッドパイプ11の前方に配置される。フロントカバー32は、前輪5の上方に配置される。フロントカバー32と前輪5との間には、フロントフェンダー40が配置される。レッグシールド35は、ハンドルカバー31の下方に配置される。レッグシールド35は、ヘッドパイプ11及びダウンフレーム12の後方に配置される。
左サイドカバー38は、フロントカバー32から下方に延びている。左サイドカバー38は、車両正面視において、前輪5の左側方に配置される。右サイドカバー39は、フロントカバー32から下方に延びる。右サイドカバー39は、車両正面視において、前輪5の右側方に配置される。
リアカバー33は、リヤフレーム14の周囲を覆う。シート6は、リアカバー33の上方に配置される。シート6は、ヘッドパイプ11より後方に配置されている。シート6は、車体フレーム2に支持されている。詳細には、シート6は、図示しないステーを介してリヤフレーム14に支持されている。
ロアカバー34は、フロントカバー32とリアカバー33との間に配置される。ロアカバー34は、ロアフレーム13の周囲を覆う。ロアカバー34の上面は、フラットフートボード341を含む。フラットフートボード341は、シート6より下方且つ前方に配置されている。フラットフートボード341は、ロアフレーム13の上方に配置される。フラットフートボード341は、ライダーが足を置くように設けられる。フラットフートボード341は、平坦な形状を有する。
なお、フラットフートボード341の「平坦な形状」は、ライダーがフラットフートボード341のいずれの部分にも足を乗せることができる程度に平坦であることを意味する。すなわち、フラットフートボード341には、例えば滑り止めのためなどの凹凸が形成されていてもよい。
パワーユニット8は、シート6の下方に配置されている。パワーユニット8は、車体フレーム2に揺動可能に支持される。パワーユニット8は、エンジン26とトランスミッション27とを含む。パワーユニット8は、後輪7を回転可能に支持している。後輪7は、リアサスペンション28を介して車体フレーム2に支持されている。
以下、鞍乗型車両1の前部の構成について詳細に説明する。図3は、鞍乗型車両1の拡大正面図である。鞍乗型車両1は、ヘッドランプ41を有する。ヘッドランプ41は、フロントカバー32に配置される。
詳細には、ヘッドランプ41は、ヘッドランプ光源42a,42b,42cとヘッドランプカバー43とを有する。ヘッドランプカバー43は透光性を有する材料で形成されており、ヘッドランプ光源42a,42b,42cの光を透過する。フロントカバー32は、ヘッドランプ開口部44を有する。ヘッドランプカバー43は、ヘッドランプ開口部44を介して外部に露出している。
フロントカバー32は、前面部36と本体部37とを有する。前面部36は、ヘッドランプカバー43の上方に配置される。図1に示すように、車両側面視において、前面部36は、後斜め上方に向かって傾斜している。本体部37は、前面部36の下方に配置される。ヘッドランプ開口部44は、前面部36と本体部37との間に設けられる。車両正面視において、本体部37は、ヘッドランプ開口部44の左右の側方および下方に位置する。
図4は、図3におけるIV−IV断面図である。図4に示すように、ヘッドランプカバー43の上縁部45は、ヘッドランプ開口部44の上縁部46の前縁より後方に配置される。従って、ヘッドランプ開口部44の上縁部46の前縁は、ヘッドランプカバー43の上縁部45よりも前方に突出している。なお、図3に示すように、ヘッドランプカバー43の上縁部45は、ヘッドランプカバー43がヘッドランプ開口部44を通して露出している部分の上縁部を意味する。
図3に示すように、ヘッドランプ開口部44の上縁部46は、左上縁部461と右上縁部462とを有する。左上縁部461は、車両正面視において上方かつ左側方に向かって延びる。右上縁部462は、車両正面視において上方かつ右側方に向かって延びる。
図4に示すように、ヘッドランプカバー43の下縁部47は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48の前縁より後方に配置される。従って、ヘッドランプ開口部44の下縁部48の前縁は、ヘッドランプカバー43の下縁部47よりも前方へ突出している。なお、図3に示すように、ヘッドランプカバー43の下縁部47は、ヘッドランプカバー43がヘッドランプ開口部44を通して露出している部分の下縁部を意味する。
ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左下縁部480と右下縁部481とを有する。左下縁部480は、車両正面視において上方かつ左側方に向かって延びる。右下縁部481は、車両正面視において上方かつ右側方に向かって延びる。
左下縁部480は、第1左下縁部482と第2左下縁部483と第3左下縁部484と第4左下縁部485とを有する。車両正面視において、第1左下縁部482は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48の車幅方向における中心から左側方へ延びている。第2左下縁部483は、第1左下縁部482と連なっており、車両正面視において上方に延びている。第3左下縁部484は、第2左下縁部483と連なっており、車両正面視において左側方に延びている。第4左下縁部485は、第3左下縁部484と連なっており、車両正面視において上方に延びている。第4左下縁部485は、左上縁部461と連なっている。
右下縁部481は、第1右下縁部486と第2右下縁部487と第3右下縁部488と第4右下縁部489とを有する。車両正面視において、第1右下縁部486は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48の車幅方向における中心から右側方へ延びている。第2右下縁部487は、第1右下縁部486と連なっており、車両正面視において上方に延びている。第3右下縁部488は、第2右下縁部487と連なっており、車両正面視において右側方に延びている。第4右下縁部489は、第3右下縁部488と連なっており、車両正面視において上方に延びている。第4右下縁部489は、右上縁部462と連なっている。
ヘッドランプカバー43は、ヘッドランプカバー上部431とヘッドランプカバー下部432とを有する。車両正面視において、ヘッドランプカバー下部432の車幅方向における寸法W432は、ヘッドランプカバー上部431の車幅方向における寸法W431よりも小さい。
フロントカバー32は、左凹部51と右凹部52とを有する。左凹部51は、左下縁部480の下方に位置する。右凹部52は、右下縁部481の下方に位置する。詳細には、左凹部51は、第3左下縁部484の下方に位置している。右凹部52は、第3右下縁部488の下方に位置している。図5は、図3におけるV−V断面図である。図5に示すように、左凹部51は、後方に向かって凹んだ形状を有する。右凹部52も、左凹部51と同様に、後方に向かって凹んだ形状を有する。
図4及び図5に示すように、ヘッドランプ41は、ヘッドランプケーシング53を有する。ヘッドランプケーシング53は、ヘッドランプカバー43の後方に配置される。ヘッドランプカバー43は、ヘッドランプケーシング53に取り付けられる。
ヘッドランプ41は、基板54を有する。基板54は、ヘッドランプ41内の空間を第1の空間S1と第2の空間S2とに仕切る。第1の空間S1は、第2の空間S2の上方に位置する。第1の空間S1は、ヘッドランプカバー上部431の後方に位置する。第2の空間S2は、ヘッドランプカバー下部432の後方に位置する。
図3に示すように、ヘッドランプ光源42a,42b,42cは、第1光源42aと第2光源42bと第3光源42cとを有する。第1光源42aと第2光源42bとは、第1の空間S1に臨んで配置される。第3光源42cは、第2の空間S2に臨んで配置される。第1光源42aと第2光源42bと第3光源42cとは、例えばLEDである。ただし、第1光源42aと第2光源42bと第3光源42cとは、LEDに限らず、電球などの他の光源であってもよい。
第1光源42aと第2光源42bとは、基板54の上面に取り付けられる。第1光源42aと第2光源42bとは、ヘッドランプカバー43における車幅方向における中央から互いに左右に離れて配置される。第3光源42cは、基板54の下面に取り付けられる。第3光源42cは、ヘッドランプカバー43における車幅方向における中央に配置される。
図4に示すように、ヘッドランプ41は、上リフレクター55と下リフレクター56とを有する。上リフレクター55は、第1の空間S1内に配置される。上リフレクター55は、第1光源42a及び第2光源42bからの光を前方へ向けて反射する。下リフレクター56は、第2の空間S2内に配置される。下リフレクター56は、第3光源42cからの光を前方へ向けて反射する。
図2及び図3に示すように、鞍乗型車両1は、左ランプ57と右ランプ58とを有する。左ランプ57は、左サイドカバー38に取り付けられる。左ランプ57は、車両正面視において、ヘッドランプ41の一部より左側方に配置される。詳細には、左ランプ57は、車両正面視において、ヘッドランプカバー下部432より左側方に配置される。左ランプ57は、車両正面視において、第3左下縁部484より左側方に配置される。
左ランプ57の一部は、ヘッドランプ41の下端より下方に配置される。左ランプ57の一部は、フロントカバー32の下端よりも下方に配置される。詳細には、左ランプ57の下端は、ヘッドランプ41の下端より下方に配置される。左ランプ57の上端は、ヘッドランプ41の下端より上方に配置される。
図6は、図3におけるVI−VI断面図である。図3及び図6に示すように、左ランプ57は、左ランプ光源61と左ランプカバー62とを有する。左ランプ光源61は、例えば電球である。ただし、左ランプ光源61はLEDなどの他の光源であってもよい。左ランプカバー62は、透光性を有する材料で形成されており、左ランプ光源61の光を透過する。
車両正面視において、左ランプカバー62の車両上下方向における寸法H62は、左ランプカバー62の車幅方向における寸法W62より大きい。すなわち、左ランプカバー62は、縦長の形状である。左ランプカバー62は、左ランプカバー上部621と左ランプカバー下部622とを有する。左ランプカバー下部622は、左ランプカバー上部621から下方に延びる。車両正面視において、左ランプカバー上部621は、左ランプカバー下部622よりも車幅方向に大きい。
車両正面視において、左ランプカバー62の上端部は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも上方に配置される。詳細には、車両正面視において、左ランプカバー上部621の一部は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも上方に配置される。車両正面視において、左ランプカバー下部622は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも下方に配置される。
車両正面視において、左ランプカバー62の右側端は、ヘッドランプカバー上部431の左側端よりも右側方に配置される。車両正面視において、左ランプカバー62の左側端は、ヘッドランプカバー上部431の左側端よりも左側方に配置される。
本実施形態において、左ランプ光源61は、左フラッシャの光源である。左ランプ光源61は、左ランプカバー下部622の後方に配置される。左ランプ57は、左ポジションランプの光源63を有する。左ポジションランプの光源63は、左ランプ光源61の上方に配置される。左ポジションランプの光源63は、左ランプカバー上部621の後方に配置される。なお、左ランプ光源61は、左フラッシャの光源ではなく、左ポジションランプの光源であってもよい。
右ランプ58は、右サイドカバー39に取り付けられる。右ランプ58は、車両正面視において、ヘッドランプ41の一部より右側方に配置される。詳細には、右ランプ58は、車両正面視において、ヘッドランプカバー下部432より右側方に配置される。右ランプ58は、車両正面視において、第3右下縁部488より右側方に配置される。
右ランプ58の一部は、ヘッドランプ41の下端より下方に配置される。右ランプ58の一部は、フロントカバー32の下端よりも下方に配置される。詳細には、右ランプ58の下端は、ヘッドランプ41の下端より下方に配置される。右ランプ58の上端は、ヘッドランプ41の下端より上方に配置される。
右ランプ58は、右ランプ光源64と右ランプカバー65とを有する。右ランプ光源64は、例えば電球である。ただし、右ランプ光源64はLEDなどの他の光源であってもよい。右ランプカバー65は、透光性を有する材料で形成されており、右ランプ光源64の光を透過する。
車両正面視において、右ランプカバー65の車両上下方向における寸法H65は、右ランプカバー65の車幅方向における寸法W65より大きい。すなわち、右ランプカバー65は、縦長の形状である。右ランプカバー65は、右ランプカバー上部651と右ランプカバー下部652とを有する。右ランプカバー下部652は、右ランプカバー上部651から下方に延びる。車両正面視において、右ランプカバー上部651は、右ランプカバー下部652よりも車幅方向に大きい。
車両正面視において、右ランプカバー65の上端部は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも上方に配置される。詳細には、車両正面視において、右ランプカバー上部651の一部は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも上方に配置される。車両正面視において、右ランプカバー下部652は、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも下方に配置される。
車両正面視において、右ランプカバー65の左側端は、ヘッドランプカバー上部431の右側端よりも左側方に配置される。車両正面視において、右ランプカバー65の右側端は、ヘッドランプカバー上部431の右側端よりも右側方に配置される。
本実施形態において、右ランプ光源64は、右フラッシャの光源である。右ランプ光源64は、右ランプカバー下部652の後方に配置される。右ランプ58は、右ポジションランプの光源66を有する。右ポジションランプの光源66は、右ランプ光源64の上方に配置される。右ポジションランプの光源66は、右ランプカバー上部651の後方に配置される。なお、右ランプ光源64は、右フラッシャの光源ではなく、右ポジションランプの光源であってもよい。
図7は、鞍乗型車両1の前部を斜め下方から見た図である。図2及び図7に示すように、フロントカバー32と左サイドカバー38と右サイドカバー39とによって、フロントフォーク装置3が回動するための空間S3が形成される。図7に示すように、左ランプカバー62の内側部623と右ランプカバー65の内側部653とは、フロントフォーク装置3が回動するための空間S3に露出している。左ランプカバー62の内側部623と、右ランプカバー65の内側部653とは、光を透過する。従って、左ランプカバー62の内側部623と、右ランプカバー65の内側部653とを通して光が発せられる。
次に、右ランプ58の視認角について説明する。図8に示すように、車幅方向における車両中心より左側方においてヘッドランプ41及び右ランプ58より前方かつ上方に位置する視点を第1の視点と定義する。図8に示すように、車両平面視において第1の視点と右ランプ光源64の中心P1との間の距離Rは、所定距離で一定であるものとする。所定距離は例えば1500mmであるが、これと異なる数値であってもよい。また、図9に示すように、車両側面視において第1の視点の地面からの高さHは、所定高さで一定であるものとする。所定高さは例えば1500mmであるが、これと異なる数値であってもよい。なお、図8に示すように、20度、35度、40度、45度のそれぞれの第1の視点と右ランプ光源64の中心P1との間の距離Rは、所定距離で一定である。従って、図9では、20度、35度、40度、45度のそれぞれの第1の視点の位置が前後方向に異なっている。
車両平面視において、第1の視点と右ランプ光源64の中心P1とを結ぶ直線と、右ランプ光源64の中心P1を通り車両前方に向かって延びる直線との間の角度を第1の視点の角度と呼ぶ。図10から図13は、第1の視点の角度を変化させた場合の第1の視点から見た鞍乗型車両1の前部を示している。
詳細には、図10は、第1の視点の角度が20度である場合の鞍乗型車両1を示している。図11は、第1の視点の角度が35度である場合の鞍乗型車両1を示している。図12は、第1の視点の角度が40度である場合の鞍乗型車両1を示している。図13は、第1の視点の角度が45度である場合の鞍乗型車両1を示している。
図10から図12に示すように、第1の視点の角度が40度以下である場合には、第1の視点から見て、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43とが共に視認可能であり、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。すなわち、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48によって、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との間が仕切られている。第1の視点から見て、右下縁部481が、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。
詳細には、図10に示すように、第1の視点の角度が20度である場合には、第1の視点から見て、フロントカバー32の本体部37は、右ランプカバー65の一部と重なっている。第1の視点の角度が20度である場合には、右ランプカバー65の上縁654の少なくとも一部が視認可能である。第1の視点の角度が20度である場合には、右ランプカバー65の内側部653の下端655が視認可能である。また、第1の視点の角度が20度である場合には、右ランプカバー65の視認範囲は、右ランプカバー65のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも大きい。
図11に示すように、第1の視点の角度が35度である場合の右ランプカバー65の視認範囲は、第1の視点の角度が20度である場合の右ランプカバー65の視認範囲よりも小さい。第1の視点の角度が35度である場合には、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー下部652の一部と重なっている。第1の視点の角度が35度である場合には、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー65の内側部653の一部と重なっている。第1の視点の角度が35度である場合には、右ランプカバー65の上縁654はヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。第1の視点の角度が35度である場合には、右ランプカバー65の内側部653の下端655が視認可能である。また、第1の視点の角度が35度である場合には、右ランプカバー65の視認範囲は、右ランプカバー65のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも小さい。
図12に示すように、第1の視点の角度が40度である場合の右ランプカバー65の視認範囲は、第1の視点の角度が35度である場合の右ランプカバー65の視認範囲よりも小さい。第1の視点の角度が40度である場合には、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー下部652の一部と重なっている。第1の視点の角度が40度である場合には、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー65の内側部653の一部と重なっている。第1の視点の角度が40度である場合には、右ランプカバー65の上縁654はヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。第1の視点の角度が40度である場合には、右ランプカバー65の内側部653の下端655は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。また、第1の視点の角度が40度である場合には、右ランプカバー65の視認範囲は、右ランプカバー65のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも小さい。
なお、図13に示すように、第1の視点の角度が45度である場合には、右ランプカバー65の全体が、フロントカバー32及びヘッドランプカバー43と重なるため、視認不可能である。従って、本実施形態では、右ランプ58の視認角の上限は、40度以上45度未満の角度である。
次に、左ランプ57の視認角について説明する。図14に示すように、車幅方向における車両中心より右側方においてヘッドランプ41及び左ランプ57より前方かつ上方に位置する視点を第2の視点と定義する。車両平面視において第2の視点と左ランプ光源61の中心P2との間の距離Rは、第1の視点と同様に、所定距離で一定であるものとする。また、車両側面視において第1の視点の地面からの高さHも、第1の視点と同様に、所定高さで一定であるものとする。
車両平面視において、第2の視点と左ランプ光源61の中心P2とを結ぶ直線と、左ランプ光源61の中心P2を通り車両前方に向かって延びる直線との間の角度を第2の視点の角度と呼ぶ。図15から図18は、第2の視点の角度を変化させた場合の第2の視点から見た鞍乗型車両1を示している。
詳細には、図15は、第2の視点の角度が20度である場合の鞍乗型車両1を示している。図16は、第2の視点の角度が35度である場合の鞍乗型車両1を示している。図17は、第2の視点の角度が40度である場合の鞍乗型車両1を示している。図18は、第2の視点の角度が45度である場合の鞍乗型車両1を示している。
図15から図17に示すように、第2の視点の角度が40度以下である場合には、第2の視点から見て、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43とが共に視認可能であり、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。すなわち、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48によって、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との間が仕切られている。第2の視点から見て、左下縁部480が、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。
詳細には、図15に示すように、第2の視点の角度が20度である場合には、第2の視点から見て、フロントカバー32の本体部37は、左ランプカバー62の一部と重なっている。第2の視点の角度が20度である場合には、左ランプカバー62の上縁624の少なくとも一部が視認可能である。第2の視点の角度が20度である場合には、左ランプカバー62の内側部623の下端625が視認可能である。また、第2の視点の角度が20度である場合には、左ランプカバー62の視認範囲は、左ランプカバー62のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも大きい。
図16に示すように、第2の視点の角度が35度である場合の左ランプカバー62の視認範囲は、第2の視点の角度が20度である場合の左ランプカバー62の視認範囲よりも小さい。第2の視点の角度が35度である場合には、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー下部622の一部と重なっている。第2の視点の角度が35度である場合には、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー62の内側部623の一部と重なっている。第2の視点の角度が35度である場合には、左ランプカバー62の上縁624はヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。第2の視点の角度が35度である場合には、左ランプカバー62の内側部623の下端625が視認可能である。また、第2の視点の角度が35度である場合には、左ランプカバー62の視認範囲は、左ランプカバー62のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも小さい。
図17に示すように、第2の視点の角度が40度である場合の左ランプカバー62の視認範囲は、第2の視点の角度が35度である場合の左ランプカバー62の視認範囲よりも小さい。第2の視点の角度が40度である場合には、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー下部622の一部と重なっている。第2の視点の角度が40度である場合には、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー62の内側部623の一部と重なっている。第2の視点の角度が40度である場合には、左ランプカバー62の上縁624はヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。第2の視点の角度が40度である場合には、左ランプカバー62の内側部623の下端625は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なるため、視認不可能である。また、第2の視点の角度が40度である場合には、左ランプカバー62の視認範囲は、左ランプカバー62のヘッドランプ開口部44の下縁部48と重なる範囲よりも小さい。
なお、図18に示すように、第2の視点の角度が45度である場合には、左ランプカバー62の全体が、フロントカバー32及びヘッドランプカバー43と重なるため、視認不可能である。従って、本実施形態では、左ランプ57の視認角の上限は、40度以上45度未満の角度である。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1は、左ランプ57の一部と右ランプ58の一部とが、ヘッドランプ41の下端よりも下方に配置される。すなわち、ヘッドランプ41と左右のランプとが上下方向にずらして配置される。このため、ヘッドランプ41又は左右のランプを大型化しても、車両が幅方向に大型化することを抑えることができる。
また、左ランプカバー62の内側部623と右ランプカバー65の内側部653とは、フロントフォーク装置3が回動するための空間S3に露出している。これにより、左右のランプカバー62,65の内側部623,653を反対のより大きな角度から視認し易くすることができる。このように、左ランプ57の一部と右ランプ58の一部とをヘッドランプ41の下端よりも下方に配置することにより、フロントフォーク装置3が回動する空間を左右のランプ57,58の反対からの視認のために利用することができる。これにより、左右のランプ57,58をそれぞれ反対の大きな角度から視認し易くすることができると共に、車両の車幅方向への大型化を抑えることができる。
また、本実施形態に係る鞍乗型車両1では、ヘッドランプカバー43の下縁部47は、ヘッドランプ開口部44の下縁部48の前縁より後方に配置される。このため、第1の視点あるいは第2の視点から見て、ヘッドランプカバー43が左右のランプカバー62,65と重なり難くなる。そして、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。すなわち、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48によって、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との間が仕切られている。これにより、右ランプカバー65とヘッドランプカバー43との識別性を向上させることができる。
また、第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との間に視認可能である。第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48によって、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との間が仕切られている。これにより、左ランプカバー62とヘッドランプカバー43との識別性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る鞍乗型車両1では、ヘッドランプ41又は左右のランプ57,58の大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプ41と左右のランプ57,58との識別性を向上することができる。
車両正面視において、左ランプカバー62の車両上下方向における寸法H62は、左ランプカバー62の車幅方向における寸法W62より大きい。車両正面視において、右ランプカバー65の車両上下方向における寸法H65は、右ランプカバー65の車幅方向における寸法W65より大きい。これにより、車両の車幅方向寸法をコンパクト化できる。
左下縁部480は、車両正面視において上方かつ左側方に向かって延びる。右下縁部481は、車両正面視において上方かつ右側方に向かって延びる。これにより、左右の下縁部の長さを長くできることで、左右のランプカバー62,65の識別性をさらに向上させることができる。
フロントカバー32は、左凹部51と右凹部52とを有する。左凹部51は、左下縁部480の下方に位置する。右凹部52は、右下縁部481の下方に位置する。これにより、車両前部をコンパクト化しつつ左右のランプカバー62,65の識別性を向上させることができる。
少なくとも第1の視点の角度が35度以上40度以下の範囲において第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー下部652の一部と重なる。少なくとも第2の視点の角度が35度以上40度以下の範囲において第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー下部622の一部と重なる。このように、左右のランプカバー62,65の下方に延びる部分と下縁部48とが重なることによって、左右のランプカバー62,65の識別性をさらに向上させることができる。
なお、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48が、右ランプカバー下部652の一部と重なる第1の視点の角度範囲は、35度以上40度以下に限らず、これと異なる範囲であってもよい。第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48が、左ランプカバー下部622の一部と重なる第2の視点の角度範囲は、35度以上40度以下に限らず、これと異なる範囲であってもよい。
少なくとも第1の視点の角度が35度以上40度以下の範囲において第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、右ランプカバー65の内側部653の一部と重なる。少なくとも第2の視点の角度が35度以上40度以下の範囲において第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48は、左ランプカバー62の内側部623の一部と重なる。このため、左右のランプ57,58をそれぞれ反対の大きな角度から視認し易くすることができると共に、左右のランプカバー62,65の識別性をさらに向上させることができる。
なお、第1の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48が、右ランプカバー65の内側部653の一部と重なる第1の視点の角度範囲は、35度以上40度以下に限らず、これと異なる範囲であってもよい。第2の視点から見て、ヘッドランプ開口部44の下縁部48が、左ランプカバー62の内側部623の一部と重なる第2の視点の角度範囲は、35度以上40度以下に限らず、これと異なる範囲であってもよい。
ヘッドランプカバー下部432は、車両正面視においてヘッドランプカバー上部431よりも小さな幅を有する。このように、ヘッドランプカバー下部432の幅が小さいので、ヘッドランプカバー下部432と左右のランプカバー62,65との間に位置するフロントカバー32の部分を大きくできる。これにより、左右のランプカバー62,65の識別性をさらに向上することができる。或いは、ヘッドランプカバー下部432の幅が小さいので、左右のランプカバー62,65をより内側方に配置することができる。これにより、左右のランプカバー62,65を幅方向にコンパクトに配置することができる。
車両正面視において、左ランプカバー62の上端部と右ランプカバー65の上端部とは、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも上方に配置される。このように、左右のランプカバー62,65を高さ方向にヘッドランプカバー下部432と重ねて配置することで、左右のランプカバー62,65を幅方向にコンパクトに配置することができる。
第1光源42aと第2光源42bとは、ヘッドランプカバー上部431の後方の第1の空間S1に臨んで配置される。また、第3光源42cは、ヘッドランプカバー下部432の後方の第2の空間S2に臨んで配置される。このため、ヘッドランプカバー下部432が、車両正面視においてヘッドランプカバー上部431よりも小さな幅を有するようなヘッドランプカバー43の形状を容易に実現できると共に、十分な光量を確保することができる。
第1光源42aと第2光源42bとは、基板54の上面に取り付けられる。第3光源42cは、基板54の下面に取り付けられる。このように、第1〜第3光源42cが同じ基板54に取り付けられていることで、生産性の向上およびコストダウンを図ることができる。また、第1光源42aと第2光源42bとが基板54の上面に取り付けられ、第3光源42cが基盤の下面に取り付けられることで、第1〜第3光源42cが同一面上に車幅方向に並んで配置される場合と比べて、ヘッドランプ41の内部の構成を車幅方向に小型化することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係る鞍乗型車両は、2つに限らず3つ以上の車輪を有してもよい。例えば、2つの前輪と1つの後輪とを有してもよい。鞍乗型車両は、スクータ型車両に限らず、スポーツ型、或いは、モペット型などの他の種類の自動二輪車であってもよい。或いは、鞍乗型車両1は、自動二輪車に限らず、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)などの他の種類の車両であってもよい。
フロントカバー32の形状は上記の実施形態の形状に限らず、変更されてもよい。例えば、左凹部51と右凹部52とが省略されてもよい。
ヘッドランプカバー43、左ランプカバー62、及び右ランプカバー65の形状あるいは配置は、上記の実施形態の形状あるいは配置に限らず、変更されてもよい。例えば、車両正面視において、左ランプカバー62が、ヘッドランプカバー43の全体より左側方に配置されてもよい。車両正面視において、右ランプカバー65が、ヘッドランプカバー43の全体より右側方に配置されてもよい。
車両正面視において、左ランプカバー62の全体がヘッドランプカバー43の下端より下方に配置されてもよい。車両正面視において、右ランプカバー65の全体がヘッドランプカバー43の下端より下方に配置されてもよい。車両正面視において、左ランプカバー62の上端部と右ランプカバー65の上端部とが、ヘッドランプカバー下部432の下端部よりも下方に配置されてもよい。
ヘッドランプ光源の数は、上記の実施形態のように3つに限らず、3つより少ない、或いは3つより多くてもよい。ヘッドランプ光源の配置は、上記の実施形態の配置に限らず、変更されてもよい。
第1の視点からの右ランプカバー65の視認範囲は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。第2の視点からの左ランプカバー62の視認範囲は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。左ランプカバー62の視認角度の上限は、上記の実施形態のように40度以上45度未満の角度に限らず、変更されてもよい。右ランプ58の視認角の上限は、40度以上45度未満の角度に限らず、変更されてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
本発明によれば、鞍乗型車両において、ヘッドランプ又は左右のランプの大型化と、車幅方向への車両のコンパクト化との両立を図りつつ、ヘッドランプと左右のランプとの識別性を向上させることができる。
11 ヘッドパイプ
9 フロントフォーク部
5 前輪
3 フロントフォーク装置
32 フロントカバー
38 左サイドカバー
39 右サイドカバー
41 ヘッドランプ
57 左ランプ
58 右ランプ
42a,42b,42c ヘッドランプ光源
43 ヘッドランプカバー
61 左ランプ光源
62 左ランプカバー
65 右ランプカバー
44 ヘッドランプ開口部
47 ヘッドランプカバーの下縁部
48 ヘッドランプ開口部の下縁部
480 左下縁部
481 右下縁部
51 左凹部
52 右凹部
621 左ランプカバー上部
622 左ランプカバー下部
651 右ランプカバー上部
652 右ランプカバー下部
431 ヘッドランプカバー上部
432 ヘッドランプカバー下部
42a 第1光源
42b 第2光源
42c 第3光源
S1 第1の空間
S2 第2の空間
54 基板

Claims (11)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォーク部と、前記フロントフォーク部に支持される前輪と、を有するフロントフォーク装置と、
    前記ヘッドパイプの前方に配置され、前記前輪の上方に配置されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーから下方に延び、車両正面視において、前記前輪の左側方に配置される左サイドカバーと、
    前記フロントカバーから下方に延び、車両正面視において、前記前輪の右側方に配置される右サイドカバーと、
    前記フロントカバーに配置されるヘッドランプと、
    車両正面視において、前記ヘッドランプの少なくとも一部より左側方に配置され、且つ、前記ヘッドランプの下端より下方に少なくとも一部が配置される左ランプと、
    車両正面視において、前記ヘッドランプの少なくとも一部より右側方に配置され、且つ、前記ヘッドランプの下端より下方に少なくとも一部が配置される右ランプと、
    を備え、
    前記ヘッドランプは、ヘッドランプ光源と、前記ヘッドランプ光源の光を透過するヘッドランプカバーと、を有し、
    前記左ランプは、左ランプ光源と、前記左ランプ光源の光を透過する左ランプカバーと、を有し、
    前記右ランプは、右ランプ光源と、前記右ランプ光源の光を透過する右ランプカバーと、を有し、
    前記フロントカバーは、前記ヘッドランプカバーが露出するヘッドランプ開口部を有し、
    前記フロントカバーと前記左サイドカバーと前記右サイドカバーとによって、前記フロントフォーク装置が回動するための空間が形成され、
    前記左ランプカバーの内側部と前記右ランプカバーの内側部とは、前記フロントフォーク装置が回動するための前記空間に露出しており、
    前記ヘッドランプカバーの下縁部は、前記ヘッドランプ開口部の下縁部の前縁より後方に配置され、
    車幅方向における車両中心より左側方において前記ヘッドランプ及び前記右ランプより前方かつ上方に位置する第1の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記右ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間に視認可能であり、
    車幅方向における車両中心より右側方において前記ヘッドランプ及び前記左ランプより前方かつ上方に位置する第2の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記左ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間に視認可能である、
    鞍乗型車両。
  2. 前記第1の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部によって、前記右ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間が仕切られており、
    前記第2の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部によって、前記左ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間が仕切られている、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 車両正面視において、前記左ランプカバーの車両上下方向における寸法は、前記左ランプカバーの車幅方向における寸法より大きく、
    車両正面視において、前記右ランプカバーの車両上下方向における寸法は、前記右ランプカバーの車幅方向における寸法より大きい、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、
    車両正面視において上方かつ左側方に向かって延びる左下縁部と、
    車両正面視において上方かつ右側方に向かって延びる右下縁部と、
    を有し、
    前記第1の視点から見て、前記右下縁部は、前記右ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間に視認可能であり、
    前記第2の視点から見て、前記左下縁部は、前記左ランプカバーと前記ヘッドランプカバーとの間に視認可能である、
    請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記フロントカバーは、
    前記左下縁部の下方に位置する左凹部と、
    前記右下縁部の下方に位置する右凹部と、
    を有する、
    請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記左ランプカバーは、
    左ランプカバー上部と、
    前記左ランプカバー上部から下方に延びる左ランプカバー下部と、
    を有し、
    前記右ランプカバーは、
    右ランプカバー上部と、
    前記左ランプカバー上部から下方に延びる右ランプカバー下部と、
    を有し、
    前記第1の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記右ランプカバー下部の一部と重なり、
    前記第2の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記左ランプカバー下部の一部と重なる、
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記第1の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記右ランプカバーの前記内側部の少なくとも一部と重なり、
    前記第2の視点から見て、前記ヘッドランプ開口部の前記下縁部は、前記左ランプカバーの前記内側部の少なくとも一部と重なり、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ヘッドランプカバーは、
    ヘッドランプカバー上部と、
    車両正面視において前記ヘッドランプカバー上部よりも小さな幅を有するヘッドランプカバー下部と、
    を有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 車両正面視において、前記左ランプカバーの上端部と前記右ランプカバーの上端部とは、前記ヘッドランプカバー下部の下端部よりも上方に配置される、
    請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ヘッドランプ光源は、第1光源と第2光源と第3光源とを有し、
    前記第1光源と前記第2光源とは、前記ヘッドランプカバー上部の後方の第1の空間に臨んで配置され、
    前記第3光源は、前記ヘッドランプカバー下部の後方の第2の空間に臨んで配置される、
    請求項8又は9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記ヘッドランプは、前記第1の空間と前記第2の空間との間を仕切る基板をさらに有し、
    前記第1光源と前記第2光源とは、前記基板の上面に取り付けられ、
    前記第3光源は、前記基板の下面に取り付けられる、
    請求項10に記載の鞍乗型車両。
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