JP7153892B2 - 卵パックを移載するシステム - Google Patents

卵パックを移載するシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7153892B2
JP7153892B2 JP2017168752A JP2017168752A JP7153892B2 JP 7153892 B2 JP7153892 B2 JP 7153892B2 JP 2017168752 A JP2017168752 A JP 2017168752A JP 2017168752 A JP2017168752 A JP 2017168752A JP 7153892 B2 JP7153892 B2 JP 7153892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
packs
standby area
pack
temporary standby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017168752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019043623A (ja
JP2019043623A5 (ja
Inventor
隆彦 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabel Co Ltd
Original Assignee
Nabel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabel Co Ltd filed Critical Nabel Co Ltd
Priority to JP2017168752A priority Critical patent/JP7153892B2/ja
Publication of JP2019043623A publication Critical patent/JP2019043623A/ja
Publication of JP2019043623A5 publication Critical patent/JP2019043623A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7153892B2 publication Critical patent/JP7153892B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、順次搬送されてきた卵パックを所定数ずつ段ボール箱等の集成容器に詰めるシステムに関する。
この種のシステムとして、例えば、下記特許文献1に記載されたようなものが知られている。この特許文献1では、コンベヤで断続的に送り込まれる卵パックを平板上の一時待機領域に並べていく。そして、動き続けるコンベヤとは機械的に切り離された一時待機領域で卵パックをその上面側から吸着し、並べられた形状を維持したまま箱詰めするようにしている。
一方、卵パック以外の分野においては、動き続けるコンベヤ上から箱詰めすべき対象製品をピックアップして箱詰めするものが種々知られている。
特許第5802932号
動き続けるコンベヤ上から直接ピックアップして箱詰めする方法を卵パックにそのまま適用しようという試みもされている。しかしながら、卵という割れやすく取り扱いの難しい対象物であり、また、卵パックの形状が一般的な包装容器に比べて極めて特殊であるという事情もあって、円滑に箱詰めを行うことが難しい。
そのため、本発明は、所定数の卵パックを集成容器に詰めることを円滑に行うことができるシステムを提供することを目的としている。
本発明のシステムは、卵パックを断続的に送り込み、一時待機領域に設けられたストッパによって搬送方向に対する卵パックの動きを規制しつつ、前記卵パックの動きが規制されている際にも動き続けることで隣接する卵パック同士を接触させて集めるベルトコンベヤと、前記一時待機領域に集められた卵パックを持ち上げてから集成容器内に移載する移載装置と、前記移載装置を用いて前記卵パックを前記一時待機領域から持ち上げる際に、前記ベルトコンベヤを所定時間停止させるように制御する制御装置とを備える。
本発明によれば、所定数の卵パックを集成容器に詰めることを円滑に行えるシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる卵パックの箱詰めシステムを示す側面図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムを示す正面図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムを示す平面図。 同実施形態の卵パックが詰められた集成容器を示す平面図。 同実施形態の卵パックが詰められた集成容器の内部状態を示す側面図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムの作動説明図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムの作動説明図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムを拡大して示す作動説明図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムを拡大して示す作動説明図。 同実施形態の卵パックの箱詰めシステムを説明するための参考図。
以下、本発明の一実施形態について、図を用いて説明する。
本実施形態にかかる卵パックの箱詰めシステム10(以下、単に「箱詰めシステム10」と呼ぶ。)は、図1~図3、図6及び図7に示すように、内部に卵が収容され、蓋体が閉じられた状態となっている卵パックPを複数集めて、輸送や管理を容易にするための段ボール箱や合成樹脂製のコンテナなどの集成容器Bに箱詰めするものである。この箱詰めシステム10は、移載装置1と、搬送装置2と、制御装置(図示しない)とを主体に構成される。
移載装置1は、図1~図3、図6及び図7に示すように、箱状の集成容器B内に卵パックPを移載するものである。本実施形態の移載装置1は、断続的に一時待機領域3に送り込まれる卵パックPを上方に開放された箱状の集成容器B内に移載するもので、前記一時待機領域3に集められた卵パックPを持ち上げてから前記集成容器B内に移載する。
また、本実施形態の移載装置1は、前記集成容器B内の一段分を形成するための移載を複数回に分けて行うものである。この移載装置1は、1回あたりの移載動作で移載される卵パックPの個数は任意の個数に設定され、前記複数回のうち少なくとも1回は、前記任意の個数が他の回とは異なる数に設定される。そして、この移載装置1は、設定された任意の個数の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、移載動作を開始するように制御されるものである。
例えば、図4及び図5に示すような並べ方で卵パックPを集成容器B内に配置する場合には、移載装置1は、集成容器B内の一段分を形成するための移載を2回に分けて行い、1回あたりの移載動作で移載される卵パックPの個数は、3個と2個に設定される。すなわち、本実施形態の移載装置1は、3個の卵パックPを保持する第一の態様と、2個の卵パックPを保持する第二の態様とを選択的に取り得るように制御される。
本実施形態では、移載装置1としてヘッド部14が任意に作動する慣用の多関節ロボット(例えば、6軸垂直多関節ロボット)を用いるが、X、Y、Z軸に対してヘッド部14が任意に移動することができるロボットや装置など種々のものが採用できる。この移載装置1は、卵パックPを上面(天面)P1側から吸着して保持する複数の吸着部11を備えている。ヘッド部14に設けられた各吸着部11は、卵パックPを真空吸着可能なように真空機構(図示しない)に接続されている。
前記吸着部11は、図1に示すように、メイン吸着部12と、サブ吸着部13の2種類に分けられる。メイン吸着部12は、前記第一の態様及び第二の態様の際に使用されるもので、隣接する卵パックP2つ分に対応するものである。サブ吸着部13は、前記第一の態様の際にのみ使用され、前記第二の態様の際には使用されないもので、卵パックP1つ分に対応するものである。言い変えれば、一つのヘッド部14に設けられた複数の吸着部11のうち少なくとも一つは、第二の態様の際には使用されず、第一の態様の際にのみ使用されるように構成されている。
本実施形態のメイン吸着部12とサブ吸着部13とは、別々の真空機構に接続されており、メイン吸着部12を真空引きする場合と、メイン吸着部12及びサブ吸着部13の両方を真空引きする場合とを切り換えるよう制御される。
搬送装置2は、図1~図3、図6及び図7に示すように、卵パックPを一時待機領域3に送り込むためのものである。本実施形態では、一時待機領域3にも搬送装置2が配置されている。具体的には、搬送装置2は、卵パックPを載せて下流側へと運ぶベルトコンベヤであり、搬送装置2の下流側には、一時待機領域3が設定されている。一時待機領域3は、前記搬送装置2の搬送方向に対する前記卵パックPの動きが規制される場所であり、具体的には、次々と搬送されてくる卵パックPが前記搬送装置2上に設けられたストッパ31によって規制される。
また、この搬送装置2は、移載装置1での移載動作に先立って、設定された任意の個数の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、前記一時待機領域3に配置された当該搬送装置2の動作を停止するように制御されるものである。より具体的には、移載装置1を用いて前記卵パックPを前記一時待機領域3から持ち上げる際に、前記搬送装置2を所定時間停止させるように制御される。
本実施形態の箱詰めシステム10は、一時待機領域3にある卵パックPを整列させるための整列機構4と、一時待機領域3にある卵パックPを検出するためのセンサ5をさらに備えている。整列機構4は、前述したストッパ31と、搬送装置2の搬送方向に沿って設けられた固定式のガイド41と、この固定式のガイド41に向かい合って設けられた可動式のガイド42とを主体に構成されている。可動式のガイド42は、前記一時待機領域3に集められた卵パックPを整列させるためのもので、移載装置1での移載動作に先立って、設定された任意の個数の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、前記固定式のガイド41方向へ押し出すように動作される。搬送装置2の表面は滑りやすい素材で形成されているため、可動式のガイド42に押された卵パックPは、固定式のガイド41側へ寄る。なお、図1及び図2では、これら整列機構4及びセンサ5の図示を省略している。
制御装置は、CPU、内部メモリ、入出力インターフェース、AD変換部等の専用ないし汎用のコンピュータにより構成されている。そして、内部メモリに格納されたプログラムにしたがって、CPUやその他の周辺機器が協働することによって、制御装置としての機能が発揮される。
次に、上述した箱詰めシステム10の作動の一例について、図6~図9を用いて説明する。
搬送装置2の上流側には、この分野でよく知られた卵の包装装置(図示しない)が接続されており、この包装装置でパック詰めされた卵パックPが断続的に一時待機領域3側へと運ばれてくる。
まず、集成容器B内に3つの卵パックPを移載するよう設定されている場合、図6(a)及び(b)の状態を経て、該当するセンサ51が卵パックPを検知すると、制御装置は、図6(c)に示すように、可動式のガイド42を退避位置(A)から固定式のガイド41の方向に近付くように動かす。そして、搬送装置2の動きを停止する。その後、図6(d)及び図8に示すように、移載装置1による移載動作を行う。
具体的には、一時待機領域3に3つの卵パックPが搬送された状態で、移載装置1のヘッド部14が卵パックPの上方に位置する。そして、制御装置が、メイン吸着部12とサブ吸着部13の両方を真空引きするように移載装置1を制御する。そして、真空引きした状態を保ったまま、メイン吸着部12によって吸着された2つの卵パックPと、サブ吸着部13によって吸着された1つの卵パックPとが、卵パックPの幅(短手)方向に3つ並んだ状態で、集成容器B内へと運ばれる。そして、集成容器Bの底板、または、すでに集成容器B内に入っている卵パックPの上に載せられた後、メイン吸着部12とサブ吸着部13の吸着状態を解除してから、移載装置1が集成容器B外へ移動する。
なお、制御装置は、移載装置1を用いて前記卵パックPを前記一時待機領域3から持ち上げ始めてから所定時間経過後、例えば、卵パックPの高さ寸法と同じ程度持ち上げられたところで、図9に示すように、搬送装置2の動きを再開させる。また、可動式のガイド42も退避位置(A)まで戻すように制御される。
次に、集成容器B内に2つの卵パックPを移載して、集成容器Bの一段分を完成させるように設定されている場合、図7(a)の状態を経て、該当するセンサ5が卵パックPを検知すると、制御装置は、図7(b)に示すように、可動式のガイド42を退避位置(A)から固定式のガイド41の方向に近付くように動かす。そして、搬送装置2の動きを停止する。その後、図7(c)に示すように、移載装置1による移載動作を行う。
具体的には、一時待機領域3に2つの卵パックPが搬送された状態で、移載装置1のヘッド部14が卵パックPの上方に位置する。そして、制御装置は、メイン吸着部12のみを真空引きするように移載装置1を制御する。そして、メイン吸着部12の真空引きした状態を保ったまま、メイン吸着部12によって吸着された2つの卵パックPが、卵パックPの幅(短手)方向に2つ並んだ状態で、集成容器B内へと運ばれる。そして、集成容器Bの底板、または、すでに集成容器B内に入っている卵パックPの上に載せられた後、メイン吸着部12の吸着状態を解除してから、移載装置1が集成容器B外へ移動する。
なお、制御装置は、移載装置1を用いて前記卵パックPを前記一時待機領域3から持ち上げ始めてから所定時間経過後、例えば、卵パックPの高さ寸法と同じ程度持ち上げられたところで、搬送装置2の動きを再開させる。また、可動式のガイド42も退避位置(A)まで戻すように制御される。
このようにして、搬送装置2に搬送される卵パックPを3つ移載する第一の態様と2つ移載する第二の態様とを交互に繰り返して、それらの卵パックPの幅(短手)方向に並べて揃えた状態で箱詰めを行っている。なお、集成容器Bへ卵パックPを運ぶ際に、卵パックPを所望の方向に向けるために適宜水平方向に回転させればよい。
本実施形態の箱詰めシステム10は、断続的に一時待機領域3に送り込まれる卵パックPを上方に開放された箱状の集成容器B内に移載する移載装置1を備えたものであって、前記移載装置1が、前記集成容器B内の一段分を形成するための移載を複数回(例えば2回)に分けて行うもので、1回あたりの移載動作で移載される卵パックPの個数は任意の個数(例えば3個または2個)に設定され、前記複数回(例えば2回)のうち少なくとも1回は、前記任意の個数が他の回とは異なる数に設定されるものであり、設定された任意の個数(例えば3個または2個)の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、移載動作を開始する。
このようなものであるため、集成容器Bに詰める際に、図4に示すように、卵パックPを3つ横向きに並べ、それと同平面上に卵パックPを2つ縦向きに並べたいという、卵パックP特有の要望に比較的簡単に応えることができる。
さらに、本実施形態のようなものであれば、移載装置1を効率的に動かすことができる。すなわち、集成容器Bに詰めるための卵パックPの数や並べ方の組み合わせは、集成容器Bごとに決められているため、予め設定されたそれらの情報に基づいて、設定された個数が一時待機領域3に集まればすぐに移載動作を開始できるように制御することで、移載装置1に無駄な待機時間が発生しない。
本実施形態の箱詰めシステム10は、奇数回目の移載動作で所定個数(例えば3個)の卵パックPを移載し、偶数回目の移載動作で前記所定個数(例えば3個)よりも少ない個数(例えば2個)の卵パックPを移載して前記集成容器B内の一段分を形成し、前記偶数回目の移載動作の際に、前記一時待機領域3に前記所定個数(例えば3個)集積するのを待つことなく移載動作を開始するものであるとも言える。
また、前記移載動作に先立って、設定された任意の個数の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、前記一時待機領域3に集められた卵パックPを整列させる可動式のガイド42の動作を開始するので、卵パックPに対する移載装置1の位置ずれを抑制することができる。
本実施形態の箱詰めシステム10は、前記移載動作に先立って、前記偶数回目の移載動作(例えば2個のみ移載)の際に、前記一時待機領域3に前記所定個数(例えば3個)集積するのを待つことなく、前記可動式のガイド42の動作を開始するので、無駄な待ち時間が発生することなく少なくとも今回移載したい卵パックPは一時待機領域3に整列させることができる。
また、前記移載動作に先立って、設定された任意の個数の卵パックPが前記一時待機領域3に集まったときに、前記一時待機領域3に配置され卵パックPを載せた搬送装置2の動作を停止するので、持ち上げられる卵パックPとそれに隣接する持ち上げられない卵パックPとの不要な接触を避けることができる。すなわち、一時待機領域3の搬送装置2の動作が停止されることなく、次々と卵パックが搬送され続けると、図10に示すように、一時待機領域30に集まった卵パックを持ち上げた際に、持ち上げられる卵パックの側部に対して、隣接する持ち上げられない卵パックP0の側部が近付いていく結果、卵パックの形状(本体と蓋との結合部分、言い換えれば、卵パックの高さ方向中央付近が外方に突出した形状)とがあいまって、持ち上げられない卵パックP0が搬送装置20上で傾いてしまう。本実施形態のようなものであれば、このような事態の発生を防ぐことができる。
本実施形態の箱詰めシステム10は、卵パックPが断続的に送り込まれる一時待機領域3に配置された搬送装置2と、前記一時待機領域3に集められた卵パックPを持ち上げてから上方に開放された箱状の集成容器B内に移載する移載装置1と、前記移載装置1を用いて前記卵パックPを前記一時待機領域3から持ち上げる際に、前記搬送装置2を所定時間停止させるように制御する制御装置とを備えるので、上述したような卵パックP0が傾いてしまう不具合の発生を抑制できる。
特に、卵パックPがプラスチック製のものであれば、超音波等を用いて溶着するため、または、テープを用いて留めるためのフランジが容器本体と蓋との間の結合部分に形成されており、その部分が最も外方に突出している。言い換えれば、平面視矩形状の外周は比較的容易に変形可能なフランジによって形成されている。そのため、隣接する卵パックのフランジの一部または全部が重なった状態で一時待機領域3に集合されることもあり得る。しかしながら、本実施形態のような搬送装置2の制御を行えば、一時待機領域3に集まった卵パックPを持ち上げた際に、隣接する持ち上げられない卵パックP0の側部に位置するフランジが厚み方向に弾性変形するだけで、当該卵パックP0は転倒することなく一時待機領域3上に維持される。
なお、卵パックPがいわゆるモールドパックの場合でも、容器本体の底面側や蓋の天面側に比べて、容器本体と蓋との間の結合部分が最も外方に突出している。言い換えれば、平面視矩形状の外周は前記結合部分によって形成されている。モールドパックは、プラスチック製のパック等に比べて摩擦が大きいため、上述したような持ち上げられる卵パックと持ち上げられない卵パックとの間の少しの接触でも卵パックの転倒につながりやすい。しかしながら、本実施形態のようなものであれば、このような不具合の発生を抑制できる。
これまでに説明したような「卵パックが傾いてしまう不具合の発生」の抑制には、別の方法として、卵パックを一時待機領域に送り込む直前にストッパを設けておき、今回持ち上げる卵パックのみを一時待機領域に送り込むとともに、今回持ち上げない分は一時待機領域に送り込まないようにストッパで堰き止めておくことも考えられる。しかし、このようなものに比べて、本実施形態のようなものであれば、次回持ち上げる卵パックをできるだけ一時待機領域側(下流側)へと送っておくことができ、移載装置1の稼働効率の向上に寄与できる。
本実施形態の箱詰めシステム10は、前記移載動作に先立って、前記偶数回目の移載動作(例えば2個のみ移載)の際に、前記一時待機領域3に前記所定個数(例えば3個)集積するのを待つことなく、前記搬送装置2の動作を停止するので、無駄な待ち時間が発生することなく少なくとも今回移載したい卵パックPは一時待機領域3に整列させることができる。
さらに、本実施形態では、前記移載装置1を用いて前記卵パックPを前記一時待機領域3から持ち上げる際に、前記搬送装置2を所定時間停止させるように制御した後、搬送装置2の動きを再開させるので、次の回に移載する卵パックPをできるだけストッパ31側まで移動させておくことができる。
以上のように、一回の動作で移載される量を従来のものよりも減らして、この第一の態様と第二の態様と、さらに卵パックPの水平面内での回転を適宜組み合わせることにより、集成容器B内における卵パックPの並べ方のバリエーションへの対応を簡易な方法で達成できる。そのため、集成容器B内で卵パックPを上下方向に複数段重ねるものにおいて、段ごとに卵パックPの並べ方を変えたい場合に、従来よりも容易に対応できる。なお、すべての段で同じ並べ方で積み重ねたい場合にも対応できるのはもちろんである。また、メイン吸着部12とサブ吸着部13とを適宜使い分けるよう制御することによって、卵パックPの箱詰めパターンのバリエーションを増やすことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
搬送装置は、卵パックを搬送できるものであればベルトコンベヤに限られず種々変更可能である。また、一時待機領域に配置された搬送装置と、この一時待機領域の上流側に配置された搬送装置とが別々に駆動されるものであってもよい。
移載装置は、図示したような吸着タイプのものには限られない。言い換えれば、卵パックを持ち上げる方法は、種々変更可能であり、例えば、上述した実施形態の吸着部に加えて、またはこれに代えて、例えば、国際公開第2011/162601号に示すような、卵パックを側面側及び下面側から支えて保持する対をなすアーム部を備えたものであってもよい。
移載装置は、集積容器内の一段分を形成するための移載を1回で行うもの、または、3回以上に分けて行うものであってもよい。1回あたりの移載動作で移載される卵パックの個数の設定も、上述した実施形態のものには限られず、1個や、4個以上であってもよい。集積容器内の一段分を形成するための移載を複数回に分けて行う場合に、各回が同じ数に設定されるものであってもよい。さらに、集成容器内での卵パックの並べ方は、図示したものに限られず種々変更可能である。
上述した実施形態では、1回目に3個の卵パックを移載した後、2回目に2個の卵パックを移載して1段分を完成させ、これを4段分繰り返すようにしていたが、例えば、1回目に3個の卵パックを移載した後、2回目に1個の卵パックを移載し、3回目に3個の卵パックを移載して1段分を完成させ、これを複数段分繰り返すようにしてもよい。他の例としては、1回ごとに4個の卵パックを移載して1段分を完成させ、これを複数段分繰り返したり、1回目に3個の卵パックを移載した後、2回目にも3個の卵パックを移載して1段分を完成させこれを複数段分繰り返したりしてもよい。
移載装置は、集成容器内で卵パックを上下方向に複数段重ねるものにおいて、卵パックの個数や並べ方が段ごとに異なる、言い換えれば、少なくとも一つの段が他の段とは異なるように設定されるようなものであってもよい。
移載装置は、上述した第一の態様と第二の態様の他に、第三の態様、第四の態様…と卵パックの保持状態のバリエーションを増やしてもよい。例えば、吸着部全体をメイン吸着部とサブ吸着部という2つに分ける場合のみに限られず、3つ以上に分けて、箱詰めしたいパターンに応じて対応する吸着部を使い分けるようにしてもよい。具体的には、X、Y、Zの3つの吸着部のグループを備えた移載装置において、X~Zの全部を使って3個の卵パックを移載する場合、X~Zのうち2つを使って2個の卵パックを移載する場合、X~Zのうち1つのみを使って1個の卵パックを移載する場合とで相互に切り替えられるようなものであればよい。
本発明で用いられる卵パックの大きさや形状は、図示した平面視矩形状の10個パックに限られないのはもちろんである。具体的には、図示したようないわゆるフラットパック以外のレギュラーパックやモールドパック、6個パック等などであってもよい。
集成容器は、卵が入った卵パックを配置可能なものであればどのようなものであってもよく、輸送用の段ボール箱やプラスチック製のコンテナなど種々変更可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、所定数の卵パックを集成容器に詰める卵パックの箱詰めシステムに利用することができる。
1…移載装置
2…搬送装置
3…一時待機領域
P…卵パック
B…集成容器

Claims (1)

  1. 卵パックを断続的に送り込み、一時待機領域に設けられたストッパによって搬送方向に対する卵パックの動きを規制しつつ、前記卵パックの動きが規制されている際にも動き続けることで隣接する卵パック同士を接触させて集めるベルトコンベヤと、
    前記一時待機領域に集められた卵パックを持ち上げてから集成容器内に移載する移載装置と、
    前記移載装置を用いて前記卵パックを前記一時待機領域から持ち上げる際に、前記ベルトコンベヤを所定時間停止させるように制御する制御装置とを備えるシステム。
JP2017168752A 2017-09-01 2017-09-01 卵パックを移載するシステム Active JP7153892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168752A JP7153892B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 卵パックを移載するシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168752A JP7153892B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 卵パックを移載するシステム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019043623A JP2019043623A (ja) 2019-03-22
JP2019043623A5 JP2019043623A5 (ja) 2020-08-20
JP7153892B2 true JP7153892B2 (ja) 2022-10-17

Family

ID=65813740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017168752A Active JP7153892B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 卵パックを移載するシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7153892B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019172288A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社ナベル 卵パックの移載装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022686A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Maki Mfg Co Ltd 農産物の箱詰装置
US20100040450A1 (en) 2008-08-15 2010-02-18 Amf Automation Technologies, Inc. Programmable Zoned End Effector
JP2011251722A (ja) 2010-06-01 2011-12-15 Fabrica Toyama Corp 物品の箱詰め装置及び方法
JP2015196522A (ja) 2014-03-31 2015-11-09 株式会社ナベル 容器充填方法
WO2016185862A1 (ja) 2015-05-20 2016-11-24 株式会社イシダ 箱詰め装置
JP2019043591A (ja) 2017-08-31 2019-03-22 株式会社ナベル 卵パックの箱詰めシステム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178813A (ja) * 1984-07-18 1986-08-11 株式会社 南部電機製作所 鶏卵移載装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005022686A (ja) 2003-07-01 2005-01-27 Maki Mfg Co Ltd 農産物の箱詰装置
US20100040450A1 (en) 2008-08-15 2010-02-18 Amf Automation Technologies, Inc. Programmable Zoned End Effector
JP2011251722A (ja) 2010-06-01 2011-12-15 Fabrica Toyama Corp 物品の箱詰め装置及び方法
JP2015196522A (ja) 2014-03-31 2015-11-09 株式会社ナベル 容器充填方法
WO2016185862A1 (ja) 2015-05-20 2016-11-24 株式会社イシダ 箱詰め装置
JP2019043591A (ja) 2017-08-31 2019-03-22 株式会社ナベル 卵パックの箱詰めシステム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Universal Robots, Eggs packaging. Confezionamento uova,2012年10月02日,インターネット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019043623A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2853357B2 (en) Machine and method for cartoning articles
US10202212B2 (en) Method and apparatus for boxing rectangular articles
JP4044576B2 (ja) 包装製品を積み上げ、積み上がった包装製品の束を包装製品搬送機構に引き渡す装置
US20120230809A1 (en) Gripping head for a robot or manipulator of a cartoning machine
KR101929419B1 (ko) 랩 어라운드 포장시스템
EP4003845B1 (en) An article picking and treating apparatus
JPH09131685A (ja) ロボットのハンド装置
JP7153892B2 (ja) 卵パックを移載するシステム
JP7349152B2 (ja) 卵パックの移載装置
JP6274575B2 (ja) 箱詰め装置
WO2019044878A1 (ja) 卵パックの箱詰めシステム
JP6228766B2 (ja) 集積装置
JP7244014B2 (ja) 移載装置
JP7248364B2 (ja) 箱体積付システム
JP2016088721A (ja) 物品移送装置
JPWO2019054252A1 (ja) 移載装置
US20230264841A1 (en) A System and Method for Handling Packaging Units, and Manipulator Unit
IT201800002798A1 (it) Pallet per il trasporto di distanziali per pacchetti di sigarette
JP7228875B2 (ja) 移載システム
EP3842351A1 (en) An article picking and treating apparatus
EP3819240A1 (en) A carboard packer, and a blank picker for a cardboard packer
JP2019196219A (ja) 移載システム
JP6462556B2 (ja) 箱詰め装置
JP7193800B2 (ja) 容器供給装置
JP6060856B2 (ja) 物品移動設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220804

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220804

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220818

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7153892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150