JP2015201562A - 保護膜形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する現像液を従来に比べて抑えることができる経済的な保護膜形成方法を提供する。【解決手段】保護膜形成方法は、ウェーハWの表面Waをポジ型レジストで被覆するレジスト被覆ステップと、ウェーハWの表面Waの分割予定領域Sに光を照射し、分割予定領域S上に現像液3を供給して現像する現像ステップとを備え、現像ステップは、狭小の隙間G1を有したヘッド20で現像液3を毛細管現象で吸い上げる現像液吸い上げ工程と、ヘッド20に蓄えられた現像液3を分割予定領域Sに接触させ現像液3を供給する現像液供給工程とを含んで構成されているため、ウェーハWの分割予定領域Sに対応する領域のみに現像液を供給することが可能となり、使用する現像液を従来に比べて抑えることができ、経済的であるとともに、廃棄する現像液も少量となって環境負荷も低減できる。【選択図】図7

Description

本発明は、ウェーハに保護膜を形成する方法に関する。
格子状の分割予定領域によって区画され表面に複数のチップを有するウェーハを分割する方法としては、例えば、切削ブレードを用いてダイシングして分割する方法や、プラズマダイシング(ドライエッチングによるダイシング)によって分割する方法がある。
プラズマダイシングに際し、ウェーハ上においてエッチングを施したくない非エッチング領域には、レジスト膜となる保護膜をあらかじめ形成している。保護膜としては、感光性樹脂からなるフォトレジストが広く利用されている。ウェーハの非エッチング領域に保護膜を形成する工程では、通常、ウェーハの表面全面にフォトレジストをスピンコートした後、プリベーク(軽い焼きしめ)、露光、ポストベーク(露光後の焼きしめ)を順次行い、その後、現像液をウェーハの表面全面にスプレーコートやスピンコートで塗布する現像処理工程を経て非エッチング領域にのみ保護膜を形成している(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2006−114825号公報
しかしながら、上記したようなプラズマダイシングにおいて、ウェーハの表面にエッチングを施すエッチング領域は、ウェーハの分割予定領域上の領域のみであり、ウェーハ全体のうちの僅かな面積を占める領域にすぎない。この僅かな領域上に形成された保護膜を除去するために、ウェーハの表面全面に現像液をスプレーコートやスピンコートで塗布していては、廃棄する現像液が多量となり、極めて非経済的であるという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、使用する現像液を従来に比べて抑えることができる経済的な保護膜形成方法を提供することを目的としている。
本発明は、複数の分割予定領域が形成されたウェーハ上に該分割予定領域を露出させる保護膜を形成する保護膜形成方法であって、ウェーハの表面をポジ型レジストで被覆するレジスト被覆ステップと、該レジスト被覆ステップを実施した後、該分割予定領域に光を照射し、該分割予定領域上に現像液を供給して現像する現像ステップと、を備え、該現像ステップは、狭小隙間を有したヘッドで該現像液を毛細管現象で吸い上げる現像液吸い上げ工程と、該現像液吸い上げ工程を実施した後、該ヘッドに蓄えられた該現像液を該分割予定領域に接触させて該分割予定領域に該現像液を供給する現像液供給工程と、を含んで構成されている。
上記ヘッドは、上記分割予定領域より小さい領域に複数の柱状部材が配設されて構成されるようにしてもよいし、上記分割予定領域より小さい領域を区画する外周壁を有するようにしてもよい。
上記現像ステップでは、複数の上記ヘッドでウェーハ上の上記分割予定領域全域に一括で上記現像液を供給してもよい。
本発明にかかる保護膜形成方法は、レジスト被覆ステップを実施した後、狭小隙間を有するヘッドで現像液を毛細間現象で吸い上げる現像液吸い上げ工程と、該ヘッドを介してウェーハの分割予定領域上に現像液を供給する現像液供給工程とを含む現像液供給ステップを実施するため、ウェーハの分割予定領域に対応する領域のみに現像液を供給することが可能となる。したがって、現像液の供給量を従来に比べて抑えることができ、経済的であるとともに、廃棄する現像液も少量となって環境負荷も低減することができる。
上記ヘッドが、ウェーハの分割予定領域より小さい領域に複数の柱状部材が配設されて構成される場合は、保護膜が被覆されたウェーハの表面のうち、ウェーハの分割予定領域に対応する領域のみに現像液を効率よく供給することができる。
また、上記ヘッドが、ウェーハの分割予定領域より小さい領域を区画する外周壁を有するよう場合は、格子状の分割予定領域に対応する領域のみに現像液を効率よく供給することが可能となる。
上記現像ステップでは、複数の上記ヘッドを用いてウェーハの分割予定領域全域に対応する領域に一括で現像液を供給することにより、現像液の供給量を抑えつつウェーハの分割予定領域に被覆された保護膜のみを効率良く除去することができる。
テープを介してフレームと一体となった状態のウェーハを示す斜視図である。 レジスト被覆ステップを示す断面図である。 保護膜が被覆された状態のウェーハを示す断面図である。 ヘッドの第一例の構成を示す斜視図(a)及び(b)並びに平面図(c)である。 (a)はヘッドの第二例の構成を示す斜視図であり、(b)はヘッドの第三例の構成を示す斜視図である。 部分現像をする場合の現像ステップのうち吸い上げ工程を示す断面図である。 部分現像をする場合の現像ステップのうち現像液供給工程、水洗工程及び乾燥工程を示す断面図である。 一括現像用のヘッドの構成の概略を示す平面図である。 一括現像をする場合の現像液供給ステップを示す断面図である。
図1に示すウェーハWは、被加工物の一例であり、ウェーハWの表面Waには、縦横に交差する分割予定領域Sによって区画された領域にそれぞれデバイスDが形成されている。以下では、ウェーハWに対しエッチングを施したくない非エッチング領域に保護膜を形成する方法について説明する。なお、非エッチング領域とは、ウェーハWの分割予定領域S以外の領域を指す。
(1)レジスト被覆ステップ
まず、図1に示すように、中央部が開口した環状のフレームFの下部にテープTを貼着し、中央部から露出したテープTにウェーハWの裏面Wb側を貼着することでテープTを介してフレームFとウェーハWとを一体に形成する。続いて、図2に示すスピンコータ10を用いてフレームFと一体となったウェーハWの表面Waに保護膜を被覆する。スピンコータ10は、ウェーハWを保持し回転可能な保持テーブル11を有している。保持テーブル11の外周側には、フレームFが載置される載置台12と、フレームFをクランプするクランプ手段13とを備えている。クランプ手段13は、載置台12に配設された軸部130と、軸部130を中心に回転して載置台12に載置されるフレームFを固定するクランプ部131とにより構成されている。
保持テーブル11の下方には、鉛直方向の軸心を有する回転軸14が接続され、回転軸14にはモータ15が接続されている。回転軸14の上方の周囲には、保護膜の材料液が回転軸14やモータ15に付着するのを防止するカバー部16が配設されている。保持テーブル11の周囲には、保護膜の材料液が飛散するのを防止する環状のケース17が配設されている。ケース17の底部においては、保護膜の材料液を噴出するノズル18が立設され、ノズル18の先端は、保持テーブル11側に向いている。ノズル18の下端はモータ19に連結されており、モータ19は、ノズル18の先端を、保持テーブル11の上方と保持テーブル11の上方から退避した位置との間で移動させることができる。
このように構成されるスピンコータ10にフレームFと一体となったウェーハWを搬送する。具体的には、図2に示すように、ウェーハWの裏面Wbに貼着されたテープTの中央部を保持テーブル12の上面に載置するとともにフレームFに貼着されたテープTの周縁部を載置台12に載置する。その後、図示しない吸引源が作動し、保持テーブル11の上面においてウェーハWを保持する。そして、モータ19によりノズル18を旋回させ、ノズル18の先端を保持テーブル11に保持されたウェーハWの上方に移動させる。続いて、モータ15が回転軸14を回転させて保持テーブル11を例えば矢印A方向に回転させることにより、クランプ部131が軸部130を中心に回転してフレームFの上部を押さえて固定する。
次いで、保持テーブル11を回転させながら、ノズル18からウェーハWの表面Waに向けて、例えばポジ型レジストとなるレジスト液1を滴下する。滴下されたレジスト液1は、保持テーブル11の回転によって発生する遠心力によって、ウェーハWの表面Waの中心側から外周側に向けて流れていき、ウェーハWの表面Waの全面にいきわたる。こうして、図3に示すように、ウェーハWの表面Wa全面を覆うようにして保護膜1aを被覆する。その後、保護膜1aを加熱することによりプリベークして硬化させる。
(2)現像ステップ
レジスト被覆ステップを実施した後、図1で示したウェーハWの表面Waにマスクをかけた状態で分割予定領域Sに光を照射して露光するとともに、当該露光された領域にヘッドを介して現像液を供給する。
ここで、図4に示すブラシタイプのヘッド20は、現像液を分割予定領域Sに供給するヘッドの第一例である。図4(a)及び(b)に示すように、ヘッド20は、ガラス基台21の上面21aに配設された複数の柱状部材22を備えている。ガラス基台21において複数の柱状部材22が配設された領域の縦及び横のサイズは、縦又は横のいずれかが図1で示した分割予定領域Sの幅よりも狭くなっており、現像液の供給量を抑えつつ分割予定領域Sに現像液を集中して供給できる構成となっている。柱状部材22は、先端部22aを有しており、全体が例えばシリコンにより形成され親水性の被膜でコーティングされている。図4(b)及び(c)に示すように、柱状部材22の高さH1は、例えば300μmとなっており、柱状部材22の直径L1は、例えば30μmとなっている。
また、図4(c)に示すように、柱状部材22は、ガラス基台21の上面21aにおいて交互にずれて千鳥状に配置されるとともに、隣り合う柱状部材22の間に狭小隙間G1を有している。この狭小隙間G1は、毛細管現象で重力に関係なく現像液が浸透しうるサイズとなっており、例えば30μmとなっている。このように構成されるヘッド20は、柱状部材22を、先端部22aから現像液に接触させて浸水させることで現像液を毛細管現象で吸い上げるとともに、図1で示したウェーハWの分割予定領域Sに対応する領域に現像液を供給できる。特にヘッド20は、直線状の分割予定領域Sだけでなく、曲線状など直線以外の分割予定領域に対しても現像液を効率よく供給可能となっている。
図5(a)に示す箱状のヘッド30は、現像液を分割予定領域Sに供給するヘッドの第二例である。ヘッド30は、図1に示した分割予定領域Sよりもが小さい領域である供給領域32を区画した外周壁31を有している。外周壁31の高さH2は例えば300μmとなっており、外周壁31の幅L2は例えば30μmとなっている。さらに、対面する外周壁31の間に形成される狭小隙間G2は、例えば60μmとなっており、図1に示した分割予定領域Sよりも幅が狭く形成されている。このように構成されるヘッド30の供給領域32は、毛細管現象で重力に関係なく現像液が浸透しうるサイズとなっており、図1で示した直線状の分割予定領域Sに現像液を供給するのに好適である。
図5(b)に示すヘッド40は、現像液を分割予定領域Sに供給するヘッドの第三例である。ヘッド40は、L字形の外周壁41を少なくとも4つ有している。ヘッド40では、4つの外周壁41の角部を互いに寄せるとともに隣り合う外周壁41の対面する面同士が互いに平行となるように配置することで図1に示した分割予定領域Sの十字状の交差点よりも小さい供給領域42を区画している。外周壁41の高さH3は例えば300μmとなっており、外周壁41の幅L3は例えば30μmとなっている。さらに、互いに対面する外周壁41の間に形成される狭小隙間G3は、例えば60μmとなっている。このように構成されるヘッド40は、毛細管現象で重力に関係なく現像液が浸透しうるサイズとなっており、図1で示した分割予定領域Sのうち十字状の交差点に現像液を供給するのに好適である。なお、ヘッド40は、ヘッド20やヘッド30と組み合せて使用することもできる。
(2−1)部分現像
次に、図4で示したヘッド20を用いて図1に示したウェーハWの分割予定領域Sの一部分に対して部分現像を施す場合について説明する。まず、図6に示すように、ガラス基台21に配設された複数のヘッド20(図示の例では2列)を用いて現像液吸い上げ工程を実施する。なお、1列や3列以上のヘッド20を用いて部分現像を実施してもよい。
具体的には、図6(a)に示すように、ガラス基台21とともに各ヘッド20を降下させ、容器2に溜められている現像液3に複数の柱状部材22を浸水させる。これにより、毛細管現象が発生し、図4(c)で示した狭小隙間G1に現像液3が浸透して柱状部材22において現像液3を吸い上げる。このようにして、図6(b)に示すように、ヘッド20において現像液3を蓄える。
現像液吸い上げ工程を実施した後、図7に示すように、ヘッド20の柱状部材22に蓄えられた現像液3を、図1で示した分割予定領域Sと対応する領域に供給する現像液供給工程を実施する。現像液供給工程を実施する際には、現像液の供給前に、図1で示したウェーハWの表面Waにマスクをかけるとともに、分割予定領域Sに光を照射して露光を実施し、分割予定領域Sを図7(a)に示す保護膜1aにおいて露光領域S1として表出させておく。その後、保護膜1aを加熱することによりポストベークして硬化させ、ヘッド20をウェーハWの上方に移動させる。
次いで、図7(b)に示すように、ヘッド20の柱状部材22に蓄えられた現像液3を露光領域S1における保護膜1aに接触させる。このとき、ウェーハWの表面Waに被覆された保護膜1aの上面とガラス基台21の下面との間隔Cが、例えば0.1mmとなるようにガラス基台21を保護膜1aに接近させることが望ましい。そして、現像液3を保護膜1aに所定時間だけ接触させておくことにより、接触した部分の保護膜1aを溶解させる。
その後、図7(c)に示すように、ウェーハWの上方に配置された水供給部4が、保護膜1aに向けて水5を噴射し保護膜1aに付着した現像液3を洗い流す(水洗程)。続いて、保護膜1aの上面に付着した水5を除去して保護膜1aを乾燥する(乾燥工程)。このようにして、図7(d)に示すウェーハWには、後の工程でエッチングが施される領域(図1で示した分割予定領域S)にのみ膜除去部6が形成され、ウェーハWの表面Waにエッチングを施したくない非エッチング領域に保護膜1aが形成される。このような部分現像をウェーハWの分割予定領域S上の複数箇所で繰り返し実施する。
このように、ヘッド20を用いた部分現像では、現像液吸い上げ工程と、現像液供給工程とを交互に繰り返し実施することで、ヘッド20を介してウェーハWの分割予定領域Sに対応する保護膜1aのみに現像液3を供給でき、現像液3の供給量を従来に比べて抑えることができる。
(2−2)一括現像
次に、図8に示す一括現像用のヘッド20aを用いて図1に示したウェーハWの分割予定領域Sの全域に対して一括現像を施す場合について説明する。一括現像用のヘッド20aは、図4で示したヘッド20と同様の構成のヘッド200がガラス基台21に固定されて構成されている。複数のヘッド200は、ウェーハWの分割予定領域Sに対応させた位置においてガラス基台21に間欠的に整列して配設されている。複数のヘッド200は、分割予定領域Sに沿って縦横に整列しており、縦方向の分割予定領域Sと横方向の分割予定領域Sとが交差する部分に対応する部分では、十字状に交差している。
まず、一括現像用のヘッド20aを用いて図6で示したのと同様の現像液吸い上げ工程を実施する。すなわち、ガラス基台21とともに各ヘッド20aを降下させ、現像液3に複数の柱状部材22を浸水させ毛細管現象を発生させて柱状部材22において現像液3を吸い上げる。このようにして、ヘッド20aにおいて現像液3を蓄える。
現像液吸い上げ工程を実施した後、図9に示すように、ヘッド20の柱状部材22に蓄えられた現像液3を、図1で示した分割予定領域Sと対応する領域に供給する現像液供給工程を実施する。現像液供給工程を実施する際には、部分現像と同様に、露光、ポストベークを順次実施してから、ヘッド20aをウェーハWの上方に移動させる。
図9に示すように、ガラス基台21に備える複数のヘッド20aをウェーハWに接近する方向に降下させ、各ヘッド20aの柱状部材22に蓄えられたそれぞれの現像液3を、図1で示した分割予定領域Sの全域に対応する保護膜1aに一括で接触させ、保護膜1aを溶解させる。
ここで、一括現像では、一括現像用のヘッド20aにヘッド200が間欠的に設けられているため、分割予定領域Sの全域に対応する保護膜1aのうち、ヘッド200の柱状部材22が間欠的に接触しない面があるが、現像液3を保護膜1aに所定時間接触させておくことにより、柱状部材22が接触していない保護膜1aの面にも現像液3がしみ出るため、柱状部材22が直接接触した面だけでなく柱状部材22が接触していない面の保護膜1aを溶解させ、最終的に分割予定領域Sの全域に対応する保護膜1aを溶解させることができる。その後、上記した部分現像と同様に、ウェーハWの表面Waに被覆された保護膜1aの洗浄及び乾燥を行う。
このように、一括現像用のヘッド20aを用いた一括現像では、現像液吸い上げ工程と、現像液供給工程とを1回ずつ実施することで、各ヘッド200を介してウェーハWの分割予定領域Sの全域に対応する保護膜1aのみに現像液3を供給できる。これにより、現像液3の供給量を従来に比べて抑えることができる。また、ウェーハWの分割予定領域Sの全域に被覆された保護膜1aのみを一括で除去することができるため、効率的であり、後の工程においてウェーハWの表面Waにエッチングを施したくない非エッチング領域に保護膜1aを容易に形成することができる。
なお、被加工物は、分割予定ラインが格子状に形成されているものには限られない。例えば、デバイスが多角形形状に形成され分割予定ラインが屈曲して形成されていたり、分割予定ラインが曲線状に形成されていたりしてもよい。
1:レジスト液 1a:保護膜 2:容器 3:現像液 4:水供給部
5:水 6:膜除去部
10:スピンコータ 11:保持テーブル 12:載置台
13:クランプ手段 130:軸部 131:クランプ部
14:回転軸 15:モータ 16:カバー部 17:ケース 18:ノズル
19:モータ
20,20a,200:ヘッド 21:ガラス基台 21a:上面
22:柱状部材 22a:先端部
30:ヘッド 31:外周壁 32:供給領域
40:ヘッド 41:外周壁 42:供給領域
H1,H2,H3:高さ L1,L2,L3:幅 G1,G2,G3 狭小隙間
W:ウェーハ Wa:表面 Wb:裏面 S:分割予定領域 D:デバイス
S1:露光領域

Claims (4)

  1. 複数の分割予定領域が形成されたウェーハ上に該分割予定領域を露出させる保護膜を形成する保護膜形成方法であって、
    ウェーハの表面をポジ型レジストで被覆するレジスト被覆ステップと、
    該レジスト被覆ステップを実施した後、該分割予定領域に光を照射し、該分割予定領域上に現像液を供給して現像する現像ステップと、を備え、
    該現像ステップは、狭小隙間を有したヘッドで該現像液を毛細管現象で吸い上げる現像液吸い上げ工程と、該現像液吸い上げ工程を実施した後、該ヘッドに蓄えられた該現像液を該分割予定領域に接触させて該分割予定領域に該現像液を供給する現像液供給工程と、を含む、保護膜形成方法。
  2. 前記ヘッドは、前記分割予定領域より小さい領域に複数の柱状部材が配設されて構成される請求項1に記載の保護膜形成方法。
  3. 前記ヘッドは、前記分割予定領域より小さい領域を区画する外周壁を有する請求項1に記載の保護膜形成方法。
  4. 前記現像ステップでは、複数の前記ヘッドでウェーハ上の前記分割予定領域全域に一括で前記現像液を供給する請求項1、2及び3に記載の保護膜形成方法。
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