JP2016051583A - 正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents
正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016051583A JP2016051583A JP2014175732A JP2014175732A JP2016051583A JP 2016051583 A JP2016051583 A JP 2016051583A JP 2014175732 A JP2014175732 A JP 2014175732A JP 2014175732 A JP2014175732 A JP 2014175732A JP 2016051583 A JP2016051583 A JP 2016051583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive electrode
- particles
- particle
- active material
- electrode active
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
高容量かつ、サイクル特性の良好な正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池を提供すること。
【解決手段】
コア粒子及び前記コア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部を備え、前記コア粒子は、リチウムイオン伝導性無機固体電解質であり、前記被覆部は一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物から形成されている第一の粒子と、一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物である第二の粒子とを混合してなる正極活物質を用いる。
LiNit1(M1)p1(M2)q1O2 ・・・一般式(1)
Lit2Nip2Coq2Mnr2(M3)s2O2 ・・・一般式(2)
【選択図】図1
Description
しかしながら、正極活物質からのLi脱離量を増やし高い容量を得るために充電電圧を上昇させると、正極活物質からの遷移金属溶出量の増加、正極活物質の結晶構造の変化や、有機電解質の酸化分解などにより、サイクル特性の低下を引き起こすおそれがある。
しかし、これらの酸化物はリチウムイオン伝導性が低く、絶縁物のため、特に急速充放電時に抵抗の増大により容量が低下するという問題がある。
一般式(1) LiNit1(M1)p1(M2)q1O2
〔M1はCo、Mnから選ばれた少なくとも1種;M2はAl、Fe、CrおよびMgから選ばれた少なくとも1種;0.7≦t1<0.95;0.04≦p1≦0.25;0≦q1≦0.1〕
一般式(2) Lit2Nip2Coq2Mnr2(M3)s2O2
〔M3はAl,Si,Zr,Ti,Fe,Mg,Nb,BaおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種、2.0≦(p2+q2+r2+s2+t2)≦2.2、1.0<t2≦1.3、0<p2≦0.3、0≦q2≦0.3、0.3≦r2≦0.7、0≦s2≦0.1〕
また、第一の粒子のコア粒子に、リチウムイオン伝導性無機固体電解質を用いることにより抵抗増加が抑制され容量低下を抑えることができ、コア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部に、一般式(1)または(2)から選ばれる第二の粒子とほぼ同様のリチウム遷移金属複合酸化物を用いることにより、正極活物質より溶出する遷移金属を、捕捉しやすくなる。
以上により、第一の粒子と第二の粒子とを混合した正極活物質を用いることにより、高容量、かつ良好なサイクル特性が得られる。
一般式(3) Li1+x(M4)x(M5)2−xP3O12
(M4=Al、Y、Ga、Laの中から選ばれる1種以上、M5=Ti、Zrの中から選ばれる1種以上、0.2≦x≦0.4)
一般式(4) Li7−y(M6)3(Zr2−yNby)O12
(M6=La、Al、Y、Gaの中から選ばれる1種以上、0≦y≦0.5)
一般式(5) Li3zLa(2/3−z)TiO3 (0.03≦z≦0.167)
本実施形態の正極活物質は、第一の粒子と第二の粒子とを混合して用いる正極活物質であって、前記第一の粒子は、コア粒子及び前記コア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部を備え、前記コア粒子は、リチウムイオン伝導性無機固体電解質であり、前記被覆部は一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物から形成されており、前記第二の粒子は、一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物であることを特徴とする。
一般式(1) LiNit1(M1)p1(M2)q1O2
〔M1はCo、Mnから選ばれた少なくとも1種;M2はAl、Fe、CrおよびMgから選ばれた少なくとも1種;0.7≦t1<0.95;0.04≦p1≦0.25;0≦q1≦0.1〕
一般式(2) Lit2Nip2Coq2Mnr2(M3)s2O2
〔M3はAl,Si,Zr,Ti,Fe,Mg,Nb,BaおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種、2.0≦(p2+q2+r2+s2+t2)≦2.2、1.0<t2≦1.3、0<p2≦0.3、0≦q2≦0.3、0.3≦r2≦0.7、0≦s2≦0.1〕
上記、第一の粒子はコア粒子とコア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部からなる。
一般式(3) Li1+x(M4)x(M5)2−xP3O12
(M4=Al、Y、Ga、Laの中から選ばれる1種以上、M5=Ti、Zrの中から選ばれる1種以上、0.2≦x≦0.4)
一般式(4) Li7−y(M6)3(Zr2−yNby)O12
(M6=La、Al、Y、Gaの中から選ばれる1種以上、0≦y≦0.5)
一般式(5) Li3zLa(2/3−z)TiO3 (0.03≦z≦0.167)
これらのリチウムイオン伝導性無機固体電解質は、リチウムイオン伝導性に優れ、有機電解質に対して安定であるため、より高い容量が得られ、良好なサイクル特性が得られる。
上記、第二の粒子は、一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物である。これらのリチウム遷移金属複合酸化物を用いることにより高い容量が得られる。
δ=A/(A+B)×100
δが0.1質量%以上の時には、よりサイクル特性の改善効果が見られ、12質量%以下の時には高い容量が得られる傾向となる。さらに、δが0.5質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。
第一の粒子のコア粒子の合成方法は特に限定されず、一般的な方法により合成されたものを用いることができる。例えば構成する元素を含む酸化物、水酸化物、硝酸塩又は炭酸塩などの混合粉末を熱処理することによって合成することができる。
さらには、被覆部の形成後に熱処理を行ってもよい。
第二の粒子に用いられるリチウム遷移金属複合酸化物の合成方法は特に限定されず、一般的な方法により合成されたものを用いることができる。一例として湿式方法としては、リチウム化合物、リチウムを含む無機塩、遷移金属を含む無機塩、および溶媒を混合して混合液を調製する工程、前記混合液を乾燥して前駆体を得る工程、ならびに前記前駆体を熱処理して前記リチウム遷移金属複合酸化物を作製する工程を含む正極材料の製造方法であって、前記リチウム化合物および前記リチウムを含む無機塩に含まれるリチウムのモル数が前記遷移金属を含む無機塩に含まれる遷移金属のモル数よりも多くする製造方法が好ましい。
正極活物質は第一の粒子と第二の粒子を混合することによって製造することができる。
混合方法については特に限定されない。例えば乳鉢による混合、ボールミル法、メカノフュージョン法、振動ボールミル及び遊星ボールミル法等を用いて行ってもよい。
上述した正極活物質を用いて作製される正極、及びリチウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。
<第一の粒子の作製>
第一の粒子のコア粒子として固相反応法により作製した平均一次粒子径0.15μmのLi1。3Al0.3Ti1.7(PO4)3と、被覆部のリチウム遷移金属複合酸化物として、遊星ボールミルにて微粉末化したLiNi0.8Co0.15Al0.05O2とを95:5の重量比となるように秤量し、ポットミル用のポット容器に安定化ジルコニアビーズとともに投入した。回転数200rpmにて12時間のポットミル処理を行い、ふるいを用いてビーズを取り除いた粉末を第一の粒子とした。
<第二の粒子>
第二の粒子として平均二次粒子径が16μmの二次粒子を形成したLiNi0.8Co0.15Al0.05O2を用いた。
<正極活物質の作製>
作製した上記第一の粒子と上記第二の粒子を99.5:0.5の重量割合にて秤量し、ポットミル用のポット容器に安定化ジルコニアビーズとともに投入した。回転数200rpmにて12時間のポットミル処理を行い、ふるいを用いてビーズを取り除いた粉末を正極活物質とした。
実施例1として上述した正極活物質と、導電助剤と、バインダーを含む溶媒とを混合して、正極用塗料を調製した。正極用塗料を集電体であるアルミニウム箔(厚み20μm)にドクターブレード法で塗布後、100℃で乾燥し、圧延した。これにより、正極活物質層及び集電体から構成される正極を得た。導電助剤としては、カーボンブラック(電気化学工業(株)製、DAB50)および黒鉛を用いた。バインダーを含む溶媒としては、PVDFを溶解したN−メチル−2−ピロリジノン(呉羽化学工業(株)製、KF7305)を用いた。
天然黒鉛を用い、導電助剤としてカーボンブラックだけを用い、正極用塗料と同様の方法で、負極用塗料を調製した。負極用塗料を集電体である銅箔(厚み16μm)にドクターブレード法で塗布後、100℃で乾燥し、圧延した。これにより、負極活物質層及び集電体から構成される負極を得た。
作製した正極、負極とセパレータ(ポリオレフィン製の微多孔質膜)を所定の寸法に切断した。正極、負極には、外部引き出し端子を溶接するために電極用塗料を塗布しない部分を設けておいた。正極、負極、セパレータをこの順序で積層した。積層するときには、正極、負極、セパレータがずれないようにホットメルト接着剤(エチレン−メタアクリル酸共重合体、EMAA)を少量塗布し固定した。正極、負極には、それぞれ、外部引き出し端子としてアルミニウム箔(幅4mm、長さ40mm、厚み100μm)、ニッケル箔(幅4mm、長さ40mm、厚み100μm)を超音波溶接した。この外部引き出し端子に、無水マレイン酸をグラフト化したポリプロピレン(PP)を巻き付け熱接着させた。これは外部端子と外装体とのシール性を向上させるためである。正極、負極、セパレータを積層した電池要素を封入する電池外装体として、PET層、Al層およびPP層から構成されるアルミニウムラミネート材料を用いた。PET層の厚さは12μmであった。Al層の厚さは40μmであった。PP層の厚さは50μmであった。なお、PETはポリエチレンテレフタレート、PPはポリプロピレンである。電池外装体を作製では、PP層を外装体の内側に配置させた。この外装体の中に電池要素を入れ電解液を適当量添加し、外装体を真空密封し、実施例1の評価用セルを作製した。なお、電解液としては、エチレンカーボンネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合溶媒にLiPF6を濃度1M(mol/L)で溶解させたものを用いた。混合溶媒におけるECとDECとの体積比は、EC:DEC=3:7とした。
次に、上記のようにして作製した実施例1の評価用セルを用いて、それぞれ19mA/gの定電流で充電終止電圧が4.35V(vs.Li/Li+)になるまで充電を行い、さらに4.35V(vs.Li/Li+)の定電圧で電流値が10mA/gに低下するまで定電圧充電を行い、5分間休止した後、19mA/gの定電流で放電終止電圧が2.5V(vs.Li/Li+)になるまで放電させて、初回の放電容量を測定した結果、放電容量は193mAh/gであった。
容量維持率=100サイクル後の放電容量/2回目の放電容量×100(%)
実施例2〜6においては、第一の粒子と第二の粒子とを表1に記載の割合にて秤量し、比較例1においては、第一の粒子を用いず、比較例2においては、コア粒子表面に被覆部のない第一の粒子と第二の粒子とを表1に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表1に示す。
実施例7においては、第二の粒子として平均二次粒子径が14μmの二次粒子を形成したLi1.2Ni0.17Co0.08Mn0.55O2を用い以外は、実施例1と同様な方法により評価用セルを作製した。
次に、上記のようにして作製した実施例7の評価用セルを用いて、それぞれ24mA/gの定電流で充電終止電圧が4.65V(vs.Li/Li+)になるまで充電を行い、さらに4.65V(vs.Li/Li+)の定電圧で電流値が12mA/gに低下するまで定電圧充電を行い、5分間休止した後、24mA/gの定電流で放電終止電圧が2.5V(vs.Li/Li+)になるまで放電させて、評価用セルにおける初回の放電容量を測定した結果、放電容量は245mAh/gであった。
実施例8〜12においては、第一の粒子と実施例7において用いた第二の粒子とを表2に記載の割合にて秤量し、比較例3においては、第一の粒子を用いず、比較例4においては、コア粒子表面に被覆部を持たない第一の粒子と実施例7において用いた第二の粒子とを表2に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表2に示す。
実施例13〜24においては、第一の粒子のコア粒子を表3に記載の組成のリチウムイオン伝導性無機固体電解質を用い、第一の粒子と第二の粒子とを表3に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表3に示す。
実施例25〜36においては、第一の粒子のコア粒子を表4に記載の組成のリチウムイオン伝導性無機固体電解質を用い、第一の粒子と実施例7で用いた第二の粒子とを表4に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表4に示す。
実施例37〜50、比較例5〜8においては、第一の粒子のコア粒子の被覆層および第2の粒子を表5に記載の組成のリチウム遷移金属複合酸化物を用いた以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表5に示す。
実施例51および52においては、第一の粒子のコア粒子を表6に記載の組成のリチウムイオン伝導性固体電解質を用い、第一の粒子と第二の粒子とを表6に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表6に示す。
実施例53〜61においては、第一の粒子のコア粒子を表7に記載の組成のリチウムイオン伝導性無機固体電解質を用い、第一の粒子と第二の粒子とを表7に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表7に示す。
実施例62〜70においては、第一の粒子のコア粒子を表8に記載の組成のリチウムイオン伝導性固体電解質を用い、第一の粒子と実施例7で用いた第二の粒子とを表8に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表8に示す。
実施例71〜79においては、第二の粒子を表9に記載の組成のリチウム遷移金属複合酸化物を用い、第一の粒子と第二の粒子とを表9に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表9に示す。
実施例80においては、第一の粒子と第二の粒子とを表10に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表10に示す。
実施例81においては、第二の粒子を表11に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表11に示す。
実施例82〜88、比較例9〜15においては、第二の粒子を表12に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表12に示す。
実施例89および90においては、第一の粒子のコア粒子を表13に記載の組成のリチウムイオン伝導性無機固体電解質を用い、第一の粒子と第二の粒子とを表13に記載の割合にて秤量した以外は、すべて実施例1と同様に評価用セルを作製し、実施例7と同様に放電容量測定およびサイクル特性評価を行った。結果を表13に示す。
二次電池。
Claims (5)
- 第一の粒子と第二の粒子とを混合して用いる正極活物質であって、
前記第一の粒子は、コア粒子及び前記コア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部を備え、
前記コア粒子は、リチウムイオン伝導性無機固体電解質であり、
前記被覆部は一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物から形成されており、
前記第二の粒子は、
一般式(1)または(2)から選ばれる少なくとも一つのリチウム遷移金属複合酸化物であることを特徴とする正極活物質。
LiNit1(M1)p1(M2)q1O2 ・・・一般式(1)
〔M1はCo、Mnから選ばれた少なくとも1種;M2はAl、Fe、CrおよびMgから選ばれた少なくとも1種;0.7≦t1<0.95;0.04≦p1≦0.25;0≦q1≦0.1〕
Lit2Nip2Coq2Mnr2(M3)s2O2 ・・・一般式(2)
〔M3はAl,Si,Zr,Ti,Fe,Mg,Nb,BaおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種、2.0≦(p2+q2+r2+s2+t2)≦2.2、1.0<t2≦1.3、0<p2≦0.3、0≦q2≦0.3、0.3≦r2≦0.7、0≦s2≦0.1〕 - 前記第一の粒子と前記第二の粒子の合計に対する前記第一の粒子の割合が、0.1質量%以上12質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載された正極活物質。
- 前記リチウムイオン伝導性無機固体電解質が、一般式(3)、(4)および(5)から選ばれる少なくとも一つであり、
前記第一の粒子の前記コア粒子の表面の少なくとも一部を覆う被覆部が、
前記第二の粒子を構成する遷移金属元素と同じ遷移金属元素を含むリチウム遷移金属複合酸化物により形成されることを特徴とする請求項1〜2記載の正極活物質。
Li1+x(M4)x(M5)2−xP3O12 ・・・一般式(3)
(M4=Al、Y、Ga、Laの中から選ばれる1種以上、M5=Ti、Zrの中から選ばれる1種以上、0.2≦x≦0.4)
Li7−y(M6)3(Zr2−yNby)O12 ・・・一般式(4)
(M6=La、Al、Y、Gaの中から選ばれる1種以上、0≦y≦0.5)
Li3zLa(2/3−z)TiO3 ・・・一般式(5)
(0.03≦z≦0.167) - 請求項1〜3に記載された正極活物質を用いた正極。
- 請求項4に記載の正極を用いたリチウムイオン二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175732A JP6394193B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014175732A JP6394193B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016051583A true JP2016051583A (ja) | 2016-04-11 |
JP6394193B2 JP6394193B2 (ja) | 2018-09-26 |
Family
ID=55658958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014175732A Active JP6394193B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6394193B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111919317A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-11-10 | 住友金属矿山株式会社 | 非水电解质二次电池用正极活性物质 |
WO2021006125A1 (ja) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 住友金属鉱山株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質およびリチウムイオン二次電池 |
WO2021006124A1 (ja) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 住友金属鉱山株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質およびリチウムイオン二次電池 |
US11984593B2 (en) | 2020-03-19 | 2024-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Secondary battery, battery pack, and vehicle |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003059492A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リチウム二次電池およびその製造方法 |
WO2009157524A1 (ja) * | 2008-06-26 | 2009-12-30 | Agcセイミケミカル株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質用の表面修飾リチウム含有複合酸化物及びその製造方法 |
JP2012185911A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Nissan Motor Co Ltd | リチウムイオン二次電池用複合正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2012164724A1 (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-06 | トヨタ自動車株式会社 | 固体電解質材料、固体電池、固体電解質材料の製造方法 |
JP2013121642A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Mitsubishi Materials Corp | 切削インサートおよび刃先交換式エンドミル |
WO2013121642A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | ソニー株式会社 | 二次電池、二次電池の製造方法、二次電池用電極および電子機器 |
JP2013206559A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Tdk Corp | 活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
JP2014116300A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-26 | Samsung Sdi Co Ltd | リチウム二次電池およびその製造方法 |
-
2014
- 2014-08-29 JP JP2014175732A patent/JP6394193B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003059492A (ja) * | 2001-08-17 | 2003-02-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リチウム二次電池およびその製造方法 |
WO2009157524A1 (ja) * | 2008-06-26 | 2009-12-30 | Agcセイミケミカル株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質用の表面修飾リチウム含有複合酸化物及びその製造方法 |
JP2012185911A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Nissan Motor Co Ltd | リチウムイオン二次電池用複合正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
WO2012164724A1 (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-06 | トヨタ自動車株式会社 | 固体電解質材料、固体電池、固体電解質材料の製造方法 |
JP2013121642A (ja) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | Mitsubishi Materials Corp | 切削インサートおよび刃先交換式エンドミル |
WO2013121642A1 (ja) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | ソニー株式会社 | 二次電池、二次電池の製造方法、二次電池用電極および電子機器 |
JP2013206559A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Tdk Corp | 活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
JP2014116300A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-26 | Samsung Sdi Co Ltd | リチウム二次電池およびその製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111919317A (zh) * | 2018-03-29 | 2020-11-10 | 住友金属矿山株式会社 | 非水电解质二次电池用正极活性物质 |
CN111919317B (zh) * | 2018-03-29 | 2024-02-09 | 住友金属矿山株式会社 | 非水电解质二次电池用正极活性物质 |
WO2021006125A1 (ja) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 住友金属鉱山株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質およびリチウムイオン二次電池 |
WO2021006124A1 (ja) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 住友金属鉱山株式会社 | リチウムイオン二次電池用正極活物質およびリチウムイオン二次電池 |
US11984593B2 (en) | 2020-03-19 | 2024-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Secondary battery, battery pack, and vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6394193B2 (ja) | 2018-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5396798B2 (ja) | 活物質材料、それを用いた正極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP4740409B2 (ja) | 電気自動車或いはハイブリット自動車用リチウム二次電池 | |
JP5255143B2 (ja) | 正極材料、これを用いたリチウムイオン二次電池、及び正極材料の製造方法 | |
RU2540072C1 (ru) | Активный материал положительного электрода для литий-ионной вторичной батареи | |
WO2016136212A1 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
US10340510B2 (en) | Positive electrode active material for lithium secondary battery, preparing method thereof, and lithium secondary battery including positive electrode including the same | |
JP5512056B2 (ja) | 非水電解質二次電池およびその製造方法 | |
US10164250B2 (en) | Lithium-iron-manganese-based composite oxide and lithium-ion secondary battery using same | |
EP2621004B1 (en) | High-capacity positive electrode active material with improved conductivity and non-aqueous electrolyte secondary battery comprising same | |
JP5761098B2 (ja) | 活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池 | |
US20190165372A1 (en) | Positive electrode material and lithium secondary battery using the same | |
JP5910730B2 (ja) | 活物質、およびそれを用いた電極、ならびにリチウムイオン二次電池 | |
JP6493757B2 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
US10847788B2 (en) | Lithium-iron-manganese-based composite oxide and lithium-ion secondary battery using same | |
JP2014072025A (ja) | 非水電解質二次電池及びその製造方法 | |
JP2013206558A (ja) | 活物質及びリチウムイオン二次電池 | |
JP6493408B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用正極活物質、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP2016081716A (ja) | リチウムイオン二次電池用正極活物質及びその製造方法並びにリチウムイオン二次電池 | |
JP6394193B2 (ja) | 正極活物質、正極及びリチウムイオン二次電池 | |
TWI600195B (zh) | 非水電解質二次電池及使用其之組電池 | |
JP5982932B2 (ja) | 活物質、電極及びリチウム二次電池 | |
CN108807865B (zh) | 正极活性物质及其制造方法和锂离子二次电池 | |
JP2021157936A (ja) | 負極活物質、負極及び二次電池 | |
JP5375009B2 (ja) | 活物質材料、それを用いた正極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP2016105358A (ja) | 正極活物質及びそれを用いたリチウムイオン二次電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6394193 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |