JP2004046494A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客への情報を音声出力するスピーカ14と、顧客により操作される入力キー16とを備えたハンドセット13を有する自動取引装置11において、入力キー16は、顧客がハンドセット13を持ちスピーカ14を耳に当てている状態で、顧客が操作可能な位置、すなわち顧客の人差し指が操作可能な位置、スピーカ14からの音声が出力される面とは反対側の面である裏面部13bに配置される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドセットを備えた自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機関等に設置される、無人対応の装置である自動取引装置においては、顧客へのガイダンスとして、タッチパネル付きLCDへのガイダンスの表示、あるいはスピーカーによる音声ガイダンス等の機能が備えられている。そして顧客はこれらのガイダンスに従い自動取引装置に情報の入力を行うが、視覚障害者にとってタッチパネルでの応答入力は困難を伴うので、自動取引装置によっては応答入力の補助として入力キー付きのハンドセットが備えられているものがある。そして視覚障害者はハンドセットを持ち、スピーカを耳に当てて音声ガイダンスを聞いた後、手元で触覚によりキーの区別を行いながらハンドセットの入力キーから応答入力を行っている。
【0003】
このようなハンドセットにおいては、ガイダンスが流れるスピーカと、顧客の音声を拾うマイクと、該スピーカと同一側面側(正面側)であって、スピーカとマイクとの間に配列され、応答入力時等に操作される入力キーとが備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動取引装置においては、顧客がハンドセットを持ち、スピーカを耳に当てて音声ガイダンスを聞いた後、応答入力をハンドセットの入力キーから行うが、このキー入力時、ハンドセットを一旦耳元から離して、キー入力が行える位置まで移動させなくてはならなかった。
【0005】
従って、必要なキー入力を行った後、顧客は再びスピーカを耳に当てるが、顧客がスピーカから耳を離している間に次の音声ガイダンスが流れてしまうと、顧客はその音声ガイダンスを聞き逃してしまう場合があるという問題点があった。
【0006】
なお、このような問題点を解決するために、スピーカからの音声ガイダンスの音量を耳から離しても聞こえる程度の音量とすることも可能であるが、近くに居る他の利用者にまで音声ガイダンスが聞こえてしまう可能性があり、特に暗証番号の入力結果の復唱がスピーカから流れてくる場合には、大きな音量とすることは好ましくなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、顧客への情報を音声出力するスピーカと、顧客により操作される入力部とを備えたハンドセットを有する自動取引装置において、前記入力部は、顧客が前記ハンドセットを持ち前記スピーカを耳に当てている状態で、顧客が操作可能な位置に配置されるものである。
【0008】
上記構成によれば、顧客はハンドセットのスピーカに耳を当てている状態で入力部を操作することができる。従って、応答入力時に、ハンドセットを一旦、耳元から離して、入力が行える位置まで移動させる必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
【0010】
第1の実施の形態
図1は第1の実施の形態のハンドセットを示す正面図、図2は第1の実施の形態の自動取引装置を示す概略斜視図、図3は第1の実施の形態のハンドセットの使用状態を示す説明図、図4は第1の実施の形態の入力キーを示す正面図、図5、図6は第1の実施の形態の使用時のハンドセットを示す説明図、図7は第1の実施の形態のハンドセットを示す説明図である。
【0011】
図2において、金融機関等に設置される、無人対応の装置である自動取引装置11においては、顧客へのガイダンスが表示されると共に、顧客からの応答入力が行われるタッチパネル式LCD12と、入力部(以後入力キーとする)付きのハンドセット13と、顧客からのカードの挿入、及び顧客へのカードの排出が行われるカード挿入排出口20と、顧客からの通帳の挿入、及び顧客への通帳の排出が行われる通帳挿入排出口30とが備えられている。
【0012】
上記ハンドセット13は、視覚障害者が自動取引装置11を利用する際にタッチパネルでの応答入力は困難を伴うので、応答入力の補助として自動取引装置11に備えられている。そして視覚障害者はハンドセットを持ち、手元で触覚によりキーの区別を行いながら入力キーから応答入力を行っている。
【0013】
以下ハンドセット13について説明する。
【0014】
ハンドセット13は、図1、図3に示すように、正面部13aにガイダンスを流す、すなわち音声で顧客への情報を出力するスピーカ14と、顧客の音声を集めるマイク15が設けられている。また正面部13aと反対側、すなわち顧客がハンドセット13を手に持ち、スピーカ14を耳に当てたときに、耳が接触する面(スピーカ14からの音声が出力される面)とは反対側の面である裏面部13bに、応答入力時等に顧客により操作される、テンキーで形成された入力キー16が備えられている。またハンドセット13には一端部が自動取引装置11と接続されているコード17の他端部が接続されており、このコード17を介して自動取引装置11からハンドセット13に情報が送信されてきたり、ハンドセット13から自動取引装置11に情報が送信される。
【0015】
図4に示すように、入力キー14のキーの配列は一般電話機と同じであり、また隣合うキーとの間隔は狭く、携帯電話の入力キー、あるいは小型電卓の入力キーと同じくらいのキー配列ピッチとなっている。すなわち、図5、図6に示すように顧客がハンドセット13を人差し指以外の4本の指で握り、耳に当てている状態で、人差し指を曲げる、伸ばす、傾ける等を行い、人差し指で自然に全ての入力キー16を押下することができる範囲内に、全ての入力キー16は配置されている。なお、図7に破線で示す位置が人差し指の可動範囲Aであり、この可動範囲A内に全ての入力キー16が配置されている。
【0016】
更に入力キー16はホームポジションとなるキーのみ凸形状等、他のキーと区別可能な形状となっており、顧客はそのキーに触れることによりホームポジションが分かるようになっている。
【0017】
図1に示すようにハンドセット13には、顧客が握りやすいように、図3に示す正面部13aから見て右側面部13cにグリップ部18が、左側面部13dにグリップ部19が、ハンドセット13の一部を、指に合った形状に切り欠くことにより形成されている。
【0018】
ハンドセット13は右手用であり、人差し指が入力キー16を操作する状態において、グリップ部18は顧客の親指がスムーズに入り込む形状となっており、一方グリップ部19は人差し指が入力キー16を操作する状態において、顧客の中指と、薬指と、小指がスムーズに入り込む形状となっている。なお、グリップ部19は各指毎に形成されている。そしてこのグリップ部18、19に顧客が各指を挿入してハンドセット13を握ることにより、ハンドセット13が持ちやすくなると共に、人差し指での入力キー16の押下をよりスムーズに行うことができるようになる。
【0019】
このように、グリップ部18、19はハンドセット13を人差し指以外の4本の指でスムーズに握ることができるように形成されている。
【0020】
そしてこれにより図3に示すように、顧客は持ちやすい状態でハンドセット13を持ち、そしてハンドセット13のスピーカ14を耳に当てている状態で、人差し指で入力キーのホームポジションを探すことができ、また必要なキー入力を行うといった操作を行うことができる。
【0021】
なお、本実施の形態においてはハンドセット13を右手用で説明したが、左手用も同様に、グリップ部18、19が形成される。
【0022】
次に上記構成におけるハンドセット13を備えた自動取引装置11の取引時の動作について説明する。なお、顧客である視覚障害者は予め、ハンドセット13により取引が可能であることを知っていることとする。また今回は出金取引が行われることとして説明する。
【0023】
図2において、顧客が自動取引装置11に近付くと、図示せぬセンサが自動取引装置11に顧客が近付いたことを検出し、上記センサが図示せぬ制御部に、顧客が自動取引装置11に接近したことを示す信号を送信する。制御部はこの信号を受信すると、自動取引装置11を待機状態から可動可能状態へと移行させる。これにより、タッチパネル式LCD12は待機画面(スクリーンセーバ)から取引選択画面に切り替えられる。
【0024】
顧客は自動取引装置11の正面を触指してハンドセット13を取り外し、スピーカ14を耳に当てる。このとき、ハンドセット13にはグリップ部18、19が形成されているので、顧客はハンドセット13を人差し指以外の4本の指でスムーズに握ることができる。
【0025】
なお、ハンドセット13が取り外されると、制御部はこれを検出し、ハンドセット13のスピーカ14から、「係員の呼出をご希望の場合は「0(ゼロ)」ボタンを押し、音声による取引をご希望の場合には「1(イチ)」ボタンを押してください」という音声ガイダンスを出力させる。また、制御部はハンドセット11が取り外されたことを検出すると、入力キー16の「0」と「1」のキーのみ入力を有効とする。
【0026】
この音声ガイダンスを聞いて顧客が「1」のキーを押すと、制御部は視覚障害者による取引が開始されると判断し、視覚障害者モードに切り替える。これによりハンドセット13に付加されている全ての入力キー16のキー入力が有効となると共に、顧客が音声での応答入力も可能なように、顧客の音声をマイク15が集めて制御部に送信する。
【0027】
なお、視覚障害者が上記「0」又は「1」の入力キー16を押下する場合、顧客はハンドセット13のスピーカ14を耳に当てている状態で、人差し指で入力キーのホームポジションを探して、これを基に、「0」又は「1」のキーを探して必要な入力を行う。このように、顧客はスピーカ14を耳に当てている状態で入力キー16を操作することができる。従って、以下、取引動作中、顧客はハンドセット13を耳元から離すことなく、取引を継続させることができる。
【0028】
なお、視覚障害者の顧客で、全盲ではなく、視力が弱い顧客は、タッチパネル式LCD12から入力する可能性もあるので、視覚障害者モードであっても、タッチパネル式LCD12の入力を有効としておく。また、ハンドセット13からの入力と、タッチパネル式LCD12からの入力が異なる場合には、制御部はハンドセット13からの入力を優先させる。
【0029】
またタッチパネル式LCD12は、該タッチパネル式LCD12からの入力がないとしても、ハンドセット13からの入力による取引の進行状況に合った画面を表示するようにする。すなわちタッチパネル式LCD12の画面表示は、取引の進行状況を第三者が把握できる画面に常に移行することとする。これにより介護者が立ち入る場合に、タッチパネル式LCD12を見れば、取引の進行状況を把握することができる。
【0030】
このような自動取引装置11において、上記に示すように、顧客がハンドセット13の入力キー16の「1」のボタンを押下して、音声による取引を希望するとハンドセット13を使用した取引が開始され、制御部はハンドセット13のスピーカ14から、「出金」、「入金」、「振込み」等、取引が可能な項目を音声として出力する。またそれぞれの項目を選択する場合には、どの入力キーを押下すれば良いのかも音声として合わせて出力する。これは例えば「出金を希望される場合は入力キー1を押下してください。」といった音声を出力する。なお、この取引項目の入力は音声による入力、あるいはハンドセット13の入力キー16からの入力、どちらでも良い。
【0031】
この音声アナウンスを聞いた視覚障害者がハンドセット13の入力キー16から「出金」示す「1」のボタンを押下すると、制御部は顧客が「出金」を希望していることを認識し、カード、通帳を自動取引装置11内に挿入してもらう処理へと移行する。そのために制御部は、ハンドセット13のスピーカ14から「通帳を挿入してから、カードを挿入してください。通帳をお持ちでなければ、カードだけを挿入してください。」という音声ガイダンスを出力する。
【0032】
この音声ガイダンスを聞いた視覚障害者が、カードをカード挿入排出口20から自動取引装置11内に挿入する。すると、制御部はハンドセット13のスピーカ14から「暗証番号を入力してください。」と音声ガイダンスを出力する。
【0033】
この音声ガイダンスを聞いた視覚障害者はハンドセット13の入力キー16の暗証番号に対応するキーを押下し、暗証番号を入力を行う。なお、「暗証番号」の入力は、音声では近くに居る他の利用者に聞こえてしまう可能性があるので、入力キー16からの入力とする。
【0034】
次に制御部はハンドセット13のスピーカ14から「金額をキー入力してください。入力が終わりましたら最下段左側キーを押下してください。」という音声ガイダンスを出力する。
【0035】
この音声ガイダンスを聞いた視覚障害者が、入力キー16の出金したい金額に対応するキー、及び確認キーを押下し、出金金額の入力を行う。すると制御部はカードから読取った口座番号と、入力された暗証番号及び金額をセンタの図示せぬホストコンピュータに送信する。そして予め登録してある暗証番号と一致し、かつ出金金額が支払い限度額内であった場合、ホストコンピュータから出金許可通知及び取引印字データが自動取引装置11に返信され、該自動取引装置11に形成された図示せぬ出金口から紙幣あるいは硬貨を出金し、また通帳あるいはレシートに印字を行い、これらを通帳挿入排出口30、あるいは図示せぬレシート排出口から排出し、またカードをカード挿入排出口20から排出する。
【0036】
出金取引に必要な全ての処理が終了すると、制御部はハンドセット13のスピーカ14から「これで出金取引を終了します。ありがとうございました。」という音声ガイダンスを出力する。そしてこの音声ガイダンスを出力すると、制御部はハンドセット13の全ての入力キー16のキー入力を無効とする。また視覚障害者モードを解除して待機状態へと装置を移行させる。これにより、タッチパネル式LCD12は待機画面(スクリーンセーバ)に切り替えられる。
【0037】
以上第1の実施の形態においては、顧客はハンドセット13のスピーカ14に耳を当てている状態で入力キー16を操作することができる。従って、音声ガイダンスを聞いた後の応答入力時に、ハンドセット13を一旦、耳元から離して、キー入力が行える位置まで移動させる必要がなくなる。その結果、顧客は音声ガイダンスを聞き逃してしまうことがなくなる。
【0038】
第2の実施の形態
次に第2の実施の形態について説明する。図8は第2の実施の形態のハンドセットを示す斜視図、図9は第2の実施の形態のハンドセットの使用状態を示す説明図である。本第2の実施の形態においては、ハンドセット21の形状以外は上記第1の実施の形態と同様であるので説明は省略し、ハンドセット21についてのみ説明する。
【0039】
ハンドセット21は、図8、図9に示すように、正面部21aにガイダンスを流す、すなわち音声で顧客への情報を出力するスピーカ22と、顧客の音声を集めるマイク23が設けられている。また正面部21aと直交する側、すなわち顧客がハンドセット21を手に持ち、スピーカ22を耳に当てたときに、耳が接触する面(スピーカ22からの音声が出力される面)と直交する面である右側面部21cに、応答入力時等に顧客により操作される、テンキーで形成された入力部(以後入力キーとする)24が備えられている。またハンドセット21には一端部が自動取引装置11と接続されているコード25の他端部が接続されており、このコード25を介して自動取引装置11からハンドセット21に情報が送信されてきたり、ハンドセット21から自動取引装置11に情報が送信される。
【0040】
入力キー24のキーの配列、及びキー配列ピッチは上記第1の実施の形態の入力キー16と同様である。すなわち、顧客がハンドセット21を親指以外の4本の指で握り、耳に当てている状態で、親指を曲げる、伸ばす、傾ける等を行い、親指で自然に全ての入力キー24を押下することができる範囲内に、全ての入力キー24は配置されている。
【0041】
更に入力キー24は、ホームポジションとなるキーのみ凸形状等、他のキーと区別可能な形状となっており、顧客はそのキーに触れることによりホームポジションが分かるようになっている。
【0042】
ハンドセット21には、顧客が握りやすいように、正面部21aにグリップ部26が、正面部21aと反対側、すなわち顧客がハンドセット21を手に持ち、スピーカ22を耳に当てたときに、耳が接触する面とは反対側の面である裏面部21bに、グリップ部27が、ハンドセット21の一部を、指に合った形状に切り欠くことにより形成されている。
【0043】
ハンドセット21は右手用であり、親指が入力キー24を操作する状態において、グリップ部26は顧客の人差し指と、中指と、薬指と、小指がスムーズに入り込む形状となっており、一方グリップ部27は親指が入力キー24を操作する状態において、顧客の手のひらがスムーズに入り込む形状となっている。なお、グリップ部26は各指毎に形成されている。そしてこのグリップ部26、27に顧客が各指、及び手のひらを挿入してハンドセット21を握ることにより、ハンドセット21が持ちやすくなると共に、親指での入力キー24の押下をよりスムーズに行うことができるようになる。
【0044】
このように、グリップ部26、27はハンドセット21を親指以外の4本の指と手のひらでスムーズに握ることができるように形成されている。
【0045】
そしてこれにより図9に示すように、顧客は持ちやすい状態でハンドセット21を持ち、そしてハンドセット21のスピーカ22を耳に当てている状態で、親指で入力キー24のホームポジションを探すことができ、また必要なキー入力を行うといった操作を行うことができる。
【0046】
なお、本実施の形態においてはハンドセット21を右手用で説明したが、左手用も同様に、グリップ部26、27が形成される。
【0047】
なお、上記構成におけるハンドセット21を備えた自動取引装置の取引時の動作は、上記第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0048】
また、上記第1の実施の形態、及び第2の実施の形態の入力キー16、24はテンキーであるが、数字、取引項目を、それぞれ形状の異なる、凹凸形状の触覚絵記号としても良い。この場合、視覚障害者は触覚絵記号に触れて、その形状の違いから押下したいキーを見つける。なお、この触覚絵記号は、例えば数字は、数字そのものを表す絵記号で形成しても良い。
【0049】
更に、入力キーに置き換えて、ジョイスティックのようなものや、特開平11−194872号公報に開示されたようなものでも良い。
【0050】
以上第2の実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様に、顧客はハンドセット21のスピーカ22に耳を当てている状態で入力キー24を操作することができる。従って、音声ガイダンスを聞いた後の応答入力時に、ハンドセット21を一旦、耳元から離して、キー入力が行える位置まで移動させる必要がなくなる。その結果、顧客は音声ガイダンスを聞き逃してしまうことがなくなる。
【0051】
第3の実施の形態
次に第3の実施の形態について説明する。本第3の実施の形態のハンドセットは、形状は上記第1の実施の形態と同様であり、そして第1の実施の形態のように自動取引装置からハンドセットを取り外して使用することが可能であると共に、自動取引装置からハンドセットを取り外すことなく、ハンドセットを自動取引装置に装着した状態で顧客が入力キーを操作することも可能となっている。すなわちハンドセットの入力キーを、通常使用されるテンキーの代用とすることができる。
【0052】
本実施の形態においてはハンドセットを取り外すことなく、キー入力を可能とするので、顧客が自動取引装置に近付き、これにより制御部が自動取引装置を待機状態から可動可能状態へと移行させ、タッチパネル式LCDが待機画面(スクリーンセーバ)から取引選択画面に切り替えられた時点で、ハンドセットに付加されている全ての入力キーを有効とする。
【0053】
そしてハンドセットの入力キーを視覚障害者と視覚障害者以外の顧客が使用することにより、顧客からの応答入力時に通常使用されるテンキーを設ける必要がなくなる。
【0054】
以上第3の実施の形態においては、視覚障害者と視覚障害者以外の顧客の両方がハンドセットに備えられている入力キーを使用する。従って、入力キーを1台の装置に1個設けるだけで、視覚障害者と視覚障害者以外の顧客の両方に対応することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、入力部は、顧客がハンドセットを持ちスピーカを耳に当てている状態で、顧客が操作可能な位置に配置されることにより、顧客は音声ガイダンスを聞き逃してしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のハンドセットを示す正面図である。
【図2】第1の実施の形態の自動取引装置を示す概略斜視図である。
【図3】第1の実施の形態のハンドセットの使用状態を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態の入力キーを示す正面図である。
【図5】第1の実施の形態の使用時のハンドセットを示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態の使用時のハンドセットを示す説明図である。
【図7】第1の実施の形態のハンドセットを示す説明図である。
【図8】第2の実施の形態のハンドセットを示す斜視図である。
【図9】第2の実施の形態のハンドセットの使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 自動取引装置
13 ハンドセット
14 スピーカ
16 入力部(入力キー)
18 グリップ部
19 グリップ部
21 ハンドセット
22 スピーカ
24 入力部(入力キー)
26 グリップ部
27 グリップ部
Claims (8)
- 顧客への情報を音声出力するスピーカと、顧客により操作される入力部とを備えたハンドセットを有する自動取引装置において、
前記入力部は、顧客が前記ハンドセットを持ち前記スピーカを耳に当てている状態で、顧客が操作可能な位置に配置されることを特徴とする自動取引装置。 - 前記入力部は、顧客の人差し指が操作可能な位置に配置される請求項1記載の自動取引装置。
- 前記入力部は、前記スピーカからの音声が出力される面とは反対側の面に設けられている請求項1又は2記載の自動取引装置。
- 前記ハンドセットには、前記ハンドセットを持つ顧客の指が入り込むグリップ部が形成されている請求項3記載の自動取引装置。
- 前記入力部は、顧客の親指が操作可能な位置に配置される請求項1記載の自動取引装置。
- 前記入力部は、前記スピーカからの音声が出力される面と直交する面に設けられている請求項1又は5記載の自動取引装置。
- 前記ハンドセットには、前記ハンドセットを持つ顧客の指、及び手のひらが入り込むグリップ部が形成されている請求項6記載の自動取引装置。
- 顧客への情報を音声出力するスピーカと、顧客により操作される入力部とを備えたハンドセットを有する自動取引装置において、
前記入力部は、顧客が前記ハンドセットを持ち前記スピーカを耳に当てている状態で、顧客が操作可能な位置であって、且つ前記ハンドセットが装置に装着されている状態で、顧客が操作可能な位置に配置されることを特徴とする自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002202403A JP2004046494A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 自動取引装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006338403A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置 |
WO2013121631A1 (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 携帯電話機 |
JP2013239129A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Oki Electric Ind Co Ltd | 取引装置及び取引プログラム |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002202403A patent/JP2004046494A/ja active Pending
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