JP2016046653A - 読取装置およびシート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取装置等のシートを搬送させる装置において,搬送に関するエラーの再発の可能性を低減する技術を提供すること。【解決手段】スキャナ100は,複数の搬送ローラによって原稿を搬送し,搬送中の原稿を読み取る。そして,スキャナ100は,原稿の搬送を停止させるエラーを検知し,エラーが発生するとそのエラーの種類を特定する。そして,スキャナ100は,特定されたエラーの種類に応じて,搬送を停止させた原稿を再搬送させる際の,ユーザに推奨する作業を報知する。【選択図】 図4

Description

本発明は,原稿を搬送させて読み取る読取装置およびシートを搬送するシート搬送装置に関する。さらに詳細には,シートの搬送中にエラーが発生した際の報知技術に関するものである。
従来から,原稿を読取位置に搬送させて当該原稿を読み取る読取装置等,シートを搬送させる装置では,シートの搬送中にシートの搬送が継続できなくなるエラーが発生することがある。そして,上述した装置にてエラーが発生した際,エラーの発生および解除方法を報知する技術が知られている。
エラーが発生した際の報知技術としては,例えば特許文献1に,ジャム等の搬送不良によって自動搬送を停止させた際,エラーの解除後に読み取らせる原稿をフラットベッドガラス上に載置するように報知する構成が開示されている。
特開2010−28546号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,エラーの解除後,再び原稿を自動搬送させて読み取らせる場合もある。この場合,原稿が破損していなければ再び同じ原稿を搬送することになるが,エラーの報知の際,エラーの解除後の搬送の成功率を高めるような誘導を行っていない。そのため,同じエラーが繰り返される可能性がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,読取装置等のシートを搬送させる装置において,搬送に関するエラーの再発の可能性を低減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた読取装置は,複数の搬送ローラによって原稿を搬送する搬送部と,前記原稿を読み取る読取部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記搬送部による原稿の搬送を停止させるエラーを検知する検知処理と,前記検知処理にて検知されたエラーの種類を特定する特定処理と,前記特定処理にて特定されたエラーの種類に応じて,搬送を停止させた原稿を前記搬送部に再搬送させる際の,ユーザに推奨する作業を報知する報知処理とを実行をすることを特徴としている。
すなわち,本明細書に開示される読取装置では,原稿の搬送を停止させるエラーが発生した際,搬送を停止させた原稿を再搬送させるにあたり,エラーの内容に応じたユーザの作業を報知する。これにより,エラーの解除後の原稿の搬送の成功率を高めるような誘導が行われ,同じエラーが繰り返される可能性を低減できる。
また,前記制御部は,前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さである用紙長を検出する用紙長検出処理を実行し,前記用紙長検出処理にて検出された用紙長が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも短い場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,短シートエラーであると特定し,前記特定処理にて前記短シートエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知するとよい。原稿の用紙長が,搬送方向の搬送ローラ間の間隔よりも短い場合,原稿が搬送ローラ間に落ちて搬送不良となる。この場合は,原稿の縦横を逆にセットさせることで原稿の搬送方向における用紙長が変わり,原稿が搬送ローラ間に落ちる可能性を低減できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,前記制御部は,前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さである用紙長を検出する用紙長検出処理を実行し,前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,前記用紙長検出処理にて検出された用紙長が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも短い場合に,短シートエラーであると特定し,前記特定処理にて前記短シートエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知するとよい。
また,前記制御部は,前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さと直交する方向の長さである用紙幅を検出する用紙幅検出処理を実行し,前記特定処理にて前記短シートエラーと特定され,かつ前記用紙幅検出処理にて検出された用紙幅が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも長い場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知するとよい。原稿の縦横を逆にセットしても,用紙幅が搬送ローラ間よりも短ければ,再び短シートエラーが発生してしまう。そのため,用紙幅が搬送ローラ間よりも長い場合に限り,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記報知処理にて原稿の縦横を逆にセットする作業を報知した後,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合,読み取られた画像に対して,原稿の向きを,エラーを検知する前に読み取られた原稿の向きに揃えるように回転させる第1回転処理を実行するとよい。原稿の縦横を逆にセットすると,他の原稿と向きが一致しない。そのため,読み取られた画像の向きを回転によって揃える方が好ましい。
また,本明細書に開示される読取装置は,原稿の搬送方向と前記搬送ローラの軸方向との両方に直交する方向である特定方向の位置が前記搬送部の搬送経路外となる検知位置での,原稿の有無に応じた信号を出力する経路外シートセンサを備え,前記制御部は,前記経路外シートセンサが原稿の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,巻込みエラーであると特定し,前記特定処理にて前記巻込みエラーであると特定された場合に,前記報知処理では,原稿の向きと面との少なくとも一方を変更してセットする作業を報知するとよい。経路外シートセンサは,原稿のカールが大きいか否かの判断に利用できる。カールが大きい原稿を搬送すると,搬送不良となる可能性が高い。そのため,原稿の向きと面との少なくとも一方を変更して原稿をセットさせることで,原稿のカールの影響を低減でき,原稿の再搬送が成功する可能性が高まる。
また,前記経路外シートセンサは,前記特定方向において,前記搬送部の搬送経路よりも上方または下方に位置し,前記読取部は,前記搬送部によって搬送される原稿の一方の面を読み取る第1読取部と,前記搬送部によって搬送される原稿の他方の面を読み取る第2読取部とを備え,前記制御部は,前記報知処理では,原稿の面を逆にセットする作業を報知するとよい。原稿が上方または下方にカールしたことを検知した場合は,原稿の面を逆にセットすることで,原稿のカールの影響の低減が期待できる。
また,前記制御部は,片面読み取りが設定され,前記報知処理にて原稿の面を逆にセットする作業を報知した後,前記第1読取部と前記第2読取部とのうち,エラーを検知する前に読み取りを行った読取部とは異なる読取部にて原稿を読み取るとよい。原稿の面を逆にセットすると,読み取り面が逆になる。そのため,エラーを検知する前とは異なる読取部にて原稿を読み取らせることでユーザの所望の画像が得られる。
また,前記制御部は,両面読み取りが設定されており,かつ,前記報知処理にて原稿の面を逆にセットする作業を報知した後に,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合に,前記第1読取部にて読み取られた画像と前記第2読取部で読み取られた画像の順序を並び替える並替処理を実行するとよい。原稿の面を逆にセットすると,読み取り順序が逆になる。そのため,読み取られた画像の順序を逆にする方が好ましい。
また,前記制御部は,前記報知処理では,原稿の向きを変更してセットする作業を報知するとよい。原稿の向きの変更には,縦横の変更,前後の変更,あるいはその両方の変更が該当する。原稿がカールした場合は,原稿の向きを変更することで,原稿のカールの影響の低減が期待できる。
また,前記制御部は,前記報知処理にて原稿の向きを変更してセットする作業を報知した後,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合,読み取られた画像に対して,原稿の向きを,エラーを検知する前に読み取られた原稿の向きに揃えるように回転させる第2回転処理を実行するとよい。原稿の向きを変更すると,他の原稿と向きが一致しない。そのため,読み取られた画像の向きを,回転によって揃える方が好ましい。
また,前記制御部は,前記報知処理では,原稿の搬送速度を下げる設定を行う作業を報知するとよい。原稿がカールした場合は,原稿の搬送速度を下げることで,原稿のカールの影響の低減が期待できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,前記制御部は,前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,紙詰まりエラーであると特定し,前記特定処理にて前記紙詰まりエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の搬送速度を下げる設定を行う作業を報知するとよい。原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合,紙詰まりが生じた可能性が高い。この場合は,原稿の搬送速度を下げることで,紙詰まりの発生を抑制できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,前記制御部は,前記搬送部によって搬送される原稿の傾きを検出する傾き検出処理を実行し,前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,前記傾き検出処理にて検出される原稿の傾きが所定値よりも大きい場合に,傾き大による紙詰まりエラーであると特定し,前記特定処理にて前記傾き大による紙詰まりエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿ガイドをセットする作業を報知するとよい。原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合,傾き大による紙詰まりが生じた可能性もある。この場合は,原稿ガイドをセットさせることで,傾き大による紙詰まりの発生を抑制できる。
また,前記制御部は,前記報知処理による報知後の原稿の搬送において前記検知処理にてエラーを検知した場合に,キャリアシートの使用を報知する再報知処理を実行するとよい。再度エラーが発生した場合には,キャリアシートの使用を報知することで,同じエラーが繰り返される可能性を低減できる。
また,本明細書に開示される読取装置は,複数のシートが重なって搬送される重送の有無に応じた信号を出力する重送センサを備え,前記制御部は,前記重送センサが重送の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,重送エラーであることを特定し,前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合に,前記報知処理では,前記重送センサからの信号を無効に設定する作業を報知するとよい。付箋やシールが貼付された原稿や折り曲げられた原稿を搬送した際,重送が検知されて読み取りができないことがある。そのため,重送エラーが検知された場合には,重送センサを無効に設定する作業を行わせることで,そのような原稿の読み取りが成功する可能性が高まる。
また,本明細書に開示される読取装置は,原稿を収容する収容部と,前記収容部に収容された原稿を,前記搬送部の搬送経路に搬入する一対のローラである分離ローラ対と,複数のシートが重なって搬送される重送の有無に応じた信号を出力する重送センサとを備え,前記分離ローラ対の搬送モードとして,前記分離ローラ対のローラのうち一方を他方に従動回転させる第1モードと,前記分離ローラ対のローラのうち一方を他方に反従動回転させる第2モードとがあり,前記制御部は,前記重送センサが重送の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,重送エラーであることを特定し,前記検知処理にてエラーが検知され,かつ,前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合であって,さらに前記第1モードが設定されていた場合に,前記報知処理では,前記第2モードを設定する作業を報知するとよい。重送が検知された場合,重ねられた原稿の読み取りができないため,原稿の搬送が停止される。そこで,第1モードで搬送されていた場合には,第2モードに変更することで,重送の可能性を低減できる。
また,前記制御部は,前記検知処理にてエラーが検知され,かつ,前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合であって,さらに前記第2モードが設定されていた場合に,前記報知処理にて前記重送センサからの信号を無効に設定する作業を報知するとよい。
上記読取装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,読取装置等のシートを搬送させる装置において,搬送に関するエラーの再発の可能性を低減する技術が実現される。
実施の形態にかかるスキャナの外観を示す斜視図である。 実施の形態にかかるスキャナの内部構成の概略を示す模式図である。 実施の形態にかかるスキャナの電気的構成を示すブロック図である。 スキャナが実行する読取搬送処理の手順を示すフローチャートである。 スキャナが実行するエラー特定処理の手順を示すフローチャートである。 スキャナが実行する巻込みリトライ処理の手順を示すフローチャートである。 巻込みエラー発生時に通知されるリトライ方法の表示例を示す図である。 スキャナが実行する短シートリトライ処理の手順を示すフローチャートである。 スキャナが実行する紙詰まりリトライ処理の手順を示すフローチャートである。 スキャナが実行する重送リトライ処理の手順を示すフローチャートである。 応用例にかかる巻込みリトライ処理の手順を示すフローチャートである。 応用例にかかるリトライ方法の表示例を示す図である。
以下,本発明にかかる読取装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,原稿を搬送させながら原稿を読み取る機能を備えたスキャナに本発明を適用したものである。
本形態のスキャナ100は,図1に示すように,本体を覆う筐体6と,筐体6の後方かつ上方に位置して左右方向に延びる回動軸心X周りに回動可能に筐体6に支持された原稿トレイ91と,筐体6の下方に位置して前後方向に出し入れ可能に筐体6に収容される排紙トレイ92とを備えている。原稿トレイ91は,収容部の一例である。なお,図1では,排紙トレイ92側をスキャナ100の前側とし,排紙トレイ92と対向した際の,左手側を左側とし,右手側を右側とし,前後左右の方向を規定する。
また,スキャナ100は,筐体6の上面に,各種のボタン(例えば,スタートキー,ストップキー,テンキーの各ボタン)によって構成されるボタン群41と,液晶ディスプレイからなる表示部42とを備えた操作パネル40を備えている。このボタン群41や表示部42により,メッセージの表示やユーザによる操作の入力が可能になる。
図2は,スキャナ100の内部の構成を模式的に示している。スキャナ100の内部(すなわち筐体6の内側)には,原稿が搬送される経路として,原稿トレイ91と排紙トレイ92とを連結する搬送路61が設けられている。そして,スキャナ100の内部には,搬送路61上に沿って,その上流側から,シートセンサ74,分離ローラ対62,巻込みセンサ75,シートセンサ71,超音波センサ81,第1搬送ローラ対63,シートセンサ72,イメージセンサ21,22,第2搬送ローラ対64,シートセンサ73が配置されている。本形態では,これら原稿の読み取りに利用される要素をまとめて画像読取部20とする。
分離ローラ対62は,一対のローラ621,622によって構成される。スキャナ100は,分離ローラ対62の動作モードとして,分離モードと非分離モードとを有する。非分離モードでは,原稿を装置内に搬入させる向きにローラ622を回転させ,ローラ621をローラ622に対して従動回転させる。分離モードでは,非分離モードと異なり,ローラ621をローラ622に対して反従動回転させる。非分離モードは,第1モードの一例であり,分離モードは,第2モードの一例である。
分離モードでは,上側のローラ621が原稿の搬入を抑制する向きに回転することから,原稿をより確実に分離することができ,複数枚の原稿を重ねて搬送してしまう重送の可能性が低い。非分離モードは,折り畳まれた原稿,付箋紙が貼付された原稿,キャリアシートを用いた原稿等の搬送に好適であるが,一方で重送が発生し易い。スキャナ100は,搬送時の動作モードを分離モードとするか非動作モードとするかの設定を,操作パネル40を介して受け付ける。初期値は非分離モードである。
第1搬送ローラ対63は,一対のローラによって構成され,分離ローラ対62によって搬入された原稿を,第2搬送ローラ対64に向けて搬送する。第2搬送ローラ対64も,一対のローラによって構成され,第1搬送ローラ対63によって搬送された原稿を,排紙トレイ92に向けて搬送する。第1搬送ローラ対63,第2搬送ローラ対64,および分離ローラ対62は,搬送部の一例である。
イメージセンサ21,22は,一方が原稿の一方の面の画像を読み取り,他方が原稿の他方の面の画像を読み取る。イメージセンサ21,22は,左右方向(図2の奥行き方向)に光学素子が一列に並んで配置されており,原稿からの反射光を電気信号に変換して出力する。イメージセンサ21,22としては,例えば,CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)が適用可能である。本形態のイメージセンサ21,22は,カラー,グレースケール,およびモノクロでの読み取りが可能である。イメージセンサ21,22は,読取部の一例である。また,イメージセンサ21,22の一方が第1読取部の一例であり,他方が第2読取部の一例である。
シートセンサ71,72,73は,可動体付きの光センサであり,それぞれの検知位置に原稿が有るか否かに応じて,レベルの異なる信号を出力する。可動体は,原稿が検知位置に無い状態では,一部が搬送路61に突出する基準位置に位置している。そして,原稿が検知位置に有る状態では,可動体は原稿に押されて基準位置以外の位置に変位する。原稿が検知位置を通過して検知位置に原稿が無い状態に戻ると,ばね部材等の付勢力あるいは自重によって可動体は基準位置に戻る。また,シートセンサ74は,可動体無しの光センサであり,原稿トレイ91に設けられた貫通孔を介して,発光素子と受光素子とが対向している。そして,原稿が原稿トレイ91上に有る状態では,原稿が発光素子からの光を遮断し,原稿が原稿トレイ91上に無い状態では,発光素子からの光が遮断されない。これらにより,シートセンサ71,72,73,74は,それぞれの検知位置に原稿が有るか無いかに応じて異なるレベルの信号を出力する。本形態では,シートセンサ71,72,73,74は,原稿が有る場合にオンレベル,原稿が無い場合にオフレベルの信号を出力する。
シートセンサ71,72,73,74は,搬送路61上のそれぞれの検知位置における原稿の有無の判断に用いられる。より具体的に,例えば,シートセンサ74の出力に基づいて,原稿トレイ91上の原稿の有無を判断できる。また,シートセンサ71の出力に基づいて,原稿の装置内への搬入に成功したか否かを判断できる。また,原稿の装置内への搬入に成功した後,シートセンサ72,73の出力に基づいて,各シートセンサの検知位置までの搬送が成功したか否かを判断できる。また,イメージセンサ21,22の直前に位置するシートセンサ72の出力に基づいて,イメージセンサ21,22の読み取り開始タイミングを制御できる。シートセンサ71,72,73は,経路上シートセンサの一例である。
巻込みセンサ75は,分離ローラ対62よりも搬送方向の下流側に位置し,さらに分離ローラ対62の下側のローラ622の周辺に設けられている。また,巻込みセンサ75は,搬送路61よりも下方の位置を検知位置としている。すなわち,巻込みセンサ75は,原稿の搬送方向と分離ローラ対62の軸方向との両方に直交する方向の位置が搬送路61外となる位置を検知位置としている。
巻込みセンサ75は,シートセンサ71等と同様に,可動体付きの光透過センサであり,検知位置に原稿が有るか否かに応じて,レベルの異なる信号を出力する。本形態では,巻込みセンサ75は,原稿が有る場合にオンレベル,原稿が無い場合にオフレベルの信号を出力する。巻込みセンサ75は,原稿のカールの大小の判断に用いられる。巻込みセンサ75は,経路外シートセンサの一例である。
超音波センサ81は,例えば送波器と受波器とで構成される透過型センサであり,送波器と受波器との間を通過する原稿の厚みの違いによってレベルの異なる信号を出力する。超音波センサ81では,複数枚の原稿が重ねて搬送される重送が生じた場合,1枚の原稿が送信される場合と比較して,受波器が受信する超音波が減衰する。本形態では,超音波センサ81は,シートセンサ71の出力に基づいて検知位置に原稿が搬送されるタイミングに合わせて超音波を発信し,複数枚の原稿が有ると推測される場合にオンレベル,それ以外の場合にオフレベルの信号を出力する。超音波センサ81は,原稿の重送の判断に用いられる。超音波センサ81は,重送センサの一例である。
なお,超音波センサ81の出力に基づく重送の検知は,無効に設定することができる。すなわち,付箋やシールが貼付された原稿あるいは折り曲げられた原稿を搬送した際,重送が検知されて読み取りができないことがある。そのため,スキャナ100は,操作パネル40を介して重送の検知を無効に設定する入力を受け付ける。そして,無効が設定された場合,スキャナ100は,超音波センサ81からの出力を受け付けない,あるいは受け付けたとしても当該出力をエラーの検知に利用しない。一方,無効が設定されていない場合,重送の検知は有効に設定されており,重送が検知されると,スキャナ100は原稿の搬送を停止する。
原稿トレイ91上に載置された原稿は,図1および図2中の矢印Dの方向に向かって,原稿トレイ91から排紙トレイ92に搬送される。具体的には,スキャナ100には,読み取りを実行するにあたって,ユーザによって原稿トレイ91上に原稿が載置される。原稿トレイ91上に載置された原稿は,分離ローラ対62によって1枚ずつ搬送路61の下流側に搬送される。搬送路61を移動する原稿は,搬送路61上を移動しながらイメージセンサ21ないしイメージセンサ22によって読み取られる。そして,読み取り後の原稿は,排紙トレイ92上に排出される。
また,スキャナ100は,読み取った原稿の画像に基づいて,JPEG等の画像ファイルを生成する。そして,生成した画像ファイルを,ユーザによって指定された記憶先に記憶する。
続いて,本形態のスキャナ100の電気的構成について説明する。本形態のスキャナ100は,図3に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34と,ASIC35とを有するコントローラ30を備えている。また,スキャナ100は,前述した画像読取部20と,操作パネル40と,通信インターフェース37とを備え,これらがCPU31によって制御される。画像読取部20には,前述したシートセンサ71,72,73,74,巻込みセンサ75,超音波センサ81の他,分離ローラ62,第1搬送ローラ63,第2搬送ローラ64等の駆動源となる駆動モータ66が含まれる。なお,コントローラ30は,CPU31等,スキャナ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にスキャナ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,スキャナ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,スキャナ100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。
通信インターフェース37は,パーソナルコンピュータ(PC)200との通信を可能にするハードウェアである。具体的な通信インターフェース37としては,例えば,有線LANインターフェース,無線LANインターフェース,シリアル通信インターフェースが該当する。スキャナ100は,画像データを通信インターフェース37を介してPC200に送信できる。なお,通信インターフェース37を介して通信可能な外部デバイスは,PCに限らず,例えば,スマートフォン,サーバ,フラッシュメモリであってもよい。
続いて,スキャナ100によって実行される読取搬送処理の手順を,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。読取搬送処理は,読取開始が指示されたことを契機に,CPU31によって実行される。
読取搬送処理では,スキャナ100は先ず,原稿の搬送動作を開始する(S101)。具体的にS101では,駆動モータ66によって,分離ローラ対62,第1搬送ローラ対63,第2搬送ローラ対64を回転させて原稿の搬送を開始する。さらに,スキャナ100は,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。両面読み取りの場合には,イメージセンサ21および22での読み取りを開始する。複数枚の原稿が有る場合には,1枚ずつ順次に搬送し,原稿トレイ91に原稿が無くなるまで1枚ずつの原稿の読み取りを繰り返す。
S101の後,スキャナ100は,原稿の搬送動作中,原稿の搬送を停止させるエラーが発生したか否かを判断する(S102)。原稿の搬送を停止させるエラーの発生は,例えば,巻込みセンサ75がオンレベルになったこと,超音波センサ81がオンレベルになったこと,シートセンサ71の出力に基づいて計算される原稿の搬送方向の長さが搬送路61上における最長のローラ間よりも短かったこと,シートセンサ71,72,73に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかったこと,によって判断できる。S102は,検知処理の一例である。
なお,原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じない場合には,次の3つのうち少なくとも1つが含まれる。第1は,原稿有の継続時間が第1の閾値時間よりも短い場合である。原稿の搬送方向の長さである原稿長が,搬送路61上における最長のローラ間よりも短い場合,原稿がローラ間に落ちて搬送不能になる。そのため,原稿有の継続時間が,最長のローラ間を原稿が通過するのに要する時間に相当する第1の閾値時間よりも短い場合は,エラーと判断する。
第2は,原稿有の継続時間が第2の閾値時間よりも長い場合である。ローラの空回りやジャム等の搬送不良による紙詰まりによって原稿が移動できなくなっている場合,原稿有の継続時間が実際に検知位置の通過に要する時間よりも長くなる。そこで,原稿有の継続時間が,サポート可能な最大のシートサイズが検知位置を通過するのに要する時間に相当する第2の閾値時間よりも長い場合は,エラーと判断する。
第3は,上流側のシートセンサで原稿無から有に変化した後,所定のタイミングで下流側のシートセンサで原稿有から無に変化しない場合である。第2の場合と同様に,搬送不良による紙詰まりによって原稿が移動できなくなっている場合,上流側のシートセンサで原稿無から有に変化した後,下流側のシートセンサで原稿有から無に変化しない。そこで,上流側のシートセンサで原稿無から有に変化した後,当該原稿が下流側のシートセンサに到達するまでに要する時間に相当する移動時間が経過するまでに下流側のシートセンサで原稿有から無に変化しない場合には,エラーと判断する。
原稿の搬送を停止させるエラーが発生していない場合(S102:NO),スキャナ100は,ジョブが終了したか否かを判断する(S103)。ジョブの終了は,例えば,原稿トレイ91上に原稿が無く,かつ全ての原稿の搬送および読み取りが終了したこと,あるいは操作パネル40のキャンセルキーが押下されたこと,によって判断できる。なお,原稿トレイ91上の原稿の有無は,シートセンサ74の出力に基づいて判断できる。
ジョブが終了していない場合には(S103:NO),S102に戻り,エラーが発生するか,ジョブが終了するまで,S102とS103とを繰り返す。ジョブが終了している場合には(S103:YES),読取搬送処理を終了する。
原稿の搬送を停止させるエラーが発生した場合(S102:YES),スキャナ100は,原稿の搬送を停止する(S111)。そして,スキャナ100は,発生したエラーの種類を特定するエラー特定処理を実行する(S112)。S112は,特定処理の一例である。
図5に,S112のエラー特定処理の手順を示す。エラー特定処理では,スキャナ100は先ず,巻込みセンサ75の出力がオンレベルか否かを判断する(S151)。巻込みセンサ75の出力がオンレベルの場合(S151:YES),原稿のカール量が大きく,原稿の一部が搬送路61外に位置することから,スキャナ100はエラーの種類を「巻込み」と特定する(S152)。
巻込みセンサ75の出力がオフレベルの場合(S151:NO),スキャナ100は,超音波センサ81の出力がオンレベルか否かを判断する(S161)。超音波センサ81の出力がオンレベルの場合(S161:YES),スキャナ100はエラーの種類を「重送」と特定する(S162)。
超音波センサ81の出力がオフレベルの場合(S161:NO),スキャナ100は,原稿の搬送方向の長さである原稿長を取得する(S170)。原稿長は,例えば,シートセンサ71の出力が連続してオンレベルとなっている時間と搬送速度とに基づいて計算される。また,原稿を読み取った後にエラーが検知された場合には,読み取った画像から原稿長を測定してもよい。S170は,用紙長検出処理の一例である。
S170の後,スキャナ100は,原稿長が搬送路61上における最長のローラ間よりも短いか否かを判断する(S171)。本形態では,第1搬送ローラ対63と第2搬送ローラ対64との間の搬送距離が最も長いものとする。原稿長がローラ間よりも短い場合(S171:YES),原稿がローラ間に落ちて搬送不能となるため,スキャナ100はエラーの種類を「短シート」と特定する(S172)。
原稿長がローラ間よりも長い場合(S171:NO),原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかったシートセンサが有るか否かを判断する(S181)。原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかったシートセンサが有る場合(S181:YES),ローラの空回りやジャム等の搬送不良による紙詰まりが発生した可能性が高いことから,スキャナ100はエラーの種類を「紙詰まり」と特定する(S182)。
原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかったシートセンサが無い場合(S181:NO),スキャナ100は,エラーの種類を特定できないことから,エラーの種類を「不明」とする(S192)。例えば,カバーオープンによるエラーの場合は,不明と判断される。S152,S162,S172,S182,あるいはS192の後は,エラー特定処理を終了し,読取搬送処理に戻る。
図4の読取搬送処理の説明に戻り,S112のエラー特定処理の後,スキャナ100は,特定されたエラーに応じた解除方法を報知する(S113)。S113では,例えば,カバーを開けて原稿を取り除く旨のメッセージを表示する。報知方法は,例えば,表示部42によるメッセージ表示であってもよいし,音声ガイダンスであってもよい。
S113の後は,特定されたエラーの種類に応じたリトライを実行する。すなわち,スキャナ100は,エラーの種類が巻込みか否かを判断し(S114),エラーの種類が巻込みであれば(S114:YES),巻込み用のリトライを行う巻込みリトライ処理を実行する(S121)。エラーの種類が巻込みでなければ(S114:NO),スキャナ100は,エラーの種類が短シートか否かを判断し(S115),エラーの種類が短シートであれば(S115:YES),短シート用のリトライを行う短シートリトライ処理を実行する(S122)。エラーの種類が短シートでなければ(S115:NO),スキャナ100は,エラーの種類が紙詰まりか否かを判断し(S116),エラーの種類が紙詰まりであれば(S116:YES),紙詰まり用のリトライを行う紙詰まりリトライ処理を実行する(S123)。エラーの種類が紙詰まりでなければ(S116:NO),スキャナ100は,エラーの種類が重送か否かを判断し(S117),エラーの種類が重送であれば(S117:YES),重送用のリトライを行う重送リトライ処理を実行する(S124)。
エラーの種類が重送でなければ(S117:NO),すなわちエラーの種類が不明であれば,スキャナ100はリトライを行うことなく,読取搬送処理を終了する。一方,S121,S122,S123,S124の各リトライを実行した場合には,再びS102に戻り,スキャナ100は,エラーが発生するか,ジョブが終了するまで,S102とS103とを繰り返す。
以下,S121,S122,S123,およびS124の各リトライ処理について,説明する。始めに,S121の巻込みリトライ処理について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
巻込みリトライ処理では,スキャナ100は先ず,原稿の取除きが完了したか否かを判断する(S201)。原稿の取除きの完了は,例えば,シートセンサ71,72および巻込みセンサ75の出力がオフレベルであることで判断できる。原稿の取除きが完了しない間は(S201:NO),原稿の取除きが完了するのを待つ。
原稿の取除きが完了した場合(S201:YES),スキャナ100は,図7に示すようにリトライ方法の選択画面を表示部42に表示させる(S202)。スキャナ100は,巻込みによる搬送エラーが生じた場合,複数のリトライ方法を報知する。それぞれのリトライ方法では,ユーザに推奨する作業とその作業に対応するスキャナ100の動作とが異なる。そのため,S202では,ユーザに推奨する作業を報知するとともに,ユーザが行った作業の選択を受け付ける。
なお,本形態のスキャナ100では,巻込みエラーに対するリトライ方法として,原稿の面を表裏反対にセットする方法と,原稿の向きを縦横逆向きにセットする方法と,原稿の向きを前後逆向きにセットする方法と,原稿の搬送速度を低速に設定する方法と,が選択可能である。S202は,報知処理の一例である。
また,複数のリトライ方法がある場合に,そのうち推奨するリトライ方法が予め決められている場合には,推奨するリトライ方法を選択画面で強調表示する。強調表示の方法としては,例えば図7に示すように選択肢を枠で囲ってもよいし,選択肢の文字を他の選択肢よりも大きくしてもよいし,太文字にしてもよい。また,どのリトライ方法を推奨するかは,選択画面の最上位に表示されるリトライ方法としてもよいし,状況に応じてスキャナ100が決定してもよい。
ユーザによってリトライ方法が選択された後,あるいはリトライ方法が選択された状態でスタートキーが押下された後,スキャナ100は,原稿の面を表裏反対にセットする方法が選択されたか否かを判断する(S203)。原稿の面を表裏反対にすることで,原稿のカールの修正が期待できる。また,カールを修正しきれなくても,原稿のカールが上向きであれば,下向きの場合と比較して,搬送に伴ってカール量が大きくなり難い。特に本形態での巻込みエラーは,下向きのカール量が大きい場合に検知される。そのため,原稿の表裏を反対にしてカールが上向きになるようにセットさせることで,リトライが成功する可能性が高まる。
原稿の面を表裏反対にセットする方法が選択された場合(S203:YES),スキャナ100は,両面読み取りが設定されたジョブか否かを判断する(S211)。両面読み取りが設定されたジョブの場合(S211:YES),スキャナ100は,原稿の搬送動作を開始する(S212)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21,22の両方を使用した読み取りを開始する。さらに,ページ順の並べ替えを設定する(S213)。ページ順の並べ替えが設定されると,スキャナ100は,両面分の画像を読み取り終えると,当該読み取った両面分の画像について,ページ順序が逆になるように並べ替える。すなわち,原稿の面を逆にセットすると,読み取り順序が逆になる。そのため,読み取られた画像の順序を逆にすることで,出力物のページ順序が揃えられる。S213は,並替処理の一例である。
一方,両面読み取りが設定されていないジョブ,すなわち片面読み取りのジョブの場合(S211:NO),スキャナ100は,読み取りで使用するイメージセンサを,イメージセンサ21からイメージセンサ22に変更する(S214)。そして,原稿の搬送動作を開始する(S215)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ22での読み取りを開始する。片面読み取りの場合は,ページ順序が逆になることはないため,ページ順序の並べ替えは不要である。また,原稿の面が逆になっていることから,エラーが発生する前とは異なるイメージセンサで読み取る。
原稿の面を表裏反対にセットする方法が選択されなかった場合(S203:NO),スキャナ100は,原稿の向きを縦横逆向きにセットする方法,あるいは原稿の向きを前後逆向きにセットする方法が選択されたか否か,すなわち原稿の向きを変更する方法が選択されたか否かを判断する(S204)。原稿の向きを変えることで,カールが大きい端辺をローラ対のニップに突入させることを回避でき,リトライが成功する可能性が高まる。
そこで,原稿の向きを変更する方法が選択された場合(S204:YES),スキャナ100は,S101と同様に原稿の搬送動作を開始する(S221)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。さらに,画像回転を設定する(S222)。画像回転が設定されると,スキャナ100は,読み取り終えた画像について,原稿の向きの変更に応じた画像回転を行う。具体的に,縦横逆向きの場合は,画像を90度回転させる。前後逆向きの場合は,画像を180度回転させる。読み取られた画像を回転させることで,出力物の向きが揃えられる。S222は,第2回転処理の一例である。
原稿の向きを変更する方法も選択されなかった場合(S204:NO),原稿の搬送速度を低速に設定する方法が選択されたことになる。そこで,スキャナ100は,ユーザによって設定された内容で,低速搬送による原稿の搬送動作を開始する(S231)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,変更された搬送速度で搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。低速で原稿を搬送することで,原稿の先端がローラ対のニップに衝突する際の衝撃が和らげられることから,リトライが成功する可能性が高まる。ユーザは,例えば,解像度の設定を高解像度に変更する,あるいは搬送速度を1/2に下げる半速モードを設定することで,原稿の搬送速度を下げることができる。
S231,S222,S215,あるいはS213の後,スキャナ100は,再セットされた原稿のリトライに成功したか否かを判断する(S251)。すなわち,読み取り再開直後の,1枚分の原稿の読み取りに成功し,当該原稿を排紙トレイ92に排紙したか否かを判断する。
再セットされた原稿のリトライに失敗した場合(S251:NO),ユーザに推奨する作業として,種々の原稿を挟んで読み取るための透明シートであるキャリアシートを使用する旨を表示部42に報知させる(S252)。S252は,再報知処理の一例である。キャリアシートの使用は,搬送が成功する可能性が高いものの,ユーザの手間が多い。そのため,先ずキャリアシート以外のリトライ方法を優先して報知し,それでも改善しない場合にキャリアシートの使用を報知する。S252の後,あるいは再セットされた原稿のリトライに成功した場合(S251:YES),巻込みリトライ処理を終了し,読取搬送処理に戻る。
なお,上述の巻込みリトライ処理では,リトライ方法を複数表示し,実行したリトライ方法をユーザに選択させているが,リトライ方法を1つのみ表示し,ユーザの選択を省略させてもよい。また,リトライ方法を複数表示する場合も,図7に示した4つの方法全てを表示する必要は無く,少なくとも2つ表示すればよい。また,リトライの方法も4つの方法に限らず,他の方法を選択させてもよい。
次に,S122の短シートリトライ処理について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
短シートリトライ処理では,スキャナ100は先ず,エラーとなった原稿の,搬送方向に直交する方向の長さである原稿幅を取得する(S301)。原稿幅は,例えば,読み取った画像あるいは読み取り途中の画像がある場合には,当該画像から原稿幅を測定する。また,原稿幅のユーザによる入力値がある場合には,その入力値を取得する。なお,原稿幅が取得できなかった場合は,原稿幅は不明となる。
S301の後,スキャナ100は,S201と同様に,原稿の取除きが完了したか否かを判断し(S302),原稿の取除きが完了するのを待つ。原稿の取除きが完了した場合(S302:YES),スキャナ100は,S301にて取得した原稿幅に基づいて,原稿の向きを縦横逆向きにセットして搬送可能か否かを判断する(S303)。具体的にS303では,原稿幅が最長のローラ間の長さよりも長い場合,搬送可能と判断する。一方,原稿幅が最長のローラ間の長さよりも短い場合,再度短シートのエラーが生じることから,搬送不可と判断する。原稿幅が不明な場合は,搬送不可と判断してもよいし,しなくてもよい。
原稿の向きを縦横逆向きにセットして搬送可能な場合(S303:YES),スキャナ100は,ユーザに推奨する作業として,原稿の向きを縦横逆向きにセットする旨を表示部42に報知させる(S311)。原稿の縦横を逆にセットさせることで原稿の搬送方向における用紙長が変わり,原稿が搬送ローラ間に落ちる可能性を低減できる。S311の後,スキャナ100は,スタートキーの押下を契機に,S101と同様に原稿の搬送動作を開始する(S312)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。さらに,読み取った画像について,画像を90度回転させる画像回転設定を行う(S313)。読み取られた画像を回転させることで,出力物の向きが揃えられる。S313は,第1回転処理の一例である。
一方,原稿の向きを縦横逆向きにセットしても搬送不可能な場合(S303:NO),ユーザに推奨する作業として,キャリアシートを使用する旨を表示部42に報知させる(S321)。S321の後,スキャナ100は,S101と同様に原稿の搬送動作を開始する(S322)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。S322あるいはS313の後,短シートリトライ処理を終了し,読取搬送処理に戻る。S311およびS321は,報知処理の一例である。
なお,上述の短シートリトライ処理では,原稿の縦横の逆セットが可能か否かによってリトライ方法を決定しているが,前述した巻込みリトライ処理のように選択画面を表示し,ユーザにリトライ方法を選択させてもよい。この場合,例えば,原稿の縦横の逆セットが可能な場合は原稿の向きを縦横逆向きにセットする方法を推奨し,原稿の縦横の逆セットが不可能な場合あるいは可能か否かが不明な場合は,キャリアシートを使用する方法を推奨するとよい。
また,上述の短シートリトライ処理では,S303にて逆向きのセットが可能か否かを判断しているが,この判断はなくてもよい。すなわち,原稿の取除きが完了した後(S302:YES),S311に移行してもよい。また,S303では,原稿幅と最長のローラ間とを比較しているが,例えば,原稿幅と原稿長とを比較してもよい。そして,スキャナ100は,原稿長の方が長い場合には,リトライが成功する可能性があるため,S311に移行するとよい。一方,原稿幅の方が長い場合には,原稿の向きを縦横逆向きにセットしても短シートエラーとなるため,S321に移行するとよい。
次に,S123の紙詰まりリトライ処理について,図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
紙詰まりリトライ処理では,スキャナ100は先ず,エラーとなった原稿の,傾きを取得する(S401)。原稿の傾きは,例えば,読み取った画像あるいは読み取り途中の画像がある場合には,当該画像から原稿の傾きを測定する。また,搬送ローラの軸方向に複数のシートセンサがある場合には,各シートセンサの原稿有を検知するタイミングの差によって計算してもよい。なお,原稿の傾きが取得できなかった場合は,原稿の傾きは不明となる。S401は,傾き検出処理の一例である。
S401の後,スキャナ100は,S201と同様に,原稿の取除きが完了したか否かを判断し(S402),原稿の取り除きが完了するのを待つ。原稿の取除きが完了した場合(S402:YES),スキャナ100は,S401で取得した原稿の傾きが閾値よりも大きいか否かを判断する(S403)。
原稿の傾きが閾値よりも大きい場合(S403:YES),紙詰まりの原因が原稿の傾きが大きいことであり,エラーの種類をさらに傾き大による紙詰まりと特定できる。このことから,スキャナ100は,ユーザに推奨する作業として,原稿トレイ91の原稿ガイドをセットする旨を表示部42に報知させる(S411)。原稿ガイドをセットすることで,原稿の傾きが抑制され,リトライが成功する可能性が高まる。
一方,原稿の傾きが閾値よりも大きくない場合(S403:NO),原稿ガイドをセットしてもその効果が少ない。そのため,ユーザに推奨する作業として,キャリアシートを使用する旨を表示部42に報知させる(S421)。S421あるいはS411の後,スキャナ100は,S101と同様に原稿の搬送動作を開始する(S412)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。S412の後,紙詰まりリトライ処理を終了し,読取搬送処理に戻る。S411およびS421は,報知処理の一例である。
なお,上述の紙詰まりリトライ処理では,原稿の傾きを取得し,その傾きに応じてリトライ方法の報知の内容を変更しているが,傾きにかからわらず,1つのリトライ方法を報知するようにしてもよい。すなわち,原稿の取除きが完了した後(S402:YES),S411に移行してもよい。また,リトライ方法も,原稿ガイドのセットや,キャリアシートの使用に限らず,例えば,原稿の搬送速度を低速に設定する旨を報知してもよい。また,複数のリトライ方法を報知し,リトライ方法をユーザに選択させてもよい。
また,本形態では,エラーが紙詰まりと特定された後,上述の紙詰まりリトライ処理にて傾き大による紙詰まりか否かを区別しているが,エラー特定処理において,原稿の傾きを取得し,傾きの大小を判断し,傾き大による紙詰まりを区別して特定してもよい。この場合は,紙詰まりリトライ処理にて原稿の傾きの取得および傾きの大小の判断を行わず,傾き大による紙詰まり用のリトライ処理(S411,S412)と,傾き大ではない紙詰まり用のリトライ処理(S421,S412)とを用意し,それぞれ必要に応じて実行すればよい。
次に,S124の重送リトライ処理について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
重送リトライ処理では,スキャナ100は先ず,S201と同様に,原稿の取除きが完了したか否かを判断し(S501),原稿の取り除きが完了するのを待つ。原稿の取除きが完了した場合(S501:YES),スキャナ100は,エラーとなった原稿が,分離モードで搬送されていたか否かを判断する(S502)。
非分離モードで搬送されていた場合(S502:NO),スキャナ100は,ユーザに推奨する作業として,分離モードを設定する旨を表示部42に報知させる(S511)。分離ローラ対62を分離モードで動作させることで,重送の可能性が低減され,その結果としてリトライが成功する可能性が高まる。
一方,分離モードで搬送されていた場合(S502:YES),スキャナ100は,ユーザに推奨する作業として,重送の検知を無効に設定する旨を表示部42に報知させる(S521)。付箋やシールが貼付された原稿や折り曲げられた原稿の場合,重送エラーが検出されることがある。そのため,分離モードでも重送エラーが検知された場合には,重送センサを無効に設定する作業をユーザに行わせる。これにより,そのような原稿であっても,読み取りが成功する可能性が高まる。
S521あるいはS511の後,スキャナ100は,S101と同様に原稿の搬送動作を開始する(S512)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせてイメージセンサ21での読み取りを開始する。S512の後,重送リトライ処理を終了し,読取搬送処理に戻る。S511およびS521は,報知処理の一例である。
なお,上述の重送リトライ処理では,分離モードか否かによって報知内容を変えているが,分離ローラ対62の動作モードにかかわらず,重送の検知を無効に設定する旨を報知してもよい。この場合,原稿の取除きが完了した後(S501:YES),S521に移行すればよい。また,リトライ方法も,分離モードの設定や,重送の検知の無効に限らず,例えば,キャリアシートを使用する旨を報知してもよい。また,複数のリトライ方法を報知し,リトライ方法をユーザに選択させてもよい。
以上詳細に説明したように本形態のスキャナ100では,原稿の搬送を停止させるエラーが発生した際,エラーの種類を特定する。そして,搬送を停止させた原稿によるリトライを行うにあたり,リトライの成功率を上げるような,エラーの内容に応じたユーザの作業を報知して誘導する。これにより,同じエラーが繰り返される可能性を低減できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,読取装置は,スキャナに限らず,複写機,複合機,FAX等,読取機能を備えるものであれば適用可能である。また,本発明は,読取装置に限らず,シートを搬送して画像を形成する印刷機等,シート搬送機能を備えるものであっても適用可能である。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
また,実施の形態では,スキャナは,複数のイメージセンサを備え,両面読み取りが可能であるが,原稿の搬送方向を変更する機構を設け,1つのイメージセンサによって両面読み取りを行う構成であってもよい。また,スキャナは,イメージセンサを1つのみ備え,片面読み取り専用であってもよい。
また,実施の形態では,巻込みセンサ75およびシートセンサ71,72,73を,可動体付きの光透過センサとしているが,これに限るものではない。すなわち,検知位置での原稿の有無を判断できればよい。また,実施の形態では,重送を検知するために超音波センサを用いているが,これに限るものではない。すなわち,重送の有無を判断できればよい。
また,実施の形態では,巻込みセンサ75を,分離ローラ対62の下流側周辺であって,搬送路61の下方に配置しているが,この配置に限るものではない。例えば,搬送路61の上方に配置してもよい。また,第1搬送ローラ対63や第2搬送ローラ対64の下流側周辺であってもよい。
また,実施の形態では,ユーザに推奨する作業を報知する態様として,表示部42にメッセージを表示させているが,これに限るものではない。例えば,音声ガイダンスを行ってもよい。
また,実施の形態では,エラーの種類として,巻込み,短シート,紙詰まり,および重送を判断しているが,これらに限るものではない。すなわち,他のエラーを判断し,そのエラーに応じたユーザの作業を報知してもよい。例えば,原稿のサイズの混載を検知し,混載を検知した場合には,小サイズの原稿から順にセットする旨を報知するとよい。また,上述のエラーの種類を全て判断する必要はなく,少なくとも1つのエラーの種類を判断し,そのエラーに応じたユーザの作業を報知すればよい。
また,実施の形態では,エラー種類が不明の場合(S117:NO),リトライを行うことなく読取搬送処理を終了しているが,例えば,キャリアシートの使用を表示部42に報知させ,読み取り動作を開始してもよい。この場合は,読み取り動作を開始した後,S102に戻る。
また,実施の形態では,原稿の向きや面を変更してリトライを行う場合,必要に応じてページの並べ替えや画像回転を行っているが,これらは行わなくてもよい。ただし,これらの処理を行った方が,出力物の利便性がよい。
また,実施の形態では,エラーの対象となった原稿の他,当該原稿に後続する原稿があった場合には,当該後続する原稿についても,選択されたリトライ方法によって原稿の搬送および読み取りが行われる。これにより,エラーの発生確率をより低減できる。ただし,これに限るものではなく,エラーの対象となった原稿にのみ選択されたリトライ方法を適用してもよいし,当該原稿に後続する原稿について,選択されたリトライ方法による原稿の搬送および読み取りに強制的に変更するのではなく,ユーザに当該変更を問い合わせ,ユーザによって変更が指示されたことを条件として変更してもよい。
また,実施の形態では,複数のリトライ方法がある場合に,リトライ方法が1つ選択され,その選択されたリトライ方法によって原稿の搬送および読み取りが行われるが,これに限るものではない。例えば,複数のリトライ方法の選択が可能であり,複数のリトライ方法の組み合わせが可能であれば,当該組み合わせを選択可能とし,当該組み合わせによる原稿の搬送および読み取りを行ってもよい。例えば,原稿の低速搬送と原稿の向きの変更との組み合わせの場合は,原稿の低速搬送動作を開始し,さらに原稿の向きの変更に応じた画像回転を行うとよい。また,原稿の向きと面との両方の変更の場合は,原稿の向きの変更に応じた画像回転と,使用するイメージセンサの変更とを行い,さらに両面印刷であればページ順の並べ替えを行うとよい。
上述の複数のリトライ方法が選択可能なリトライ処理として,巻込みリトライ処理の応用例を,図11のフローチャートに基づいて説明する。図11の巻込みリトライ処理では,図6の巻込みリトライ処理と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
応用例における巻込みリトライ処理では,原稿の取除きが完了した後(S201:YES),スキャナ100は,リトライ方法の選択画面を表示部42に表示させる(S902)。スキャナ100は,図7に示したような択一的に1つのリトライ方法を選択させる選択画面ではなく,図12に示すような複数のリトライ方法が選択可能な選択画面を表示部42に表示させる。
リトライ方法の選択が完了した後,スキャナ100は,全ての選択肢について選択が有るか否かを判断する。具体的に,スキャナ100は,原稿の面を表裏反対にセットする方法の選択が有るか否かを判断する(S903)。
原稿の面を表裏反対にセットする方法の選択が有る場合(S903:YES),スキャナ100は,両面読み取りが設定されたジョブか否かを判断する(S211)。両面読み取りが設定されたジョブの場合(S211:YES),スキャナ100は,両面読み取りを行うフラグをセットする(S912)。さらに,ページ順の並べ替えを設定する(S213)。一方,片面読み取りのジョブの場合(S211:NO),読み取りで使用するイメージセンサをイメージセンサ21からイメージセンサ22に変更する(S214)。そして,裏面の読み取りを行うフラグをセットする(S915)。なお,S912およびS915では,スキャナ100は,フラグをセットするのみであり,原稿の搬送動作や読み取り動作を開始しない。
S213あるいはS915の後,あるいは原稿の面を表裏反対にセットする方法の選択が無い場合(S903:NO),スキャナ100は,原稿の向きを変更する方法の選択が有るか否かを判断する(S904)。原稿の向きを変更する方法の選択が有る場合(S904:YES),スキャナ100は,画像回転を設定する(S222)。なお,原稿の向きの変更は,原稿の縦横の変更と,原稿の前後の変更との一方のみならず,両方であってもよい。そのため,S222では,両変更の選択状態に応じた回転量が設定される。
S222の後,あるいは原稿の向きを変更する方法の選択が無い場合(S904:NO),スキャナ100は,原稿の搬送速度を低速に設定する方法の選択が有るか否かを判断する(S905)。原稿の搬送速度を低速に設定する方法の選択が有る場合には(S905:YES),スキャナ100は,低速搬送による原稿の搬送動作を開始する(S931)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせて読み取りを開始する。このとき,S912による両面読み取りを行うフラグがセットされている場合には,イメージセンサ21およびイメージセンサ22による両面の読み取り動作を開始する。また,S914による裏面の読み取りを行うフラグがセットされている場合には,イメージセンサ22による反対面の読み取り動作を開始する。
一方,原稿の搬送速度を低速に設定する方法の選択が無い場合には(S905:NO),スキャナ100は,搬送速度を変更せずに,原稿の搬送動作を開始する(S906)。スキャナ100は,原稿の搬送が開始されると,搬送される原稿に合わせて読み取りを開始する。S906では,S931と同様に,S912あるいはS914によってセットされたフラグに従って読み取り動作を開始する。
S906あるいはS931の後,スキャナ100は,再セットされた原稿のリトライに成功したか否かを判断する(S251)。S251以降の処理は,図6の巻込みリトライ処理と同じである。この応用例のように,複数の選択肢が選択可能となることで,リトライ方法の選択の幅が広くなり,よりエラーの再発の低減が期待できる。
21,22 イメージセンサ
61 搬送路
62 分離ローラ対
63 第1搬送ローラ対
64 第2搬送ローラ対
71,72,73 シートセンサ
75 巻込みセンサ
81 超音波センサ
100 スキャナ

Claims (19)

  1. 複数の搬送ローラによって原稿を搬送する搬送部と,
    前記原稿を読み取る読取部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記搬送部による原稿の搬送を停止させるエラーを検知する検知処理と,
    前記検知処理にて検知されたエラーの種類を特定する特定処理と,
    前記特定処理にて特定されたエラーの種類に応じて,搬送を停止させた原稿を前記搬送部に再搬送させる際の,ユーザに推奨する作業を報知する報知処理と,
    を実行をすることを特徴とする読取装置。
  2. 請求項1に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さである用紙長を検出する用紙長検出処理を実行し,
    前記用紙長検出処理にて検出された用紙長が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも短い場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,短シートエラーであると特定し,
    前記特定処理にて前記短シートエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する読取装置において,
    前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,
    前記制御部は,
    前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さである用紙長を検出する用紙長検出処理を実行し,
    前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,前記用紙長検出処理にて検出された用紙長が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも短い場合に,短シートエラーであると特定し,
    前記特定処理にて前記短シートエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記搬送部によって搬送される原稿の,搬送方向の長さと直交する方向の長さである用紙幅を検出する用紙幅検出処理を実行し,
    前記特定処理にて前記短シートエラーと特定され,かつ前記用紙幅検出処理にて検出された用紙幅が,搬送方向に隣り合う搬送ローラ間の間隔よりも長い場合に,前記報知処理では,原稿の縦横を逆にセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1つに記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記報知処理にて原稿の縦横を逆にセットする作業を報知した後,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合,読み取られた画像に対して,原稿の向きを,エラーを検知する前に読み取られた原稿の向きに揃えるように回転させる第1回転処理を実行することを特徴とする読取装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する読取装置において,
    原稿の搬送方向と前記搬送ローラの軸方向との両方に直交する方向である特定方向の位置が前記搬送部の搬送経路外となる検知位置での,原稿の有無に応じた信号を出力する経路外シートセンサを備え,
    前記制御部は,
    前記経路外シートセンサが原稿の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,巻込みエラーであると特定し,
    前記特定処理にて前記巻込みエラーであると特定された場合に,前記報知処理では,原稿の向きと面との少なくとも一方を変更してセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  7. 請求項6に記載する読取装置において,
    前記経路外シートセンサは,
    前記特定方向において,前記搬送部の搬送経路よりも上方または下方に位置し,
    前記読取部は,
    前記搬送部によって搬送される原稿の一方の面を読み取る第1読取部と,
    前記搬送部によって搬送される原稿の他方の面を読み取る第2読取部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記報知処理では,原稿の面を逆にセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  8. 請求項7に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    片面読み取りが設定され,前記報知処理にて原稿の面を逆にセットする作業を報知した後,前記第1読取部と前記第2読取部とのうち,エラーを検知する前に読み取りを行った読取部とは異なる読取部にて原稿を読み取ることを特徴とする読取装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    両面読み取りが設定されており,かつ,前記報知処理にて原稿の面を逆にセットする作業を報知した後に,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合に,前記第1読取部にて読み取られた画像と前記第2読取部で読み取られた画像の順序を並び替える並替処理を実行することを特徴とする読取装置。
  10. 請求項6に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記報知処理では,原稿の向きを変更してセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  11. 請求項10に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記報知処理にて原稿の向きを変更してセットする作業を報知した後,前記搬送部によって搬送された原稿を前記読取部に読み取らせた場合,読み取られた画像に対して,原稿の向きを,エラーを検知する前に読み取られた原稿の向きに揃えるように回転させる第2回転処理を実行することを特徴とする読取装置。
  12. 請求項6に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記報知処理では,原稿の搬送速度を下げる設定を行う作業を報知することを特徴とする読取装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1つに記載する読取装置において,
    前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,
    前記制御部は,
    前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,紙詰まりエラーであると特定し,
    前記特定処理にて前記紙詰まりエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿の搬送速度を下げる設定を行う作業を報知することを特徴とする読取装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1つに記載する読取装置において,
    前記搬送部の搬送経路上の特定位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する経路上シートセンサを備え,
    前記制御部は,
    前記搬送部によって搬送される原稿の傾きを検出する傾き検出処理を実行し,
    前記経路上シートセンサからの信号に基づく原稿の有無の変化が所定のタイミングで生じなかった場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,前記傾き検出処理にて検出される原稿の傾きが所定値よりも大きい場合に,傾き大による紙詰まりエラーであると特定し,
    前記特定処理にて前記傾き大による紙詰まりエラーと特定された場合に,前記報知処理では,原稿ガイドをセットする作業を報知することを特徴とする読取装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1つに記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記報知処理による報知後の原稿の搬送において前記検知処理にてエラーを検知した場合に,キャリアシートの使用を報知する再報知処理を実行することを特徴とする読取装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1つに記載する読取装置において,
    複数のシートが重なって搬送される重送の有無に応じた信号を出力する重送センサを備え,
    前記制御部は,
    前記重送センサが重送の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,重送エラーであることを特定し,
    前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合に,前記報知処理では,前記重送センサからの信号を無効に設定する作業を報知することを特徴とする読取装置。
  17. 請求項1から請求項15のいずれか1つに記載する読取装置において,
    原稿を収容する収容部と,
    前記収容部に収容された原稿を,前記搬送部の搬送経路に搬入する一対のローラである分離ローラ対と,
    複数のシートが重なって搬送される重送の有無に応じた信号を出力する重送センサと,
    を備え,
    前記分離ローラ対の搬送モードとして,前記分離ローラ対のローラのうち一方を他方に従動回転させる第1モードと,前記分離ローラ対のローラのうち一方を他方に反従動回転させる第2モードとがあり,
    前記制御部は,
    前記重送センサが重送の有を示す信号を出力した場合に,前記検知処理では,エラーを検知し,前記特定処理では,重送エラーであることを特定し,
    前記検知処理にてエラーが検知され,かつ,前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合であって,さらに前記第1モードが設定されていた場合に,前記報知処理では,前記第2モードを設定する作業を報知することを特徴とする読取装置。
  18. 請求項17に記載する読取装置において,
    前記制御部は,
    前記検知処理にてエラーが検知され,かつ,前記特定処理にて前記重送エラーと特定された場合であって,さらに前記第2モードが設定されていた場合に,前記報知処理にて前記重送センサからの信号を無効に設定する作業を報知することを特徴とする読取装置。
  19. 複数の搬送ローラによってシートを搬送する搬送部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記搬送部によるシートの搬送を停止させるエラーを検知する検知処理と,
    前記検知処理にて検知されたエラーの種類を特定する特定処理と,
    前記特定処理にて特定されたエラーの種類に応じて,搬送を停止させたシートを前記搬送部に再搬送させる際の,ユーザに推奨する作業を報知する報知処理と,
    を実行をすることを特徴とするシート搬送装置。
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