JP2008206778A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールを停止させることに関する操作を誤ることによる意図しないリールを停止させるという事態を防止する。
【解決手段】1個の停止ボタン7と、停止ボタン7を押下した場合に停止するリールがどのリールであるかを報知する画像60を表示する液晶表示装置5と、液晶表示装置5の前面にタッチパネル90と、を備え、タッチパネル90におけるリールに対応する箇所を押圧することにより、停止するリールの選択を行う。タッチパネル90の押圧により停止するリールを選択しない場合には、所定の順序により停止するリールの選択を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチスロ店などの遊技場に設置される遊技機に関するものである。
特許文献1には、単一の停止ボタンを有し、停止ボタンの押下操作でリールを停止するパチスロ機が開示されている。
特開2004−255132号公報
従来の3つのリールを有し、それに対応する3つの停止ボタンを有するパチスロ機においては、停止ボタンを押し間違えることがある。押し間違えやすい状況として、「待ち時間」問題がある。単一時間内に1ゲームという遊技時間制限があり、停止ボタンが機能しない強制的な待ち時間が存在する。遊技者が待ち時間を認識せず、待ち時間中に、第1に止めたいリールに対応する停止ボタンを押下し、待ち時間終了後に、第2に止めたいリールに対応する停止ボタンを押下した場合、第2のリールのみが停止することになる。このように、従来の遊技機では、リールを停止させることに関する操作を誤ることによる意図しないリールを停止させるという問題が存在する。
一方、特許文献1に記載の遊技機においては、単一の停止ボタンを押下することでリールを停止させることはできるが、リールを停止する順序は予め設定されているため、予め設定された順序以外の順序でリールを停止したい場合等、意図した停止順序でリールを停止することができなかった。また、停止ボタン押下時に停止するリールを単一ゲーム毎に選択する必要があるため、この選択する操作を誤れば、意図せずリールが自動で停止されることになるため、リールを停止させることに関する操作を誤ることによる意図しないリールを停止させるという問題は解決できない。
本発明の目的は、リールを停止させることに関する操作を誤ることによる意図しないリールを停止させるという事態を防止することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の遊技機は、遊技を実行する遊技実行手段と、前記遊技に関する複数の図柄を変動表示可能な図柄表示部を複数有する図柄表示手段と、前記複数の図柄表示部から単一の図柄表示部を停止対象表示部として選択する停止対象選択手段と、前記図柄表示部の変動表示の停止を指令する単一の停止指令手段と、前記停止指令手段からの指令毎に、前記停止対象表示部の変動表示を停止させる停止制御手段と、を有し、前記停止対象選択手段は、前記停止対象表示部の選択を所定の順序で行う順序選択手段と、前記停止対象表示部の選択を外部からの入力に基づき行う外部選択手段と、前記順序選択手段によって選択された前記停止対象表示部よりも前記外部選択手段によって選択された前記停止対象表示部を優先する優先手段と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、単一の停止指令手段からの指令毎に、停止対象選択手段によって選択された単一の図柄表示部が停止制御手段によって停止される。全ての図柄表示部を停止させるために、遊技者は単一の停止指令手段のみを操作すればよく、停止指令手段の操作間違いを防止できる。さらに、遊技者が外部から停止対象表示部を選択することができる。遊技者が停止対象表示部の選択を行わない場合であっても所定の順序で停止対象表示部が選択される。したがって、例えば、所定の順序が多く用いる順序であれば、遊技者は特別な順序で図柄表示部を停止したい場合のみ、外部から停止対象表示部を選択すればよく、図柄表示部を停止させることに関する操作を減らすことができるため、図柄表示部を停止させることに関する操作を誤ることによる意図しない図柄表示部を停止させるという事態を防止することができる。
また、本発明の遊技機において、前記表示制御手段は、前記停止対象表示部を外部に報知する停止対象報知手段を有すること、としてよい。上記の構成によれば、停止対象表示部が外部である遊技者に報知される。遊技者は単一の停止指令手段を操作した場合に、複数の図柄表示部のうちどの図柄表示部が停止されるかを知ることができ、より図柄表示部を停止させることに関する操作を誤ることによる意図しない図柄表示部を停止させるという事態を防止することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図12に基づいて以下に説明する。
本実施の形態にかかる遊技機は、図1に示すように、いわゆる『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。なお、遊技機は、コインやメダル、遊技球、トークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、遊技媒体及び遊技価値をメダルとして説明する。
(遊技機1の機械的構成)
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、停止対象報知手段である液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の背面側に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像や、停止対象報知手段である停止対象報知画像60等を表示することが可能となっている。なお、本実施の形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
ここで、図1と、図3ないし図4と、に示す停止対象報知画像60は、後述する停止対象報知手段である停止対象報知処理ルーチンの実行により液晶表示装置5に表示される
液晶表示装置5の背面側には、図柄表示手段である3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」及び「Replay」の図柄からなっている。図柄表示部である各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
なお、本実施の形態において、図柄表示手段として外周面に複数の図柄が配置された機械的なリールを回転するように備えているが、本発明においては、これに特に限定されるものではない。図柄表示手段として、例えば、液晶表示装置5に複数の図柄を変動表示させるように制御回路を備えることも含まれる。
液晶表示装置5の前面部には、図2に示すように、透光性のタッチパネル90が設けられている。外部選択手段であるタッチパネル90は、水平方向(X方向)及び垂直方向(Y方向)に信号線が配設されることによって、マトリックス状にスイッチ部が配置された構成にされている。そして、タッチパネル90は、図1及び図4で示すように、指101等で前面側から押圧したときの押圧力により接触状態となったスイッチ部のX方向及びY方向からなる二次元位置データをタッチパネル信号として出力することによって、押圧位置を判別可能にしてる。
液晶表示装置5は、図3に示すように、絵柄等が形成されていない領域である表示窓51aと、絵柄等が形成されている領域である絵柄形成領域51bとを備えた正面パネル51を有している。液晶表示装置5に表示された停止対象報知画像60は、キャビネット2の正面から液晶表示装置5の表示窓51aを介して、視認できるようになっている。また、リール3L・3C・3Rの各図柄は、キャビネット2の正面から液晶表示装置5の表示窓51aを介して、リール3L・3C・3Rの図柄が縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。すなわち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、トップライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
絵柄形成領域51bの背面側には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(いわゆる「WINランプ」)17、メダル投入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている。これらランプ及び表示部も、リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。なお、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB又はRBに内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。なお、内部当籤とは、入賞成立が可能な役を後述のCPU31により抽籤することであり、CPU31により行われる抽籤を内部抽籤という。また、内部当籤した入賞可能な役を内部当籤役という。メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、ボーナス回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。。
図1に戻って、液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施の形態では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転を停止させるための1個の停止ボタン7が停止指令手段として設けられている。
キャビネット2の上方の左右には、スピーカ21L・21Rが設けられている。これら2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組み合わせ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方には、LEDランプ29が設けられている。
(遊技機1の電気的構成:主制御回路71)
上記のように構成された遊技機1は、図5に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72とで動作が制御されている。図5に示す主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、CPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわち、CPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、遊技状態、一の遊技におけるメダル投入数、一の遊技におけるメダル払出数、外部集中端子板89を介して副制御回路72から受信した後述する停止対象表示部を示すデータ等が格納される。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止ボタンの操作に応じてリール3L・3C・3Rの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。また、ROM32には、後述のメインルーチン等の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、ボーナス回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、停止指令手段であるリール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、停止ボタン7の操作に応じてリール停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
なお、本実施の形態において、停止指令手段として1個の停止ボタン7及びリール停止信号回路46を備えているが、本発明においては、これに特に限定されるものではない。停止指令手段として、例えば、タッチパネル90と、タッチパネル90における単一の箇所を押圧することでリール停止信号を発生するような制御回路と、を備えることも含まれる。
(遊技機1の電気的構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図6に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御、及び、LEDランプ29からの光の出力制御を行う。
副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示を制御する画像制御回路81、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77、タッチパネル信号をサブCPU74に中継するインターフェイス92を備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する図示しない演出処理ルーチンや後述する停止対象報知処理ルーチン、後述するタッチパネル入力時処理ルーチン、後述するリール動作監視処理処理ルーチン等の制御プログラム等を格納している。
ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、ワークRAM76には、主制御回路71から受け取った内部当籤役や、内部当籤役に対応する停止テーブルの種類、各リールの動作状態を示すデータ、停止対象表示部を示すデータ(以下、停止リールとも記す)等の各種のデータが記憶される。
なお、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されていてもよい。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、演出画像や停止対象表示画像60等を形成するための画像データを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、いわゆる「出球率」(遊技に賭けられた単位遊技価値に対して遊技者に付与される遊技価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『内部当籤状態』は、『一般遊技状態』においてBB又はRBに内部当籤し、BB又はRBに入賞していない場合に発生し、基本的に、一又は複数のゲームにわたり、BB又はRBに対応する図柄組み合わせが入賞ライン上に沿って並ぶことが許容された遊技状態である。『一般遊技状態』においてBB、RBに内部当籤すると、その内部当籤役が持越役としてセットされ、以降のゲームに持ち越されるようになる。ここで、内部当籤役の持ち越しとは、次以降のゲームにおいてBB、RBに内部当籤しなくても、BB、RBに入賞できるようにすることである。具体的には、内部当籤状態では、BB、RBに内部当籤することはないが、内部当籤役が『なし(ハズレ)』となった場合にBB、RBに入賞できるようになっている。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『内部当籤状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』又は『内部当籤状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』又は『BB一般遊技状態』において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
(図柄組み合わせと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合わせとメダルの払い出し枚数との関係を説明する。一般遊技状態及び内部当籤状態においては、『BB』、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。このときのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、RB、再遊技(リプレイ)、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役に入賞する可能性がある。BB一般遊技状態では、BBに入賞する場合はない。また、RB遊技状態においては、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役に入賞する可能性がある。スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。また、RB遊技状態においては、『BB』、『RB』及び『再遊技(リプレイ)』に入賞する場合はない。
(遊技機1の動作:主制御回路71)
上記の構成において、図7に示すメインルーチンを参照して、遊技機1の主制御回路71のCPU31の制御動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図7のメインルーチンを実行することにより遊技を実施可能な状態になると共に、副制御回路72において図示しない演出処理ルーチンを実行することにより液晶表示装置5において演出画像等の表示等を実施したり、スピーカ21L・21Rからの音の出力を実施したり、これらを実施可能な状態になる。
(主制御回路71の動作:メインルーチン)
主制御回路71によりメインルーチンが実行されると、図7に示すように、初めに、CPU31は、遊技開始時の初期化を行う(A1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(A2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、CPU31は、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(A3)。この後、メダル投入信号を副制御回路72に送信する。そして、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(A4)。
スタートスイッチ6Sがオンされてない場合には(A4:NO)、A4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートスイッチ6がオンされた場合には(A4:YES)、リール回転処理を行い、リール回転信号を副制御回路72に送信する(A5)。その後、抽籤用の乱数を抽出する(A6)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認し、セットする(A7)。すなわち、今回のゲームの遊技状態を一般遊技状態、BB一般遊技状態、RB遊技状態、及び、内部当籤状態の何れかにセットし、遊技状態信号を副制御回路72に送信する。さらに、確率抽籤処理を行い(A8)、内部当籤役を決定する。決定した内部当籤役は副制御回路72に送信される。
続いて、停止テーブル群選択処理を実行する(A9)。具体的には、内部当籤役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のリール回転停止処理において、リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。ここで、停止テーブル信号を副制御回路72へ送信する。
次に、停止制御手段であるリール回転停止処理を実行する(A10)。すなわち、停止ボタン7が押圧操作されたタイミングや自動停止タイマが「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、決定(選択)された停止テーブル、決定された内部当籤役等に基づいて滑りコマ数を決定する。続いて、滑りコマ数分、RAM33に格納されている停止対象表示部データに対応するリールを回転させてから停止させる。ここで、停止対象表示部とは、停止ボタン7が押下されたときに停止するリールを示し、停止するリールは1個である。なお、停止ボタン7が操作され、停止対象表示部であるリールが停止する毎にリール停止信号(左、中、右)を副制御回路72に送信する。また、全てのリール3L・3C・3Rが停止したときに、全リール停止信号を副制御回路72に送信する。
これにより、1つの停止ボタンを押下する毎に、停止対象となっているリールが停止制御により停止される。全てのリールを停止するために、遊技者はたった一つの停止ボタンのみを操作すればよく、停止ボタンが複数ある場合に対して、停止ボタンの押し間違えによる意図しないリールを停止する事態を防止することができる。
次に、CPU31は入賞判定を行う(A11)。入賞判定とは、センターライン8cにおけるリール3L・3C・3Rの各図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別することである。そして、入賞信号を副制御回路72に送信する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行う(A12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出枚数表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者によりC/Pボタン14が切替えられることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを決定する。なお、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12を押すことによりメダルを賭けることができる。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(A13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(A13:NO)、A2に戻る。
A13において、遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(A13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行う(A14)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(A15)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判定する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判定する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(A15:NO)、A2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(A15:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(A16)、A2に戻る。
(遊技機1の動作:副制御回路72)
上記の主制御回路71におけるメインルーチンにより各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチン、後述するリール動作監視処理ルーチン、タッチパネル入力時処理ルーチン等をそれぞれ独立して実行している。そして、演出処理ルーチン等の実行によりコマンドに基づいた演出画像、報知画像60等を液晶表示装置5に表示させる。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。また、液晶表示装置5からの演出にともなって、或いは独立して、LEDランプ29からの光の出力による演出、スピーカ21L・21Rからの音の出力による演出を行う。
(副制御回路72の動作:タッチパネル入力時処理ルーチン)
また、副制御回路72においては、図8及び図9に示すタッチパネル入力時処理ルーチンを、上記の演出処理ルーチンと平行して実行する。
すなわち、外部選択手段であるタッチパネル入力時処理ルーチンが実行されると、図8及び図9に示すように、初めに、サブCPU74は、インターフェイス92を介してタッチパネル90からタッチパネル信号を受信したか否かを判定する(B1)。タッチパネル信号を受信していないと判定した場合には(B1:NO)、B1に戻る。一方、タッチパネル信号を受信した場合には(B1:YES)、図4に示す左リール3Lに対応する箇所を触ったか否かを判定する(B2)。
B2において、左リール3Lを触ったと判定した場合には(B2:YES)、左リール3Lが回転中であるか否かを判定する(B3)。具体的には、ワークRAM76に記録されている左リールの動作状態を表すデータを参照し、左リール3Lの動作状態が「回転中」であれば、左リール3Lが回転中であると判定する。左リール3Lが回転中でないと判定した場合には(B3:NO)、B1に戻る。一方、左リール3Lが回転中であると判定した場合には(B3:YES)、停止対象リールは左リール3Lであると判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに「左リール3Lを示すデータ」をセットする(B4)。次に、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータを、外部集中端子板89を介して主制御回路71に出力する(B5)。次に、後述する停止対象報知処理ルーチンを実行し(B6)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、B1に戻る。
一方、B2において、左リール3Lを触っていないと判定した場合には(B2:NO)、図4に示す中リール3Cに対応する箇所を触ったか否かを判定する(B7)。中リール3Cを触ったと判定した場合には(B7:YES)、中リール3Cが回転中であるか否かを判定する(B8)。具体的には、ワークRAM76に記録されている中リール3Cの動作状態を表すデータを参照し、中リール3Cの動作状態が「回転中」であれば、中リール3Cが回転中であると判定する。中リール3Cが回転中でないと判定した場合には(B8:NO)、B1に戻る。一方、中リール3Cが回転中であると判定した場合には(B8:YES)、停止対象リールは中リール3Cであると判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに「中リール3Cを示すデータ」をセットする(B9)。次に、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータを、外部集中端子板89を介して主制御回路71に出力する(B10)。次に、後述する停止対象報知処理ルーチンを実行し(B11)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、B1に戻る。
一方、B7において、中リール3Cを触っていないと判定した場合には(B7:NO)、図4に示す右リール3Rに対応する箇所を触ったか否かを判定する(B12)。右リール3Rを触ったと判定した場合には(B12:YES)、右リール3Rが回転中であるか否かを判定する(B13)。具体的には、ワークRAM76に記録されている右リール3Rの動作状態を表すデータを参照し、右リール3Rの動作状態が「回転中」であれば、右リール3Rが回転中であると判定する。右リール3Rが回転中でないと判定した場合には(B13:NO)、B1に戻る。一方、右リール3Rが回転中であると判定した場合には(B13:YES)、停止対象リールは右リール3Rであると判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに「右リール3Rを示すデータ」をセットする(B14)。次に、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータを、外部集中端子板89を介して主制御回路71に出力する(B15)。次に、後述する停止対象報知処理ルーチンを実行し(B16)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、B1に戻る。
一方、B12において、右リール3Rを触っていないと判定した場合には(B12:NO)、B1に戻る。
これにより、遊技者は外部からタッチパネル90を介して、停止ボタン7が押下されたときに停止するリールを選択することができ、遊技者は、遊技者の意図したリールを単一の停止ボタン7の押下により停止させることができる。
また、図4に示す、停止対象報知画像60が中リール3Cに対して表示されている状態で指101で左リール3Lに対応する箇所を触れることにより、停止対象表示部が中リール3Cから左リール3Lに変更されるため、B6、B11及び16にて実行する停止対象報知処理ルーチンによって、停止対象報知画像60が示す停止対象リールが中リール3Cから左リール3Lに変化することができる。
なお、本実施の形態において、外部選択手段は、外部から押圧可能なタッチパネル90を設けて、タッチパネル90における押圧箇所に基づいて停止対象表示部の選択を行っているが、本発明において、これに特に限定されるものではない。外部選択手段として、例えば、外部から押下可能なボタンを少なくとも1個以上設けて、押下したボタンやボタンの押下回数に基づいて停止対象表示部の選択を行うような構成も含まれる。
(副制御回路72の動作:停止対象報知処理ルーチン)
また、副制御回路72においては、図10の停止対象報知処理ルーチンを、上記のタッチパネル入力時処理ルーチン及び後述するリール動作監視処理ルーチンから呼び出されるサブルーチンとして実行する。
すなわち、停止対象報知手段である停止対象報知処理ルーチンが実行されると、図10に示すように、初めに、サブCPU74は、既に停止対象報知画像60を画像制御回路81を介して液晶表示装置5に表示しているか否かを判断する(C1)。停止対象報知画像60を液晶表示装置5に表示していると判断した場合には(C1:YES)、既に液晶表示装置5に表示されている停止対象報知画像60を、画像制御回路81を介して液晶表示装置5から消去し(C2)、C3を実行する。一方、停止対象報知画像60を液晶表示装置5に表示していないと判断した場合には(C1:NO)、C3を実行する。
次に、停止対象表示部である停止対象リールが存在するかの判断を行う(C3)。具体的には、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに、左リール3L、中リール3C、右リール3Rのいずれかに対応するデータが存在する場合には、停止対象リールが存在すると判断し、一方、停止対象表示部を示すデータに、停止対象リールがないことを示すデータ(「なし」やNULL)が存在する場合には、停止対象リールが存在しないと判断する。
C3において、停止対象リールが存在すると判断した場合には(C3:YES)、図3及び図4に示すように、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部に対応するリールが、停止対象であることを示すように停止対象報知画像60を液晶表示装置5に表示する(C4)。一方、C3において、停止対象リールが存在しないと判断した場合には(C3:NO)、停止対象報知処理ルーチンを終了する。
これにより、停止対象リールが外部である遊技者に液晶表示装置5を通じて報知される。遊技者は、1個の停止ボタン7を押下した場合に、3つあるリールのうちどのリールが停止されるかを知ることができ、よりリールを停止させることに関する操作を誤ることによる意図しないリールを停止させるという事態を防止することができる。
なお、本実施の形態において、停止対象報知手段は、液晶表示装置5と、リールが停止対象であることを示すように停止対象報知画像60を液晶表示装置5に表示するにように制御する副制御回路72と、を備えているが、本発明において、これに特に限定されるものではない。停止対象報知手段として、例えば、各リールに対応する複数のランプを備え、停止対象リールに対応するランプを点灯等させて、停止対象のリールを外部に報知することや、ランプの色等により停止対象のリールを外部に報知すること等も含まれる。
(副制御回路72の動作:リール動作監視処理ルーチン)
また、副制御回路72においては、図11及び図12のリール動作監視処理ルーチンを、上記の演出処理ルーチンと平行して実行する。
すなわち、順序選択手段及び優先手段であるリール動作監視処理ルーチンが実行されると、図11及び図12に示すように、初めに、サブCPU74は、主制御回路71からリール回転信号を受信したか否かを判断する(D1)。リール回転信号を受信したと判断した場合には(D1:YES)、全てのリールの動作状態は「回転中」であると記憶する(D2)。具体的には、ワークRAM76に記録されている各リールの動作状態を表すデータに「回転中」を意味するデータをセットする。
次に、停止対象リールは左リール3Lであると判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに「左リール3Lを示すデータ」をセットする(D3)。次に、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータを、外部集中端子板89を介して主制御回路71に出力する(D4)。
これにより、リールが回転を開始した時には、必ず左リール3Lが停止対象のリールとして選択されるように順序選択手段を構成することができる。
次に、上記の停止対象報知処理ルーチンを実行し(D5)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、D1に戻る。
一方、D1において、リール回転信号を受信していないと判断した場合には(D1:NO)、主制御回路71から全リール停止信号を受信したか否かを判断する(D6)。全リール停止信号を受信したと判断した場合には(D6:YES)、全てのリールの動作状態は「停止中」であると記憶する(D7)。具体的には、ワークRAM76に記録されている各リールの動作状態を表すデータに「停止中」を意味するデータをセットする。次に、停止対象リールは存在しないと判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに、停止対象リールがないことを示すデータ(「なし」やNULL)をセットする(D8)。次に、上記の停止対象報知処理ルーチンを実行し(D9)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、D1に戻る。
一方、D6において、全リール停止信号を受信していないと判断した場合には(D6:NO)、主制御回路71からリール停止信号を受信したか否かを判断する(D10)。リール停止信号を受信していないと判断した場合には(D10:NO)、D1に戻る。一方、リール停止信号を受信したと判断した場合には(D10:YES)、リール停止信号に対応するリールの動作状態は「停止中」であると記憶する(D11)。具体的には、ワークRAM76に記録されている該当するリールの動作状態を表すデータに「停止中」を意味するデータをセットする。
例えば、主制御回路71におけるリール回転停止処理(A10)により、右リール3Rが停止され、主制御回路71から副制御回路72に対してリール停止信号(右)が出力された場合において、サブCPU74は、受信したリール停止信号に対応するリールは右リール3Rであるから、ワークRAM76に記録されている右リール3Rの動作状態を表すデータに「停止中」を意味するデータをセットする。
次に、サブCPU74は、回転中状態のリールから一番左にあるリールを検索する(D12)。具体的には、ワークRAM76に記録されている各リールの動作状態を示すデータについて、左リール3Lの動作状態、中リール3Cの動作状態、右リール3Rの動作状態の順に「回転中」を示すデータが存在するかを判断する。回転中状態のリールから一番左にあるリールが見つかった場合には(D13:YES)、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに「見つかったリールを示すデータ」をセットする(D14)。次に、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータを、外部集中端子板89を介して主制御回路71に出力する(D15)。次に、上記の停止対象報知処理ルーチンを実行し(D16)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、D1に戻る。
これにより、リールが停止された時には、残りの回転中のリールの中から、左から右の順序で停止対象のリールを選択されるように順序選択手段を構成することができる。
一方、D13において、回転中状態のリールから一番左にあるリールが見つからなかった場合には(D13:NO)、停止対象リールは存在しないと判定し、ワークRAM76に記録されている停止対象表示部を示すデータに、停止対象リールがないことを示すデータ(「なし」やNULL)をセットする(D17)。次に、上記の停止対象報知処理ルーチンを実行し(D16)、停止対象報知処理ルーチンの実行終了後、D1に戻る。
上記の構成により、リール回転開始時及びいずれかのリール停止時に、必ず左から右の順序で停止対象のリールが選択される(順序選択手段)。遊技者が外部からタッチパネル90を押圧して停止対象のリールを選択することができる(外部選択手段)。選択された停止対象のリールを記憶する記憶領域は、順序選択手段と外部選択手段で共有されている。まず、順序選択手段が、この記憶領域に、停止対象のリールデータを記録する。この後、外部選択手段が操作された場合、この記憶領域に、停止対象のリールデータを記録する。これにより、先に記録された記憶領域のデータが、外部選択手段によって選択された停止対象のリールデータに置き換えられる。結果として、外部選択手段により選択された停止対象のリールを優先することができる(優先手段)。
なお、本実施の形態において、順序選択手段における所定の順序は、左から右の順序であるが、本発明において、これに特に限定されるものではない。所定の順序として、右から左の順序や、左、右、中の順序や、中、左、右の順序や、中、右、左の順序や、右、左、中の順序も含まれる。また、所定の順序を遊技開始前に遊技者により選択可能にすることも含まれる。
なお、本実施の形態において、順序選択手段は、リール動作監視処理ルーチンで行っているが、本発明においては、これに特に限定されるものではない。
なお、本実施の形態において、優先手段は、選択された停止対象のリールを記憶する記憶領域を共有し、かつ、外部選択手段により停止対象のリールを選択する時点は、順序選択手段により停止対象のリールを選択する時点より必ず後になるように構成しているが、これに特に限定されるものではない。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態の遊技機は、遊技を実行する遊技実行手段と、前記遊技に関する複数の図柄を変動表示可能な図柄表示部を複数有する図柄表示手段と、前記複数の図柄表示部から単一の図柄表示部を停止対象表示部として選択する停止対象選択手段と、前記図柄表示部の変動表示の停止を指令する単一の停止指令手段と、前記停止指令手段からの指令毎に、前記停止対象表示部の変動表示を停止させる停止制御手段と、を有し、前記停止対象選択手段は、前記停止対象表示部の選択を所定の順序で行う順序選択手段と、前記停止対象表示部の選択を外部からの入力に基づき行う外部選択手段と、前記順序選択手段によって選択された前記停止対象表示部よりも前記外部選択手段によって選択された前記停止対象表示部を優先する優先手段と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、単一の停止指令手段からの指令毎に、停止対象選択手段によって選択された単一の図柄表示部が停止制御手段によって停止される。全ての図柄表示部を停止させるために、遊技者は単一の停止指令手段のみを操作すればよく、停止指令手段の操作間違いを防止できる。さらに、遊技者が外部から停止対象表示部を選択することができる。遊技者が停止対象表示部の選択を行わない場合であっても所定の順序で停止対象表示部が選択される。したがって、例えば、所定の順序が多く用いる順序であれば、遊技者は特別な順序で図柄表示部を停止したい場合のみ、外部から停止対象表示部を選択すればよく、図柄表示部を停止させることに関する操作を減らすことができるため、図柄表示部を停止させることに関する操作を誤ることによる意図しない図柄表示部を停止させるという事態を防止することができる。
また、本実施の形態の遊技機において、前記表示制御手段は、前記停止対象表示部を外部に報知する停止対象報知手段を有すること、としてよい。上記の構成によれば、停止対象表示部が外部である遊技者に報知される。遊技者は単一の停止指令手段を操作した場合に、複数の図柄表示部のうちどの図柄表示部が停止されるかを知ることができ、より図柄表示部を停止させることに関する操作を誤ることによる意図しない図柄表示部を停止させるという事態を防止することができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上述の実施の形態の遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複して備えていても良い。
すなわち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
なお、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組み合わせの表示(『777』『776』等)、複数の図柄うちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB、RB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB、RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組み合わせられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
さらに、本発明は、上述のパチスロ機やパチンコ遊技機等の実機の他、これらのパチスロ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用して遊技を実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
本実施形態のパチスロ機の斜視図。 本実施形態の液晶表示装置とタッチパネルとリールを示す斜視図。 本実施形態の報知画像を示す説明図。 本実施形態のタッチパネル操作により報知画像の表示変化態様を示す説明図。 遊技機の主制御回路の構成を示すブロック図。 遊技機の副制御回路の構成を示すブロック図。 メインルーチンのフローチャートを示す図。 タッチパネル入力時処理ルーチンのフローチャートを示す図。 タッチパネル入力時処理ルーチンのフローチャートを示す図。 停止対象報知処理ルーチンのフローチャートを示す図。 リール動作監視処理ルーチンのフローチャートを示す図。 リール動作監視処理ルーチンのフローチャートを示す図。
符号の説明
1 遊技機
3L 左リール
3C 中リール
3R 右リール
5 液晶表示装置
7 停止ボタン
46 リール停止信号回路
60 停止対象報知画像
72 副制御回路
75 プログラムROM
76 ワークRAM
89 外部集中端子板
90 タッチパネル
92 インターフェイス
101 指

Claims (2)

  1. 遊技を実行する遊技実行手段と、
    前記遊技に関する複数の図柄を変動表示可能な図柄表示部を複数有する図柄表示手段と、
    前記複数の図柄表示部から単一の図柄表示部を停止対象表示部として選択する停止対象選択手段と、
    前記図柄表示部の変動表示の停止を指令する単一の停止指令手段と、
    前記停止指令手段からの指令毎に、前記停止対象表示部の変動表示を停止させる停止制御手段と、
    を有し、
    前記停止対象選択手段は、前記停止対象表示部の選択を所定の順序で行う順序選択手段と、
    前記停止対象表示部の選択を外部からの入力に基づき行う外部選択手段と、
    前記順序選択手段によって選択された前記停止対象表示部よりも前記外部選択手段によって選択された前記停止対象表示部を優先する優先手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記停止対象表示部を外部に報知する停止対象報知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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