JP2016055398A - バフ処理モジュール、基板処理装置、及び、バフパッド洗浄方法 - Google Patents

バフ処理モジュール、基板処理装置、及び、バフパッド洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドレス処理に使用されたバフパッドを効果的に洗浄できるバフ処理モジュール、該バフ処理モジュールを備える基板処理装置、及びバフパッド洗浄方法を提供する。【解決手段】バフヘッド500に保持されたバフパッド502と、当該バフパッド502の表面を洗浄する洗浄機構とを備える、上側バフ処理モジュール300A及び下側バフ処理モジュールを含むバフ処理モジュールであって、バフパッド502の表面には溝が形成されており、洗浄機構は高圧洗浄流体を噴射して溝内の堆積物を除去するアトマイザ950を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、バフ処理モジュール、基板処理装置、及び、バフパッド洗浄方法に関するものである。
近年、半導体ウェハなどの基板に対して各種処理を行うために基板処理装置が用いられている。基板処理装置の一例としては、基板の研磨処理を行うためのCMP(Chemical Mechanical Polishing)装置が挙げられる。
CMP装置は、基板の研磨処理を行うための研磨ユニット、基板の洗浄処理及び乾燥処理を行うための洗浄ユニット、及び、研磨ユニットへ基板を受け渡すとともに洗浄ユニットによって洗浄処理及び乾燥処理された基板を受け取るロード/アンロードユニット、などを備える。また、CMP装置は、研磨ユニット、洗浄ユニット、及びロード/アンロードユニット内で基板の搬送を行う搬送機構を備えている。CMP装置は、搬送機構によって基板を搬送しながら研磨、洗浄、及び乾燥の各種処理を順次行う。洗浄ユニットとしては、半導体基板に洗浄部材を当接させてスクラブ洗浄し、洗浄後の洗浄部材を表面が粗い修正部材15の平面に擦り付けて自己洗浄するものが開示されている(特許文献1参照)。
ところで、基板処理装置には、バフ処理モジュールが設けられる場合がある。このバフ処理モジュールは、基板に対してバフ研磨処理とバフ洗浄処理の少なくとも一方を施すものである。バフ研磨処理とは、ウェハに対してバフパッドを接触させながら、ウェハとバフパッドを相対運動させ、ウェハとバフパッドとの間にスラリーを介在させることによりウェハの処理面を研磨除去する処理である。一方、バフ洗浄処理とは、ウェハに対してバフパッドを接触させながら、ウェハとバフパッドを相対運動させ、ウェハとバフパッドとの間に洗浄処理液(薬液、又は、薬液と純水)を介在させることによりウェハ表面の汚染物を除去したり、処理面を改質したりする処理である。
バフパッドによってバフ研磨処理及びバフ洗浄処理を継続すると、バフパッドの表面は目詰まりを起こし、研磨性能や洗浄性能が低下してしまう。このため、バフパッドの性能を復活させるべく、ドレス処理(目立て)と呼ばれるコンディショニングを行う必要がある。このコンディショニングは、コンディショニング部で行われる。コンディショニング部は、ドレステーブルと、ドレステーブルに設置されたドレッサと、を備える。ドレステーブルは、駆動機構によって回転できるようになっている。ドレッサは、ダイヤドレッサ、ブラシドレッサ、又はこれらの組み合わせで形成される。
添付の図12は、バフパッドではなく、研磨ユニットに用いられるドレッサ33Aを示す図である。この研磨ユニットでは、大口径の研磨パッド10に対して、小径のドレッサ33Aが用いられている。ドレス処理に際しては、処理液供給ノズル32Aによって処理液が研磨パッド10の中央部に滴下され、ドレッサ33Aが研磨パッド10の半径を往復することで、研磨パッド10の回転運動との複合作用により、研磨パッド10の全面がドレス処理されるのである。ところで、研磨パッド10には、処理液としてスラリーのような粘度の高い液体が用いられる場合が多く、研磨パッド10の表面に形成された溝に処理液の固形成分が固着・堆積してしまう。このような汚れは、ドレス処理だけでは除去することはできない。このため、アトマイザ34Aと呼ばれる洗浄機構を用いて、研磨パッド10の表面を洗浄する。ここで、アトマイザ34Aとは、図10(B)に示すように、研磨パッド10に対して高圧の液体又は液体と気体の混合体を噴射できる洗浄機構である。
このアトマイザ34Aを、図12(A)に示すように、研磨パッドの半径部分に配置し、高圧洗浄流体の噴射と同時に研磨パッド10を回転させて、研磨パッド10の溝に固着・堆積した汚れを除去するのである。
特開平9−92633号公報
しかしながら上述した例に対して、バフ処理モジュールにアトマイザを設けるには以下のような問題点があった。すなわち、従来技術の図12の例では、ドレッサ33Aの径に比べて研磨パッド10の径のほうが大きい。このため、図12の例では、研磨パッド10のドレッサ33Aに覆われていない面に対向してアトマイザ34を設置することができる。
これに対して、バフ処理モジュールでは、バフパッドがドレッサと比べて同等又はそれ以下のサイズとなる。このため、バフ処理モジュールでは、バフパッドの全面がドレッサに覆われる。その結果、バフ処理モジュールにおいて従来技術のようにアトマイザを設置するのは難しい。
そこで、本願発明は、バフパッドがドレッサと比べて同等又はそれ以下のサイズであるバフ処理モジュールに適用可能なアトマイザを提供することを目的とする。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、第1手段は、バフヘッドに保持されたバフパッドと、当該バフパッドの表面を洗浄する洗浄機構とを備えるバフ処理モジュールであって、バフパッドの表面には溝が形成されており、洗浄機構は高圧洗浄流体を噴射して溝内の堆積物を除去するアトマイザを含む、という構成を採っている。
第2手段は、第1手段の構成に加え、アトマイザは、鉛直下方を向いたバフパッドの下方に配置されている、という構成を採っている。
第3手段は、第1又は第2手段の構成に加え、バフパッドは、基板を保持するバフテーブルとバフパッドをドレッシングするドレッサとの間で移動可能であり、アトマイザはバフパッドの移動経路内に配置される、という構成を採っている。
第4手段は、第3手段の構成に加え、バフヘッドはドレッサに対して離間可能であり、アトマイザはバフヘッドとドレッサの間に位置決めされて高圧洗浄流体を噴射する、という構成を採っている。
第5手段は、第1から第4手段の何れかの構成に加え、アトマイザは移動自在である、という構成を採っている。
第6手段は、第5手段の構成に加え、アトマイザは、ロータリーアクチュエータによる回転移動、又はシリンダによる直線移動が可能である、という構成を採っている。
第7手段は、第1から第6手段の何れかの構成に加え、アトマイザはバフパッドの少なくとも半径部分を洗浄できるように位置決めされており、バフパッドの回転によって全面を洗浄できる、という構成を採っている。
第8手段は、第1から第7手段の何れかの構成に加え、アトマイザは、直線状の本体に沿って複数の流体噴射口を備えている、という構成を採っている。
第9手段は、第1から第8手段の構成に加え、バフパッドの近傍に、高圧洗浄流体の飛散を防止するためのカバーを備えた、という構成を採っている。
第10手段は、第9手段の構成に加え、バフヘッドを保持するバフアームを更に備え、当該バフアームにカバーを装着した、という構成を採っている。
第11手段は、第9又は第10手段の構成に加え、カバーに代えて、ドレッサの周囲に固定された固定カバーを備えた、という構成を採っている。
第12手段は、第11手段の構成に加え、固定カバーには、バフアームとの接触を回避するための切欠きが形成されている、という構成を採っている。
第13手段は、第10手段の構成に加え、前記バフアーム自体が、前記カバーの機能を有する、という構成を採っている。
第14手段は、第10又は第13手段の構成に加え、アトマイザは、バフアームの下方に位置決めされている時に高圧洗浄流体を噴射する、という構成を採っている。
第15手段は、第10又は第14手段の構成に加え、アトマイザは、バフパッドの洗浄と同時に、バフアームの下面も洗浄する、という構成を採っている。
第16手段は、第1から第15手段の何れかの構成に加え、洗浄機構は、洗浄液容器内での超音波洗浄機構及びブラシ洗浄機構の少なくとも何れか一方を更に含む、という構成を採っている。
第17手段は、第1から第16手段の何れかの構成に加え、高圧洗浄流体は、液体又は液体と気体の混合流体である、という構成を採っている。
第18手段は、第17手段の構成に加え、洗浄液は、DIW、薬液、スラリーからなる群から選択される少なくとも何れか1つの液体又はこの液体と圧縮空気の混合流体である、という構成を採っている。
第19手段は、第18手段の構成に加え、各種液体の供給は切替可能である、という構成を採っている。
第20手段は、第1から第19手段の何れかの構成に加え、高圧洗浄流体と共に超音波洗浄流体を用いる、という構成を採っている。
第21手段は、第1から第20手段の何れかのバフ処理モジュールを備える基板処理装置、という構成を採っている。
第22手段は、基板処理装置で使用されるバフパッドを洗浄するためのバフパッド洗浄方法であって、ドレッサによってドレス処理されたバフパッドを用い、当該バフパッドに対してアトマイザから高圧洗浄流体を噴射する、という構成を採っている。
第23手段は、第22手段の構成に加え、バフパッドへの洗浄液の噴射は、バフテーブ
ルでの基板に対する処理と並行して行われる、という構成を採っている。
第24手段は、第22又は第23手段の構成に加え、アトマイザは、バフパッドがドレッサの上方に位置する場合に、これらバフパッドとドレッサとの間に移動して、洗浄液を噴射する、という構成を採っている。
第25手段は、第22から第24手段の何れかの構成に加え、アトマイザは、バフパッドを揺動させるバフアームが上方に有る場合に洗浄液を噴射する、という構成を採っている。
かかる本願発明によれば、技術的効果の一例として、バフ処理モジュール内のスペースを有効に活用してアトマイザを設置でき、バフパッドを効果的に洗浄することができる。
図1は、本実施形態の基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 図2は、研磨ユニットを模式的に示す斜視図である。 図3Aは、洗浄ユニットの平面図であり、図3Bは、洗浄ユニットの側面図である。 図4は、上側バフ処理モジュールの概略構成を示す図である。 図5は、バフアームの揺動範囲に配置されたバフテーブル、ドレッサ及びアトマイザの位置関係を示す図である。 図6は、図5に開示したバフ処理モジュールにおける処理プロセスを示す図である。 図7は、図6に開示した処理プロセスを示すバフテーブル、ドレステーブル、バフヘッド及びアトマイザの動作を説明する図である。 図8は、アトマイザを可動式にした場合のデッドスペースの削減を説明するための図であり、図8(A)はアトマイザをドレッサの位置とは別の位置に配置した例を示し、図8(B)はアトマイザをドレッサの上方に移動できる例を示す。 図9は、可動式のアトマイザと飛散防止用のカバーを示す図であり、図9(A)は平面図を示し、図9(B)は左側面図を示す。 図10は、バフアームの下面洗浄の機能を有する、可動式のアトマイザと飛散防止用のカバーの他の実施形態を示す図であり、図10(A)は平面図を示し、図10(B)は左側面図を示し、図10(C)は図10(B)において矢印C方向から見たバフアームを示す。 図11は、カバーの他の例を示す図であり、図11(A)はバフヘッドに設けられたバフヘッドカバーを示し、図11(B)はコンディショニング部に固定配置された固定カバーを示す図である。 図12は、研磨ユニットにアトマイザを設けた場合を示す図であり、図11(A)は研磨パッドを含む全体概要の平面図であり、図11(B)はアトマイザトバフパッドの側面図である。
以下、本願発明の一実施形態に係る基板処理装置及びコンディショニング部について、図面に基づいて説明する。
<基板処理装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示すように、基板処理装置(CMP装置)1000は、略矩形状のハウジング1を備える。ハウジング1の内部は、隔壁1a,1bによって、ロード/アンロードユニット2と、研磨ユニット3と、洗浄ユニット4と、に区画される。ロード/アンロードユニット2
、研磨ユニット3、及び洗浄ユニット4は、それぞれ独立に組み立てられ、独立に排気される。また、洗浄ユニット4は、基板処理装置に電源を供給する電源供給部と、基板処理動作を制御する制御装置5と、を備える。
<ロード/アンロードユニット>
ロード/アンロードユニット2は、多数のウェハ(基板)をストックするウェハカセットが載置される2つ以上(本実施形態では4つ)のフロントロード部20を備える。これらのフロントロード部20は、ハウジング1に隣接して配置され、基板処理装置の幅方向(長手方向と垂直な方向)に沿って配列される。フロントロード部20には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、又はFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができるようになっている。ここで、SMIF及びFOUPは、内部にウェハカセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
また、ロード/アンロードユニット2には、フロントロード部20の並びに沿って走行機構21が敷設される。走行機構21上には、ウェハカセットの配列方向に沿って移動可能な2台の搬送ロボット(ローダー、搬送機構)22が設置される。搬送ロボット22は、走行機構21上を移動することによって、フロントロード部20に搭載されたウェハカセットにアクセスできるようになっている。各搬送ロボット22は、上下に2つのハンドを備えている。上側のハンドは、処理されたウェハをウェハカセットに戻すときに使用される。下側のハンドは、処理前のウェハをウェハカセットから取り出すときに使用される。このように、上下のハンドを使い分けることができるようになっている。さらに、搬送ロボット22の下側のハンドは、ウェハを反転させることができるように構成されている。
ロード/アンロードユニット2は最もクリーンな状態を保つ必要がある領域であるため、ロード/アンロードユニット2の内部は、基板処理装置外部、研磨ユニット3、及び、洗浄ユニット4のいずれよりも高い圧力に常時維持されている。研磨ユニット3は、研磨液としてスラリーを用いるため最もダーティな領域である。したがって、研磨ユニット3の内部には負圧が形成され、その圧力は洗浄ユニット4の内部圧力よりも低く維持される。ロード/アンロードユニット2には、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ、又は、ケミカルフィルタなどのクリーンエアフィルタを有するフィルタファンユニット(図示せず)が設けられている。フィルタファンユニットからは、パーティクル、有毒蒸気、又は有毒ガスが除去されたクリーンエアが常時吹き出している。
<研磨ユニット>
研磨ユニット3は、ウェハの研磨(平坦化)が行われる領域である。研磨ユニット3は、第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、及び、第4研磨ユニット3Dを備えている。第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、及び第4研磨ユニット3Dは、図1に示すように、基板処理装置の長手方向に沿って配列される。
図1に示すように、第1研磨ユニット3Aは、研磨面を有する研磨パッド10が取り付けられた研磨テーブル30Aと、ウェハを保持して研磨テーブル30A上の研磨パッド10に押圧しながら研磨するためのトップリング31Aと、研磨パッド10に研磨液やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための研磨液供給ノズル32Aと、研磨パッド10の研磨面のドレッシングを行うためのドレッサ33Aと、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体又は液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射するアトマイザ34Aと、を備えている。
同様に、第2研磨ユニット3Bは、研磨テーブル30Bと、トップリング31Bと、研磨液供給ノズル32Bと、ドレッサ33Bと、アトマイザ34Bと、を備えている。第3研磨ユニット3Cは、研磨テーブル30Cと、トップリング31Cと、研磨液供給ノズル32Cと、ドレッサ33Cと、アトマイザ34Cと、を備えている。第4研磨ユニット3Dは、研磨テーブル30Dと、トップリング31Dと、研磨液供給ノズル32Dと、ドレッサ33Dと、アトマイザ34Dと、を備えている。
第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、及び第4研磨ユニット3Dは、互いに同一の構成を有しているので、以下、第1研磨ユニット3Aについてのみ説明する。
図2は、第1研磨ユニット3Aを模式的に示す斜視図である。トップリング31Aは、トップリングシャフト36に支持される。研磨テーブル30Aの上面には研磨パッド10が貼付される。研磨パッド10の上面は、ウェハWを研磨する研磨面を形成する。なお、研磨パッド10に代えて固定砥粒を用いることもできる。トップリング31A及び研磨テーブル30Aは、矢印で示すように、その軸心周りに回転するように構成される。ウェハWは、トップリング31Aの下面に真空吸着により保持される。研磨時には、研磨液供給ノズル32Aから研磨パッド10の研磨面に研磨液が供給され、研磨対象であるウェハWがトップリング31Aにより研磨面に押圧されて研磨される。
<搬送機構>
次に、ウェハを搬送するための搬送機構について説明する。図1に示すように、第1研磨ユニット3A及び第2研磨ユニット3Bに隣接して、第1リニアトランスポータ6が配置されている。第1リニアトランスポータ6は、研磨ユニット3A,3Bが配列する方向に沿った4つの搬送位置(ロード/アンロードユニット側から順番に第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4とする)の間でウェハを搬送する機構である。
また、第3研磨ユニット3C及び第4研磨ユニット3Dに隣接して、第2リニアトランスポータ7が配置される。第2リニアトランスポータ7は、研磨ユニット3C,3Dが配列する方向に沿った3つの搬送位置(ロード/アンロードユニット側から順番に第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7とする)の間でウェハを搬送する機構である。
ウェハは、第1リニアトランスポータ6によって研磨ユニット3A,3Bに搬送される。第1研磨ユニット3Aのトップリング31Aは、トップリングヘッドのスイング動作により研磨位置と第2搬送位置TP2との間を移動する。したがって、トップリング31Aへのウェハの受け渡しは第2搬送位置TP2で行われる。同様に、第2研磨ユニット3Bのトップリング31Bは研磨位置と第3搬送位置TP3との間を移動し、トップリング31Bへのウェハの受け渡しは第3搬送位置TP3で行われる。第3研磨ユニット3Cのトップリング31Cは研磨位置と第6搬送位置TP6との間を移動し、トップリング31Cへのウェハの受け渡しは第6搬送位置TP6で行われる。第4研磨ユニット3Dのトップリング31Dは研磨位置と第7搬送位置TP7との間を移動し、トップリング31Dへのウェハの受け渡しは第7搬送位置TP7で行われる。
第1搬送位置TP1には、搬送ロボット22からウェハを受け取るためのリフタ11が配置されている。ウェハは、リフタ11を介して搬送ロボット22から第1リニアトランスポータ6に渡される。リフタ11と搬送ロボット22との間に位置して、シャッタ(図示せず)が隔壁1aに設けられており、ウェハの搬送時にはシャッタが開かれて搬送ロボット22からリフタ11にウェハが渡されるようになっている。また、第1リニアトラン
スポータ6と、第2リニアトランスポータ7と、洗浄ユニット4と、の間にはスイングトランスポータ12が配置されている。スイングトランスポータ12は、第4搬送位置TP4と第5搬送位置TP5との間を移動可能なハンドを有している。第1リニアトランスポータ6から第2リニアトランスポータ7へのウェハの受け渡しは、スイングトランスポータ12によって行われる。ウェハは、第2リニアトランスポータ7によって第3研磨ユニット3C及び/又は第4研磨ユニット3Dに搬送される。また、研磨ユニット3で研磨されたウェハはスイングトランスポータ12を経由して洗浄ユニット4に搬送される。
<洗浄ユニット>
図3(a)は洗浄ユニット4を示す平面図であり、図3(b)は洗浄ユニット4を示す側面図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、洗浄ユニット4は、ロール洗浄室190と、第1搬送室191と、ペン洗浄室192と、第2搬送室193と、乾燥室194と、バフ処理室300と、第3搬送室195と、に区画されている。
ロール洗浄室190内には、縦方向に沿って配列された上側ロール洗浄モジュール201A及び下側ロール洗浄モジュール201Bが配置されている。上側ロール洗浄モジュール201Aは、下側ロール洗浄モジュール201Bの上方に配置されている。上側ロール洗浄モジュール201A及び下側ロール洗浄モジュール201Bは、洗浄液をウェハの表裏面に供給しながら、回転する2つのロールスポンジをウェハの表裏面にそれぞれ押し付けることによってウェハを洗浄する洗浄機である。上側ロール洗浄モジュール201Aと下側ロール洗浄モジュール201Bとの間には、ウェハの仮置き台204が設けられている。
ペン洗浄室192内には、縦方向に沿って配列された上側ペン洗浄モジュール202A及び下側ペン洗浄モジュール202Bが配置されている。上側ペン洗浄モジュール202Aは、下側ペン洗浄モジュール202Bの上方に配置されている。上側ペン洗浄モジュール202A及び下側ペン洗浄モジュール202Bは、洗浄液をウェハの表面に供給しながら、回転するペンシルスポンジをウェハの表面に押し付けてウェハの径方向に揺動することによってウェハを洗浄する洗浄機である。上側ペン洗浄モジュール202Aと下側ペン洗浄モジュール202Bとの間には、ウェハの仮置き台203が設けられている。
乾燥室194内には、縦方向に沿って配列された上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bが配置されている。上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bは、互いに隔離されている。上側乾燥モジュール205A及び下側乾燥モジュール205Bの上部には、清浄な空気を乾燥モジュール205A,205B内にそれぞれ供給するフィルタファンユニット207,207が設けられている。
上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、上側ペン洗浄モジュール202A、下側ペン洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、及び下側乾燥モジュール205Bは、図示しないフレームにボルトなどを介して固定される。
第1搬送室191には、上下動可能な第1搬送ロボット(搬送機構)209が配置される。第2搬送室193には、上下動可能な第2搬送ロボット210が配置される。第3搬送室195には、上下動可能な第3搬送ロボット(搬送機構)213が配置される。第1搬送ロボット209、第2搬送ロボット210、及び、第3搬送ロボット213は、縦方向に延びる支持軸211,212,214にそれぞれ移動自在に支持されている。第1搬送ロボット209、第2搬送ロボット210、及び、第3搬送ロボット213は、内部にモータなどの駆動機構を有しており、支持軸211,212,214に沿って上下に移動自在となっている。第1搬送ロボット209は、搬送ロボット22と同様に、上下二段の
ハンドを有している。第1搬送ロボット209は、図3(a)の点線で示すように、その下側のハンドが上述した仮置き台180にアクセス可能な位置に配置されている。第1搬送ロボット209の下側のハンドが仮置き台180にアクセスするときには、隔壁1bに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
第1搬送ロボット209は、仮置き台180、上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、仮置き台204、仮置き台203、上側ペン洗浄モジュール202A、及び、下側ペン洗浄モジュール202B、の間でウェハWを搬送するように動作する。洗浄前のウェハ(スラリーが付着しているウェハ)を搬送するときは、第1搬送ロボット209は、下側のハンドを用い、洗浄後のウェハを搬送するときは上側のハンドを用いる。
第2搬送ロボット210は、上側ペン洗浄モジュール202A、下側ペン洗浄モジュール202B、仮置き台203、上側乾燥モジュール205A、及び、下側乾燥モジュール205B、の間でウェハWを搬送するように動作する。第2搬送ロボット210は、洗浄されたウェハのみを搬送するので、1つのハンドのみを備えている。図1に示す搬送ロボット22は、上側のハンドを用いて上側乾燥モジュール205A又は下側乾燥モジュール205Bからウェハを取り出し、そのウェハをウェハカセットに戻す。搬送ロボット22の上側ハンドが乾燥モジュール205A,205Bにアクセスするときには、隔壁1aに設けられているシャッタ(図示せず)が開くようになっている。
バフ処理室300には、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bが備えられる。第3搬送ロボット213は、上側ロール洗浄モジュール201A、下側ロール洗浄モジュール201B、仮置き台204、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300B、の間でウェハWを搬送するように動作する。
なお、本実施形態では、洗浄ユニット4内において、バフ処理室300、ロール洗浄室190、及び、ペン洗浄室192、を、ロード/アンロードユニット2から遠い方から順番に並べて配置する例を示したが、これには限られない。バフ処理室300、ロール洗浄室190、及び、ペン洗浄室192の配置態様は、ウェハの品質及びスループットなどに応じて適宜選択し得る。以下、上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bについて説明する。上側バフ処理モジュール300A、及び、下側バフ処理モジュール300Bは、同様の構成であるため、上側バフ処理モジュール300Aのみ説明する。
<バフ処理モジュール>
図4は、上側バフ処理モジュール300Aの概略構成を示す図である。図4に示すように、上側バフ処理モジュール300Aは、ウェハWが設置されるバフテーブル400と、ウェハWの処理面にバフ処理を行うためのバフパッド502が取り付けられたバフヘッド500と、バフヘッド500を保持するバフアーム600と、各種処理液を供給するための液供給系統700と、バフパッド502のコンディショニング(目立て)を行うためのコンディショニング部800と、を備える。
バフテーブル400は、ウェハWを吸着する機構を有する。また、バフテーブル400は、図示していない駆動機構によって回転軸A周りに回転できるようになっている。バフパッド502は、バフヘッド500のウェハWに対向する面に取り付けられている。バフアーム600は、バフヘッド500を回転軸B周りに回転させるとともに、バフヘッド500を矢印Cに示すようにウェハWの径方向に揺動できるようになっている。また、バフアーム600は、バフパッド502がコンディショニング部800に対向する位置までバ
フヘッド500を揺動できるようになっている。
液供給系統700は、ウェハWの処理面に純水(DIW)を供給するための純水ノズル710を備える。純水ノズル710は、純水配管712を介して純水供給源714に接続される。純水配管712には、純水配管712を開閉することができる開閉弁716が設けられる。図示しない制御装置は、開閉弁716の開閉を制御することにより、任意のタイミングでウェハWの処理面に純水を供給することができる。
また、液供給系統700は、ウェハWの処理面に薬液(Chemi)を供給するための薬液ノズル720を備える。薬液ノズル720は、薬液配管722を介して薬液供給源724に接続される。薬液配管722には、薬液配管722を開閉することができる開閉弁726が設けられる。制御装置は、開閉弁726の開閉を制御することにより、任意のタイミングでウェハWの処理面に薬液を供給することができる。
上側バフ処理モジュール300Aは、バフアーム600、バフヘッド500、及びバフパッド502を介して、ウェハWの処理面に、純水、薬液、又はスラリーを選択的に供給できるようになっている。
すなわち、純水配管712における純水供給源714と開閉弁716との間からは分岐純水配管712aが分岐する。また、薬液配管722における薬液供給源724と開閉弁726との間からは分岐薬液配管722aが分岐する。分岐純水配管712a、分岐薬液配管722a、及び、スラリー供給源734に接続されたスラリー配管732、は、液供給配管740に合流する。分岐純水配管712aには、分岐純水配管712aを開閉することができる開閉弁718が設けられる。分岐薬液配管722aには、分岐薬液配管722aを開閉することができる開閉弁728が設けられる。スラリー配管732には、スラリー配管732を開閉することができる開閉弁736が設けられる。
液供給配管740の第1端部は、分岐純水配管712a、分岐薬液配管722a、及びスラリー配管732の3系統の配管に接続される。液供給配管740は、バフアーム600の内部、バフヘッド500の中央、及び、バフパッド500の中央を通って延伸する。液供給配管740の第2端部は、ウェハWの処理面に向けて開口する。制御装置は、開閉弁718、開閉弁728、及び開閉弁736、の開閉を制御することにより、任意のタイミングで、ウェハWの処理面に純水、薬液、スラリーのいずれか1つ、又はこれらの任意の組み合わせの混合液を供給することができる。
上側バフ処理モジュール300Aは、液供給配管740を介してウェハWに処理液を供給するとともに、バフテーブル400を回転軸A周りに回転させ、バフパッド502をウェハWの処理面に押圧し、バフヘッド500を回転軸B周りに回転させながら矢印C方向に揺動することによって、ウェハWに対してバフ処理を行うことができる。なお、本実施形態のバフパッドは、処理対象であるウェハよりも相当に小さな直径を有している。これは、バフ処理において高い平坦性を実現できるからである。
ここで、バフ処理とは、バフ研磨処理とバフ洗浄処理の少なくとも一方を含むものである。バフ研磨処理とは、ウェハWに対してバフパッド502を接触させながら、ウェハWとバフパッド502を相対運動させ、ウェハWとバフパッド502との間にスラリーを介在させることにより、ウェハWの処理面を研磨除去する処理である。バフ研磨処理は、ロール洗浄室190においてロールスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、及び、ペン洗浄室192においてペンスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、よりも強い物理的作用力をウェハWに対して加えることができる処理である。バフ研磨処理によって、スクラッチ等のダメージ又は汚染物が付着した表層部の除去、研磨ユニット3に
おける主研磨で除去できなかった箇所の追加除去、又は主研磨後のモフォロジー改善、を実現することができる。
また、バフ洗浄処理とは、ウェハWに対してバフパッド502を接触させながら、ウェハWとバフパッド502を相対運動させ、ウェハWとバフパッド502との間に洗浄処理液(薬液、又は、薬液と純水)を介在させることによりウェハW表面の汚染物を除去したり、処理面を改質したりする処理である。バフ洗浄処理は、ロール洗浄室190においてロールスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、及び、ペン洗浄室192においてペンスポンジによってウェハWに加える物理的作用力、よりも強い物理的作用力をウェハWに対して加えることができる処理である。
コンディショニング部800は、バフパッド502の表面をコンディショニングするためのものである。コンディショニング部800は、ドレステーブル810と、ドレステーブル810の上に設置されたドレッサ820と、を備える。ドレステーブル810は、図示していない駆動機構によって回転軸D周りに回転できるようになっている。ドレッサ820は、ダイヤドレッサ、ブラシドレッサ、又はこれらの組み合わせで形成される。
上側バフ処理モジュール300Aは、バフパッド502のコンディショニングを行う際には、バフパッド502がドレッサ820に対向する位置になるまでバフアーム600を旋回させる。上側バフ処理モジュール300Aは、ドレステーブル810を回転軸D周りに回転させるとともに、バフヘッド500をも回転させ、バフパッド502をドレッサ820に押し付けることによって、バフパッド502のコンディショニングを行う。
<コンディショニング部>
次に、各種図面に基づいて、バフテーブル400、コンディショニング部800、アトマイザ950、バフパッド502の位置関係及びアトマイザ950によるバフパッド502の洗浄の具体的プロセスについて説明する。図5は、ウェハWを保持しているバフテーブル400と、バフパッド502をコンディショニングするためのドレッサ820を支持しているドレッサテーブル810を示している。これらドレッサ820およびドレッサテーブル810並びに他の構成要素により、コンディショニング部800が形成されている。
コンディショニング部800はバフテーブル400に隣接配置されており、その位置はバフアーム600の揺動中心Lに関して、バフテーブル400と概ね同じ半径位置である。このため、バフアーム600が揺動(図5では反時計まわりに揺動)した場合に、バフパッド502がコンディショニング部800におけるドレッサ820の上方に位置決めできるようになっている。コンディショニング部800においては、ドレステーブル810が回転して、バフパッド502の回転との複合作用により、バフパッド502の表面がドレス処理されるようになっている。また、ドレステーブル810の近傍には、バフアーム600の揺動中心Lに関して、バフテーブル400及びドレステーブル810と同じ半径位置に、所定のアトマイザ950が設けられている。
図6及び図7は、アトマイザ950を用いたバフパッド502の洗浄処理を含む、バフ洗浄及びそれに関連する具体的なプロセスを説明するための図である。図6のうち、上段はバフテーブル400でのプロセスを示し、中段はドレステーブル810でのプロセスを示し、下段はアトマイザ950でのプロセスを示している。各段におけるプロセスは同時並行的に行われる。また、図中の丸印はバフパッド502の位置を示している。例えば、バフ洗浄処理の時はバフパッド502はバフテーブル400に位置しており、その後のパッドリンス処理の際にはドレステーブル810に移動する。なお、図7において、バフヘッド500の一部は、説明の便宜上断面図としている。また、本実施形態で用いられるバ
フヘッド500には、半球状の凹凸面からなるジンバル機構が設けられ、バフヘッド500が僅かに首振りできるようになっている。
先ず、バフテーブル400においてウェハWに対してバフ洗浄処理(ステップS11)が行われる。このとき、言うまでもなくバフパッド502はバフテーブル400に位置している。バフ洗浄処理では、液供給配管740からバフ洗浄のための処理液が供給され、バフアーム及びバフヘッド回転軸601(図5参照)の内部を通って、バフパッド502の中央部に供給される。それと同時に、回転するバフパッド502がウェハWに押し付けられた状態でバフアーム600が揺動し、バフテーブル400と共に回転するウェハWの表面を洗浄処理するようになっている(図7(A)参照)。バフパッド502は次のプロセスでドレッサ820の上方に移動して、以後ドレス関連処理が行われるが、これについては後述する。
バフテーブル400においては、ウェハリンス処理(ステップS12)が行われる。このウェハリンス処理は、DIWによってウェハWを洗浄する処理である。ウェハWのウェハリンス処理が完了すると、次にウェハWはバフテーブル400から取り出されて(ステップS13)、次の工程へ搬送される。その後、バフテーブル400はDIWでバフテーブルリンス処理によって洗浄が行われる(ステップS14)。これによりバフテーブルにおける一連のプロセスが完了し、次に処理するための新しいウェハWが取り込まれ(ステップS15)、上述の各処理プロセスが繰り返される。
一方、ドレステーブル810において、上記プロセスと並行して、バフパッド502のドレス処理が行われる。バフ洗浄(ステップS11)に用いられたバフパッド502(図7(A)参照)は、ドレッサ820の上方に移動する。この時、バフパッド502は鉛直下方を向いている。そして、バフパッド502の斜め下方に配置されたバフパッド洗浄機構830から洗浄液(DIW)が噴射され、バフパッド502の表面がパッドリンス処理(ステップS22)される(図7(B)参照)。パッドリンス処理の間、バフパッド502は回転しており、全面が均等に洗浄される。なお、バフパッドの洗浄に使う洗浄液として、超音波洗浄液を用いることも可能である。
次に、バフヘッド500が降下してドレッサ820に当接して、バフパッド502に対するドレス処理(ステップS23)が行われる(図7(C)参照)。ドレス処理は、バフパッド502の中央部に処理液が供給されている状態で行われる。ドレス処理の間は、バフパッド502及びドレッサ820が共に回転している。なお、ドレス処理は、バフパッド502の回転中心とドレッサ820の回転中心とがずれた状態で行われる。これは、バフパッド502とドレッサ820の特定部位同士が摺動し続けることを防止するための対策である。また、バフパッド502の回転中心とドレッサ820の回転中心とをずらすことによって、バフパッド502の全面にドレッサ820に対する相対速度を得ることができる。
ドレス処理が行われた後は、バフヘッド500が再び上昇すると共にアトマイザ950の上方に移動して、上述のアトマイザ950から高圧洗浄流体がバフパッドに向けて噴射され、ドレス処理後のバフパッド502がアトマイズ処理(ステップS24)される(図7(D)参照)。また、ドレス処理(ステップS23)に使用されたドレッサ820は、その近傍に設けられたドレッサ洗浄機構840から噴射される洗浄液(DIW)によって、ドレスリンス処理(ステップS21)が行われる(図7(E)参照)。ドレスリンス処理の間,ドレステーブル810は回転しており、ドレッサ820の表面を均一に洗浄できるようになっている。本実施形態で用いられるバフヘッド500には、半球状の凹凸面からなるジンバル機構が設けられ、バフヘッド500が僅かに首振りできるようになっている。
なお、上述の説明ではバフパッド502が鉛直下方を向いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、バフパッド502が鉛直上方を向いている場合や、水平方向を向いている場合でも、本発明を適用することは可能である。
なお、バフパッド502の洗浄にはアトマイザ950のみでも十分な洗浄効果がある。しかし、更に洗浄効果を高めるために、超音波洗浄やブラシ洗浄などを組み合わせることも考えられる。例えば、アトマイザ950の近傍に所定の洗浄液容器(図示略)を設け、この容器内で超音波洗浄やブラシ洗浄などを行う。こうすることで、アトマイザ950による洗浄処理だけでは除去しきれない汚れを除去することが可能となる。また、本実施形態は、バフパッド502がドレッサ820と比べて同等又はそれ以下のサイズであるバフ処理モジュールに適用可能なアトマイザを提供することができる。
次に、図8に基づいてバフ処理モジュール300Aの小型化を目的とした構成について説明する。図8(A)は、ドレステーブル810とは別にアトマイザ950を所定位置に固定した場合のレイアウトを示している。一方、図8(B)は小型化を実現するためのレイアウトを示している。この図8(B)から明らかなように、アトマイザ951A,951Bが可動式となっている。アトマイザ951A,951Bはバフテーブル400やドレステーブル810と比較すると、高い位置決め精度を求められないので、図のような可動式を採用することが可能である。
なお、この図8では、2つのアトマイザ951A,951Bを併記しているが、本発明の実施に当たっては、何れか一方のアトマイザを設ければよい。当該実施形態では、アトマイザ951A,951Bはドレステーブル810の近傍のデッドスペースに配置されており、アトマイザ951A,951Bのための特別のスペースが不要となる。具体的には、図8(A)においてバフアーム600の揺動中心Lの下方部分(ハッチング部分)がデッドスペース953となっているが、アトマイザ951A,951Bを可動式にすることで、このデッドスペース953を無くすことが可能である。
また、図8(B)の構成は、図8(A)の構成のようにバフパッド502をコンディショニング部800とアトマイザ950との間で往復移動する時間を削減することができる。また、図8(B)の構成は、アトマイザ951A,Bの比較的短い移動時間が片道分(退避位置からアトマイズ位置まで)追加されるだけなので、スループットを向上することができる。なお、バフアーム600は、アトマイザ951A,Bの退避動作(アトマイズ位置から退避位置への移動)を待たずにドレッサ820からバフテーブル400へ移動可能である。
本実施形態のアトマイザ951A,951Bは、一例ではあるが棒状体の本体からなり、ドレッサ820の上方領域に対して進入退避が可能となっている。図8(B)においては、回転移動式と直線移動式の例が示されている。回転移動式のアトマイザ951Aは、その一端部に回転軸951aが設けられ、この回転軸951aをロータリアクチュエータが回転させるようになっている。アトマイザ951Aによるバフパッド502の洗浄を行っていない場合、アトマイザ951Aはドレッサ820の上方から退避している(図中の実線で示す位置)。そして、バフパッド502の洗浄をする際には、ドレッサ820の上方に移動する(図中の点線で示す位置)。
また、図8(B)に示すように、アトマイザ951Bを直線移動させる場合も有利である。すなわち、シリンダ951bなどのアクチュエータによって、アトマイザ951Bをドレッサ820の上方領域に対して進入退避可能とする。特に、当該直線移動式の例では、バフステージ400とドレステーブル810により発生するデッドスペースを有効に活
用して、アトマイザ951Bを設置できるので、追加の設置スペースが不要となる。なお、図8のレイアウトはあくまでも一例であり、アトマイザ951A,951Bを可動式とすることで、デッドスペースを最小とするための様々なレイアウトを採用することが可能である。
回転移動式でも直線移動式でも同様であるが、アトマイザ951A,951Bは、少なくともバフパッド502の半径部分だけ洗浄できるような位置まで進入できればよい。これは、バフパッド502は回転させることができ、少なくとも半径部分だけでも洗浄できれば、バフパッド502の回転により、結果として全面が洗浄できるからである。但し、アトマイザ951A,951Bの移動範囲を十分に確保できるのであれば、バフパッド502の直径分を洗浄できるように、アトマイザ951A,951Bの寸法及び位置を設定してもよい。この場合は、理論的にはバフパッド502を半回転させるだけで全面を洗浄できることになり、半径部分だけを洗浄する場合と比較し、2倍の洗浄効率を実現することが可能である。
次に、図9に基づいて、洗浄液の飛散を防止するためのカバー955ついて説明する。図9に示すように、バフアーム600の所定位置にアングル状のカバー955が設置されている。このカバー955の設置位置は、アトマイザ951Aが洗浄処理を行っている時の、アトマイザ951Aの位置に対応している。すなわち、アトマイザ951Aがバフパッド502を洗浄している際に、アトマイザ951Aはドレッサ820の上方領域に進入している。このとき、アトマイザ951Aはバフパッド502の最外周部まで十分に洗浄できるように、洗浄液を噴射する。このため、図9(B)に示すように、バフパッド502の最外周部に噴射された洗浄液の一部は、バフヘッド500及びバフパッド502を外れて斜め上方に向かって飛散しようとする。しかしながら、このアトマイザ951Aに対応する位置にカバー955が設けられていることで、洗浄液はカバー955で止められて周囲環境に飛散するのが確実に防止される。
なお、図9に示すカバーはアングル形状を有しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、単純な板状のものであってもよいし、アトマイザ951Aの側のみが開口した箱形のカバーであってもよい。また、実施形態ではバフアーム600の側面に固定されているが、バフアームの上面や下面に取り付けるようにしてもよい。以上のように、アトマイザ951Aの可動位置に対応してカバー955を設けることで、カバー955の設置面積を最小に抑えることができ、バフアーム600の旋回軌跡を小さく保つことが可能である。
図10は、アトマイザ951Aとバフアーム600との位置関係を工夫した例を示す図である。すなわち、アトマイザ951Aが洗浄処理を行っている場合、アトマイザ951Aの全体がバフアーム600の下方に位置するように構成されている(図中の点線で示す位置)。当該例では、バフアーム600の揺動によってバフパッド502がドレッサ820の上方に位置している場合に、アトマイザ951Aの回転軸951aがバフアーム600の下方となっている。このため、アトマイザ951Aによる洗浄中は、アトマイザ951Aの全体がバフアーム600の下方に位置することとなる。このように構成することで、バフアーム600自体が飛散防止用のカバーの役割を果たすため、別個のカバーを設ける必要が無くなる。或いは、カバーを設けるとしても最小限の大きさで済む。また、図10(B),(C)に示すように、バフヘッド500が結合されるバフアーム600の下面600aには、2枚の板状のアームカバー602が設けられる。2枚のアームカバー602は、バフアーム600の下面600aの、アトマイザ951Aから噴射された洗浄液が衝突する領域に設けられる。2枚のアームカバー602は、バフアーム600の下面600aの、バフアーム600の延伸方向に向かって左右両サイドに、バフアーム600の延伸方向に沿って延伸するように接続される。2枚のアームカバー602を設けたことによ
って、洗浄液が周囲へ飛散することが抑制される。
また、アトマイザ951Aをバフアーム600の下方に位置決めすることで、次のような副次的効果も得られる。すなわち、バフアーム600の下面には、バフ研磨やバフ洗浄或いはドレス等の各処理で、処理液や洗浄液が飛散して付着する。このため、定期的な洗浄が必要となる。通常は、別個の洗浄手段を設けるが、本実施形態ではアトマイザ951Aを有していることから、このアトマイザ951Aでバフアーム600の下面を洗浄することとする。こうすることで、別個の洗浄手段を設ける必要がなくなる。
次に、図11に基づいて、飛散防止用のカバーの変形例について説明する。図11(A)に示す例では、バフヘッド500にバフヘッドカバー910が取り付けられている。すなわち、バフヘッド500の所定箇所に有底円筒形状のバフヘッドカバー910が、開口を下方に向けて設けられている。バフヘッドカバー910は、その下端部がドレッサ820の表面よりも僅かに高い位置となるように、その寸法及び形状が決定されている。また、バフヘッドカバー910の内径は、ドレッサ820の直径よりも大きくなっている。このため、バフパッド502とドレッサ820との境界から流出した処理液が遠心力で飛散しても、このバフヘッドカバー910によって飛散が防止される。特に、バフヘッドカバー910はバフアームと共に揺動するので、常にバフパッド及びドレッサから飛散する処理液や洗浄液を受け止めることができる。
図11(B)は、固定カバー920の例を示している。この固定カバー920は、ドレッサ820を含むコンディショニング部800に設けられたものである。この固定カバー920でドレッサ820を覆うことで、ドレッサ820から処理液や洗浄液が飛散するのが効果的に防止される。固定カバー920は平面形状が略矩形となっているが、これは一例であって、平面形状が円形の固定カバーを設けるようにしてもよい。また、固定カバー920にはバフヘッド500の回転軸601(図4参照)との接触を避けるための切欠き921が形成されている。これにより、バフアーム600が揺動してバフヘッド500の回転軸601が固定カバー920に接近しても、切欠き921の作用により接触することは無い。また、上述の各実施形態は、バフパッド502がドレッサ820と比べて同等又はそれ以下のサイズであるバフ処理モジュールに適用可能なアトマイザを提供することができる。
なお、以上の説明では、それぞれの特徴部分について、相互に関連付けて説明した。このため、各特徴部分を組み合わせることで、特別な技術的効果を奏する発明が成立する。一方で、上記各特徴部分は、それ単独でも一つの発明として成立する。このため、本願が想定する発明は、必ずしも複数の特徴部分を組み合わせた発明に限定されるものではなく、各特徴部分単独あるいは各特徴部分の任意の組み合わせでも、本発明を構成することができるということである。
300 バフ処理モジュール
400 バフテーブル
500 バフヘッド
502 バフパッド
600 バフアーム
601 回転軸
800 コンディショニング部
810 ドレステーブル
820 ドレッサ
830 バフパッド洗浄機構
840 ドレッサ洗浄機構
910 バフヘッドカバー
920 固定カバー
921 切欠き
950,951A,951B アトマイザ(洗浄機構)
951a アトマイザの回転軸
951b シリンダ
953 デッドスペース
955 カバー
1000 基板処理装置
L バフアームの揺動中心
W ウェハ

Claims (25)

  1. バフヘッドに保持されたバフパッドと、当該バフパッドの表面を洗浄する洗浄機構とを備えるバフ処理モジュールであって、
    前記バフパッドの表面には溝が形成されており、前記洗浄機構は高圧洗浄流体を噴射して前記溝内の堆積物を除去するアトマイザを含む、バフ処理モジュール。
  2. 前記アトマイザは、鉛直下方を向いた前記バフパッドの下方に配置されている、請求項1に記載のバフ処理モジュール。
  3. 前記バフパッドは、基板を保持するバフテーブルとバフパッドをドレッシングするドレッサとの間で移動可能であり、
    前記アトマイザは前記バフパッドの移動経路内に配置される、請求項1又は2に記載のバフ処理モジュール。
  4. 前記バフヘッドは前記ドレッサに対して離間可能であり、前記アトマイザは前記バフヘッドとドレッサの間に位置決めされて前記高圧洗浄流体を噴射する、請求項3に記載のバフ処理モジュール。
  5. 前記アトマイザは移動自在である、請求項1から4の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  6. 前記アトマイザは、ロータリーアクチュエータによる回転移動、又はシリンダによる直線移動が可能である、請求項5に記載のバフ処理モジュール。
  7. 前記アトマイザは前記バフパッドの少なくとも半径部分を洗浄できるように位置決めされており、前記バフパッドの回転によって全面を洗浄できる、請求項1から6の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  8. 前記アトマイザは、直線状の本体に沿って複数の流体噴射口を備えている、請求項1から7の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  9. 前記バフパッドの近傍に、前記高圧洗浄流体の飛散を防止するためのカバーを備えた、請求項1から8の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  10. 前記バフヘッドを保持するバフアームを更に備え、当該バフアームに前記カバーを装着した、請求項9に記載のバフ処理モジュール。
  11. 前記カバーに代えて、前記ドレッサの周囲に固定された固定カバーを備えた、請求項9又は10に記載のバフ処理モジュール。
  12. 前記固定カバーには、前記バフアームとの接触を回避するための切欠きが形成されている、請求項11に記載のバフ処理モジュール。
  13. 前記バフアーム自体が、前記カバーの機能を有する、請求項10に記載のバフ処理モジュール。
  14. 前記アトマイザは、前記バフアームの下方に位置決めされている時に前記高圧洗浄流体を噴射する、請求項10に記載のバフ処理モジュール。
  15. 前記アトマイザは、前記バフパッドの洗浄と同時に、前記バフアームの下面も洗浄する、請求項10又は14に記載のバフ処理モジュール。
  16. 前記洗浄機構は、洗浄液容器内での超音波洗浄機構及びブラシ洗浄機構の少なくとも何れか一方を更に含む、請求項1から15の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  17. 前記高圧洗浄流体は、液体又は液体と気体の混合流体である、請求項1から16の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  18. 前記洗浄液は、DIW、薬液、スラリーからなる群から選択される少なくとも何れか1つの液体又はこの液体と圧縮空気の混合流体である、請求項17に記載のバフ処理モジュール。
  19. 前記各種液体の供給は切替可能である、請求項18に記載のバフ処理モジュール。
  20. 前記高圧洗浄流体と共に超音波洗浄流体を用いる、請求項1から19の何れか一項に記載のバフ処理モジュール。
  21. 請求項1から20の何れか一項に記載のバフ処理モジュールを備える、基板処理装置。
  22. 基板処理装置で使用されるバフパッドを洗浄するためのバフパッド洗浄方法であって、
    ドレッサによってドレス処理されたバフパッドを用い、当該バフパッドに対してアトマイザから高圧洗浄流体を噴射する、方法。
  23. 前記バフパッドへの洗浄液の噴射は、バフテーブルでの基板に対する処理と並行して行われる、請求項22に記載の方法。
  24. 前記アトマイザは、前記バフパッドが前記ドレッサの上方に位置する場合に、これらバフパッドとドレッサとの間に移動して、前記洗浄液を噴射する、請求項22又は23に記載の方法。
  25. 前記アトマイザは、前記バフパッドを揺動させるバフアームが上方に有る場合に、前記洗浄液を噴射する、請求項22から24の何れか一項に記載の方法。
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