JP2015003741A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省資源化を図ることが可能であり、かつ表示が美麗であり意匠性を高めることが可能な包装体を提供すること。【解決手段】 被包装物3と、被包装物3を覆う筒状フィルム2と、台材1と、筒状フィルム2と台材1とを接合する接合部4と、を備えた包装体A1であって、筒状フィルム2は、被包装物3が台材1から取り外される際に被包装物3を覆った状態で残存する残存予定部21と、周方向全周にわたって形成された分割切断予定線23と、分割切断予定線23を挟んで残存予定部21に対して区画され、かつ被包装物4が台材1から取り外される際に除去される除去予定部22と、除去予定部22を軸方向全長にわたって切断するために用いられる補助切断予定線24と、を有しており、筒状フィルム2は、除去予定部22の除去の開始発端となる開始端部24aを含んでおり、接合部4は、除去予定部22のみと台材1とを接合しており、かつ開始端部24aに隣接する位置に設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、台材に接合された筒状フィルムおよびこの筒状フィルムに覆われた被包装物を備える包装体に関する。
商品としての被包装物が包装された包装体は、被包装物を適切に保護するとともに、店頭などでの適切な陳列が意図されている。図20は、従来の包装体の一例を示している(たとえば、特許文献1参照)。同図に示された包装体Xは、たとえば厚紙などからなる台紙が用いられた台材91と、この台材91に接合部94によって接合された筒状フィルム92と、筒状フィルム92によって包装された被包装物93とを備えている。台材91には、吊り下げ用の孔(図示略)が形成されたり、購入者の興味を惹くロゴ(図示略)などが印刷されたりする。筒状フィルム92は、熱収縮性筒状フィルムであり、一般的に透明である。筒状フィルム92は、接着剤などからなる接合部94によって台材91に接合されている。本図においては、被包装物93は、直方体形状であり、筒状フィルム92は、被包装物93の図中上面および底面の一部を除き、被包装物93の全体を覆っている。
包装体Xの製造においては、まず、加熱前の筒状フィルム92が接合部94によって台材91に接合された包材が用意される。次いで、加熱前の筒状フィルム92に被包装物93が挿入される。そして、筒状フィルム92を加熱することにより、筒状フィルム92が熱収縮し、被包装物93に密着する。これにより、被包装物93は筒状フィルム92によって保護された状態で、台材91に保持され、包装体Xが完成する。筒状フィルム92には、2つの切断予定線92aが形成されている。切断予定線92aは、図中下端から上端まで延びており、一般的には所謂ミシン目によって構成されている。被包装物93を取り外す際には、2つの切断予定線92aに沿って、筒状フィルム92にスリットを形成する。そして、このスリットを摘み、筒状フィルム92をめくることにより、筒状フィルム92の全体を除去する。これにより、被包装物93は、台材91および筒状フィルム92から取り外される。
包装体Xから取り外された被包装物93には、購入者の他の所有物との区別をつけるための商品名や、使用に際して必要となる原材料あるいは使用方法などの情報が付されることが一般的である。このような情報は、被包装物93が使用される期間を通して購入者に提示される必要が有るため、台材91とともに除去される筒状フィルム92に付されることは不適切である。したがって、被包装物93は、通常前記情報が印刷されたシュリンクラベルなどが本体に装着された構成とされる。そうすると、包装体Xとしては、筒状フィルム92と、前記情報が印刷されたシュリンクラベルとの双方を備えることとなり、省資源化を十分に達成できないという問題があった。
また、前記シュリングラベルは、本体に装着される際に、すでに加熱により熱収縮しているものである。これに加えて、包装体Xを製造すべく筒状フィルム92を加熱するときに、被包装物93に装着されたシュリンクラベルが再加熱されることになる。このため、シュリンクラベルが過度に熱収縮してしまい、前記情報の表示が歪むこともあった。さらに、切断予定線92aに沿って切断する際には、筒状フィルム92のうち切断予定線92aの端部付近の部分を摘むなどの作業を要する。このとき、切断予定線92aは、筒状フィルム92を摘む作業が行いやすいよう、たとえば被包装物93の正面側など、台材91から離れた位置に設けることが好ましいが、この場合店頭などにおいて切断予定線92aが購入者の目に触れてしまい、意匠性を低下させるおそれがある。
実開平7−040530号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、省資源化を図ることが可能であり、かつ表示が美麗であり意匠性を高めることが可能な包装体を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される包装体は、被包装物と、前記被包装物を覆う筒状フィルムと、台材と、前記筒状フィルムと前記台材とを接合する接合部と、を備えた包装体であって、前記筒状フィルムは、前記被包装物が前記台材から取り外される際に前記被包装物を覆った状態で残存する残存予定部と、周方向全周にわたって形成された分割切断予定線と、前記分割切断予定線を挟んで前記残存予定部に対して区画され、かつ前記被包装物が前記台材から取り外される際に除去される除去予定部と、前記除去予定部を軸方向全長にわたって切断するために用いられる補助切断予定線と、を有しており、前記筒状フィルムは、前記除去予定部の除去の開始発端となる開始端部を含んでおり、前記接合部は、前記除去予定部のみと前記台材とを接合しており、かつ前記開始端部に隣接する位置に設けられていることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記開始端部は、前記補助切断予定線と隣接して設けられている。
前記開始端部は、前記補助切断予定線よりも切断容易に形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記台材は、上記開始端部に対して上記接合部とは反対側に突出する突出部を有する。
本発明によれば、前記台材から前記被包装物を取り外す際に、前記台材を把持することによって前記接合部に力を加えると、この力によって前記開始端部がめくられ、前記除去予定部の除去を開始することができる。このため、前記筒状フィルムの一部を摘む作業などが強いられることがない。また、前記補助切断予定線は、前記台材と向かい合う位置に設けられおり、前記包装体が陳列された状態においては、前記台材に隠れる格好となり購入者の目に触れずにすむ。したがって、前記包装体の意匠性を高めつつ、筒状フィルム2の切断をスムーズに行うことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第一実施形態に基づく包装体を示す斜視図である。 図1の包装体を示す斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1の包装体の製造に用いられる包材を示す正面図である。 図1の包装体の製造方法の一例を示す斜視図である。 図1の台材から被包装物を取り外す工程を示す斜視図である。 図1の台材から被包装物を取り外す工程を示す斜視図である。 図1の台材から被包装物を取り外す工程を示す斜視図である。 図1の包装体の変形例を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 図10の包装体の変形例を示す要部斜視図である。 図10の包装体の他の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の第三実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 本発明の第四実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 本発明の第五実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 図15の包装体の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の第六実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 図17の包装体の変形例を示す要部斜視図である。 本発明の第七実施形態に基づく包装体を示す要部斜視図である。 従来の包装体を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明の第一実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A1は、台材1、筒状フィルム2、被包装物3および接合部4を備えている。図1は、包装体A1を正面側の斜め上方から見た斜視図であり、図2は背面側の斜め上方から見た斜視図である。包装体A1は、図1において正面を向いている側を店頭における正面側と設定される。なお、理解の便宜上、図2においては台材1を想像線で示している。図3は、図1のIII−III線に沿う平面における断面図である。なお、図2における斜め左下方を向く矢印は、後述するように台材1をめくり始める方向を示している。
被包装物3は、包装体A1において保護され、購入者が使用する対象である商品であり、たとえば化粧品、食料品など、様々な種類の商品が被包装物3として採用されうる。本実施形態においては、被包装物3は、図中上下方向に長く延びる円柱形状とされているが、被包装物3の形状はこれに限定されない。また、被包装物93は、本体部31と蓋部32とを有している。本体部31は、被包装物93の軸方向下方に位置しており、たとえば内容物を収容する部分である。蓋部32は、被包装物93の軸方向上方に位置しており、本体部31に対してたとえば螺合することにより脱着可能とされている。
筒状フィルム2は、収縮性または伸縮性フィルムであり、シュリンクフィルムやストレッチフィルム等、熱収縮や弾性伸縮することにより、被包装物3を密着状態で包装する部材である。本実施形態においては、筒状フィルム2は、上下両端が開口し、熱収縮前において被包装物3が挿入可能な筒状体である。図1および図2においては、筒状フィルム2の軸方向が上下方向に一致しており、周方向が図中水平方向に平行となっている。筒状フィルム2は、被包装物3と同等の高さを有し、熱収縮により被包装物3の略全体に密着する。本実施形態においては、筒状フィルム2は、被包装物3の上端および下端に折れ込む高さとされている。ただし、筒状フィルム2は、被包装物3の端部を露出させる高さであってもよく、被包装物3が挿入可能であればその高さは特に限定されない。また、筒状フィルム2は、例えば上下両端の少なくとも一方が開口しているものであればよい。
筒状フィルム2を構成する樹脂フィルムの具体例としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系、ポリスチレン系(PS)、ならびにポリ乳酸(PLA)、ポリアミド、およびエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、ポリ塩化ビニル等のビニル系の樹脂からなるフィルムが挙げられる。また、これらの樹脂を2種以上混合した樹脂混合物を含むフィルムを用いることもできるし、2種以上のフィルムを積層した積層フィルムを用いることもできる。これらのうち、熱収縮性であるシュリンクフィルムにおいては、適切な収縮応力と高い透明性を有することから、ポリエステル系、ポリオレフィン系、およびポリスチレン系のフィルムが好ましく、ポリエステル系フィルムが特に好ましい。また、主として周方向に収縮する一軸延伸フィルムを使用できるが、軸方向にも収縮する二軸延伸フィルムであってもよい。一方、弾性伸縮性を有するストレッチフィルムにおいては、高い伸縮性と透明性を有することから、ポリオレフィン系およびビニル系のフィルムが好ましい。
筒状フィルム2の厚みとしては、特に限定されないが、シュリンクフィルムの場合、8〜100μmであることが好ましく、より好ましくは10〜80μm、特に好ましくは15〜60μmである。筒状フィルム2がストレッチフィルムの場合、その厚みは、10〜150μmであることが好ましく、より好ましくは15〜120μm、特に好ましくは20〜100μmである。また、筒状フィルム2としては、着色された樹脂筒状フィルム、あるいは商品名やデザイン等を表示するための印刷層が形成された樹脂フィルムを用いることができる。
本実施形態においては、筒状フィルム2は、熱収縮性一軸延伸フィルムであり、残存予定部21、除去予定部22、分割切断予定線23、補助切断予定線24、開始端部24a、端縁25およびセンターシール部26を有している。
残存予定部21は、被包装物3が台材1から取り外される際に、被包装物3を覆った状態で残存する部分である。本実施形態においては、残存予定部21は、被包装物3の本体部31のほとんどを覆っている一方、蓋部32は覆っていない。除去予定部22は、被包装物3が台材1から取り外される際に、被包装物93から除去される部分である。本実施形態においては、除去予定部22は、蓋部32のほとんどを覆っている一方、本体部31はほとんど覆っていない。
分割切断予定線23は、筒状フィルム2の一部が局所的に切断が容易とされた部分であり、残存予定部21と除去予定部22とを区画している。また、分割切断予定線23は、被包装物3の周方向全周にわたって設けられている。残存予定部21と除去予定部22とは、分割切断予定線23に沿った分割切断によって互いに分割される。本実施形態においては、所謂ミシン目によって構成されている。なお、ミシン目は、分割切断予定線23として形成および切断の容易さにおいて好適であるが、分割切断予定線23の構成はこれに限定されず、他の部分よりも切断が容易とされた構成であればよい。また、たとえば軸方向に互いに離間する複数本の分割切断予定線23を備える構成であってもよい。本実施形態においては、分割切断予定線23は、被包装物3の本体部31と蓋部32との境界と略一致し、あるいはこの境界に対して略平行に沿っている。
端縁25は、筒状フィルム2の図中上方に位置する端縁である。端縁25は、そのすべてが除去予定部22に含まれている。除去予定部22が端縁25を含むことにより、除去予定部22は、筒状フィルム2の内方においてその他の部分に囲まれた部位ではなく、筒状フィルム92のいずれかの端部を構成する部位とされている。たとえば、本実施形態においては、除去予定部22は、筒状フィルム2の上端部を構成する部位であるといえる。
補助切断予定線24は、局所的に切断が容易とされた部分であり、除去予定部22を図1および図2の上下方向(軸方向)に縦断している。また、補助切断予定線24は、周方向において、台材1に略向かい合う位置に設けられている。開始端部24aは、後述する除去予定部22の除去の開始発端となる部位であり、図2に示すように補助切断予定線24の上端に隣接して設けられている。なお、本発明において開始端部24aが補助切断予定線24に隣接しているとは、後述する筒状フィルム2の開封において、開始端部24aから補助切断予定線24へと切断が適切に移行可能な関係にあるものをいう。開始端部24aは、補助切断予定線24よりも切断容易に形成されている。本実施形態においては、開始端部24aは、その全長にわたって完全に切断された切断線によって構成されている。より具体的には、開始端部24aは、被包装物3の蓋部32上面に位置する端縁25に到達しており、蓋部32の角部を超えて下方に延びている。開始端部24aの長さは特に限定されないが、たとえば2〜5mm程度である。補助切断予定線24は、ミシン目によって構成されている。このような構成により、筒状フィルム2のうち補助切断予定線24および開始端部24aが形成された部分に外力が作用すると、切断線によって形成された開始端部24aから開封が開始しやすい。これは、開始端部24aが切断容易に形成されている構成の一例である。すなわち、切断線によって構成された開始端部24aは、外力が作用する以前に切断された状態であるが、本発明においては、これは切断が容易である態様に含まれる。補助切断予定線24および開始端部24aは、筒状フィルム2の開封を行うきっかけを作るために設けられており、補助切断予定線24および分割切断予定線23に沿った切断を行うことで、除去予定部22を除去し、被包装物3を取り出すことができる。
センターシール部26は、筒状フィルム2を筒状に維持するための部位であり、たとえば、樹脂フィルム材料の両端を、有機溶剤を用いて接合して形成されている。本実施形態においては、センターシール部26は、筒状フィルム2を図1および図2の上下方向に縦断している。また、筒状フィルム2は、主延伸方向が周方向となるように形成される。本実施形態においては、センターシール部26は、後述する接合部4を挟んで補助切断予定線24とは反対側位置しており、台材1と略向かい合っている。しかし、センターシール部26は、筒状フィルム2の所望の位置に設けることが可能であり、接合部4から離間した位置や、台材1とは反対側の位置など、様々な位置に設定しうる。
接合部4は、筒状フィルム2と台材1とを接合しており、特に筒状フィルム2の除去予定部22のみと台材1とを接合している。本実施形態においては、接合部4は、長矩形状とされている。また、接合部4は、上下方向(軸方向)に長く延びており、除去予定部22の上下方向略全長にわたって形成されている。接合部4は、補助切断予定線24に隣接した位置に設けられており、開始端部24aに隣接しているといえる。なお、本発明において、接合部4を開始端部24aに隣接する位置に設けることは、後述する除去予定部22の除去を本発明の意図に沿って適切に行いうる位置を意味するものである。たとえば、接合部4が開始端部24aと接する配置であってもよい。あるいは、図2に示した構成よりも接合部4が開始端部24aから離間した配置であっても、開始端部24aが除去予定部22の除去の開始発端となりうる位置であればよい。また、後述するように、接合部4の個数や形状は特に限定されない。接合部4は、例えば、台材1に接着剤を塗布する、或いは両面粘着テープ等を貼着することで形成される。以下において、接合部4は、接着剤の塗布により形成されるものとして説明する。
接合部4を形成する接着剤は、筒状フィルム2との接着強度が強く、被包装物3の荷重に耐えて、流通過程や陳列過程における長時間の接着状態を維持できる接着剤であれば種々の接着剤(粘着剤を含む)を使用することができる。接着剤の例示としては、エラストマー系接着剤、熱可塑性樹脂系接着剤、およびホットメルト接着剤等の感圧性接着剤や感熱性接着剤等が挙げられ、特に加熱塗工して筒状フィルム2を張り合わせた後、常温に冷却されたときに強い接着強度を発現するホットメルト接着剤が好適であり、中でも湿気反応型ホットメルト接着剤がより好適である。なお、接着強度は、接着剤の種類だけでなく、接着剤の塗布面積や各種添加物等によっても調整することができ、被支持物の重量等に応じて適宜調整できる。
台材1は、筒状フィルム2を介して被包装物3を保持するものである。台材1としては、一般的な、所謂ノンコート紙と呼ばれる厚紙、普通紙、合成紙等からなる台紙の他に、表面に樹脂層が設けられた所謂コート紙、あるいは合成樹脂シートなどを採用しうる。これらは単層シート、およびこれらの2以上のシートが積層接着された積層シートなどの各種シート材を用いることができる。本実施形態においては、台材1として厚紙からなる台紙を用いる場合を例として説明する。なお、図1においては、被包装物3が前方にあり、台材1が後方に配置されている。図2においては、台材1が前方にあり、被包装物3が後方に配置されているものの、理解の便宜上、台材1のみを想像線で示している。
台材1は、上述した通り、長矩形状の接合部4によって筒状フィルム2の除去予定部22に接合されている。台材1は、1つのみの接合部4によって被包装物3を覆う筒状フィルム2に接合されているため、図3によく表れているように、平板状の形状を維持している。本実施形態においては、台材1の上下方向寸法は、被包装物3の上下方向寸法よりも小とされている。台材1の上方部分は、被包装物3の上端から明らかに突出している。一方、台材1の下端は、分割切断予定線23の若干下方に位置している。台材1の水平方向寸法は、被包装物3よりも大であり、台材1の両端部分が被包装物3から突出している。
台材1は、保持部11および突出部12を有している。保持部11は、接合部4を介して筒状フィルム2に覆われた被包装物3を保持する部位である。保持部11は、接合部4によって筒状フィルム2に接合された部位、およびこの接合された部位とともに被包装物3の保持に寄与する部位であり、本実施形態においては、便宜上、包装体A1を正面から見た場合に被包装物3と重なる部位を保持部11と称する。
突出部12は、筒状フィルム2の開始端部24aを挟んで、接合部4とは反対側に突出する部位であり、本実施形態においては、台材1のうち図2における右上角部を含む右斜め上方部分を指す。突出部12は、後述する除去予定部22の除去において、開始端部24aを開始発端とした筒状フィルム2の切断を開始する際に、摘まむなどして力を作用させるために用いられる。なお、台材1には、たとえば包装体A1を吊り下げるための吊り下げ孔(図示略)や購入者の注意を惹くロゴ(図示略)などが設けられる。
次に、包装体A1の製造について、図4および図5を参照しつつ、以下に説明する。
図4は、包装体A1の製造に用いられる包材の一例を示している。この包材B1は、台材1、加熱前の筒状フィルム2および接合部4を有している。なお、本図においては、筒状フィルム2が図中前方にあり、台材1が図中後方にある。
台材1は、上述した様々な材質を採用しうるものであり、本実施形態においては、厚紙からなる。台材1は、矩形状である。
加熱前の筒状フィルム2は、折り畳まれた筒状であり、略矩形状とされている。この筒状フィルム2は、分割切断予定線23、補助切断予定線24、端縁25およびセンターシール部26を有している。また、この筒状フィルム2においては、周方向全周にわたって形成された分割切断予定線23によって互いに区画された部位が残存予定部21および除去予定部22とされている。そして、除去予定部22が接合部4によって台材1に接合されている。なお、包材B1においては、筒状フィルム2が折り畳まれていることは、取り扱いが容易であるなどの利点があるが、筒状フィルム2は必ずしも折り畳まれている必要はない。
包材B1を用いた包装体A1の製造においては、図5に示すように、加熱前の筒状フィルム2を拡開する。この際、筒状フィルム2は、被包装物3をスムーズに収容可能な容積の内部空間を有することが好ましい。次いで、本体部31と蓋部32とが結合された被包装物3を筒状フィルム2の内部空間に挿入する。被包装物3は、本体部31および蓋部32が直接外部に露出した構成でよく、別の筒状フィルムなどによって覆うことは必須ではない。
この後は、たとえば所定温度に設定されたスチームトンネル設備や熱風トンネル設備等を用いて筒状フィルム2を熱収縮させることにより、筒状フィルム2を被包装物3に密着させる。以上の工程を経ることにより、包装体A1が得られる。
次に、包装体A1から被包装物3を取り外す工程を、図2および図6〜図8を参照しつつ、以下に説明する。
まず、図2において、台材1の突出部12を把持し、台材1を右斜め上方から左斜め下方へと、図中の矢印の方向に沿ってめくっている。このめくる作業によって、台材1から接合部4を介して筒状フィルム2へと力が伝わる。筒状フィルム2には、上述した通り、接合部4に隣接する位置に開始端部24aが設けられている。開始端部24aは、接合部4と突出部12との間に位置している。このため、図6に示すように、除去予定部22のうち開始端部24aに隣接する部分が、接合部4に伝えられた力によってめくられることとなる。
開始端部24aは、切断線からなるため、台材1の突出部12が持ち上げられると瞬時にめくられる。そして、開始端部24aのめくりに引き続き、補助切断予定線24に沿って、除去予定部22の切断が進行する。次いで、分割切断予定線23のうち補助切断予定線24の下端に隣接する部分から、分割切断予定線23に沿った切断が進行する。
次いで、図7に示すように、台材1の突出部12を把持した状態で、さらに台材1を周方向にめくっていく。これにより、分割切断予定線23に沿った切断が進行し、除去予定部22が台材1とともに周方向にめくられる格好となる。そして、周方向に沿って台材1をさらにめくり続けると、分割切断予定線23に沿った切断が完了し、周方向全周にわたって筒状フィルム2が分割切断される。これにより、図8に示すように除去予定部22が残存予定部21から完全に離脱する。この結果、接合部4によって接合された台材1とともに除去予定部22が被包装物3から取り除かれ、残存予定部21に覆われた被包装物3が取り外される。
このように、残存予定部21は、台材1から離脱し、被包装物3に残存する。このため、筒状フィルム2のうち残存予定部21には、被包装物3を購入者の他の所有物と区別するための商品名や、使用に際して必要となる原材料あるいは使用方法などの情報(図示略)が印刷されていることが好ましい。一方、台材1は、被包装物3の使用状態においてはすでに除去されているものの、包装体A1が店頭におかれた際には、購入者の目にとまりやすい。このため、購入者の購入意欲を促すロゴや模様(いずれも図示略)などを台材1に印刷しておいてもよい。
次に、包装体A1の作用について説明する。
本実施形態によれば、台材1から被包装物3を取り外す際に、台材1を把持することによって接合部4に力を加えると、この力によって開始端部24aがめくられ、除去予定部22の除去を開始することができる。このため、筒状フィルム2の一部を摘む作業などが強いられることがない。また、補助切断予定線24は、台材1と向かい合う位置に設けられおり、包装体A1が陳列された状態においては、台材1に隠れる格好となり購入者の目に触れずにすむ。したがって、包装体A1の意匠性を高めつつ、筒状フィルム2の切断をスムーズに行うことができる。
また、分割切断予定線23に沿った切断が行われることにより、筒状フィルム2は、残存予定部21と除去予定部22とに分断される。そして、除去予定部22が接合部4によって台材1に接合されているため、被包装物3から除去予定部22と台材1とが一括して取り除かれる。一方、残存予定部21は、台材1とは完全に離脱し、被包装物3を覆った状態で残存する。このため、店頭に陳列された状態においては、被包装物3全体を筒状フィルム2によって保護することが可能であり、被包装物3が包装体A1から取り外された後は、残存予定部21によって被包装物3の商品名や原材料あるいは使用方法などの情報を提示することが可能である。したがって、包装体A1および包材B1によれば、筒状フィルム2とは別体の筒状フィルムを用いることなくこれらの保護機能や表示機能を実現し、ひいてはさらなる省資源化を図ることができる。また、残存予定部21は、複数回の加熱処理が施される必要がない。これにより、残存予定部21に印刷された情報などの表示を美麗に保つことができる。
開始端部24aを切断線によって構成することにより、開始端部24aは、補助切断予定線24と比べて顕著に切断容易となっている。これにより、接合部4に力が加えられると、開始端部24aがただちにめくられることとなり、除去予定部22の除去をよりスムーズに開始することができる。また、接合部4に加えられた力によって除去予定部22が意図しない方向あるいは形状に破られてしまうことを防止することができる。
突出部12を設けることにより、購入者は、台材1のうち開始端部24aをめくるのに合理的な部位を容易に把持することができる。これにより、除去予定部22の除去をよりスムーズに行うことができる。
図9〜図19は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図9は、包装体A1の変形例を示している。本変形例においては、まず、2つの接合部
4が設けられている。これらの接合部4は、上述した例の包装体A1における接合部4よりもそれぞれが小サイズであり、互いに上下方向に隣接して設けられている。このように、接合部4の個数は限定されず、開始端部24aに隣接した接合部4を備える構成であればよい。すなわち、開始端部24aに隣接した接合部4に加えて、たとえば台材1と筒状フィルム2とをより安定して接合することを目的として、開始端部24aから比較的離間した位置に接合部4をさらに設けてもよい。
また、本変形例においては、開始端部24aがミシン目によって構成されている。上述した例のように、切断線によって構成された開始端部24aは、除去の開始発端となるのに好適であるが、開始端部24aと接合部4との距離を近づけるあるいは互いに接しさせるなどの構成によって、ミシン目からなる開始端部24aであっても、除去の開始発端として適切な機能を果たしうる。なお、開始端部24aの他の例として、補助切断予定線24とは、ミシン目の構成を異ならせてもよい。この場合、開始端部24aにおいては、ミシン目を構成する複数の切れ目の各々の長さが比較的長いものとされている、あるいは切れ目どうしの間隔(いわゆるミシン目のピッチ)が比較的小である、などの具体的態様により、開始端部24aを相対的に切断容易とすることができる。
また、本変形例においては、台材1の上下方向寸法が被包装物3よりも大とされている。具体的には、台材1の上端は、被包装物3から明らかに突出しており、台材1の下端は被包装物3の下端近傍に位置している。このように、台材1は、開始端部24aからの開封を実現可能であれば、その大きさや形状は特に限定されない。
なお、本変形例における複数の接合部4を備える構成や、ミシン目からなる開始端部24a、あるいはサイズが異る台材1は、以降に説明する各実施形態に適宜採用できる。
図10は、本発明の第二実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A2は、開始端部24aおよび接合部4の位置が上述した実施形態と異なっており、これに伴って、台材1における突出部12の位置が異なっている。
本実施形態においては、開始端部24aは、補助切断予定線24の下端寄りに設けられている。接合部4は、上述した実施形態よりも、上下方向が比較的小とされており、開始端部24aに対して図中左方に隣接した位置に設けられている。これらの開始端部24aおよび接合部4の配置に伴って、突出部12は、台材1の図中右下角部を含む右斜め下方部分とされている。このような実施形態においては、台材1の突出部12を把持して、図中斜め左上方へと台材1をめくっていくことにより、除去予定部22の除去を開始することができる。
図11は、包装体A2の変形例を示している。本変形例においては、開始端部24aは、筒状フィルム2に形成された孔によって形成されている。この孔は、上下方向中央が膨らみ、上下端に向かって縮小する形状となっている。このような孔の形成については、線ではなく孔として認識される程度の形状を意図的に形成したものであってもよいし、加熱前の筒状フィルム2に形成した切断線が筒状フィルム2の収縮によって孔に変形したものであってもよい。
図12は、包装体A2の他の変形例を示している。本変形例においては、開始端部24aは、略三角形状の孔によって形成されている。より具体的には、この孔は、略直角三角形状であり、開始端部24aは、その斜辺に該当する。このような孔は、三角形状を意図的に形成されたものでもよいし、加熱前の筒状フィルム2に上下方向に延びる切断線とこの切断線から図中左方に延びる切断線を形成し、これらの切断線が筒状フィルム2の収縮によって孔に変形したものであってもよい。
図13は、本発明の第三実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A3は、主に補助切断予定線24の形状が上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、補助切断予定線24は、右斜め上方から左斜め下方に向かって形成されている。また、筒状フィルム2には、端縁25から部分的に凹んだ部位が形成されており、この凹部が開始端部24aとされている。接合部4は、補助切断予定線24に近い位置に設けられているが、上述した実施形態よりも開始端部24aから相対的に離間した位置に設けられている。ただし、本実施形態において台材1の右斜め上方部分を突出部12として台材1をめくると、接合部4に伝えられた力によって、開始端部24aから開封が開始される。この点において、本実施形態の接合部4は、依然として開始端部24aに隣接した位置に設けられているといえ、開始端部24aは、補助切断予定線24よりも切断が容易に形成されているといえる。
図14は、本発明の第四実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A4においては、筒状フィルム2に延出部28が形成されている。延出部28は、除去予定部22の一部であり、被包装物3の蓋部32の側面に沿った方向に、蓋部32の上端面から延出している。このような延出部28は、加熱前の筒状フィルム2のうち端縁25となる部位に、端縁25に対して直角な2つの切断線を互いに平行に設けておくことにより、形成することができる。補助切断予定線24は、延出部28の根元右側部分から上下方向に延びる部分と、この上下方向に延びる部分の下端から左斜め下方に延びて分割切断予定線23に到達する部分とを有している。開始端部24aは、たとえば切断線によって構成されており、端縁25から下方に延びている。即ち、延出部28の一方の側端は開始端部24aの切断線によって形成されたものである。このとき、延出部28が良好に起立し、開封時の最初の破断がより容易になされるために、図示されたように切断線である開始端部24aによって延出部28の他方の側端も形成されることが好ましい。開始端部24aの長さは、上下方向において接合部4の上端側一部と重なる程度とされている。このような実施形態によっても、突出部12を把持して台材1をめくると、開始端部24aを開始発端とした除去予定部22の除去をスムーズに行うことができる。
図15は、本発明の第五実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A5においては、包装体A4と同様の延出部28が筒状フィルム2に設けられている。そして、延出部28の根元両側から2本の補助切断予定線24が延びている。図中右方の補助切断予定線24は、除去予定部22を縦断して分割切断予定線23に到達している。一方、図中左方の補助切断予定線24は、除去予定部22の中央付近部分までの長さとされている。そして、この2本の補助切断予定線24の上端に続く部位には、上述の包装体A4と同様に開始端部24aがそれぞれ設けられている。接合部4は、2本の補助切断予定線24の間に設けられており、上下方向に長く延びる長矩形状である。このような実施形態においては、突出部12把持して台材1をめくると、開始端部24aからの開封が開始するとともに、2本の補助切断予定線24に沿った切断が進行する。そして、図中左方の補助切断予定線24に沿った切断が完了すると、図中右方の補助切断予定線24に沿った切断がさらに進行し、その後に分割切断予定線23に沿った切断に移行する。したがって、除去予定部22をスムーズに除去することができる。
図16は、包装体A5の変形例を示している。本変形例においては、図中左方の補助切断予定線24が、上下方向に延びる部分に加えて、この上下方向に延びる部分の下端から図中左方に延びる部分を有している。このような変形例によれば、図中左方の補助切断予定線24に沿った切断が上下方向から左右方向に移行することによって、図中右方の補助切断予定線24に沿った切断から分割切断予定線23に沿った切断へとスムーズに導くことができる。
図17は、本発明の第六実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体A6においては、比較的小サイズの矩形状の接合部4が除去予定部22の上下方向略中央に配置されている。そして、この接合部4の右側部分を囲むように、コの字状の開始端部24aが設けられている。開始端部24aは、上下方向において接合部4よりも大であり、左右方向において接合部4の右半分程度と重なっている。開始端部24aは、たとえば切断線によって形成されている。また、2本の補助切断予定線24が、開始端部24aの両端から図中左斜め上方と図中左斜め下方とに延びている。左斜め上方に延びる補助切断予定線24は、端縁25に到達している。左斜め下方に延びる補助切断予定線24は、分割切断予定線23に到達している。本実施形態においては、台材1の突出部12は、接合部4および開始端部24aに対して図中右方に位置する部分となる。突出部12を把持して台材1をめくると、接合部4を介して開始端部24aが即座に持ち上げられる。次いで、
2本の補助切断予定線24に沿って、左斜め上方と左斜め下方に向かう切断が並行して進行する。このような実施形態によっても、除去予定部22をスムーズに除去することができる。
図18は、包装体A6の変形例を示している。本変形例においては、接合部4および開始端部24aが上述した例よりも下方に配置されている。具体的には、開始端部24aの下辺が、分割切断予定線23に接している。また、切断部4は、分割切断予定線23の直上に位置している。補助切断予定線24は、開始端部24aの上端から図中左斜め上方へと延びており、端縁25に到達している。本変形例においては、突出部12は、台材1のうち右下角部を含む右斜め下方部分とされている。
図19は、本発明の第七実施形態を示している。本実施形態の包装体A7においては、図中左右方向(周方向)に離間した2つの接合部4が設けられている。このような2つの接合部4によって台材1が筒状フィルム2を介して円柱状の被包装物3に接合されることにより、台材1が被包装物3に沿って湾曲した形状となっている。本実施形態から理解される通り、台材1の形状は、平板状や湾曲状など様々に設定できる。いずれの形状の台材1であっても、除去予定部22をスムーズに除去することができる。
また、本実施形態においては、分割切断予定線23に、切断線部23aが形成されている。切断線部23aは、切断線によって構成されており、分割切断予定線23のうち補助切断予定線24の下端から図中左方に向かってたとえば2〜5mm程度の領域に設けられている。切断線部23aを設けることにより、補助切断予定線24の切断から分割切断予定線23に沿った切断にスムーズに移行させる効果が期待できる。
本発明に係る包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
例えば、上述した実施形態では、開始端部24aは、除去予定部を上下方向(軸方向)に縦断している補助切断予定線24に隣接してその上端または下端に設けられているが、上端および下端の双方に2つの開始端部24aが設けられていてもよい。このようにすれば、台材1において上方を突出部12として把持しようが、下方を同様に把持しようが容易に開封を行うことが可能となり、一形態で消費者の好みによって異なる複数の開封動作に対応することができる。
台材1は、不透明なものに限定されず半透明あるいは透明であってもよい。また、台材1の透明、不透明に関わらず、台材1は被包装物3の正面側に位置してもよいし、背面側あるいは側方に位置してもよい。
A1〜A7 包装体
B1 包材
1 台材
11 保持部
12 突出部
2 筒状フィルム
21 残存予定部
22 除去予定部
23 分割切断予定線
23a 切断線部
24 補助切断予定線
24a 開始端部
25 端縁
26 センターシール部
28 延出部
3 被包装物
31 本体部
32 蓋部
4 接合部

Claims (4)

  1. 被包装物と、
    前記被包装物を覆う筒状フィルムと、
    台材と、
    前記筒状フィルムと前記台材とを接合する接合部と、を備えた包装体であって、
    前記筒状フィルムは、前記被包装物が前記台材から取り外される際に前記被包装物を覆った状態で残存する残存予定部と、周方向全周にわたって形成された分割切断予定線と、前記分割切断予定線を挟んで前記残存予定部に対して区画され、かつ前記被包装物が前記台材から取り外される際に除去される除去予定部と、前記除去予定部を軸方向全長にわたって切断するために用いられる補助切断予定線と、を有しており、
    前記筒状フィルムは、前記除去予定部の除去の開始発端となる開始端部を含んでおり、
    前記接合部は、前記除去予定部のみと前記台材とを接合しており、かつ前記開始端部に隣接する位置に設けられていることを特徴とする、包装体。
  2. 前記開始端部は、前記補助切断予定線と隣接して設けられている、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記開始端部は、前記補助切断予定線よりも切断容易に形成されている、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 上記台材は、上記開始端部に対して上記接合部とは反対側に突出する突出部を有する、請求項1または2に記載の包装体。
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