JP2015189494A - 熱収縮性筒状ラベル - Google Patents
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Abstract
Description
一般に、前記熱収縮性筒状ラベルには、その開封の便のため、熱収縮方向である周方向に延びる横ミシン線と、この横ミシン線に下端が連設され且つ筒の軸方向に延びる一対の縦ミシン線と、が形成されている。
例えば、特許文献1には、熱収縮性の樹脂フィルムを筒状に形成した筒状フィルムと、筒状フィルムの周方向に延設された横ミシン線(第1のミシン目)と、筒状フィルムの軸方向に延設され且つ前記横ミシン線にまで至らない一対の縦ミシン線(第2のミシン目)と、を有する熱収縮性筒状ラベルが開示されている。
この熱収縮性筒状ラベルが装着された包装体を開封する際には、熱収縮性筒状ラベルの上端部を摘んで下方に引き出した後、周方向に引き出すことにより、理論上、縦ミシン目に沿って開裂線が生じて軸方向に熱収縮性筒状ラベルが切れた後、その開裂線が横ミシン線に沿って生じて周方向に切れていき、熱収縮性筒状ラベルの上方領域を除去できる。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記筒状フィルムの軸方向一端からその反対端側に延設され、前記横ミシン線にまで至る補助ミシン線をさらに有する。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦ミシン線が、筒状フィルムの周方向に間隔を開けて2本設けられ、前記補助ミシン線が、周方向に間隔を開けて2本設けられ、前記2本の縦ミシン線の中間点を通り且つ軸方向と平行な仮想線を基準にして、一方の縦ミシン線及び補助ミシン線と、他方の縦ミシン線及び補助ミシン線とが、それぞれ線対称の位置に配置されている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記縦ミシン線が、筒状フィルムの軸方向に対して傾斜して延びている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、右利き及び左利きの使用者の何れでも、1度の引き出し動作にて上方領域を簡易に除去できる。
なお、本明細書において、「上」及び「下」は、熱収縮性筒状ラベルを容器に装着し、その容器を自立させた状態を基準にしている。また、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
各図に示される部分及び部材の寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
<熱収縮性筒状ラベル>
図1は、第1実施形態に係る熱収縮性筒状ラベル1を示し、図2及び図3は、それを扁平状に畳んだ状態を示す。
図1乃至図3において、熱収縮性筒状ラベル1は、周方向に熱収縮する性質を有する筒状フィルム2と、前記筒状フィルム2の軸方向中途部においてその周方向に延設された横ミシン線3と、前記筒状フィルム2の軸方向一端からその反対端側に延設され、前記横ミシン線3にまで至らない縦ミシン線51と、を有する。なお、縦ミシン線51は、1本の縦ミシン線及び2本以上の縦ミシン線を含んだ概念である。
前記熱収縮性筒状ラベル1には、必要に応じて、熱収縮性筒状ラベル1の下方領域を容器に接着するため、筒状フィルム2の内面に部分的に設けられる感熱接着剤などからなる接着部や、熱収縮性筒状ラベル1の容器に対する滑り性を向上させるため、筒状フィルム2の内面に設けられる滑り層などが設けられていてもよい(いずれも図示せず)。
前記ポリエステル系フィルムとしては、芳香族ポリエステル系フィルム、脂肪族ポリエステル系フィルムなどが挙げられる。
芳香族ポリエステル系フィルムとしては、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を主成分とし且つジオール成分としてエチレングリコールを主成分としたポリエチレンテレフタレート系フィルムなどが挙げられ、脂肪族ポリエステル系フィルムとしては、ポリ乳酸を主成分とするポリ乳酸系フィルムなどが挙げられる。
前記積層フィルムは、ポリエステル系フィルムを2層以上積層した積層フィルム、又は、ポリエステル系フィルムの1層又は2層以上と他の層の1層又は2層以上とを積層した積層フィルムである。好ましくは、積層フィルムは、ポリエステル系フィルム/他の層/ポリエステル系フィルムの3層構造である。
前記他の層は特に限定されず、例えば、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂からから選ばれる1種単独、又は2種以上の混合物を含む樹脂フィルム;金属蒸着層;不織布などの断熱層などが挙げられる。
なお、前記積層フィルムは、全体として熱収縮性を有していていればよく、例えば、熱収縮性を有さないフィルムを含んでいてもよい。前記熱収縮性フィルムは、成膜後に少なくとも一軸延伸し、所要の温度で熱エージングすることにより得ることができる。
前記熱収縮性フィルムは、所要温度(例えば80℃〜100℃)で少なくとも一方向(主たる熱収縮方向)に熱収縮可能である。この熱収縮性フィルムの一方向が周方向となるように熱収縮性フィルムを筒状に形成することにより、周方向に熱収縮性を有する筒状フィルム2が構成されている。
前記熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば20〜120μmであり、好ましくは、30〜80μmである。
軸方向の引裂き強度が13N/mm未満の筒状フィルム2を用いると、後述する第2縦ミシン線に沿って生じた開裂線が、第2縦ミシン線の最も下側の貫通孔を通過して横ミシン線3にまで生じる結果、縦帯状部が横ミシン線3に至って途切れるおそれがある。他方、軸方向の引裂き強度が30N/mmを超える筒状フィルム2を用いると、後述する第1縦ミシン線又は第2縦ミシン線の途中で開裂線が周方向に逸れていくおそれがある。引裂き強度が13N/mm〜30N/mmの筒状フィルム2を用いることにより、開封時に、開裂線が途中で逸れることなく熱収縮性筒状ラベル1の上方領域を簡単且つ確実に除去できる。
ただし、前記引裂き強度は、JIS K 7128−1991(プラスチック及びシートの引裂試験方法)のA法(トラウザー法)に準じて測定できる。
前記横ミシン線3の形成位置は、軸方向中途部であれば特に限定されない。通常、キャップ付き容器を封緘する目的で用いられる熱収縮性筒状ラベル1は、胴部とキャップ部の境界部分又はその近傍部分に横ミシン線3が一致するように、容器に装着される。このため、前記横ミシン線3の形成位置は、容器の種類に応じて適宜設計される。なお、熱収縮性筒状ラベル1は、横ミシン線3を基準にして、上方領域と下方領域に区画されている。このうち、上方領域が開封時に除去される。
また、縦ミシン線51は、1本だけ形成されていてもよいし、周方向に所要間隔を開けて2本以上設けられていてもよい。なお、1本の縦ミシン線51は、厳密に1本だけ形成されている場合の他、2本隣接して形成されている場合を含む意味である。
好ましくは、図示例のように、縦ミシン線51は、周方向に所要間隔を開けて2本形成されている。2本の縦ミシン線を区別する必要がある場合には、1つの縦ミシン線を第1縦ミシン線51といい、もう1つの縦ミシン線を第2縦ミシン線52という。第1縦ミシン線51及び第2縦ミシン線52は、異なる平面視形状でもよいが、好ましくは、両線51,52は同じ形状である。つまり、第1及び第2縦ミシン線51,52の中間点を通り且つ軸方向と平行な仮想線Lを基準にして、第1縦ミシン線51と第2縦ミシン線52は、線対称の関係となっている(図1参照)。
第1縦ミシン線51と第2縦ミシン線52の間隔は、筒状フィルム2の周長の半分未満であり、好ましくは、筒状フィルム2の周長の0.1倍〜0.3倍である。具体的には、第1縦ミシン線51と第2縦ミシン線52の間隔は、筒状フィルム2の周長にもよるが、例えば、3mm〜20mmである。
縦ミシン線51の1つの貫通孔の軸方向における長さ51Tは、特に限定されないが、例えば、0.3mm〜3mmであり、好ましくは、0.5mm〜2mmである。縦ミシン線51の1つの非貫通部の軸方向における長さ51Yは、特に限定されないが、例えば、0.3mm〜2mmであり、好ましくは、0.5mm〜1.5mmである。
上記熱収縮性筒状ラベル1は、例えば、次のようにして製造できる。
従来公知の方法法で、筒状フィルムが連続的に繋がった扁平状の筒状フィルム長尺体を準備する。この扁平状の筒状フィルム長尺体は、例えば、長尺状の熱収縮性フィルムを筒状にしながらその両側端部を接着した後、それを扁平状に折り畳むことによって得られる。
図5において、この扁平状とされた筒状フィルム長尺体22の一方側から扁平体全体の厚み方向に貫通するように縦ミシン線51及び横ミシン線3を形成すると共に、その筒状フィルム長尺体22を分断予定線Cにて短手方向で分断することにより、1つの熱収縮性筒状ラベル1が得られる。図5の一点鎖線は、分断予定線を示す。
ミシン線の形成手段は、特に限定されず、針、刃、レーザー光線などが挙げられる。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、容器に外嵌した後、加熱することによってその容器に装着して使用される。
図6及び図7は、容器に熱収縮性筒状ラベル1が装着された筒状ラベル付き容器10を示す。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1を装着する容器9は、特に限定されず、目薬などの医薬品、栄養飲料などの飲料、化粧品、調味料、食品などが収納された容器などが挙げられる。好ましくは、図示したように、胴部91と前記胴部91に開閉可能に取り付けられたキャップ部92とを有する容器9に本発明の熱収縮性筒状ラベル1は装着される。
具体的には、キャップ部92の下端付近に横ミシン線3が位置するように、熱収縮性筒状ラベル1を容器9に外嵌する。その後、その熱収縮性筒状ラベル1の全体を所定温度(例えば、80℃〜100℃)に加熱すると、熱収縮性筒状ラベル1が周方向に収縮し、容器9の外面に密着する。なお、上方領域を容器9の天面よりも上方に出た状態で熱収縮性筒状ラベル1を外嵌した場合には、図7に示すように、熱収縮により、熱収縮性筒状ラベル1の上方領域の一部(この上方領域の一部には、摘み部4が含まれている)が、天面92a側に折れ曲がり、天面92aの周端部に係止される。
通常、ポリエステル系フィルムは、熱収縮方向(延伸方向)に裂けやすい性質を有しており、従来の熱収縮性筒状ラベルにあっては、一対の縦ミシン線の途中で開裂線が周方向に逸れていくことがあり、1度の引き出し動作にて熱収縮性筒状ラベルの上方領域を綺麗に除去し難い。
この点、本発明者らは、軸方向の引裂き強度が13N/mm〜30N/mmであるポリエステル系フィルムを用いると、1度の引き出し動作にて縦ミシン線51及び横ミシン線3に沿って開裂線が生じ、熱収縮性筒状ラベル1の一部分を摘み直すことなくその上方領域を除去できる熱収縮性筒状ラベルを構成できることを見出した。
また、上記熱収縮性筒状ラベル1は、横ミシン線3にまで至らない縦ミシン線51が2本形成されているので、左利きの使用者が開封する際には、右利きの使用者と同様に、摘み部4を摘み直すことなく1度の動作で上方領域を簡単且つ確実に切除できる。
具体的には、左利きの使用者は、右手で容器9を持ち、左手で摘み部4を摘み、それを外側下方に引き出すことによって熱収縮性筒状ラベル1を開封する。左利きの使用者は、自然に左下斜めに引き出す傾向があるので、図9に示すように、第2縦ミシン線52に沿って生じた開裂線A12が、第2縦ミシン線52の最も下側の貫通孔52aに至ると、そこから横ミシン線3に向かって左下斜めに生じる一方で、第1縦ミシン線51に沿って生じた開裂線A11が、第1縦ミシン線51の最も下側の貫通孔又はそれよりも上側の貫通孔に至ると、そこから周方向に生じ、横帯状部62が切り取られ、熱収縮性筒状ラベル1の上方領域を切除できる。
本発明の熱収縮性筒状ラベルは、上記第1実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に設計変更できる。
以下、その他の実施形態を説明するが、主として上記第1実施形態と異なる構成及び効果について説明し、上記第1実施形態と同様の構成などについては、用語又は符号をそのまま援用し、その構成の説明を省略する場合がある。
筒状フィルム2及び横ミシン線3の構成は上記第1実施形態と同様である。
縦ミシン線51は、一対形成され、その第1縦ミシン線51と第2縦ミシン線52の間隔は、上記第1実施形態で例示したものよりも大きいことが好ましく、例えば、15mm〜30mmである。
補助ミシン線71は、筒状フィルム2の軸方向と平行に延設されていてもよいし、軸方向に対して傾斜して延設されていてもよい。図示例では、補助ミシン線71は、筒状フィルム2の軸方向に対して平行に延設されている。また、補助ミシン線71は、平面視直線状に延設されていてもよいし、全体的又は部分的に平面視弧状に延設されていてもよい。好ましくは、補助ミシン線71は、平面視直線状に延設される。
また、補助ミシン線71は、1本だけ形成されていてもよいし、周方向に所要間隔を開けて2本以上設けられていてもよい。なお、1本の補助ミシン線71は、厳密に1本だけ形成されている場合の他、2本隣接して形成されている場合を含む意味である。
好ましくは、図示例のように、補助ミシン線71は、第1及び第2縦ミシン線51,52にそれぞれ対応して設けられている。以下、第1補助ミシン線71、第2補助ミシン線72という。
第1補助ミシン線71及び第2補助ミシン線72は、異なる平面視形状でもよいが、好ましくは、両線71,72は同じ形状である。
第1及び第2補助ミシン線71,72は、一対の縦ミシン線51の間の領域に形成されておらず、縦ミシン線51の外側にそれぞれ形成されている。第1補助ミシン線71と第1縦ミシン線51の間隔及び第2補助ミシン線72と第2縦ミシン線52の間隔は、それぞれ上記第1実施形態で例示した第1縦ミシン線51と第2縦ミシン線52の間隔と同様である。
好ましくは、第1補助ミシン線71及び第1縦ミシン線51と第2補助ミシン線72及び第2縦ミシン線52は、第1及び第2縦ミシン線51,52の中間点を通り且つ軸方向と平行な仮想線Lを基準にして、線対称の関係とされている(図10参照)。
なお、図示例では、筒状フィルム2の一端は直線状であるが、上記第1実施形態と同様に、第1補助ミシン線71と第1縦ミシン線51の間における筒状フィルム2の一端(上端)に、舌状の摘み部が延出されていてよく、また、第2補助ミシン線72と第2縦ミシン線52の間における筒状フィルム2の一端(上端)に、舌状の摘み部が延出されていてよい(摘み部は図示せず)。
本実施形態の筒状ラベル付き容器10を開封する際には、右利きの使用者が、左手で容器9を持ち、右手で第1補助ミシン線71と第1縦ミシン線51の間の上端部を摘み、外側下方に引き出し、さらに、周方向に引き出すことにより、上記第1実施形態と同様に、1度の動作で熱収縮性筒状ラベル1の上方領域を切除できる。
左利きの使用者の場合には、右手で第2補助ミシン線72と第2縦ミシン線52の間の上端部を摘み、同様に引き出すことにより、1度の動作で熱収縮性筒状ラベル1の上方領域を切除できる。
図13乃至図15において、第3実施形態の熱収縮性筒状ラベル1は、筒状フィルム2と、横ミシン線3と、縦ミシン線51と、を有し、前記縦ミシン線51が、筒状フィルム2の軸方向に対して傾斜して延設されている。
縦ミシン線51の傾斜角は、特に限定されず、例えば、図14に示すように、縦ミシン線51と軸方向と平行な仮想線Mとの成す角αが、5度〜45度であり、好ましくは、10度〜30度である。
本実施形態の熱収縮性筒状ラベル1も、上記第1実施形態と同様にして、容器9に熱収縮装着して使用され、1度の動作で熱収縮性筒状ラベル1の上方領域を切除できる。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡(株)製の商品名「SC820」)を用いた。この熱収縮性フィルムを、熱収縮方向を周方向にして筒状に形成することにより、周長約35mm、軸方向長さ54mmの筒状フィルムを形成した。この筒状フィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)の軸方向及び周方向の引裂き強度をそれぞれ、JIS K 7128−1991のA法に従って測定した。その結果を、表1に示す。
この筒状フィルムに、図1乃至図4に示すような、横ミシン線3並びに第1及び第2縦ミシン線51,52を形成することにより、実施例1の熱収縮性筒状ラベルを作製した。
なお、横ミシン線の貫通孔の長さ3Wは、0.7mmで、非貫通部の長さ3Zは、0.7mm、縦ミシン線の貫通孔の長さ51Tは、0.5mmで、非貫通部の長さ51Yは、0.5mmとした。また、第1及び第2縦ミシン線の間隔は、10mmとし、各縦ミシン線の下端と横ミシン線3との間の長さ51Sは、3mmとした(図4参照)。
得られた熱収縮性筒状ラベルを、周長約30mm、軸方向の長さ約51mmの点眼容器に熱収縮装着することにより、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製の商品名「LX23S」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリスチレンフィルム/ポリエチレンテレフタレートフィルムの3層構造の積層フィルム(グンゼ(株)製の商品名「HST」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム/ポリスチレンフィルム/ポリエチレンテレフタレートフィルムの3層構造の積層フィルム(グンゼ(株)製の商品名「HSTN」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリスチレンフィルム(三菱樹脂(株)製の商品名「27041S」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリスチレンフィルム(シーアイ化成(株)製の商品名「BS551S)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製の商品名「LX61S」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製の商品名「LX18S」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
熱収縮性フィルムとして、一方向に熱収縮性を有する厚み40μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製の商品名「S7042」)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、引裂き強度を測定し、筒状ラベル付き容器を作製した。
各実施例及び比較例の筒状ラベル付き容器のそれぞれについて、右利きの試験者が、第1及び第2縦ミシン線の間における熱収縮性筒状ラベルの上端部を摘み、それを下方に引き出した後、周方向に引き出し、下記の基準で評価した。その結果を、表1に示す。
○:摘み直すことなく、1度の動作で熱収縮性筒状ラベルの上方領域を除去できた。
△:1度の動作で上方領域を除去できたが、熱収縮性筒状ラベルの上端部を初めから下方斜めに引きださないように慎重に行わなければ1度の動作でその上方領域を除去できなかった。
×:第1縦ミシン線に沿って生じた開裂線が、横ミシン線にまで繋がらずに周方向に逸れた、又は、第2縦ミシン線の最も下側の貫通孔を通過して横ミシン線にまで生じた結果、縦帯状部が横ミシン線に至って途切れ、1度の動作で上方領域を除去できなかった。
一方、比較例1及び2の熱収縮性筒状ラベルは、第2縦ミシン線に沿って生じた開裂線がその最も下側の貫通孔を通過して横ミシン線にまで生じる結果、縦帯状部が横ミシン線に至って途切れてしまい、1度の動作で上方領域を除去できなかった。
また、比較例3乃至5の熱収縮性筒状ラベルは、第1縦ミシン線に沿って生じた開裂線が横ミシン線に繋がる前に周方向に逸れてしまい、1度の動作で上方領域を除去できなかった。
2 筒状フィルム
3 横ミシン線
51,52 縦ミシン線
71,72 補助ミシン線
9 容器
Claims (5)
- 周方向に熱収縮する性質を有するポリエステル系フィルムを含み、且つ軸方向の引裂き強度が13N/mm〜30N/mmである筒状フィルムと、
前記筒状フィルムの軸方向中途部においてその周方向に設けられた横ミシン線と、
前記筒状フィルムの軸方向一端からその反対端側に延設され、前記横ミシン線にまで至らない縦ミシン線と、
を有する熱収縮性筒状ラベル。 - 前記縦ミシン線が、筒状フィルムの周方向に間隔を開けて2本設けられている、請求項1に記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記筒状フィルムの軸方向一端からその反対端側に延設され、前記横ミシン線にまで至る補助ミシン線をさらに有する、請求項1または2に記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記縦ミシン線が、筒状フィルムの周方向に間隔を開けて2本設けられ、
前記補助ミシン線が、周方向に間隔を開けて2本設けられ、
前記2本の縦ミシン線の中間点を通り且つ軸方向と平行な仮想線を基準にして、一方の縦ミシン線及び補助ミシン線と、他方の縦ミシン線及び補助ミシン線とが、それぞれ線対称の位置に配置されている、請求項1または2に記載の熱収縮性筒状ラベル。 - 前記縦ミシン線が、筒状フィルムの軸方向に対して傾斜して延びている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱収縮性筒状ラベル。
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