JP2015230663A - 自動取引装置及び自動取引装置の操作誘導方法 - Google Patents

自動取引装置及び自動取引装置の操作誘導方法 Download PDF

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Abstract

【課題】視覚障害者が自動取引装置100を利用する際、ハンドセット7が設置してある位置を容易に認識させること。【解決手段】視覚障害者に対し操作を誘導するハンドセット7と、視覚障害者に対しハンドセット7を取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを送出する第1のスピーカ6と、ハンドセット7の設置してある位置に設けられ、視覚障害者に対しハンドセット7の設置してある位置を知らせる報知音を送出する第2のスピーカ24を設け、顧客が挿入したカードから視覚障害者であることを判別する。【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客の操作によって取引を行う自動取引装置に関する。
従来、金融機関などに設置される自動取引装置では、キャッシュカード、クレジットカード又は電子マネーカードを使用し、顧客が暗証番号、支払金額、入金金額等の取引に必要な情報を入力して取引を行うのが一般的である。取引に必要な情報の入力は、多くの場合自動取引装置に付属のタッチパネルで行われる。しかしながら、視覚障害者は自動取引装置を利用して取引を行う際は、タッチパネルでは取引に必要な情報の入力が難しい。そのため、テンキー又はハンドセット等の入出力装置も付属されている。テンキーで取引に必要な情報を入力し、ハンドセットによって入力した情報が音声で確認することも可能になる。また、テンキーはハンドセット自体にも付属されており、ハンドセットのテンキーを使って情報の入力も可能である。
なお、特開2004−46494号公報(特許文献1)には、視覚障害者がハンドセットを持ちながらキー入力を可能にした技術が開示されている。特許文献1によれば、ハンドセットを耳から離すことがないので、ガイダンスを聞き逃すことがなくなる。
一方、特開2001−148046号公報(特許文献2)には、視覚障害者が自動取引装置を利用する際、ハンドセットに容易に到達することができる自動取引装置が記載されている。特許文献2によれば、視覚障害者が自動取引装置の接客操作部2に設けられた操作部位表示部9aからガイド10aを辿ってハンドセット6に到達するよう誘導することができる。
特開2004−46494号公報 特開2001−148046号公報
しかしながら、従来の技術によれば、視覚障害者は自動取引装置にテンキーやハンドセットが付属されていることが音声ガイダンスなどで分かっても、テンキーやハンドセットが装置のどの位置にあるのか分からず、そのため自動取引装置自体が利用されないという問題があった。また、特許文献2に記載の技術によれば、視覚障害者は操作部位表示部9aからハンドセット6までに設けられたガイド10aを辿ってみなければならず、ハンドセット6に到達、即ちアクセスするまでに時間がかかるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、視覚障害者が自動取引装置を利用する際、視覚障害者にハンドセットのある位置を容易に認識させることができ、かつ、視覚障害者が短時間でハンドセットに到達、即ちアクセスすることができる自動取引装置を提供することを可能とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引装置は、顧客の操作によって取引を行う自動取引装置において、視覚障害者の前記顧客に対し操作を誘導するハンドセットと、前記顧客に対し前記ハンドセットを取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを送出する第1のスピーカと、前記ハンドセットの設置してある位置に設けられ、前記顧客に対し前記ハンドセットの設置してある位置を知らせる報知音を送出する第2のスピーカを有することを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、視覚障害者としての顧客に対しハンドセットを取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを送出する第1のスピーカと、前記ハンドセットの設置してある位置に設けられ、ハンドセットの設置してある位置を知らせる報知音を送出する第2のスピーカを設けたので、視覚障害者が自動取引装置を利用する際、視覚障害者に対しハンドセットのある位置を容易に認識させることができ、かつ、視覚障害者は短時間でハンドセットにアクセスすることができる自動取引装置が可能になる。
第1の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置のブロック図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置のハンドセットの外観図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置のハンドセットのブロック図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に関する自動取引装置の視覚障害者用の表示入力部の説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観図である。自動取引装置100は、金融機関などに設置され、顧客の操作により現金の入出金取引、振込取引及び通帳の記帳取引を可能とする。自動取引装置100は、晴眼者のみならず視覚障害者が操作することによって取引が可能となっている。自動取引装置100の顧客が操作する操作面は、立面操作面101と平面操作面102とがL字状に形成されている。立面操作面101には、カード挿入口1、通帳挿入排出口2及び第1のスピーカ6が設けられ、平面操作面102には紙幣入出金口3、硬貨入出金口4、タッチパネル5及びハンドセット7が設けられる。
カード挿入口1は、金融機関が発行し金融機関コード、顧客口座番号、顧客氏名等の顧客情報が記憶された個別識別カード、振込先金融機関コード等の振込情報が記憶された振込専用カード又はクレジット会社が発行したクレジットカード(以下個別識別カードという)が挿入可能である。通帳挿入排出口2は、通帳が挿入可能であり、通帳記帳が行われて当該記帳済通帳が排出される。
紙幣入出金口3は、顧客により投入される紙幣を受入れ、顧客に対し出金される紙幣を取出し可能とする。硬貨入出金口4は、顧客により投入される硬貨を受入れ、顧客に対し出金される硬貨を取出し可能とする。タッチパネル5は、顧客による取引に必要な暗証番号、出金金額又は入金金額等の情報の入力機能と、顧客に対する操作誘導のためのガイダンスを行う表示機能を有する。第1のスピーカ6は顧客に対して操作誘導を音声で行う。特に、視覚障害者としての顧客に対しては、後述するようにハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを行う。
ハンドセット7は、遠隔地にいるオペレータが視覚障害者のための操作誘導を音声出力する。ハンドセット7は、視覚障害者の手が届きやすいように、自動取引装置100の操作面の平面操作面102に設けられる。ハンドセット7には、後述するように第2のスピーカ24が設けられる。当該第2のスピーカ24はハンドセット7の設置してある位置を知らせる報知音を送出する。そのため、第2のスピーカ24は、後述するようにハンドセット7と一体に設けてもよく、ハンドセット7の近傍でかつハンドセット7の設置してある平面操作面102に設けてもよい。なお、近接センサ8は、自動取引装置100の前面に設けられ、顧客が操作のために接近したことを検知する。
図3は第1の実施の形態に関する自動取引装置のブロック図である。制御部10は自動取引装置100内の各部と接続され、記憶部19に格納されたプログラムによって動作し、各部を制御する。カード処理部11は、顧客によってカード挿入口1から挿入された個別識別カードに記録されている情報について読取り又は書込む機能を有する。更に、カード処理部11は取引明細を印字し、顧客へ発行する機能を有する。なお、個別識別カードには顧客情報が格納されており、当該顧客が視覚障害者であることを示す情報も含まれるものとする。通帳処理部12は、顧客によって通帳挿入排出口2から挿入された通帳に対し、印字処理、磁気情報の読取、印字頁・行の検出及び改頁等を行う。
紙幣入出金部13は、紙幣入出金口3と接続され、顧客によって当該紙幣入出金口3に入金された紙幣を真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納する。そして、紙幣入出金部13は、顧客に対し支払われる紙幣を金種別保管金庫より繰り出す。硬貨入出金部14は、硬貨入出金口4と接続され、顧客によって当該硬貨入出金部14入金された硬貨を真偽鑑別し、計数し、搬送して図示しない金種別保管金庫に収納する。そして、硬貨入出金部14は、顧客に対し支払われる硬貨を金種別保管金庫より繰り出す。
表示入力部15はタッチパネル5と接続され、制御部10からの指示により各種情報をタッチパネル5に表示し、顧客がタッチパネル5に操作入力した入力情報を制御部10へ通知する。音声案内部16は第1のスピーカ6と接続され、第1のスピーカ6に対し、音声情報を送出する。具体的には、顧客に対しハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを送出する。ハンドセット制御部17は、ハンドセット7と接続され、オペレータがハンドセット7を介して視覚障害者のために操作誘導することを制御する。更にハンドセット制御部17は、後述する第2のスピーカ24と接続され、視覚障害者としての顧客に対しハンドセット7の設置してある位置を知らせる報知音を送出することを制御する。
近接センサ制御部18は近接センサ8を制御する。即ち、近接センサ8が顧客の接近を検知すると、これを制御部10へ通知する。記憶部19は制御部10が動作するためのプログラムを格納するとともに、各種データを記憶する。後述する操作を誘導する音声ガイダンスの音声情報は記憶部19に格納される。通信部20は、図示しないホストコンピュータと接続され、顧客の取引データをホストコンピュータから受信する。タイマ部21は、例えば顧客が表示入力部15から一定時間入力しないときのために当該一定時間の経過を出力する。
図4は第1の実施の形態に関する自動取引装置のハンドセットの外観図である。図4(a)はハンドセットの正面図であり、図4(b)はハンドセットの背面図である。図5は第1の実施の形態に関する自動取引装置のハンドセットのブロック図である。図4及び図5を用いて自動取引装置100のハンドセット7について説明する。ハンドセット7は、視覚障害者が自動取引装置100を操作するのを補助するために設けられ、ハンドセット7をフックアップすることにより、直ちに遠隔地にあるオペレータと接続される。ハンドセット7がオペレータに接続されると、オペレータは、ハンドセット7を介して視覚障害者に対し操作を誘導する。
受話器21と送話器22はハンドセット7の正面7−1に設置される。受話器21と送話器22は、視覚障害者としての顧客が遠隔地のオペレータと会話することができる。そして、ハンドセット7の正面7−1には、テンキー23が設けられ取引選択入力、暗証番号入力又は場合により電話番号等の入力を行うことができる。更に、ハンドセット7の背面7−2には、第2のスピーカ24が設けられ、顧客に対しハンドセット7の設置してある位置を知らせる報知音を送出する。図2に示すように、ハンドセット7は、自動取引装置100の平面操作面102に設置される状態において、ハンドセット7の背面7−2は上面を向いている。従って、顧客は、第2のスピーカ24から送出される報知音を容易に聞くことができる。
本実施の形態に関する第2のスピーカ24から送出される報知音は、単なる信号音でもよく、メロディーでもよい。顧客に対しハンドセット7の設置してある位置を知らせることができればよい。従って、報知音は「ハンドセットはこちらでございます。」というような音声ガイダンスでもよい。第2のスピーカ24は、ハンドセット7の受話器21を代用してもよく、ハンドセット7の付近の装置本体である平面操作面102に設けられてもよい。これによって、視覚障害者としての顧客は、容易にハンドセット7にアクセスすることができ、顧客は速やかにハンドセット7をフックアップすることができる。そして、顧客はハンドセット7を介してオペレータの誘導を受けることができる。なお、フックスイッチ25は自動取引装置100の装置本体である平面操作面102に設けられる。
図1は第1の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。
S101:視覚障害者としての顧客が取引の最初に個別識別カード等をカード挿入口1へ挿入する。制御部10は、カード処理部11に対し、個別識別カードの挿入を受付けるよう、即ち、挿入を検知するよう指示する。そしてカード処理部11に対し、個別識別カード等に格納されている顧客情報を読み出すよう指示する。
S102:制御部10は、カード処理部11が読み出した顧客情報から、当該顧客が視覚障害者であるかどうか判断する。顧客が視覚障害者であれば、次のステップへ移行し、顧客が視覚障害者でなければ、ステップ108へ移行して晴眼者の処理を行う。
S103:顧客が視覚障害者であるとき、制御部10は、記憶部19に対し、操作を誘導する音声ガイダンス、即ちハンドセット7を取り上げるよう誘導するための音声ガイダンスを読み出すよう指示する。そして制御部10は、音声案内部16に対し、第1のスピーカ6を介してハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを送出するよう指示する。当該音声ガイダンスは例えば「ハンドセットから報知音が流れます。視覚障害の方はハンドセットをお取りください。」である。
S104:更に、制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、第2のスピーカ24を介して報知音を送出するよう指示する。前述のように報知音は、視覚障害者としての顧客に対し、ハンドセット7の設置してある位置を知らせるための信号音、メロディー又は「ハンドセットはこちらでございます。」等の音声ガイダンスである。
S105:制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、顧客がハンドセット7をフックアップしたかどうか監視するよう指示する。顧客がハンドセット7をフックアップするとステップ106へ移行する。そうでないときはステップ107へ移行する。
S106:顧客がハンドセット7をフックアップすると、制御部10は各部に対し、視覚障害者対応の処理を行うよう指示する。具体的には、制御部10はハンドセット制御部17に対し、オペレータに接続するよう指示する。こうして視覚障害者としての顧客はハンドセット7を介してオペレータの誘導によって操作を行うことができる。その後は取引を終了する。
S107:ステップ105において顧客が所定時間ハンドセット7をフックアップしないときは、制御部10は、表示入力部15に対し、タッチパネル5から入力があったかどうか監視するよう指示する。タッチパネル5から入力があるとステップ108へ移行する。そうでないときはステップ109へ移行する。
S108:タッチパネル5から入力があると、制御部10は各部に対し、晴眼者としての処理を行うよう指示する。その後は取引を終了する。
S109:制御部10はタイマ部21を使って一定時間経過したかどうか監視する。一定時間経過すると、ステップ108へ移行し、制御部10は晴眼者としての処理を行うよう指示する。一定時間経過していないときはステップ105へ戻る。
以上のように、第1の実施の形態によれば、取引の最初に個別識別カード等の挿入を受付け、個別識別カード等に格納されている顧客情報を読み出すことにより視覚障害者かどうか判断する。視覚障害者であると判断すると、顧客に音声ガイダンスを送出するとともに、ハンドセット7に設けられ、又はその近傍に設けられた第2のスピーカから報知音を送出することとしたので、ハンドセット7が設置されている位置を視覚障害者に容易に認識させることができ、視覚障害者は速やかにハンドセット7にアクセスすることができるという効果を有する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に関する自動取引装置100では、前記第1の実施の形態で説明した個別識別カード等に格納されている顧客情報を読み出すことにより視覚障害者かどうか判断することは行わない。本実施の形態では、第1のスピーカ6からの音声ガイダンス及びハンドセット7からの報知音を送出した後、顧客がハンドセット7をフックアップしたかどうかで視覚障害者かどうかの判断を行うものである。
図6は第2の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。
S201:制御部10は、近接センサ制御部18に対して、近接センサ8により顧客が自動取引装置100に接近したかどうか監視するよう指示する。近接センサの出力で顧客を検知したときは、ステップ202へ移行し、そうでないときは、監視を継続する。
S202:顧客を検知したとき、制御部10は、記憶部19に対し、操作を誘導する音声ガイダンス、即ちハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを読み出すよう指示する。そして制御部10は、音声案内部16に対し、第1のスピーカ6を介してハンドセット7を取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを送出するよう指示する。当該音声ガイダンスは例えば「ハンドセットから報知音が流れます。視覚障害の方は、ハンドセットをお取りください。」である。
S203:更に、制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、第2のスピーカ24を介して報知音を送出するよう指示する。前述のように報知音は、視覚障害者としての顧客に対し、ハンドセット7の設置してある位置を知らせるための信号音、メロディー又は「ハンドセットはこちらでございます。」等の音声ガイダンスである。
S204:制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、顧客がハンドセット7をフックアップしたかどうか監視するよう指示する。顧客がハンドセット7をフックアップすると、ステップ205へ移行する。そうでないときはステップ206へ移行する。
S205:顧客がハンドセット7をフックアップすると、制御部10は顧客が視覚障害者であると判断し、各部に対し、視覚障害者対応の処理を行うよう指示する。具体的には、制御部10はハンドセット制御部17に対し、オペレータに接続するよう指示する。こうして視覚障害者としての顧客はハンドセット7を介してオペレータの指示のもと各種取引を行うことができる。その後は取引を終了する。
S206:ステップ204において顧客が所定時間ハンドセット7をフックアップしないときは、制御部10は、表示入力部15に対し、タッチパネル5から入力があったかどうか監視するよう指示する。タッチパネル5から入力があると、ステップ207へ移行する。そうでないときはステップ208へ移行する。
S207:タッチパネル5から入力があると、制御部10は各部に対し、晴眼者としての処理を行うよう指示する。その後は取引を終了する。
S208:制御部10はタイマ部21を使って一定時間経過したかどうか監視する。一定時間経過すると、晴眼者としての処理を行うよう指示する。一定時間経過していないときはステップ204へ戻る。
第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態のように視覚障害者としての顧客が取引の最初に個別識別カード等の挿入を行う必要がないので、視覚障害者の負担を軽減しつつ、視覚障害者に対しハンドセット7のある位置を容易に認識させることができ、かつ、視覚障害者は短時間でハンドセット7にアクセスすることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態においては、表示入力部35に対し次に説明する視覚障害者用入力手段である触覚記号ガイド31、32、33を設けることにより、視覚障害者としての顧客が当該触覚記号ガイド31、32、33に触れたかどうかで視覚障害者かどうかの判断を行うものである。図7により本実施の形態に関する自動取引装置の動作を説明する前に、図8により本実施の形態に関する自動取引装置の視覚障害者用の表示入力部35について説明する。
図8は第3の実施の形態に関する自動取引装置の視覚障害者用の表示入力部の説明図である。前述のようにタッチパネル5は、自動取引装置100の平面操作面102に設けられる。視覚障害者用の表示入力部35は、タッチパネル5の周囲に、本実施の形態では左右両側及び手前側に検知部としての触覚記号ガイド31、32、33がタッチパネル5に隣接して設けられる。タッチパネル5には、取引選択ボタン43、数字ボタン42及びその他の操作ボタン41が表示される。検知部としての触覚記号ガイド31、32、33は、個々の取引内容又は操作内容がイメージできる凸状の触覚記号が複数所定間隔を置いて配置された四角な枠からなる。そして、触覚記号ガイド33は取引選択ボタン43に対応する位置に設けられる。即ち、触覚記号ガイド33の「+」は、取引選択ボタン43の「預け入れ」ボタンに対応し、同様にして、「−」は「引き出し」ボタンに対応し、「=」は「残高照会」ボタンに対応し、「□」は「通帳記入」ボタンに対応し、「→」は「振り込み」ボタンに対応する位置に設けられる。また、数字入力用の触覚記号ガイド32は数字ボタン42に対応する位置に設けられる。そして、触覚記号ガイド31は操作ボタン41に対応する位置に設けられる。触覚記号ガイド31、32、33はタッチパネル5に表示される各ボタンの内容を抽象的に表したもので、凸状に形成されるが、これらは点字で形成されてもよい。
視覚障害者は預け入れ取引をするとき、指で触覚記号ガイド33の「+」をタッチした後、その指を矢印A方向、即ちタッチパネル5の方向に滑らせれば、「預け入れ」ボタン43に触れることができる。これにより晴眼者が「預け入れ」ボタン43を押下したのと同様に表示入力部35は「預け入れ」ボタン43の押下を検出することができる。数字ボタン42を操作するときも同様に、視覚障害者が指で触覚記号ガイド32の「5」をタッチした後、その指を矢印B方向、即ちタッチパネル5の方向に滑らせれば、「5」ボタン42に触れることができる。その他の操作ボタン41を操作するときも同様に、指で触覚記号ガイド31の「×」をタッチした後、その指を矢印C方向、即ちタッチパネル5の方向に滑らせれば、「取消」ボタン41にふれることができる。なお、触覚記号ガイド31、32、33は、顧客が当該触覚記号ガイド31、32、33に触れたことを検知する検知部としての機能を有する。表示入力部35は、顧客が検知部としての触覚記号ガイド31、32、33に触れたことを検知すると、制御部10へ出力する。
図7は第3の実施の形態に関する自動取引装置の動作を示すフローチャートである。
S301:制御部10は、表示入力部35に対して、顧客が検知部としての表示入力部35の触覚記号ガイド31、32、33に接触したかどうか監視するよう指示する。顧客が接触したときは、ステップ302へ移行し、そうでないときは、監視を継続する。
S302:顧客が検知部としての触覚記号ガイド31、32、33に接触したとき、制御部10は、記憶部19に対し、操作を誘導する音声ガイダンス、即ちハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを読み出すよう指示する。そして制御部10は、音声案内部16に対し、第1のスピーカ6を介してハンドセット7を取り上げるよう誘導する音声ガイダンスを送出するよう指示する。当該音声ガイダンスは例えば「ハンドセットから報知音が流れます。視覚障害の方はハンドセットをお取りください。」である。
S303:更に、制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、第2のスピーカ24を介して報知音を送出するよう指示する。前述のように報知音は、視覚障害者としての顧客に対し、ハンドセット7の設置してある位置を知らせるための信号音、メロディー又は「ハンドセットはこちらでございます。」等の音声ガイダンスである。
S304:制御部10は、ハンドセット制御部17に対し、顧客がハンドセット7をフックアップしたかどうか監視するよう指示する。顧客がハンドセット7をフックアップすると、ステップ305へ移行する。そうでないときはステップ306へ移行する。
S305:顧客がハンドセット7をフックアップすると、制御部10は各部に対し、視覚障害者対応の処理を行うよう指示する。具体的には、制御部10はハンドセット制御部17に対し、オペレータに接続するよう指示する。オペレータは視覚障害者としての顧客に対し、図8に図示した触覚記号ガイド33から希望する取引選択画面の触覚記号に指で触れさせ、その指をタッチパネル5の方向に滑らせるよう操作をガイドする。また、金額の入力についても触覚記号ガイド32から必要な数字の触覚記号を指で触れさせ、その指をタッチパネル5の方向に滑らせるよう操作をガイドする。こうして視覚障害者としての顧客はハンドセット7を介してオペレータの指示のもと各種取引を行うことができる。その後は取引を終了する。
S306:ステップ304において顧客が所定時間ハンドセット7をフックアップしないときは、制御部10は、表示入力部35に対し、タッチパネル5から入力があったかどうか監視するよう指示する。タッチパネル5から入力があると、ステップ307へ移行する。そうでないときはステップ308へ移行する。
S307:タッチパネル5から入力があると、制御部10は各部に対し、晴眼者としての処理を行うよう指示する。その後は取引を終了する。
S308:制御部10はタイマ部21を使って一定時間経過したかどうか監視する。一定時間経過すると、晴眼者としての処理を行うよう指示する。一定時間経過していないときはステップ304へ戻る。
以上第3の実施の形態によれば、視覚障害者は、検知部としての触覚記号ガイド31、32、33に触れるだけで視覚障害者であることを判断できるので、視覚障害者の負担を軽減しつつ、視覚障害者に対しハンドセット7のある位置を容易に認識させることができ、かつ、視覚障害者は短時間でハンドセット7にアクセスすることができる。
なお、第3の実施の形態のステップ301において、顧客が検知部としての触覚記号ガイド31、32、33に接触したかどうか監視することとしたが、これに限らない。即ち、自動取引装置100の平面操作面102の一部に指の接触を感知する検知部を別途設け、顧客がこの検知部に接触したかどうかを監視することとしてもよい。
5 タッチパネル
6 第1のスピーカ
7 ハンドセット
8 近接センサ
16 音声案内部
17 ハンドセット制御部
24 第2のスピーカ

Claims (9)

  1. 顧客の操作によって取引を行う自動取引装置において、
    視覚障害者の前記顧客に対し操作を誘導するハンドセットと、
    前記顧客に対し前記ハンドセットを取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを送出する第1のスピーカと、
    前記ハンドセットの設置してある位置に設けられ、前記顧客に対し前記ハンドセットの設置してある位置を知らせる報知音を送出する第2のスピーカを有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記顧客が挿入する個別識別カードから顧客情報を読取るカード処理部を有し、
    前記カード処理部が読取った前記顧客情報に基づいて、前記第1のスピーカから前記音声ガイダンスを送出し、かつ前記第2のスピーカから前記報知音を送出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 顧客の接近を検知する近接センサを有し、
    前記近接センサの出力により、前記第1のスピーカから前記音声ガイダンスを送出し、かつ前記第2のスピーカから前記報知音を送出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記顧客が触れたことを検知する検知部を有し、
    前記検知部が検知すると、前記第1のスピーカから前記音声ガイダンスを送出し、かつ前記第2のスピーカから前記報知音を送出することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  5. 顧客が操作する表示入力部を有し、
    前記検知部は、前記表示入力部の周囲に設けた入力用触覚記号ガイドであることを特徴とする請求項4記載の自動取引装置。
  6. 前記第2のスピーカは、前記ハンドセットの受話器であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の自動取引装置。
  7. 前記第2のスピーカは、前記ハンドセットの背面に設けられたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の自動取引装置。
  8. 前記第2のスピーカは、前記ハンドセット近傍の装置本体に設けられたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の自動取引装置。
  9. 顧客の操作によって取引を行う自動取引装置の操作誘導方法において、
    視覚障害者の前記顧客に対しハンドセットを介して操作を誘導するハンドセット操作誘導工程と、
    前記顧客に対し前記ハンドセットを取り上げるよう誘導した音声ガイダンスを第1のスピーカから送出する第1の報知工程と、
    前記顧客に対し前記ハンドセットの設置してある位置を知らせる報知音を第2のスピーカから送出する第2の報知工程を含むことを特徴とする自動取引装置の操作誘導方法。
JP2014117495A 2014-06-06 2014-06-06 自動取引装置及び自動取引装置の操作誘導方法 Pending JP2015230663A (ja)

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