JP2016025195A - エッチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンバー内にプラズマを生成させない化学的な手法により、CVD系SiO膜や自然酸化膜を、熱酸化膜およびSiN膜に対して高選択比でエッチングする。
【解決手段】表面に化学蒸着法または原子層堆積法により形成された第1の酸化シリコン膜を有し、さらに第1の酸化シリコン膜に隣接して、熱酸化膜からなる第2の酸化シリコン膜および窒化シリコン膜を有する被処理基板をチャンバー内に配置し、チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給し、これにより第1の酸化シリコン膜を第2の酸化シリコン膜および窒化シリコン膜に対して選択的にエッチングする。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に形成されたCVD系のシリコン酸化膜、自然酸化膜をエッチングするエッチング方法に関する。
近時、半導体デバイスの製造過程で、プラズマエッチングに代わる微細化エッチングが可能な方法として、チャンバー内でプラズマを生成することなく化学的にエッチングを行う化学的酸化物除去処理(Chemical Oxide Removal;COR)と呼ばれる手法が注目されている。
CORとしては、真空に保持されたチャンバー内で、被処理体である半導体ウエハの表面に存在するシリコン酸化膜(SiO膜)に、フッ化水素(HF)ガスとアンモニア(NH)ガスを吸着させ、これらをシリコン酸化膜と反応させてフルオロケイ酸アンモニウム((NHSiF;AFS)を生成させ、次工程で加熱によりこのフルオロケイ酸アンモニウムを昇華させることにより、SiO膜をエッチングするプロセスが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2005−39185号公報 特開2008−160000号公報
ところで、半導体デバイスの製造過程において、エッチング対象であるSiO膜として、化学蒸着法(CVD法)や原子層堆積法(ALD法)で形成されたCVD系SiO膜が用いられるが、半導体ウエハには、CVD系SiO膜に隣接して、Siを熱酸化して形成されたSiO膜である熱酸化膜や窒化シリコン膜(SiN膜)が隣接している場合があり、熱酸化膜やSiN膜に対して高い選択比でCVD系SiO膜をエッチングすることが望まれる。
また、半導体ウエハの表面にはSi系材料が自然酸化して自然酸化膜が形成されているが、半導体ウエハに存在する熱酸化膜やSiN膜を極力エッチングすることなく自然酸化膜のみをエッチング除去することが望まれる。
しかし、従来のようにエッチングガスとしてHFガスとNHガスを用いた場合には、CVD系SiO膜や自然酸化膜を、熱酸化膜およびSiN膜に対して十分な選択比でエッチングすることは困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、チャンバー内にプラズマを生成させない化学的な手法により、CVD系SiO膜や自然酸化膜を、熱酸化膜およびSiN膜に対して高選択比でエッチングすることができるエッチング方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、表面に化学蒸着法または原子層堆積法により形成された第1の酸化シリコン膜を有し、さらに前記第1の酸化シリコン膜に隣接して、熱酸化膜からなる第2の酸化シリコン膜および窒化シリコン膜を有する被処理基板をチャンバー内に配置し、前記チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給し、これにより前記第1の酸化シリコン膜を前記第2の酸化シリコン膜および前記窒化シリコン膜に対して選択的にエッチングすることを特徴とするエッチング方法を提供する。
また、本発明は、熱酸化膜および窒化シリコン膜を有し、表面に自然酸化膜が形成された被処理基板をチャンバー内に配置し、前記チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給し、これにより前記自然酸化膜を前記熱酸化膜および前記窒化シリコン膜に対して選択的にエッチングして除去することを特徴とするエッチング方法を提供する。
上記いずれかのエッチング方法において、さらに不活性ガスを供給してエッチング処理を行うことができる。この場合に、前記不活性ガスとしては、Arガス、Nガスを好適に用いることができる。
また、上記いずれかのエッチング方法において、前記エッチングの際に、前記チャンバー内の圧力を66.7〜1333.3Paの範囲とし、前記チャンバー内で被処理基板を載置する載置台の温度を0〜30℃の範囲とすることが好ましい。
前記アルコールガスとして、エタノール(COH)、メタノール(CHOH)、プロパノール(COH)、ブタノール(COH)から選択された少なくとも一種からなるものを用いることができる。
前記エッチングを行う際のHFガス+アルコールガスまたは水蒸気の合計量に対するアルコールガスまたは水蒸気の体積比率は、体積%で、3〜50%の範囲であることが好ましい。
さらに、本発明は、コンピュータ上で動作し、エッチング装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、上記いずれかのエッチング方法が行われるように、コンピュータに前記エッチング装置を制御させることを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給することにより、チャンバー内にプラズマを生成することなく、被処理基板の表面に化学蒸着法もしくは原子層堆積法により形成された酸化シリコン膜、または被処理基板の表面に形成された自然酸化膜を、被処理基板に形成された熱酸化膜および窒化シリコン膜に対して極めて高い選択比でエッチングすることができる。
本発明の実施形態に係るエッチング方法を実施するために用いられるエッチング装置を搭載した処理システムの一例を示す概略構成図である。 図1の処理システムに搭載された熱処理装置を示す断面図である。 図1の処理システムに搭載されたエッチング装置を示す断面図である。 実験例1における、従来のガス系と本発明のガス系によりALD−SiO、Th−SiO、およびALD−SiNをエッチングした際のエッチング量とエッチング選択比を示す図である。 実験例2における、エッチングガスとしてHFガスを単独で用いた場合と、HFガスにエタノールガスを添加した場合とで、ALD−SiO、Th−SiO、およびALD−SiNのエッチング性を比較した図であり、(a)はエッチング量を示す図であり、(b)はエッチング選択比であるALD−SiO/Th−SiOおよびALD−SiO/ALD−SiNを示す図である。 実験例3における、ALD−SiO、Th−SiO、およびALD−SiNのエッチング性に対するエタノールガス流量依存性を示す図であり、(a)はエッチング量を示す図であり、(b)はエッチング選択比であるALD−SiO/Th−SiOおよびALD−SiO/ALD−SiNを示す図である。 実験例4における、ALD−SiO、Th−SiO、ALD−SiN、およびBSGのエッチング性を示す図であり、(a)はエッチング時間とエッチング量との関係を示し、(b)はALD−SiOおよびBSGのTh−SiOおよびALD−SiNに対するエッチング選択比をまとめて示すものである。 実験例5における、ALD−SiNに対するエッチング処理回数とエッチング量との関係を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
<本発明の実施形態に用いる処理システムの一例>
図1は、本発明の一実施形態に係るエッチング装置を搭載した処理システムの一例を示す概略構成図である。この処理システム1は、被処理基板である半導体ウエハ(以下、単にウエハと記す)Wを搬入出する搬入出部2と、搬入出部2に隣接させて設けられた2つのロードロック室(L/L)3と、各ロードロック室3にそれぞれ隣接して設けられた、ウエハWに対して熱処理を行なう熱処理装置4と、各熱処理装置4にそれぞれ隣接して設けられた、チャンバー内でプラズマを生成することなくウエハWに対してエッチングを行う本実施形態に係るエッチング装置5と、制御部6とを備えている。
搬入出部2は、ウエハWを搬送する第1ウエハ搬送機構11が内部に設けられた搬送室(L/M)12を有している。第1ウエハ搬送機構11は、ウエハWを略水平に保持する2つの搬送アーム11a,11bを有している。搬送室12の長手方向の側部には、載置台13が設けられており、この載置台13には、ウエハWを複数枚並べて収容可能なキャリアCが例えば3つ接続できるようになっている。また、搬送室12に隣接して、ウエハWを回転させて偏心量を光学的に求めて位置合わせを行なうオリエンタ14が設置されている。
搬入出部2において、ウエハWは、搬送アーム11a,11bによって保持され、第1ウエハ搬送機構11の駆動により略水平面内で直進移動、また昇降させられることにより、所望の位置に搬送させられる。そして、載置台13上のキャリアC、オリエンタ14、ロードロック室3に対してそれぞれ搬送アーム11a,11bが進退することにより、搬入出させられるようになっている。
各ロードロック室3は、搬送室12との間にそれぞれゲートバルブ16が介在された状態で、搬送室12にそれぞれ連結されている。各ロードロック室3内には、ウエハWを搬送する第2ウエハ搬送機構17が設けられている。また、ロードロック室3は、所定の真空度まで真空引き可能に構成されている。
第2ウエハ搬送機構17は、多関節アーム構造を有しており、ウエハWを略水平に保持するピックを有している。この第2ウエハ搬送機構17においては、多関節アームを縮めた状態でピックがロードロック室3内に位置し、多関節アームを伸ばすことにより、ピックが熱処理装置4に到達し、さらに伸ばすことによりエッチング装置5に到達することが可能となっており、ウエハWをロードロック室3、熱処理装置4、およびエッチング装置5間で搬送することが可能となっている。
熱処理装置4は、図2に示すように、真空引き可能なチャンバー20と、その中でウエハWを載置する載置台23を有し、載置台23にはヒーター24が埋設されており、このヒーター24によりエッチング処理が施された後のウエハWを加熱してウエハWに存在するエッチング残渣を気化して除去する。チャンバー20のロードロック室3側には、ロードロック室3との間でウエハを搬送する搬入出口20aが設けられており、この搬入出口20aはゲートバルブ22によって開閉可能となっている。また、チャンバー20のエッチング装置5側にはエッチング装置5との間でウエハWを搬送する搬入出口20bが設けられており、この搬入出口20bはゲートバルブ54により開閉可能となっている。チャンバー20の側壁上部にはガス供給路25が接続され、ガス供給路25はNガス供給源30に接続されている。また、チャンバー20の底壁には排気路27が接続され、排気路27は真空ポンプ33に接続されている。ガス供給路25には流量調節弁31が設けられており、排気路27には圧力調整弁32が設けられていて、これら弁を調整することにより、チャンバー20内を所定圧力のNガス雰囲気にして熱処理が行われる。Arガス等、Nガス以外の不活性ガスを用いてもよい。
制御部6は、処理システム1の各構成部を制御するマイクロプロセッサ(コンピュータ)を備えたプロセスコントローラ91を有している。プロセスコントローラ91には、オペレータが処理システム1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、処理システム1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有するユーザーインターフェース92が接続されている。また、プロセスコントローラ91には、処理システム1で実行される各種処理、例えば後述するエッチング装置5における処理ガスの供給やチャンバー内の排気などをプロセスコントローラの制御にて実現するための制御プログラムや処理条件に応じて処理システム1の各構成部に所定の処理を実行させるための制御プログラムである処理レシピや、各種データベース等が格納された記憶部93が接続されている。レシピは記憶部93の中の適宜の記憶媒体(図示せず)に記憶されている。そして、必要に応じて、任意のレシピを記憶部93から呼び出してプロセスコントローラ91に実行させることで、プロセスコントローラ91の制御下で、処理システム1での所望の処理が行われる。
本実施形態に係るエッチング装置5は、HFガス、アルコールガス等によりCVD系SiO膜のパターンエッチングや、自然酸化膜のエッチング除去を行うものである。その具体的な構成については、後で詳細に説明する。
このような処理システム1では、ウエハWとして、表面にエッチング対象であるCVD法やALD法で形成されたCVD系SiO膜や自然酸化膜を有し、それと隣接して熱酸化膜およびSiN膜を有するものを用い、そのようなウエハWを複数枚キャリアC内に収納して処理システム1に搬送する。
処理システム1においては、大気側のゲートバルブ16を開いた状態で搬入出部2のキャリアCから第1ウエハ搬送機構11の搬送アーム11a、11bのいずれかによりウエハWを1枚ロードロック室3に搬送し、ロードロック室3内の第2ウエハ搬送機構17のピックに受け渡す。
その後、大気側のゲートバルブ16を閉じてロードロック室3内を真空排気し、次いでゲートバルブ54を開いて、ピックをエッチング装置5まで伸ばしてウエハWをエッチング装置5へ搬送する。
その後、ピックをロードロック室3に戻し、ゲートバルブ54を閉じ、エッチング装置5において後述するようにしてエッチング処理を行う。
エッチング処理が終了した後、ゲートバルブ22、54を開き、第2ウエハ搬送機構17のピックによりエッチング処理後のウエハWを熱処理装置4に搬送し、チャンバー20内にNガスを導入しつつ、ヒーター24により載置台23上のウエハWを加熱して、エッチング残渣等を加熱除去する。
熱処理装置4における熱処理が終了した後、ゲートバルブ22を開き、第2ウエハ搬送機構17のピックにより載置台23上のエッチング処理後のウエハWをロードロック室3に退避させ、第1ウエハ搬送機構11の搬送アーム11a、11bのいずれかによりキャリアCに戻す。これにより、一枚のウエハの処理が完了する。
なお、本実施形態の場合には、エッチング装置5において上記特許文献1や2におけるCORのような反応生成物が発生しないため、熱処理装置4は必須ではない。熱処理装置を用いない場合には、エッチング処理が終了した後のウエハWを第2ウエハ搬送機構17のピックによりロードロック室3に退避させ、第1ウエハ搬送機構11の搬送アーム11a、11bのいずれかによりキャリアCに戻せばよい。
<エッチング装置の構成>
次に、本実施形態に係るエッチング装置5について詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係るエッチング装置を示す断面図である。図3に示すように、エッチング装置は、密閉構造のチャンバー40を備えており、チャンバー40の内部には、ウエハWを略水平にした状態で載置させる載置台42が設けられている。また、エッチング装置5は、チャンバー40にエッチングガスを供給するガス供給機構43、チャンバー40内を排気する排気機構44を備えている。
チャンバー40は、チャンバー本体51と蓋部52とによって構成されている。チャンバー本体51は、略円筒形状の側壁部51aと底部51bとを有し、上部は開口となっており、この開口が蓋部52で閉止される。側壁部51aと蓋部52とは、シール部材(図示せず)により密閉されて、チャンバー40内の気密性が確保される。蓋部52の天壁には上方からチャンバー40内に向けてガス導入ノズル61が挿入されている。
側壁部51aには、熱処理装置4のチャンバー20との間でウエハWを搬入出する搬入出口53が設けられており、この搬入出口53はゲートバルブ54により開閉可能となっている。
載置台42は、平面視略円形をなしており、チャンバー40の底部51bに固定されている。載置台42の内部には、載置台42の温度を調節する温度調節器55が設けられている。温度調節器55は、例えば温度調節用媒体(例えば水など)が循環する管路を備えており、このような管路内を流れる温度調節用媒体と熱交換が行なわれることにより、載置台42の温度が調節され、載置台42上のウエハWの温度制御がなされる。
ガス供給機構43は、不活性ガスであるNガスを供給するNガス供給源63、HFガスを供給するHFガス供給源64、およびアルコールガスであるエタノール(COH)ガスを供給するエタノールガス供給源65を有している。また、Nガス供給源63に接続された第1のガス供給配管66、HFガス供給源64に接続された第2のガス供給配管67、エタノールガス供給源65に接続された第3のガス供給配管68、および、これら第1〜第3のガス供給配管66〜68が接続される共通ガス供給配管62を有している。共通ガス供給配管62は、上述したガス導入ノズル61に接続されている。
第1〜第3のガス供給配管66〜68には、流路の開閉動作および流量制御を行う流量制御器70が設けられている。流量制御器70は例えば開閉弁およびマスフローコントローラにより構成されている。
このような構成のガス供給機構43においては、Nガス供給源63、HFガス供給源64、およびエタノールガス供給源65から、それぞれNガス、HFガス、エタノールガスが、それぞれ第1〜第3のガス供給配管66〜68を経て共通ガス供給配管62に至り、ガス導入ノズル61を介してチャンバー40内に供給される。なお、チャンバー40の上部にシャワープレートを設け、シャワープレートを介して上記ガスをシャワー状に供給してもよい。
本実施形態では、アルコールガスの一例としてエタノールガスを用いた例を示しているが、アルコールとしては、エタノールに限定されず他のアルコールを用いることができ、その場合は、エタノールガス供給源65に代えて、該当するアルコールガスを供給する供給源を用いればよい。アルコールとしては、1価のアルコールが好ましく、1価のアルコールとしては、エタノール以外に、メタノール(CHOH)、プロパノール(COH)、ブタノール(COH)を好適に用いることができ、これらの少なくとも一種を用いることができる。なお、プロパノールには2種類の構造異性体が存在し、ブタノールには4種類の構造異性体が存在するが、いずれの構造異性体も使用することができる。アルコールは、その中に含まれるOH基がエッチングに寄与すると考えられるが、OH基を含む物質としてアルコールの代わりに水を用いることができる。その場合は、エタノールガス供給源65に代えて、水蒸気供給源を用いて水蒸気を供給するようにすることができる。
不活性ガスであるNガスは、希釈ガスとして用いられる。不活性ガスとしては、Arガスを用いることもでき、NガスとArガスの両方を用いることもできる。また、不活性ガスとしては、Nガス、Arガスが好ましいが、HeのようなAr以外の希ガス等、他の不活性ガスを用いてもよい。なお、不活性ガスは、希釈ガスの他にチャンバー40内をパージするパージガスとして用いることができる。
排気機構44は、チャンバー40の底部51bに形成された排気口81に繋がる排気配管82を有しており、さらに、排気配管82に設けられた、チャンバー40内の圧力を制御するための自動圧力制御弁(APC)83およびチャンバー40内を排気するための真空ポンプ84を有している。
チャンバー40の側壁には、チャンバー40内の圧力を計測するための圧力計として2つのキャパシタンスマノメータ86a,86bが、チャンバー40内に挿入されるように設けられている。キャパシタンスマノメータ86aは高圧力用、キャパシタンスマノメータ86bは低圧力用となっている。載置台42に載置されたウエハWの近傍には、ウエハWの温度を検出する温度センサ(図示せず)が設けられている。
エッチング装置5を構成するチャンバー40、載置台42等の各種構成部品の材質としては、Alが用いられている。チャンバー40を構成するAl材は無垢のものであってもよいし、内面(チャンバー本体51の内面など)に陽極酸化処理を施したものであってもよい。一方、載置台42を構成するAlの表面は耐摩耗性が要求されるので、陽極酸化処理を行って表面に耐摩耗性の高い酸化被膜(Al)を形成することが好ましい。
<エッチング装置によるエッチング方法>
次に、このように構成されたエッチング装置によるエッチング方法について説明する。
本例では、ゲートバルブ54を開放した状態で、ロードロック室3内の第2ウエハ搬送機構17のピックにより、上述した構成、すなわち表面にエッチング対象であるCVD系SiO膜を有し、それと隣接して熱酸化膜およびSiN膜を有するウエハW、または、表面にエッチング対象である自然酸化膜が形成され、熱酸化膜およびSiN膜を有するウエハWを搬入出口53からチャンバー40内に搬入し、載置台42に載置する。エッチング対象であるCVD系SiO膜としては、SiプリカーサとしてSiHまたはアミノシラン等のシラン系ガスと酸化剤とを用いてALD法で成膜したものや、シラン系ガスと酸化剤とボロン系ガスとを用いてCVD法で成膜したBSG膜が例示される。もちろん、他のSiプリカーサを用いて形成されたものであっても適用可能である。また、SiN膜としては、CVD法やALD法で成膜されたものが例示され、Siプリカーサとしては、ジクロロシラン(DCS;SiCl)、ヘキサクロロジシラン(HCD;SiCl)等を挙げることができる。
その後、ピックをロードロック室3に戻し、ゲートバルブ54を閉じ、チャンバー40内を密閉状態する。
次いで、HFガス、アルコールガスであるエタノールガスを必要に応じて不活性ガスであるNガスで希釈してチャンバー40内へ導入し、ウエハWのCVD系SiO膜または自然酸化膜を選択的にエッチングする。
具体的には、温度調節器55によって載置台42の温度を所定の範囲に調節し、チャンバー40内の圧力を所定の範囲に調節して、ガス供給機構43のNガス供給源63、HFガス供給源64、およびエタノールガス供給源65から、それぞれNガス、HFガス、エタノールガスを、それぞれ第1〜第3のガス供給配管66〜68、共通ガス供給配管62、およびガス導入ノズル61を介してチャンバー40内へ導入し、CVD系SiO膜または自然酸化膜のエッチングを行う。
このとき、上述したように、エタノールガスの代わりに他のアルコールガスを用いてもよく、アルコールとしては、1価のアルコールが好ましく、1価のアルコールとしては、エタノール以外に、メタノール、プロパノール、ブタノールを好適に用いることができる。また、アルコールガスの代わりに水蒸気を用いてもよい。
CVD系SiO膜および自然酸化膜は、熱酸化膜やSiN膜とはエッチング特性が異なっている。すなわち、本実施形態のように、HFガス、アルコールガスまたは水蒸気を、必要に応じて不活性ガスにより適度に希釈したものをエッチングガスとして用いた場合には、CVD系SiO膜および自然酸化膜ではアルコールガスまたは水蒸気中のOH基によりエッチングが進みやすくなるのに対し、熱酸化膜やSiN膜の場合にはOH基がエッチング進行にほとんど寄与しない。このため、CVD系SiO膜および自然酸化膜を熱酸化膜やSiN膜に対して極めて高い選択比でエッチングすることができる。
このエッチング処理におけるチャンバー40内の圧力は66.7〜1333.3Pa(0.5〜10Torr)の範囲が好ましく、載置台42の温度(ほぼウエハの温度)は0〜30℃が好ましい。より好ましくは圧力範囲が133.3〜666.7Pa(1.0〜5.0Torr)、載置台温度範囲が0〜15℃である。一層好ましくは、圧力範囲が266.6〜533.3Pa(2.0〜4.0Torr)、載置台の温度範囲が0〜10℃である。
アルコールガスおよび水蒸気は、上述したように、熱酸化膜およびSiN膜に対するCVD系SiO膜や自然酸化膜のエッチング選択比を上昇させる傾向があり、HFガス+アルコールガス(または水蒸気)の合計量に対するアルコールガス(または水蒸気)の体積比率(流量比率)は、体積%で、3〜50%の範囲が好ましく、5〜15%の範囲がより好ましい。さらに、Nガス等の不活性ガスはCVD系SiO膜や自然酸化膜を高選択比でエッチングする上である程度含まれていることが好ましく、このときのHFガス+アルコールガスまたは水蒸気+不活性ガスの合計量に対する不活性ガスの体積比率(流量比)は、体積%で80%以下の範囲が好ましく、55〜75%の範囲がより好ましい。
このように、HFガス、アルコールガス、および必要に応じて不活性ガスを用いることにより、熱酸化膜やSiN膜に対して高い選択比でCVD系SiO膜または自然酸化膜をエッチングすることができる。そして、ガス組成や圧力および温度等の条件を適正化することにより、熱酸化膜に対して50以上さらには100以上、SiN膜に対して50以上という極めて高いエッチング選択比でCVD系SiO膜または自然酸化膜をエッチングすることができる。また、CVD系SiO膜をエッチングする際にウエハW表面に自然酸化膜が形成されている場合には、CVD系SiO膜を熱酸化膜およびSiN膜に対して高選択比でエッチングすると同時に自然酸化膜を高選択比で除去することも可能である。
このようにして、エッチング装置5におけるエッチング処理が終了した後、ゲートバルブ54を開き、第2ウエハ搬送機構17のピックにより載置台42上のエッチング処理後のウエハWをチャンバー40から搬出し、エッチング装置5によるエッチングが終了する。
<実験例>
次に、実験例について説明する。
[実験例1]
ここでは、処理ガスとして、従来のHF/NH系ガスを用いた場合と、本発明のHF/エタノール系ガスを用いた場合とについて、エッチング性を比較した。
従来のガス系としてHFガスとNHガスの合計量に対するNHガスの体積比率を体積%で56.6%、Nガス+Arガスを500〜1000sccm、総ガス流量を1000〜2000sccmとしたものを用い、載置台温度を100〜150℃、チャンバー内圧力を2〜4Torrとして、ALD法で成膜されたSiO膜(ALD−SiO)および熱酸化膜(Th−SiO)をエッチングした。一方、本発明のガス系として、HFガスとエタノールガス(Et−OH)の合計量に対するエタノールガスの体積比率を体積%で10.7%、Nガス+Arガスを500〜1500sccm、総ガス流量を1000〜2000sccmとしたものを用い、載置台温度を0〜10℃、チャンバー内圧力を2〜4Torrとして、ALD−SiO、Th−SiO、およびALD法で成膜されたSiN膜(ALD−SiN)をエッチングした。
この際のエッチング量(EA)とエッチング選択比(Sel)を図4に示す。この図に示すように、従来のHF/NH系ガスを用いた場合には、ALD−SiOが高エッチング量でエッチングされるが、Th−SiOのエッチング量も高く、ALD−SiOのTh−SiOに対するエッチング選択比(ALD−SiO/Th−SiO)は1.95と低い値であった。これに対し、本発明のHF/Et−OH系ガスを用いた場合には、ALD−SiOのエッチング量はHF/NH系ガスを用いた場合よりも多少劣っているものの、Th−SiOおよびALD−SiNのエッチング量は極めて少なく、ALD−SiO/Th−SiOは112.85と100を超え、ALD−SiOのALD−SiNに対するエッチング選択比(ALD−SiO/ALD−SiN)は57.26と50を超えた。
[実験例2]
ここでは、エッチングに対するエタノールガスの有効性を確認した。
エッチングガスとしてHFガスを500〜1000sccmとして単独で用いた場合と、エタノールガスをHFガスとの合計量に対して体積%で4.6%を添加した場合とで、ALD−SiO、Th−SiO、およびALD−SiNのエッチング性を比較した。なお、載置台温度:0〜10℃、チャンバー内圧力:0.5〜1.0Torrとした。
図5(a)にこの際のエッチング量を示し、図5(b)にこの際のエッチング選択比を示す。図5に示すように、HFガス単独の場合と、エタノールガスを加えた場合とで、Th−SiOおよびALD−SiNのエッチング量はあまり変化しないのに対し、ALD−SiOのエッチング量はエタノールガスを加えることにより急激に上昇しており、HFガスにエタノールガスを加えることにより、エッチング選択比はALD−SiO/Th−SiOおよびALD−SiO/ALD−SiNのいずれも著しく上昇することが確認された。
[実験例3]
ここでは、エッチングに対するエタノールガスの流量依存性について確認した。
エタノールガスの流量比(HFガス+エタノールガスの合計流量に対するエタノールガスの流量%)を5〜12%の間で変化させて、ALD−SiO、Th−SiO、およびALD−SiNのエッチング性を求めた。なお、載置台温度:0〜10℃、チャンバー内圧力:2.0〜3.0Torrとした。
図6(a)にこの際のエッチング量を示し、図6(b)にこの際のエッチング選択比を示す。図6に示すように、エタノールガスの流量比が5〜12%の範囲において、ALD−SiOのエッチング量が高く、Th−SiOおよびALD−SiNのエッチング量が低い傾向にあり、エッチング選択比については、ALD−SiO/Th−SiOおよびALD−SiO/ALD−SiNのいずれも著しく高いことが確認された。具体的には、エタノールガスの流量比が5〜12%の範囲において、ALD−SiO/Th−SiOがエタノールガスの流量比の上昇にともなって低下する傾向があるものの、その値は100を超えており、一方、ALD−SiO/ALD−SiNは、エタノールガスの流量比に対してほぼフラットであり、50近傍の値であった。
[実験例4]
ここでは、ALD−SiO、Th−SiOおよびALD−SiNに加えて、CVD法で成膜されたSiO膜であるBSGについてエッチング性を確認した。
HFガスとエタノールガスの合計量に対するエタノールガスの流量比を体積%で4.6%、ガス総流量を500〜1000sccm、載置台温度:0〜15℃、チャンバー内圧力:0.5〜1.0Torrとし、エッチング時間を変化させてエッチングを行った。
図7(a)にこの際の各膜におけるエッチング時間とエッチング量との関係を示し、図7(b)にALD−SiOおよびBSGのTh−SiOおよびALD−SiNに対するエッチング選択比をまとめたものを示す。なお、BSGの初期膜厚は60nmであり、エッチング量が60nmを超える場合は測定ができなかった。図7(a)に示すように、Th−SiOおよびALD−SiNはエッチング時間が増加してもほとんどエッチングされないのに対し、ALD−SiOおよびBSGはエッチング時間が増加するに従ってエッチング量が増加しており、図7(b)に示すように、ALD−SiOおよびBSGはいずれも、Th−SiOおよびALD−SiNに対するエッチング選択比が極めて高いことが確認された。
[実験例5]
ここでは、SiN膜表面の自然酸化膜のエッチング性について確認した。
エッチングガスとしてHFガスとエタノールガスの合計量に対してエタノールガスの比率を体積%で16.7%、Nガス+Arガスの合計流量を500〜1500sccm、ガス総流量を1000〜2000sccmとしたものを用い、載置台温度:0〜15℃、チャンバー内圧力:2.0〜4.0Torr、エッチング時間65secの条件のエッチング処理をALD−SiNに対して複数回繰り返し行った。
図8にこの際の処理回数とエッチング量との関係を示す。この図に示すように、1回目のエッチング量が0.23nmであったのに対して、2回目以降は、0.14〜0.15nmと低い値で安定した。これは、1回目のエッチング処理でALD−SiN表面に存在していたSiの自然酸化膜が除去されたためであると考えられる。この結果は、HFガスにエタノールガスを加えたガス系により、Siの自然酸化膜が迅速に除去されることを示しており、Siの自然酸化膜がTh−SiOおよびALD−SiNに対して高い選択比でエッチングされることを示唆している。
<本発明の他の適用>
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態の装置は例示に過ぎず、種々の構成の装置により本発明のエッチング方法を実施することができる。また、上記実施形態では、処理ガスとして、HFガスとアルコールガスまたは水蒸気とを用いたが、さらにFガスを添加してもよい。さらに、被処理基板として半導体ウエハを用いた場合について示したが、半導体ウエハに限らず、LCD(液晶ディスプレイ)用基板に代表されるFPD(フラットパネルディスプレイ)基板や、セラミックス基板等の他の基板であってもよい。
1;処理システム
2;搬入出部
3;ロードロック室
5;エッチング装置
6;制御部
11;第1ウエハ搬送機構
17;第2ウエハ搬送機構
40;チャンバー
43;ガス供給機構
44;排気機構
61;ガス導入ノズル
62;共通ガス供給配管
63;Nガス供給源
64;HFガス供給源
65;エタノールガス供給源
66,67,68:ガス供給配管
W;半導体ウエハ

Claims (7)

  1. 表面に化学蒸着法または原子層堆積法により形成された第1の酸化シリコン膜を有し、さらに前記第1の酸化シリコン膜に隣接して、熱酸化膜からなる第2の酸化シリコン膜および窒化シリコン膜を有する被処理基板をチャンバー内に配置し、
    前記チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給し、これにより前記第1の酸化シリコン膜を前記第2の酸化シリコン膜および前記窒化シリコン膜に対して選択的にエッチングすることを特徴とするエッチング方法。
  2. 熱酸化膜および窒化シリコン膜を有し、表面に自然酸化膜が形成された被処理基板をチャンバー内に配置し、
    前記チャンバー内に、HFガスと、アルコールガスまたは水蒸気とを供給し、これにより前記自然酸化膜を前記熱酸化膜および前記窒化シリコン膜に対して選択的にエッチングして除去することを特徴とするエッチング方法。
  3. さらに不活性ガスを供給してエッチング処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエッチング方法。
  4. 前記エッチングの際に、前記チャンバー内の圧力を66.7〜1333.3Paの範囲とし、前記チャンバー内で被処理基板を載置する載置台の温度を0〜30℃の範囲とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  5. 前記アルコールガスは、エタノール(COH)、メタノール(CHOH)、プロパノール(COH)、ブタノール(COH)から選択された少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  6. 前記エッチングを行う際のHFガス+アルコールガスまたは水蒸気の合計量に対するアルコールガスまたは水蒸気の体積比率は、体積%で、3〜50%の範囲であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  7. コンピュータ上で動作し、エッチング装置を制御するためのプログラムが記憶された記憶媒体であって、前記プログラムは、実行時に、請求項1から請求項6のいずれかのエッチング方法が行われるように、コンピュータに前記エッチング装置を制御させることを特徴とする記憶媒体。
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