JP5701265B2 - 手押し運搬車のブレーキ機構 - Google Patents

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Description

本発明は,台車等の手押し運搬車のブレーキ機構に関するものである。
従来から,荷物の運搬等に手押し運搬車が使用されている。この手押し運搬車は,荷物等が載置される矩形状のデッキの裏面にキャスタを取り付けて走行可能と成すと共に,デッキ表面側に例えば下向きコ字状を成すハンドルが設けられ,このハンドルを把持して手押し運搬車を押し,又は引くことによりデッキ上に載置された荷物を運搬するものである。
手押し運搬車は,例えば坂道,スロープ等を走行するとき,手押し運搬車が急激に加速して人手を放れ暴走する危険があること等から,このような手押し運搬車においてブレーキ機構が望まれていた。
また,このような手押し運搬車において,荷積み,荷下ろし時又は荷積み状態のまま放置する際の逸走や暴走等を回避する手段としてブレーキ機構を備えることは必要不可欠なものとなっている。
なお,ブレーキ機構の一例として,手押し運搬車の車輪に取り付けたディスクブレーキの操作を手押し運搬車のハンドルに取り付けられたブレーキレバーで行うもの(特許文献1)がある。
図11(A)において,201は手押し運搬車であり,この手押し運搬車201は荷物等を載置するデッキ202裏面の前後左右に4つの車輪203,203,203,203を備え,このデッキ202上面の一側部に略逆U字形状のハンドル204が立設されている。
この手押し運搬車201には後方の左右車輪203,203を制動するブレーキ206,206が設けられ,このブレーキ206には図12(A),(B)に示すように前記車輪203と同軸回転するディスク207が設けられ,このディスク207を左右から挟持するパッド208,208の押圧に制動するように構成されている。このパッド208,208は略C字状のパッド支持フレーム209と略くの字状のパッド支持フレーム210の先端部に取り付けられ,これらパッド支持フレーム209,210はその略中央部を前記デッキ202裏面に固定された支軸211に揺動自在に枢支され,該パッド支持フレーム209,210が該支軸211回りに互いに反対方向に回転することにより,前記パッド208,208が前記ディスク207を挟持する。なお,前記パッド208,208は前記パッド208,208が操作されない状態においては図示しないスプリングと規制部材とにより,前記ディスク207から離間して保持される。
そして,一方の前記パッド支持フレーム209の基端部はワイヤー212に固着され,他方の前記パッド支持フレーム210の基端部は該ワイヤー212を被覆するワイヤーカバー213に固着される。
更に,該ワイヤーカバー213に被覆された前記ワイヤー212は前記ハンドル204を伝って該ハンドル204の上端部に延びている。そして,該ハンドル204の上端部には,図11(A)に示すように左右の操作レバー214,214を取付けるための取付部材215,215が固着されており,該取付部材215に該操作レバー214が揺動自在に取付けられ,該操作レバー214の基端部に前記ワイヤー212が接続され,また,前記ワイヤーカバー213の他端は前記取付部材215に固着される。
従って,前記左右のブレーキ206,206の前記操作レバー214,214を同時に操作すると,該操作レバー214,214によって前記ワイヤー212,212が牽引され,該ワイヤー212,212が牽引されることにより,前記パッド支持フレーム209,209がそれぞれ前記支軸211回りに揺動し,一方,前記ワイヤー212,212が牽引されることにより前記ワイヤーカバー213が伸張し,該ワイヤーカバー213の伸張により前記パッド支持フレーム210,210が前記パッド支持フレーム209,209の揺動と反対方向に前記支軸211回りに揺動し,これによって,一方のパッド支持フレーム209と210の先端部に設けられた一対のパッド208と208,及び,他方のパッド支持フレーム209と210の先端部に設けられた一対のパッド208と208がそれぞれ前記ディスク207,207を挟持し,前記車輪203,203にブレーキをかけることができる。
また,図13(A)は前記操作レバー214を操作状態で保持するためのロック機構216を示している。このロック機構216は前記ハンドル204の前記操作レバー214の取付部材215近傍にロックピンホルダー217を固設し,このロックピンホルダー217先端部にピン保持孔218を開穿し,そして,該ピン保持孔218に図13(B)に示すヘッド部219aを備えたロックピン219を貫通し,貫通した該ロックピン219の先端部近傍に環状体のストッパー220を圧嵌し,一方,前記操作レバー214に平板状のロックピンガイド221を固設し,該ロックピンガイド221に前記ロックピン219を挿入するためのロックピン挿通孔222を開穿して構成される。
従って,該ロックピン219先端部を前記ロックピンガイド221に開穿されたロックピン挿通孔222に挿入することにより該操作レバー214を該操作レバー214の操作状態のまま,即ち,ブレーキをかけたままロックすることができる。なお,ロックを解除する場合は,前記ロックピン219を図13(A)において左方に摺動させ,該ロックピン219先端部を前記ロックピン挿通孔222から抜き出せばロックは解除される。
特開2002−274390号公報
特許文献1に記載のブレーキ機構は,ディスク207を設ける必要があるため,ブレーキ機構が複雑化するだけでなく,部品点数が多くなることによるコスト高等の問題が生じる。
また,手押し運搬車201の制動力を高めるために2つのディスク207,207を用いているが,各ディスク207,207を制動するために,2つの操作レバー214,214を操作する必要があると共に,長期使用によりディスク207を左右から挟持するパッド208,208が摩耗しやすく,制動力が低下しやすいため,これらを交換せずに,長期にわたってブレーキ性能を維持することが困難である。
さらに,ディスク207を左右から挟持するパッド208,208について,左右で摩耗の量が異なると,パッド208とディスク207との間隔が左右で異なることとなり直進状態でのブレーキの作動を不安定にすることがある。
なお,長期使用によりパッド208を交換するにも,パッド208については,左右の車輪に対する4つ分を交換する必要があり,煩雑な交換作業が必要となる。
また,ブレーキをかけたままの制動状態で,ロックするためには,操作レバー214を引いた状態で維持しつつ,ロックピン219を操作レバー214に固設されたロックピンガイド221のロックピン挿通孔222に挿通させる必要があり,片手での作業が困難となる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので,その目的とするところは,簡単な機構で大きな制動力を得ることが可能で,長期間に渡って安定したブレーキ性能が得られる手押し運搬車のブレーキ機構を提供することにある。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明の手押し運搬車のブレーキ機構10は,デッキ2の裏面でハンドル側端縁の幅方向に軸承された回動軸14と,該回動軸14の両端部に取り付けられ,該回動軸14の回動により手押し運搬車1の車輪3,3に接離する制動子19,19と,前記回動軸14に,該回動軸14の軸方向に対して直交方向に固着された擺動杆15と,前記制動子19,19が前記車輪3,3に対して離反する方向に前記回動軸14を付勢するスプリング17と,一端を前記擺動杆15に,他端をレバー110に連結されたワイヤー16とからなり,前記レバー110の制動操作により前記ワイヤー16により前記回動軸14を回動させて前記制動子19,19を前記車輪3,3に当接して制動するものであり,前記ブレーキ機構10において,前記レバー110を手押し運搬車1のハンドル4に固定させた支持部材109に回動自在に支持し,前記レバー110により前記ワイヤー16を制動操作したときに前記レバー110に回動可能に設けたロックレバー111を前記支持部材109の係合部116に係合せしめて前記レバー110を制動操作の状態にロックさせると共に,前記ロックレバー111の回動により,前記支持部材109の係合部116との係合を解除させてレバー110の制動操作の状態でのロックを解除するよう設けることができることを特徴とするものである(請求項1)。
また,前記ロックレバー111が前記ワイヤー16に連結され,前記レバー110の制動操作状態でロックされている間は,前記ワイヤー16によって,前記ロックレバー111が前記係合部116に係合する方向に付勢するよう設けることができる(請求項)。
なお,前記制動子19は,略裁頭円錐状であることが好ましい(請求項)。
また,前記制動子19について,前記制動子19を車輪との間隔を調整自在に,アジャスタ18を介して前記回動軸14に設けることができる(請求項)。
また,前記回動軸14は,前記デッキ2のハンドル4側幅方向に取り付けられる基板11に設置され,前記基板11の中央の軸受板12aに設けられた軸受凹部13a,13a及びデッキ両側縁の軸受板12b,12bのそれぞれに設けられた軸受凹部13b,13bによって軸承することができる(請求項)。
この場合,前記中央の軸受板12aは断面下向きコ字状に形成され,前記軸受凹部13a,13aを対向する側片に設け,前記デッキ両側縁の軸受板12b,12bを成す垂直片に前記軸受凹部13bを設けるものとして良い(請求項)。
また,前記軸受凹部13a,13aは略上方に開口した切欠凹部で形成し,前記軸受凹部13bは,前記軸受凹部13aの切欠凹部の開口方向と実施形態では,約90度変位して開口する切欠を形成している(請求項)。
また,前記回動軸14は,実施形態では,該回動軸の軸線方向に対して同一角度及び長さ,並びに同一曲率で,回動軸両端部を湾曲させた,アーム部14a,14aを有する全体がU字状を成し,該アーム部14a,14aに制動子19を設けることができる(請求項)。
また,前記スプリング17を前記擺動杆15の一端と基板11との間に架設しても良い(請求項)。
この他,前記回動軸14は,前記デッキ2への取付孔22が形成された二つの軸受板12,12に設けられた軸受孔13,13によって軸承することができる(請求項10)。
以上説明した本発明の構成により,簡単なブレーキ機構でありながら,一つのレバーを操作するだけで,手押し運搬車1の車輪3,3それぞれに前記制動子19,19を当接させることで,高い制動力を得ることができた。
また,簡単な機構にすることで構成部材の数を減らすことができるため,軽量化が可能であり,さらに,コストを安くすることができた。又,部品の交換が容易である。なお,本発明のブレーキ機構10はディスクを用いないため,上述したパッド208の摩耗による問題が発生しない。
また,レバー110の制動操作の状態を,ロックレバー111によってロックとアンロックすることができるようにしたことで,片手のみの操作で手押し運搬車1の常時制動,その解除のいずれかを選択することができた。
また,略裁頭円錐状を有する前記制動子19を使用することで車輪3の制動をより効果的に行うことができた。
また,ボルトとナットからなるアジャスタ18を有する制動子19を取り付けた場合,左右の制動子19が個別に車輪3方向に進退自在となり,両部材間の間隔を変化させるので,例えば片方の車輪だけが摩耗等した場合であっても左右独立に調整して制動力をバランスさせることができた。
また,デッキ2への取付孔11aが形成された基板11を使用することで,各種の各種デッキ2の手押し運搬車1への取付けが可能となった。
また,回動軸14の軸受板12にデッキ2への取付孔22を形成することで,基板11を省略し,軽量化を図ることができた。
本発明の一実施形態を示すブレーキ機構の斜視図。 図1の正面図。 図1のブレーキ機構を備えた手押し運搬車の正面図。 図3のブレーキ機構の作用を示す図で,(A)は走行可能状態,(B)は,制動操作状態を示す。 図3に示すブレーキレバーユニットの拡大正面図で,(A)は走行可能状態,(B)は,制動操作状態を示す。 制動子の他の実施形態を示す図で,(A)は走行可能状態,(B)は,制動操作状態を示す。 本発明の他の実施形態を示すブレーキ機構の斜視図。 図7の正面図。 図7のブレーキ機構を備えた手押し運搬車の部分正面図。 図7のブレーキ機構の作用を示す図で,(A)は走行可能状態,(B)は,制動操作状態を示す。 (A)従来の手押し運搬車の正面図。(B)同側面図。 (A)図11で示す手押し運搬車のブレーキ機構の正面図。(B)図11で示す手押し運搬車のブレーキ機構の底面図。 (A)従来の手押し運搬車におけるブレーキロック機構の正面図。(B)図12で示すロックピン219の拡大面図。
本発明の実施形態につき添付図面を参照しながら説明する。図1は,本発明の手押し運搬車1のブレーキ機構10を示す。11は基板で,前記デッキ2裏面でハンドル4下方の幅方向に取り付けられ,この基板11には,手押し運搬車1のデッキ2裏面への取付孔11a,11aが形成されている。
この基板11の裏面に設けられた中央の軸受板12a及び前記基板11の両側縁近傍の軸受板12b,12bによって,後述する回動軸14が回動自在に支持される。中央の軸受板12aは,図2に示すように,断面下向きコ字状に構成される。軸受板12aの対向する側板は,図1に示すように,回動軸14を支持するための軸受凹部13a,13aが両側板それぞれに設けられていて,この軸受凹部13a,13aに略上方に開口した前記回動軸外周面に対応する円弧状の切欠部が形成され,また,中央の軸受板12aは,前記基板11の下側面に取付けるためのボルト用の孔が形成され,基板11にボルトで固定することができる。
なお,図1において,符号25’は,軸止め部材で,ここでは,半円状又はC字状の環状部材回動軸に固着し,回動軸が軸方向へ変位するのを阻止している。もちろん当該部材は,円状又はEリングなどの環状部材で代替することができる(図2及び図3参照)。
一方,基板11の両側縁近傍の軸受板12b,12bは,図2に示すように,基板11への取付け部分を上辺に有する断面L字状で,基板11に,例えば直接溶接によって固着される。また,この軸受板12b,12bの垂直片には,回動軸14を支持するための軸受凹部13b,13bが設けられ,この軸受凹部13b,13bには前記中央の軸受板12aの軸受凹部13aの切欠部とは約90度変位した方向に開口する前記回動軸外周面に対応する円弧状の切欠が形成され,中央の軸受板12aの軸受凹部13a及び両側方の軸受板12b,12bの軸受凹部13bに前記回動軸14を挿通して回動自在に支持する。
前記回動軸14は,図1及び図2に示すように,回動軸14の両端部を該回動軸の軸線方向に対して同一角度及び長さ,並びに同一曲率で,湾曲させた,ここでは,略直角に屈曲形成したアーム部14a,14aを有する全体としてU字状に形成したものである。前記アーム部14a,14aは,杆状部材を溶接により回動軸14の両端縁に直交方向で平行に対峙するよう固着しても良い。そして,前記アーム部14a,14aの両端に,ここでは,ボルトとナットからなるアジャスタ18を介して,前記ボルトの先端に制動子19を設け,制動子19の車輪3に対する距離を前記ナットにより調整可能に設けられている。この制動子19の車輪3との当接面は制動効果をあげるためにローレット等凹凸が形成される。
また,回動軸14の中央には,この回動軸14の軸に対して直交方向に擺動杆15が固着される。この擺動杆15の一端と基板11間に,スプリング17を架設し,スプリング17の一端を掛止可能にピン15bが突設されている。このスプリング17によって,前記制動子19が車輪3に対して離反する方向に回動軸14が付勢される。
また,擺動杆15の他端には,詳細な図示は省略するが,挿孔を設け,該挿孔の外周にナットを螺合して,ワイヤー16の一端を前記挿孔に固着連結するためのワイヤー取付部15aが設けられている。
以上説明したブレーキ機構10を構成する各部材を備えた基板11は,図3及び図4に示すように手押し運搬車1のデッキ2の裏面に前記制動子19と車輪3が所定の位置関係となるように取り付けられる。
また,一端を前記擺動杆15に連結された前記ワイヤー16の他端は,図3に示すように,デッキ2表面側に設けられた下向きU字状を成す運搬車のハンドル4に取り付けられたロック・アンロックが可能なブレーキレバーユニット101に連結される。このブレーキレバーユニット101は,ハンドル4に固定された支持部材109と,この支持部材109に回動自在に支持されたレバー110と,このレバー110を制動操作の状態に保持するロックレバー111とから構成され,レバー110に前記ワイヤー16の一端が取り付けられている。
なお,図3において,符号31,32は,ハンドルブラケット32にハンドルロックレバー31を設け,ハンドル4を起立,収納(倒した)位置に固定するためのものである(特許第3906218号参照)。
前記ワイヤー16はチューブ107に被覆されており,図5(A)に示すように,ワイヤー16の一端には円柱状のタイコ112が取り付けられている。また,前記支持部材109は,ハンドル4にボルト113で締め付けることにより固定される。この支持部材109は,図5(A),(B)に示すように,レバー110を回動可能に支持し,この支持部材109には上記ワイヤー16のチューブ107を挿着する嵌装部115と,ロックレバー111に係合する係合部116とが形成されている。
レバー110の基部には軸117が貫通して挿着され,この軸117は支持部材109の一側部に固定され,これによりレバー110は,軸117を中心に回動自在に支持される。また,前記レバー110には,ロックレバー111を受け入れる凹部(図示せず)が形成されている。ロックレバー111はレバー110の凹部内に配置され,前記タイコ112を支点として回動可能に支持され,ロックレバー111の一端は係合片120が形成され,前記支持部材109の嵌装部115の内部にはチューブ107が収容され,嵌装部115の底壁から導出されたワイヤーはロックレバー111に案内され,その先端はタイコ112を介してロックレバー111とレバー110とに連結される。
また,支持部材109の係合部116は,ロックレバー111の係合片120の先端に係合自在に配置される。なお,レバー110をハンドル4側(図5紙面上方)に回動させたときに,ロックレバー111によりワイヤー16がレバー110方向に引かれ,このとき,ロックレバー111の係合片120はワイヤー16によって係合部116側に回動する方向に付勢されているので,図5(B)に示すように,ワイヤー16によってロックレバー111はタイコ112を中心に回動し,係合片120は自動的に係合部116aに係合する〔図5(B)〕。このため,この係合部分とタイコ112と軸117との三点が固定され,レバー110は制動操作の状態にロックされる。その後,このロックされた状態において,ロックレバー111を同図上方に操作してタイコ112を中心に回動させると,係合片120と係合部116aとの係合が解除され,レバー110はワイヤー16に引っ張られて逆方向に回動し,ロックレバー111と共に図5(A)の旧位に復帰するよう作動する。
本実施形態のブレーキ機構10にあっては,制動操作前,すなわちブレーキをかけていない状態では,スプリング17の付勢により,図4(A)に示すように,回動軸14の両端に設けられた制動子19は車輪3から離反しており,手押し運搬車1は走行可能状態となっている。
このような走行可能状態において,車輪3を制動して手押し運搬車1を停止させるには,作業者が,前記ブレーキレバーユニット101のレバー110を図5(A)紙面上方へ回動させ,ワイヤー16を引っ張る,すなわち,制動操作をすると,上述した通り,ワイヤー16がレバー110方向に引かれた状態でロックされる。そして,ワイヤー16が引っ張られることにより,スプリング17の付勢に抗して,擺動杆15が図4(A)中紙面上方に擺動し,これに連動して回動軸14は,軸受板12bの軸受凹部13bを中心に図4(A)中反時計回り方向に回動し,図4(B)に示すように,回動軸14に取付けられた制動子19が車輪3に押圧されて車輪3が停止され,手押し運搬車1を制動する。
一方,制動状態を解除する場合,上述した通り,ブレーキレバーユニット101のロックレバー111をレバー110方向へ回動して,制動操作のロックを解除すると,スプリング17の付勢力によって回動軸14が軸受板12bの軸受凹部13bを中心に図4(B)中時計回り方向に回動し,同図(A)に示すように,該回動軸14の両端に取付けられた制動子19が車輪3から離反して車輪3の制動が解除された状態に戻り,手押し運搬車1は再び走行可能状態となる。
以上説明した本実施形態のブレーキ機構10によれば,簡単なブレーキ機構でありながら,一つのレバーを操作するだけで,手押し運搬車1の車輪3,3それぞれに前記制動子19,19が当接して高い制動力を得ることができた。
また,機構を簡潔にしたことにより構成部材の数を減らすことができるため,軽量化が可能であり,さらに,コストの低減が可能である。
さらに,本実施形態では,回動軸14の両端部に,ボルトナットからなるアジャスタ18を介して制動子19を取り付けたことにより,左右の制動子19が個別に車輪3方向に進退自在となり,両部材間の間隔を任意に変化させ得るので,例えば片方の車輪だけが摩耗等した場合であっても左右独立に調整して制動力をバランスさせることができる。また,制動子19の制動面を,所定面積の凹凸状としたことにより,一定の摩擦力が得られ,小さな力で大きな制動力が得られる。
また,軸受板12a,12bの軸受凹部13a及び13bに切欠部を設けたことにより,回動軸14の取外しが可能となり,損傷した時には容易に部材を交換することができる。また,中央の軸受板12aと側方の軸受板12bにおける軸受凹部13a,13bの切欠部をそれぞれ90度ずらしたことにより,簡単な構成で,組み立て完了後に回動軸14が前後左右にずれたり外れたりすることがなくなる。軸受板12a,12b,12bの軸受凹部13a,13a及び13bと,13bの切欠は制動時及び制動解除時に力が作用する方向と逆方向に設けることが好ましい。
なお,本実施形態において,制動子19の制動面を凹凸面としたが,
図6(A),(B)に示すように,制動子19を,車輪との当接時,面接触となる周面を備える略裁頭円錐状に形成し,この円錐状周面を車輪3に面接触で圧接させることにより車輪3の制動をより効果的にかつ安定して行うことができる。
本発明の他の実施形態は,図7〜図9に示すように,上述の実施形態と異なり,基板11を省略し,軽量化を図ると共に,各種デッキの手押し運搬車に適応可能とされている。
手押し運搬車1のデッキ2への取付孔22が形成された二つの軸受板12,12によって,前記回動軸14が回動自在に支持される。なお,この軸受板12は,両端から直角方向へ平行に対向する両側板とからなる断面下向きコ字状に構成され,また,図7に示すように,この両側板には,回動軸14を軸承するための軸受孔13が両側板それぞれに穿設形成され,また,前記両側板間の上辺には,ボルト用の取付孔22が形成され,軸受板12を手押し運搬車1のデッキ2の裏面にボルト等で固定することができる。
前記回動軸14は,本実施形態では,軸の両端側にこの回動軸14の軸に対して略直交方向に,前記両端で同一方向へ,略L字状(回動軸14全体で略U字状)に,アーム部14a,14aの基端部を屈曲して一体に形成され,このアーム部14aは90度湾曲した略L字状の形状となっていて,その先端部には,孔が形成され,ここでは,ボルトとナットからなるアジャスタ18が取り付けられている。このアジャスタ18のボルトの頭部に制動子19が設けられる。この制動子19の車輪との当接面は制動効果をあげるために凹凸条などが形成される。
なお,前記アーム部14c(,14c)は,前記回動軸14の軸に対して略直交方向に,前記回動軸の両端部で,同一方向へ,同一長さで伸びる杆状のアーム部14c,14cの基端を前記両端部に固着して一体に形成することもできる(図10)。
なお,この制動子19については,図6(A),(B)に示すように,凹凸条を成す裁頭円錐台形状に形成された制動子を使用することができる。
また,前記回動軸14の略中央に,この回動軸14の軸に対して略直交方向に擺動杆15が突設され,この擺動杆15の先端部に,ワイヤー16の一端と連結する前述のワイヤー取付部15aが設けられている。
なお,前記回動軸14の両端には,前記軸受板12,12の軸受孔13に挿通後,抜けないように,抜け止めピン25,25を貫通させる。
また,回動軸14のアーム部14aと軸受板12との間にスプリング17が架設される。このスプリング17によって,前記制動子19が車輪3に対して離反する方向に回動軸14を付勢する。なお,図8に示すように,回動軸14のアーム部14aには,スプリング17の一端を掛止可能にピン24が突設され,同様に,軸受板12についても,スプリング17の一端を掛止可能にピン23が突設されている。
また,一端を前記擺動杆15に連結された前記ワイヤー16の他端は,上述したロック・アンロックがレバー操作で可能な上述したブレーキレバーユニット101に同様に連結されている。詳細は,上述したところと同様であるので,ここでのブレーキレバーユニット101の説明を省略する。
本実施形態のブレーキ機構10にあっては,制動操作前,すなわちブレーキをかけていない状態では,スプリング17の付勢により,図10(A)に示すように,回動軸14のアーム部14cに取り付けられたアジャスタ18に設けられた制動子19は車輪3から離反しており,手押し運搬車1は走行可能状態となっている。
このような走行可能状態において,車輪3を制動して手押し運搬車1を停止させるには,作業者が,前記ブレーキレバーユニット101のレバー110を図5(A)紙面上方に回動すると,上述した通り,ワイヤー16がレバー110方向に引かれた状態でロックされる。そして,ワイヤー16がレバー方向に引っ張られることにより,スプリング17の付勢に抗して,擺動杆15の先端部が図10(A)中紙面右方に反動させられ,これに連動して回動軸14は,軸受板12の軸受孔13を中心に同図中時計回り方向に回動し,(B)に示すように回動軸14のアーム部14c(,14c)に取付けられた制動子19が車輪3に押圧されて車輪3が制動され,手押し運搬車1の走行が停止する。
一方,制動状態を解除する場合,上述した実施形態と同様に,ブレーキレバーユニット101のロックレバー111により制動操作のロックを解除すると,スプリング17の付勢によって回動軸14が軸受板12の軸受孔13を中心に同図中反時計回り方向に回動し,図10(A)で示すように,回動軸14のアーム部14cに取付けられた制動子19が車輪3から離反して車輪3の制動が解除された状態に復帰し,手押し運搬車1は再び走行可能状態となる。
1 手押し運搬車
2 デッキ
3 車輪
4 ハンドル
10 ブレーキ機構
11 基板
11a 取付孔
12,12a,12b 軸受板
13 軸受孔
13a,13b 軸受凹部
14 回動軸
14a,14c アーム部
15 擺動杆
15a ワイヤー取付部
15b ピン
16 ワイヤー
17 スプリング
18 アジャスタ
19 制動子
22 取付孔
23 ピン
24 ピン
25’ 軸止め部材
31 ハンドルロックレバー
32 ハンドルブラケット
101 ブレーキレバーユニット
107 チューブ
109 支持部材
110 レバー
111 ロックレバー
112 タイコ
113 ボルト
115 嵌装部
116,116a 係合部
117 軸
120 係合片
201 手押し運搬車
202 デッキ
203 車輪
204 ハンドル
206 ブレーキ
207 ディスク
208 パッド
209 パッド支持フレーム
210 パッド支持フレーム
211 支軸
212 ワイヤー
213 ワイヤーカバー
214 操作レバー
215 取付部材
216 ロック機構
217 ロックピンホルダー
218 ピン保持孔
219 ロックピン
219a ヘッド部
220 ストッパー
221 ロックピンガイド
222 ロックピン挿通孔

Claims (10)

  1. 手押し運搬車のブレーキ機構であって,
    デッキ裏面に回動自在に軸承された回動軸と,
    該回動軸の両端に設けた手押し運搬車の車輪に接離する制動子と,
    前記回動軸の軸に対して直交方向に固着された擺動杆と,
    前記制動子が前記車輪に対して離反する方向に前記回動軸を付勢するスプリングと,
    一端を前記擺動杆に,他端をレバーに連結されたワイヤーとからなり,
    前記レバーの制動操作により前記ワイヤーにより前記回動軸を回動させて前記制動子を,前記車輪に当接して制動する手押し運搬車のブレーキ機構において,
    前記レバーを前記手押し運搬車のハンドルに固定させた軸受板に回動自在に支持させ,前記レバーの制動操作で前記ワイヤーにより前記レバーに回動可能に支持したロックレバーを前記軸受板の係合部に係合せしめて前記レバーを制動操作の状態にロックさせると共に,前記ロックレバーの回動により前記軸受板の前記係合部との係合を解除させて前記レバーのロックを解除することを特徴とする手押し運搬車のブレーキ機構。
  2. 前記ロックレバーが前記ワイヤーに連結され,前記レバーが制動操作の状態でロックされている間は,前記ワイヤーによって,前記ロックレバーが前記係合部に係合する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  3. 前記制動子は,略裁頭円錐状を成すことを特徴とする請求項1又は2に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  4. 前記制動子を車輪との間隔を調整自在に,アジャスタを介して前記回動軸に設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  5. 前記回動軸は,前記デッキのハンドル側の幅方向に取り付けられる基板に設けられ,前記基板の中央の軸受板及びデッキ両側縁の軸受板にそれぞれ設けられた軸受凹部によって軸承することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  6. 前記中央の軸受板は断面下向きコ字状に形成され,前記軸受凹部を対向する側片に設け,前記デッキ両側縁の軸受板に前記軸受凹部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  7. 前記中央の軸受板の前記軸受凹部は略上方に開口した切欠凹部で形成し,前記デッキ両側縁の軸受板の前記軸受凹部は,前記中央の軸受板の前記軸受凹部の切欠凹部の開口方向と変位して開口する切欠を形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  8. 前記回動軸は,アーム部を有する全体がU字状を成し,該アーム部に制動子を設けることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  9. 前記スプリングを前記擺動杆の一端と前記基板との間に架設したことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
  10. 前記回動軸は,前記デッキへの取付孔が形成された二つの軸受板に設けられた軸受孔によって軸承することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の手押し運搬車のブレーキ機構。
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