JP2016044791A - 車両用ディスクブレーキ装置 - Google Patents

車両用ディスクブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016044791A
JP2016044791A JP2014171557A JP2014171557A JP2016044791A JP 2016044791 A JP2016044791 A JP 2016044791A JP 2014171557 A JP2014171557 A JP 2014171557A JP 2014171557 A JP2014171557 A JP 2014171557A JP 2016044791 A JP2016044791 A JP 2016044791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
bracket
disc
caliper body
brake device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014171557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6467169B2 (ja
Inventor
智也 大野
Tomoya Ono
智也 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2014171557A priority Critical patent/JP6467169B2/ja
Priority to US14/833,814 priority patent/US10514074B2/en
Priority to TW104127542A priority patent/TWI579174B/zh
Priority to FR1557894A priority patent/FR3025165B1/fr
Priority to CN201510527316.0A priority patent/CN105383515B/zh
Priority to DE102015216185.4A priority patent/DE102015216185B4/de
Publication of JP2016044791A publication Critical patent/JP2016044791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467169B2 publication Critical patent/JP6467169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • F16D55/224Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
    • F16D55/2245Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members in which the common actuating member acts on two levers carrying the braking members, e.g. tong-type brakes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61HBRAKES OR OTHER RETARDING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR RAIL VEHICLES; ARRANGEMENT OR DISPOSITION THEREOF IN RAIL VEHICLES
    • B61H5/00Applications or arrangements of brakes with substantially radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0008Brake supports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D2055/0004Parts or details of disc brakes
    • F16D2055/0016Brake calipers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】大口径のブレーキシリンダを搭載した場合であっても、上下方向における高さが高くならない車両用ディスクブレーキ装置を提供する。
【解決手段】車両に対して固定されるブラケット10と、車両の前後方向に延びる回動軸を中心として回動するようにブラケット10に対して取り付けられるキャリパボディ20と、ブレーキ力を発生させるためのブレーキシリンダ装置2と、ブレーキ力を車両のブレーキディスクに伝達するためにキャリパボディ20に設けられた一対の梃子部30と、を備えた車両用ディスクブレーキ装置1では、ブラケット10とキャリパボディ20との取り付け位置Pは、ブレーキシリンダ装置2よりもブレーキディスク側である。
【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道車両における車輪を両側から挟むことによりブレーキ力を発生させる車両用ディスクブレーキ装置に関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されるように、鉄道車両における車輪の両側又は車軸に設けられたブレーキディスクに対して、一対のキャリパレバー(梃子部)のそれぞれでブレーキパッドを押し付けることにより、ブレーキ力を発生させるディスクブレーキ装置が知られている。この特許文献1に開示されるディスクブレーキ装置では、一対の梃子部を揺動自在に支持する基体(キャリパボディ)が、鉄道車両に固定されたブラケットに対して、鉄道車両の前後方向に延びる回動軸を中心として回動するように設けられている。これにより、車幅方向に変位しながら回転するブレーキディスクに梃子部のブレーキパッドを押し付ける際、一対の梃子部がブレーキディスクの変位に追従するように、前記回動軸を中心として回動する。これにより、梃子部のブレーキパッドをブレーキディスクに適切に面接触させることができるため、十分なブレーキ力を発生させることができる。
特開2010−281458号公報
上記回動軸はブレーキシリンダの上方に設けられるため、車両用ディスクブレーキ装置の出力を上げるためにブレーキシリンダ(流体シリンダやバネブレーキシリンダ)の径を大きくすると、車両用ディスクブレーキ装置の高さ(上下方向のサイズ)が高くなってしまう。そのため、ブレーキディスクの位置との関係で、車両用ディスクブレーキ装置の車体への取り付け位置を上方に変更したり、車両用ディスクブレーキ装置を斜めに取り付けたりしなければならなくなる。材質を変更し、回動軸部の径を小さくしたり、鉄道台車に固定されるブラケットの材質を変更して薄くしたりすることで、車両用ディスクブレーキ装置の高さを低く抑えることも、ある程度は可能であるが限界がある。
また、同様の問題は、車両用ディスクブレーキ装置の出力を上げる場合だけでなく、車両用ディスクブレーキ装置の車両前後方向の長さを短くするために、梃子比を小さくしつつ、必要な出力を確保する場合にも生じうる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、大口径のブレーキシリンダを搭載した場合であっても、上下方向における高さが高くならない車両用ディスクブレーキ装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するため、本発明のある局面に係る車両用ディスクブレーキ装置は、車両に対して固定されるブラケットと、前記車両の前後方向に延びる回動軸を中心として回動可能に、前記ブラケットに対して取り付けられるキャリパボディと、ブレーキ力を発生させるためのブレーキシリンダ装置と、前記ブレーキ力を前記車両のブレーキディスクに伝達するために前記キャリパボディに設けられた一対の梃子部と、を備え、前記ブラケットと前記キャリパボディとの取り付け位置は、前記ブレーキシリンダ装置よりも前記ブレーキディスク側である。
この構成では、ブラケットとキャリパボディとの取り付け位置をブレーキシリンダ装置よりもブレーキディスク側に配置したため、従来の構成(回動軸がブレーキシリンダ装置よりも上方の部分に設けられた構成)と比べると、ブレーキシリンダ装置を車両床側へ近づけて配置することができる。すなわち、ブレーキシリンダ装置の車両前後方向における投影面積の一部又は全部に重なるようにブラケットとキャリパボディとの取り付け位置を配置できるようになるので、車両用ディスクブレーキ装置の高さ(上下方向の高さ)は高くならない。
従って、上記の構成によると、大口径のブレーキシリンダ装置を搭載する場合であっても、上下方向における高さが高くならない。また、車両のブレーキディスクの位置との関係において、車両用ディスクブレーキ装置の車体への取り付け位置を変更したり、車両用ディスクブレーキ装置を斜めに取り付けたりする必要もない。
(2)好ましくは、前記回動軸は、前記車両の幅方向からみて前記梃子部と重なるように設けられている。この構成によると、車両の幅方向からみて回動軸が梃子部よりも上方に飛び出して配置されることがないため、車両用ディスクブレーキ装置の高さを確実に低くすることができる。
(3)好ましくは、前記回動軸は、その延長線上に、前記車両の幅方向からみて上下方向における前記ブレーキシリンダ装置の重心が配置されるように構成されている。
従来は、回動軸が、上述した重心から上方へ離間して設けられていた。すなわち、従来は、比較的重量が重いブレーキシリンダ装置の重心が、回動軸よりも下方へ離間して位置していたため、車両の横揺れに対してキャリパボディが過度に揺動していた。これに対して、この構成によると、回動軸とブレーキシリンダ装置の重心とが大きく離間することがないため、キャリパボディの過度な揺動を抑制できる。なお、ここでいう重心とは、重心点そのものを示すものの他、その周囲の点も含む概念であり、車両の横揺れに対してキャリパボディが過度に揺動しない程度、離れた点も含む概念である。
(4)好ましくは、前記キャリパボディは、前記ブラケットに対して摺動するように取り付けられている。この構成によると、従来のような、ブラケットに対してキャリパボディを回動させるための前後方向に長いピン部材が不要となるため、装置の構成を簡略化できる。
(5)好ましくは、前記車両用ディスクブレーキ装置は、中心軸が前記回動軸と同じ回動軸部を更に備え、前記回動軸部は、前記ブラケット及び前記キャリパボディの一方に対して固定され、前記ブラケット及び前記キャリパボディの他方に形成された穴部に挿入されて該穴部に対して摺動しながら回転する円柱部を有している。この構成によると、円柱部によって、ブラケットに対してキャリパボディを適切に摺動させることができる。
(6)更に好ましくは、前記車両用ディスクブレーキ装置は、前記回動軸部と、前記ブラケット及び前記キャリパボディの一方における前記回動軸部との摺動部分と、の間の部分である摺動部に設けられた複数のシール部材と、前記複数のシール部材と前記摺動部との間に封入された潤滑剤と、を更に備えている。
この構成によると、回動軸部と、前記ブラケット及び前記キャリパボディの一方との間の摺動部の摩耗を潤滑剤、例えばグリスやオイルによって低減することができる。しかも、潤滑剤が複数のシール部材と摺動部との間に封入されるため、当該部分に潤滑剤を定期的に注入する等のメンテナンスの手間を軽減することができる。
(7)好ましくは、前記ブラケットは、前記車両に取り付けられる固定部と、前記固定部に対して設けられ、該固定部側の部分を基端部として前記車両から離れる方向へ延びる延出部とを有し、前記延出部の前記ブレーキシリンダ装置側の部分は曲線的に設けられている。この構成によると、ブレーキシリンダ装置をブラケットに近接して設けることが可能となり、車両用ディスクブレーキ装置をコンパクトに構成できるようになる。
本発明によると、大口径のブレーキシリンダ径を搭載した場合であっても、車両用ディスクブレーキ装置の上下方向における高さが高くなるのを抑えることができる。
本発明の実施形態に係るディスクブレーキ装置の側面図である。 図1に示すディスクブレーキ装置を上方から視た図である。 図1に示すディスクブレーキ装置を前方から視た図である。 図1に示すディスクブレーキ装置の斜視図であって、一部の構成要素を省略し、且つ一部については断面を示す図である。 (A)及び(B)は、ブラケットの斜視図であって、それぞれ異なる方向から視た図である。 (A)及び(B)は、キャリパボディの斜視図であって、それぞれ異なる方向から視た図である。 (A)は、図2のVII-VII線における断面図であって、ロール回転機構の構成について説明するための図であり、ブレーキシリンダ装置の図示を省略して示す図である。また、(B)は、図7(A)のVIIBで示す部分の拡大図である。 変形例に係るディスクブレーキ装置の斜視図であって、一部の構成要素を省略し、且つ一部については断面を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本発明の実施形態は、鉄道車両用のディスクブレーキ装置として広く適用することができるものである。
[ディスクブレーキ装置の全体構成]
図1は、本発明の実施形態に係るディスクブレーキ装置1(の側面図である。また、図2は、ディスクブレーキ装置1を上方から視た図である。また、図3は、ディスクブレーキ装置1を前方(ブレーキディスク(図示省略)側)から視た図である。また、図4は、ディスクブレーキ装置1の斜視図であって、一部の構成要素を省略し、且つその一部については断面を示す図である。なお、各図において、説明の便宜上、前と記載された矢印が指示する方向を前側又は前方と称し、後と記載された矢印が指示する方向を後側又は後方と称し、右と記載された矢印が指示する方向を右側と称し、左と記載された矢印が指示する方向を左側と称し、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称する。各図において、前後方向は、ディスクブレーキ装置1が搭載された鉄道車両の前後方向に対応し、上下方向は、鉄道車両の上下方向(鉛直方向)に対応し、左右方向は、鉄道車両の車幅方向に対応している。
ディスクブレーキ装置1は、図1から図4に示すように、ブラケット10と、キャリパボディ20と、一対のブレーキ梃子30(梃子部)と、ブレーキシリンダ装置2とを備え、これらが互いに組み合わされることにより構成されている。
ブラケット10は、鉄道車両(図示省略、以下単に車両と記載する場合もある)の下方に配置される台車(図示省略)に固定された部材であって、台車から下方へ延びるように形成されている。
キャリパボディ20は、ブレーキシリンダ装置2が装備されるとともに、車両ロール回転方向において回転自在となるように、ブラケット10に取り付けられている。図4等に示すように、ブラケット10に対するキャリパボディ20の取り付け位置P(ブラケット10とキャリパボディ20との取り付け位置)は、ブレーキシリンダ装置2よりもブレーキディスク側である。なお、車両ロール回転方向とは、車両の進行方向(前後方向)を回転軸(回動軸)方向とする回転方向をいう。
一対のブレーキ梃子30は、それぞれが前後方向に延びるように設けられていて、前後方向における中央部分(梃子比が一対一の場合。梃子比によって前後方向の位置は異なる。)が、上下方向に延びるように設けられた一対の支点ピン41によって、キャリパボディ20における左右方向の両端部に取り付けられている。これにより、各ブレーキ梃子30は、上下方向に延びる支点ピン41を中心軸として、キャリパボディ20に揺動自在に支持される。
各ブレーキ梃子30における一方側(後方側又はブレーキディスクとは反対側)の端部31には、ブレーキシリンダ装置2が取り付けられており、このブレーキシリンダ装置2により一方側の端部31が駆動されるように構成されている。一方、各ブレーキ梃子30の他方側(前方側)の端部32には、ブレーキパッド51を保持する一対のバックプレート50が、バックプレート支持ピン42を介して揺動自在に取り付けられている。これにより、各ブレーキ梃子30は、バックプレート50を介してブレーキパッド51を支持している。
ブレーキシリンダ装置2は、シリンダ3とロッド4とを備えている。ブレーキシリンダ装置2では、シリンダ3内において圧縮空気が給気又は排気されることによりロッド4がシリンダ3に対して進退する。シリンダ3には、一方のブレーキ梃子30の端部31がシリンダ側ピン43によって揺動自在に取り付けられ、ロッド4には、他方のブレーキ梃子30の端部31がロッド側ピン44によって揺動自在に取り付けられている。なお、ブレーキシリンダ装置2は、鉄道車両を駐車するためにバネを用いたシリンダが組み合わされるものであっても構わない。
[ディスクブレーキ装置の概略動作]
上述のような構成のディスクブレーキ装置1では、ブレーキシリンダ装置2のロッド4がシリンダ3から進出すると、一対のブレーキ梃子30が支点ピン41を支軸として動作し、ブレーキパッド51でブレーキディスクを挟むように動作する。これにより、ブレーキディスクの回転が制動され、ブレーキディスクと同軸に設けられている鉄道車両の車輪(図示省略)の回転が制動される。一方、ロッド4がシリンダ3側へ退避すると、一対のブレーキ梃子30が支点ピン41を支軸として動作し、ブレーキパッド51がブレーキディスクから離間する。これにより、車輪に対する制動が解除される。
また、ブレーキディスクは車幅方向に所定の変位をするため、ディスクブレーキ装置1では、ブレーキディスク(制動面)にブレーキパッド51が押し付けられる際、一対のブレーキ梃子30が、ブレーキディスクの変位に追従するように、ロール回転方向に沿って回転する。これにより、ブレーキパッド51をブレーキディスクに適切に面接触させることができるため、ブレーキパッド51の偏磨耗を防止しつつ、ブレーキ力を確実に発生させることができる。
本実施形態に係るディスクブレーキ装置1は、ロール回転機構5を備えている。ロール回転機構5は、キャリパボディ20及びブレーキ梃子30をブラケット10に対して車両ロール回転方向に回転させるための機構である。ロール回転機構5は、ブラケット10の一部と、キャリパボディ20の一部と、回動軸部25とを有している。以下では、まず、ブラケット10の構成及びキャリパボディ20の構成を説明し、その後、ロール回転機構5の構成について説明する。
図5(A)及び(B)は、ブラケット10の斜視図であって、それぞれ異なる方向から視た図である。また、図6(A)及び(B)は、キャリパボディ20の斜視図であって、それぞれ異なる方向から視た図である。また、図7(A)は、図2のVII-VII線における断面図であって、ロール回転機構5の構成について説明するための図であり、ブレーキシリンダ装置2の図示を省略して示す図である。また、図7(B)は、図7(A)のVIIBで示す部分の拡大図である。
[ブラケットの構成]
ブラケット10は、金属材料等によって一体に形成された部材である。ブラケット10は、図5及び図7に示すように、車両の底部に配置される台車に対して取り付けられる部分として設けられている固定部11と、固定部11から下方へ延びる延出部15とを有し、これらが一体に形成されている。なお、別体で形成された固定部11と延出部15とを一体に結合するようにしても構わない。
固定部11は、矩形枠状に形成された枠部12と、該枠部12の四隅にそれぞれ形成された穴部13とを有し、これらが一体に形成されている。4つの穴部13は、ブラケット10を車両の底部に配置される台車にボルト締めによって締結するためのボルト穴として設けられている。
延出部15は、枠部12の下面における前方側の部分から下方へ延びるように設けられている。また、該延出部15における後方側の部分は、上方側の部分から大きく弧を描くように前方側の下方へ伸びるように設けられている。当該部分を、上述のように弧を描くように曲線的に設けることで、ブレーキシリンダ装置2との干渉を防止しつつ、延出部15の前後方向における肉厚を確保し、更にブラケット10に応力集中が発生しにくくできる。その結果、ブラケット10をコンパクトに構成できるようになるので、ディスクブレーキ装置1全体としてもコンパクトに構成することができる。また延出部15における先端側(下端側)の部分は、キャリパボディ20を保持する保持部16として設けられている。
保持部16は、円板部17及び膨出部18を有し、これらが一体に形成されている。円板部17は、前後方向に対して垂直な方向に広がる円板状の部分として設けられている。膨出部18は、前後方向から視た円板部17の中央部分から前方へ延びる円柱状の部分として設けられている。円板部17及び膨出部18は、同心となるように設けられている。膨出部18の外径は、円板部17の外径よりも小さい。
保持部16には、前後方向から視た中央部分に、該保持部16を前後方向に貫通する貫通孔16aが形成されている。また、保持部16における円板部17側の部分には、後方から前側へ凹む凹部16bが形成されている。凹部16bは、後方から視た形状が、円形状となるように形成されている。凹部16bの内径は、貫通孔16aの内径よりも大きい。
[キャリパボディの構成]
キャリパボディ20は、図6及び図7に示すように、前後方向に開口する貫通孔21aが形成されたキャリパボディ基部21と、該キャリパボディ基部21における左右方向の各端部に設けられた筒部22とを有し、これらが一体に形成されている。キャリパボディ基部21の前側の面及び後側の面は、ともに平坦な面によって構成されている。
貫通孔21aは、前後方向から視たキャリパボディ基部21の中央部分(上下方向及び左右方向における中央部分)に形成されている。貫通孔21aの内径は、保持部16の膨出部18の外径と、概ね同じである。筒部22には、貫通孔22aが上下方向に延びるように形成されている。筒部22の上端部及び下端部のそれぞれには、ブレーキ梃子30が支点ピン41によって揺動自在に取り付けられている。
キャリパボディ基部21の後側の面には、貫通孔21aと同心状に設けられた環状溝部21bが形成されている。この環状溝部21bには、リング状に形成されたシール部材23が嵌め込まれている(図7(B)参照)。
キャリパボディ基部21の内周縁部における前側の部分には、前方から後側へ凹む凹部21cが形成されている。凹部21cは、前方から視た形状が、円形状となるように形成されている。凹部21cの内径は、貫通孔21aの内径よりも大きい。
[ロール回転機構の構成]
ロール回転機構5は、上述したブラケット10の保持部16、上述したキャリパボディ基部21、及び回動軸部25を有している。
回動軸部25は、ブラケット10に対してキャリパボディ20を回転させるためのものである。キャリパボディ20は、当該回動軸部25の中心軸CL(回動軸)を中心として回動可能である。回動軸部25は、図3及び図4等に示すように、一対のブレーキ梃子30の間に設けられ、車両の幅方向からみて、ブレーキ梃子30と重なるように設けられている。より具体的には、回動軸部25の中心軸CLの延長線上には、車両の幅方向からみて、ロッド4の中心(車両の幅方向からみて、上下方向におけるブレーキシリンダ装置2の重心位置の近傍となる)が配置されている。
なお、回動軸部25の中心軸CLの延長線上に、車両の幅方向からみて、上下方向におけるブレーキシリンダ装置2の重心位置が配置されるようにしても構わない。これにより、キャリパボディ20の過度な揺動をより抑制しやすくなる。
また、回動軸部25の中心軸CLの延長線上に図示しないブレーキディスクの回転中心が位置するように配置しても構わない。これにより、ブレーキパッド51をブレーキディスクの形状に合わせて上下対称の形状とすることができ、よりバランスよくブレーキ力を発生させることができる。
回動軸部25は、図7等を参照して、円柱状に形成された軸部26と、該軸部26と同心状に設けられた円板部27(円柱部)とを有し、これらが一体に形成されている。なお、別体に構成された軸部26と円板部27とが一体的に結合されていても構わない。
軸部26は、前後方向に延びる円柱状に形成された部分である。軸部26の外径は、ブラケット10の保持部16に形成された貫通孔16aと概ね同じである。軸部26の外周面には、環状の溝部26aが形成されている。この溝部26aには、リング状に形成されたシール部材28が嵌め込まれている。
円板部27は、軸部26よりも前後方向に薄い円板状に形成された部分である。円板部27の外径は、キャリパボディ基部21に形成された凹部21cの内径と概ね同じである。円板部27の外周面には、環状の溝部27aが形成されている。この溝部27aには、リング状に形成されたシール部材29が嵌め込まれている。
ロール回転機構5は、保持部16、キャリパボディ基部21、及び回動軸部25が互いに組み合わせられることにより、形成される。具体的には、ロール回転機構5では、図7に示すように、保持部16の膨出部18がキャリパボディ基部21に形成された貫通孔21aに挿通している。この状態において、回動軸部25における軸部26が保持部16の貫通孔16aに挿通し、且つ円板部27がキャリパボディ基部21の凹部21cの内周面に挿通している。
回動軸部25における軸部26側の端部は、保持部16に対して、ナット状に形成された軸止め部35によって回転止めされている。具体的には、軸止め部35の内周面には雌ネジが形成されていて、雄ネジが形成された軸部26の後側の部分と螺合している。これにより、円板部27及び軸止め部35によって膨出部18が挟まれて保持された状態となるため、回動軸部25は、保持部16に対して回転不能に固定される。なお、上述のように軸止め部35を軸部26に螺合する際、円板部27における前側の面に形成された穴部27bに棒状の器具(六角レンチ等)を挿入して該円板部27の回転を規制することにより、軸止め部35を軸部26に対して適切なトルクで固定することができる。
一方、キャリパボディ20は、回動軸部25及び保持部16に対して摺動しながら回動可能である。具体的には、キャリパボディ20では、凹部21cの内周面がシール部材29を介して回動軸部25の円板部27の外周面に対して摺動しながら回動すると同時に、貫通孔21aの内周面が保持部16の膨出部18の外周面に対して摺動しながら回動する。このとき、キャリパボディ基部21の後側の面は、保持部16の円板部17の前側の面に対して摺動しながら回動する。
また、ロール回転機構5において、キャリパボディ基部21と、保持部16及び回動軸部25との間の部分である摺動部は、潤滑用グリス又は潤滑油OILなどの潤滑剤によって潤滑されている。具体的には、ロール回転機構5では、潤滑用グリス又は潤滑油OILが、シール部材23,29と、上記摺動部との間に封入されている。これにより、潤滑用グリス又は潤滑油OILを定期的に注入する等のメンテナンスの手間を軽減しつつ、ロール回転機構5における摺動部の潤滑を確実に行うことができる。
[ロール回転機構の動作]
ディスクブレーキ装置1では、車幅方向に所定の幅で変位しながら回転するブレーキディスク(制動面)にブレーキパッド51が押し付けられる際、ロール回転機構5は、以下のように動作する。具体的には、車輪及びブレーキディスクが回転する際にロール回転方向に変位すると、これに合わせて、ブレーキディスクを挟んだ状態のブレーキ梃子30が、ロール回転機構5によってロール回転方向(車両前後方向に延びる軸を回転中心として回転する方向)に回動する。このとき、キャリパボディ基部21は、ブラケット10の保持部16及び回動軸部25に対して潤滑用グリス又は潤滑油OILを介して回動するため、キャリパボディ20が回動する。これにより、一対のブレーキ梃子30がブレーキディスクの車幅方向の変位に追従するようにロール回転方向に沿って回転する。よって、ブレーキパッド51をブレーキディスクに適切に面接触させることができるため、十分なブレーキ力を発生させることができるとともに、ブレーキパッド51における特定の部位が極端に摩耗してしまうこと(いわゆる偏摩耗)を防止できる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係るディスクブレーキ装置1では、ブラケット10とキャリパボディ20との取り付け位置Pをブレーキシリンダ装置2よりもブレーキディスク側に配置したため、従来の構成(回動軸がブレーキシリンダ装置よりも上方の部分に設けられた構成)と比べると、ブレーキシリンダ装置2を車両床側へ近づけて配置することができる。すなわち、車両前後方向からみた場合において、ブラケット10に対するキャリパボディ20の取り付け位置Pと、ブレーキシリンダ装置2とが重なるように前記取り付け位置Pを配置できるため、ディスクブレーキ装置の高さ(上下方向の高さ)は高くならない。
従って、ディスクブレーキ装置1では、大口径のブレーキシリンダ装置2を搭載する場合であっても、上下方向における高さが高くならない。
また、ディスクブレーキ装置1では、車両のブレーキディスクの位置との関係において、ディスクブレーキ装置1の車体への取り付け位置を変更する必要もない。こうすると、既にディスクブレーキ装置に搭載しているブレーキシリンダ装置の代わりに、口径が異なる別のブレーキシリンダ装置を搭載しても、ブレーキディスクとの位置関係が変わらないため、後の仕様変更にも容易に対応することができる。
また、ディスクブレーキ装置1では、車両の幅方向からみて回動軸部25の中心軸CLがブレーキ梃子30よりも上方に飛び出して配置されることがないため、ディスクブレーキ装置1の高さを確実に低くすることができる。
また、従来は、回動軸部の中心軸が、ブレーキシリンダ装置の重心から上方へ離間して設けられていた。すなわち、従来は、比較的重量が重いブレーキシリンダ装置の重心が、回動軸部の中心軸よりも下方へ離間して位置していたため、車両の横揺れに対してキャリパボディが過度に揺動していた。これに対して、ディスクブレーキ装置1では、回動軸部25の中心軸CLとブレーキシリンダ装置2の重心とが大きく離間することがないため、キャリパボディ20の過度な揺動を抑制できる。
また、ディスクブレーキ装置1では、従来のような、ブラケットに対してキャリパボディを回動させるための前後方向に長いピン部材が不要となるため、装置の構成を簡略化できる。
また、ディスクブレーキ装置1では、円板部27によって、ブラケット10に対してキャリパボディ20を適切に摺動させることができる。
また、ディスクブレーキ装置1では、回動軸部25と、ブラケット10及びキャリパボディ20の一方との間の摺動部の摩耗を潤滑剤、例えばグリスやオイルによって低減することができる。しかも、潤滑剤が複数のシール部材23,29と摺動部との間に封入されるため、当該部分に潤滑剤を定期的に注入する等のメンテナンスの手間を軽減することができる。
また、ディスクブレーキ装置1では、ブレーキシリンダ装置2をブラケット10に近接して設けることが可能となり、ディスクブレーキ装置1をコンパクトに構成できるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができる。例えば、次のような変形例を実施してもよい。
(1)上記実施形態では、ロール回転機構5を、キャリパボディ20がブラケット10の保持部16及び回動軸部25に対して回転するように構成したが、これに限らず、回動軸部及びキャリパボディが、ブラケットの保持部に対して回転するように構成してもよい。
(2)また、上記実施形態では、回動軸部25は、その中心軸CLの延長方向が、車両の幅方向からみて、ロッド4の中心(車両の幅方向からみて、上下方向におけるブレーキシリンダ装置2の重心位置の近傍となる)と重なるように配置されているが、これに限らず、ブラケット10とキャリパボディ20との取り付け位置Pが、ブレーキシリンダ装置2よりもブレーキディスク側に配置されていれば、どのような位置に配置されていてもよい。
(3)また、上記実施形態では、キャリパボディ20がブラケット10に対して摺動するように設けられているが、これに限らず、キャリパボディ20がブラケット10に対して摺動しない構成であってもよい。具体的には、キャリパボディ20が、ブラケット10に対して直接的に摺動することなく、何らかの部材、例えばベアリングやすべり軸受などを介してブラケット10に対して回転自在に設けられていてもよい。
(4)また、上記実施形態では、回動軸部25が円板部27を有する構成としたが、これに限らず、キャリパボディ20がブラケット10に対して回動自在であれば、回動軸部25の形状はどのような形状であってもよい。
(5)また、上記実施形態では、キャリパボディ20と、ブラケット10及び回動軸部25との間の摩擦力を、潤滑用グリス又は潤滑油OILによって低減する構成としたが、これに限らず、例えば軸受等を設けることにより、両者の間の摩擦力を低減する構成としてもよい。
(6)図8は、変形例に係るディスクブレーキ装置1aの斜視図であって、一部の構成要素を省略し、且つ一部については断面を示す図である。本変形例に係るディスクブレーキ装置1aは、上記実施形態の場合と比べて、ロール回転機構の構成が異なっている。より具体的には、本変形例のロール回転機構5aは、上記実施形態のロール回転機構5と比べて、ブラケットの保持部、及び回動軸部の構成が異なっている。以下では、上記実施形態と異なる部分について主に説明し、その他の部分については説明を省略する。
本変形例のブラケット10aの保持部19は、上記実施形態の保持部16と同様、円板部17及び膨出部18を有し、これらが一体に形成されている。一方、保持部19は、上記実施形態の保持部16と異なり、貫通孔16a及び凹部16bが省略された構成となっている。また、本変形例の回動軸部36は、円板状に形成された円板部37によって構成されている。この円板部37は、上記実施形態の回動軸部25の円板部27と同じ形状である。
本変形例に係るロール回転機構5aでは、図8に示すように、前後方向に密着した保持部19及び回動軸部36が、これらを前後方向に貫通する2本のボルト38によって互いに対して固定されている。
そして、キャリパボディ20は、上述のように互いに対して固定された保持部19及び回動軸部36に対して、上記実施形態の場合と同様に回転する。すなわち、ロール回転機構を、本変形例に係るロール回転機構5aのように構成しても、上記実施形態の場合と同様、ブレーキ梃子30を適切にロール回転方向に沿って回転することができる。
また、本変形例によれば、上記実施形態の場合と比べて、ブラケット及び回動軸部の形状を簡素化できるとともに軸止め部35等の構成要素を省略できるため、ロール回転機構の構成を簡素化できる。
なお、本変形例では、図8に示すように、ボルト頭部38aを有するボルト38によって保持部19及び回動軸部36を締結したが、これに限らず、ボルト頭部を有さないボルト(すなわち、外周部分にネジ山が形成された棒状の部分のみで構成されたボルト)によって、保持部19及び回動軸部36を締結してもよい。
本発明は、鉄道車両における車輪を両側から挟むことによりブレーキ力を発生させるディスクブレーキ装置に用いることができる。
1,1a ディスクブレーキ装置(車両用ディスクブレーキ装置)
2 ブレーキシリンダ装置
3 シリンダ
4 ロッド
10,10a ブラケット
20 キャリパボディ
25,36 回動軸部
30 ブレーキ梃子(梃子部)

Claims (7)

  1. 車両に対して固定されるブラケットと、
    前記車両の前後方向に延びる回動軸を中心として回動可能に、前記ブラケットに対して取り付けられるキャリパボディと、
    ブレーキ力を発生させるためのブレーキシリンダ装置と、
    前記ブレーキ力を前記車両のブレーキディスクに伝達するために前記キャリパボディに設けられた一対の梃子部と、
    を備え、
    前記ブラケットと前記キャリパボディとの取り付け位置は、前記ブレーキシリンダ装置よりも前記ブレーキディスク側であることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ディスクブレーキ装置において、
    前記回動軸は、前記車両の幅方向からみて前記梃子部と重なるように設けられていることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用ディスクブレーキ装置において、
    前記回動軸は、その延長線上に、前記車両の幅方向からみて上下方向における前記ブレーキシリンダ装置の重心が配置されるように構成されていることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ディスクブレーキ装置において、
    前記キャリパボディは、前記ブラケットに対して摺動するように取り付けられていることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスクブレーキ装置において、
    中心軸が前記回動軸と同じ回動軸部を更に備え、
    前記回動軸部は、前記ブラケット及び前記キャリパボディの一方に対して固定され、前記ブラケット及び前記キャリパボディの他方に形成された穴部に挿入されて該穴部に対して摺動しながら回転する円柱部を有していることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  6. 請求項5に記載の車両用ディスクブレーキ装置において、
    前記回動軸部と、前記ブラケット及び前記キャリパボディの一方における前記回動軸部との摺動部分と、の間の部分である摺動部に設けられた複数のシール部材と、
    前記複数のシール部材と前記摺動部との間に封入された潤滑剤と、
    を更に備えていることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用ディスクブレーキ装置において、
    前記ブラケットは、
    前記車両に取り付けられる固定部と、
    前記固定部に対して設けられ、該固定部側の部分を基端部として前記車両から離れる方向へ延びる延出部と
    を有し、
    前記延出部の前記ブレーキシリンダ装置側の部分は曲線的に設けられていることを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置。
JP2014171557A 2014-08-26 2014-08-26 車両用ディスクブレーキ装置 Active JP6467169B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171557A JP6467169B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 車両用ディスクブレーキ装置
US14/833,814 US10514074B2 (en) 2014-08-26 2015-08-24 Railway vehicle disc brake apparatus
TW104127542A TWI579174B (zh) 2014-08-26 2015-08-24 鐵道車輛用之碟煞裝置
FR1557894A FR3025165B1 (fr) 2014-08-26 2015-08-25 Appareil de frein a disque de vehicule ferroviaire
CN201510527316.0A CN105383515B (zh) 2014-08-26 2015-08-25 铁路车辆用盘式制动装置
DE102015216185.4A DE102015216185B4 (de) 2014-08-26 2015-08-25 Fahrzeug-Scheibenbremsenvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014171557A JP6467169B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 車両用ディスクブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016044791A true JP2016044791A (ja) 2016-04-04
JP6467169B2 JP6467169B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=55312458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014171557A Active JP6467169B2 (ja) 2014-08-26 2014-08-26 車両用ディスクブレーキ装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10514074B2 (ja)
JP (1) JP6467169B2 (ja)
CN (1) CN105383515B (ja)
DE (1) DE102015216185B4 (ja)
FR (1) FR3025165B1 (ja)
TW (1) TWI579174B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021516315A (ja) * 2018-04-13 2021-07-01 中車青島四方机車車輛股▲フン▼有限公司 軌道車両用の高速列車軌間可変台車

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7444756B2 (ja) * 2020-10-28 2024-03-06 ナブテスコ株式会社 ブレーキキャリパ装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB786090A (en) * 1955-04-02 1957-11-13 Girling Ltd Improvements in or relating to disc brakes for railway vehicles
JPH01166144U (ja) * 1988-04-27 1989-11-21
JPH0351524A (ja) * 1989-07-07 1991-03-05 American Standard Inc キャリパ型ディスクブレーキ組立体及び回転体ブラケットの枢支接続装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2258570A (en) * 1941-03-03 1941-10-07 Timken Roller Bearing Co Railway car axle bearing
US2890767A (en) * 1955-04-25 1959-06-16 American Steel Foundries Rotor brake
US4374552A (en) * 1979-06-29 1983-02-22 Horton Manufacturing Co., Inc. Pivoted lever caliper brake
JPS6078667U (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 アップリカ葛西株式会社 手押車のハンドル高さ調整機構
US5165410A (en) * 1987-05-15 1992-11-24 Medical & Scientific Enterprises, Inc. Position indicating system for a multidiagnostic scanner
US7328778B2 (en) * 2005-08-04 2008-02-12 Hillmar Industries Ltd. Wheel brake caliper
SE531450C2 (sv) 2006-04-07 2009-04-07 Faiveley Transport Nordic Ab Skivbromscaliper
US20080000731A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Wabtec Holding Corporation Power screw disc brake caliper assembly
JP4712011B2 (ja) 2007-09-18 2011-06-29 曙ブレーキ工業株式会社 ディスクブレーキのブレーキトルク受け機構
AT508608A1 (de) * 2009-07-16 2011-02-15 Siemens Ag Oesterreich Bremsträger in fahrwerkrahmen für schienenfahrzeuge
JP4951103B2 (ja) 2010-09-22 2012-06-13 ナブテスコ株式会社 鉄道車両用ディスクブレーキ装置
EP2784341B1 (en) 2011-11-25 2016-09-21 Nabtesco Corporation Brake cylinder device and disk brake device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB786090A (en) * 1955-04-02 1957-11-13 Girling Ltd Improvements in or relating to disc brakes for railway vehicles
JPH01166144U (ja) * 1988-04-27 1989-11-21
JPH0351524A (ja) * 1989-07-07 1991-03-05 American Standard Inc キャリパ型ディスクブレーキ組立体及び回転体ブラケットの枢支接続装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021516315A (ja) * 2018-04-13 2021-07-01 中車青島四方机車車輛股▲フン▼有限公司 軌道車両用の高速列車軌間可変台車
JP7036932B2 (ja) 2018-04-13 2022-03-15 中車青島四方机車車輛股▲フン▼有限公司 軌道車両用の高速列車軌間可変台車

Also Published As

Publication number Publication date
FR3025165A1 (fr) 2016-03-04
JP6467169B2 (ja) 2019-02-06
CN105383515A (zh) 2016-03-09
TW201615458A (zh) 2016-05-01
FR3025165B1 (fr) 2019-05-24
DE102015216185A1 (de) 2016-03-03
DE102015216185B4 (de) 2022-07-21
TWI579174B (zh) 2017-04-21
US10514074B2 (en) 2019-12-24
CN105383515B (zh) 2018-07-31
US20160061277A1 (en) 2016-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6001091B2 (ja) 鉄道車両用ディスクブレーキ装置
WO2011111822A1 (ja) 鉄道車両用ブレーキライニング
DE102005034861A1 (de) Schienenfahrzeugbremsvorrichtung mit selbst stabilisierenden Bremsbelägen
KR20130126484A (ko) 디스크 브레이크 패드 및 브레이크 캘리퍼 장치
JP6467169B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置
JP6392591B2 (ja) アルミ製ステアリングナックル
JP6690738B2 (ja) ディスクブレーキ装置
JP2022071730A (ja) ブレーキキャリパ装置
JP4909948B2 (ja) キャリパブレーキ装置
JP2018128097A (ja) キャリパ装置
JP6480817B2 (ja) ブレーキ装置
KR101608860B1 (ko) 차량용 디스크 브레이크
JP2008051170A (ja) 鉄道車両用キャリパブレーキ装置
WO2015040652A1 (ja) ディスクブレーキ装置
JP2022071731A (ja) ブレーキキャリパ装置
JP2008051169A (ja) 鉄道車両用キャリパブレーキ装置
CN101788027A (zh) 一种汽车盘式制动器
JP2008151168A (ja) ディスクブレーキ装置
JPS6338566B2 (ja)
JP6660216B2 (ja) ブレーキ支持部材及びこれを備えるブレーキ装置
JP2011178249A (ja) 手押台車
JPH08145088A (ja) スライドピン式キャリパ浮動型ディスクブレーキ
JP4939441B2 (ja) ブレーキアーム支持構造
JP2010274811A (ja) キャスター
RU2700909C2 (ru) Узел цапфы и односторонней ступицы переднего управляемого колеса с одной степенью свободы трёхколейных транспортных средств с компоновкой 2+1

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250