JP2015196134A - 炭化水素油の水素化脱硫触媒 - Google Patents

炭化水素油の水素化脱硫触媒 Download PDF

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Abstract

【課題】高い脱硫活性を示す、炭化水素油の水素化脱硫触媒を提供すること。
【解決手段】担体基準で、シリカを1質量%以上5質量%以下、チタニアを10質量%以上30質量%以下、アルミナを65質量%以上含有する担体に、モリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含む担持液を担持した水素化脱硫触媒であって、予備硫化処理を行った後の該触媒中の二硫化モリブデンを透過型電子顕微鏡で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となる二硫化モリブデンの割合が63%以上であることを特徴とする炭化水素油の水素化脱硫触媒。
【選択図】図1

Description

本発明は、石油などの炭化水素油の脱硫、脱窒素などに用いられる水素化脱硫触媒に関し、特には軽油中の硫黄分を低減させる水素化処理に使用して、高い脱硫活性を示す水素化脱硫触媒に関する。
近年、硫黄含有量が低いクリーンな液体燃料への要求が急速に高まっている。これに応じて、燃料油製造業界においても既に種々のクリーン燃料製造法が検討されている。特に、ディーゼル燃料油においては日本であれば硫黄分10質量ppm以下という規制があり、石油会社は触媒の改良や設備の増設により、クリーンな液体燃料を製造する体制をとってきた。
一般にディーゼル燃料油の主基材は、常圧蒸留装置や分解装置から留出する軽油留分であり、水素化精製装置によりこれら基材に含有される硫黄分を除去する必要がある。
通常、軽油の水素化精製は固定床反応装置に脱硫触媒を充填し、水素存在下、高温高圧の反応条件で行われる。脱硫触媒には、担体としてアルミナ、活性金属としてモリブデンやタングステン、助触媒としてコバルトやニッケルがよく用いられる。脱硫活性は、担体の組成、活性金属の組成、細孔構造などに大きく影響され、例えば非特許文献1に担体(アルミナまたはシリカ)および活性金属(モリブデンまたはモリブデンとコバルトの混合)の影響が開示されている。さらに、非特許文献2には担体としてジルコニアやチタニアを用い、活性金属としてニッケルやタングステンを用いた時の脱硫活性について開示されている。
このように、クリーンな液体燃料を効率よく製造するために、高活性な脱硫触媒の開発について種々の検討が行われてきた。しかし、比較的有効な担体や金属種は限られており、その組み合わせや組成の調整だけでは、今以上に脱硫活性を向上させることは難しくなっている。
Applied Catalysis A: General 345 (2008) 80-88 (Elsevier) Applied Catalysis A: General 257 (2004) 157-164 (Elsevier)
本発明の目的は、優れた脱硫活性を示す炭化水素油の水素化脱硫触媒を提供することにあるが、新規な触媒の製造工程を用いることで、特別な担体や特殊な金属の担持方法によることなく活性を高めた脱硫触媒を製造可能にしたものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を進めた結果、シリカ−チタニア−アルミナ担体に、特定のラマン分光スペクトルをもつモリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有する担持液を担持した場合に、二硫化モリブデンが担体上に高分散し、優れた脱硫性能を有する触媒が調製できることを見出した。
すなわち、本発明は、担体基準で、シリカを1質量%以上5質量%以下、チタニアを10質量%以上30質量%以下、アルミナを65質量%以上含有する担体に、モリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含む担持液を担持した水素化脱硫触媒であって、予備硫化処理を行った後の該触媒中の二硫化モリブデンを透過型電子顕微鏡で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となる二硫化モリブデンの割合が63%以上である水素化脱硫触媒に関する。
また本発明は、担体基準で、シリカを1質量%以上5質量%以下、チタニアを10質量%以上30質量%以下、アルミナを65質量%以上含有する担体に、ラマン分光スペクトルにおいて、1020〜960cm−1の範囲にあるピークAと、960〜910cm−1の範囲にあるピークBとの強度比B/Aが1.3以上であるモリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有する担持液を担持することにより、予備硫化処理を行った後の該触媒中の二硫化モリブデンを透過型電子顕微鏡で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となる二硫化モリブデンの割合が63%以上である水素化脱硫触媒を得ることを特徴とする炭化水素油の水素化脱硫触媒の製造方法に関する。
本発明の水素化脱硫触媒を用いることで、炭化水素油から硫黄分を高度に除去することができる。
実施例2および比較例1で用いた担持液のラマン分光スペクトルを示す。
以下、本発明について説明する。
本発明に係るシリカ−チタニア−アルミナ担体は、担体基準で、シリカ(SiO)を1質量%以上、5質量%以下含有することが好ましい。シリカの含有量が1質量%未満では比表面積が低くなるため、活性金属の粒子が凝集しやすくなり、脱硫活性が低下する。また、シリカの含有量が5質量%を超えると、得られる担体の細孔分布がブロードになり、脱硫活性が低下する場合がある。
また、シリカ−チタニア−アルミナ担体は、担体基準で、チタニア(TiO)を10質量%以上、30質量%以下含有することが好ましく、より好ましくは12質量%以上、28質量%以下含有するのが望ましい。チタニアの含有量が10質量%未満ではチタニアによる水素化脱硫効果が少なく、脱硫活性が向上しない。また、チタニアの含有量が30質量%を超えると、触媒の機械的強度が低くなりがちな上、比表面積が低くなることで活性金属の粒子が凝集しやすくなり、脱硫活性が低下する。
さらに、シリカ−チタニア−アルミナ担体は、担体基準で、アルミナ(Al)を65質量%以上含有することが好ましく、より好ましくは70質量%以上含有するのが望ましい。アルミナの含有量が65質量%未満では二硫化モリブデンが凝集しやすいため、触媒が劣化しやすくなる傾向にあるため好ましくない。
本発明に係る水素化脱硫触媒は、前記のシリカ−チタニア−アルミナ担体に、モリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有する担持液を担持することにより得られる。
モリブデンは、酸化物、アンモニウム塩、塩化物などの化合物として担持液に加えることができる。コバルトおよびニッケルは、それぞれ炭酸塩、硝酸塩、塩化物などの化合物として担持液に加えることができる。また、リンは、リン酸、亜リン酸、リン酸アンモニウム、リンモリブデン酸などの化合物として担持液に加えることができる。また、本発明の範囲内であれば、担持液中の金属の溶解性を高め、沈殿が生成しないように、硝酸、過酸化水素、過マンガン酸塩などの酸化剤を担持液に添加してもよい。
本発明に用いる担持液は、モリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有し、ラマン分光スペクトルにおいて、1020〜960cm−1の範囲にあるピークAと、960〜910cm−1の範囲にあるピークBとの強度比B/Aが1.3以上であることが好ましく、1.35以上であることがより好ましい(図1参照)。なお、下記で述べるようにB/A比が大きいことはMoが高分散していることを意味し、触媒の活性を向上させることができるため、その上限については特に限定されない。
図1において、ピークAとピークCは[PMo1862]6−錯イオン、ピークBは[PMo23]6−錯イオンによるものと考えられる。[PMo23]6−錯イオンは[PMo1862]6−錯イオンよりも1個の錯イオンあたりのMo数が少ないため、[PMo23]6−錯イオンを担体に担持すると、[PMo1862]6−錯イオンを用いた場合よりも担持されたMo粒子が小さくなると考えられる。そのため、[PMo23]6−錯イオンを多く含む担持液、すなわちB/Aの値が高い担持液を用いるとMoが高分散し、活性点が増えるため、触媒の活性向上につながる。
しかし、Moが高分散するということは、Moと担体との相互作用(結合)が強くなることを意味し、Moが硫化されにくくなる(脱硫活性を発揮する二硫化モリブデン(MoS)になりにくくなる)という欠点がある。MoSに変化しないMoが増えれば、活性点は減少する。そのため、Moの分散性を保ち、かつ硫化されやすいMoとなるように、担体の性質を制御して相互作用の強さを調整する必要がある。本発明に用いるシリカ−チタニア−アルミナ担体と該担持液を組み合わせて使用することにより、Moの分散性を維持し、硫化しやすさを維持することができ、触媒の活性を向上させることができる。
前記[PMo1862]6−、[PMo23]6−錯イオンは、担持液組成の他、pHによっても構造が変化するため、担持液には最適なpH範囲が存在する。
前記担持液のpHは2.4以上、3.0以下であることが好ましい。担持液のpHが2.4未満では[PMo18626−が担持液中に主に存在するため好ましくない。また、pHが3.0を超えると担持液の安定性が低くなり、時間の経過とともに沈殿が生成しやすくなるため好ましくない。
担体に活性金属を担持させて触媒前駆体を調製する方法としては、例えば、含浸法が挙げられる。ここで含浸法とは担体に活性金属の溶液(担持液)を含浸させた後、乾燥、焼成する方法のことである。
本発明の水素化脱硫触媒は、炭化水素油と硫化剤の混合油、あるいは硫化水素と、温度が200℃以上、400℃以下で接触させて予備硫化処理を行う。これにより、水素化脱硫触媒のMoは、MoS結晶となって担体上に層状に配設される。
本発明においては、予備硫化処理を行った後の該触媒中のMoS結晶を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となるMoSの割合が63%以上であることが好ましい。該割合が63%未満になるとMoSの分散性が低くなるため、触媒活性が低下する。
ここで、MoSの(002)面の面長が3.0nm以下のMoSの割合は、以下の方法により求められる。すなわち、予備硫化処理した水素化脱硫触媒の透過型電子顕微鏡写真を撮影し、画像に見られる各MoSの(002)面の面長を調べる。そして、以下の式により、割合を求める。
3.0nm以下のMoSの割合(%)=3.0nm以下のMoSの個数/測定対象のMoSの合計数×100
予備硫化処理は、具体的には、水素化脱硫触媒に硫黄化合物(例えば硫化水素、ジメチルジスルフィド等)および水素を反応させる処理である。この処理により、MoSの積層構造を形成させて、活性を発現させることができる。
予備硫化処理の条件によって、Moの硫化の度合い、およびMoSの長さが変わるため、(002)面の面長が3.0nm以下のMoSの割合が本発明の範囲になるように、圧力(水素分圧)や温度等の条件を適宜調整する。
具体的に、予備硫化条件では、圧力を2.0MPa以上にすることが好ましく、3.0MPa以上にすることがより好ましい。圧力が2.0MPa以上であれば、十分にMoを硫化でき、活性を高くできる。また、予備硫化装置の耐圧の観点から、15.0MPa以下であることが好ましい。
そして温度は240以上380℃以下にすることが好ましく、250℃以上350℃以下にすることがより好ましい。予備硫化処理の温度が240℃以上であれば、十分にMoを硫化でき、380℃以下であれば、Moの凝集を抑制でき、分散性を保つことができる。
炭化水素油の水素化脱硫は、上述の水素化脱硫触媒を用いて、固定床反応装置に当該触媒を充填して水素雰囲気下、高温高圧条件に行われる。
本発明に用いられる炭化水素油としては、原油の常圧蒸留装置から得られる直留軽油、常圧蒸留装置から得られる直留重質油や残渣油を減圧蒸留装置で処理して得られる減圧軽油、減圧重質軽油あるいは脱硫重油を接触分解して得られる接触分解軽油、減圧重質軽油あるいは脱硫重油を水素化分解して得られる水素化分解油、コーカー等の熱分解装置から得られる熱分解軽油等が挙げられ、沸点が260〜360℃の留分を70容量%以上含んだ留分である。常圧蒸留装置で処理される油は特に限定されないが、石油系の原油、オイルサンド由来の合成油、石炭液化油、ビチュメン改質等を挙げることができる。
なお、ここでいう蒸留性状(沸点)の値は、JIS K2254「石油製品−蒸留試験方法」に記載の方法に準拠して測定される値である。
本発明に係る炭化水素油の水素化脱硫方法は、以下の反応条件で行なわれることが好ましい。
反応温度は特に制限されないが、300〜420℃であることが好ましく、より好ましくは320〜380℃である。反応温度が300℃未満では脱硫活性が著しく低下する傾向にあり実用的でない。また、反応温度が420℃を超えると触媒劣化が顕著になると共に、反応装置の耐熱温度(通常約425℃)に近づくため好ましくない。
水素分圧(反応圧力)は特に制限されないが、3.0〜15.0MPaであることが好ましい。反応圧力が3.0MPa未満では脱硫活性が著しく低下する傾向にあるため、3.0MPa以上が好ましく、3.5MPa以上がより好ましい。一方、反応圧力が15.0MPaを超えると水素消費が大きくなり運転コストが増加するので好ましくないため、15.0MPa以下が好ましく、11.0MPa以下がより好ましい。
液空間速度は特に制限されないが、0.5〜4.0h−1であることが好ましく、より好ましくは0.5〜3.0h−1である。液空間速度が0.5h−1未満では処理量が低いので生産性が低くなり実用的ではない。また、液空間速度が4.0h−1を超えると反応温度が高くなり、触媒劣化が速くなるので好ましくない。
水素/油比は特に制限されないが、120〜420NL/Lであることが好ましく、より好ましくは170〜340NL/Lである。水素/油比が120NL/L未満では脱硫率が低下するので好ましくない。また、420NL/Lを超えても脱硫活性に大きな変化がなく、運転コストが増加するだけなので好ましくない。
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
(比較例1)
(1)担体の調製
容量が100Lのスチームジャケット付タンクに、Al濃度換算で22質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液8.16kgを入れ、イオン交換水41kgで希釈後、SiO濃度換算で5質量%の珪酸ナトリウム溶液1.80kgを攪拌しながら添加し、60℃に加温して、塩基性アルミニウム塩水溶液を作成した。
また、Al濃度換算で7質量%の硫酸アルミニウム水溶液7.38kgを13kgのイオン交換水で希釈した酸性アルミニウム塩水溶液と、TiO濃度換算で33質量%の硫酸チタン1.82kgを10kgのイオン交換水に溶解したチタニウム鉱酸塩水溶液とを混合し、60℃に加温して、混合水溶液を作成した。塩基性アルミニウム塩水溶液が入ったタンクに、ローラーポンプを用いて混合水溶液をpHが7.2となるまで一定速度で添加(添加時間:10分)し、シリカ、チタニア、及びアルミナを含有する水和物スラリーaを調製した。
得られた水和物スラリーaを攪拌しながら60℃で1時間熟成した後、平板フィルターを用いて脱水し、更に、0.3質量%アンモニア水溶液150Lで洗浄した。洗浄後のケーキ状のスラリーをAl濃度換算で10質量%となるようにイオン交換水で希釈した後、15質量%アンモニア水でpHを10.5に調整した。
pHを調整したスラリーを還流機付熟成タンクに移し、攪拌しながら95℃で10時間熟成した。熟成終了後のスラリーを脱水し、スチームジャケットを備えた双腕式ニーダーにて練りながら所定の水分量まで濃縮捏和した。得られた捏和物を押出成型機にて直径が1.8mmの円柱形状に成型し、110℃で乾燥した。乾燥した成型品は電気炉で550℃の温度で3時間焼成し、担体aを得た。担体aは、シリカがSiO濃度換算で3質量%(担体基準)、チタニアがTiO濃度換算で20質量%(担体基準)、アルミニウムがAl濃度換算で77質量%(担体基準)含有されていた。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン267gと炭酸コバルト57gとを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸54gを加えて溶解させ、担持液aを作製した。
(3)担持
担持液aを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒A(以下、単に「触媒A」ともいう。以下の実施例についても同様である。)を得た。触媒Aに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Aの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aを充填した反応管を固定床流通式水素化脱硫装置に取り付けた。その後、硫黄分濃度が1重量%の炭化水素油を用いて触媒層平均温度340℃、水素分圧6.5MPa、液空間速度1.0h−1、水素/油比100NL/Lの条件下で、5時間以上触媒の予備硫化を行なった。
予備硫化後、水素雰囲気下、直留軽油(表2に性状を示す)を反応温度330℃、水素分圧6.5MPa、液空間速度1.2h−1、水素/油比300NL/Lの条件で通油して水素化処理を行なった。水素化脱硫活性を表1に示す。
水素化脱硫活性は、反応温度330℃で採取した生成油中の硫黄分を分析し、脱硫に関する反応次数を1.35次として、脱硫反応速度定数を求め、触媒Aを基準(100%)として比較した結果として表1に示した。
(比較例2)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン268g、炭酸コバルト55gと炭酸ニッケル12gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸54gを加えて溶解させ、担持液bを作製した。
(3)担持
担持液bを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Bを得た。触媒Bに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが0.5質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Bの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Bを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(比較例3)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン270g、炭酸コバルト55gと炭酸ニッケル25gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸55gを加えて溶解させ、担持液cを作製した。
(3)担持
担持液cを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Cを得た。触媒Cに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.0質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Cの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Cを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(実施例1)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン271g、炭酸コバルト56gと炭酸ニッケル30gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸55gを加えて溶解させ、担持液dを作製した。
(3)担持
担持液dを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Dを得た。触媒Dに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.2質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Dの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Dを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(実施例2)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン272g、炭酸コバルト56gと炭酸ニッケル37gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸55gを加えて溶解させ、担持液eを作製した。
(3)担持
担持液eを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Eを得た。触媒Eに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.5質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Eの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Eを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(実施例3)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン273g、炭酸コバルト56gと炭酸ニッケル45gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸55gを加えて溶解させ、担持液fを作製した。
(3)担持
担持液fを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Fを得た。触媒Fに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.8質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Fの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Fを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(比較例4)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン274g、炭酸コバルト56gと炭酸ニッケル50gを、イオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように適当な還流措置を施して加熱した後、リン酸56gを加えて溶解させ、担持液gを作製した。
(3)担持
担持液gを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Gを得た。触媒Gに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが2.0質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Gの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Gを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(比較例5)
(1)担体の調製
比較例1と同様にして担体aを調製した。
(2)担持液の調製
実施例2と同様にして担持液eを調製した。担持液eに硝酸を加えてpHを1.0に調整し、担持液hを作製した。
(3)担持
担持液hを、担体a1000gに噴霧含浸させた後、250℃で乾燥し、更に電気炉にて550℃で1時間焼成して水素化脱硫触媒Hを得た。触媒Hに担持されていたのは、MoOが20質量%(触媒基準)で、CoOが2.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.5質量%(触媒基準)で、Pが2.5質量%(触媒基準)であった。触媒Hの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Hを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
(比較例6)
(1)担体の調製
容量が100Lのスチームジャケット付タンクに、Al濃度換算で22質量%のアルミン酸ナトリウム水溶液8.55kgを入れ、イオン交換水31kgで希釈した。その後、P濃度換算で2.5質量%のリン酸三ナトリウム溶液3.6kgとSiO濃度換算で5.0質量%の珪酸ナトリウム溶液1.8kgを攪拌しながら添加し、60℃に加熱して、担体調製用溶液を得た。
また、50L容器に、Al濃度換算で7質量%の硫酸アルミニウム水溶液13kgを入れ、イオン交換水24kgで希釈した。次いで、ローラーポンプを用いて、前記希釈した硫酸アルミニウム溶液を、前記担体調製用溶液に一定速度でpHが7.2となるまで添加して、水和物スラリーbを調製した。
得られた水和物スラリーbを攪拌しながら60℃で1時間熟成した後、平板フィルターを用いて脱水し、0.3質量%アンモニア水溶液150Lで洗浄した。洗浄後のケーキ状スラリーをイオン交換水で希釈してAl濃度で10質量%となるようにした後、15質量%アンモニア水でpHを10.5に調整した。
pHを調整したスラリーを還流機付熟成タンクに移し、攪拌しながら95℃で10時間熟成した。熟成終了後のスラリーを脱水し、スチームジャケットを備えた双腕式ニーダーにて練りながら所定の水分量まで濃縮捏和した後、ホウ酸280gを添加し、再度所定の水分量まで濃縮捏和した。得られた捏和物を押し出し成型機にて直径1.8mm、長さ2〜3mmの円柱状に成型し、110℃で乾燥した。次いで、乾燥した成型品を、電気炉で550℃の温度で3時間焼成して担体bを得た。この担体中のSiO濃度は2.8質量%、P濃度は2.8質量%、B濃度は5.0質量%であった。
(2)担持液の調製
三酸化モリブデン235g、塩基性炭酸ニッケル24gおよび塩基性炭酸コバルト75gをイオン交換水500mlに懸濁させ、この懸濁液を95℃で5時間、液容量が減少しないように還流させながら加熱した。その後、加熱後の液にクエン酸88gおよびリン酸21gを加えて溶解させて担持液iを作製した。
(3)担持
担持液iを担体b1000gに噴霧含浸させた。この含浸品を、乾燥した後、電気炉にて550℃で1時間焼成して、水素化脱硫触媒Iを得た。触媒Iに担持されていたのは、MoOが18.0質量%(触媒基準)で、CoOが3.5質量%(触媒基準)で、NiOが1.0質量%(触媒基準)で、Pが1.0質量%(触媒基準)であった。触媒Iの性状を表1に示す。
(4)水素化脱硫
触媒Aの代わりに触媒Iを使用したこと以外は、比較例1と同様の予備硫化処理と水素化処理を行った。直留軽油の水素化脱硫活性を表1に示す。
なお、担持液の評価方法、予備硫化方法、MoS結晶の(002)面の観察方法については以下の方法によった。
<担持液の評価方法>
担持液をラマン分光により評価した。日本分光社製NRS−1000顕微ラマン分光分析装置によって、Arレーザーを使用し、分解能2cm−1、露出時間10秒、積算回数16回にて測定した。比較例1(触媒A)と実施例2(触媒E)の測定結果を図1に示した。各担持液のラマン強度比B/Aは表1に示した。
各担持液のラマン強度比B/Aは、実施例1〜3(触媒D〜F)の担持液組成ならびにpH範囲でのみ、1.3以上の値となることが分かる。
<MoS結晶の(002)面の観察方法>
触媒を充填した反応管を固定床流通式水素化脱硫装置に取り付けた後、硫黄分濃度が1.0重量%となるように二硫化炭素を加えた灯油留分を用いて、触媒層平均温度340℃、水素分圧6.5MPa、液空間速度1.0h−1、水素/油比100NL/Lの条件下で、11時間、触媒の予備硫化を行なった。
予備硫化終了後、反応管を室温まで冷却し、流通ガスを窒素に切り替えた。圧力を常圧まで下げた後、反応管入口と出口を、開閉弁を閉じることにより封じ、反応管を取り外した。窒素で満たされたグローブボックス内で反応管から抜き出した予備硫化処理済みの触媒をメノウ乳鉢で粉砕した。
粉砕した硫化触媒中のMoS結晶を、日本電子社製JEM−2010透過型電子顕微鏡(TEM)にて観察し、画像を撮影して触媒A〜IのMoS結晶の(002)面の長さを測定した。測定結果を表1に示した。
各触媒のMoS結晶の(002)面の面長が3.0nm以下の割合が63%以上である触媒は、触媒D、E、Fのみであった。
表1に示すように、本発明の実施例1〜3である触媒D〜Fは、比較例(触媒A〜C、G〜I)に比較して高い脱硫性能を示しており、高活性であることが分かる。
Figure 2015196134
Figure 2015196134

Claims (5)

  1. 担体基準で、シリカを1質量%以上5質量%以下、チタニアを10質量%以上30質量%以下、アルミナを65質量%以上含有する担体に、モリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含む担持液を担持した水素化脱硫触媒であって、予備硫化処理を行った後の該触媒中の二硫化モリブデンを透過型電子顕微鏡で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となる二硫化モリブデンの割合が63%以上であることを特徴とする炭化水素油の水素化脱硫触媒。
  2. 前記担持液が、ラマン分光スペクトルにおいて、1020〜960cm−1の範囲にあるピークAと、960〜910cm−1の範囲にあるピークBとの強度比B/Aが1.3以上であるモリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有する担持液であることを特徴とする請求項1に記載の炭化水素油の水素化脱硫触媒。
  3. 前記担持液のpHが2.4以上3.0以下であることを特徴とする請求項2に記載の炭化水素油の水素化脱硫触媒。
  4. 担体基準で、シリカを1質量%以上5質量%以下、チタニアを10質量%以上30質量%以下、アルミナを65質量%以上含有する担体に、ラマン分光スペクトルにおいて、1020〜960cm−1の範囲にあるピークAと、960〜910cm−1の範囲にあるピークBとの強度比B/Aが1.3以上であるモリブデン、コバルト、ニッケルおよびリンを含有する担持液を担持することにより、予備硫化処理を行った後の該触媒中の二硫化モリブデンを透過型電子顕微鏡で観察した時、(002)面の面長が3.0nm以下となる二硫化モリブデンの割合が63%以上である水素化脱硫触媒を得ることを特徴とする炭化水素油の水素化脱硫触媒の製造方法。
  5. 前記担持液のpHが2.4以上3.0以下であることを特徴とする請求項4に記載の炭化水素油の水素化脱硫触媒の製造方法。
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