JP2017124854A - 台紙付き包装体 - Google Patents

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久貴 山本
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勝彦 西川
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【課題】 その目的とするところは収縮したシュリンクフィルムで包装された物品を台紙から剥がしても台紙の紙剥けや台紙のインキ剥がれが発生することがなく、また、台紙の吸湿によるカール発生を防止できる台紙付き包装体を提供することにある。【解決手段】 台紙と、被包装物が収縮したシュリンクフィルムで包装された物品と、接着剤層と、を備え、前記台紙の表面に前記物品が接着剤層を介して接合された台紙付き包装体であって、前記台紙が透明な合成樹脂シートからなり、前記合成樹脂シートの前記接着剤層の側と反対側の裏面に第一印刷層と第二印刷層と第三印刷層を備えており、前記第一印刷層が前記台紙の表面から読み取り可能であり、前記第三印刷層が前記台紙の裏面から読み取り可能であることを特徴とする台紙付き包装体である。【選択図】 図2

Description

本発明は、台紙付き包装体に関する。詳しくは、台紙に表示された情報等を台紙の表裏両面から読み取ることができ、店頭展示に適すると共に、台紙付き包装体から物品を剥がし、物品が剥がされた台紙は再利用が可能な台紙付き包装体に関する。
店頭展示に適した包装形態として、ブリスター包装が広く知られている。ブリスター包装は、被包装物の形状に合わせて成形されたシート成形品と物品に関する情報や消費者への訴求効果を得るためのデザイン等が印刷された台紙とからなり、シート成形品に物品を収納して開口部を台紙で覆いシート成形品と台紙を接合する包装形態である。しかし、近年、環境問題の高まりから、廃棄に際し、嵩張るブリスター包装に代わり、廃棄物の減容化が図れるシュリンク包装が注目され、採用され始めている。
シュリンク包装された台紙付き包装体としては、台紙の一部に舌状片を切り抜き形成し、台紙の下端縁部に連接して、舌状片のほぼ中心を通る線上に折り返し片を形成し、舌状片に環状の熱収縮フィルムを差込んだ後、この環状の熱収縮フィルム内に折り返し片を折曲しながら所望の商品を環状の熱収縮フィルムの下側から入れ、折り返し片を熱収縮フィルム上に重ね、環状の熱収縮フィルムを加熱し、収縮させて、台紙上に商品を保持する包装形態が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示された台紙付きシュリンクは、台紙に紙が用いられているために、耐水性がなく、台紙が吸湿すると台紙のカール等が発生し、見栄えが著しく低下したり、また、商品を台紙から剥がすと台紙の紙剥けや台紙に情報等の印刷が施されている場合には台紙のインキ剥がれが発生することがあり、台紙の情報が読み取れないことがあり、例えば説明書等として保管したいときも、シュリンクフィルムと共に台紙も廃棄されるという問題がある。
特開平10−316164号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは収縮したシュリンクフィルムで包装された物品を台紙から剥がしても台紙の紙剥けや台紙のインキ剥がれが発生することがなく、また、台紙の吸湿によるカール発生を防止できる台紙付き包装体を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、台紙と、被包装物が収縮したシュリンクフィルムで包装された物品と、接着剤層と、を備え、前記台紙の表面に前記物品が接着剤層を介して接合された台紙付き包装体であって、前記台紙が透明な合成樹脂シートからなり、前記合成樹脂シートの前記接着剤層の側と反対側の裏面に第一印刷層と第二印刷層と第三印刷層を備えており、前記第一印刷層が前記台紙の表面から読み取り可能であり、前記第三印刷層が前記台紙の裏面から読み取り可能であることを特徴とする台紙付き包装体である。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の台紙付き包装体において、前記台紙の上部に吊り下げ孔を備えることを特徴とするものである。
本発明の台紙付き包装体は、台紙が透明な合成樹脂シートからなり、被包装物が収縮したシュリンクフィルムで包装された物品と接合される側と反対側に第一印刷層と第二印刷層と第三印刷層を備える構成とすることにより、収縮したシュリンクフィルムで包装された物品を台紙から剥がしても台紙の紙剥けや台紙のインキ剥がれが発生することがないので台紙を例えば使用説明書や効能書き書として再利用が可能となり保管にも適したものとなる。また、台紙の吸湿が抑制できカール発生防止ができる。
本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す正面図である。 図1のX−X線断面図である。 本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す正面図である。 本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す背面図である。 本発明に係る台紙付き包装体の製造方法の第一実施形態を示す説明図である。 本発明に係る台紙付き包装体の製造方法の第二実施形態を示す説明図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す正面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す正面図、図4は本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す背面図、図5は本発明に係る台紙付き包装体の製造方法の第一実施形態を示す説明図、図6は本発明に係る台紙付き包装体の製造方法の第二実施形態を示す説明図であり、図中の1は台紙付き包装体、2はシュリンクフィルム付き台紙、10は台紙、11は透明な合成樹脂シート、12は第一印刷層、12a、12bは第一表示部、13は第二印刷層、14は第三印刷層、14a、14bは第三表示部、15は吊り下げ孔、20は接着剤層、30は物品、31は収縮したシュリンクフィルム、32は被包装物、33はシュリンクフィルム、34はミシン目、35は開封部をそれぞれ示す。
図1は本発明に係る台紙付き包装体の一実施形態を示す正面図、図2は図1のX−X線断面図であって、図1、図2に示すように本発明の台紙付き包装体1は、台紙10と、被包装物32が収縮したシュリンクフィルム31で包装された物品30と、接着剤層20と、を備え、台紙10の表面に物品30が載置され、収縮したシュリンクフィルム31と台紙10が接着剤層20を介して接合されており、物品30が台紙10に固定されている。本発明では、収縮させる前の状態のフィルムを単にシュリンクフィルムと呼び、収縮させた後の状態のフィルムを収縮したシュリンクフィルムと呼ぶこととする。
図2の円内に台紙10の積層構成例を示す拡大断面図を示す。台紙10は、透明な合成樹脂シート11からなり、表面に接着剤層20と接着剤層20を介して接合された物品30を備えており、接着剤層20の側と反対側の裏面に第一印刷層12と第二印刷層13と第三印刷層14を備え、この順に積層されている。第一印刷層12は透明な合成樹脂シート11を透して表面から視認可能であり、第三印刷層14は裏面から視認可能である。第二印刷層13は第一印刷層12と第三印刷層14が相互に干渉して読み難くなることを防ぐために設けるものであり、第二印刷層13を設けることにより、第一印刷層12は表面から、第三印刷層14は裏面から容易に読み取ることができる。第二印刷層13はベタ印刷層であることが好ましく、全面に設けることもできるし、第一印刷層12及び第三印刷層14が配置される位置に合わせて部分的に設けてもよい。つまり第一印刷層12と第三印刷層14が直接接して積層されないように構成することが好ましい。さらに第二印刷層13は例えば白ベタを複数重ね刷し多色刷とし隠蔽性を上げることもできる。また、第一印刷層12及び第三印刷層14はそれぞれ多色印刷層ないし単色印刷層で設けられ、デザイン等により適宜選択される。また第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14を覆うようにオーバーコート層を設けて耐摩擦性、耐擦傷性を付与することもできる。
図1、図3に示すように台紙付き包装体1は台紙10の表面から透明な合成樹脂シート11(図2参照)を透して第一印刷層12で形成された第一表示部12a、12bが読み取ることができる。一実施形態では、第一表示部12aには商品名が印刷され、第一表示部12bには多色カラー印刷で形成されたデザインやキャッチコピーが印刷された例を示している。
また、図1、図3に示すように台紙付き包装体1には例えば円柱状の被包装物32が収縮したシュリンクフィルム31で包装された物品30が接着剤層20(図2参照)を介して台紙10の表面に接合されている。収縮したシュリンクフィルム31は円柱状の被包装物32の天面及び底面の周縁を被覆するように包装され台紙10に固定されている。収縮したシュリンクフィルム31には二本のミシン目34が上端から下端に至るまで並行して設けられ下端または上端に図示しないが開封開始手段が設けられている。二本のミシン目34で挟まれた部分が開封部35とされている。
台紙付き包装体1は、上部にはコンビニ等で吊下げで展示するための吊り下げ孔15を備える。吊り下げ孔15は台紙付き包装体1を吊下げたとき、台紙付き包装体1が斜めにならないようにバランスがとれる位置に設けられる。吊り下げ孔15は必須ではないが陳列展示以外に吊下げ展示も可能となり設ける方が好ましい。
図4は本発明に係る台紙付き包装体1の一実施形態を示す背面図である。図4に示すように台紙付き包装体1の裏面からは第三印刷層14で形成された第三表示部14a、14bが読み取ることができる。一実施形態では、第三表示部14aには使用説明書のタイトルが印刷され、第三表示部14bには使い方等の情報が印刷された例を示している。
一実施形態では被包装物32として例えばリップクリーム等が収納された円柱状容器を例に説明したが、内容物や容器の形状等はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは、すべて本発明に含まれるものである。
本発明の台紙付き包装体1に用いる台紙10としては、耐水性があり吸湿が抑制できる透明な合成樹脂シート11が好ましい。本発明において合成樹脂シートが透明であることが重要で合成樹脂シートの裏面に第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14を設けても表面から透明な合成樹脂シート11を透して第一印刷層12が読み取り可能となる。さらに第二印刷層13を設けることにより第三印刷層14が裏面から読み取り可能となる。透明な合成樹脂シート11に用いる合成樹脂としては、ポリエステル系、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系、ナイロン系、アクリル系、ポリスチレン系、ポリ乳酸系等が使用できる。また、透明な合成樹脂シート11の厚さとしては物品30を接合したときに台紙10が変形しない程度の厚さであればよく、特に限定されない。
第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14はグラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法等で設けることができる。オフセット印刷法の場合、紫外線硬化型インキを用いること(以下、UV印刷という。)が好ましい。
シュリンクフィルム33に用いる樹脂としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の樹脂が用いられ、単層フィルムあるいは複層フィルムとされる。複層フィルムの場合、各々の同種類の樹脂同志を組合せた複層、あるいは、各々の樹脂を組合せた複層としてもよい。シュリンクフィルム33は、熱で収縮するフィルムであればよく、タテ方向、ヨコ方向の両方向に収縮するフィルムが好ましく使用される。
接着剤層20に用いる接着剤としては、ホットメルト接着剤、粘着剤、水系接着剤、溶剤系接着剤等を用いることができるが、熱溶融させて塗布でき冷却することにより初期接着力が発揮されるホットメルト接着剤が作業性、生産性が向上するので好ましく用いられる。また、ホットメルト接着剤に気泡が含有された発泡ホットメルト接着剤はより好ましい。
ホットメルト接着剤としては、少なくともエチレン・酢酸ビニル共重合体、スチレン系ポリマー、エチレン・不飽和エステル共重合体、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド系等の熱可塑性樹脂の一種以上を含むベースポリマーと、クマロン・インデン樹脂、ポリテルペン樹脂、フェノール樹脂、変性フェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、キシレンフェノール樹脂、シクロペンタジエン−フェノール樹脂、キシレン樹脂、芳香族炭化水素樹脂、脂肪族環状炭化水素樹脂、水素添加炭化水素樹脂、炭化水素系樹脂、ポリブテン、ロジン、ロジンエステル、水素添加ロジン、水素添加ロジンとモノアルコールまたは多価アルコールとのエステル、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、及び共重合系石油樹脂粘着付与樹脂の一種以上を含むタッキファイヤー(粘着付与樹脂)を含有するものである。さらに、ワックスを含有することが好ましく、要求される特性により、充填剤、軟化剤、可塑剤、着色剤、ブロッキング防止剤、抗酸化剤、粘度調整剤、発泡剤等が適宜含有できる。
次に、図5を参照しながら本発明の台紙付き包装体1の製造方法の第一実施形態について説明する。まず、シュリンクフィルム33は、広幅の巻取を巻き戻しながら必要により印刷を行い、所定の幅にスリットして、スリットされた両端を重ね合わせ封筒貼りし、円柱状の被包装物32の周長より収縮率を考慮して大きく設定された所定の周長の筒状とした後、折り畳んで巻取にする。その後、被包装物32の長さより長く設定された所定の長さに断裁機で断裁し図5(イ)に示すスリーブ状のシュリンクフィルム33が得られる。なお、ミシン目34はスリットの工程で形成するか、断裁工程で巻取を巻き戻す際に折り畳まれて二重に重なったシュリンクフィルムを同時にミシン刃が貫通するように形成してもよい。
一方、大きなサイズの透明な合成樹脂シートの片面に第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14を印刷し、多面付けの大きなサイズの透明な合成樹脂シートを作製し断裁乃至打ち抜き工程を経て、所定の寸法に仕上げられた台紙10を準備する。台紙10の透明な合成樹脂シート11(図2参照)に設けられた各印刷層とは反対側の表面の所定位置に例えば発泡ホットメルト接着剤等のホットメルト接着剤を塗布して接着剤層20を形成し、スリーブ状のシュリンクフィルム33を接着させる。
つぎに図5(ロ)に示すように被包装物32をシュリンクフィルム付き台紙2のシュリンクフィルム33のスリーブ状の中に被包装物32を挿入して、例えばシュリンクトンネルで加熱させてシュリンクフィルム33を熱収縮させシュリンク包装された物品30が台紙10に固定された台紙付き包装体1(図1参照)が得られる。
次に、図6を参照しながら本発明の台紙付き包装体1の製造方法の第二実施形態について説明する。台紙付き包装体1の製造方法の第二実施形態は、図6(イ)に示すようにスリーブ状のシュリンクフィルム33のスリーブ状の中に被包装物32を挿入して、第一実施形態と同様にシュリンクトンネル等で加熱させてシュリンクフィルム33を熱収縮させ図6(ロ)に示すようにシュリンク包装された物品30を先に作製する。そして、台紙10に発泡ホットメルト接着剤等のホットメルト接着剤を塗布して接着剤層20を形成し物品30を台紙10に固定することにより台紙付き包装体1(図1参照)が得られる。なお、第二実施形態の場合は、被包装物32をシュリンクフィルム33で包装した後、シュリンクフィルム33を熱収縮させる方法であり、スリーブ状のシュリンクフィルム33の形状に限定されることなく、被包装物32全体をシュリンクフィルム33で被覆(以下、フルシュリンクという。)するようにしてもよい。
本発明の台紙付き包装体1は、物品30を台紙10から剥がしても、合成樹脂シートを用いているので台紙10の紙剥けがすることがない。また、第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14は物品30と接合される側と反対側に備えた構成であるので物品30を台紙10から剥がしても台紙10のインキ剥がれがない。したがって、台紙10に例えば使用説明書や効能書き書等が記載された情報カードとして再利用が可能となる。また、保管に適したものとなる。さらに吸湿することがないのでカールが発生することもなく美観を保つことができる。
つぎに、本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
〔実施例1〕
台紙10の透明な合成樹脂シート11として、厚さ300μmのポリエチレンテレフタレート製シート(三菱化学株式会社製:ノバクリアー)を用い、断裁して、110mm×170mmの台紙10を作製した。
透明な合成樹脂シート11の裏面には大きなサイズの状態で予めオフセット印刷法でUV印刷を施し、第一印刷層12、第二印刷層13、第三印刷層14を順に形成した。第一印刷層12は黄、赤、藍、墨の4色を重ね刷りして透明な合成樹脂シート11を透して読み取り可能なように第一表示部12a、12bを設けた。第三印刷層14は墨1色印刷とし、裏面である第三印刷層14の側から読み取り可能な第三表示部14a、14bを設けた。第二印刷層13は白のベタ印刷を行い、第一印刷層12、第三印刷層14が設けられた領域を必ず含む領域に設け第一印刷層12と第三印刷層14が直接接しないようにした。なお、第二印刷層13は隠蔽性を上げるために白ベタの多色刷とすることもある。
シュリンクフィルム33として、厚さ40μmの複層ハイブリッドタイプのシュリンクフィルム(グンゼ株式会社製:品名ファンシーラップ タイプHGL)を使用して幅方向の両端を重ねて封筒貼りし、折径(折り畳んだ状態の幅方向の寸法)40mmの筒状で長さ方向に90mmに断裁した。
つぎに溶融したホットメルト接着剤を台紙10の所定位置に塗布し、上記筒状のシュリンクフィルム33を接着させて図5に示すシュリンクフィルム付き台紙2を得た。
被包装物32として、直径20mm×長さ70mmの容器に収納されたリップクリームを準備し、シュリンクフィルム付き台紙2のシュリンクフィルム33のスリーブ状の中にリップクリームを挿入し、シュリンクトンネルを通過させ、シュリンクフィルム33を熱収縮させ、収縮したシュリンクフィルム31で包装された物品30を台紙10に固定した台紙付き包装体1を得た。
〔実施例2〕
台紙10の透明な合成樹脂シート11として、厚さ300μmのポリプロピレン製シート(シーダム株式会社製:グランアクア)を用いた以外は、実施例1と同じとした。
〔実施例3〕
実施例1で作製した台紙10、筒状のシュリンクフィルム33、被包装物32を用いて先に被包装物32が収縮したシュリンクフィルム31で包装された物品30を作製した。つぎに発泡ホットメルト塗布装置を用いて溶融したホットメルト接着剤に気泡が含有された発泡ホットメルト接着剤を台紙10の所定位置に塗布し、物品30を台紙10に固定した。実施例3は、実施例1と製造方法が異なるだけで使用材料等は同じにした。
〔実施例4〕
台紙10の透明な合成樹脂シート11として、厚さ300μmのポリプロピレン製シート(シーダム株式会社製:グランアクア)を用いた以外は、実施例3と同じとした。
〔実施例5〕
シュリンクフィルム33として、厚さ22.5μmの多層シュリンクフィルム(大倉工業株式会社製:品名ラプラー501)を使用し、被包装物32全体をシュリンクフィルム33でオーバーラッピングし、先に被包装物32が収縮したシュリンクフィルム31でフルシュリンク包装された物品30を作製した。その後、実施例3と同様にして物品30を台紙10に固定した。実施例5はシュリンクフィルムが異なる点とフルシュリンクされている点で実施例3と異なるが、その他は実施例3と同じである。
〔実施例6〕
実施例5で作製した台紙10の透明な合成樹脂シート11として、厚さ300μmのポリプロピレン製シート(シーダム株式会社製:グランアクア)を用いた以外は、実施例5と同じとした。
〔比較例1〕
台紙として、坪量310g/m2 の板紙を用い表面に第一印刷層12を裏面に第三印刷層14をオフセット印刷法で形成した。その他は実施例2と同様にして台紙付き包装体を得た。
上記で作製した実施例1〜6及び比較例1は、表面からは第一印刷層12で形成された第一表示部12a、12bが読み取ることができ、裏面から第三印刷層14で形成された第三表示部14a、14bが読み取ることができた。
つぎに物品30を台紙10から剥がすと実施例1〜6は台紙のインキ剥がれ及び紙剥けもなく台紙10は綺麗であり第一表示部12a、12bの読み取りができ、再利用可能なものであった。一方、比較例1は物品30を台紙から剥がすと紙剥けが発生し、インキも紙剥けした紙片に付いたままで物品30が剥がされた台紙の表面の情報は読み取ることができなかった。
1 台紙付き包装体
2 シュリンクフィルム付き台紙
10 台紙
11 透明な合成樹脂シート
12 第一印刷層
12a、12b 第一表示部
13 第二印刷層
14 第三印刷層
14a、14b 第三表示部
15 吊り下げ孔
20 接着剤層
30 物品
31 収縮したシュリンクフィルム
32 被包装物
33 シュリンクフィルム
34 ミシン目
35 開封部

Claims (2)

  1. 台紙と、
    被包装物が収縮したシュリンクフィルムで包装された物品と、
    接着剤層と、
    を備え、前記台紙の表面に前記物品が接着剤層を介して接合された台紙付き包装体であって、
    前記台紙が透明な合成樹脂シートからなり、
    前記合成樹脂シートの前記接着剤層の側と反対側の裏面に第一印刷層と第二印刷層と第三印刷層を備えており、
    前記第一印刷層が前記台紙の表面から読み取り可能であり、前記第三印刷層が前記台紙の裏面から読み取り可能であることを特徴とする台紙付き包装体。
  2. 前記台紙の上部に吊り下げ孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の台紙付き包装体。
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