JP2011178249A - 手押台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪の向く方向を常にスムーズに変更できる手押台車を提供する。
【解決手段】ハンドルのシャフト27の下端を、平行リンク部59の後側リンク61の中央部に固定する。平行リンク部59の前側リンク63の中央部に、長さ方向に延びる方向変更リンク65の中央部を固定する。方向変更リンク65の前端部と、一方側のブラケット43の前方連結部49とを、前側連結リンク69により連結し、方向変更リンク65の後端部と、他方側のブラケット43の後方連結部51とを、後側連結リンク73により連結する。方向変更リンク65の前端部及び一方側のブラケット43の前方連結部49と前側連結リンク69を回転可能に接続し、方向変更リンク65の後端部及び他方側のブラケット43の後方連結部51と後側連結リンク73を回転可能に接続する。
【選択図】図3

Description

本発明は、工場内や作業現場で荷物等を載せて手軽に運搬するのに使用する手押台車に関する。
工場内や作業現場で荷物等を運搬するのに使用される手押台車は、車軸を中心として回転可能な車輪が設けられた荷台の後側に手押部を取り付けた構造を有している。このような台車の進行方向の変更は、車輪を垂直軸を中心として回動できるように荷台に取り付けておき、手押部を手動で操作することにより行っているが、例えば特許文献1に記載されているように、車輪の向く方向を変化させるように作動する方向変更リンク機構を設けておき、この方向変更リンク機構をハンドルを操作することにより作動させて台車の進行方向を変更できるように構成した台車も用いられている。
特開2000−272519号公報(図15)
しかしながら、特許文献1記載の手押台車では、一端部及び他端部が、車輪を支持する回動可能な一対のブラケットの後側にそれぞれ設けられているリンクに、回転可能な状態で接続された長い連結リンクと、この連結リンクの長さ方向中央に回転可能な状態で接続された方向変更リンクとから方向変更リンク機構を構成し、ハンドルの操作により方向変更リンクを揺動させて連結リンクを右側又は左側に移動させ、一対の車輪の向く方向を変化させるものであるため、連結リンクと一方のブラケットのリンクとの接続点、連結リンクと方向変更リンクとの接続点、および、連結リンクと他方のブラケットのリンクとの接続点の3つの接続点を同時に同じように動かすことになる。したがって、特許文献1記載の手押台車では、方向変更リンク機構の円滑な作動が損なわれ、手押台車の進行方向をスムーズに変更できないおそれがある。
そこで本発明は、車輪の向く方向を常にスムーズに変更できる手押台車の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の手押台車は、荷台と、この荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に設けられた一対の後輪と、前記荷台の裏面前側に設けられた一対の前輪と、前記一対の後輪に接続され、この一対の後輪の向く方向を変化させるように作動する方向変更リンク機構と、前記荷台の後側に配置され、前記方向変更リンク機構を作動させるハンドルと、を備えた手押台車であって、前記後輪はそれぞれ、前記荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に取り付けられた後側ブラケットに回転可能に支持され、前記方向変更リンク機構は、前記一対の後輪の間で長さ方向に延びるように配置された、長さ方向中央部を中心として回転できる方向変更リンクと、この方向変更リンクの後端部に一端部が回転可能に連結され、一方の前記後側ブラケットの後側に他端部が回転可能に連結された後側連結リンクと、前記方向変更リンクの前端部に一端部が回転可能に接続され、他方の前記後側ブラケットの前側に他端部が回転可能に接続された前側連結リンクと、を有していて、前記ハンドルは、前記方向変更リンクを長さ方向中央部を中心として回転させて前記方向変更リンク機構を作動させる、といった構成を有している。方向変更リンクはハンドルの操作により回転するが、例えば、後輪が直進方向を向く状態で、長さ方向に又は長さ方向と平行に延びている。
一対の前輪のそれぞれに押し付けられて一対の前輪にブレーキをかける一対の揺動ブレーキプレートと、荷台の後側に配置され、この揺動ブレーキプレートを作動させるブレーキレバーと、を有するブレーキ機構を備えていることが好ましい。揺動ブレーキプレートは、例えば一端部を中心として、前輪と離接するように揺動する。
ブレーキ機構を、一端側及び他端側にそれぞれ、押し付け用アーム(押し付け用突出部)が設けられた回転ブレーキシャフトを有するものとし、揺動ブレーキプレートをそれぞれ、バネ手段によって押し付け用アームに押し付けられるように付勢し、ブレーキレバーを、連結シャフトを介して回転ブレーキシャフトに接続し、このブレーキレバーの操作により、回転ブレーキシャフトを回転させて押し付け用アームを回転させることができるようにしておくのが効果的である。ここでは、揺動ブレーキプレートが、押し付け用アームの第1のアーム位置への回転により、前輪と離れた第1のプレート位置に揺動し、押し付け用アームの第2のアーム位置への回転により、前輪に押し付けられる第2のプレート位置に揺動するように構成することができる。
押し付け用アームの先端部に押圧ローラを回転可能に設けておき、この押圧ローラを揺動ブレーキプレートに押し付けておくのが好ましい。また、揺動ブレーキプレートに、押し付け用アームが第2のアーム位置に回転したときに、押圧ローラの外周面が入り込むストッパ凹部を形成しておくのが効果的である。
本発明では、連結リンクを、方向変更リンクの後端部と一方の後側ブラケットの後側とを連結する部分、および、方向変更リンクの前端部と他方の後側ブラケットの前側とを連結する部分に分割したので、後輪の向く方向を円滑に変更できる。
本発明に係る手押台車の斜視図である。 手押台車の裏面図である。 方向変更リンク機構の構成を示す斜視図である。 方向変更リンク機構の作動状態を説明する図である。 ブレーキ機構本体の構成を示す斜視図である。 抜け止めプレートを示す図である。 揺動ブレーキプレート部分の側面図である。 前側タイヤにブレーキを掛けた状態を示す斜視図である。 前側タイヤにブレーキを掛けた状態を示す側面図である。 軽くブレーキを掛けた状態を示す図である。
図1は本発明に係る手押台車の斜視図である。
手押台車1は、長方形状の金属製荷台3と、この荷台3の裏面に取り付けられた一対の後側車輪体5及び一対の前側車輪体7と、荷台3の後側に固定され、上方に突出して延びる手押部9と、荷台3の後側に回転可能に配置されたハンドル11と、このハンドル11に連結された方向変更リンク機構13と、荷台3の後側に揺動可能に配置されたブレーキレバー15と、このブレーキレバー15に連結されたブレーキ機構本体17(図2参照)と、を備えていて、荷台3上に荷物(図示せず)を載せて運搬するのに用いられる。ブレーキレバー15とブレーキ機構本体17はブレーキ機構を構成する。手押部9は、荷台3の上面の後端部左右両側から上方に延びる一対の側方パイプ部19と、この一対の側方パイプ部19の上端間に延びる水平パイプ部21と、を一体的に有して門形に形成されている。ハンドル11は、水平パイプ部21に設けられた上側軸受け23及び荷台3の後端に設けられた下側軸受け25に通されて回転可能に支えられた垂直回転シャフト27と、この垂直回転シャフト27の上端に長さ方向中央部が固定されて水平方向に延びるハンドル本体31とから一体的に形成され、ハンドル本体31の長さ方向両側にはグリップ33が設けられている。また、ブレーキレバー15は、荷台3の後端に設けられたブラケット35に、支持ピン37で回転可能に支えられていて、支持ピン37を中心として揺動できるように構成されている。
図2は手押台車1の裏面図、図3は方向変更リンク機構13の構成を示す斜視図である。
後側車輪体5はそれぞれ、天板部39及び左右一対の側板部41から一体的に形成された、天板部39が荷台3の裏面に垂直軸を中心として回動可能に取り付けられている後側ブラケット43と、車軸45及びこの車軸45に回転可能に取り付けられた後側タイヤ(後輪)47を有し、この車軸45がブラケット43の側板部41間に通されて、ブラケット43に支えられた後側車輪48と、から構成され、一方側(図2上左側)のブラケット43の天板部39には前方に突出する前方連結部49が形成され、他方側(図2上右側)のブラケット43の天板部39には後方に突出する後方連結部51が形成されている。後側ブラケット43は、例えば、天板部39(連結部を含まない長方形の天板部)の中心を軸として回動できるように構成されている。後側ブラケット43を回転させるために、ここでは、一対の軌道盤38、40及びこの一対の軌道盤38、40に挟まれて配置された、軌道体を有する保持器(図示せず)を備えたスラストボールベアリング(ターンテーブル)42が用いられていて、一方の軌道盤38が荷台3の裏面に固定され、天板部39の上面が他方の軌道盤40に固定され、後側ブラケット43が他方の軌道盤40とともに一方の軌道盤38に対して回転するように構成されている。あるいは、スラストベアリングを有するターンテーブル42が用いられていて、このターンテーブル42を天板部39と荷台3の裏面との間に配置し、後側ブラケット43が荷台3に対して回転するように構成されている。また、車軸45のブラケット43の側板部41への取り付けは、側板部41の下端部に形成された取り付け凹部50に車軸45を嵌め込み、側板部41を、車軸45にねじ付けた一対のナット52で挟み付けることにより行われている。
荷台3の裏面には、一対の後側車輪体5の間に凹部53が形成されていて、この凹部53を横切るように、前後一対のブリッジプレート55が前後方向に間隔を設けて固定されている。一対のブリッジプレート55の長さ方向中央部下面には前後方向に延びる支持プレート57が固定されていて、荷台3の後端から突出したこの支持プレート57の後端部に下側軸受け25が形成されている。下側軸受け25を貫通したハンドル11の垂直回転シャフト27の下端は、平行リンク部59の幅方向に延びる(直進状態の場合)後側リンク61の長さ方向中央部に固定され、平行リンク部59の、後側リンク61と向かい合い、幅方向に延びる(直進状態の場合)前側リンク63の長さ方向中央部下面には、長さ方向に延びる(直進状態の場合)方向変更リンク65の長さ方向中央部が固定されていて、前側リンク63と方向変更リンク65とは直交して十字形状を形成している。平行リンク部59は、後側リンク61と前側リンク63の一端部同士及び他端部同士をそれぞれ、向かい合う側方リンク62で連結して構成され、後側リンク61及び前側リンク63と側方リンク62とは回転可能に接続されている。また、前側リンク63と方向変更リンク65との固定個所は、前後一対のブリッジプレート55の間で、連結ボルト67を用い、回転可能な状態で支持プレート57に支えられていて、前側リンク63と方向変換リンク65とは十字形状を保持して連結ボルト67を中心に回転できるように構成されている。平行リンク部59と方向変更リンク65は方向変更リンク機構13を構成する。
方向変更リンク65の前端部と、一方側(他方)のブラケット43の前方連結部49とは、幅方向に延びる前側連結リンク69により連結されている。前側連結リンク69は、長さ方向両端部に後側へ屈曲した連結部71を有していて、一方側の連結部71が方向変更リンク65の前端部下面に回転可能に接続され、他方側の連結部71が一方側(他方)のブラケット43の前方連結部49下面に回転可能に接続されている。また、方向変更リンク65の後端部と、他方側(一方)のブラケット43の後方連結部51とは、幅方向に延びる後側連結リンク73により連結されている。後側連結リンク73は、長さ方向両端部に前側へ屈曲した連結部75を有していて、一方側の連結部75が方向変更リンク65の後端部下面に回転可能に接続され、他方側の連結部75が他方側(一方)のブラケット43の後方連結部51下面に回転可能に接続されている。前側連結リンク69と後側連結リンク73は方向変更リンク機構13を構成する。なお、図中76はブラケット35の支持プレートである。
図4は方向変更リンク機構13の作動状態を説明する図である。
ハンドル11のハンドル本体31が荷台3の幅方向に延びているときは、平行リンク部59は長方形を形成し、ブラケット43は、後側タイヤ47が直進方向を向くような回転角度位置となっている(図4a)。ここで、ハンドル本体31を時計回り方向(裏面側から見た場合)に回転させると、平行リンク部59は、前側リンク63が図上左側に向かって後方に傾く平行四辺形に変形し、その結果、方向変更リンク65が後側に向かって図上右側に傾く。そうすると、一方側のブラケット43は前側連結リンク69に押されて時計回り方向に回転し、他方側のブラケット43も後側連結リンク73に押されて時計回り方向に回転して、両方の後側タイヤ47が時計回り方向に回転した同一の走行方向を向くこととなる(図4b)。反対に、ハンドル本体31を反時計回り方向(裏面側から見た場合)に回転させると、平行リンク部59は、前側リンク63が、図上右側に向かって後方に傾く平行四辺形に変形し、その結果、方向変更リンク65が後側に向かって図上左側に傾く。そうすると、一方側のブラケット43は前側連結リンク69に引っ張られて反時計回り方向に回転し、他方側のブラケット43も後側連結リンク73に引っ張られて反時計回り方向に回転して、両方の後側タイヤ47が反時計回り方向に回転した同一の走行方向を向くこととなる(図4c)。
図5はブレーキ機構本体17の構成を示す斜視図、図6は抜け止めプレートを示す図、図7は揺動ブレーキプレート部分の側面図である。
前側車輪体7はそれぞれ、天板部77及び左右一対の側板部79から一体的に形成された、天板部77が荷台3の裏面に固定されている前側ブラケット81と、車軸83及びこの車軸83に回転可能に取り付けられた前側タイヤ(前輪)85を有し、この車軸83が前側ブラケット81の側板部79間に通されて、前側ブラケット81に支えられた前側車輪86と、から構成されている(図2も参照)。車軸83のブラケット81の側板部79への取り付けは、車軸83を、側板部79の下端部に形成された取り付け凹部84に嵌め込み、軸孔88を有する抜け止めプレート90で車軸83を抜け止めすることにより行なう。抜け止めプレート90は、軸孔88に車軸83が挿入された状態で、ピン又はボルト92により側板部79の外面に取り付けられていて、側板部79及び抜け止めプレート90は、車軸83にねじ付けた一対のナット52で挟み付けられている。また、荷台3の裏面には、前側車輪体7の後方で幅方向に延びるように回転ブレーキシャフト87が設けられていて、この回転ブレーキシャフト87は、長さ方向両端部がそれぞれブラケット89に回転可能に支えられている(図2も参照)。回転ブレーキシャフト87には、ブラケット89の内側位置でそれぞれ、押し付け用アーム(押し付け用突出部)91が径方向に突出するように取り付けられ、また、中間位置で径方向突出片93が設けられている。ブレーキレバー15の下端部とこの径方向突出片93(ブレーキ本体機構本体17)とは連結シャフト95により連結されていて、連結シャフト95の後端部はブレーキレバー15の下端部に回転可能に接続され、連結シャフト95の前端部は径方向突出片93に回転可能に接続されている。押し付け用アーム91は、長方形の厚肉プレート片状に又は直方体状に、かつ、先端部の内側が凹んで収容部97を有するように形成された本体102と、この本体102の先端から突出するように、しかし、本体102の側面からは突出しないように、収容部97に回転可能に配置された押圧ローラ98とから構成されている。
荷台3の裏面には、前側ブラケット81の側板部79間を通過して押し付け用アーム91の下側に至るように、揺動ブレーキプレート99が設けられている。揺動ブレーキプレート99は、前端部が荷台3の裏面に取り付けピン又はボルト100で回転可能に取り付けられ、後端部が押し付け用アーム91の下側に位置し、かつ、引っ張りコイルバネ101により、後端部上面に固定した押圧部103がこの押し付け用アーム91に押し付けられて、前側タイヤ85の上側に配置されている。引っ張りコイルバネ101は、一端部が揺動ブレーキプレート99の後端部に取り付けられ、他端部がブラケット89に取り付けられている。そして、揺動ブレーキプレート99の長さ方向中央下面には、金属製のブレーキシュー105が固定されている。
揺動ブレーキプレート99の押圧部103上面には、前端側にV字状のストッパ凹部107が形成されている。なお、図中109は、基部がブラケット81の天板部77に固定されて後方に延びる取り付けプレートであり、ブラケット89はこの取り付けプレート109の後端部に固定されている。
ブレーキレバー15が前側に倒れた状態(図1に示す状態:第1の位置)では、押し付け用アーム91は、側面が揺動ブレーキプレート99の押圧部103上面と平行になるように回転していて(第1のアーム位置)、揺動ブレーキプレート99は、引っ張りコイルバネ101に引っ張られ、押圧部103が押し付け用アーム91の側面に押し付けられるように取り付けピン100を中心に揺動して位置している(図5及び図7の状態、第1のプレート位置)。ここでは、ブレーキシュー105が前側タイヤ85の外周から離れるように退避している。また、径方向突出片93は後方下側に向かって突出するように位置している。
図8は前側タイヤにブレーキを掛けた状態を示す斜視図、図9は前側タイヤにブレーキを掛けた状態を示す側面図である。
ブレーキレバー15を手前に倒すと(図1の矢印参照:第2の位置)、連結シャフト95に押されて径方向突出片93が前方下側に向かって突出する状態となるまで変位し、径方向突出片93のこの変位にしたがって回転ブレーキシャフト87が押し付け用アーム91をともなって回転する。押し付け用アーム91は、この回転により、押圧ローラ98で、ブレーキシュー105が前側タイヤ85に押し付けられるように、引っ張りコイルバネ101のバネ力に抗して揺動ブレーキプレート99を前側タイヤ85側に押圧して揺動させる(第2のプレート位置)。ここでは、押し付け用アーム91は、押圧ローラ98の外周面がストッパ凹部107内に入り込むまで回転する(第2のアーム位置)。揺動ブレーキプレート99の揺動は、押圧ローラ98の回転によりスムーズに行われる。
押し付け用アーム91は、第1のアーム位置でも第2のアーム位置でも停止するように構成されている。すなわち、押し付け用アーム91は、第1のアーム位置では、揺動ブレーキプレート99に規制されて容易に回転できない状態となっている。したがって、ブレーキレバー15を第1の位置で放置すれば、押し付け用アーム91は第1のアーム位置に保持されるので、手押台車1を自由に走行させることができる。なお、ブレーキレバー15を第1の位置を越えて倒しても、ブレーキレバー15から手を離せば、押し付けアーム91は揺動ブレーキプレート99に押されて第1のアーム位置に自動的に復帰する。そして、ブレーキレバー15は、ブラケット35との当接により、第2の位置よりもさらに手前に倒すことができないように構成されているので、押し付け用アーム91は第2のアーム位置を越えて回転できない。また、第2のアーム位置では、押し付け用アーム91は、押圧部103の上面と直交又はほぼ直交する方向に延びるように位置し、かつ、押圧ローラ98がストッパ凹部107に入り込んで係合するので、押し付け用アーム91は、容易に第1のアーム位置側に復帰回転できないように構成されている。したがって、ブレーキレバー15を第2の位置で放置すれば、押し付け用アーム91は第2のアーム位置に保持されるので、手押台車1はブレーキが掛けられたままの状態となる。なお、ブレーキレバー15を第2の位置の手前で保持すれば、ブレーキレバー15に保持力を加えている場合だけ、前側タイヤ85に軽いブレーキが掛り、ブレーキレバー15から保持力を解除すれば、ブレーキレバー15は第1の位置に自動的に復帰し、前側タイヤ85へのブレーキは解除される(図10参照)。
本発明の手押台車は工場内などで使用して円滑な運搬性能を発揮する。
1 手押台車
3 金属製荷台
5 後側車輪体
11 ハンドル
13 方向変更リンク機構
15 ブレーキレバー
17 ブレーキ機構本体
43 後側ブラケット
47 後側タイヤ
49 前方連結部
51 後方連結部
61 後側リンク
63 前側リンク
65 方向変更リンク
69 前側連結リンク
73 後側連結リンク
85 前側タイヤ
95 連結シャフト
99 揺動ブレーキプレート

Claims (6)

  1. 荷台と、この荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に設けられた一対の後輪と、前記荷台の裏面前側に設けられた一対の前輪と、前記一対の後輪に接続され、この一対の後輪の向く方向を変化させるように作動する方向変更リンク機構と、前記荷台の後側に配置され、前記方向変更リンク機構を作動させるハンドルと、を備えた手押台車であって、
    前記後輪はそれぞれ、前記荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に取り付けられた後側ブラケットに回転可能に支持され、
    前記方向変更リンク機構は、前記一対の後輪の間で長さ方向に延びるように配置された、長さ方向中央部を中心として回転できる方向変更リンクと、この方向変更リンクの後端部に一端部が回転可能に接続され、一方の前記後側ブラケットの後側に他端部が回転可能に接続された後側連結リンクと、前記方向変更リンクの前端部に一端部が回転可能に接続され、他方の前記後側ブラケットの前側に他端部が回転可能に接続された前側連結リンクと、を有していて、
    前記ハンドルは、前記方向変更リンクを長さ方向中央部を中心として回転させて前記方向変更リンク機構を作動させるものであり、
    前記一対の前輪のそれぞれに押し付けられて前記一対の前輪にブレーキをかける一対の揺動ブレーキプレートと、前記荷台の後側に配置され、この揺動ブレーキプレートを作動させるブレーキレバーと、を有するブレーキ機構を設けた、ことを特徴とする手押台車。
  2. 荷台と、この荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に設けられた一対の後輪と、前記荷台の裏面前側に設けられた一対の前輪と、前記一対の後輪に接続され、この一対の後輪の向く方向を変化させるように作動する方向変更リンク機構と、前記荷台の後側に配置され、前記方向変更リンク機構を作動させるハンドルと、を備えた手押台車であって、
    前記後輪はそれぞれ、前記荷台の裏面後側に垂直軸を中心として回動可能に取り付けられた後側ブラケットに回転可能に支持され、
    前記方向変更リンク機構は、前記一対の後輪の間で長さ方向に延びるように配置された、長さ方向中央部を中心として回転できる方向変更リンクと、この方向変更リンクの後端部に一端部が回転可能に接続され、一方の前記後側ブラケットの後側に他端部が回転可能に接続された後側連結リンクと、前記方向変更リンクの前端部に一端部が回転可能に接続され、他方の前記後側ブラケットの前側に他端部が回転可能に接続された前側連結リンクと、を有していて、
    前記ハンドルは、前記方向変更リンクを長さ方向中央部を中心として回転させて前記方向変更リンク機構を作動させる、ことを特徴とする手押台車。
  3. 前記一対の前輪のそれぞれに押し付けられて前記一対の前輪にブレーキをかける一対の揺動ブレーキプレートと、前記荷台の後側に配置され、この揺動ブレーキプレートを作動させるブレーキレバーと、を有するブレーキ機構を設けた、ことを特徴とする請求項2記載の手押台車。
  4. 前記ブレーキ機構は、一端側及び他端側にそれぞれ、押し付け用アームが設けられた回転ブレーキシャフトを有し、前記揺動ブレーキプレートはそれぞれ、バネ手段によって前記押し付け用アームに押し付けられるように付勢され、
    前記ブレーキレバーは、連結ロッドを介して前記回転ブレーキシャフトに接続され、このブレーキレバーの操作により、前記回転ブレーキシャフトを回転させ前記押し付け用アームを回転させることができるように構成されていて、
    前記揺動ブレーキプレートは、前記押し付け用アームの第1のアーム位置への回転により、前記前輪と離れる第1のプレート位置に揺動し、前記押し付け用アームの第2のアーム位置への回転により、前記前輪に押し付けられる第2のプレート位置に揺動する、ことを特徴とする請求項1又は3記載の手押台車。
  5. 前記押し付け用アームの先端部には押圧ローラが回転可能に設けられていて、前記揺動ブレーキプレートは、この押圧ローラに押し付けられている、ことを特徴とする請求項4記載の手押台車。
  6. 前記揺動ブレーキプレートには、前記押し付け用アームが前記第2のアーム位置に回転したときに、前記押圧ローラの外周面が入り込むストッパ凹部が形成されている、ことを特徴とする請求項5記載の手押台車。
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