JP2015507596A - LiPF6溶液 - Google Patents

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Abstract

本発明は、低腐食性、低ハロゲン化物のLiPF6溶液、および電気化学的記憶装置におけるまたは電気化学的記憶装置の製造におけるその使用に関する。

Description

本発明は、LiPF溶液、および電気化学的記憶装置におけるまたはその製造におけるLiPF溶液の使用に関する。
例えば、ラップトップおよびパームトップコンピューター、携帯電話またはビデオカメラ等の携帯用電子機器の人気と、それに伴いさらに強力で軽量のバッテリーの必要性が、世界中で近年劇的に増加して来た。さらに、このタイプのバッテリーは、電気自動車にも今後必要とされる。
このバッテリーに対する急激な需要増およびそれに付随する環境問題の観点から、長寿命である充電式電池の開発がますます重要になっている。
再充電可能なリチウムイオン電池は1990年代の初頭以来、市販で入手可能である:これらの充電式電池のほとんどは導電性の塩としてヘキサフルオロリン酸リチウムを使用する。しかしながら、このリチウム塩は加水分解に非常に敏感で、耐熱性を欠くので、その特性ゆえに、対応する再充電可能なリチウム電池は、非常に不便で、したがってまた非常にコスト高な生産工程でしか生産できないことを意味する。遊離フッ化物等のヘキサフルオロリン酸リチウムの加水分解の結果生じる生成物は、特に水の存在下において、充電式電池のいくつかの構成部品、例えば陽極および陰極等に高い腐食性を発現させる。
水に対するこの過敏性とそれにより生じる分解生成物は、耐用年数ばかりでなく再充電可能なリチウムイオン電池の出力をも低減し、極限条件、例えば高温下での電池の使用にも支障を来す。
現在行われている大規模な工業的プロセスにおいて製造されるLiPFは、必然的にハロゲン化物、特にフッ化物と共に得られ、ハロゲン化物および/またはフッ化物は、電気化学的記憶装置の効率および耐用年数に関して破壊的な影響力を持ち得る。
したがって、文献は、LiPFのHF、より正確にはフッ化物含量の低減のために様々な提案をしている。
(特許文献1)は、結晶化LiPFからHF画分を除去するのに窒素流を使用することを開示している。
(特許文献2)は、反応の結果形成されたHFを、反応生成物のLiPF溶液を冷却しながら液化することにより、除去することを開示している。
(特許文献3)は、ジエチルエーテルにおけるLiFとPClからの純粋なLiPFの製造について記述しており、ジエチルエーテルにおいてLiFの懸濁液を酸性化し、次いでPClで反応させる。この反応が起こった後に得られる混合物を、中和し、ろ過し、蒸発させ乾燥させるか、または結晶化助剤と混合してLiPFを結晶化させる。
次いで、得られたLiPFエーテルは、メチルシクロヘキサンに溶解され、800mbarの圧力下で濃縮され、塩化物含有量70ppmの結晶が得られた。20ppm未満の塩化物含有量はさらなる連続稼働において得られた。
上記で引用された先行技術は、ハロゲン化物含有量、特にフッ化物含有量が塩化物において十分に低くなかったという点で不利であり、その上さらに不要なハロゲン化物さえ生産工程の一部として導入され、これは、LiPF溶液の腐食性、引いてはそれが充填される電気化学的記憶装置の腐食性に悪影響を及ぼす。
さらに、(特許文献4)は、アルカリ金属水素化物をLiPF含有溶液と反応させ、水および他のプロトン性不純物を除去することを提案している。それにより提案されたNaHは、非常に迅速に反応するが、それを溶液に使用した結果として導入されたナトリウムイオンが、LiPF溶液の後の配備を混乱させる場合があるという計り知れない不利益がある。他の金属によるLiPF溶液のいかなる汚染も、特に、位相間固体電解質(SEI)の生成により、電気化学的記憶装置の電池において電気化学的プロセスに不利な影響があり得、および/または不適当なレドックス反応を引き起こし得る。
中国特許出願公開第102009972A号明細書 特開平09−268005号公報 独国特許発明第19805356C1号明細書 国際公開第02/28500号パンフレット
したがって、本発明が対処した問題は、電気化学的記憶装置への配備の目的で、生産工程において存在が不可避であるリチウムは別として、中和において異質のアルカリ金属により溶液を汚染せずに、有機溶媒において腐食しないLiPF溶液を提供することであった。
この問題は、非水性ハロゲン化物含有LiPF溶液を、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤で処理することにより入手可能なLiPF溶液であって、LiPFは、有機ニトリル、有機炭酸塩またはその混合物の少なくとも1つの溶媒に溶解され、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する、非腐食性/低腐食性LiPF溶液を製造することにより本発明によって解決された。
総フッ化物含有量8000ppm未満(「低ハロゲン化物」)であると同時に含水量100ppm未満(「水を含まない」)かまたは総フッ化物含有量20ppm未満(「ハロゲン化物を含まない」)である、前記溶媒/溶媒混合物におけるLiPF溶液を製造することは驚くことに可能である。再充電可能なリチウムイオン電池における、「低ハロゲン化物」であると同時に「水を含まない」かまたは「ハロゲン化物を含まない」溶液の腐食作用は長期間に亘り無視できるほど少ない。異質のアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンを有する溶液およびそれに付随する不適当なレドックス反応のいかなる汚染も排除される。
明確を期して、本発明の文脈において「総フッ化物含有量」とは、溶解されたフッ化物イオンの含量に加えて、LiFとして結合したフッ化物含量とを指すことを特記する。同様に、本発明の文脈において「低ハロゲン化物」は、LiPF溶液中で溶解したかまたは溶解していないフッ化物イオンの含量が8000ppm未満であることを意味すると理解される。同様に、本発明の目的において「ハロゲン化物を含まない」は、LiPF溶液中で溶解したかまたは溶解していないフッ化物イオンの含量が20ppm未満であることを意味すると理解される。非腐食性は、本発明の目的においてこの溶液が、100ppm未満の含水量と共に8000ppm未満の総フッ化物含有量を有するか、または、20ppm未満の総フッ化物含有量を含むと同時に100ppm超の含水量を有するかのいずれかであることを意味すると理解される。電気化学的記憶装置において、特に記憶複合部品の陰極および陽極上において、水とハロゲン化物の結合が金属上の腐食の前兆となることが、当業者には知られている。また、γ−Al、リチウム、ブチルリチウムと接触する有機溶媒は、含水量を最小限にするので、含水量のさらなる測定が回避されたことも、当業者には知られている。明確を期して、一般的用語または好ましい組合わせで以下に列挙された定義およびパラメーターはすべて、いかなる所望の組合わせでも包含されることを特記する。
本発明によれば、溶媒としての使用には、アセトニトリルが好ましい有機ニトリルである。本発明によれば、溶媒としての使用には、炭酸ジメチルと炭酸ジエチルが好ましい有機炭酸塩であり、炭酸ジメチルが特に好ましい有機炭酸塩である。
したがって、本発明は、アセトニトリル中の低腐食LiPF溶液であって、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を使用することによってハロゲン化物を除去することを特徴とするLiPF溶液を特に好ましいものとして提供する。
しかしながら、本発明はまた特に好ましくは、炭酸ジメチル中の低腐食LiPF溶液であって、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を使用することによってハロゲン化物を除去することを特徴とするLiPF溶液を提供する。
使用されるブチルリチウムには、n−ブチルリチウムが好適である。
上述のように、好ましい実施形態はリチウムおよび無水アセトニトリルの反応生成物を含む添加剤を利用し、この反応生成物は、アセトニトリルにリチウム元素を導入することにより本発明によって得られる(また、国際公開第03/080642A1号パンフレットまたはChem.Eur.J2002,8,2081−2087、または学術論文[ドイツ語]“Investigations into stereoselective oxidative phenolic coupling of coumarins in Aspergillus Niger” by W. Huettel, 8.2005,at the University of Bonnを参照)。
本発明による処理は、添加剤と呼ばれる溶媒の少なくとも1つにLiPF溶液を混合し、所定の期間、好ましくは1分〜72時間の範囲、より好ましくは1分〜30時間の範囲で、好ましくは10℃〜80℃の温度、より好ましくは20℃〜40℃の温度で、添加剤を溶液に作用させることにより実行される。この工程は中和とも呼ばれる。その後、LiPFの低腐食性および低ハロゲン化物の溶液を得るために、存在する非溶解の固形物質が分離される。本発明による第2ステップは固形物の除去であり、好ましくはろ過、沈降分離、遠心分離または浮上分離法の形をとり、より好ましくはろ過であり、最も好ましくは平均孔径200nm以下のフィルターによるろ過である。
したがって、本発明はまたこれらLiPF溶液の製造方法も提供し、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤の作用によりLiPF溶液を中和し、次いで、第2ステップにおいて不溶性成分、好ましくはLiFをろ過し;LiPFを、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒に溶解することを特徴とする。
本発明は、好ましくは、LiPF溶液の製造方法を提供し、LiPF溶液からの、より好ましくはハロゲン化物の除去による、さらに好ましくはフッ化物イオンの除去による、特に好ましくはHF結合のフッ化物および/またはLiF結合フッ化物の形で存在するフッ化物イオンの除去による製造方法であり、LiPFのこれらの溶液をリチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤の作用により中和し、次いで、第2ステップにおいて、不溶性成分をろ過し、LiPFを、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒に溶解することを特徴とする製造方法である。
好ましい実施形態において、本発明による生産工程は液化を伴う。優先的に除去される気体は水素、COまたはアルカンである。
好ましい実施形態において、使用される溶媒から水を除去するための乾燥ステップは、本発明による生産工程に先行する。例示的な乾燥ステップは、国際公開第02/28500A1号パンフレットに記載されている。本発明による生産工程に先行する好ましい乾燥方法は、
−特開02087473号公報に記載の通り、水と共に低沸点共沸混合物を形成する溶媒と混合し、次いで、蒸留により水溶媒の共沸混合物を除去するか、
−国際公開第00/38813A1号パンフレットに記載された添加溶剤として、不活性のフッ素化液体、好ましくはC18を使用するか、
−特開10338653号公報に記載の通り、乾燥した不活性ガスを送風するか、
−特開11054378号公報、特開11008163号公報、または、独国特許第19827631号明細書に記載の通り、特別に前処理されたアルミナまたは天然もしくは合成のアルミノケイ酸塩上で水を吸収するか、
−独国特許第l9827630号明細書に記載の通り、アミンを含有する、ポリマーに固定された浄化剤をLiPF溶液と接触させるか、または、
−F.P.Dousek et.al (Chem.Listy (l973),67(4)427−32)または特開01122566号公報に記載の通り、Li以外のアルカリ金属で乾燥させる方法である。
あるいは別の好ましい実施形態において、乾燥ステップは、本発明による生産工程の後に行なわれるか、または、本発明の方法によるハロゲン化物から分離する工程と同時に適用される。
好ましくは、使用される天然または合成アルミノケイ酸塩はモレキュラーシーブである。
本発明によって乾燥のために使用されるモレキュラーシーブは、好ましくはゼオライトからなる。
ゼオライトは結晶性アルミノケイ酸塩であるが、それらはさまざまな形で自然界に存在するかまたは人工的に入手可能である。さらに、150を超える異なるゼオライトが合成されており、48の自然発生ゼオライトが知られている。鉱物学者は天然ゼオライトをゼオライト群の仲間と見なす。
鉱物のゼオライト群の組成物は次のとおりである:
n+ x/n[AlO (SiO・zH
●要素nは、陽イオンMに対する電荷であり、好ましくは1または2である。
●Mは、好ましくはアルカリまたはアルカリ土類金属の陽イオンである。これらの陽イオンは負の電荷を帯びた四面体アルミニウムを中和するのに必要であり、結晶の主要な格子には組み入れられないが、格子の空間に存在し、したがって、また格子内で非常に可動性があり、後で、交換可能である。
●要素zは、どれくらいの水分子が結晶により吸収されたか示す。ゼオライトは水および他の低分子量要素を吸収し、生産工程中にそれらの結晶構造を破壊しないで、加熱時にそれらを再び解放することができる。
●SiOのAlOに対するモル比、すなわち組成式中のy/xは、モジュラスとして知られている。ローエンスタイン(Loewenstein)の法則により、それは1未満であり得ない。
本発明によれば、モレキュラーシーブとして使用される好ましい合成ゼオライトは次のとおりである。
Figure 2015507596
本発明において、好ましくは、本発明の生産工程後、フィルターによる固体除去ステップが続くが、より好ましくはシリンジフィルターによる固体除去ステップであり、最も好ましくは、平均孔径200nm以下の寸法であるフィルターによるろ過であり、ハロゲン化物除去および/または乾燥のための添加剤、および/またはこれらの不溶性反応生成物が、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒における本発明のLiPF溶液から除去され得、より好ましくはフッ化リチウムを除去する。
本発明により提供される、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒におけるLiPF溶液は、好ましくは充電式電池またはスーパーコンデンサーの電気化学的記憶装置において使用される。
したがって、本発明はまた、電気化学的記憶装置、および、ハロゲン化物、好ましくは水とハロゲン化物の除去のために少なくとも1つの添加剤で上記処理により低腐食性を付与されたLiPF溶液を含む電気化学的記憶装置において、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒における本発明により提供されるLiPF溶液の使用を提供する。
しかしながら、本発明はまた、電気化学的記憶装置の長期間安定性または腐食安定性を改善する方法を提供し、好ましくはこの目的のために有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒における、低腐食性LiPF溶液が使用され、これら溶液を中和および固体除去ステップに供し、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒におけるLiPFの溶液に混合することによって中和し、添加剤および/または他の固体物、好ましくはフッ化リチウムを除去するために、次いで、固体除去ステップが行われる。
以下、「%」は、重量%を意味するものとして常に理解される。
記述された実施例は、特に記載がなければ、0.1ppm未満の水および0.1ppm未満の酸素を含む、アルゴン雰囲気において実行された。
ヘキサフルオロリン酸リチウムおよびフッ化物の濃度は、以下のパラメーターを有するイオン交換クロマトグラフを使用して測定された。
機器の型:Dionex ICS2100
カラム:IonPac(登録商標)AS202*250mm「保護装置付き分析カラム」
サンプルボリューム:1μl
溶離剤:KOH勾配:0min/15mM、10min/15mM、13min/80mM、27min/100mM、27.1min/15mM、34min/15mM
溶離剤流量:0.25ml/min
温度:30℃
自己再生抑制剤:ASRS(登録商標)300(2−mm)
中和による遊離フッ化物値を低減すること:
実施例1
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量1.91%の、アセトニトリル中16.88%のLiPF溶液10.26gを、直径が約1〜2mmの小球体であるリチウム金属43.9mgと混合した。溶液のサンプルを15時間後に取り出し、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.73%まで下がった。
実施例2
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量1.91%の、アセトニトリル中16.88%のLiPF溶液11.01gを、5.06gのアルミナ(St−Bobain―Norpro製SA62125)と混合し、次に、226.6mgの炭酸リチウムと混合した。溶液のサンプルを15時間後に取り出し、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.32%まで下がった。
実施例3
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量1.91%の、アセトニトリル中16.88%のLiPF溶液12mlを、1gのCaOおよび1gの炭酸リチウムと混合した。溶液のサンプルを30分後に取り出し、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は約1ppmの検出限界にあった。
実施例4
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.7%の、アセトニトリル中56.89%のLiPF溶液10mlが、フッ化物含有量に対して化学量論量のLiCOと混合された。直後に溶液のサンプルを取り出し、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.1重量%まで下がった。
実施例5
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.97%の、炭酸ジメチル中34.27%のLiPF溶液10.26gを、小球体であるリチウム金属43.9mgと混合した。15時間後に、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.73重量%まで下がった。
実施例6
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.97%の、炭酸ジメチル中34.27%のLiPF溶液11.02gを、5.06gのγ−Alおよび226.6mgのLiCOと混合した。15時間後に、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.33重量%まで下がった。
実施例7
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.97%の、炭酸ジメチル中34.27%のLiPF溶液5gを、ペンタン中2モルのブチルリチウム溶液1.3mlと混合した。孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.8重量%まで下がった。
実施例8
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.50%の、アセトニトリル中14.81%のLiPF溶液5gを、ペンタン中2モルのブチルリチウム溶液0.8mlと混合した。孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は0.1重量%まで下がった。
実施例9
リチウムおよび無水アセトニトリルの溶液を生成しこれをLiPF溶液で反応させること:
50mlの無水アセトニトリルを、不活性条件下で最初に充填し、52mgのリチウムを混合した。すぐに、気体の発生と共に反応が開始して、リチウムがそれに溶け始め、その溶液はやや黄色になり、同時に黄色の沈殿物を形成した。この懸濁液は、3.75%のフッ化物含有量を含むアセトニトリル中のLiPF濃度16.35%の溶液の2.5mlと混合された。得られた反応混合物を、200nmのフィルターによってろ過した。溶液のフッ化物含有量は検出限界未満(2ppm未満)だった。
実施例10
遊離フッ化物含有量0.50%の、アセトニトリル中14.81%濃度のLiPF溶液10mlを(最上部に)LiCO粉末5mlを、(底部に)乾燥して、モルタルで粉砕したγ−Al、10mlを充填したカラムに通した。溶出液のサンプル200nmをシリンジフィルターによってろ過し、イオンクロマトグラフィーにより分析した。溶液のフッ化物含有量は2ppmの検出限界未満だった。
実施例11
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.50%の、アセトニトリル中14.81%のLiPF溶液6.91gを、252.4mgのLiCOと混合し、撹拌した。モルタルで粉砕した、1.98gのγ−Alを加えた。15時間後に、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は2ppmの検出限界未満だった。
実施例12
モレキュラーシーブで乾燥した、遊離フッ化物含有量0.50%の、アセトニトリル中14.81%のLiPF溶液6.79gを、201.7mgのLiCOと混合し、撹拌した。これに続いて、203.9mgのCaOを添加した。15時間後に、孔径200nmのシリンジフィルターによってろ過し、分析した。溶液のフッ化物含有量は20ppmまで下がっていた。

Claims (16)

  1. 非水性ハロゲン化物含有LiPF溶液を、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの化合物であり、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する化合物で処理することにより入手可能なLiPF溶液であって、前記LiPFは、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒に溶解され、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含することを特徴とする、LiPF溶液。
  2. 有機ニトリルとしてアセトニトリルを使用することを特徴とする、請求項1に記載のLiPF溶液。
  3. 炭酸ジメチルまたは炭酸ジエチル、好ましくは炭酸ジメチルを有機炭酸塩として使用することを特徴とする、請求項1に記載のLiPF溶液。
  4. 前記LiPFがアセトニトリル中に存在し、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を使用してハロゲン化物が除去されることを特徴とする、請求項1または2に記載のLiPF溶液。
  5. 前記LiPFが炭酸ジメチルまたは炭酸ジエチル中に存在し、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を使用してハロゲン化物が除去されることを特徴とする、請求項1、3または4に記載のLiPF溶液。
  6. 使用する1つまたは複数の溶媒をあらかじめ乾燥することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のLiPF溶液。
  7. 前記実行される乾燥方法が、水と低沸点共沸混合物を形成する溶媒と混合し、次いで、蒸留により水溶媒の共沸混合物を除去すること;添加溶剤として、不活性のフッ素化液体、好ましくはC18を使用すること;乾燥した不活性ガスを送風し、特別に前処理されたアルミナまたは天然もしくは合成のアルミノケイ酸塩上で水を吸収すること;アミンを含有する、ポリマーで固定された浄化剤に前記LiPF溶液を接触させること;または、Li以外のアルカリ金属で乾燥させることを含む、請求項6に記載のLiPF溶液。
  8. 使用される天然または合成のアルミノケイ酸塩がモレキュラーシーブであることを特徴とする、請求項7に記載のLiPF溶液。
  9. リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤の作用によりLiPF溶液を中和し、次いで、第2ステップにおいて、不溶性成分をろ過し;LiPFは、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒に溶解されることを特徴とする、LiPF溶液を製造する方法。
  10. ハロゲン化物、好ましくはフッ化物イオンの除去のために使用されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 使用する1つまたは複数の溶媒をあらかじめ乾燥し、実行される乾燥方法が少なくとも、
    −水と低沸点共沸混合物を形成する溶媒と混合し、次いで、蒸留により水溶媒の共沸混合物を除去すること;
    −添加溶剤として、不活性のフッ素化液体、好ましくはC18を使用すること;
    −乾燥した不活性ガスで送風すること、
    −特別に前処理されたアルミナまたは天然もしくは合成のアルミノケイ酸塩上で水を吸収させること;
    −アミンを含有する、ポリマーで固定された浄化剤にLiPF溶液を接触させること;または
    −Li以外のアルカリ金属で乾燥させることから成る、請求項9または10に記載の方法。
  12. 後または同時に乾燥ステップが行なわれることを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。
  13. 天然もしく合成アルミノケイ酸塩またはMg(ClOが乾燥剤として使用されることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. LiPFが、有機炭酸塩または有機ニトリルの少なくとも1つの溶媒に溶解される、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物がリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤の、LiPF溶液の製造のための使用。
  15. 電気化学的記憶装置における、請求項1〜8のいずれか一項に記載のLiPF溶液の使用。
  16. 電気化学的記憶装置の長期安定性または腐食安定性を改善する方法、好ましくはこの目的のために用いられるLiPF溶液の腐食安定性を改善する方法であって、前記溶液が中和および固体除去のステップに供され、前記中和が、リチウム元素またはその化合物である炭酸リチウムもしくはブチルリチウムの一方もしくは両方の少なくとも1つの添加剤であって、リチウム化合物はリチウムと無水アセトニトリルとの反応生成物も包含する添加剤を、有機ニトリルまたは有機炭酸塩の少なくとも1つの溶媒中のLiPF溶液と混合することにより実行され、続く前記固体除去のステップが、シリンジフィルターにより添加剤および/または他の固体物、好ましくはフッ化リチウムを除去することにより達成されることを特徴とする、方法。
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