JP2015196522A - 容器充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品の集成容器への充填を安全かつ容易に行うこと。【解決手段】容器充填方法は、支持部材上の保持位置に整列された複数の包装容器を上方から保持し、前記保持位置の下方に配置された集成容器に、保持された前記包装容器を充填する。前記容器充填方法は、前記包装容器を所定の整列関係で前記保持位置に配置する第1のステップと、前記第1のステップの後に、前記保持位置に配置された前記包装容器を上方から保持する第2のステップと、前記第2のステップの後に、前記包装容器の下方から前記支持部材を退避させる第3のステップと、前記第3のステップの後に、前記保持した包装容器を直下に下降させ前記集成容器に充填する第4のステップとを備え、 前記第1から第4のステップが複数回繰り返されることにより、所定数の前記包装容器が充填される。【選択図】図10

Description

本発明は、物品を集成容器に充填する容器充填方法および容器充填装置に関し、より詳細には、卵パックのような包装容器を物品として集成容器への充填を安全かつ容易にする容器充填方法および容器充填装置に関する。
農畜産物、工業製品等に限らず、市場に流通する物品は、輸送、管理を容易にすべく、段ボール箱、プラスチックケース等の集成容器に充填されて集成される。集積容器への充填は、物品の特性に応じて、物品の向き、配置が予め定められているものがある。たとえば、卵のような農畜産物は、卵パックのような包装容器に方向を揃えられて収容され、包装容器は、上下方向が定められ、集積容器内に不要のスペースが形成されない効率のよい配置で充填される。
このような物品の充填は、一般に、機械化されており、充填装置により自動的に行われる。たとえば、卵パックの充填装置(梱包装置)として、特許文献1に記載の充填装置がある。この充填装置では、把持装置が、卵パックを把持(保持)した状態で集成容器の直上まで水平移動し、その後、集成容器に向けて下降し、卵パックを集成容器に充填する。
特表2007−532426号公報
しかし、特許文献1に記載の充填装置では、卵パックが、把持装置に把持された状態で水平移動した後に下降されるため、充填作業が不安定な状態で行われていた。すなわち、特許文献1に記載の充填装置では、把持装置を改良することにより、卵パックが落下してしまう危険性を低減しているが、卵パックを水平移動させることによる移動中の危険を完全に取り去ることはできなかった。
本発明は、そのような問題を解決すべくなされたもので、その目的は、包装容器を安全かつ容易に集成容器へ充填することにある。
本発明にかかる容器充填方法は、支持部材上の保持位置に整列された複数の包装容器を上方から保持し、前記保持位置の下方に配置された集成容器に、保持された前記包装容器を充填する。前記容器充填方法は、前記包装容器を所定の整列関係で前記保持位置に配置する第1のステップと、前記第1のステップの後に、前記保持位置に配置された前記包装容器を上方から保持する第2のステップと、前記第2のステップの後に、前記包装容器の下方から前記支持部材を退避させる第3のステップと、前記第3のステップの後に、前記保持した包装容器を直下に下降させ前記集成容器に充填する第4のステップとを備え、前記第1から第4のステップが複数回繰り返されることにより、所定数の前記包装容器が充填される。
この容器充填方法によれば、包装容器は、集成容器への充填に際して、集成容器の直上まで水平方向へ移動する必要がなく、保持手段に保持された状態のまま下降する。これにより、包装容器は、充填の際に集成容器の外へ落下することがない。
したがって、本発明にかかる容器充填方法によれば、安全、かつ容易に包装容器を集成容器に充填することができる。
また、本発明にかかる容器充填装置によれば、複数の包装容器を一組の包装容器として所定の整列位置に整列させる整列搬送手段と、前記整列位置に整列した一組の包装容器を保持位置に移動させる保持位置移動手段と、前記保持位置が規定され、前記包装容器を支持する支持部材と、前記保持位置に移動された前記包装容器を上方から保持し、鉛直方向に移動させる保持手段と、前記保持位置の下方に集積容器を配置する集成容器搬送手段と、前記支持部材を退避させる退避手段とを備える。
この容器充填装置によれば、包装容器は、集成容器への充填に際して、集成容器の直上まで水平方向へ移動する必要がなく、保持手段に保持された状態のまま下降する。これにより、包装容器は、充填の際に集成容器の外へ落下することがない。
したがって、本発明にかかる容器充填装置によれば、包装容器が、保持された状態で水平移動することがないため、安全、かつ容易に集成容器に充填することができる。
本発明は、物品を集成容器へ安全かつ容易に充填する。
包装容器としての卵パックの外観を示す斜視図である。 卵パックが充填された集成容器を示す側面図である。 所定の整列関係に整列された卵パックを示す平面図である。 本発明の実施の形態にかかる容器充填装置の概観を示す斜視図である。 図4に示す容器充填装置を示す平面図である。 図4に示す容器充填装置を示す正面図である。 図4に示す容器充填装置を示す側面図である。 図4に示す容器充填装置の搬送部において、卵パックが回転される状態を示す平面図である。 図4に示す容器充填装置の保持部において、卵パックが保持される状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる容器充填方法を説明するためのフロー図である。
本発明の実施の形態にかかる容器充填装置について説明する。なお、以下の説明においては、図5(平面図)の左側を容器充填装置100の「左側」、右側を容器充填装置100の「右側」、上側を容器充填装置100の「奥側」、下側を容器充填装置100の「手前側」という。また、図6(正面図)の上側を容器充填装置100の「上側」、下側を容器充填装置100の「下側」という。したがって、たとえば、図7(側面図)の左側は容器充填装置100の「手前側」、右側は容器充填装置100の「奥側」、上側は容器充填装置100の「上側」、下側は容器充填装置100の「下側」となる。
容器充填装置100は、従来よく知られるように、卵パックのような包装容器Pを、段ボール箱のような集成容器Qに充填する。卵パックには複数の卵が収容、包装されており、複数の卵パックが段ボール箱に充填され、段ボールは、充填後に封緘されて流通する。以下の説明において、包装容器Pは卵パックを例として説明をする。しかし包装容器Pは、農産物、菓子を包装したような箱状、袋状の他の包装容器であってもよい。
[包装容器]
本実施の形態において、包装容器Pは、例えば図1に示すように、各列が5つの卵座2を有し、5つの卵座2が2列並んだ卵パックである。卵パックは、従来よく知られるように、本体5と蓋体6とからなり、卵を収容した後に、本体5に蓋体6が閉じられて、テープや熱融着により封緘される。包装容器Pは、10個の卵座2を備え、封緘された状態で、2本の平行な長辺3と2本の平行な短辺4からなる平面矩形の形状を形成する。
卵パックの本体5は、卵座2として上方からの凹部を形成され、これは下方からの凸部となる。各卵座2の底部は、平坦面に形成されている。卵パックの蓋体6は、箱状に形成されており、平坦な頂面を有する。しかし、卵パックには、蓋体が、本体の卵座2に対応して下方からの凹部(上方からは凸部)に形成されることにより本体5の卵座2と共同して卵の外形に類似した収容部を形成し、卵を保持するものもある。そのような卵パックは、各収容部の上部が平坦面に形成されている。
本実施の形態において、図2に示すように、包装容器Pは1つの集成容器Qに上下方向に4段に重ねられて充填される。各段の間には板状の敷居7が設けられている。しかし、敷居7を用いることなく包装容器Pを重ねてもよい。なお、以下の説明において、包装容器Pの段数は下方から数え、最下位の段が第1段目となる。
第1段目と第3段目には、図3(A)に示すように、包装容器Pの長辺3を手前から奥方向(X方向)に沿わせて横姿勢に並べられた2つの包装容器P1(P11),P2(P12)が左側に、長辺3を左右方向(Y方向)に沿わせて縦姿勢に並べられた3つの包装容器P3(P13)〜P5(P15)が右側に配置された関係で整列している。
また、第2段目と第4段目には、図3(B)に示すように、長辺3を左右方向(Y方向)に沿わせて縦姿勢に並べられた3つの包装容器P6(P16)〜P8(P18)が左側に、包装容器Pの長辺3を手前奥方向(X方向)に沿わせて横姿勢に並べられた2つの包装容器P9(P19),P10(P20)が右側に配置された関係で整列している。しかし、包装容器Pの整列関係は集積容器の大きさや、充填される包装容器Pの数量等により、種々の関係となる。
[容器充填装置の構造]
容器充填装置100は、図4〜7に示すように、複数の包装容器Pを所定の整列関係で整列位置tに整列させる整列搬送手段110と、整列位置tに整列した複数の包装容器Pを保持位置uに移動させる保持位置移動手段120と、保持位置uに配置された包装容器Pを保持する保持手段130と、保持位置uに配置された包装容器Pを支持し、退避することで保持位置uの下方を展開する支持部材140と、支持部材140を退避させる退避手段150と、集成容器Qを保持位置uの下方に搬送する集成容器搬送手段160とを備える。
整列搬送手段110は、包装容器Pを搬送する上流側(右側)から、単列搬送部111と、振分部112と、幅広搬送部113とを備える。単列搬送部111は、上流側から包装容器Pがその長辺3を搬送方向に沿わせた状態で1つずつ投入され、包装容器Pを単列で搬送する。振分部112は、単列搬送部111に連結しており、単列搬送部111から包装容器Pを受けて、幅広搬送部113の搬送路に対応する手前側、中央、奥側の3つの位置に包装容器Pを振り分ける。
幅広搬送部113は、包装容器Pの長辺3が搬送方向に沿った包装容器Pを略3個搬送できる搬送幅を有し、その終端に付近に、包装容器Pを整列させる整列位置tが規定されている。幅広搬送部113は、振分部112に連結しており、振分部112で振り分けられた包装容器Pを受けて、整列位置tに向けて移動させる。
幅広搬送部113は、さらに、幅広搬送部113の手前側を搬送される包装容器Pの向きを変更する回転機構114を備える。回転機構114は、包装容器Pの一部に当接する回転軸部材115を備え、図8に示すように、回転軸部材115を軸に包装容器Pを90°回転させる。これにより、搬送方向に長軸を沿わせて搬送される包装容器Pは、長辺3を搬送幅方向に沿わせた状態に回転される。回転された包装容器Pは、幅広搬送部113の略中央を、回転されない包装容器Pと同様に、整列位置tに向けて搬送される。回転軸部材115は、回転させる包装容器Pの搬送に合わせて、適宜適応される。
これにより、幅広搬送部113は、包装容器Pの長辺3を搬送方向に沿わせた縦姿勢で包装容器Pを搬送することに加え、包装容器Pの長辺3を搬送幅方向に沿わせた横姿勢で包装容器Pを搬送することができる。包装容器Pの姿勢は、包装容器Pの整列関係に応じて、適宜選択される。
整列搬送部110では、例えば、第1段目の整列関係を形成すべく、1つ目の包装容器P1、2つ目の包装容器P2が、振分部112にて手前側に振り分けられ、幅広搬送部113にて回転機構114により回転されて横姿勢で搬送される。さらに、3つ目の包装容器P3が手前側、4つ目の包装容器P4が中央、5つ目の包装容器P5が奥側の順に振り分けられて縦姿勢のまま搬送される。
幅広搬送部113の終端には、包装容器Pの搬送を止めるストッパー116が設けられている(図5,図6参照)。ストッパー116は、搬送幅方向に延在する棒状部材で有り、包装容器Pの長辺3、または短辺4がストッパー116に当接して包装容器Pが停留する。ストッパー116の左右方向の位置を変動可能とすることにより、包装容器Pの整列位置tが左右方向に調整される。
1つ目の包装容器P1は、横姿勢でストッパー116に長辺3を当接させて停留する。2つ目の包装容器P2は、横姿勢で先の1つ目の包装容器P1に自身の前方の長辺3を当接させて停留する。これにより2つの包装容器Pが整列位置tの左側に停留する。
次いで、3〜5つ目の包装容器P3〜P5は、振分部112に振り分けられ、幅広搬送部113を縦姿勢で搬送され、先の2つ目の包装容器P2に、それぞれの前方の短辺4を当接させて停留する。したがって、3つの包装容器Pが縦姿勢で整列位置の右側に並列に並ぶ。これにより、5つの包装容器Pが図3(A)に示す整列関係で整列位置tに整列される。
保持位置移動手段120は、整列位置tに整列された包装容器Pを保持位置uに移動させて配置する。保持位置移動手段120は、整列搬送手段110の搬送幅方向(手前奥方向)に包装容器Pを押圧する第1および第2の押圧部121,122を備える。第1および第2の押圧部121,122は、整列搬送手段110の搬送方向に並んでおり、第1の押圧部121は左側に、第2の押圧部122は右側に設けられている。
第1の押圧部121は、整列位置tに整列された5つの包装容器Pのうち、左側に配置された包装容器Pを押圧する。第1の押圧部121は、第1段目または第3段目のように横姿勢の2つの包装容器Pが左側に配置される場合、第2段目または第4段目のように縦姿勢の3つの包装容器Pが左側に配置される場合のいずれの場合にもこれら左側に配置された包装容器Pを押圧できるように形成されている。
第2の押圧部122は、整列位置tに整列された5つの包装容器Pのうち、右側に配置された包装容器Pを押圧する。第2の押圧部122は、第1段目または第3段目のように右側に縦姿勢におかれた3つの包装容器Pが配置される場合、第2段目または第4段目のように横姿勢におかれた2つの包装容器Pが配置される場合のいずれの場合にもこれら右側に整列された包装容器Pを押圧できるように形成されている。
第1の押圧部121と第2の押圧部122は、手前奥方向に伸縮可能であり、包装容器Pを奥側に押圧する。各押圧部121,122は、伸縮するストロークを適宜調整できる。整列位置tでは、長辺3を左右方向に沿わせた3つの包装容器Pが配置される場合と、長辺3を手前奥方向に沿わせた2つの包装容器Pが配置される場合とで、各押圧部121,122に対する包装容器Pの手前側の端部の位置が異なる。
しかし、押圧手段は、この端部の異なる位置関係を補完し、3つの包装容器Pと2つの包装容器Pとが整列関係を維持したまま、同一量移動するように、各段ごとにストロークを調整される。したがって、5つの包装容器Pは、整列位置tに整列した所定の整列関係を維持したまま、保持位置uに移動される。
支持部材140は、手前奥方向に移動可能な平板からなり、保持位置移動手段120の奥側に接続するように配置されている。支持部材140は、手前奥方向に移動することにより、受領状態と展開状態とで遷移する。支持部材140は、平板が手前側におかれた状態で包装容器Pを受領する受領状態に、平板が奥側におかれた状態で保持位置uの下方を展開する展開状態になる。支持部材140は、受領状態で、保持位置移動手段120により移動された包装容器Pを配置される保持位置uが規定されている。
保持手段130は、包装容器Pを保持する保持部131と、保持部131を昇降させる昇降部132とを備える。保持部131は、昇降部132の下端に取り付けられたベースBと、ベースBに取り付けられた複数の吸盤Vとを含む。昇降部132は、従来よく知られた、単軸ロボットを備え、保持部を上下方向に移動可能である。保持手段130は、水平方向に卵1個分、または半個分程度移動可能となる水平移動機構を備えていてもよい。
各吸盤Vは、真空吸着可能なように真空機構(図示しない)に接続されており、包装容器Pを吸着すべく、真空に引かれる。各吸盤Vは、独立して前記真空機構に接続されており、いずれの吸盤Vを真空に引くか適宜選択できる。各保持部131は、前記真空機構により、保持部131が包装容器Pに対して上方から吸着する。
吸盤Vは、包装容器Pの整列関係に対応されてベースBに取り付けられており、包装容器Pを正確に保持するように位置決めされる。吸盤Vは、包装容器Pの上部の平坦面に密着して包装容器Pを吸着する。したがって、包装容器Pは、吸盤Vにより上方から保持されるため、水平方向に揺れにくい。なお、包装容器Pの蓋体が、本体の卵座2に対応して下方からの凹部に形成されることにより本体の卵座2と共同して卵を保持する凹凸形状であっても、吸盤Vは、位置決めされていれば、蓋体の各凸状部を吸着することができる。
本実施の形態において、図9に示すように、吸盤Vは、包装容器Pの長辺3の片側を保持するように位置決めされている。吸盤Vは、これにより、包装容器Pは斜めに傾いた状態で保持手段130に保持される。吸盤Vは伸縮性を有するため、包装容器Pが傾いた状態でも確実に包装容器Pを保持できる。
保持部131は、保持位置uに移動された包装容器Pを上方から保持し、後述するように支持部材140が退避された後に、昇降部132により包装容器Pを保持した状態で下降させ、包装容器Pを集成容器Qに充填する。容器充填装置100では、保持部131が集成容器Qの直上に水平移動しないため、保持された包装容器Pが水平方向へ揺れることがない。
保持手段130は、包装容器Pを保持した後に、包装容器Pを支持部材140から離すように上昇させる。しかし、保持手段130は、支持部材140が退避する際に、包装容器Pの整列関係を維持できれば、包装容器Pを上昇させることなく、支持部材140に包装容器Pの底面を擦られる程度の位置に保持してもよい。
支持部材退避手段150は、保持部131が包装容器Pを保持した状態で、支持部材140を包装容器Pの下方から退避させる。すなわち、支持部材140の平板は展開状態に遷移される。支持部材退避手段150は、保持手段130が包装容器Pを集成容器Qに充填し、保持部131が再び上昇した後に、支持部材140を受領状態に遷移させる。支持部材退避手段150は、支持部材140を左右の端部から挟持し、従来よく知られたスライド機構により、支持部材140を遷移させる。支持部材退避手段は、支持部材140を受領状態と退避状態とに遷移できれば、他の機構であってもよい。
集成容器搬送手段160は、保持手段130により包装容器Pが上方から充填されるように、保持手段130に保持された包装容器Pの下方に集成容器Qを搬送する。集成容器搬送手段160は、集成容器Qが搬入される容器搬入部161を上流側に、集成容器Qが搬出される集成容器搬出部162を下流に備える(図5,図6参照)。容器搬入部161と容器搬出部162の間には、包装容器Pが充填される充填位置wが規定される。充填位置wは、保持位置uの直下に位置する。
集成容器Qは、上蓋を開かれ、上方が開放した状態で、容器搬入部161から搬入され、包装容器Pが充填される充填位置wを介して、容器搬出部162に搬送される。充填位置wにおかれた集成容器Qは、所定数量の包装容器Pが充填され、容器搬出部162に搬送された集成容器Qは、上蓋が閉じられて市場に流通する。
整列搬送手段110、保持位置移動手段120、保持手段130、支持部材退避手段150、容器搬送手段160等の容器充填装置100の各構成は、包装容器Pが集成容器Qに順次充填されるように、機械的、又は電気的に連関して動作する。
本実施の形態において、整列搬送手段110により整列された包装容器Pが保持位置移動手段120により保持位置uに配置されるが、包装容器Pが所定の整列関係で保持位置uに整列されることにより、保持位置uに直接配置されてもよい。保持位置への直接の配置は、作業員により行われてもよいし、搬送装置により行われてもよい。
[包装容器の整列方法]
次に、本実施の形態にかかる容器充填装置100における包装容器Pの整列方法について説明する。
先ず、第1段目の5つの包装容器Pは、図3Aに示すように、包装容器Pの長辺3を手前奥方向(X方向)に沿わせて横姿勢に並べられた2つの包装容器Pが左側に、長辺3を左右方向(Y方向)に沿わせて縦姿勢に並べられた3つの包装容器Pが右側に配置された整列関係となる。
整列される包装容器Pは、整列搬送手段110の上流側から単列で投入される。投入された包装容器Pは、長辺3を搬送方向に沿わせた状態で、単列搬送部111を搬送され、振分部112で振り分けられ、さらに幅広搬送部113を搬送され、整列位置tに順次整列される。
第1段目の1つ目の包装容器P1は、振分部112により、搬送幅方向の手前側に振り分けられ、幅広搬送部113を搬送され、途中で回転機構114により、長辺3を搬送幅方向に沿わせるように90°回転され、幅広搬送部113の終点にてストッパー116に長辺3を当接させて第1の押圧部121に対応する位置に横姿勢で停留される。
2つ目の包装容器P2は、振分部112により、搬送幅方向の手前側に振り分けられ、幅広搬送部113を搬送され、途中で回転機構114により、長辺3を搬送幅方向に沿わせるように90°回転され、先の1つ目の包装容器P1に自身の長辺3を当接させて1つ目の包装容器P1の整列位置tの右側に第1の押圧部121に対応する位置に1つ目の包装容器P1と平行に並び、横姿勢で停留される。
3つ目の包装容器P3は、振分部112により、手前側に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、先の2つ目の包装容器Pに、自身の短辺4を当接させて縦姿勢で停留する。
4つ目の包装容器P4は、振分部112により、中央に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、先の2つ目の包装容器P2に自身の短辺4を当接させて、3つ目の包装容器Pの奥側に3つ目の包装容器P3と平行に並び、第2の押圧部122に対応する位置に縦姿勢で停留される。
5つ目の包装容器Pは、振分部112により、奥側に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、先の2つ目の包装容器Pに自身の短辺4を当接させて、4つ目の包装容器Pの奥側に4つ目の包装容器Pと平行に並び、第2の押圧部122に対応する位置に縦姿勢で停留される。3つ目から5つ目の包装容器P3〜P5は、第2の押圧部122に対応する位置に、手前奥方向に縦姿勢で並列に並ぶ。
これにより、5つの包装容器Pが所定の整列位置tに所定の整列関係で整列する。第3段目の5つの包装容器P11〜P15は、第1段目の5つの包装容器P1〜P5と同様に整列される。
次に、第2段目の包装容器P6〜P10の整列について説明する。第2段目の5つの包装容器Pは、図3(B)に示すように、長辺3を左右方向(Y方向)に沿わせて縦姿勢に並べられた3つの包装容器Pが左側に、包装容器Pの長辺3を手前奥方向(X方向)に沿わせて横姿勢に並べられた2つの包装容器Pが右側に配置された関係で整列される。
第2段目の1つ目の包装容器P6は、振分部112により、手前側に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、ストッパー116に短辺4を当接させて停留される。1つ目の包装容器P6は、第1の押圧部121に対応する位置に縦姿勢で停留される。
2つ目の包装容器P7は、振分部112により、中央に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、ストッパー116に短辺4を当接させて停留される。2つ目の包装容器P7は、1つ目の包装容器P6の奥側に1つ目の包装容器P6と平行に並び、第1の押圧部121に対応する位置に縦姿勢で停留される。
3つ目の包装容器P8は、振分部112により、搬送幅方向の奥側に振り分けられ、長辺3を搬送方向に沿わせたまま幅広搬送部113を搬送され、ストッパー116に前方の短辺4を当接させて停留される。3つ目の包装容器P8は、1つ目、2つ目の包装容器P6,P7に平行に並び、第1の押圧部121に対応する位置に縦姿勢で停留される。
4つ目の包装容器P9は、振分部112により、搬送幅方向の手前側に振り分けられ、幅広搬送部113を搬送され、搬送途中で回転機構114により、長辺3を搬送幅方向に沿わせるように90°回転され、先の3つの包装容器P6〜P8の後端に自身の長辺3を当接させて停留される。4つ目の包装容器P9は、第2の押圧部122に対応する位置に横姿勢で停留される。
5つ目の包装容器P10は、振分部112により、搬送幅方向の手前側に振り分けられ、幅広搬送部113を搬送され、搬送途中で回転機構114により、長辺3を搬送幅方向に沿わせるように90°回転され、先の4つ目の包装容器P9の後端に自身の長辺3を当接させて停留する。5つ目の包装容器P10は、第2の押圧部122に対応する位置に横姿勢で停留される。
これにより、5つの包装容器P6〜P10が所定の整列位置tに所定の整列関係で整列する。第4段目の5つの包装容器P16〜P20は、第2段目の5つの包装容器P6〜P10と同様に整列される。
[包装容器Pの充填方法]
次に、包装容器Pの充填方法について、図10を用いて説明する。本実施の形態において、包装容器Pは、各段に5つの包装容器P(一組の包装容器)が整列された状態で、4段に積み重ねられて集成容器Qに充填される。したがって、以下では、まず、第1段目の包装容器Pの充填について説明する。
包装容器Pが充填される集成容器Qは、上方が開放した状態で、集成容器搬送手段160の容器搬入部161から搬入され、包装容器Pが充填される充填位置wを介して容器搬出部162に搬送される。集成容器Qは、充填位置wに待機した状態で、上方から包装容器Pが充填され、所定数量の包装容器Pが充填された後に、容器搬出部162に搬送される。
包装容器Pの充填では、先ず、1段目の充填において、5つの包装容器P1〜P5が整列搬送手段110の上流側から単列で順に投入される。投入された5包装容器P1〜P5は、単列搬送部111を搬送され、振分部112に振り分けられ、さらに幅広搬送部113を搬送され、整列位置tに所定の整列関係に順次整列される(図10(A)参照)。
次いで、整列位置tに整列された5つの包装容器Pは、保持位置移動手段120に押圧されて保持位置uに配置される(図10(B)参照)。このとき、保持位置移動手段120の左側の第1の押圧部121は、横姿勢におかれた1つ目と2つ目の2つの包装容器P1,P2を押圧し、保持位置uに移動させる。
また、保持位置移動手段120の右側の第2の押圧部122は、手前側に停留した3つ目の包装容器P3を押圧し、3つ目の包装容器Pが押圧されることで、3つ目の包装容器Pの奥側に整列した4つ目および5つ目の包装容器Pも押圧され、3つ目〜5つ目の包装容器P3〜P5が、受領状態の支持部材140に規定される保持位置uに移動される。本実施の形態において、第1および第2の押圧部121,122は同時に包装容器Pを押圧して移動させるが、保持位置移動手段120120は、交互に動作してもよい。
長辺3を搬送方向に沿わせた3つの包装容器Pと、長辺3を搬送幅方向に沿わせた2つの包装容器Pとでは、手前側の端部の位置が異なるが、第1の押圧部121と第2の押圧部122との、それぞれのストロークを調整することにより、3つの包装容器Pと2つの包装容器Pとを同量だけ移動させ、整列した関係を保持したまま、5つの包装容器Pが整列位置tから保持位置uに移動される。
保持位置uに移動した5つの包装容器P1〜P5は、整列関係を維持したまま支持部材140上の保持位置uに整列された状態で、保持手段130の吸盤Vに真空吸着される(図10(C)参照)。保持手段130の保持部131は、当初の位置から下降し、吸盤Vを包装容器Pに密着させる。吸盤Vは、包装容器Pの整列関係と位置に合わせて、真空吸着するものと、吸着しないものが選択される。
保持手段130の吸盤Vに吸着された5つの包装容器Pは、整列した関係を保持したまま、保持手段130により上方から保持される(図10(D))。保持手段130は、包装容器Pを上方から吸着し、保持部131が昇降部132により上方に移動されることにより包装容器Pを支持部材140から離す。しかし、保持手段130は、支持部材140に包装容器Pの底面が接する程度に包装容器Pを保持してもよい。
保持手段130に5つの包装容器Pが保持された状態で、支持部材140は、保持された包装容器Pの下方から装置の奥側(X方向)に退避する(図10(E)参照)。これにより、保持位置uの下方が展開される。展開された下方には、集成容器Qが待機している。
保持手段130は、下方の展開された保持位置uを通って下降し、一組の包装容器Pを集成容器Qの中に導入し、一組の包装容器を集成容器Qに充填する(図10(F))。これにより、1段目の5つの包装容器Pが充填される。本実施の形態において、一組の包装容器を保持手段の1回の動作で充填しているが、複数回の動作に分けて充填してもよい。たとえば、保持位置の右側と左側に対応させた2つの保持手段を設け、右側の保持手段と左側の保持手段がそれぞれ1回ずつ動作し、合計2回の動作により一組の包装容器を充填するようにしてもよい。
包装容器Pを充填した後、保持部131は吸着を解除し、昇降部132により当初の位置まで上昇される(図10(G))。
保持部131が当初の位置に戻った後、支持部材140も包装容器Pを受ける受領状態に戻る(図10(H))。これにより、支持部材140は、次の段の包装容器Pを保持位置uにて受けることができる。
本実施の形態において、包装容器Pが集成容器Qの中に導入された段階(図10(F))で、次の段の包装容器Pが整列位置tに整列される。ただし、包装容器Pは、先の包装容器Pが保持位置uに移動されてから集成容器Qに充填されるまでの間であれば、いずれのタイミングで整列されてもよい。
次いで、2段目〜4段目の包装容器Pが集成容器Qに順に充填される。各段には、5つの包装容器Pが充填され、1段目と3段目とは同じ整列関係で、また2段目と4段目とも同じ整列関係で充填される。各段の包装容器Pの間には、敷居7が配置される。敷板7は、人手や機械による、従来よく知られる方法にて各段に挟み込むことができる。たとえば、保持手段130を利用して敷居7を集成容器に配置してもよい。
各段の包装容器Pの充填に関して、充填される包装容器Pの高さ位置が異なるが、昇降部132は、各段の包装容器Pの高さに応じて、移動量を適宜調整される。単軸ロボットの制御により、移動量を調整できる。
一組の包装容器Pが4段に積み重ねて充填された集成容器Qは、容器搬出部162に向けて搬送される。これに伴い、次の集成容器Qが容器搬入部161から搬送される。次の集成容器Qについても上記のステップが繰り返され、同様に包装容器Pが充填される。
本実施の形態において、整列位置に所定の整列関係で整列された包装容器Pが保持位置uに移動して配置されるが、包装容器Pが所定の整列関係で保持位置に整列されることにより、保持位置uに直接配置されてもよい。そのような保持位置への直接の配置は、作業員により行われてもよいし、搬送装置により行われてもよい。
本発明の実施の形態にかかる容器充填装置は、包装容器を保持した状態で集成容器の直上に向けて水平方向に移動することがないため、保持された包装容器が大きく揺れることなく集成容器に充填される。したがって、容器充填装置は、集成容器に向けた水平移動を行うための移動機構を備えることがなく、装置構成が簡易になる。
本発明の実施の形態にかかる容器充填方法は、包装容器を保持した状態で集成容器の直上に向けて水平方向に移動することがないため、保持された包装容器を揺らすことなく集成容器に充填できる。したがって、水平移動のステップが不要となり、包装容器の充填を容易にできる。
また、本実施の形態にかかる容器充填装置および充填方法では、包装容器が吸盤により直上から真空吸着により保持され、吸盤の直下には集成容器が待機しているため、充填作業の途中で吸盤の真空吸着が解除されても、集成容器に包装容器が充填される。
本実施の形態にかかる容器充填装置は、整列搬送部を備え、整列搬送部で整列された整列関係を維持して集成容器に包装容器を充填する。整列搬送部は、種々の整列関係で複数の包装容器を整列させる。したがって、容器充填装置は、種々の整列関係で包装容器を集成容器に充填することができる。また、容器充填装置は、4段に限らず、少なくとも1段の包装容器を充填する。
本実施の形態にかかる容器充填装置および容器充填方法は、一組の包装容器を整列させるステップが、他の一組の包装容器が保持、下降、導入、解除等により充填されるステップと重複して行われる。これにより、包装容器の充填を円滑に行うことができる。これは、本実施の形態にかかる容器充填方法が包装容器を保持した状態で水平方向に移動させるステップを含まないことに相まって、迅速な容器充填方法が提供される。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、包装容器の集成容器への充填に利用できる。
100 容器充填装置
110 整列搬送手段
120 保持位置移動手段
130 保持手段
140 支持部材
150 退避手段
160 集成容器搬送手段
P 包装容器
Q 集成容器
t 整列位置
u 保持位置
w 充填位置
本発明にかかる容器充填方法は、支持部材上の保持位置に整列された複数の包装容器を上方から保持し、前記保持位置の下方に配置され、上方に開放した集成容器に、保持された前記包装容器を充填する。前記容器充填方法は、前記包装容器を所定の整列関係で前記保持位置に配置する第1のステップと、前記第1のステップの後に、前記包装容器を上方から保持し、鉛直方向に移動させる保持手段によって、前記保持位置に配置された前記包装容器を上方から保持する第2のステップと、前記第2のステップの後に、前記包装容器の下方から前記支持部材を退避させる第3のステップと、前記第3のステップの後に、前記保持手段が前記保持した包装容器を直下に下降させ前記集成容器に充填する第4のステップとを備え、前記第1から第4のステップが複数回繰り返されることにより、所定数の前記包装容器が充填される。
この容器充填方法によれば、包装容器は、上方に開放した集成容器への充填に際して、集成容器の直上まで水平方向へ移動する必要がなく、保持手段に保持された状態のまま下降する。これにより、包装容器は、充填の際に集成容器の外へ落下することがない。
また、本発明にかかる容器充填装置によれば、複数の包装容器を一組の包装容器として所定の整列位置に整列させる整列搬送手段と、前記整列位置に整列した一組の包装容器を保持位置に移動させる保持位置移動手段と、前記整列搬送手段に隣接した前記保持位置が規定され、前記包装容器を支持する支持部材と、前記保持位置の上方に配置され、前記保持位置に移動された前記包装容器を上方から保持し、保持した状態のまま鉛直方向に移動させる保持手段と、前記保持位置の下方に集積容器を配置する集成容器搬送手段と、前記支持部材を退避させる退避手段とを備える。
本発明にかかる容器充填方法は、支持部材上の保持位置に整列された複数の包装容器を上方から保持し、前記保持位置の下方に配置され、上方に開放した集成容器に、保持された前記包装容器を充填する。前記容器充填方法は、前記包装容器を所定の整列関係で前記保持位置に配置する第1のステップと、前記第1のステップの後に、前記包装容器を上方から保持し、鉛直方向に移動させる保持手段によって、前記保持位置に配置された前記包装容器を上方から保持する第2のステップと、前記第2のステップの後に、前記包装容器の下方から前記支持部材を退避させる第3のステップと、前記第3のステップの後に、前記保持手段が前記保持した包装容器を直下に下降させ前記集成容器に充填する第4のステップとを備え、前記第1から第4のステップが複数回繰り返されることにより、所定数の前記包装容器が充填されることを前提とするそして、本発明にかかる容器充填方法は、前記第1のステップが、前記保持位置とは異なる整列位置に所定の整列関係で前記包装容器を整列させる第5のステップと、前記整列位置に整列された前記包装容器を前記保持位置に移動させる第6のステップとを含み、前記第5のステップは、前記第2〜第4のステップおよび前記第6のステップの少なくともいずれか1つのステップに重複して行われ、前記第6のステップは、第5のステップで整列した包装容器を、整列した状態を維持して保持位置に移動させることを含み、前記第2のステップは、保持位置に移動した包装容器を、整列した状態を維持して保持することを含むことを特徴とする。
また、保持位置移動手段120の右側の第2の押圧部122は、手前側に停留した3つ目の包装容器P3を押圧し、3つ目の包装容器Pが押圧されることで、3つ目の包装容器Pの奥側に整列した4つ目および5つ目の包装容器Pも押圧され、3つ目〜5つ目の包装容器P3〜P5が、受領状態の支持部材140に規定される保持位置uに移動される。本実施の形態において、第1および第2の押圧部121,122は同時に包装容器Pを押圧して移動させるが、保持位置移動手段120は、交互に動作してもよい。
次いで、2段目〜4段目の包装容器Pが集成容器Qに順に充填される。各段には、5つの包装容器Pが充填され、1段目と3段目とは同じ整列関係で、また2段目と4段目とも同じ整列関係で充填される。各段の包装容器Pの間には、敷居7が配置される。敷7は、人手や機械による、従来よく知られる方法にて各段に挟み込むことができる。たとえば、保持手段130を利用して敷居7を集成容器に配置してもよい。

Claims (8)

  1. 支持部材上の保持位置に整列された複数の包装容器を上方から保持し、前記保持位置の下方に配置された集成容器に、保持された前記包装容器を充填する容器充填方法であって、
    前記包装容器を所定の整列関係で前記保持位置に配置する第1のステップと、
    前記第1のステップの後に、前記保持位置に配置された前記包装容器を上方から保持する第2のステップと、
    前記第2のステップの後に、前記包装容器の下方から前記支持部材を退避させる第3のステップと、
    前記第3のステップの後に、前記保持した包装容器を直下に下降させ前記集成容器に充填する第4のステップとを備え、
    前記第1から第4のステップが複数回繰り返されることにより、所定数の前記包装容器が充填される、容器充填方法。
  2. 前記第1のステップは、前記保持位置に所定の整列関係で前記包装容器を整列させることを含む、請求項1に記載の容器充填方法。
  3. 前記第1のステップは、前記保持位置とは異なる整列位置に所定の整列関係で前記包装容器を整列させる第5のステップと、
    前記整列位置に整列された前記包装容器を前記保持位置に移動させる第6のステップとを含む、請求項1に記載の容器充填方法。
  4. 前記第5のステップは、前記第2〜第4のステップおよび前記第6のステップの少なくともいずれか1つのステップに重複して行われる、請求項3に記載の容器充填方法。
  5. 前記第6のステップは、第5のステップで整列した包装容器を、整列した状態を維持して保持位置に移動させることを含み、
    前記第2のステップは、保持位置に移動した包装容器を、整列した状態を維持して保持することを含む、請求項4に記載の容器充填方法。
  6. 前記包装容器は、1つの集成容器に多数段に積み重ねられて充填され、
    奇数段と偶数段で整列関係が異なる、請求項1〜5に記載の容器充填方法。
  7. 前記保持手段は、前記包装容器を傾いた状態で保持する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の容器充填方法。
  8. 複数の包装容器を一組の包装容器として所定の整列位置に整列させる整列搬送手段と、
    前記整列位置に整列した一組の包装容器を保持位置に移動させる保持位置移動手段と、
    前記保持位置が規定され、前記包装容器を支持する支持部材と、
    前記保持位置に移動された前記包装容器を上方から保持し、鉛直方向に移動させる保持手段と、
    前記保持位置の下方に集積容器を配置する集成容器搬送手段と、
    前記支持部材を退避させる退避手段とを備える、容器充填装置。
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