JP2019172288A - 卵パックの移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機構を複雑にすることなく、パック用の収容空間における卵パックの並べ方のバリエーションへの対応が可能な卵パックの移載装置を提供する。【解決手段】一時待機領域に集められた一の卵パックと他の卵パックをまとめて収容空間へ移動させる卵パックの移載装置であって、前記一の卵パックと前記他の卵パックを別々に保持可能な保持部と、前記保持部で保持される卵パックの保持状態及び移動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記一の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げた後、前記他の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げる。【選択図】図5

Description

本発明は、卵パックの移載装置に関するものである。
卵がパック詰めされて蓋が閉じられた後、卵パックはコンベヤ上で列状になって下流側へと運ばれる。下流側には、それらの卵パックを箱詰めするための移載装置が設けられることがある。
移載装置の一例は、下記特許文献の図6A〜図6Dに示されるように、一時待機領域に列状に集められた卵パックを複数個まとめて持ち上げる。そして、持ち上げた状態のままケースに合う外形になるように、持ち上げた卵パックのうち2つの位置を空中で側面側へ水平移動させた後、一段分まとめて箱詰めする。
特表2007−532426号公報
ケースの大きさや形状、または、卵パックの大きさや形状には種々のものがあり、それらの組み合わせから、箱詰め装置が対応を要求されるバリエーションは多岐にわたる。上述した移載装置で、種々のバリエーションに対応しようとすると、側面側へ卵パックを水平移動させるための機構が複雑になる。
本発明は、機構を複雑にすることなく、パック用の収容空間における卵パックの並べ方のバリエーションへの対応が可能な卵パックの移載装置を提供することを目的としている。
本発明の卵パックの移載装置は、一時待機領域に集められた一の卵パックと他の卵パックをまとめて収容空間へ移動させるものであって、前記一の卵パックと前記他の卵パックを別々に保持可能な保持部と、前記保持部で保持される卵パックの保持状態及び移動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記一の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げた後、前記他の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げる。
ここで、「収容空間」とは、箱状のケース(例えば、段ボール箱やコンテナ等)の底板の上方、または、台車(例えば、ロールインナー等)の底板もしくは棚板の上方に形成されたものであれば、どのようなものであってもよい。収容空間は、運搬時の利便性のために、及び/または保管時や店頭での陳列時の利便性のために、複数個の卵パックを収容可能なものである。
前記制御部は、前記他の卵パックを持ち上げる前に、前記一の卵パックの向きを変えるものが好ましい。
本発明によれば、機構を複雑にすることなく、パック用の収容空間における卵パックの並べ方のバリエーションへの対応が可能な卵パックの移載装置を提供することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本発明の一実施形態にかかる卵パックの移載装置の正面図である。 同実施形態にかかる卵パックの移載装置の側面図である。 同実施形態にかかる卵パックの移載装置の正面図である。 同実施形態にかかる卵パックの移載装置の側面図である。 同実施形態にかかる卵パックの移載装置の作動説明図である。 同実施形態にかかる卵パックの移載装置の作動説明図である。 本発明の変形例にかかる卵パックの移載装置の作動説明図である。 本発明の他の変形例にかかる卵パックの移載装置の作動説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。なお、図1及び図2では、後述する一の卵パックPを持ち上げる前の状態を示しており、図3及び図4では、後述する他の卵パックPを持ち上げる前の状態を示している。
本実施形態にかかる卵パックの移載装置1は、図1〜図6に示すように、一時待機領域21に集められた卵パックPを持ち上げてからケースC内に移載する。卵パックPは、内部に卵が収容され、蓋が閉じられた状態である。ケースCは、輸送や管理を容易にするための段ボール箱や合成樹脂製のコンテナなどである。
移載装置1は、図1〜図4に示すように、保持部3と、制御部4とを備える。移載装置1は、一時待機領域21に集められた一の卵パックPと他の卵パックPをまとめて収容空間Aへ移動させる。本実施形態では移載装置1としてヘッド部11が任意に作動する慣用の多関節ロボット(例えば、6軸垂直多関節ロボット)を用いるが、X、Y、Z軸に対してヘッド部11が任意に移動することができるロボットや装置など種々のものが採用できる。ヘッド部11には、保持部3が設けられている。
保持部3は、図1〜図5に示すように、複数個の卵パックPを保持して、一時待機領域21とケースCとの間で往復移動する。具体的には、保持部3は、真空機構(図示せず)に接続された複数の吸着部材31、32で構成される。各吸着部材31、32は、上下方向に伸縮可能な蛇腹構造のものである。保持部3は、卵パックPを上方から吸着して、卵パックPを持ち上げる。
具体的に言えば、保持部3は、一の卵パックPと他の卵パックPを別々に保持可能なものである。保持部3は、第1の吸着部材31と、第2の吸着部材32を備える。本実施形態の第1の吸着部材31は、隣接する卵パックPの2つ分に対応するものである。第2の吸着部材32は、卵パックPの3つ分に対応するものである。第1の吸着部材31と第2の吸着部材32とは、別々の真空機構に接続されている。
制御部4は、図1〜図4に示すように、CPU、内部メモリ、入出力インターフェース、AD変換部等の専用ないし汎用のコンピュータにより構成されている。そして、内部メモリに格納されたプログラムにしたがって、CPUやその他の周辺機器が協働することによって、制御部4としての機能が発揮される。
本実施形態の制御部4は、保持部3で保持される卵パックPの保持状態及び移動を制御する。具体的に言えば、制御部4は、一の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、他の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げる。また、制御部4は、一の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。さらに、制御部4は、他の卵パックPを持ち上げる前に、一の卵パックPの向きを変える。制御部4は、一時待機領域21に並べられた他の卵パックPに対して一の卵パックPが直角に配置されるように、一の卵パックPを移動させる。本実施形態では、制御部4は、一の卵パックPをガイド23に沿った位置に移動させる。制御部4は、他の卵パックPを持ち上げる前に、一の卵パックPを保持した状態のまま、他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックPを下ろす。
移載装置1は、図1〜図4に示すように、搬送装置2とともに、移載システム10を構成する。なお、本実施形態では、移載装置1を「箱詰め装置」、移載システム10を「箱詰めシステム」と言い換えることもできる。
搬送装置2は、図1〜図4に示すように、卵パックPを載せて下流側へと運ぶベルトコンベヤであり、搬送装置2の下流側に、移載装置1に隣接して設けられた一時待機領域21が設定されている。一時待機領域21には、卵パックPの動きを規制するためのストッパ22及びガイド23が設けられている。また、搬送装置2は、移載装置1の移載動作に先立って、設定された任意の個数の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、搬送装置2の動作を停止するように制御される。一時待機領域21は、卵パックPを搬送する搬送装置2上に設けられたものである。より具体的には、一時待機領域21は、卵パックPを整列させるガイド23によって区切られた部分である。
次に、上述した移載装置1の作動の一例について、図5及び図6を用いて説明する。図5では左側に正面から見た概略図を示し、右側に同じタイミングにおける側面から見た概略図を示している。
搬送装置2の上流側には、この分野でよく知られた卵の包装装置(図示しない)が接続されており、この包装装置でパック詰めされた卵パックPが断続的に一時待機領域21側へと運ばれてくる。
移載装置1は、一時待機領域21に集められた一の卵パックPと他の卵パックPをまとめて収容空間Aへ移動させる。具体的には、ケースC内の一段分を形成するための一の卵パックPと他の卵パックPを別々に持ち上げて、一時待機領域21からケースCまでを1回の移載動作で行う。
まず、設定された任意の個数(例えば、縦2列×横1列の2つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、持ち上げ動作を開始する。具体的には、図5(a)に示すように、一時待機領域21に2つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第1の吸着部材31が卵パックPの上方に位置する。その後、第1の吸着部材31を真空引きする。そして、図5(b)及び図6(f)に示すように、一の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックPを保持部3で保持した状態のまま、一の卵パックPの向きを90°回転させると、図5(c)に示すように状態となる。
その後、制御部4は、一の卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。すなわち、一の卵パックPは、一時待機領域21に並べられた他の卵パックPに対して直角に配置される。一の卵パックPは、ガイド23の外側に位置し、搬送装置2上からはみ出す部分も一部存在する。
次に設定された任意の個数(例えば、縦3列×横1列の3つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、次の持ち上げ動作を開始する。具体的には、図5(d)及び図6(g)に示すように、一時待機領域21に3つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第2の吸着部材32が卵パックPの上方に位置する。制御部4は、一の卵パックPを保持した状態のまま、他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックPを下ろす。その後、第1の吸着部材31の真空状態を維持したまま、第2の吸着部材32を真空引きする。そして、図5(e)に示すように、一の卵パックPを保持部3で保持して持ち上げた状態のまま、他の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げる。
その後、第1、第2の吸着部材31、32の真空状態を維持したまま、一の卵パックPと他の卵パックPはケースC内へと運ばれ、ケースCの底板の上に載せられる。その状態で、制御部4は、一の卵パックPと他の卵パックPの保持状態を解除する。以上説明した第1の移載動作が終わった後、保持部3は、ケースCから一時待機領域21まで移動する。なお、ケースCの二段目以降についても、第1の移載動作に準じて行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の卵パックの移載装置1は、一時待機領域21に集められた一の卵パックPと他の卵パックPをまとめて収容空間Aへ移動させるものであって、一の卵パックPと他の卵パックPを別々に保持可能な保持部3と、保持部3で保持される卵パックPの保持状態及び移動を制御する制御部4とを備える。そして、制御部4は、一の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させ、他の卵パックPを保持部3で保持して一時待機領域21から持ち上げる。言い換えれば、この移載装置1は、一時待機領域21から卵パックPを持ち上げる動作を複数回に分け、その後、まとめてケースCまで移動させる。そのため、機構を複雑にすることなく、パック用の収容空間Aにおける卵パックPの並べ方のバリエーションへの対応が可能となる。
制御部4は、他の卵パックPを持ち上げる前に、一の卵パックPの向きを変えるので、ケースCに合う外形を一時待機領域21側で形成してから卵パックPをケースC内に配置できる。
<変形例1、図7に対応>
次に、本発明の一変形例について、図7を用いて説明する。本変形例は、収容空間への卵パックPの配置方法が異なるが、基本的な構成は上述した実施形態と同じである。本変形例では、上述した実施形態と同一の部分は同じ符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
保持部は、一の卵パックPと他の卵パックPとさらに他の卵パックPを別々に保持可能なものである。保持部は、第1の吸着部材と、第2の吸着部材と、第3の吸着部材を備える。本実施形態の第1の吸着部材は、卵パックPの1つ分に対応するものである。第2の吸着部材は、卵パックPの隣接する3つ分に対応するものである。第3の吸着部材は、卵パックPの隣接する3つ分に対応するものである。第3の吸着部材は、第1、第2の吸着部材と同様のものである。第1の吸着部材と第2の吸着部材と第3の吸着部材とは、別々の真空機構に接続されている。
本変形例の移載装置1の作動の一例について説明する。まず、設定された任意の個数(例えば、縦1列×横1列の1つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、持ち上げ動作を開始する。具体的には、図7(i)に示すように、一時待機領域21に1つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第1の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。その後、第1の吸着部材を真空引きする。そして、一の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックPを保持部で保持した状態のまま、一の卵パックPの向きを90°回転させる。そして、制御部は、一の卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。一の卵パックPは、一時待機領域21に並べられた他の卵パックPに対して直角に配置される。一の卵パックPは、ガイド23の外側に位置する。
次に設定された任意の個数(例えば、縦3列×横1列の3つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、次の持ち上げ動作を開始する。具体的には、図7(j)に示すように、一時待機領域21に3つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第2の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。制御部は、一の卵パックPを保持した状態のまま、他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックPを下ろす。その後、第1の吸着部材の真空状態を維持したまま、第2の吸着部材を真空引きする。そして、他の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持部で保持した状態のまま、それらの卵パックPの向きを180°回転させる。そして、制御部は、それらの卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。それらの卵パックPは、ガイド23の外側に位置し、搬送装置2上からはみ出す部分も一部存在する。
次に設定された任意の個数(例えば、縦3列×横1列の3つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、次の持ち上げ動作を開始する。具体的には、図7(k)に示すように、一時待機領域21に3つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第3の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。制御部は、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持した状態のまま、さらに他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックP及び他の卵パックPを下ろす。その後、第1、第2の吸着部材の真空状態を維持したまま、第3の吸着部材を真空引きする。そして、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持部で保持して持ち上げた状態のまま、さらに他の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げる。
その後、第1、第2、第3の吸着部材の真空状態を維持したまま、一の卵パックPと他の卵パックPとさらに他の卵パックPはケース内へと運ばれ、ケースの底板の上に載せられる。その状態で、制御部は、すべての卵パックPの保持状態を解除する。以上説明した第1の移載動作が終わった後、保持部は、ケースから一時待機領域21まで移動する。なお、ケースの二段目以降についても、第1の移載動作に準じて行うことができる。
<変形例2、図8に対応>
次に、本発明の他の変形例について、図8を用いて説明する。本変形例は、収容空間への卵パックPの配置方法が異なるが、基本的な構成は上述した実施形態と同じである。本変形例では、上述した実施形態と同一の部分は同じ符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
保持部は、一の卵パックPと他の卵パックPとさらに他の卵パックPを別々に保持可能なものである。保持部は、第1の吸着部材と、第2の吸着部材と、第3の吸着部材を備える。本実施形態の第1の吸着部材は、卵パックPの1つ分に対応するものである。第2の吸着部材は、卵パックPの1つ分に対応するものである。第3の吸着部材は、卵パックPの隣接する5つ分に対応するものである。第3の吸着部材は、第1、第2の吸着部材と同様のものである。第1の吸着部材と第2の吸着部材と第3の吸着部材とは、別々の真空機構に接続されている。
本変形例の移載装置1の作動の一例について説明する。まず、設定された任意の個数(例えば、縦1列×横1列の1つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、持ち上げ動作を開始する。具体的には、図8(m)に示すように、一時待機領域21に1つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第1の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。その後、第1の吸着部材を真空引きする。そして、一の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げる。そして、一の卵パックPを保持部で保持した状態のまま、一の卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。一の卵パックPは、ガイド23の外側に位置し、搬送装置2上からはみ出す部分も一部存在する。
次に設定された任意の個数(例えば、縦1列×横1列の1つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、次の持ち上げ動作を開始する。具体的には、図8(n)に示すように、一時待機領域21に1つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第2の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。制御部は、一の卵パックPを保持した状態のまま、他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックPを下ろす。その後、第1の吸着部材の真空状態を維持したまま、第2の吸着部材を真空引きする。そして、一の卵パックPを保持部で保持して持ち上げた状態のまま、他の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げた後、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持部で保持した状態のまま、それらの卵パックPの向きを90°回転させる。そして、制御部は、それらの卵パックPを一時待機領域21の外側へ移動させる。それらの卵パックPは、ガイド23の外側に位置する。
次に設定された任意の個数(例えば、縦5列×横1列の5つ)の卵パックPが一時待機領域21に集まったときに、次の持ち上げ動作を開始する。具体的には、図8(p)に示すように、一時待機領域21に5つの卵パックPが搬送された状態で、ヘッド部11に設けられた第3の吸着部材が卵パックPの上方に位置する。制御部は、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持した状態のまま、さらに他の卵パックPと同じ高さ位置まで一の卵パックP及び他の卵パックPを下ろす。その後、第1、第2の吸着部材の真空状態を維持したまま、第3の吸着部材を真空引きする。そして、一の卵パックP及び他の卵パックPを保持部で保持して持ち上げた状態のまま、さらに他の卵パックPを保持部で保持して一時待機領域21から持ち上げる。
その後、第1、第2、第3の吸着部材の真空状態を維持したまま、一の卵パックPと他の卵パックPとさらに他の卵パックPはケース内へと運ばれ、ケースの底板の上に載せられる。その状態で、制御部は、全ての卵パックPの保持状態を解除する。以上説明した第1の移載動作が終わった後、保持部は、ケースから一時待機領域21まで移動する。なお、ケースの二段目以降についても、第1の移載動作に準じて行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られない。
一の卵パックと他の卵パックの数は、同数であってもよいし、互いに異なっていてもよい。また、一の卵パックと他の卵パックの数は、複数には限らず、1個でもよい。一時待機領域に整列させるときは、図示したような1列であってもよいし、横に2列以上並べられるものであってもよい。
移載装置は、1回の移載動作に伴う持ち上げ動作を複数回行うものであればどのようなものであってもよく、上述した以外に4回以上持ち上げ動作を行うものであってもよい。また、移載装置は、収容空間で卵パックを上下方向に複数段重ねるものにおいて、卵パックの個数や並べ方が段ごとに異なる、言い換えれば、少なくとも一つの段が他の段とは異なるように設定されるようなものであってもよい。収容空間に積み上げられる卵パックの段数は1段でもよいし、複数段でもよい。
制御部は、他の卵パックを持ち上げる前に、一の卵パックの向きを変えないものであってもよい。一の卵パックを移動させる場所は、図示したのとは反対側のガイドに沿った位置でもよいし、ストッパに沿った位置であってもよい。
保持部は、上述した実施形態の吸着部材に加えて、またはこれに代えて、例えば、卵パックを側面側や下面側から支えて保持する対をなすアーム部を備えたものであってもよい。
一時待機領域は、搬送装置が配置されていないものであってもよい。すなわち、卵パックを移動させる機構を備えない台等であってもよい。また、卵パックを持ち上げる際に搬送装置(コンベヤ)の動作を一時的に停止するようなものであってもよい。
本発明で用いられる卵パックの大きさや形状は、図示した10個パックに限られないのはもちろんである。具体的には、図示したようないわゆるフラットパック以外のレギュラーパックやモールドパック、6個パック等などであってもよい。
収容空間は、卵が入った卵パックを配置可能なものであればどのようなものであってもよく、輸送用の段ボール箱やプラスチック製のコンテナ、店頭での使用も可能なインナーロールなど種々変更可能である。言い換えれば、収容空間は、箱状のケースの底板の上方、または、台車の底板もしくは棚板の上方に形成されたものである。ケースは蓋を備えたものであってもよいし、蓋を備えないものであってもよい。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、卵パックをケースに詰める卵パックの箱詰め装置に利用することができる。
1…卵パックの移載装置
21…一時待機領域
3…保持部
4…制御部
P…卵パック
A…収容空間

Claims (2)

  1. 一時待機領域に集められた一の卵パックと他の卵パックをまとめて収容空間へ移動させる卵パックの移載装置であって、
    前記一の卵パックと前記他の卵パックを別々に保持可能な保持部と、
    前記保持部で保持される卵パックの保持状態及び移動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記一の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げた後、前記他の卵パックを前記保持部で保持して前記一時待機領域から持ち上げる卵パックの移載装置。
  2. 前記制御部は、前記他の卵パックを持ち上げる前に、前記一の卵パックの向きを変える請求項1記載の卵パックの移載装置。
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