JP2015511571A - 強化ガラスの分離のための方法及び装置並びにこれにより生成された製品 - Google Patents

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Abstract

基板を分離するための方法及び装置が開示され、分離された基板から形成される製品も開示される。第1の面及び第2の面を有する基板を分離する方法においては、レーザ光ビームを照射して第1の面を通過させ、その後第2の面を通過させる。レーザ光ビームは、基板の表面上又は基板の外側に位置するビームウェストを有する。レーザ光ビームと基板との間で相対運動を行って、走査される基板の表面上のスポットをガイド経路に沿って走査する。スポット内で照射された基板の部分がレーザ光ビーム内で光を吸収し、基板をガイド経路に沿って分離することができる。

Description

発明の背景
本発明の実施形態は、概して、ガラスの基板を分離するための方法に関するものであり、特に強化ガラス基板を分離するための方法に関するものである。また、本発明の実施形態は、ガラスの基板を分離するための装置及びガラスの基板から分離されたガラス片に関するものである。
化学的に強化された基板や熱的に強化された基板のような薄い強化ガラス基板は、強度及びダメージ耐性に優れているため、家庭用電子機器において幅広く応用されている。例えば、そのようなガラス基板をLCDやLEDディスプレイ、携帯電話に組み込まれるタッチアプリケーション、テレビやコンピュータモニタなどのディスプレイ、その他様々な電子機器のためのカバー基板として用いることができる。製造コストを下げるために、単一の大きなガラス基板上に複数の素子のために薄膜パターニングを行い、その大きなガラス基板を種々の切断技術を用いて複数の小さなガラス基板に切断又は分離することにより、家庭用電子機器において用いられるそのようなガラス基板を形成することが望まれることがある。
しかしながら、中央の引っ張り領域内に蓄積される圧縮応力及び弾性エネルギーが大きいことにより、化学的強化ガラス基板又は熱的強化ガラス基板の切断又は仕上げが難しくなることがある。圧縮応力の高い表面の層及び深い層により、従来のスクライブと曲げのプロセスと同様にガラス基板を機械的にスクライブすることが難しくなる。さらに、中央の引っ張り領域の蓄積弾性エネルギーが十分に高い場合には、圧縮応力のかかった表面層を貫通する際にガラスが爆発的に壊れることがある。その他の場合においては、弾性エネルギーが放出されることにより破損が生じて所望の分離経路からずれてしまうことがある。したがって、強化ガラス基板を分離するための別の方法に対する需要が存在する。
本明細書において開示される一実施形態は、第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を用意し、上記第1の面及び上記第2の面の少なくとも一方には圧縮応力がかかり、上記基板の内部は引っ張り状態となっており、レーザ光ビームを照射して上記第1の面を通過させ、上記第1の面の通過後に上記第2の面を通過させ、上記レーザ光のビームは、上記基板の表面上又は上記基板の外側でビームウェストを有し、上記レーザ光ビームをガイド経路に沿って上記基板に対して走査させ、上記ガイド経路に沿った複数の位置で上記基板の表面から上記レーザ光ビームにより材料を除去し、上記ガイド経路に沿って上記基板を分離する方法(例えば、基板を分離するための方法)として例示的に特徴付けることができる。
本明細書において開示される他の実施形態は、第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を用意し、上記第1の面及び上記第2の面の少なくとも一方には圧縮応力がかかり、上記基板の内部は引っ張り状態となっており、上記基板内の複数の位置で上記基板を加工し、上記複数の加工位置のうちの少なくとも1つは上記第2の面上に位置し、上記複数の位置のうちの少なくとも1つは上記基板の上記内部に位置しており、上記基板をガイド経路に沿って分離する方法(例えば、基板を分離するための方法)として例示的に特徴付けることができる。この加工の際に、レーザ光ビームを照射して上記第1の面を通過させ、上記第1の面の通過後に上記第2の面を通過させ、上記レーザ光ビームは、上記基板の表面上のスポット内で、上記スポットにより照射される上記基板の一部によって光の多光子吸収を刺激するのに十分な強度とフルエンスを有し、上記複数の加工位置のうち少なくとも一部がガイド経路に沿って配置されるように、上記レーザ光ビームを上記基板に対して走査させる。
本明細書において開示されるさらに他の実施形態は、第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を分離するための装置であって、ビームウェストを有するレーザ光集束ビームを光路に沿って照射するように構成されたレーザシステムと、上記第1の面が上記レーザシステムに対向し、上記ビームウェストが上記基板の表面上又は上記基板の外側に位置することができるように、上記強化ガラス基板を支持するように構成されたワークピース支持システムと、上記レーザシステム及び上記ワークピース支持システムの少なくとも一方に連結されたコントローラとを含んだ装置として例示的に特徴付けることができる。このコントローラは、上記レーザ光ビームを照射して上記第1の面を通過させ、上記第1の面の通過後に上記第2の面を通過させ、上記レーザ光ビームは、上記基板の表面上のスポット内で、該スポットにより照射される上記基板の一部によって光の多光子吸収を刺激するのに十分な強度とフルエンスを上記基板の表面上のスポット内で有し、上記レーザ光ビームを上記基板に対してガイド経路に沿って走査させるように、上記レーザシステム及び上記ワークピース支持システムの上記少なくとも一方を制御するための指令を実行するように構成されたプロセッサを含むことができる。さらに、上記コントローラは、上記指令を格納するように構成されたメモリを含むことができる。
本明細書において開示されるさらに他の実施形態は、第1の面と、第2の面と、端面とを有する強化ガラス製品を含む製品として例示的に特徴付けることができる。上記端面は、上記第2の面から上記第1の面に向かって延びる主縁部領域と、上記主縁部領域から上記第1の面に延びるノッチ領域とを含み得る。
図1A及び図1Bは、それぞれ、本発明の実施形態により分離可能な強化ガラス基板を示す上面図及び断面図である。 図1A及び図1Bは、それぞれ、本発明の実施形態により分離可能な強化ガラス基板を示す上面図及び断面図である。 図2Aは、図1A及び図1Bに関して例示的に述べられる基板内にガイド溝を形成するプロセスの一実施形態を示す平面図である。 図2Bは、図2AのIIB−IIB線断面図である。 図3Aは、図2A及び図2Bに関して例示的に述べられるプロセスにより形成されたガイド溝の一実施形態を示す断面図である。 図3Bは、図3AのIIIB−IIIB線断面図である。 図4及び図5は、図2A〜図3Bに関して例示的に述べられるガイド溝に沿って基板を分離するプロセスの一実施形態を示す断面図である。 図4及び図5は、図2A〜図3Bに関して例示的に述べられるガイド溝に沿って基板を分離するプロセスの一実施形態を示す断面図である。 図6Aは、図2A〜図5に関して例示的に述べられるプロセスにより図1に示される基板から分離された強化ガラス片を示す上面図である。 図6Bは、図6Aに示される強化ガラス片を示す側面図である。 図7は、図2A〜図6Bに関して例示的に述べられるプロセスを行うように構成された装置の一実施形態を模式的に示すものである。
図示された実施形態の詳細な説明
以下、本発明の例示の実施形態が示されている添付図面を参照しながら本発明をより完全に説明する。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で実施することができ、本明細書で述べる実施形態に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が、完全なものですべてを含み、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供されるものである。図面においては、理解しやすいように、層や領域のサイズや相対的なサイズが誇張されている場合がある。
以下の説明では、図面において示される複数の図を通して、同様の参照記号は同様の又は対応する部材を示している。本明細書において使用されているように、内容が明確にそうではないことを示している場合を除き、単数形は複数形を含むことを意図している。さらに特に示す場合を除き、「上面」、「底面」、「外方」、「内方」などは、便宜上の言葉であり、限定する趣旨の用語として解釈されないことも理解できよう。加えて、あるグループが、グループ内の要素の少なくとも1つ又はその組み合わせを「備える」というときは、そのグループは、別々に又は互いの組み合わせで記載された要素を任意の数だけ備えていてもよく、その任意の数の要素から実質的に構成されていてもよく、あるいはその任意の数の要素から構成されていてもよい。同様に、あるグループが、グループ内の要素の少なくとも1つ又はその組み合わせ「から構成される」というときは、そのグループは、別々に又は互いの組み合わせで記載される任意の数の要素から構成され得る。特に示す場合を除き、記載された数値の範囲は、その間の任意のサブレンジとともに、その範囲の上限及び下限の双方を含むものである。
概して図面を参照すると、特定の実施形態を述べるために図示がなされており、本開示又は添付した特許請求の範囲を限定することを意図しているものではないことが理解できよう。図面は必ずしも縮尺が正しいとは限らず、ある特徴や図面中の図が、縮尺を誇張して示されているか、明確かつ簡潔にするために模式的に示されていることがある。
図1A及び図1Bは、それぞれ、本発明の実施形態における分離可能な強化ガラス基板を示す上面図及び断面図である。
図1A及び図1Bを参照すると、強化ガラス基板100(本明細書においては単に「基板」ともいう)は、第1の面102と、この第1の面とは反対側の第2の面104と、縁部106a,106b,108a,108bとを含んでいる。一般的に、縁部106a,106b,108a,108bは、第1の面102から第2の面104に延びている。平面図で見ると、基板100は本質的に正方形であるように図示されているが、平面図で見たときに基板100が任意の形状を有していてもよいことは理解できよう。基板100は、これに限定されるわけではないが、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、アルミノケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラスなど、又はこれらの組み合わせをはじめとするガラス組成から形成され得る。本明細書において述べられる実施形態により分離された基板100は、イオン交換化学強化プロセス、熱焼き戻し(thermal tempering)など、又はこれらの組み合わせといった強化プロセスにより強化され得る。本明細書における実施形態は、化学強化ガラス基板について述べられるが、本明細書において例示的に述べられる実施形態によって他の種類の強化ガラス基板を分離してもよいことを理解すべきである。一般的に、基板100は、200μmよりも大きく10mmよりも小さい厚さtを有し得る。一実施形態においては、厚さtは500μmから2mmの範囲にあり得る。他の実施形態においては、厚さtは600μmから1mmの範囲にあり得る。しかしながら、厚さtが10mmよりも大きくてもよく、あるいは200μmよりも小さくてもよいことは理解されよう。
図1Bを参照すると、基板100の内部110は、圧縮領域(例えば、第1の圧縮領域110a及び第2の圧縮領域110b)と引っ張り領域110cとを含んでいる。基板100の圧縮領域110a及び110b内の部分は、ガラス基板100に強度を与える圧縮応力状態に維持される。基板100の引っ張り領域110c内の部分には、圧縮領域110a及び110bにおける圧縮応力を補償する引っ張り応力がかかっている。一般的に、内部110の圧縮力及び引っ張り力は互いに相殺して基板100の最終的な応力はゼロになる。
例示的に示されるように、第1の圧縮領域110aは、第1の主面102から第2の主面104に向かって距離(又は深さ)d1だけ延びており、このため厚さ(又は「層深さ(DOL)」)d1を有している。一般的に、d1を、基板100の物理的な表面から応力がゼロになる内部110の点までの距離として定義することができる。また、第2の圧縮領域110bのDOLもd1となり得る。
基板100の組成や基板100を強化するために用いた化学的及び/又は熱的プロセスなどのプロセスパラメータ(これらすべては当業者に周知である)によって、d1は一般的に10μmよりも大きくなり得る。一実施形態においては、d1は20μmよりも大きい。一実施形態においては、d1は40μmよりも大きい。他の実施形態においては、d1は50μmよりも大きい。さらなる実施形態においては、d1は100μmよりも大きくなり得る。d1を10μm未満とした圧縮領域を生成するために任意の方法で基板100を用意できることは理解されよう。図示された実施形態においては、引っ張り領域110cは、端面106a及び106b(加えて端面108a及び108b)から延びている。しかしながら、他の実施形態においては、付加的な圧縮領域が端面106a,106b,108a,108bに沿って延びていてもよい。このように、圧縮領域が合わさって、基板100の表面から基板100の内部に延びる圧縮応力外側領域を形成し、引っ張り状態にある引っ張り領域110cはこの圧縮応力外側領域により囲まれることとなる。
上述したプロセスパラメータに応じて、第1の面102と第2の面104のそれぞれで、あるいはその近傍(すなわち100μm以内)で、圧縮領域110a及び110b内の圧縮応力の大きさが測定され、これは69MPaよりも大きくなり得る。例えば、実施形態によっては、圧縮領域110a及び110b内の圧縮応力の大きさが100MPaよりも大きく、200MPaよりも大きく、300MPaよりも大きく、400MPaよりも大きく、500MPaよりも大きく、600MPaよりも大きく、700MPaよりも大きく、800MPaよりも大きく、900MPaよりも大きく、あるいは1GPaよりも大きくなり得る。引っ張り領域110c内の引っ張り応力の大きさは次式により得ることができる。
Figure 2015511571
ここで、CTは基板100内の中央張力であり、CSはMPaで表される圧縮領域内の最大圧縮応力であり、tはmmで表される基板100の厚さであり、DOLはmmで表される圧縮領域の層の深さである。
本発明の実施形態により分離可能な基板100について例示的に述べてきたが、次に基板100を分離する例示的な実施形態について述べる。これらの方法を実施する際には、ガイド経路112のようなガイド経路に沿って基板100を分離することができる。ガイド経路112は直線上を延びるように図示されているが、ガイド経路112の全部又は一部が曲線に沿って延びていてもよいことは理解できよう。
図2A〜図5は、基板100のような強化ガラス基板を分離するプロセスの一実施形態を示すものである。このプロセスでは、基板100にガイド溝を形成した後、基板100をガイド溝に沿って分離する。具体的には、図2A及び図2Bは、それぞれ、ガイド溝を形成するプロセスの一実施形態を示す上面図及び断面図であり、図3A及び図3Bは、それぞれ、図2A及び図2Bに関して例示的に述べるプロセスにより形成されたガイド溝の一実施形態を示す断面図及び側面図であり、図4及び図5は、図2Aから図3Bに関して例示的に述べるガイド溝に沿って基板を分離するプロセスの一実施形態を示す断面図である。
図2A及び図2Bを参照すると、基板100上にレーザ光ビーム202を照射し、ガイド経路112に沿って2点(例えば、図1Aで示される点Aと点B)間で少なくとも1回基板100に対してビーム202を走査することにより、ガイド溝(例えば、図3A及び図3Bに示されるガイド溝200)を形成することができる。図示されているように、点Aは縁部106bに位置しており、点Bは縁部106aから間隔を空けて位置している。これらの点の一方又は双方が図示されたものとは異なる位置に置かれてもよいことは理解できよう。例えば、点Bを縁部106aに位置させてもよい。図2A及び図2Bは、ビーム202が点Aから点Bに走査する第1の走査を部分的に完了した状態におけるガイド溝形成プロセスを示している。
一般的に、レーザ光ビーム202は、第1の面102を通過し、その後第2の面104を通過するように、光路に沿って基板上に照射される。一実施形態においては、ビーム202内の光は、レーザ光のパルス列として供給され、まずレーザ光ビームを生成し、次にレーザ光ビームを集束させてビームウェスト204を生成することによって、ビーム202を光路に沿って照射することができる。図示された実施形態では、ビームウェスト204が第1の面102よりも第2の面104に近くなるように、ビームウェスト204が基板100の外側に位置している。ビームウェスト204を基板100の外側であって、第1の面102よりも第2の面104に近くに位置させることにより、基板100内で非線形的にビーム202の焦点を合わせて、(例えば、非線形カー効果のバランス、回折、プラズマ焦点外れなどにより)基板100の長くて狭い領域内において基板100の内部110にダメージを与えることができる。これにより、次に行われる基板100の分離を容易にすることができる。しかしながら、ビーム202の焦点を合わせる方法を変更することによって、第1の面102よりも第2の面104に近い位置にビームウェスト204を持ってくることができる。さらに他の実施形態においては、ビームウェスト204は、(第1の面102上に位置するように)第1の面102に、あるいは(第2の面104上に位置するように)第2の面104に交差し得る。
図示された実施形態においては、ビームウェスト204は、(例えば、光路に沿って測定した場合に)0.5mmよりも長い距離だけ基板から離間するように、基板100の外側に位置している。一実施形態においては、ビームウェスト204は、3mmよりも短い距離だけ基板100から離間している。一実施形態においては、ビームウェスト204は、1.5mmの距離だけ基板100から離間していてもよい。しかしながら、ビームウェスト204が、3mmよりも長い距離又は0.5mmよりも短い距離だけ基板100から離間していてもよいことは理解できよう。実施形態によっては、ビームウェスト204が、より第1の面102に近いか、あるいはより第2の面104に近いかに応じて、ビームウェスト204が基板100から離間している距離を選択することができる。以下により詳細に述べるように、基板100の分離を手助けするのに用いられるガイド溝の所望の構成に応じて、ビームウェスト204が基板100から離間している距離を選択することができる。
一般的に、レーザ光ビーム202内の光は、100nmよりも長い少なくとも1つの波長を有している。一実施形態においては、レーザ光ビーム202内の光は、3000nmよりも短い少なくとも1つの波長を有していてもよい。例えば、レーザ光ビーム202内の光は、523nm、532nm、543nmなど、又はこれらの組み合わせの波長を有していてもよい。上述したように、ビーム202内の光は、レーザ光のパルス列として供給される。一実施形態においては、パルスの少なくとも1つは、10フェムト秒(fs)よりも長いパルス持続時間を有し得る。他の実施形態においては、パルスの少なくとも1つは、500ナノ秒(ns)よりも短いパルス持続時間を有し得る。さらに他の実施形態においては、少なくとも1つのパルスが、約10ピコ秒(ps)のパルス持続時間を有し得る。さらに、光路に沿って10Hzよりも高い繰り返し率でビーム202を照射し得る。一実施形態においては、光路に沿って100MHzよりも低い繰り返し率でビーム202を照射し得る。他の実施形態においては、約400kHzの繰り返し率でビーム202を照射し得る。パラメータの中でも特にビーム202内の光の波長とパルス持続時間に基づいてビーム202のパワーを選択できることは理解されよう。例えば、ビーム202が緑色波長(例えば、523nm、532nm、543nmなど)と約10psのパルス持続時間を有しているとき、ビーム202は、20W(又は約20W)のパワーを有していてもよい。他の例では、ビーム202がUV波長(例えば355nmなど)と約10nsより短いパルス持続時間(例えば1ns)を有しているとき、ビーム202は、10W〜20W(又は約10W〜約20W)の範囲にあるパワーを有していてもよい。しかしながら、ビーム202のパワーは、必要に応じて選択され得ることは理解できよう。
一般的に、スポットサイズやスポット強度、フルエンスなど、あるいはこれらの組み合わせなどの他のパラメータに加えて、上述した波長やパルス持続時間、繰り返し率、パワーなどのビーム202のパラメータ(本明細書においては「ビームパラメータ」ともいう)は、スポット206で照射される基板100の部分をアブレートする又はスポット206で照射される基板100の部分によりビーム202内で光の多光子吸収を誘起するのに十分なほどの強度及びフルエンスをビーム202が第1の面102上のスポット206で有するように選択され得る。しかしながら、例えば、ビーム202の焦点が合わされる方法を変更することにより、スポット206を第2の面104に移動させることができる。したがって、第1の面102上又は第2の面104上の基板100の一部をスポット206により照射したときに、該基板100の一部を除去することができる。一実施形態においては、スポット206は、1μmよりも大きな径の円形状を有し得る。他の実施形態においては、スポット206の径は100μm未満であり得る。さらに他の実施形態では、スポット206の径は約30μmであり得る。しかしながら、この径は100μmよりも大きくてもよく、あるいは1μmより小さくてもよいことは理解できよう。また、スポット206は任意の形状(例えば、楕円状、線状、正方形状、台形状など、又はこれらの組み合わせ)を有し得ることも理解できよう。
一般的に、2点A,B間でガイド経路112に沿って少なくとも1回ビーム202を走査することができる。一実施形態においては、2点間でガイド経路に沿って少なくとも5回ビーム202を走査する。他の実施形態においては、2点間でガイド経路に沿って少なくとも10回ビーム202を走査する。一般に、2点間でガイド経路112の少なくとも一部に沿って1m/s以上の走査速度でビーム202を走査することができる。他の実施形態では、2点間でガイド経路112の少なくとも一部に沿って2m/sよりも速い走査速度でビーム202を走査する。しかしながら、2点間でガイド経路112の少なくとも一部に沿って1m/s未満の走査速度でビーム202を走査してもよいことは理解できよう。例えば、80mm/s、75mm/s、50mm/s、30mm/sなどの走査速度でビーム202を走査することができる。また、2点A,B間でビーム202を走査する走査速度や回数は、ガイド溝200の所望の深さ、基板の組成、基板100から分離される小片の所望のエッジ品質とともに、上述したビームパラメータに基づいて選択できることは理解できよう。
幅(例えば「w1」で示される。図2A参照)や深さ(例えば「d2」で示される。図3A参照)、ガイド溝200の端部の位置、断面プロファイルなどのガイド溝パラメータは、1以上の走査パラメータ、ビームウェストの配置パラメータ及び/又は上述したビームパラメータを調整することにより選択することができる。例示的な走査パラメータとしては、上述した走査速度や点A,Bで走査する回数など、又はこれらの組み合わせなどが挙げられる。例示的なビームウェスト配置パラメータとしては、ビームウェスト204が基板100の外側に位置しているか否か、ビームウェスト204が基板100からどれくらい離間しているか、ビームウェスト204がより第1の面102に近いか否か、より第2の面104に近いか否か、ビームウェスト204が第1の面102上又は第2の面104上にあるか否かなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ガイド溝形成プロセスが完了すると、図3A及び図3Bに示されるようにガイド溝200が形成される。
図3A及び図3Bを参照すると、ガイド経路112に沿った任意の位置におけるガイド溝200の深さd2は、ガイド溝200が形成されている基板100の物理的な表面(例えば、例示的に図示されているように第1の面102)からガイド溝200の下面300までの距離として定義できる。上述のビームパラメータ、走査パラメータ、及びビームウェストの配置パラメータに応じて、d2は、ガイド経路112に沿った任意の位置でd1よりも大きくてもよく、あるいはd1と等しくてもよく、あるいはd1よりも小さくてもよい。d2がd1よりも大きい場合には、d2はd1よりも5%(又は5%未満)から100%だけ大きい範囲にあり得る。d2がd1より小さい場合には、d2はd1よりも1%(又は1%未満)から90%だけ小さい範囲にあり得る。一実施形態においては、d2が30μmよりも大きくなり得るように、上述したビームパラメータ、走査パラメータ、ビームウェストの配置パラメータなどを選択することができる。他の実施形態においては、d2は50μmよりも小さくてもよい。さらに他の実施形態では、d2は約40μmであり得る。
図3Aに示されるように、ガイド溝200の端部302は、基板100の縁部106aから離間している。基板100内での端部302の位置は、図1Aに示される点Bの位置に対応している。このように、点Bが縁部106aに移動されるとすると、ガイド溝200の端部302は(縁部106a上に位置するように)縁部106aと一致する。
図3Bを参照すると、下面300の曲率半径を調整するように、上述したビームパラメータ、走査パラメータ、ビームウェストの配置パラメータなどを選択することができる。上述したビームパラメータ、走査パラメータ、ビームウェストの配置パラメータ、基板パラメータ(例えば、基板の組成、圧縮領域の深さ、圧縮領域内の圧縮応力の大きさ、引っ張り領域内の引っ張り応力の大きさなど、又はこれらの組み合わせ)など、又はこれらの組み合わせに応じて、ガイド経路112に沿った基板100の望ましい分離を促進するように、ガイド溝パラメータ(例えば、ガイド溝200の深さd2、ガイド溝200の曲率半径、基板100の縁部に対するガイド溝200の端部302の位置など)を選択することができる。例えば、深さd2が小さすぎる場合、加えて/あるいは、曲率半径が大きすぎる場合には、基板100がガイド経路112からずれた経路に沿って分離されてしまうか、あるいは、基板100から分離された強化ガラス片の強度を低下させ得る小さなクラックを基板100内に生成してしまう場合がある。
図4及び図5は、図2A〜図3Bに示されるガイド溝に沿って基板を分離するプロセスの一実施形態を示す断面図である。
一実施形態においては、ガイド溝200が形成されると、基板100が自発的に(例えば、ガイド溝200に沿って)確実に分離するように、上述したガイド溝パラメータを選択することができる。しかしながら、図示された実施形態では、基板100がガイド溝200に沿って自発的に分離しないように上述したガイド溝パラメータが選択される。そのような実施形態では、1以上の付加的なプロセスを行ってガイド溝200の形成後に基板100内にベントクラックを形成することができる。ベントクラックを生成する際に、基板100をガイド経路112に沿って確実に分離できるように、そのようなベントクラックの幅、深さ、サイズなどが(例えば、この1以上の付加的なプロセスのパラメータに基づいて)選択及び/又は調整され得る。このように、ベントクラックの形成時にガイド経路112に沿って基板100が分離可能となるように、ベントクラック及びガイド溝200を構成することができる。ベントクラックは任意の方法で形成することができる。例えば、基板100上へのレーザ放射により、あるいは基板100に機械的な衝撃を与えることにより、あるいは基板100を化学的にエッチングすることにより、あるいはこれと似た方法により、あるいはこれらの組み合わせによりベントクラックを形成することができる。
基板100上にレーザ放射を照射することによりベントクラックを形成する際には、そのレーザ放射は、100nmよりも長い少なくとも1つの波長を有し得る。一実施形態においては、レーザ放射は、11μmよりも短い少なくとも1つの波長を有し得る。例えば、レーザ放射は、3000nmよりも短い少なくとも1つの波長を有し得る。他の実施形態では、レーザ放射は、266nm、523nm、532nm、543nm、780nm、800nm、1064nm、1550nm、10.6μmなどからなる群より選択される少なくとも1つの波長を有している。一実施形態においては、ガイド溝200内に又はガイド溝200の外側に、あるいはこれら両方にレーザ放射を照射することができる。同様に、レーザ放射を基板100の表面の縁部に又は縁部から離れた位置に照射することができる。一実施形態においては、レーザ放射は、ビームウェスト200と同様のビームウェストを有し得る。そのようなビームウェストは、基板100の外側に位置するか、基板100のいずれかの部分と少なくとも部分的に一致し得る。基板100に機械的な衝撃を与えることによりベントクラックを形成する場合には、任意の好適な方法(例えば、打撃、研削、切断など、又はこれらの組み合わせ)により基板100の一部に機械的な衝撃を与えることができる。基板100を化学的にエッチングすることによりベントクラックを形成する場合には、エッチャント(例えば、ドライエッチャント、ウェットエッチャントなど、又はこれらの組み合わせ)に接触させて基板100の一部を除去することができる。
他の実施形態では、ベントクラックを、基板100の一部を除去することにより形成されるものとして特徴付けることができる。図4を参照すると、基板100の一部を除去してガイド経路112に沿って起点溝400のような起点溝(initiation trench)を形成することによって一実施形態におけるベントクラックを形成することができる。このように、起点溝400をガイド溝200に揃えることができる。しかしながら、他の実施形態においては、起点溝400がガイド溝200に揃わないようにガイド経路112から起点溝400を離間させることができる。そのような実施形態においては、起点溝400は、それでもガイド経路112の十分に近くに位置しており、ガイド溝200に伝播し得るクラックの起点となる。
一実施形態においては、起点溝400及びガイド溝200は、同一面(例えば、例示的に図示されているように第1の面102)から基板100内に延びている。図示された実施形態においては、起点溝400は、表面102から基板100内に延びている。しかしながら、他の実施形態においては、起点溝400が、ガイド溝200から(例えば、ガイド溝200の下面300から)基板100内に延びていてもよい。図示された実施形態においては、起点溝400は、ガイド溝200の端部302からガイド経路112に沿って(例えば、縁部106bに向かって)延びている。しかしながら、他の実施形態においては、起点溝400が、基板100の縁部106aからガイド経路112に沿って延びていてもよく、あるいは、ガイド経路200の任意の位置からガイド経路112に沿って延びていてもよい。起点溝400の幅は、ガイド溝200の幅w1よりも大きくても、小さくても、あるいは等しくてもよい。例示的に示されているように、(例えば、図1Aに示されるガイド経路112に沿って測定される)起点溝400の長さは、(例えば、同じくガイド経路112に沿って測定される)ガイド溝200の長さよりも短い。しかしながら、他の実施形態においては、起点溝400の長さがガイド溝200の長さ以上であってもよい。
例示的に図示されるように、下面402が引っ張り領域110cまで延びるように、起点溝400は深さd3まで延びている。しかしながら、他の実施形態においては、起点溝400が、ほとんど引っ張り領域110cまで延びていてもよく、あるいは圧縮領域110aと引っ張り領域110cとの間の境界まで延びていてもよい。深さd2と同様に、起点溝400の深さd3は、起点溝400が形成される基板100の物理的な表面(例えば、例示的に示されるように第1の面102)から起点溝400の下面402までの距離として定義することができる。d3がd1よりも大きい場合には、d3はd1よりも5%(又は5%未満)から100%(又は100%を超える)だけ大きい範囲にあり得る。d3がd1より小さい場合には、d3はd1よりも1%(又は1%未満)から90%(又は90%を超える)だけ小さい範囲にあり得る。一実施形態においては、d3が、20μm以上、30μm以上、40μm以上、50μm以上、あるいは50μmよりも大きく、あるいは20μmよりも小さくなどといったように、上述したビームパラメータ、走査パラメータ、ビームウェストの配置パラメータなど、又はこれらの組み合わせを選択することができる。他の実施形態においては、d3は約40μm又は約50μmであり得る。起点溝400は任意の方法により形成することができる。例えば、基板100上へのレーザ放射により、(例えば、切断、研削などにより)基板100に機械的な衝撃を与えることにより、基板100を化学的にエッチングすることにより、又はこれと似た方法により、あるいはこれらの組み合わせにより起点溝400を形成することができる。
ベントクラックを形成する際に、ベントクラックがガイド溝200に沿って自発的に伝播して、ガイド経路112に沿って基板100を分離する。例えば、図5を参照すると、ベントクラックの前縁500は、矢印502により示される方向にガイド溝200に沿って伝播し得る。参照符号504は、ガイド経路112に沿って分離された基板100の部分の新しい端面を特定するものである。
図6Aは、図2A〜図5に関して例示的に説明されたプロセスにより図1に示される基板から分離された強化ガラス片を示す上面図である。図6Bは、図6Aに示される強化ガラス片を示す側面図である。
図6A及び図6Bを参照すると、クラック500がガイド溝200の長さに沿って伝播した後、基板100が強化ガラス製品(本明細書においては「製品」ともいう)600及び602に完全に分離される。それぞれの製品600又は602は、基板100の第1の面102及び第2の面104にそれぞれ対応する第1の面102'及び第2の面104'を含み得る。それぞれの製品は、さらに、基板100を分離する際に得られる縁部604を含み得る。一般的に、縁部604は、端面504とノッチ領域606とを含み得る。ノッチ領域606は、ガイド溝200、起点溝400、又はこれらの組み合わせに対して露出していた基板100の部分に対応する。したがって、ノッチ領域606は、端面504の縁部608から第1の面102'の縁部610まで延びている。ノッチ領域606は、深さd2又はd3のいずれかよりも大きい、又はこれよりも小さい、又はこれと等しい深さd4を有し得る。一実施形態においては、d4が、d2又はd3と実質的に等しくてもよい。一般的に、d4は、第1の面102'(又は第2の面104')に対して少なくとも実質的に垂直な方向に沿った縁部608と縁部610との間の距離又は端面504に対して少なくとも実質的に平行な方向に沿った縁部608と縁部610との間の距離として測定し得る。同様に、ノッチ領域606は、幅w1よりも大きい、又はこれよりも小さい、又はこれと等しい幅w2を有し得る。一実施形態においては、w2がw1の実質的に50%であってもよい。一般的に、w2は、端面504に対して少なくとも実質的に垂直な方向に沿った縁部608と縁部610との間の距離又は第1の面102'(又は第2の面104')に対して少なくとも実質的に平行な方向に沿った縁部608と縁部610との間の距離として測定し得る。
製品600又は602のような強化ガラス製品は、電話や音楽プレーヤ、ビデオプレーヤなどの携帯通信娯楽装置などの表示タッチスクリーン用途のための保護カバープレート(本明細書において用いられるように、「カバープレート」という用語は窓などを含むものである)として、情報関連端末(IT)装置(例えば、携帯コンピュータ、ラップトップコンピュータなど)用のディスプレイスクリーンとして、そしてその他の用途において用いることができるが、これに限られるものではない。図6A及び図6Bに関して先に例示的に述べた製品600及び602は、所望の装置を用いて形成し得ることは理解できよう。図7は、図2A〜図6Bに関して例示的に述べたプロセスを実施するように構成された装置の一実施形態を模式的に示すものである。
図7を参照すると、装置700のような装置は、基板100のような強化ガラス基板を分離することができる。装置700は、ワークピース位置決めシステムとレーザシステムとを含み得る。
一般的に、ワークピース支持システムは、第1の面102がレーザシステムに向き、図2Bに関して先に例示的に述べたように、ビームウェストが基板100と相対的に位置することが可能なように、基板100を支持するように構成される。例示的に示されるように、ワークピース支持システムは、基板100を支持するように構成されたチャック702のようなチャックと、チャック702を移動させるように構成された可動ステージ704とを含み得る。チャック702は、(図示されるように)基板100の第2の面104の一部のみと接触するように構成されていてもよく、あるいは、第2の面104の全面に接触していてもよい。一般的に、可動ステージ704は、レーザシステムに対してチャック702を横方向に移動させるように構成されている。このように、基板100に対してビームウェストが走査されるように可動ステージ704を動作させることができる。
一般的に、レーザシステムは、上述したビーム202のようなビームを光路に沿って照射するように構成される(ビーム202は、ビームウェスト204に関して先に例示的に述べたようにビームウェストを有している)。例示的に示されているように、レーザシステムは、レーザ光ビーム702aを生成するように構成されたレーザ706と、ビーム702aの焦点を合わせてビームウェスト204を生成するように構成された光学アセンブリ708とを含み得る。光学アセンブリ708は、レンズを含んでいてもよく、基板100に対するビーム202のビームウェストの(例えばZ軸に沿った)位置を変えるために矢印708aにより示される方向に沿って移動可能であってもよい。レーザシステムは、ビーム202のビームウェストを基板100及びワークピース支持システムに対して横方向に移動させるように構成されたビームステアリングシステム710をさらに含んでいてもよい。一実施形態においては、ビームステアリングシステム710は、ガルバノメータ、ファーストステアリングミラー、音響光学偏向器、電気光学偏向器など、又はこれらの組み合わせを含み得る。このように、基板100に対してビームウェストが走査されるようにビームステアリングシステム710を動作させることができる。
装置700は、レーザシステムの1以上の構成要素、ワークピース支持システムの1以上の構成要素、又はこれらの組み合わせと通信可能に連結されるコントローラ712をさらに含み得る。コントローラは、プロセッサ714とメモリ716を含み得る。プロセッサ714は、図1から図5に関して先に例示的に述べた実施形態を実現できるように、メモリ716に格納された指令を実行してレーザシステム、ワークピース支持システム、又はこれらの組み合わせの少なくとも1つの構成要素の動作を制御するように構成されていてもよい。
一般的に、プロセッサ714は、様々な制御機能を規定する動作ロジック(図示せず)を含むことができ、ハードウェアによって組み込まれた装置、プログラミング命令を実行するプロセッサのような専用ハードウェアの形式、及び/又は、当業者が考え得るその他の形式をとってもよい。動作ロジックは、デジタル回路、アナログ回路、ソフトウェア、又はこれらのいずれかのタイプを組み合わせたものを含んでいてもよい。一実施形態では、プロセッサ714は、動作ロジックに従ってメモリ716に格納された指令を実行するように構成された1以上の処理ユニットを含み得るプログラム可能なマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のプロセッサを含んでいる。メモリ716は、半導体、磁気的、及び/又は光学的な種類のうち、1以上の種類であってもよく、加えて/あるいは、揮発性及び/又は不揮発性のものであってもよい。一実施形態において、メモリ716は動作ロジックによって実行可能な指令を格納する。これに代えて、あるいはこれに追加して、メモリ716は動作ロジックによって操作されるデータを格納してもよい。ある構成では、動作ロジックとメモリは、装置700のいずれかの構成要素の動作面を管理及び制御する動作ロジックであるコントローラ/プロセッサの形態に含まれるが、別の構成では、上記コントローラとプロセッサが分離されてもよい。
一実施形態においては、コントローラ712が、レーザシステムとワークピース位置決めシステムの一方又は双方の動作を制御して、レーザ706を用いて起点溝400を形成してもよい。他の実施形態においては、コントローラ712が、レーザシステム、ワークピース位置決めシステム、及びベントクラック発生システムの少なくとも1つの動作を制御して起点溝400を形成してもよい。
一実施形態においては、ベントクラック発生システム718のようなベントクラック発生システムが装置700内に含まれていてもよい。ベントクラック発生システム718は、上述した起点溝400を形成可能なベントクラック発生デバイス720を含み得る。ベントクラック発生デバイス720は、ベントクラック発生デバイス720を(例えば、矢印718a及び718bの一方又は双方で示される方向に沿って)移動するように構成された位置決めアセンブリ722(例えば2軸ロボット)に連結されていてもよい。ベントクラック発生デバイス720は、砥石車、切断刃、レーザ源、エッチャントノズルなど、又はこれらの組み合わせを含み得る。他の実施形態において、他のベントクラック発生システムは、光ビームを生成し、光ビームを上述したレーザシステム内に照射して起点溝400の形成を容易にできるレーザ724のようなレーザを含んでいてもよい。さらに他の実施形態においては、他のベントクラック発生システムは、先に例示的に述べられた起点溝400を形成するのに十分なレーザ光ビーム726を生成するように構成された補助レーザシステムを含み得る。したがって、補助レーザシステムは、光ビーム728aを生成可能なレーザ728と、ビーム728aの焦点を合わせてビーム726を基板100に照射するように構成された光学アセンブリ730とを含み得る。
上記は本発明の実施形態を説明するものであって、本発明を限定するものと解釈すべきではない。本発明のいくつかの例示的な実施形態について述べたが、本発明の新規な教示及び効果から実質的に逸脱することなくそれらの例示の実施形態の中で多くの改変が可能であることは、当業者であれば容易に理解できよう。したがって、それらすべての改変は、特許請求の範囲によって画定される本発明の範囲に含まれることを意図されているものである。その結果、上記は、本発明を説明するものであって、開示された本発明の特定の例示の実施形態に限定されるものと解釈すべきではなく、開示された例示の実施形態及び他の実施形態に対する改変は、添付した特許請求の範囲に含まれることを意図されているものであることは理解されよう。本発明は、以下の特許請求の範囲とこれに含まれるであろう均等物により画定される。

Claims (36)

  1. 第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を用意し、前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方には圧縮応力がかかり、前記基板の内部は引っ張り状態となっており、
    レーザ光ビームを照射して前記第1の面を通過させ、前記第1の面の通過後に前記第2の面を通過させ、前記レーザ光ビームは、前記基板の表面上又は前記基板の外側でビームウェストを有し、
    前記レーザ光ビームをガイド経路に沿って前記基板に対して走査させ、
    前記ガイド経路に沿った複数の位置で前記基板の表面から前記レーザ光ビームにより材料を除去し、
    前記ガイド経路に沿って前記基板を分離する、
    方法。
  2. 前記基板が強化ガラス基板である、請求項1の方法。
  3. 前記基板の厚さが200μmよりも大きい、請求項2の方法。
  4. 前記基板の厚さが600μmよりも小さい、請求項2の方法。
  5. 前記基板は、
    前記第1の面及び前記第2の面の前記少なくとも一方から前記基板の前記内部に延びる圧縮領域と、
    前記圧縮領域に隣接する引っ張り領域と、
    を備え、
    前記圧縮領域の厚さが10μmよりも大きい、
    請求項1の方法。
  6. 前記圧縮領域内の圧縮応力が600MPaよりも大きい、請求項5の方法。
  7. 前記圧縮領域の厚さが40μmよりも大きい、請求項5の方法。
  8. 前記圧縮領域の厚さが50μmよりも大きい、請求項7の方法。
  9. 前記ビームウェストが前記基板の外側にある、請求項1の方法。
  10. 前記ビームウェストが前記第1の面よりも前記第2の面に近い、請求項9の方法。
  11. 前記レーザ光ビーム内の光が、100nmよりも長く、3000nmよりも短い少なくとも1つの波長を有する、請求項1の方法。
  12. 前記レーザ光ビーム内の光が、紫外線スペクトル内の少なくとも1つの波長を有する、請求項11の方法。
  13. 前記レーザ光ビームを照射する際に、10フェムト秒(fs)よりも長く500ナノ秒(ns)よりも短いパルス持続時間を有するレーザ光の少なくとも1つのパルスを照射する、請求項1の方法。
  14. 前記レーザ光ビームを照射する際に、10Hzよりも高く100MHzよりも低い繰り返し率でレーザ光のパルスを照射する、請求項1の方法。
  15. 前記レーザ光ビームをガイド経路に沿って前記基板に対して走査させる際に、前記ガイド経路上の2点間を少なくとも1回前記レーザ光ビームを走査する、請求項1の方法。
  16. さらに、前記ガイド経路に沿った前記2点間を少なくとも5回前記レーザ光ビームを走査する、請求項15の方法。
  17. さらに、1m/s未満の走査速度で前記ガイド経路の少なくとも一部に沿って前記レーザ光ビームを走査する、請求項15の方法。
  18. さらに、1m/sよりも速い走査速度で前記ガイド経路の少なくとも一部に沿って前記レーザ光ビームを走査する、請求項15の方法。
  19. さらに、約2m/sの走査速度で前記ガイド経路の少なくとも一部に沿って前記レーザ光ビームを走査する、請求項18の方法。
  20. 前記ガイド経路の少なくとも一部が前記第1の面に沿って直線状に延びている、請求項1の方法。
  21. 前記ガイド経路の少なくとも一部が前記第1の面に沿って曲線状に延びている、請求項1の方法。
  22. 前記材料を除去する際に、前記第2の面から材料を除去する、請求項1の方法。
  23. 前記基板の前記表面から材料を除去する際に、前記基板内に延びるガイド溝を形成する、請求項1の方法。
  24. 前記ガイド溝が前記ガイド経路に沿って延びている、請求項23の方法。
  25. 前記基板が、前記第1の面及び前記第2の面の前記少なくとも一方から前記基板の前記内部に延びる圧縮領域を有する強化ガラス基板であり、前記ガイド溝の少なくとも一部の深さが前記圧縮領域の厚さ以上である、請求項23の方法。
  26. 前記ガイド溝の少なくとも一部の深さが前記圧縮領域の厚さよりも小さい、請求項25の方法。
  27. 前記ガイド溝を形成する際に、基板が前記ガイド経路に沿って分離可能となるように、前記ガイド溝が構成されている、請求項23の方法。
  28. 前記ガイド溝を形成する際に、基板が結合したままとなるように、前記ガイド溝が構成され、前記基板を分離する際に、前記ガイド溝の形成後に前記基板内にベントクラックを形成し、前記ベントクラックを形成する際に、前記基板が前記ガイド溝に沿って分離可能となるように、前記ベントクラック及び前記ガイド溝が構成される、請求項23の方法。
  29. 第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を用意し、前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方には圧縮応力がかかり、前記基板の内部は引っ張り状態となっており、
    前記基板内の複数の位置で前記基板を加工し、前記複数の加工位置のうちの少なくとも1つは前記第2の面上に位置し、前記複数の位置のうちの少なくとも1つは前記基板の前記内部に位置しており、
    前記加工の際に、
    レーザ光ビームを照射して前記第1の面を通過させ、前記第1の面の通過後に前記第2の面を通過させ、前記レーザ光ビームは、前記基板の表面上のスポット内で、前記スポットにより照射される前記基板の一部によって光の多光子吸収を刺激するのに十分な強度とフルエンスを有し、
    前記複数の加工位置のうち少なくとも一部がガイド経路に沿って配置されるように、前記レーザ光ビームを前記基板に対して走査させ、
    前記ガイド経路に沿って前記基板を分離する、
    方法。
  30. 前記スポットは楕円形状を有している、請求項29の方法。
  31. 前記スポットは前記基板の前記第2の面上にある、請求項29の方法。
  32. 前記基板の加工の際に、前記第2の面から前記基板の前記内部に延びるガイド溝を形成する、請求項29の方法。
  33. 前記ガイド溝は前記ガイド経路に沿って延びる、請求項32の方法。
  34. 第1の面と該第1の面とは反対側の第2の面とを有する基板を分離するための装置であって、
    ビームウェストを有するレーザ光集束ビームを光路に沿って照射するように構成されるレーザシステムと、
    前記第1の面が前記レーザシステムに対向し、前記ビームウェストが前記基板の表面上又は前記基板の外側に位置することができるように、強化ガラス基板を支持するように構成されるワークピース支持システムと、
    前記レーザシステム及び前記ワークピース支持システムの少なくとも一方に連結されるコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記レーザ光ビームを照射して前記第1の面を通過させ、前記第1の面の通過後に前記第2の面を通過させ、前記レーザ光ビームが、前記基板の表面上のスポット内で、該スポットにより照射される前記基板の一部によって光の多光子吸収を刺激するのに十分な強度とフルエンスを前記基板の表面上のスポット内で有し、
    前記レーザ光ビームを前記基板に対してガイド経路に沿って走査させるように、
    前記レーザシステム及び前記ワークピース支持システムの前記少なくとも一方を制御するための指令を実行するように構成されるプロセッサと、
    前記指令を格納するように構成されるメモリと、
    を備える、
    装置。
  35. 第1の面と、第2の面と、端面とを有する強化ガラス製品を備え、
    前記端面は、
    前記第2の面から前記第1の面に向かって延びる主縁部領域と、
    前記主縁部領域から前記第1の面に延びるノッチ領域と、
    を含む、製品。
  36. 前記ノッチ領域は前記第1の面の縁部に沿って延びる、請求項35の製品。
JP2014559964A 2012-02-28 2013-02-27 強化ガラスの分離のための方法及び装置並びにこれにより生成された製品 Pending JP2015511571A (ja)

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