JP2015510816A - 抽選用リング、それを備えた抽選用リングユニット、それを備えたゲームマシン、それに用いる制御方法及び、コンピュータプログラム - Google Patents

抽選用リング、それを備えた抽選用リングユニット、それを備えたゲームマシン、それに用いる制御方法及び、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

抽選用リングは、リング状に形成され、層を形成するように、同心的に配置されるポケットリング(12b)及び、アワードリング(12a)と、ポケットリング(12b)及びアワードリング(12a)が同心を中心に一体的に回転するようにこれらを拘束する拘束状態と相対的に回転するように拘束を解除する解除状態との間で動作する拘束機構(21)と、を備えている。そして、ポケットリング(12b)には、抽選を実行するためのボール(B)を収容する複数のポケット(16)が回転方向(R)に沿って設けられ、アワードリング(12a)には、層を介して複数のポケット(16)にそれぞれ対応するように回転方向(R)に沿って配置され、所定の特典がそれぞれに関連付けられている複数の特典表示部(25)が設けられている。

Description

本発明は、物理的抽選媒体を使用した抽選に利用される抽選用リング等に関する。
物理的抽選媒体を使用した抽選に利用される抽選用リングが存在する。このような抽選用リングであって、物理的抽選媒体としてのボールを収容するための複数のポケットが外周に沿って設けられ、ルーレットゲームに利用されるルーレット用リングも存在する。このようなルーレット用リングを利用して、ルーレットゲームを提供するゲーム機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−215783号公報
新規な抽選用リング、それを備えた抽選用リングユニット、それを備えたゲームマシン、それに用いる制御方法及び、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の抽選用リングは、リング状に形成され、層を形成するように、同心的に配置される第1リング及び、第2リングと、前記第1リング及び前記第2リングが同心を中心に一体的に回転するように前記第1リング及び前記第2リングを拘束する拘束状態と相対的に回転するように拘束を解除する解除状態との間で動作する拘束手段と、を備え、前記第1リングには、抽選を実行するための物理的抽選媒体を収容する複数の収容部が回転方向に沿って設けられ、前記第2リングには、前記層を介して前記複数の収容部にそれぞれ対応するように前記回転方向に沿って配置され、所定の情報がそれぞれに関連付けられている複数の情報付与部が設けられているものである。
本発明の一形態に係るゲームマシンの外観図。 ルーレットユニットの拡大図。 図2のA−A線に関する断面を模式的に示す断面模式図。 図2のブレーキユニットを拡大して模式的に示した図。 図2の一方のピン昇降ユニットが配置されている部分を拡大して模式的に示す図。 図5とは別の方向から見た場合の切替機構を示す模式図。 一対の突出部が噛合い部と噛合った状態の一例を示す図。 一対の突出部がピンを挿入するように動作する場合の一例を示す図。 アワードリングとポケットリングとの間に相対回転が生じる前の状態を模式的に示す図。 アワードリングとポケットリングとの間に相対回転が生じた後の状態を模式的に示す図。 特典毎の入賞率の一例を示す図。 アワードリングとポケットリングとの間に1ポケット分の相対回転が生じた後の特典毎の入賞率を示す図。 アワードリングとポケットリングとの間の相対回転に伴う特典毎の入賞率の変化を示す図。 センターユニットの制御系の概略構成を示す機能ブロック図。 相対回転処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一形態に係るゲームマシンについて説明する。図1は、本発明の一形態に係るゲームマシンの外観図である。図1に示すように、ゲームマシン1は、複数のステーションユニット2と、センターユニット3と、を備えている。また、各ステーションユニット2は、センターユニット3の周囲に配置されている。なお、ステーションユニット2の数は適宜な数でよい。例えば、ステーションユニット2の数は、1台でもよい。
ステーションユニット2では、例えば、遊技価値としてのコインの消費と引き換えにスロットゲームが提供される。スロットゲームとは、複数のシンボルの表示が抽選結果に伴って変化するとともに、変化後における複数のシンボルの表示の組み合わせが所定の入賞配列を形成している場合に所定の特典が付与される周知のゲームを意味する。ステーションユニット2として、周知のスロットゲームマシンが利用されてよい。例えば、ステーションユニット2は、筐体5を有している。筐体5の前面には、ステーションモニタ6が設けられている。ステーションモニタ6として、例えば、液晶ディスプレイ装置が利用される。ステーションモニタ6の下側には、コントロールパネル7が設けられている。コントロールパネル7には、コイン投入口8及び、操作装置9が設けられている。操作装置9は、例えば、ベット操作等の各種の操作を行うためのボタンスイッチといった操作部材を含んでいる。また、コントロールパネル7の下側には、コイン払い出し口10が設けられている。
一方、センターユニット3では、ステーションユニット2にて、所定の遊技条件が満たされた場合に、いわゆるルーレットゲームが提供される。ルーレットゲームは、円形のルーレット盤の外周に沿って設けられた複数のポケットのいずれかにルーレット盤の外周に沿うように回転移動するボールが入り込む動きを利用して抽選を実行する周知のゲームである。また、所定の遊技条件として、例えば、スロットゲームにて、特定のシンボルが入賞配列を形成した場合に要件を満たす条件が採用される。なお、所定の遊技条件は、このような形態に限定されない。例えば、入賞配列が一定数以上形成された場合に満たされる条件、特定の入賞配列が形成された場合に満たされる条件等、所定の遊技条件としてスロットゲームに関連する各種の条件が利用されてよい。或いは、ステーションユニット2にて、スロットゲーム以外のゲームが実行される場合は、そのゲームに関連する各種の条件が所定の遊技条件として採用されてよい。
センターユニット3は、センターモニタ11と、抽選用リングユニットとしてのルーレットユニットRUと、ボール投入機構13と、ボール誘導路14と、を備えている。ルーレットユニットRUは、抽選用リングとしてのルーレットリング12を有している。ルーレットユニットRUは、ルーレットリング12の手前側(ステーションユニット2が配置されている側)が下に、その反対側の奥側が上にそれぞれ位置して、ルーレットリング12に傾斜が形成されるように配置されている。また、ルーレットユニットRUは、ルーレットリング12の奥側、つまり傾斜の上方がセンターモニタ11により隠されるように、センターモニタ11の下方に配置されている。ルーレットリング12は、回転駆動手段としてのリング駆動機構15(図2参照)により所定の方向に所定の速さで回転駆動される。ルーレットリング12の周囲には、複数の収容部としての複数のポケット16が設けられている。各ポケット16には、所定の特典が関連付けられている。
ボール投入機構13は、物理的抽選媒体としてのボールBをボール誘導路14に投入する。ボール誘導路14は、ルーレットリング12の外周に沿って延びるように形成されている。ボール誘導路14の外周側、つまりルーレットリング12の反対側にはボールBの移動を制限するためのガード14gが設けられている。ガード14gは、ボールBがボール誘導路14から外れないようにボールBの移動を制限する。つまり、ボール誘導路14は、ボール投入機構13が投入するボールBの移動範囲を一定範囲に制限し、そのボールBをルーレットリング12のポケット16に誘導可能なように形成されている。
一方、センターモニタ11には、ルーレットリング12の隠された部分を補うような画像が表示される。具体的には、図1に示すように、センターモニタ11には、ルーレットリング12の隠された部分に対応する画像がルーレットリング12と連続性を有するように表示される。また、ルーレットリング12が回転している間は、ルーレットリング12の回転を仮想的に演出するように、センターモニタ11に表示されたルーレットリング12に対応する画像も回転する。同様に、ルーレットリング12が停止した場合には、センターモニタ11に表示されたルーレットリング12に対応する画像も停止する。このような画像の表示は、回転及び停止といったルーレットリング12の動作をシミュレーションすることにより実現される。
ルーレットゲームが開始されると、ルーレットリング12が回転を開始する。また、ボールBがボール投入機構13よりボール誘導路14に投入される。投入されたボールBは、ボール誘導路14に沿って移動する。ルーレットリング12は、手前側が下に位置するように傾斜しているため、ボール誘導路14にも同様の傾斜が形成されている。従って、投入されたボールBは、ボール誘導路14に沿って一旦ボール投入機構13の反対側に向かって移動するが、傾斜の途中で移動方向を変え、またボール投入機構13側に戻るように移動する。このような移動を何度か繰り返した後に、ボールBの移動範囲は、ボール誘導路14の最も下方の位置、つまりルーレットリング12の最も下方の位置に収束していく。そして、そのボールBは、適宜の時期にルーレットリング12のいずれか一つのポケット16(主として、適宜の時期に最も下方に位置するポケット16)に入り込む。プレイヤには、そのボールが入ったポケット16に関連付けられた所定の特典が付与される。
図2は、ルーレットユニットRUの拡大図である。図2に示すように、ルーレットリング12の下方には、ルーレットリング12を回転駆動させるために、リング駆動機構15のモータユニット15aが配置されている。また、ルーレットリング12は、中央部に空間が形成されるリング状に形成されている。そして、ルーレットリング12は、同心的に配置され、同心円運動をする第2リングとしてのアワードリング12a及び、第1リングとしてのポケットリング12bに分離可能な二重リングとして構成されている。
また、ルーレットユニットRUには、切替手段としての一対のピン昇降ユニット17、ブレーキユニット18及び、LEDユニット19が設けられている。これらは、ルーレットリング12の内側、つまり中央部に形成された空間内に配置されている。LEDユニット19は、LEDライト19aと、反射板19bとを含んでいる。LEDライト19aは、照明手段として反射板19bに向かって光を照射するように配置されている。反射板19bは、LEDライト19aが照射する光を特定の方向に反射するように配置されている。例えば、反射板19bは、アワードリング12aの上方に光を反射する上方反射板と、下方に光を反射する下方反射板とを含んでいる。また、一例として、LEDライト19aは、上方反射板への照射と下方反射板への照射との間で光の照射方向が切り替え可能に構成されている。ピン昇降ユニット17及び、ブレーキユニット18の詳細は、後述する。
図3は、図2のA−A線に関する断面を模式的に示す断面模式図である。図3に示すように、ルーレットリング12は、アワードリング12a、ポケットリング12bが上から順に配置される2層構造を有している。ポケットリング12bの下には、ルーレットリング12を載置するための載置層SSがルーレットリング12と同様のリング状に形成されている。載置層SSには、ルーレットリング12を回転可能に載置するために必要な各種部品が配置されている。載置層SSは、ベース部20の上に形成されている。つまり、ルーレットリング12は、載置層SSを介してベース部20の上に配置されている。ベース部20は、アワードリング12a及び、ポケットリング12bが形成する空間の底部を形成するように配置されている。このため、ベース部20は、ピン昇降ユニット17、ブレーキユニット18及び、LEDユニット19の土台としても機能している。
次に、図4を参照して、ブレーキユニット18の詳細について説明する。図4は、図2のブレーキユニット18を拡大して模式的に示した図である。図4に示すように、ブレーキユニット18は、ユニット本体18a及び、一対のブレーキ部18bを含んでいる。ユニット本体18aの内部には、一対のブレーキ部18bを駆動させるための駆動源(不図示)が設けられている。一対のブレーキ部18bの先端には、一対のブレーキパッド18pが設けられている。各ブレーキパッド18pは、円柱状に形成されている。一方、ポケットリング12bには、延伸部12eが設けられている。延伸部12eは、ポケットリング12bの上面を中心に向かって延伸するようにして形成されている。つまり、延伸部12eは、ポケットリング12bの内壁よりも中心方向に突出している。一対のブレーキパッド18pは、延伸部12eを挟んで、延伸部12eの上下に配置されている。一対のブレーキ部18bは、駆動源によって、一対のブレーキパッド18pが延伸部12eを上下方向から挟み込む停止位置から延伸部12eを解放する解放位置まで動作するように構成されている。つまり、ブレーキユニット18は、一対のブレーキパッド18pで延伸部12eを挟み込むことによりポケットリング12bの回転を停止させ、延伸部12eを解放することにより回転を許容するように構成されている。
次に、ピン昇降ユニット17の詳細について説明する。一対のピン昇降ユニット17は、対称的位置に配置されている。図5は、図2の一方のピン昇降ユニット17が配置されている部分を拡大して模式的に示す図である。図5に示すように、各ピン昇降ユニット17は、ユニット本体17aと、昇降部17bと、を含んでいる。ユニット本体17aは、昇降部17bを上下方向に昇降させるための機構として構成されている。ユニット本体17aの内部には、昇降部17bを昇降させるための駆動源(不図示)が設けられている。これにより、昇降部17bは、アワードリング12aの上端部付近まで上方に移動可能に構成されている。また、昇降部17bには、アワードリング12a及びポケットリング12bの方向に突出するように形成された一対の突出部17cが設けられている。一対の突出部17cは、上下方向に互いに間隔をあけて配置されている。
一方、ルーレットリング12には、拘束手段としての拘束機構21が設けられている。拘束機構21は、アワードリング12aの回転方向の動きをポケットリング12bに拘束する拘束状態とこの拘束を解除する解除状態との間で動作する。拘束機構21は、ピン昇降ユニット17によって、状態が切り替えられる。図6A〜図6Cを参照して、拘束機構21の詳細及び、ピン昇降ユニット17による状態の切り替えについて説明する。図6Aは、図5とは別の方向から見た場合の拘束機構21を示す模式図である。図6Aに示すように、拘束機構21は、アワードリング12aに設けられている。拘束機構21は、一対のピン昇降ユニット17に対応するように、アワードリング12aの対称的位置に2つ配置されている。なお、各拘束機構21が配置される位置も対称的位置に限定されない。拘束状態と解除状態との間で切り替え可能な限り、各拘束機構21は、どこに配置されてもよい。また、拘束機構21の数は任意でよい。例えば、拘束機構21の数は、一つでもよいし、3つ以上でもよい。
拘束機構21には、一対の突出部17cと噛み合うように、ルーレットリング12の中心方向に突出する噛合い部21aが設けられている。噛合い部21aは、上下方向への移動が許容される一方で、左右方向への移動は側壁21sにより制限されるように構成されている。噛合い部21aと上部壁21wとの間には、バネ21uが配置されている。噛合い部21aは、バネ21uにより下方に押されている。
一方、噛合い部21aの下方への移動は、正面壁21fにより制限されている。つまり、噛合い部21aは、正面壁21fと接触するように、バネ21uに押されている。
噛合い部21aの中央付近には、噛合い部21aの下方に一方の端部が突出するようにピン21pが設けられている。ピン21pは、噛合い部21aに固定されている。つまり、噛合い部21aの上下方向の移動に伴って、ピン21pも噛合い部21aとともに上下方向に移動するように、ピン21pは構成されている。ピン21pは、一方の端部は、ポケットリング12bに設けられた挿入部(不図示)に挿入されている。挿入部は、各ポケット16に対応するように、ポケット16毎に設けられている。一方、ピン21pの他方の端部は、噛合い部21aの上方に突出している。ピン21pの他方の端部と上部壁21wとの間には、間隔があけられている。この間隔は、ピン21pの一方の端部が挿入部から抜け、アワードリング12a側に移動することが十分可能なように形成されている。
バネ21uに押され、噛合い部21aが正面壁21fと接触する拘束位置にある場合には、ピン21pの一方の端部が挿入穴に挿入されているので、アワードリング12aの左右方向への移動はポケットリング12bに拘束される。また、このような拘束状態では、一対の突出部17cは噛合い部21aと接触しない非接触位置に配置されている。従って、拘束状態において、リング駆動機構15がポケットリング12bを回転させた場合には、アワードリング12aはポケットリング12bとともに回転する。つまり、この場合、アワードリング12a及び、ポケットリング12bは一体的に回転する。
一方、噛合い部21aは、一対の突出部17cと噛み合う。図6Bは、一対の突出部17cが噛合い部21aと噛合った状態の一例を示す図である。図6Bに示すように、一対の突出部17cが噛合い部21aと噛合った状態においては、噛合い部21aは、一対の突出部17cの間に配置される。より具体的には、一対の突出部17cの下方側の上に、噛合い部21aは配置される。一対の突出部17cは、駆動源によって上下方向に移動可能である。このため、一対の突出部17c及び噛合い部21aが噛合った状態において、一対の突出部17cが上方に移動した場合には、この移動に伴って噛合い部21aも上方に移動する。このような移動によって、バネ21uが圧縮され、噛合い部21aとともにピン21pの一方の端部も上昇する。ピン21pが挿入部から抜け出し、アワードリング12aまで上昇した場合には、アワードリング12aの拘束が解除される。このような解除状態では、アワードリング12a及びポケットリング12bは、互いに独立して回転可能である。
但し、昇降部17bの移動可能範囲は、アワードリング12aの上端部付近である。つまり、昇降部17bの移動可能範囲は、上部壁21wよりも高い。このため、各ピン昇降ユニット17は、上部壁21wよりも高い位置まで噛合い部21aを上昇させることができる。また、拘束機構21は、一対のピン昇降ユニット17に対応するように、アワードリング12aの対称的位置に設けられている。このため、一対のピン昇降ユニット17によって、アワードリング12aは、ポケットリング12bと分離される位置まで持ち上げられる。一対の突出部17cがこのような分離位置にある場合には、ポケットリング12bとアワードリング12aとの間に分離状態が形成される。このような分離状態では、アワードリング12aの自重を支えるピン昇降ユニット17により、アワードリング12aの回転方向への移動が制限される。従って、分離状態において、リング駆動機構15がポケットリング12bを回転させた場合には、回転方向への制限のないポケットリング12bは回転する一方で、アワードリング12aの回転は制限される。つまり、回転しないアワードリング12aに対して、ポケットリング12bが相対的に回転する。
ポケットリング12b側の挿入部は、各ポケット16に対応するようにポケット16毎に設けられているので、ピン21pの挿入先は任意の挿入部に変更可能である。つまり、ピン21pの挿入先は、ポケット16単位で移動可能である。この形態では、解除状態が形成されている場合のピン昇降ユニット17の状態、つまり一対の突出部17cが非接触位置にある状態が本発明の許容状態として機能する。また、分離状態が形成されている場合のピン昇降ユニット17の状態、つまり一対の突出部17cが分離位置にある状態が本発明の制限状態として機能する。更に、アワードリング12aの回転を制限するピン昇降ユニット17が本発明の回転制限手段としても機能する。
なお、一対の突出部17cは、ピン21pを挿入するように動作してもよい。噛合い部21aは、バネ21uによって押されている。従って、一対の突出部17cと噛合い部21aとの間の噛合いが解消されれば、バネ21uによってピン21pは挿入部方向に移動する。但し、ピン21pと挿入部との間の挿入に高い抵抗が生じる場合もある。このような場合、バネ21uのみではピン21pが挿入部に挿入されない可能性もある。図6Cは、一対の突出部17cがピン21pを挿入するように動作する場合の一例を示す図である。図6Cに示すように、一対の突出部17cが噛合い部21aと噛合った状態で、噛合い部21aを下方に押し下げるように動作してもよい。この場合、噛合い部21aの下方への移動に伴って、ピン21pが挿入部に押し込まれる。これにより、ピン21pが確実に挿入部に挿入される。
図7〜図12を参照して、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に生じる相対的回転について更に説明する。図7は、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に相対回転が生じる前の状態を模式的に示す図である。図7に示すように、各ポケット16は、ポケットリング12bに設けられている。一方、アワードリング12aには、各ポケット16に対応するように、情報付与部としての特典表示部25が設けられている。各特典表示部25には、所定の情報としての所定の特典が関連づけられている。また、拘束状態では、各特典表示部25が上下の階層を介して各ポケット16に対応するように配置される。そして、ポケット16にボールBが入り込んだ場合には、そのポケットに対応するように配置された特典表示部25に関連付けられる所定の特典が付与される。つまり、各特典表示部25は、各ポケット16に所定の特典に関連付けられる属性情報を付与するように機能する。各ポケット16及び各特典表示部25には、相関関係を有するデザインが利用される。図7の例では、各特典表示部25には、各ポケット16の形状の一部を形成するような円弧部が設けられている。また、この例では、例えば、斜線で示す特典表示部25aとポケット16aとの位置が一致している。つまり、斜線のポケット16aに斜線の特典表示部25aの特典“×500”が対応付けられている。一方、斜線のポケット16aの右隣のポケット16には、斜線の特典表示部25aの右隣の特典表示部25bが対応付けられている。
一方、図8は、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に相対回転が生じた後の状態を模式的に示す図である。図8の例では、矢印Rで示す右回転方向に、1ポケット分(一単位)の相対回転が生じた場合を示している。図8に示すように、アワードリング12aとポケットリング12bとの間の1ポケット分の相対回転に伴って、斜線のポケット16aと斜線の特典表示部25aとの間には、1ポケット分のずれが生じている。より具体的には、斜線のポケット16aの位置とは、図7において斜線の特典表示部25aの右隣に位置する右隣の特典表示部25bの位置が一致している。つまり、斜線のポケット16aには、右隣の特典表示部25bの特典“×50”が対応付けられている。このように、アワードリング12aとポケットリング12bとの間の相対回転に伴って、各ポケット16と各特典表示部25との間の対応関係にもずれが生じ、各ポケット16の属性に変化が生じる。
図9は、特典毎の入賞率の一例を示す図である。図9の例では、所定の特典として“×50”、“×100”、“×200”、“×300”、“×500”といった配当が各特典表示部25に順に関連付けられている場合を示している。また、図9の横軸は配当を、縦軸は入賞率を、それぞれ示している。ルーレットリング12には、部品公差、組み立て誤差等により仕上がり状態にばらつきが生じる可能性がある。このような場合、各ポケット16間にボールの入り込み易さに差が生じる可能性がある。このため、各配当の入賞率、つまり各配当が付与される確率には、ばらつきが生じる可能性がある。一例として、図9に実線W0で示すように、入賞率のばらつきは、配当毎にアップダウンする波を形成する場合がある。
一方、図10は、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に1ポケット分の相対回転が生じた後の特典毎の入賞率を示す図である。この場合、各ポケット16に対応付けられる配当が1ポケット分ずれる。例えば、相対回転が右方向に生じた場合、各ポケット16と各特典表示部25との間の対応関係が右方向に1つのポケット16分だけずれる。つまり、この場合、相対回転後には、例えば、相対回転前に各ポケット16の右隣に対応付けられていた各特典表示部25が各ポケット16に対応付けられる。このため、図10に破線W1で一例を示すように、各配当の入賞率のばらつきを示す波は、図9の例と比較して、配当一つ分、横軸方向にずれる。具体的には、図9の配当“×50”の入賞率が、図10では配当“×100”の入賞率として示されている。同様に、図10では、図9の配当“×100”の入賞率が配当“×200”の入賞率として、図9の配当“×200”の入賞率が配当“×300”の入賞率として、図9の配当“×300”の入賞率が配当“×500”の入賞率として、それぞれ示されている。更に、図9の配当“×500”の入賞率は、図10では配当“×50”の入賞率として示されている。
図11は、アワードリング12aとポケットリング12bとの間の相対回転に伴う特典毎の入賞率の変化を示す図である。図11の実線W0は相対回転が生じる前を、破線W1は1ポケット分相対回転した場合を、一点鎖線W2は2ポケット分相対回転した場合を、二点鎖線W3は3ポケット分相対回転した場合を、細かい破線W4は4ポケット分相対回転した場合を、それぞれ示している。図11に示すように、1ポケット分、2ポケット分といった具合に、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に相対的回転が生じるに従って、入賞率のばらつきを示す波が配当一つ分ずつ横軸方向にずれる。このため、4ポケット分の相対回転が生じた場合の入賞率を平均すると太線Weで示すように、入賞率は、“0.2”の値に収束している。つまり、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に1単位ずつ4ポケット分(配当の種類数よりも一つ少ない数)の相対回転を生じさせた場合には、入賞率が均一化される。
次に、図12を参照して、センターユニット3の制御系の構成について説明する。図12は、センターユニット3の制御系の概略構成を示す機能ブロック図である。図12に示すように、センターユニット3には、センター制御ユニット30が設けられている。センター制御ユニット30は、センターユニット3を制御するコンピュータユニットとして構成されている。具体的には、センター制御ユニット30は、マイクロプロセッサとその動作に必要な主記憶装置その他の周辺装置とを含んだコンピュータユニットとして構成されている。
センター制御ユニット30には、上述のボール投入機構13、リング駆動機構15、ピン昇降ユニット17、ブレーキユニット18、LEDユニット19、及び、センターモニタ11が接続されている。センター制御ユニット30には、更に、記憶装置31が接続されている。記憶装置31として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶媒体、DVD−ROM等の光学式記憶媒体或いは、EEPROM等の不揮発性半導体メモリといった電源の供給がなくても記憶を保持可能な記憶媒体が使用されている。
記憶装置31には、ゲームプログラム33と、ゲームデータ34とが記憶されている。ゲームプログラム33は、センターユニット3がルーレットゲームを実行するために必要なプログラムである。ゲームデータ34は、ゲームプログラム33が実行された際に利用される各種データである。ゲームデータ34には、各種データとして、例えば、ルーレットゲームで各種のBGM或いは効果音を再生するためのBGMデータ、各ポケット16の属性(つまり、各ポケット16と特典表示部25との間の対応関係)を管理するための属性管理データ、入賞率を管理するための入賞率管理データ等が含まれる。ゲームプログラム33は、センター制御ユニット30に適宜読み込まれて実行される。ゲームデータ34は、センター制御ユニット30に適宜読み込まれて参照される。
ゲームプログラム33が実行されることにより、センター制御ユニット30には、リング制御部35が設けられる。リング制御部35は、センターユニット3がルーレットゲームを提供するために必要な各種の処理を実行する。例えば、ボール投入機構13、リング駆動機構15、ピン昇降ユニット17、ブレーキユニット18、LEDユニット19、及び、センターモニタ11を制御するための処理を実行する。
具体的には、リング制御部35により、センターモニタ11は表示する画像が、ボール投入機構13はボールの投入時期等が、リング駆動機構15はルーレットリング12を回転させる速度等が、それぞれ制御される。同様に、ピン昇降ユニット17は、例えば、ルーレットリング12の拘束状態と解除状態との間の切り替え動作が制御される。より具体的には、リング制御部35は、一例として、一対の突出部17cが非接触位置と分離位置との間で動作するように、ピン昇降ユニット17の動作を制御する。また、ブレーキユニット18は、例えば、ルーレットリング12の回転を停止させるための動作が制御される。より具体的には、リング制御部35は、一例として、一対のブレーキパッド18pが停止位置と解放位置との間で動作するように、ブレーキユニット18を制御する。更に、LEDユニット19は、リング制御部35によって、例えば、LEDライト19aの照射方向が制御される。リング制御部35は、コンピュータハードウェアとコンピュータプログラムとの組み合わせによって実現される論理的装置である。
次に、センター制御ユニット30が実行する相対回転処理について説明する。図13は、センター制御ユニット30が実行する相対回転処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図である。センター制御ユニット30は、リング制御部35を通じて、図13のルーチンを実行する。リング制御部35は、図13のルーチンを所定の周期で繰返し実行する。所定の周期として、例えば、ルーレットリング12での抽選が終了する毎という周期が採用される。なお、センター制御ユニット30は、図13のルーチンの他にも、例えば、ボール投入機構13、リング駆動機構15、ピン昇降ユニット17、ブレーキユニット18或いは、LEDユニット19といった各種機構及び、ユニットの動作を制御するために必要な各種の周知な処理を実行する。また、センター制御ユニット30は、ルーレットリング12での抽選結果に対応した特典(ボールBが入り込んだポケット16に対応する特典表示部25に関連付けられる特典)を付与するための処理等、ルーレットゲームを実現するために必要な各種の周知な処理も実行する。しかし、これらの詳細な説明は省略する。
図13のルーチンを開始すると、リング制御部35は、まずステップS11において、所定の条件を満たすか否かを判別する。所定の条件として、例えば、前回の相対的回転を基準にしてカウントされる所定回数が採用される。つまり、一例として、ステップS11において、リング制御部35は、前回の相対的回転からの抽選回数が所定回数に達しているか否かを判別する。この判別結果が否定的結果の場合、つまり前回の相対的回転から所定回数の抽選が実行されていない場合には、リング制御部35は、以降の処理をスキップして、今回のルーチンを終了する。一方、この判別結果が肯定的結果の場合、つまり前回の相対的回転から所定回数の抽選が実行されている場合には、リング制御部35は、ステップS12に進む。
ステップS12において、リング制御部35は、ピン昇降ユニット17の制御を通じて、ピン21pを上昇させる。具体的には、次のようにピン昇降ユニット17を制御して、ピン21pを上昇させる。まず、リング制御部35は、ピン21pの位置を取得する。位置の取得は、例えば、ルーレットリング12の回転及び停止の映像をセンターモニタ11に表示するためのシミュレーションを利用して実現される。つまり、一例として、ルーレットリング12の回転及び停止のシミュレーション結果に基づいて、ピン21pの位置を取得する。次に、一対の突出部17cが噛合い部21aと噛み合うように、一対の突出部17c及び拘束機構21の位置を調整する。そして、一対の突出部17cが噛合い部21aと噛み合った状態において、一対の突出部17cが分離位置に移動するまで昇降部17bを上昇させる。一対の突出部17cが噛合い部21aを上昇させることによって、ピン21pが上昇する。このようにして、リング制御部35は、ピン21pを上昇させる。なお、ピン21pの位置は、センサー或いは、カメラ等に基づいて取得されてもよい。
次のステップS13において、リング制御部35は、リング駆動機構15の制御を通じて、ポケットリング12bを回転させる。ステップS12のピン21pの上昇に伴って、ルーレットリング12は、分離状態(解除状態)に切り替えられている。このため、ポケットリング12bが回転してもアワードリング12aは回転しない。つまり、ポケットリング12bとアワードリング12aとの間には、相対的な回転が生じる。
次のステップS14において、リング制御部35は、ポケットリング12bの回転を所定の位置で停止させる。所定の位置として、例えば、1ポケット分回転する位置が採用される。つまり、この場合、リング制御部35は、ポケットリング12bが1ポケット分回転したところで、ポケットリング12bを停止させる。所定の位置は、例えば、ポケットリング12bの回転及び停止のシミュレーション結果に基づいて、取得される。
次のステップS15において、リング制御部35は、所定の位置でピン21pを下降させる。つまり、一例として、1ポケット分隣のポケット16に対応する挿入部に挿入されるように、ピン21pを下降させる。この処理を終えると、リング制御部35は、今回のルーチンを終了する。これにより、所定回数毎にルーレットリング12が分離状態(解除状態)に切り替えられ、アワードリング12aとポケットリング12bとの間に相対的回転が生じ、各特典の入賞率が変化する。
上述のように、物理的な抽選機を利用した場合、部品精度、組み立て精度、設置精度等により、抽選結果にばらつきが生じる可能性がある。一方で、抽選結果に基づく、入賞率等には公平性が要求される。つまり、各特典の入賞率はフラットであることが望ましい。
以上に説明したように、この形態によれば、ルーレットリング12がアワードリング12a及びポケットリング12bに分離可能に構成されている。また、ポケットリング12bが抽選に、アワードリング12aが抽選結果の属性付与に、それぞれ利用される。更に、ポケットリング12bとアワードリング12aとの間には相対的回転を生じさせることができる。このため、各ポケット16とこれらに対応付けられる特典等の属性情報との間の対応関係を変化させることができる。これにより、部品精度等の物理的特性によって生じる入賞率のばらつきを抑制し、均一化を図ることができる。
また、回転する物体に電力を供給する場合には、各種の課題が生じ得る。リング状(ドーナツ状)の回転物に電力を供給する場合には、更に難しい。例えば、このようなリング状の回転物に電力を供給する技術として、ブラシ給電が利用される場合がある。しかし、ブラシ給電を利用した場合には、電波が出力され、また、ブラシの消耗が激しいという問題が生じ得る。
この形態によれば、ルーレットリング12の回転、アワードリング12aとポケットリング12bとに分離といった動作は、ルーレットリング12とは別の機構(或いは、ユニット)によって実現されている。また、入賞の演出もLEDライト19aの照射方向を変えることにより、LEDユニット19により実現されている。つまり、ルーレットリング12に電力を供給する必要がない。これにより、リング状のルーレットリング12に通電せずに、入賞率の均一化を図ることができる。
以上の形態では、センター制御ユニット30がリング制御部35を通じて図13のルーチンを実行することにより、切替制御手段、駆動制御手段及び、回転制限制御手段として機能する。また、センター制御ユニット30がルーレットリング12での抽選結果に対応した特典を付与するための周知の処理を実行することにより、特典付与手段としても機能する。
本発明は上述した形態に限らず、適宜の形態にて実施することができる。上述の形態では、アワードリング12aとポケットリング12bとの間には、1ポケット分ずつ順にずれるように相対的回転が生じている。しかし、相対的回転は、このような形態に限定されない。例えば、各ポケット16と各特典表示部25との間の対応関係が2単位ずつ等、所定の単位に従ってずれるように、相対的回転が生じてもよい。或いは、各ポケット16と各特典表示部25との間の対応関係がランダムにずれるように、相対的回転が生じてもよい。
上述の形態では、相対的回転を生じさせる所定の条件として、前回の相対的回転からの抽選回数が所定回数に達した場合に満たされる条件が採用されている。しかし、所定の条件は、このような形態に限定されない。例えば、所定の条件として、所定値以上(或いは、以下)の入賞率が発生した場合に満たされる条件が採用されてもよい。この場合、著しく高い(或いは低い)入賞率の特典が生じることを抑制することができる。また、所定の条件として、ゲーム中で特定の展開が生じた場合等、ゲームの進行条件が採用されてもよい。更に、所定の条件として、プレイヤ或いは、管理者等によって所定の操作が実行された場合という条件が採用されてもよい。
上述の形態では、所定の情報として特典等に関する属性情報が採用されている。しかし、所定の情報は、このような形態に限定されない。例えば、所定の情報として、特典とは逆のペナルティに関連する属性情報が採用されてもよい。或いは、所定の情報として、乱数に関する情報が採用されてもよい。この場合、例えば、ルーレットリング12を乱数の取得に使用することができる。これにより、取得される乱数の偏りを抑制することができる物理的抽選機構を実現することができる。従って、抽選用リングの用途は、ルーレットゲーム等のゲームに限定されない。物理的抽選媒体を利用して抽選を実行する各種の用途に適用可能である。本発明によれば、抽選結果とその結果に対応付けられる情報との間の関係を変化させることができる。従って、特定の情報への抽選結果の偏りを抑制することができる。これにより、各種の用途において、部品誤差等に起因する抽選結果の偏りを抑制することができる。
上述の形態では、第1リング及び、第2リングは、上下方向に階層を形成するように配置されている。しかし、第1リング及び、第2リングが形成する層は、このような形態に限定されない。例えば、半径方向に層が形成されるように、同一平面内に両リングが配置されてもよい。
また、切替手段及び、制限手段は省略されてもよい。この場合、例えば、管理者等によって手動で拘束手段の切り替えが実現されてもよい。従って、拘束手段の形態として、抽選用リングを拘束状態と解除状態との間で切り替え可能な限りにおいて、各種の形態が採用されてよい。

Claims (12)

  1. リング状に形成され、層を形成するように、同心的に配置される第1リング及び、第2リングと、
    前記第1リング及び前記第2リングが同心を中心に一体的に回転するように前記第1リング及び前記第2リングを拘束する拘束状態と相対的に回転するように拘束を解除する解除状態との間で動作する拘束手段と、を備え、
    前記第1リングには、抽選を実行するための物理的抽選媒体を収容する複数の収容部が回転方向に沿って設けられ、
    前記第2リングには、前記層を介して前記複数の収容部にそれぞれ対応するように前記回転方向に沿って配置され、所定の情報がそれぞれに関連付けられている複数の情報付与部が設けられている、抽選用リング。
  2. 前記第1リング及び前記第2リングは、前記層として階層を形成するように、上下に配置されている、請求項1の抽選用リング。
  3. 前記第1リングが前記階層の下層を形成するように、前記第2リングの下に配置されている、請求項2の抽選用リング。
  4. 請求項1から3のいずれか一項の抽選用リングと、
    前記拘束手段の状態を前記拘束状態と前記解除状態との間で切り替える切替手段と、
    前記第1リング及び、前記第2リングの少なくともいずれか一方を回転駆動させる回転駆動手段と、
    を備える、抽選用リングユニット。
  5. 請求項4の抽選用リングユニットと、
    所定の条件を満たした場合に、前記拘束手段の状態が前記拘束状態から前記解除状態に切り替えられるように、前記切替手段を制御する切替制御手段と、
    前記解除状態において、前記第1リング及び、前記第2リングの少なくともいずれか一方を回転させるように、前記回転駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    を備える、ゲームマシン。
  6. 前記第1リング及び、前記第2リングのいずれか一方の回転を制限する制限状態と回転を許容する許容状態との間で動作する回転制限手段と、
    前記回転制限手段の状態が前記拘束状態において前記許容状態に、前記解除状態において前記制限状態に、それぞれ切り替えられるように、前記回転制限手段を制御する回転制限制御手段と、を更に備え、
    前記駆動制御手段は、前記解除状態において、前記第1リング及び、前記第2リングのうち前記制限手段によって回転が制限されていない方を回転させるように、前記回転駆動手段を制御する、請求項5のゲームマシン。
  7. 前記所定の情報として、所定の特典に関する属性情報が利用されている、請求項5又は6のゲームマシン。
  8. 前記抽選用リングを利用した前記抽選の結果として、前記物理的抽選媒体を収容した収容部に対応する情報付与部の前記属性情報に基づいて、当該属性情報に対応する前記所定の特典を付与する特典付与手段を更に備える、請求項7のゲームマシン。
  9. 前記所定の条件として、前記抽選用リングユニットを利用した抽選の回数が利用され、
    前記所定の条件は、前記抽選の回数が所定回数に達した場合に満たされる、請求項5から8のいずれか一項のゲームマシン。
  10. 前記駆動制御手段は、前記収容部と前記情報付与部との間の対応関係が前記回転方向に1つの収容部分ずれるように、前記回転駆動手段を制御する、請求項5から9のいずれか一項のゲームマシン。
  11. 請求項4の抽選用リングユニットを備えたゲームマシンに組み込まれるコンピュータに、
    所定の条件を満たした場合に、前記拘束手段の状態が前記拘束状態から前記解除状態に切り替えられるように、前記切替手段を制御する切替制御工程と、
    前記解除状態において、前記第1リング及び、前記第2リングの少なくともいずれか一方を回転させるように、前記回転駆動手段を制御する駆動制御工程と、
    を実行させる制御方法。
  12. 請求項4の抽選用リングユニットを備えたゲームマシンに組み込まれるコンピュータを、
    所定の条件を満たした場合に、前記拘束手段の状態が前記拘束状態から前記解除状態に切り替えられるように、前記切替手段を制御する切替制御手段及び、前記解除状態において、前記第1リング及び、前記第2リングの少なくともいずれか一方を回転させるように、前記回転駆動手段を制御する駆動制御手段として機能させるように構成されたゲームマシン用のコンピュータプログラム。
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